花音高校!?引き込まれるね!
小説更新
ひなみside
現場は、秀明ゼミナールですね。
そう言えば、昔おじいちゃんにすすめられた塾です。
厳しいと、有名ですよね。
リッカ君と、梅君と駅で待ち合わせていると。
「藤原那柚良です。」
え?
那柚良さんの声がします!
「ひなみん!」「ひなみさん!」
梅君と、リッカ君が来ました。
「那柚良さんの声がしました、行ってみませんか?」
「もちろん!(です!)」
ソーッと、近付いてみると。
中学生くらいの、男の子4人、女の子1人と、那柚良さんがいます。
「おーい!那柚良ッチ!」
リッカ君が、声をかけました。
5人が、振り向きました。
わあああ……リッカ君たら!
「あ……図書館探偵団の皆さん!」
「「「「「!!!???」」」」」
5人の視線が、私達に集まります。
その中で、リーダーっぽい、男の子が言いました。
「おれ、若武って、言います。皆さんが、図書館探偵団なんですか!?」
興奮したように、若武君は、女の子に振り返りました。
「ほら、おれの言うとおりじゃないかっ!」
しばらく、討論したあと、若武君は、他の4人を紹介してくれました。
「立花彩さん、黒木君、小塚君、上杉君、ですね。私達は……。」
私達も自己紹介しました。
ついに出会ったね!
これからが楽しみだよ!
続きも頑張って!
あと、ありがとう!
私も頑張るよ!
と言うことで、>>22の続き〜
『君の瞳は知っている』#5
【彩side】
「おい、上杉、美門、アーヤ。まず、藤井のついてこいよ。」
私は、ビックリ!
だって、振り分けされたのに、違うところをやろう。って言われてるんだもの。
若武がプンプン怒っちゃう。
「そうだな。行こう。」
翼まで、どうして藤井君を当たる気になっているの!?
もう、訳が分からないっ!
「さあ、藤井の家に行こ。アーヤ、行けない?」
私は、う〜ん?と迷った。
私が当てられた仕事じゃないのに、それを調べて、そのために時間がなくなるんだもの。
自分に振り分けられた仕事なら、時間はいい。って思えるけど。
「藤井を当たらないと、美花子を当たるのは難しいと思うけどね。」
え、何で?
「美花子は、作家だ。ファンが家に来たとしても、簡単に入れるはずない。藤井の友達になっておかなきゃ。藤井の友達が俺なのに、俺を美花子にしなかった若武も、重大なミスだね。もっと早く解決できたと思うのに。でも、振り分けられたから、藤井を当たる。若武のことだから、何かあるんだろ。美花子を当たる時もついていくからさ。アーヤ、納得?」
あぁ、そういうことね。
黒木君、分かりやすい。
でも…若武も振り分けミスあるんだ。
もしかしたら、初めてかも?