ある日のアジト
「ねえ、萌音」
「何?カノ。」
いつもの様にカノと会話している。
「嬉しい話と残念な話、どっちから聞きたい?」
「え?どっちでも良いけど…急にどうしたの?」
「じゃあ、嬉しい方から。僕がスーパーに買物に行った時、抽選会で温泉旅行券を貰った。嘘でしょう?本当でしょう?」
ニヤッとして質問される。カノのこの顔、無邪気で好きなんだ。
「嘘でしょ。そんなことくらい分かるよ。」
「ブッブー。本当でした!」
また、外れた。悔しいなー、って
「当たったぁぁぁ!?嘘つかないで!?」
「いやいや本当だって!ほらこれ‼」
そう言って慌ててバッグから何かを取り出す。
私にその紙をつきつけた。何々…?
『○○温泉宿 無料宿泊利用券(人数制限無し)』
「はぁぁぁぁ!?」
「うるさいぞ萌音…」
「本当煩いですよ萌音さん…」
キド&エネからブーイングが来る。慌てて二人に駆け寄ってこの券を見せる。
「二人ともこれ見たの!?」
「「何々…えええええええええ!?」」
流石のキドも驚きを隠せない様。
「おいカノ!何故俺に最初に言わなかった!?
」
「え〜?だって萌音ちゃんの驚く顔が見たかったかr…おぅふ」
にやけるカノにキドの華麗な飛び蹴りが入る
。ナイスプレー!
「え?どうしたの??」
「どうしたんすか?」
「ったく煩いな…どうしたんだよ…」
「どうしたの…ねぎま?」
「朝から煩いなぁおじさんおばさん達…」
「え私まだ何もしてないけど!?ていうか皆さんどうしたんですか!?」
あららー皆集結しちゃったーw