5、俺の女
テストも終わり、終業式も終わり、あっという間に、24日がきた。
「ディズニー久しぶりー!!」
私は、ちょっとはしゃぎすぎて、こけそうになった。
「ひゃ!」
目をつぶって、横に倒れていったら、肩に手があたった。
「っと、あぶねーな。気をつけろよ?」
何だか、朝陽が、かっこよくみえた。
「う、うん。ごめん。ありがと。」
今日、髪下ろしているから、こけたら汚くなっちゃうね。
「まず、どこ行く?」
「それはもちろん」
二人ともいうタイミングが合った。
「シンデレラ城!」
私たちは、シンデレラ城に向かった。
「着いたー!」
「知ってたか?シンデレラ城のなかの絵を触ると良いことがあるらしいぜ。」
「ほんとっ!?行こ!」
「あっ、バカ!走るなって。」
「きゃ!」
私は、誰かにぶつかってしまった。
「ごめんなさい。」
と、言って朝陽のところへ戻ろうとしたら、腕をつかまれて、つかんでいる人が、歩き出した。
朝陽がどんどん遠くなっていく。
朝陽が、人混みの中、必死に追いかけていることがよくわかった。
私は手を伸ばした。
「朝陽っ。助け、て…」
朝陽が手を伸ばした。
手をお互いつかんだ。
「しほっ!今、行く!」
朝陽が私のところまで来ると、つかまれていた腕を離してくれた。
見知らぬ人が
「お前、この子の何なんだよ!?」
高校生くらいの人で、身長もすごくたかかった。
「俺は、オレは……こいつの、彼氏だよっ!!俺の女にさわんな!」
えっ。俺 …の女…って。
「行くぞ。」
「あっ、ちょ。朝陽。」
強引に引っ張っていく。
「あそこのベンチに座ろうぜ。」
と言ってベンチに座った。
「あ、あの、ごめんね。私、また…」
「いや、いいんだよ。つかまれたとこ、痛くねーか?結構強くつかんでたから。」
「うん。ちょっと痛いけど、もう大丈夫。朝陽がすぐ助けてくれたから。」
「よかった。」
私は、ここまで心配してくれる朝陽を初めて見た。
「なぁ。」
ん?
「さっき、俺がいったこと、お前は、どう思っている?」
俺の女……のこと。か。どうって、
「びっくりした。けど、嬉しかった。」
「嬉しかった?」
「うん。助けてくれて、嬉しかった。」
朝陽は、はぁ〜〜〜〜っといいながら下を向いて、何かつぶやいた。
「そっちの嬉しかったかよ…」
「え?何ていった?よく、聞こえなかった。」
朝陽は、前を向いて、顔を赤くして、
「いや、何でもない。」
「顔、赤いよ?大丈夫?」
朝陽がまたつぶやいた。
「全部、お前が悪いんだよ。」
朝陽が私の腕をつかんだ。
「えっ、朝陽ど、どうしたの?」
朝陽の顔が目の前にきた。
朝陽が、急にキスしてきた。
口が離れると、パレードが始まった。
私が、ごまかして
「パっ、パレード始まったね。」
「そっ、そうだな。」
…………
…………
「あのさ、さっきの、キ、キスは、また、調子に乗ってやったの?」
「あ!えっと、その。うっわ、はっず。え、えーと、あの。…………………お前のこと、好きだ!」
………っ。え?
「え、えっと、私、の、こと?」
「ああ。ずっと好きだったから、だから、その、キス、した。嫌、だったよな?いきなりするヤツとか、サイテーだよな。」
すっごく、顔が熱くなった。この間、抱かれた時よりも。
「……ない。」
「え?」
「いや、じゃ、ない。よ。」
「本当か?」
「な、何度も言わせないでよ。」
「よかったーー。」
「いやって言われるとしか思ってなかった。」
「だって、助けてくれた。守ってくれた。そんな、優しい人からされて、嫌っておもわないよ。」
何だかいつもより、スラスラとことばがでてきた。
「しほ。俺と付き合ってください。」
「えっと、ごめん。考えさせて。」
何でだろう。何で考えさせてって言ったんだろう。
……………………………………………
長くなりすぎてしいました。
自分でも、こんなに長くなるとは思いませんでした。
もー、しほったらドジっ子だなー!!(笑)
ってなんでしほの腕を?!
きゃー!!朝陽が『俺の女』って!!(≧ω≦///
しほ、どうするのかな??
続き楽しみ☆ファイト!!!
>>13
いえいえ!!
>>14
ありがとー!!よろしくね、フミカ☆
私も呼び捨てタメおっけーだよ!!
>>15
あ!!一行空けるやつですね!!
人それぞれですから、いたり、いなかったり
しますけどねー!!私は両方使います(笑)