「誰?こんな時期に転校生?」
「セーラー服?かわいい!」
学校の制服が届かなかったため、前の学校のセーラー服で行く。案の定、騒がれた。
「教室どこよ…」
廊下をうろちょろしてると、後ろから誰かに出席簿で叩かれた。
「おい、転校生は職員室寄れ」
「あ、あんたは…!!」
後ろを振り返ると、昨日の初めて話した人一号だった。確か名前は…
あれ?名前聞いてないや
「俺は担任のロロノアだ。」
「は?担任?」
「ああ。昨日は名乗らなくて悪かったな」
そのあとロロノア先生について行き、職員室に行った。次は教室だ。
「おいお前らァ!席につけ!!」
「ロロノア先生!その子は?」
「こいつは転校生の海風ナミだ。」
「…どうも。海風ナミです」
ロロノア先生のあとに続いて自己紹介をする。
「お前の席は、猿田ルフィっつー奴の隣だ。おいルフィ!!起きろバカッ!」
ロロノア先生が眠ってる子の頭を出席簿で叩いた。その子はキョロキョロして、私を視界に入れると、嬉しそうに笑った
「俺はルフィ!お前転校生か!よろしくな」
「え、ええ。よろしく。私はナミよ」
「こいつはお前の隣だよ。仲良くしてやれ」
「えーーっ!!?聞いてねェぞ!いいけどよ!」
「お前が寝てるからだろうが!!」
みんながわはは、と笑う。この人、人気者なんだ。ロロノア先生の顔もさっきより和んでるし