三ヶ月後ーー
キィィン…という飛行機が飛ぶ音が聞こえる。
俺は今、飛行機で俺の新しい家がある地方、『アローラ地方』に向かっていた。
三ヶ月前のことだ。急に母親の仕事の都合で引っ越しが決まった。それは俺が前までいた『カントー地方』で旅に出る準備をしていた時の事だった。
その時は「旅に出れない」という気持ちと、「カントーを離れる」という気持ちで、とても気分が沈んでいた。
だが、今はとても気分が晴れやかだった。だって新しい地方で旅ができるかもしれないからだ。カントーでは見れないポケモンもいるだろうし。
実は、三ヶ月前にアローラ地方の博士から俺宛に連絡があったのだ。「会って色々話そう!」と言われたので、着いたらすぐに向かう気だ。
とりあえず、俺はとてもワクワクしていた!
そして数時間後ーー
アローラ地方に着いたのだった。
ここから、俺の新しい旅の幕が開くのだった。
>>4の続き
アローラ地方に着いた俺達は、新しい家で荷物の整理を中断し、少しゆっくりしていた。
ママ「あー疲れた!やっぱり引っ越しって大変ね!」
そういうとママは、テラスで体をのばした。
ソル「そうかな?俺はあんまり疲れなかったけど…」
俺はというと、ククイ博士のところに行く前に少しだけアローラのポケモンについて調べたり、どんな場所があるのか調べたりしていた。
そろそろ時間だろうか。そう思い、俺は自分の部屋に行って、帽子とリュックを背負って部屋を出た。そして玄関の方へ向かう。
ママ「あら?ククイ博士のところに行くの?」
ママに呼び止められたので、俺は振り替えってうなずいた。
ママ「そう、じゃあ気をつけて行ってらっしゃい!」
ソル「うん、じゃあ行ってきます」
そう言うと、俺は玄関の扉を開けて外へと出た。
眩しすぎるくらいの日光が俺を照らした。ちょっと目を細めたが、すぐに慣れる事ができた。
俺が家の敷地を出てすぐのことだった。
小さな子供1「さっきあっちに野生のヤングースがいたぜ!」
小さな子供2「ホント!?私、野生のヤングース見るの初めて!」
小さな子供3「じゃあ行こうぜ!」
と、俺の前を子供たちが喋りながら走り去って行った。
ヤングース?ポケモンだろうか?
まだ博士との待ち合わせ時間は大丈夫そうだったので、俺は少し気になったので、子供たちが行った道をたどっていった。