次は苦手なもの、白里 響 編!
「あの、何故僕がこのような場所に・・・?」
「フッフー、響よ、実はね、君に、苦手なコーヒーを克服してもらうためさ!」
やや強引に響を連れてきて、響をイスに座らせ、コーヒーを持って来た、いつものべるなに。
「いや、あの・・・何故に苦手なものを克服するんですか?」
「え〜、お前嫌なの?」
「コーヒーが飲めない程度、別に問題は・・・」
「怪盗レッドは、苦手なものを克服しようとしたんだぜ。」
べるなには、ケイに使った手口で、響を挑発する。
響は、少し考えた後、やりましょう、と言った。
「よしじゃあ、まずは・・・ご○うさとか、そういうとこのコーヒー出したいけど、高いから、インスタントコーヒーでどうにか頑張ってくれ。」
「ちょっと待てっ!」
「なんだ?」
いきなり響が突っ込みを入れ始めたので、べるなには止まる。
「前にやった二人は、結構工夫してたじゃないですか!」
「ケイは正攻法だろうが」
「でも僕インスタントコーヒーって、段々差が出てませんか?」
「仕方ないだろ、コーヒーって言われても、どんなコーヒーがいいか知らないし。あと俺、作者の分身みたいなもんだし、意味ないぞ」
べるなにのメタ発言、更には間抜けっぷりに、響は唖然とする。
そう、工夫して書いてるように見えて、ちょっとだけある、小さい雑学を言っていただけなのだ。
「くっ、飲めばいいんでしょう飲めばっ!」
響はコーヒーカップに注がれているコーヒーを、一口で飲んだ!
「おいまて、まだ粉しか入れてないって・・・遅かったか」
「ニャアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
猫のような悲鳴を上げながら、響は崩れ落ちる。インスタントコーヒーの、粉だけ入っていて、お湯が入っていないと、人はこういう悲鳴を上げる。
「すいません・・・速すぎましたか・・・」
「まず眼鏡についてる粉と、顔についてる粉落として、洗って来い」
べるなにはそう言って、その間に、コーヒーを準備する。
響は、顔を洗って、眼鏡を拭いてから、改めてコーヒーを一口飲む
。
そう。それはまるで、仕事の昼休みのさなか、喫茶店で、優雅にコーヒーブレイクする、ハードボイルドな男のように!
と、格好よかったのは、ここまでであり、一口目を飲んだ瞬間、響は青い顔をした。
「あれ?怪盗レッド二人が頑張ったのに、お前ここでギブ?ねぇ怪盗レッドが頑張ったのにギブ?」
べるなにが、響をあおり、あおり、響の負けず嫌いな心に火が付き、響は、ムカついたのか、コーヒーを一気に飲み干した。
「ってまた粉がっ・・・」
「インスタントコーヒーには、よく粉が下に沈んでるテロあるからな、気をつけとけ」
そう言われて、響はなんだかんだでコーヒーを攻略。
続く(次回はアイツになるっ)
おお、珈琲の粉だけは結構苦いですよ。
まあでも、響さんが珈琲苦手だって意外ですよねー。
珈琲飲める人って、結構大人な感じがして、挑戦しようと思っても、やっぱり紅茶の方が良いな……と思って諦めちゃったり……。
まあ、誰にでも苦手なものってありますよね。
頑張れ、皆!←(他人事)
(オメエはトマトを食え!🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅)