リリィタウンへの道のりでは、色々な事があった。
始めてポケモントレーナーと勝負したり、博士から貰ったモンスターボールを使い、草むらで野生のツツケラ、コラッタ、ミミロル、ピカチュウを捕まえたりした。
そして俺は標識の通りに進み、あと少しでリリィタウンに着くというところで、不思議な二人組を見かけるのだった。
不思議な女「へぇ〜!これがオマツリっていうものなんだね!なんか楽しそう!」
不思議な男「そうだな。だが、今の俺達には楽しむ余裕はない。次の調査に向かう。行くぞ」
不思議な女「えぇ〜!?」
彼らが移動しようとした時、見ていた俺に気付き、こちらに向かって歩いて来た。
不思議な男「この世界の住人だな?お前達は光を大切にしろよ」
不思議な女「オマツリって楽しそうだったよ!じゃあね〜!」
そう言うと、彼らは俺が来た道を歩いて行った。
ソル(おかしな人達だったな…それよりもお祭りって…)
だが、彼らの事は気にしないで、俺はお祭りが気になり、リリィタウンに入っていった。
>>12の続き
リリィタウンに入ってすぐに、ククイ博士の姿があった。
ククイ「よぉ!時間はかかったようだが、なんとかこれたようだな」
ソル「来る途中でポケモンを捕まえたり、トレーナーと勝負をしたりしてました。新しく四匹ほど捕まえましたよ」
ククイ「おーそうか!じゃあ後で捕まえたポケモンを見せてもらおうかな」
ソル「それより博士。ここでお祭りがやってるって聞いたんですけど……」
ククイ「話が早いな!実は今日はこの地の守り神に祈りを捧げるお祭りがあるんだ。伝統行事で、大昔から続いているらしい」
辺りを見てみると、確かに町には祭りの装飾が施されており、屋台等が出ていて人も多かった。
ソル「この地の守り神っていうのは?」
ククイ「そうだな…詳しく聞きたいならハラさんに聞きに行こうぜ」
ソル「ハラさんって?」
ククイ「あ、そうか。まだこっちに来たばかりだからハラさんを知らないよな。ハラさんはだな…」
博士がハラさんについて話そうとしたその時、博士の後ろから声がかかった。
???「その人はね〜、おれのじいちゃんで島キングっていうすごい人なんだよ〜」
博士の後ろにいたのは、俺と同じくらいの少年だった。