「ハァッ!」
鈍い音を立てて倒れるサイテイーダ。力もジャンプ力も全部、いつもの私よりある!
「プリキュア1人でなにができる!伝説の戦士は5人だろ!!1人では無力だ!!」
「そんなことないサン!サンたちがしんじるプリキュアは、強い心とともにあらわれるサン!だから!おまえみたいなやつには、ぜったいまけないサン!!!」
私はサンを守りたいという強い心がプリキュアになるきっかけになったんだと思う。
「だから、私は負けない!!」
「はあ?なにを言うか!無力だからこそお前はサイテイーダを倒せていない!!」
「確かに、まだサイテイーダは倒せてない…。だけど、サンが逃げる時間稼ぎにはなる!!」
「サンは逃げないサン!パールと一緒にプリキュアを集めるサン!!」
「サン…!」
「言ってろ。サイテイーダ!この哀しきお嬢さんと妖精をやってしまいなさい!!!」
「サイテイーダ!!」
やられる!!
私に、サンを守る力が欲しい!!
明るい力、希望の力が!!!!
すると、私のリボンに付いているコンクパールが光りだした。
リボンは手のひらサイズのピンクのステッキになり、先端のハート型のコンクパールがまばゆい光を放っている。
「暖かい力…!」
これなら、サンを守れるかもしれない
私は向かってくるサイテイーダに、ステッキを向ける。
「希望の力のすごさ!思い知らせてあげる!!
プリキュア!コンクパール・ショット!!!」
コンクパールが飛んだかと思うと、ピンクの光がサイテイーダを包み込み、浄化させた。消えたサイテイーダ。
「ばかな…!くそっ、次は覚えていてくださいよ!」
あのカマキリの人も消えて、全て元通りになった。
「ありがとうサン!りよ!」
「どういたしまして!…って!!え!?なんで私の名前知ってるの!!?」
「なんでって…それは、サンが参島たくとだからだよ」
ボンっと音と共に現れたのは参島先生…
「待って!!話について行けません!! 」
「ムンーーーーッ!!!」
「今度はなにっ!…ぶふっ」
また何かが空から落ちてきた。今度は黒い猫だ。目は青色
「ムーン!無事だったのか!!」
「サンこそ!ぶじでよかったムン!で、このこはなんだムン?」
「この子はプリキュア。プリマホで変身したプリキュアさ!」
「そうかムン…ありがとう、今市…いや、莉世」
「つ、つつつ、月野先生!!?」
予感はしてましたけども!やっぱり驚くよ!!
整理すると、妖精は新しい私たちの先生・参島先生と月野先生で、私はプリキュアになって…
「あ!!プリマホは!?」
「ああ、それなら僕が持ってるよ」
「次からは、このケースに入れておけ。」
月野先生に渡されたのは、ピンクのスマホケース。あ、プリマホケースか
「で、でもいいの!?私がプリキュアでも…」
「プリマホが君をプリキュアへ導いたんだ。いいも悪いもないよ。」
「それに、お前は本当に希望に満ちている。希望のプリキュアにピッタリだ」
えへへ、2人の言葉が嬉しい。
「私に教えて!あなたたちのこと!!」
「うん、そうだね。僕はサン。そして、フラワーベル中学の参島たくとでもある。」
「俺はムーン。そして、フラワーベル中学の月野はやてだ。詳しいことは、お前の家で話す」
そう言うと2人は、妖精の姿に戻った。私は2人をカバンに入れて、帰った。
>>7
間違って、前の設定のままにしてしまいました!
キュアパール、ではなくキュアカグラです