※蜜柑たちは13歳かな!!
※蜜柑は標準語です!!
※呼び方違いますよー
※蜜柑の両親は変わらないよ!!
《第一話》
ある南の国の屋敷に、蜜柑という美しい少女がいました。
きれいな栗色の髪は、両端の一束をリボンのピンで止め、毛先はくるんと巻かれていた。
蜜「ふぅ、やっと終わったぁ....!!」
パ「ちょっと私のヘアーアイロンどこにいったの?!」
野「知らないよー?」
ア「あの子に聞いたらぁー?」
今騒がしくしているのは、蜜柑の義理の姉達。
ちょっとした諸事情で家族になった。
パ「ちょっと蜜柑!!私のヘアーアイロン、どうした訳?」
蜜「え、私っ、そんなの知らない!!」
パ「はぁ?うそでしょ、もう。本当、使えないんだから」
蜜「ごめんなさい....」
パ「いいわよ。謝られても、迷惑なだけ。
あ、洗濯物も干しといてくれる?」
蜜「あ、でも私、やることが...」
パ「はぁ?口答えする気?そんなこと言える立場じゃないでしょ?」
蜜「...ごめんなさい、お姉様。後でやります」
蜜柑がそういうと、パーマはムスッとした顔のまま去っていった。
なんで私だけこんなことをしなくちゃしけないの...。
....って、ノーモアネガティブ!!明るくね!!お母さんとの約束だもん!
ーー回想ーー
蜜柑がまだ幼かった頃、蜜柑の母、柚香は病気で寝込んでいた。
蜜「おかあさん、だいじょうぶ??」
柚「うん、大丈夫。心配してくれてありがとうね」
蜜「えへへっ、どーいたしましてー!!」
なんとか持ちこたえていたが、限界を迎え始めていた。
蜜「おかあさんっ、おかあさんっ!!!」
蜜柑は柚香を呼びながら泣きじゃくっていた。
泉「柚香...もう少しだ。もう少しで先生が来るからな」
父、泉水も、愛する妻の手を握り締めていた。
柚「もう...終わってしまうのよ。しょうがないことよ、運命に逆らうことは出来ない。
...ねぇ、蜜柑?最後のお願い、聞いてくれる?」
蜜柑は涙でくじょくじょになった顔を拭きながら柚香の顔を見た。
蜜「う...んっ、なんでも、ひっく、きくっ!よっ...?」
柚香はいとおしそうに蜜柑の濡れた頬に触れ...
柚「蜜柑、明るく生きるって、約束して。
どんなときも優しい心を忘れず、明るく生きて?お願い」
蜜「うん、ぜったいまもる!!」
柚「ありがとう。私二人のこと、大好きよ!!」
泉「俺も....二人とも愛してる...」
蜜「みかんも、だぁーーーーい好き!!!!」
その言葉を聞いて柚香は静かに微笑み、そのまま息を引き取った。
ーー回想終了ーー
くじけず頑張るもんねー!!雑草魂!!
《第一話終了》
うーん、展開進めていきますかね!!!
忘れた人は→ >>25 >>32 ーーーーーーー
《第三話》
ピピピ、チュンチュン、チチチチッと、様々な小鳥が鳴いている昼間。
蜜「あ、こんにちは小鳥さん♪」
透き通った声で挨拶をする少女・蜜柑の挨拶に答えるように、
小鳥達は綺麗な鳴き声を出した。
蜜「今日もいいお天気ー!!」
今日は姉達はおらず、いちゃもんをつけられることがないため、
すぐ家事が終わってしまったので庭でノンビリしていた。
すると、蜜柑はなにかを考えついた。
蜜「せっかくお姉様達がいないんだから、少し出てみようかな?!」
毎日家事で手一杯なので、少しでも何処かへ行きたかったのだ。
蜜「そうと決まったら早速、しゅっぱーつ!!」
蜜柑は戸締まりなどをして、手作りのお弁当を持って家を出た。
ふぅ、外は涼しいなぁ。気持ちが落ち着く___。
蜜柑は風を感じるままに森の方へ歩いていた。すると....
蜜「えっとぉ__________ここどこ....???」
しまった...気にしないで歩いてたー!!
蜜「私のアホーーーー!!!!」
大自然の森全体に響くほどの大きな声で叫んだ。
ああ、もう、どうしたら...。
ふらふらと行き場を失った蜜柑は勘で突き進んでいた。
急に光が差したので、つい蜜柑は目をつぶった。そして、目に広がったのは...
蜜「わぁっ、キレーーーー!!!!!」
そこには、透き通ったエメラルドの湖があり、木々が周りに立っていた。
蜜「なにここっ、こんなとこあったんだー!?」
蜜柑がきゃっきゃっとはしゃいでいると...
??「...るっせーなぁ...」
えっ、だ、誰!?
ーーーーー
ごめん、ここで!!