すぐに続き書いちゃいます!
前回>>992
こうなったらますます負けるわけにはいかない。
私は、早くレッドから宝石を奪いたい、その一心でレーザーを撃ちまくった。
私にしては珍しく、考えることが停止していた。
とにかく必死で撃ちまくれば、この罪悪感を少しは誤魔化して薄くできる、そう信じて撃ちまくった。
こんなこと、なかったことにしておけば何も問題ない。
ただ今まで通りに仕事をすればいいだけ。
何も難しいことではなかった。
それなのに―
何も考えないでいたために、睡眠薬をもろに食らって、視界が霞む。
ついには力が入らなくなって、ヘタっと座り込んでしまった。
潮時...とはこういうことか。
罪悪感を覚えてしまった時点で、ここで捕まるのが最善かもしれない。
これで良かった。
もう私に抵抗する力など残っていない。
けれど、レッドが次に発した言葉は、全く予想がつかないものだった。
「ねえ、私の質問に答えてくれない?」
その言葉がきっかけで、私の人生は変わって行くこととなる。
それはまた、もう少しだけ先のお話。
〈続く〉
小説面白いです!
続きが気になります!((o(^∇^)o))