れきしをかえてはなぜいけないの?【刀剣乱舞】

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6:匿名さん:2017/02/17(金) 22:05 ID:pEs

>>5 の続きです。

ーー

「っ…あっちにいきました!」

やりそこねた敵が、今剣から逃れる。まてー!という今剣の声を無視ーー元々聞く耳など持っていないだろうーーし、明石の横をするりと通り抜けた。
…死ぬのが怖いのだろうか。心があるのだろうか。そう思うと、蛍丸は居た堪れない気持ちになった。

「……1人くらい、いいんじゃない?逃しても、さ。」

「甘えたら、あかん。」

「で、でも…そっちは海、」

言い終わる前に、明石は走っていた。……怪我をしている、折れる寸前なのに。

「っ、国行!駄目!」

蛍丸も走ったが、どう足掻いても太刀の明石の方が早かった。自分は、強い。でも、その代わりに速さがない。…強くても、追いつかないんじゃ意味がないのに!蛍丸は、精一杯走った。

「蛍、俺の手を掴め!」

愛染が蛍丸の手を引っ張る。悔しくて、嬉しくて、ごちゃごちゃになった感情で泣きそうになった。

「ありがとう。」

「礼は後だ後!まずは、国行を……っ!」

愛染が立ち止まる。勢い余って転んでしまった。…液体が、降ってくる。変な色をした物が、上から。

…血だ。時間遡行軍の、血。

「………検非違使だ。」

誰かが呟く。誰かはわからない位、蛍丸は動揺している。

「…国行!」

国行の周りに現れた彼らを薙ぎ払うために、急いで走る。こんな時、自分が短刀だったら明石を救えたかもしれないのに。

「…………すまない、蛍丸、」

ーーかえれそうに、ない。

最後に笑った明石の言葉は、どちらの意味だったのだろうか。歴史を変えるのか、それとも、平和な本丸に帰るのか。…わからない。蛍丸は、何も考えられなかった。

「ああああああああああ…!!!)

蛍丸は、無我夢中で刃を振るう。たとえ、それが味方であっても御構い無しに。
ーー彼が気付いた時には、街にいた江戸の者も、仲間も、誰1人いなかった。これが歴史を変えた者が見る末路か、と誰かが笑った。

ーー

愛染、小夜、蛍丸、明石、今剣の計5人を出しました。愛染くんの口調がよくわかりません…。お粗末様でございました。薬研も出したかったです。グダグダですみません。


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