さっきの月野先生、なんだったんだろ。
帰りながら考えていると、どこからか声が聞こえる。キョロキョロしても、誰もいない
「なんだろ…っむぐ!!」
そ、空からなんか降ってきた!!
「ん、んー!むぐぐ、むごー!」
い、息が…!
やっとのことで引き離せた物体は、白い猫だった。赤い目がタレている
「お待ちなさい。お友達がどうなっても良いのですか?」
「おまえ、ムーンをどうしたサン!?」
「しゃ、喋った!!てかあんた誰っ!」
前には紳士的な服を着た男の人。そして喋る猫。…なにこのカオスな空間!!
「あなたのお友達がどうなるかは、あなたの行動次第ですよ。さあ、プリマホの在り処を教えなさい」
「プリマホのありかはサンにもわからないサン!だけどわかったとしても、おまえにはぜったいおしえないサン!!」
「こうなったら力尽くで行きますよ!」
男の人がカマキリみたいな怪物になる。そして、人型の紙を木に投げた。
その紙は、不思議と木にめり込んで怪物になった。
「サイテイーダァァ!!」
「ギャーー!!!何これぇ!!?」
「これはサイテイーダだサン!あいつはハンニャバル…黒十字軍のいちいんだサン!」
サイテイーダ?黒十字軍?
「とにかく、サンとこのままにげてほしいサン!おまえはサイテイーダにはかてないサン!伝説の戦士・プリキュアが助けてくれるまでにげるサン!」
「サイテイーダ!!」
「うわっ!」
「逃げても無駄ですよ。そもそも、プリキュアなんていないんですよ。」
サイテイーダのツタに足を叩かれて、私はこけてしまった。そんな私を庇うようにサンは立つ
「このこはかんけいないサン!手を出すなサン!それに、プリキュアはいるサン!!」
「じゃあなぜあなたを助けてくれないのですか?それはプリキュアがいないからですよ」
「ッ、いるサン!!」
「サイテイーダ、やってしまいなさい!」
サイテイーダがサンに攻撃をする。
フラフラになっても立ち上がるサン。
…私、なにやってんだろ。立ち上がらなきゃ。自分より小さな体に守られてちゃダメだ 。
それに、サンの信じる気持ちを否定されるのは、すごくイヤだ!!!
「いるよ!!」
「サン…?」
「プリキュアはきっと…ううん、絶対にいる。だから私は、サンの信じる心を否定したあんたを許さない!!!」
「サン…!」
「ふん、なにを言いますか。サイテイーダ、2人まとめてやってしまいなさい」
「サイテイーダ!!」
サンは、私が守る!!
すると、私の胸からピンク色に輝くものが出てきた。手に取ってみると、光は消えた。
「プリマホ…!」
ピンクの宝石に縁取られたそれは、スマホのような形をしていた。
「それを使って変身するサン!!」
「ッうん!
プリキュア!シャイン・ラブレボリューション!」
私の体は光に包まれて、変身した。
「明るく輝く希望の光!
キュアパール!!」
「プリキュアだと!!?」
「プリキュア!!」
私がプリキュア…?これなら、サンを守れる!
>>7
間違って、前の設定のままにしてしまいました!
キュアパール、ではなくキュアカグラです