黙々と、歩く。目的地はあるけれど、其処に行くまでの心の準備がかれこれ一時間、まだできていなくて。
抱えていた花束を置いて、今すぐにでも逃げ出したくなる。結局貴女が好きだったのはクロッカスだったのを今思い出した。勝手に似合っていたからスイートピーを選んでしまった。本当に帰ってしまいたい。
「愛してる」、と言ったのは貴女の方。「さよなら」と言ったのも貴女の方。だけど、せめてもの証に、貴女にこの花束を送りたかった。
最初で最後の贈り物。
贈ることは叶わなかった。
まずいほげ忘れた
余談だけど、>>13 はシャルル、>>14 はわたしのアールを元にして書いていると思われ。もうなんで書いたのか理由がわからない