>>18は黒見 未来(ブラック・オンディーヌ)sideでした。
第1章 A引っ込み思案な私に……8
なんだか視線を感じてしまうんです……
漣君と帰っている途中だけど、凛ちゃんに私が【幸福安心委員会インターに入った事】と【私に彼氏か好きな人がいる話しをした】けど支えてくれたけど私は既に真っ赤になっていると思うんです……
「………あ,ありが…とう漣君」
「別に」
ようやく立ち起き上がれた私に向かって、漣君は素っ気ない態度で言い放った。
漣君は手を差し出してきたから何だろうと思って、漣君を見上げてみると「ほらっ!」とまたしても言いながら手を振ってみせるから私は目を大きく見開いて漣君の手と目を交互にみた。
「えっ、漣君もしかして……?」
私の予想が正しかったらなんだけども、首を上下して漣君の手を恐る恐る繋いだ……
私は漣君の手を繋いだ瞬間に、何かを思い出したかの様に前にもあった様に感じたけど気のせいかな……
ー自宅ー
漣君は家まで送ってくれるのは、毎日の事だけど今日は新しい幸福安心委員会インターのメンバーが入って来る予定みたい。
家に上がりロファーを脱いでから,リビングまで行くと既に解お兄さんはアイスを食べていたんです。
「漣君はどこでも良いから、テーブルの椅子に座って待ってて」
私は階段に上がりながらいると水妖姫であるミニ・オンディーヌが私の肩にちょこんと乗っていた。
「!!?」
《そんなに、驚クことでもナイわよネ?》
急いで部屋に入り着替えながら、オンディーヌはふてぶてしい笑顔で私が驚いたことを言ってきた。
《だからって、急に現れないで欲しいわ気配で感じ取るんだから》
私も内心で会話しているんだけど、もう着替えたから大事な用事だけ言って欲しいって思った。