「着いたよ〜〜」となかじんさん。
東京の某所に大きな家。私はおもわず立ちすくむ。
「どうしたの?」さおりさんが心配してくれる。
「い、いえ大きい家だなぁ…って!」
「だろ?」とドヤ顔深瀬さん。思わず笑みがこぼれる。
家の中はまるでファンタジーの世界みたいでビックリした。
「す、すごい!こんな家に住んで見たいって思ってたんです!」私ははしゃぎ回る。
「ははは、元気だね〜〜」
「深瀬に言われたくないよねwww」
とさおりさんと深瀬さん。
「あ、なんかすいません…」はしゃいだことを反省した。
そして聞こうと思ってたことを思い出して聞いてみる。
「あの、さっきラジオで流れていた曲って本当にみなさんの曲なんですか?!聞いてみたいです!
わがままかもしれないですけど…」駄目元で聞いてみる。するとみんな揃って
『いいよ〜』
「ええ!?いいんですか?!」
「いいよいいよ。私たちの練習にもなるし(名前)ちゃんが来た記念ってことでも」とさおりさん。
みんなの楽器の準備が整った。
私は音楽が流れた瞬間心を奪われた。深瀬さんの透き通っていて少年のような声、
さおりさんの美しいピアノの音色、なかじんさんの心に染み渡るギターの音、ラブさんの
DJ。それはまるで本当に星空を思い浮かべるような音。
演奏が終わった後も私はしばらく放心状態であった。
「どうだった?」
「もーーーーーーーサイッコーです!すごすぎます!」
「ははは、そこまで言ってもらえると嬉しいね!」
と皆さん。そして私は決心した。
「私も、音楽やりたいです!教えてください!」