【鈴花side花園】#2
「うーん…」
私は家で寝ながら考えていた。
あれから空き地を覗いてみたけどやっぱり草はボーボーで石も相変わらず沢山…
あの時はつい勢いで言っちゃったけど本当に大丈夫なのかな…
でも何も行動せずにこんな所に居ても何も始まらないんだよね…
私はもう一度考えてみた。
_______どうして空き地なんだろう___
まあ、そんなの考えても全然変わらないよね。
まずはあの草を刈る所から始めないと。
私は早速家の倉庫を確認してみた。
「草刈り機…草刈り機…」
うーん、やっぱり全然無いな〜…ってん?
……これ、何だろう?
私が手にしたのは細長い棒みたいな物だった。
しかも先には刃物みたいな物が付いている…
もしかしてこれって…!
私はその機械を引っ張り出した。
「草刈り機だ!」
そう、まぎれも無く草刈り機。
___これで草が刈れる!!
私は急いで空き地に向かった。
が、その行動が後悔と化すのはまだその時の私は知らなかった。