ミクオリジナル曲の《こちら、幸福安心委員会です。》のストーリーを書きます。
本作の重要人物
*サイレン女王様/オンディーヌ/翠川 初音
本作の主人公でヒロイン。
水の妖精でサイレン女王と一心同体だったけど……
初音にしか見えないオンディーヌが聴こえて見えちゃう。
親友の凜と仲良しで、漣が好きだけど引っ込み思案で告白出来ない。
*黄波 漣
本作の副主人公でヒーロー。
8年前に初音と初めて会ったときから気になりながら観察をしている。
幼馴染みの従姉弟の凜がいる。
仔猫みたいで、マイペース型だけど好奇心が目覚めたら興味深く探って真相突き止める。
クールっぽいところもある。
*黄波 凜
初音の親友で、漣の幼馴染みの従弟だけど実のところ漣に片想いしているけれど親友想いで初音のことを応援している。
初音と漣と同じく幸安委員のインターに入っている。
*青村 解/キューレボルン
青村芽衣子の弟で、高校生だけどバカふざけして芽衣子を怒らせる。
幸安インターに入っていてアイスが大好き。
キューレボルンに入れ替わった姿でもジョークを言いながらザいる。
*青村 芽衣子
初音の引き受け人保護者でありながらも大学生で正式幸安。
毎回解がやっていることで微笑ましいケンカをするから怒らせると怖い人。
〜オリキャラ〜
*黒見 未来(くろみ みらい)
サイレン女王様に二番目に近い存在でありながらも一番近い存在の初音との恨みと憎しみがあるため,密かに初音を狙っている。
そして不幸分子にスカウトされがちだけど…?
あと、能力を持っている。
《過去と未来を予言で分かる》と《時間を止めたりしている》とか《タイムリープで魂だけ戻れる》その3つの能力を持っている。
*緑鳥 透 (みどりとり とおる)
不幸分子のボス緑鳥巡の弟は、初音と漣と凜と同じクラスで漣に対抗意識的なのを持っている。
仲良しな四人だけど、密かに初音を想っていて告白が出来ないツンデレタイプ。
巡はまだ知らないけど透は、初音の謎が気になるけど怖いって思って幸安インターに入った。
〜プロローグ〜
私は夢を見ている様な漠然とした景色のなかで、何故か思い出せずにいる忘れないで欲しがった記憶があった気がする。
何故私は泣いているの?
私は誰が好きな人がいた気がするのは、目の前にいる透くん?
でも何かが違う掌の温かな体温だった。
夢の貴方は誰?
私はまだ生まれていない時から、ずっと漠然と想い続けてきた一人の男の子を名前は知っている気がした。
そう……『黄波 漣』と目の前にいるのは不幸分子の『緑鳥 透』だったんです。
第1章 運命的な出逢い@
ここは水辺の市国の中央電波塔の最上階が,私のくつろぎ部屋なんですけど今日は[ホワイト・オンディーヌ]又の呼び名[ブラック・オンディーヌ]の人の姿の表の名が黒見 未来を呼んであとから生まれてきた一人にも人気がある場所に立たせた方が良いと感じた。
「ブラック・オンディーヌ早速だけど、生まれてきたオンディーヌ達をつれて来てくれる?」
そうブラック・オンディーヌは不機嫌な時など、ホワイト・オンディーヌは機嫌が良い時などだから困るのよね。
「サイレン女王マイナンバー01様、何故ですかめんどくさくっていけれません」
ほらね、これだから私はさすがにキューレボルンを呼んで連れて来て貰ったんです。
よく似ていても同一人物と誰も思わせない様にしている。
オンディーヌ情報体には色々やって欲しいことがあるためそこのか弱そうなオンディーヌを外に連れ出した。
「あのオンディーヌもブラック・オンディーヌと同じくマイナンバーが二人とも一緒だったのは驚いたわ」
そこからブラック・オンディーヌの調子が変に見えてしまったんです。
第1章 運命的な出逢いA
私は電子空間から出たのかな?
まだ漠然な感じに、目の前にいるもう一人の大人びた私が立っていた。
「貴女がオンディーヌ〈00-01〉なのね…?」
もしかしたら目の前にいる人が、サイレン女王様なのかな?
「私はこの国を支配している,サイレンです。
貴女はこれから外に出て市国民達を観察して来て下さい」
私が外に出るの?
「さあ、貴女が分からない事はこのブラック・オンディーヌに言ってくれると良いわ」
早速ブラックなのかホワイトなのかどっち付かずのオンディーヌちゃんと外に出て見た。
-電場塔の外-
私が外に出てから何時間経ったのかは、よく分からないけど不幸分子達がいてそれにオンディーヌちゃんはあそこに一人離れて私を観察しているんです。
「私アイスクリーム買いたいなぁ…、ねぇオンディーヌちゃんはってあれ居ない?」
私はアイスを買って探していると誰かが私に声をかけた。
第1章 運命的な出逢いB
私が振り返るとブラック・オンディーヌが、何気に仁王立ちをしていた。
「さあ、次回るわよオンディーヌ」
アイスを舐めながら、私は歩いた時に見掛けない一人が私を何故か見ていた。
「誰か見ている気がする?」
気になったから少しずつそこに向かって歩き進んだ。
「貴方は誰?」
でも返事がなかった、気のせいでもないけど翌日また探してみるとした。
-翌日-
早くまたブラック・オンディーヌと二人で観察をしに行ってみた。
「不幸分子達がこんなにいるって…………、アレブラック・オンディーヌが居ない!!」
もしかしなくても私は、迷子になっていた。
それに不幸分子の地域だから電波も悪いから、帰りたいけど帰れない……
「もう何で、私がこんな目になっているの……」
少し泣きそうに、涙目でいるとある少年が私に声をかけた。
第1章 運命的な出逢いC
「誰なの……??」
私はその少年に向かって見上げて言うけど、外見的に冷たそうで仔猫みたいで猫っ毛が可愛い。
「お前泣いているのか?」
「…………」
「もしかして迷子なのか?」
「なっ,何で私が迷子に……!?」
最初は黙っていたけど、少年の言葉に否定する感じに答えた。
「だったら、どこから来たんだよシンフォで地図を見たらすぐに分かることだけど分からないのか?」
少年の言っているシンフォは、携帯みたいなものなんです。
「バカにしないで欲しいわ」
「お前が馬鹿じゃあないんだったら、尚更シンフォを持っていないヤツってお前みたいなお金持ちのお嬢様だろう?」
さっきから馬鹿げた発言ばかりされて怒りたい気分だった
「馬鹿じゃあない,ちゃんと名前があるわよ!」
オンディーヌとでも言いたいけど秘密で、少し困った。
第1章 @運命的な出逢い4
「名前があるのか」
「私から言うの,レディーなのよ!」
少年はめんどくさく肩をすくめた。
「僕は漣。黄波 漣だ二回言ったから馬鹿じゃあないんだったら覚えろ!」
何でも上から目線の物の言いだけど、少年の名前漣と言った男の子の名前は響きがあるから素敵だった。
「私は……オンディーヌよ…」
「そうか,帰るのに地図を見た方が良いな」
「………何でなの?」
私と漣と言った少年の顔がくっつく感じに地図を見ていたのに、少し近すぎたから離れた。
「じゃあここら辺りかな、不幸分子の地域だから手を繋いだ方が良いなあ」
「…………」
無愛想で笑わないけど、一回ぐらい笑った表情が見てみたいってなんだか頬が熱い!?
私と漣のお互いに繋いだ手の感触が,温かい電波塔から初めての感情だった。
これが二人のお伽噺話の始まりだった。
第1章 @運命的な出逢い5
オンディーヌと言った少女は、か弱くてどこか気になる存在の少女に見えた。
「手を繋いでいるけど、そこ歩いていると危ないぞ」
僕が不幸分子がいる方を歩いて、遅い速度だけどゆっくり歩んだ。
「あっ、有り難う!」
「オンディーヌ探したぞって誰だか知らないけど、必要ない感情を入れてないだろうね?」
オンディーヌはそのキツそうな似ている様に見える一人の少女に引っ張っられて消えたけど、最後に聞こえたのが「ブラック……?」だった。
そして僕も帰りながらあのオンディーヌがどこから来たのかってことを頭に残して置いていた。
第1章 @運命的な出逢い6
何コレ!!?
《困惑/不安/警戒 ウィルス発生》
黄色いリングが私の頭の辺りで言っているのと同士に、心臓がドキドキ鳴ってるのは変だわ!
ただちにその発生元からの感情を私のツインテールで黄色いリングを飛ばして、その感情がどこに行ったのかは誰も知らないけどキューレボルンが何かを言ってきた。
「何かをお忘れになられたのですか?」
私が何かを忘れてしまった……って何かを思い出せないからキューレボルンに逆に聞いた。
「私が忘れることがあるとしたらエラーよキューレボルン!」
「誠に完璧完全なサイレン女王様だから、全部お見通しですよね?」
私はキューレボルンの戯れ言には興味ないので寝室で私は寝る準備をした。
「今もドキドキして鳴ってるけど、何かを忘れているけど……だぶんどうでも良いことなんだと思うからまあ考えなくても良いわよね?」
その小さく言っていることに、キューレボルンが聞き捨てない様に聞いていた様に見えた。
第1章 @運命的な出逢い7
ー6年後ー
私は市バスの中に乗っていて、今は透君を観察してサイレン女王様に伝える任務をしているんです。
それに表向きは翠川 初音だけど、裏向きはオンディーヌなんです。
でもでも一番気になるのは、隣にいる漣君。
「何初音?」
「なんでもないよ!」
ふるふると首を振っているとツインテールが漣君の顔にかかってしまった。
漣君が私の片方のツインテールの髪を掴んで言った。
「そそっかしいなぁ……」
私はあわあわとして漣君に謝る。
「別にいいんだ」
そう言ってくれて私は透君を観察を今もした。
第1章 @運命的な出逢い8
不幸分子の緑鳥 透を観察しているのですか、もう一人透を観察している一人がいた。
《初音何か気になることがあるのか?》
《ううん……、何でもないってあっ……!!?》
少年少女が二人で会話していると透が何かを市バスに仕出かした!?
《どうした,初音!》
《なっ、何でも無いよ!》
何でもなくも無いって私には分かるんです。
「私がもうちょっと範囲を広がったらみれたら、透を死刑にさせるのに!」
私は本当に不幸分子が大嫌いなんです!!
《逃げられちゃう,だけど間に合う?》
《…………よく分からないけど、誰かが不幸ってわけだな?》
《!!?》
そう言われた時に、隠していたゴシックが拳銃になっていきなりのことだから事故になって漣君だけでも助けないといけないって願った。
私は、そこで乗り移して書き換えた。
引き換えに、私の記憶が無くなるのを感じた……
第1章 A引っ込み思案な私に……1
ー現在ー
私は翠川 初音です。
青村 芽衣子お姉さんが,私の今の保護者であり良きお姉さんなんです。
そして芽衣子お姉さんの弟の,青村 解お兄さんはからかったりすることが大の得意気。
「僕もやっても良いの?」
ドキっと胸が高鳴ったのには、隣に漣君が居て仕方ないんです。
仔猫みたいに気怠い感じは、本物の仔猫のペットの『ポテト』に似ている。
スイートポテトみたいな毛皮だから、名付け親の私はポテトと漣君を見て可愛らしい仔猫ってクスッと微笑んだ。
そしたら、微笑んだ私に年がら年中冷たい漣君が笑って優しく微笑んでくれた?
どうしても気になる?
第1章 A引っ込み思案な私に……2
なんで漣君優しく笑うの,戸惑った私は顔を隠す様にポテトにぎゅっと抱き締めた。
「漣がやりたいんだっていうなら,やって良いんだけどもう無いだろ?」
解お兄さんはアイスを食べ歩きながら、漣君に言っているけど芽衣子お姉さんの目付きには気付いてない…
「ねえ解,それ私のアイスじゃないかしら?」
「んっ、何が?」
芽衣子お姉さんが指差したのが,解お兄さんが手に持っているアイスだった。
「何がじゃないわよ!!」
芽衣子お姉さんが既に怒っていて、解お兄さんの耳たぶを強く引っ張ってやられている……
痛々しそうだけど、解お兄さんが悪いって思っていると漣君が私の心を読んで言う。
「僕も、解さんが悪いって思う」
私は漣君に心を読まれたから、驚いてしまって漣君が「何って」聞くからなんでもないって答えた。
そして結局シンジツ放送局に行って、初めての幸福安心インター活動で私と漣君はゴシックを貰った。
第1章 A引っ込み思案な私に……3
ゴシックを貰った次の日,私はどう扱っていいのか分からなくって弄ったのに分かりにくいんです。
アイコンがいっぱいあって、分かりにくい……
「何個もあって分かりにくいよ…」
ゴシックをつつきながら小さな声で言ったら、突然窓際で気だる気な漣君が私の片方のツインテールを軽く引っ張ってきた。
「ゴシックの使い方が,分からないのか?」
「えっ、うん?」
私は少し戸惑ってから、触れていた手が離れているけど漣君の掌の温かさが自然に感じた。
第1章 A引っ込み思案な私に……4
昼過ぎは妙に気だるくなって、ボーっとしていると初音の独り言が聞こえた。
僕は初音の綺麗なツインテールの片方の先っぽを,軽く引っ張った。
頬杖をつきながら初音とゴシックを見てから、ツインテールの先っぽを離し初音のゴシックに持ち変えた。
「ゴシックの使い方が,分からないのか?」
見ながら言うと,初音は頷きながら返事を返した。
「えっ、うん?」
驚いている様にも見えたけど、まあ別に興味ないから気にしなかった。
でも………、初音はどうして幸福安心インターに入ったのか気になってつい初音に言った。
「……初音はどうして、幸安インターに入ったんだ」
僕は初音の目を見てから言い、初音は僕の言葉に肩を揺らした感じだった。
「え………、迷惑だった…私が入ったの?」
迷惑とは思っていないことを,伝えた。
「迷惑とか考えて無いけど、本当にやりたいって思ってはいない?」
「な……何で?」
質問を質問で返されてしまったけど、僕は続きを言う様に言った。
「何でって初音が幸安インターに入りたかったってことは半分嘘,だけどその半分が分からないのは何だ?」
僕は考えながら初音を観察して推理をしてみた。
第1章 A引っ込み思案な私に……5
漣君が平然と推測して、私は図星だけど誰かが《違うんです》と呟いて聞こえてきた。
私は誰の声なのか教室中見回して、漣君は私のゴシックを返しながら言った。
「記憶障害でまだ初音自身も、どう歩いて良いのか分からないのか……」
どう歩いて良いのか……?
「それに、今は幸せそうな顔をしている」
「えっ、私が?」
漣君がいつも無愛想な表情だったけど、今は少し微笑んだ様に見えた。
「うん,僕はそう思っているけど違う?」
違わないって思いながら首を左右に振り、ツインテールが大きく漣君の方に揺れた。
私の髪の毛が漣君の顔にかかってしまい、ため息をつきながら器用に摘まんだ。
第1章 A引っ込み思案な私に……6
漣君は何かを納得してからは、暇になったのかアンニュイになってきた。
「初音鳴ってる」
私は慌ててゴシックを出してみたけど違ったら、漣君が違うと言ってきた。
「ゴシックじゃなく,シンフォ」
シンクフォン略すと【シンいフォ】なんだよね、慌てて出してみるうちに漣君は立ち去って行く。
そして着信が【RIN】となっているから、早くに出た。
「もしもし凛ちゃん?」
小さく言いながら電話越しで、言葉を待っていると元気な声が聞こえた。
《初音、元気?》
「うん、でもどうして?」
凛ちゃんは電話なのに笑顔がいっぱいになっているのが分かる。
《あのね,もうすぐ初音に会えるよ》
私はビックリしたけど、外の世界に留学している凛ちゃんとはメールのやり取りでメル友達になっているけどなんだか嬉しく思う。
《私ね、初音にも会いたいんだけどねもう一人会いたい人がいるの》
凛ちゃんは私以外の会いたい人は、誰かは知らないけど「そうなんだ?」だけ言った。
《初音話しが変わるけど、バロックって知ってる?》
「……バロック?」
私は不思議な言葉に、無意識に呟く。
《うん、バロックって三回検索したら不幸分子になるらしいから気を付けて!》
私はビクッとなりながらも「………うん,分かった」としか言わなかった…………
そして着信を切ってから怯えは、少しだけして教室から出た。
第1章 A引っ込み思案な私に……7
私はオンディーヌ<No.01_00>と黄波 漣の二人を観察しているんだけど、何かと黄波漣はオンディーヌのことをバカ呼ばわりしているわ?
「漣君待っていたの?」
校門に背中を凭れて、ゴシックにイヤホンをしていたのを取り外して姿勢を正しく立った。
「待ってない……いや待っていた?」
オンディーヌ<No.01_00>は黄波漣の発言にどっちつかず首を傾げて、「えっ、どっちなの?」はてなマークが頭上に二三個あるように見えた。
黄波漣は歩きながらゴシックをつついていて、遅れがちに小走りするオンディーヌ<No.01_00>が走っていると黄波 漣が止まってからゆっくり歩き出していると躓いて転けそうになったオンディーヌ<No.01_00>を手で支えた。
「やるな、黄波 漣」
勿論これは当たり前みたいに、やったのかは知らないけど予想通りって支えた感じだった。
>>18は黒見 未来(ブラック・オンディーヌ)sideでした。
第1章 A引っ込み思案な私に……8
なんだか視線を感じてしまうんです……
漣君と帰っている途中だけど、凛ちゃんに私が【幸福安心委員会インターに入った事】と【私に彼氏か好きな人がいる話しをした】けど支えてくれたけど私は既に真っ赤になっていると思うんです……
「………あ,ありが…とう漣君」
「別に」
ようやく立ち起き上がれた私に向かって、漣君は素っ気ない態度で言い放った。
漣君は手を差し出してきたから何だろうと思って、漣君を見上げてみると「ほらっ!」とまたしても言いながら手を振ってみせるから私は目を大きく見開いて漣君の手と目を交互にみた。
「えっ、漣君もしかして……?」
私の予想が正しかったらなんだけども、首を上下して漣君の手を恐る恐る繋いだ……
私は漣君の手を繋いだ瞬間に、何かを思い出したかの様に前にもあった様に感じたけど気のせいかな……
ー自宅ー
漣君は家まで送ってくれるのは、毎日の事だけど今日は新しい幸福安心委員会インターのメンバーが入って来る予定みたい。
家に上がりロファーを脱いでから,リビングまで行くと既に解お兄さんはアイスを食べていたんです。
「漣君はどこでも良いから、テーブルの椅子に座って待ってて」
私は階段に上がりながらいると水妖姫であるミニ・オンディーヌが私の肩にちょこんと乗っていた。
「!!?」
《そんなに、驚クことでもナイわよネ?》
急いで部屋に入り着替えながら、オンディーヌはふてぶてしい笑顔で私が驚いたことを言ってきた。
《だからって、急に現れないで欲しいわ気配で感じ取るんだから》
私も内心で会話しているんだけど、もう着替えたから大事な用事だけ言って欲しいって思った。
第1章 A引っ込み思案な私に……9
ミニ・オンディーヌがふてぶてしい表情は変わらずに、真面目な言い方をして教えてくれた。
《怪シイ誰かが自分ヲ狙っているカモ知れナイ…?》
「どういうことなの,私が狙われそうってことなの!?」
ミニ・オンディーヌはそう言って、いつの間にか消えていた。
私は私で部屋から出て階段を降りていると,見慣れない誰かが芽衣子お姉さんと解お兄さんと話していたんです。
その男の子はどこかで見た覚えがある様に,私の記憶に何故か知らないはずなのに記憶の中にあるから可笑しいって思えた。
「…漣君あの人は誰,幸安インターに入る人?」
頬杖をつきながら漣君が私の質問に、頷くから新メンバーってこと?
「今は解さんと,芽衣子さんと話しているけどまだ自己紹介してない………」
ぼんやりと此方に来る芽衣子お姉さん達を見ていて、その瞳はまるで一枚の写真を全体を見ている様に思えた。
「初音と漣,幸安インターに入ってくる子よ名前を言ってくれる?」
漣君は観察中でずっと見ていて、私もどういう人か気になっている。
そして男の子は自己紹介をするので、私達を見てなのに特に私を見てなんです。
「俺は緑鳥 遥です,仲良くなりたいので宜しくお願いします」
男の子は遥君と名乗っている時に、目と目があった様に見えたのは気のせいかな………?
第1章 A引っ込み思案な私に……10
俺は不幸分子のボス緑川 巡の弟が,幸福安心委員会インターに入っているってこの人達むま
第1章 A引っ込み思案な私に?……10
俺は不幸分子のボス緑川 巡の弟で、俺はバレない様に見せ掛けて幸福安心委員会のメンバーに入った。
芽衣子さんと解さんにゴシックの事とかを聞いていると,俺ぐらいの二人が学校から帰って来て一人は自分の部屋にもう一人はリビングで椅子に座っているのが見えた。
「あの今さっき帰って来た二人は……?」
解さんがニヤニヤとしながら耳打ちして聞いた。
「翠川 初音と黄波 漣はお前と同い年だ、そしてカップルでさ〜」
何気に解さんの真後ろで聞いているのにも関わらず,芽衣子さんが解さんの耳朶を引っ張り持ち上げながら悲鳴をあげていた。
解さんと芽衣子さんって姉弟なのに似てねえ…
それにさっきから視線を感じていることに、初音って人と漣って人が今に至るまで観察されっぱなしなんだけど……
「任務も仲良くやりながら,やれよ」
そう言われながら初音って人を見つめて、誰かにやっぱり似ている様に思う?
第1章 B友達だけど,譲れないものがある1
私と漣君は自己紹介をしてからは、任務も無い為ティータイムをするから椅子から立ち上がり芽衣子お姉さんと一緒にティーコップを並べたんです。
遥君って何気に私達と違う何かを,感じるのは何だろうと首を傾げた。
「ん、初音俺の顔に何か付いてる?」
遥君のことを見ていたなんて、とてもじゃあないけど言えないよ。
「あっ,沸騰したお湯をいれて3分かな芽衣子お姉さん……?」
私は芽衣子お姉さんが「そうだね,初音後は解に任せるから座っても良いわよ」芽衣子お姉さんの優しさに甘えて、元に戻って座った。
芽衣子お姉さんがお湯を注げていると,解お兄さんが傍にいるから本当に任せたんです!
今日は芽衣子お姉さんの好きな紅茶パックを皆で飲んだ。
第1章 B友達だけど、譲れないものがある2
25: アーヤ◆TQ 漣side :2018/04/04(水) 19:32 ID:1jo 第1章 B友達だけど、譲れないものがある2
新しいメンバーが入るのは、聞いていたけど何かを感じるのが分かる。
「初音って可愛いな」
遥は目を細めて初音のことを見て言う言葉に、何故か照れながら戸惑いと動揺が隠せずに言った。
「え,私が……!?」
「うん可愛いよ!」
僕は二人の会話に入ることが出来ずに、解さんと芽衣子さんが突然僕に話しかけて来た。
「漣?」
「どうしたの?」
僕は「何でもない……」と言って、先に帰らせてもらった………
第1章 B友達だけど,譲れないものがある3
今日は早起きして朝食を食べながら凛ちゃんと会えることを、楽しみに待っている。
「初音学校遅れるわよ」
「へっ?」
芽衣子お姉さんがスクリーンの方を指して言い、私は指している方を見て視ると遅刻だって焦りそうになったんです…
急いで残りの朝食を食べてから,リビングを出て玄関の方に向かいローファーを履いた。
ー中央口第一中学校の当校途中ー
漣君が途中まで来てくれて、私は少し速足で歩いた。
「お、おはよう……漣君」
漣君は今日も猫みたいな感じに、挨拶はやっぱりしてくれないけど私の手を繋いでくれて気恥ずかしく思えた。
「初音目玉焼きを食べた?」
急に漣君が私の顔を見るからなんだろう,何で目玉焼き食べたの知っているんだろう?
「当たり?」
漣君が聞いてきて私は顔を俯き「……うん」と小さく言った。
「何で……、目玉焼き食べたって分かったの……?」
まだ俯いたまんま言い、私は何でと聞いてみた時に漣君が「付いているからだ」と自分の口元を人差し指で差して私に教えてくれたけど……
恥ずかしくってすぐに鏡で見た。
第1章 B友達だけど、譲れないものがある4
ー教室のなかー
学校に着き教室に向かった。
そして私は鞄を置いてから桃井先生が入ってきた。
「おはようございます,朝のHR(ホームルーム)を始める前に転校生を紹介しますね」
「どんな子か気になる」
桃井先生が言った瞬間に、クラスの皆がざわざわと楽しみにしていた。
「では、入ってくれるかしら。
自己紹介してください」
桃井先生が言ってから転校生が教室に入ってきたんです。
「黄波 凛です。
外の世界に留学をしてました、宜しくね!」
大きな黒いリボンが凛ちゃんに似合っていて、快活な感じがあるんです。
そしてもう一人転校生が入ってきた。
「緑鳥 遥です。
どうぞ宜しく…」
はっ,遥君が転校してビックリし過ぎて目が大きく見開いている様に思う。
そして凛ちゃんと遥君は私達の席の方に向かい、凛ちゃんは私の後ろの席で遥君は漣君の後ろの席でなんだか偶然……?
それとも必然かな?
凛ちゃんが私に笑ってこっちに来たから、私は凛ちゃんに何か言おうとしたら「り、凛ちゃんってわぁ!!?」抱き付かれてしまって頬と頬が触れ合った。
「初音やっと会えたね、初めましてじゃあないよね!」
そう凛ちゃんが言っている時に私は凛ちゃんと漣君が,似ている様に思ったのを感じた。
明るい快活な笑顔が眩しい凛ちゃんと,冷たいけどクールな時もあるけど性格が真反対と考えてみたんです。
「そして、ちょっと漣!!」
凛ちゃんは抱き付いていたのを離れて、凛ちゃんは私を通り越して漣君を見た。
「何で見ないの!?」
凛ちゃんは何故か漣君のことを知っている……?
「別に見なくても良いと思うけど、凛が行っていた所ってサウスリリアのキウイ島だったか?」
漣君は言っているけど、凛ちゃんがまさかの漣君の方に後ろから凭れる感じに乗っている……
「そうよ!
漣は相変わらずだよね、ほんとっ子供なんだから」
「はあっ!
先に同じ日に産まれたからって、お姉さんにもなれたつもりなのかよ………」
なんだか二人は同じ日に産まれたみたいだけど、知り合いなのは分かったけど……
でも凛ちゃんの言葉に苛ついて冷たく半々になった感じに言った。
「ねえねえ漣、私変わったでしょ!」
「シルバーリングの位置が中指から薬指になっている」
じゃれあっている二人を見ていると双子って関係を、通り越している様に見える。
「だってリングは、漣が私に留学しに勇気をくれる様にシルバーリングをくれたの忘れはしないよ」
「………えっ……?」
「後はーーー」
凛ちゃんが言った瞬間に私は胸の奥がチクっとして消えそうな小さな声で呟いたけど、漣君の声ですんなり消えた……
「なんだ、初音……?」
「……!?」
漣君が凛ちゃんの変わった所を言っていたのだけど、何故か私を見つめながら首を傾げたんです。
「な,何でも無いよっ!!?」
首を左右に振りながらいると,机のものに置いてあったペンと消しゴムがバラバラに落ちてしまった。
椅子から降りて落ちてしまったのを拾い上げていると漣君までも拾ってくれたんです。
「落ち着きがない,初音はいつも落ち着きが無い」
拾ってはくれながらでも,冷静で冷たい口調で言われてしまった。
第1章 B友達だけど、譲れないものがある5
私は漣に落ち着きがないって言われているけど、漣は遠くにまで行っていた物も拾って手伝ってくれたんです。
そして全部集めて椅子に再び座ろうとする私達は、後ろから大きな声でバンバン叩く音がしたら……
えっ!??
「もおっう,漣ったら素直じゃないって言われるでしょ!
ほんとは違うのに!」
またしても凛ちゃんは漣君にハグっとした……
漣君は背中を叩かれても平然としているけど、呆れたのか疲れたのかって感じに見えた。
頬杖をしていると漣君が思い出したかの様に言う。
「サウスリリアじゃなかった隣だからな」
私と凛ちゃんは何かなんだかって感じに再び漣君は,窓を見ている……
「やっぱり漣の得意中の得意な推測が,変わってなくって安心した」
凛ちゃんがこの前言っていた【会いたい子】って漣君だったのかな?
「凛はネコ型シルバーリングだけが変わって、中身は子供だそろそろ離れろ変わって無いし成長もしてない色々と」
「っ〜〜〜〜!?」
凛ちゃんは抱き付いていた離して勢いで漣君を突飛ばしてしまい、誰か漣君を助けてあげてと私はおろおろ状態で見回した。
そして桃井先生がパンパンっと叩いて言う。
「積もる話もあるけど、今から授業です。
二人が同じ苗字だから凛さんと漣君で良いかしら?」
二人に向かい微笑む桃井先生に,凛ちゃんが元気良く言った。
「はい,それで良いです」
「問題無いです……」
私は同時に言う二人を見て思った。
凛ちゃんが来て嬉しいけど……漣君を突飛ばした時に真っ赤になっていたから凛ちゃんは、漣君が好きって確信したんです。
この胸の奥にある痛みと,不幸の種がいる様に思うんです……
第1章 B友達だけど、譲れないものがある6
初音と対面して思ったことがある,漣と初音が隣の席で落ちた物を拾っている時に思った。
(絶対に初音って、漣に苛められているよね!)
とか思った。
第1章 B友達だけど、譲れないものがある7
今日俺は初音と漣が通う中央区第一中学校へと,転校生としてやって来た。
そして俺以外に漣と同じ苗字の『黄波』だって思った。
だけど従姉弟って言ってたけど,仲良すぎだろ俺もいるけど入りきれないでいた。
初音も同じく入れるけど、ほぼ従姉の仲を見ているだけだった。
そして朝のHRが終り、凛って子は漣を突飛ばしたけど見つめている。
好きなのか?
俺と凛は互いに自己紹介をして、五分休憩に入り凛は初音と話そうとしていると初音は「トイレに行って来る……!」と小走りして行く。
俺は終始漣達のやり取りを見ていたから気になって、着いて行った。
第1章 B友達だけど、譲れないものがある8
凛ちゃんが5分休憩に私と話そうとしていたけど、私はトイレに行くって言っちゃった……
凛ちゃんが来てくれたのは本当に嬉しいから喜んでも良いのに、何故か胸の奥が痛いんです…
「初音っ!!」
「え……?」
私はトイレの方に向かっていると,遥君の声がしたから後ろを振り向いてみた。
「な……何で遥君が!?」
目を大きくして驚いていると,遥君が優しい声で言う。
「初音の顔が酷い辛そうな表情が、見えた……から」
遥君は漣君と同じぐらい人の観察力を持っている様に,私のことも見ている推測とかもして少し恥ずかしいぐらいなんです。
「…………その…一番の親友が来て嬉しいのに、私は水辺市国であったらいけない物をこの中に棲みつきそうなの……」
私は睫毛を伏せて遥君に教えた。
「駄目なのに、私の不幸の種って消えるのかな?」
遥君は私の言う言葉に困ってないか思ったんですけど……
遥君はいきなり何かを言うというより言ってきた。
「だったら、不安と不幸の感情をどうしたい?」
「えっ……」
私は何を言われたのか分からなかった……
「俺だったら、初音の可愛いところとか好きだから笑って欲しいよ(漣が好きなのかは気になるけど……?)」
水辺市国にはあったらいけない不幸の種を棲みつかない様に,漣君と凛ちゃんの仲を見ているのは辛いけど隠し通したいと思った。
そして遥君は笑顔で私を励ましてくれた。
「初音と漣の仲は強いから、大丈夫だってこと見せ付けてやれ!」
「うん…………、ありがとう…遥君……」
そう言ってからトイレに行って、何もなかった様に教室に入った。
>>31は初音sideです。
第1章 B友達だけど,譲れないものがある9
私が教室に戻ってから、席に座って午前中の授業が終わって昼休みになった。
凛ちゃんは昼休みになった途端に、私の肩を揺らしながら笑顔で言った。
「ねえ初音,一緒に弁当食べよ!」
私はうんと頷いた。
「漣も勿論一緒に食べるよね!」
無表情な漣君は凛ちゃんを見ずに私を見ているから、何だろうと思っているとツインテールの先っぽを触ってきた。
「僕は、良い二人で食べて」
そして遥君は私を見て耳許で囁かれた。
「一緒に食べても良い?」
「…………へっ!」
遥君の意外な言葉に困って、私は「良いよ……」と言ってしまったんです。
第1章 B友達だけど,譲れないものがある10
僕の従姉の黄波 凛がやって来たけど、本音で言うと子供の頃から変わらないってそう思った。
それにしても、遥まで凛と一緒に転校して来たのは驚いた。
初音と凛と遥達とクラスで食べているけど、僕は解さんに用事がある為に中央区第1高校の方に向かって歩いた。
「……ん,………ん君」
タタッタと掛け走って来た初音が,こっちに来るけど「あっ……」僕は初音の方に向き返った。
「キャ……ッ!」
足首を捻りそうに転けそうなところを、僕は初音を受け止めた間一髪なところ。
目を閉じている初音に「初音、大丈夫だから目を開けろ……」と初音の耳許で言ってから、少しずつ初音を起こそうとした。
「あっ,……ごめんなさい」
まだ謝る初音を見て、僕は違うと言って「今度から、気を付けるだ」と初音を見て言い解さんの方に行こうとしたけど止めた。
初音のことを追い掛けて来た遥を、細い目で見詰めた。
第1章 C四人での初任務!1
――自宅――
今日は大変な任務について集まったんです。
他の幸安インター生達は、漣君の優秀なところに何かトゲが刺している様に思えるんです……
「今日は『バジリスクの真実』の本を不幸分子のロックなんだか、第三分館に置いてあるんだが……」
私はそこで言うのを止めた解お兄さんを見ていると,漣君が冷静に口を開き言う。
「危険度が高いっていうことだよね、解さん?」
漣君がそう言うけど,解お兄さんは頷きながら芽衣子お姉さんを見て言う。
「そうなのよね……、7年前にそこから危険な書籍が発掘されてしまったの」
「……それでだな漣、いわゆる禁書がまたしても何故か出て来たからってことでやって欲しいんだ」
芽衣子お姉さんに解お兄さんが危なさそうな任務について言って、漣君に頼む。
それにまたしても私の肩にチョコンと座っているミニ・オンディーヌが居るのです。
《これハ時間制限なモノだヨ》
ゲームじゃないんだよって思うのに何故かオンディーヌが言っていることが予言者として見える……
「漣早く行こう、ねっね!」
凛ちゃんは早く行きたがっていた……
第1章 C四人での初任務!2
この第三分館の図書館に、不幸分子のロックがいるということが判明しているんです!
私は幸福安心委員会のインター生が四人映っているモニターを写して見ているんです。
《ねえ,漣どこに行くの!?》
どこに行くのか判明してないのかしらね,だけど私には完全完璧に分かるんです。
《ここだ!》
私はこの男の子を見ると胸中が熱くなる感じがする。
「この男の子の名前は、黄波 漣……と言うわよねレンっという響くような感じが良いわ」
でも普通の子よね。
《ここって……漣君、ごく普通の店だよ……?》
《ああ…》
ツインテールの子がおずおずして言う。
でももう一人の子は、見たことあるような……
気のせいかしら?
第1章 C四人での初任務!3
ごく普通の店に行ったけど、私は気になる本を探してみたけど違った……
そして、第三館の図書館に到着してからは漣君の言う通りに入った。
「初音入って」
漣君の指示通りに入ってから,次は凛だが入ってきた。
私達四人が図書館の中に入ってから、またしても漣君は何かを観察して考えている。
「ねえ,漣行こうよ」
早く行きたい感じにしている凛ちゃんに、漣君は私に言う。
「初音!」
「は、はい!」
私はビクリッと肩をすくめながら、漣君の言葉に返事をした。
「凛を騙させろ!」
「はあ!」
凛ちゃんがキレている?
「なあ、凛は騙させておくから漣早く観察しろ!」
「何でよ!」
あわわ凛ちゃんが,漣君の髪をかき混ぜているよ…
「駄目だよ、凛ちゃん…」
私は何とかして凛ちゃんの腰をおさえて引っ張る。
「ねえ初音って、漣と最初の幸安委員会の入部する任務にカレカノになって行ったんだよね?」
凛ちゃんの腰を持ったまま私に話してきたけど、内容が気恥ずかしい……
私は少し俯いて言う。
「……うん、なったよ」
「じゃあ、ペア登録もしたの?」
ペア登録と言われた瞬間に、動揺させられる感じになった。
「してない…けど?」
「そうだ,あれは仕方がなかったからやったんだ」
仕方がないって言われた瞬間、私は胸がチクリとした。
「じゃあ、私となってみる?
それとも、初音の方?」
「!!?」
ちょっと待って凛ちゃん!!
だけど、気になるんですペア登録の相手を私達の誰だってことに……
「そうか,初音!」
「「「えっ!?」」」
私は頬が真っ赤になっているのが分かる。
第1章 C四人での初任務!4
私は今いる場所は、第三館の図書館に来ているんだけど……
何で?
どうして,オンディーヌ<00_01>がいるの?
「嘘でしょ………」
私は目の前で立ち尽くしながらいた。
表の名前で言わないといけないんだよね……
「……翠川……初音……」
小さな声で呼んでも、たぶん気付かないって思っていたけどオンディーヌは黄波 漣の顔を見てペア登録の言葉に驚いている?
だけど、驚いていたけどすぐに振り向いて周りを見ていた。
「誰か呼んだ?」
オンディーヌはそう言うと,私の目とオンディーヌの目が合った。
「……貴女は、えっと……」
「初音この人,誰?」
オンディーヌの友達の黄波 凛がくっつきながら言う。
オンディーヌは不思議に私を見つめてきた。
第1章 C四人での初任務!5
「……翠川……初音……」
ペア登録の話をしていると,誰がか私を呼んだように聞こえてきたんです。
漣君が私達にペア登録の話をして驚いていたけど、すぐに周りを見た。
「誰か呼んだ?」
私は漣君の顔を見て聞いてみた。
だけどすぐに,私を呼んだ子と目と目が合った。
「……貴女は、えっと……」
何故か知っているようで、どこかで見たことがある人だった。
凛ちゃんが私の腕にくっつきながらその人を見て言う。
「初音この人,誰?」
私も誰って思って不思議にその人を、見つめてみたんです。
「私は黒見 未来」
そう名乗って私と漣君を見て微笑んだ。
私と黒見 未来と言う人と逢った瞬間だった……
第1章 C四人での初任務!6
俺はオンディーヌ同士の二人が、曖昧な記憶だけど黒見 未来=ブラック・オンディーヌと逢った……
「私は黒見 未来」
「初音の知っている人なのか?」
未来が初音のことしか見ていないことと、漣は未来と初音を観察していると即理解した。
「私は観察する義務があるのに、何故どうして観察するのかが解らない……?」
これってエラーなのか?
エラーは有り得るけど、初音は何かを思いだそうとしている?
「私を……?」
未来は初音の言葉で頷き、俺はこのままじゃあ二人の会話が聞き取れない場所まで連れて行った。
☆
「漣これがバジリスク何とかじゃあないのか?」
初音達を連れて行ったあとで、俺と漣と凛の三人で任務を再開させた。
「そんなことは良いんだけど、初音ともう一人の黒見 未来とか言う人と一緒にいるんだよ!」
凛は腰に手を当ててぷんぷん怒ってる。
「怪しい雰囲気だったよ!」
まあ話が見えなかったからだろ?
「遥何か隠していないか?」
流石に鋭い目付きで、覚醒した猫科一種の漣が言ってきた……
もしかして俺ピンチだったりする……?
冷や汗が出まくって漣から、逃げた!?
第1章 C四人での初任務!7
僕は遥を観察する様にしているのは、初音が関係しているからだ。
「ゴシック使うのは無しだ、漣!」
「ちょっと待って、漣と遥落ち着いて!!」
逃げる遥は、凛の真後ろに立つけどあの黒見 未来がどうしても気になる。
「遥が言うならだ」
僕は歩きながらそう言っても、遥は無視する。
どうしても言わないんだなっとゴシックを武器に変化しそうだった時に、初音が戻ってきた。
「あ〜、初音もう大変だったよ漣と遥が……って初音……?」
初音は心ここにあらずな雰囲気で戻ったけど、どうしたのか心配になった。
「初音どうした…何かあったのか?」
初音は僕の言葉でハッとして顔を上げる。
「……ううん」
初音は何かを隠していると分かった……
第1章 C四人での初任務!8
私はアノ子が【オンディーヌ】って言った瞬間に、何か私の中から昔の記憶が蘇ってきた。
「……貴女がオンディーヌ?」
「そうだけど、記憶消失みたいなのよ?」
記憶消失……?
私の額と未来ちゃんの額をくっつく様に,未来ちゃんが「目を瞑って」と言われたから目を瞑った。
アレは漣君?
「……貴女と私は…、違うけれど一緒の存在……?」
私は自然に言い、何で漣君が出てきたのかはよく分からない……
「段々と思い出すと思うわ」
そう言ってから去って行った。
☆
「……が……だ」
私は上の空で漣君達のところに戻っていると,漣君の声がした。
そして私を見て心配そうに言っている凛ちゃんが、目の前で何かを言っていたんです。
そして漣君がこっちに来てから、私の顔を覗きこんで言った。
「初音どうした…何かあったのか?」
その冷静に言っても漣君の表情ですぐに分かった。
今まさに私の心を読んで推測されているのか分かって観察だけは…って思ったんです。
私は普通通りに言ってみる。
「……ううん」
漣君は顎に手を当てて目と目が合ったんです…
私がハラハラドキドキしてるというのに、ふてぶてしいミニ・オンディーヌが漣君の肩に浮き座っていたんです。
《隠しゴトヲして,怪しイッテ思っていたリしているんじゃナイ?》
そんな……ことは、分かってるけど。
「何か揺れてないか?」
私は漣君を見つめるけど、どうしたって自分が何者か分からなくなったことを言えない!
私は大きく首をブンブン振り続けた。
>>41は、初音sideだよ!
第1章 C四人での初任務!9
>>42のC四人での初任務!9を書きます!
第1章 C四人での初任務!9
漣君が私の隣に行って、引っ張って腕を掴まえてきたんです…!?
「何この揺れ!?」
凛ちゃんは慌てて言っているけど、そんなに慌てたら一気に地面が揺れるよ。
「凛落ち着け!」
逆に落ち着いてる漣君が、凄いと感心している私がいる。
「漣君、崩れるよ」
「僕の腕を、しっかり掴んでおけ初音!」
私は揺れながら崩れる地面を見て怖くなって,漣君は優しく私の顔を見て言う。
水槽がある方に、私達は飛び込んで行って漣君の腕を掴まえていたのが力弱くになって外していた。
「初音,凛,遥!!」
漣君は私達を呼ぶ時に、何回か息を吸ったり吐いたりの繰返しで潜っていく。
遥君は自力で脱出せれる場所に行っているけど、漣君は私と凛ちゃんを助けにこっちに向かって来てんです。
第1章 C四人での初任務!10
僕は初音の腕を掴んでいたけど地面が突如揺れた。
予測出来なかったことに崩れている!?
周りにいる初音達を、確認して初音が地面を見て怖がっているのが見えたから強くハッキリと言った。
「僕の腕を,しっかり掴んでおけ初音!」
優しく初音に向けて、腕を出してあげた。
腕を掴んだ初音を見てから、僕達は水槽に飛び込んで潜っていく。
水中の中で初音達が、平気なのかを見てみると凛は大丈夫だ初音は…?
水槽を見回ってみると,僕の腕を掴んでいた初音の手が外れていたことに気付いた。
「初音,凛,遥!!」
僕は酸素が足りなくなって,息を吸ったり吐いたりの繰返しをした。
遥は自力で脱出しているのを見て、あとは初音と凛を助けることだ。
「凛,僕の手を!」
凛は差し出した手を見て、僕の手を握ったけど初音は沈んでいくのが見えて焦り出した。
僕が今、助けに行くから!
第1章 D無くなった記憶の欠片1
私は溺れていく中,何故か気泡が浮かんで行くのが見えたんです…
溺れて沈んでいく私は、気泡が浮かんで行く中でぼんやりとした記憶が浮かんできた。
私は漣君と一緒に沈んでいくのが見えた……
「……ね、……ね!」
誰かが私を、呼ぶ声が聞こえてくるんです…
この声は漣君?
「……1回だ…!」
またぼんやりと聞こえてくるけど、私は気絶しているんですけどグッタリと横倒れになったんです…
第1章 D無くなった記憶の欠片2
僕は溺れて沈んで行く初音を、抱き抱えて水槽から脱出した。
凛は意識があるけど、初音は抱き抱えた時には意識がなかった。
「漣良かった、無事で…」
遥はホッと一息をしているけど、僕は無事だけど……
初音が無事でないから、冷静に落ち着こうと思っても出来ないんだ。
僕は初音に向けて、声をかける。
「初音,初音!」
必死に呼ばないと、いけないから何回も叫び呼んだ。
「もう1回だ…!」
「漣,芽衣子さんを呼び出して来たよ!!」
また呼ぼうとしている時に、凛がゴシックでいつの間にか解さんに芽衣子さんに伝えてくれたみたいだ。
「漣,初音の意識がないって凛から聞いて……!」
芽衣子さんは初音を見てから、崩れ落ちそうに座った。
「ごめんな…,漣」
解さんは僕の肩に手を置いて、情けなさそうに誤ってくる。
「………」
初音を抱き抱えながら、僕がいけなかったんだ!
腕を掴んでおいてと言った矢先で,こんなことになるとは思いもしなかった……
僕のせいだ、早くから抱き抱えてあげていたら良かったんだ。
そう願っていると、初音はぐったりとしていたけど小さく聞こえた声が僕の耳に届いた。
「んくん……」
初音!?
意識がある,僕はこの時に思い知ったんだ……
>>46は漣sideです。
第1章 D無くなった記憶の欠片3
横倒れになった私は、漣君の言葉で遠退いた意識が呼び覚ましてくれたみたいなんです…?
「んくん……」
私は漣君の名前を言い、少しずつ目を開けると心配する芽衣子お姉さんと解お兄さんが居た。
漣君は私のことを,ずっと抱いていたんだと思った。
「初音!」
強く抱き締めているけど、そんなに痛くないんです。
優しいぐらいに温かいと思っているぐらいなんです。
>>47は初音sideです。
第1章 D無くなった記憶の欠片4
俺達は初音を幸福治療という病院に、行くけどいわゆるセンターと言うのか?
初音の身体は異常かを、調べている為に待合室で待っていた。
「……初音なんとも無かったら、良いね…」
凛それは、皆が思っている言葉だ……
それに芽衣子さんが先生と話してるんだけど、心配になっていく。
ガラッとドアが開いてから、芽衣子さんが出てきて少し沈んだ表情をしてるから動じない様に聞く。
聞くけど………,漣は芽衣子さんが出てきてすぐに顔を上げた時に気になるよなと心の中で思った。
コメント下さいますか?
50:アーヤ◆Z2:2018/05/05(土) 08:52 ID:ByA 第1章 D無くなった記憶の欠片5
芽衣子さんがドアから出てきて、初音の身体に異常なしか伝えてきた。
「……初音は異常無いけれど、少しだけおかしいって先生が言っていたの……」
えっ、どう言うこと芽衣子さんが私達に言ってきた。
「おかしいってことは、記憶が蘇ったのかもしれないって意味ですか?」
「漣の言う通り、蘇ったってこともある可能性……かな」
漣と芽衣子さんが言っていると、検査室から初音が出てきたから私は心配しながら初音を見た。
「り,凛ちゃん……!?」
駆け寄ってしまった私は、涙ぐんでしまった……
良かった良かった、本当に初音が無事で良かった。
でも初音の蘇った記憶が、私は気になるけれど言わないよ。
言いにくいことだって、あるから……
私はそう思った。
第1章 D無くなった記憶の欠片6
検査室から出る前に、先生が真面目な表情で言ってきたんです。
「翠川さんは3年前の記憶が無いことで1度検査したの,覚えてる?」
それは芽衣子お姉さんが、私と初めて会った時の頃だと考えてみた。
「はい,覚えてます」
「その時に、記憶が無かったって言われたことも覚えてるかな?」
「―――はい…?」
私は記憶を無くしたことと、私自身がまず分からないと悩んでいる。
「無くした記憶で,少しずつ記憶の欠片が蘇ってくると思うからね?」
そう言われて検査室を出て、凛ちゃんが心配し駆け寄り涙ぐんでいそうに見えた。
「凛ちゃん……私は大丈夫だから……」
少し嬉しくもあるけど、私は唯一の大切で大事な人の顔を見て心配したのかなと観察してみる。
「……心配はする」
心を読まれたけど、漣君はいつもの気怠い感じではなく怒っている?
それとも不機嫌になっているの?
「でも何も無くって良かった……」
「漣君…………?」
漣君の優しさが感じ取って、凛ちゃんと遥君がからかう表情になっていたんです。
気恥ずかしくなり,漣君はと見てみると耳朶の先が赤く染まっているのは願望でしょうか?
第1章 D無くなった記憶の欠片7
何かまた何かが、やって来たわ。
《それは初めての感情では?》
そう言ってくる人物はたった一人しか居ないってことよ。
「何キューレボルン、どう言うことかしら?」
私がそう言ってからは不真面目にジョークを言い出してしまう。
もう疲れるわ,道化師ときたら……
第1章 D無くなった記憶の欠片8
昨日そのまま病院に入院して、今日は夕方に漣君が芽衣子お姉さんに頼まれて退院する私を向かえに来たのかな?
「これで全部だな?」
「うん……」
少ない荷物を持って手を繋いでくるのが、漣君にとっては当たり前みたいになっているのかな?
「凛が初音のこと,心配していた」
ゆっくり歩いてゴシックをポケットから取り出して、受付でお金を漣君が払って言う。
凛ちゃんが心配していたってことが嬉しく思ったんです。
病院を出てから、何か話さないといけないって思って考える。
「漣君は心配してくれた?」
「―――してない…」
私の言葉がいけないのか、急に早歩きをする。
ちょっと待って欲しいよ、漣君……!!
第1章 D無くなった記憶の欠片9
病院から出てちょっとしたところで、私を見てくれた病院の先生が見えた。
「あの,先生ありがとうございました」
先生が私の声に気付き、此方を向いた。
「翠川さんなんだか、気になることがあったらココに来て下さい」
私は気になることは、今はないけども心配で不安な物は持っている。
「じゃあ、お大事に」
そう言ってから、先生は歩いて去った。
☆
家に着いてから、ミニ・オンディーヌがふてぶてしい笑顔で浮かび上がってきた。
《記憶ガ蘇ってクル》
楽しそうに言って、私は記憶の欠片のことが気になってしまって何も手につかないんです……
私は何者なんですか、教えて欲しいです…
第1章 D無くなった記憶の欠片10
私が水妖姫ミニ・オンディーヌの言葉を聞いていると,漣君が優しい声で何かを言ってきたんです。
「本当に大丈夫か?」
「……う,うん………」
また心配させちゃったと思いつつ,普段通りにして見せた。
「……漣君、ありがとう…ね」
「―――ああ」
漣君は一瞬だけ,私の目と漣君の目が合ってから立ち上がり私の部屋を出る様になったから私も立ち上がった。
時計を見ると、夜の6時頃になっていた。
「遅くなっちゃったね……」
申し訳ない様に,漣君のことを上目使いをして見てみた。
「そうだな、でも僕は帰り遅くなることを言っているから大丈夫だ」
そう言って、階段を降りているとミニ・オンディーヌが前にまた現れてきた。
ふてぶてしい笑みをして、私を見て言ってくる言葉が……
《期待スルな,後で泣クことになる》
漣君を好きになることが駄目って、言われている感じで少し怪訝な顔付きでミニ・オンディーヌを睨んだ。
そうしていると頭の中が、漠然とした光景が浮かび上がった。
《それガ,お前ノ結末ダ》
どう言うこと?
階段を降りてから、玄関まで漣君を送った。
「じゃあ、また明日」
「……うん……、また明日…」
私は漣君を見送ってから、ミニ・オンディーヌがふてぶてしい笑みをして微笑んで言う。
《変わらナイ、漣がスキでも変えるコトは出来ナイ》
何で?、どうして?
こんなことが浮かび上がる……
ミニ・オンディーヌが言っていることは、記憶が無い私に関係しているのかな……?
第1章 Eサイレン女王の秘密1
-翌日-
今日は早く起きてから学校に到着したけど、まだ誰も来てなかったんです。
「あれ……、まだ誰も来てない?」
教室に入ってから、机に向かい歩いて椅子に座った。
「早起きしたから、眠い…よ」
目を擦りつつ瞼が落ちていく。
「皆が来るまで,寝よう」
寝る体勢をして机で、顔を伏せて目を閉じた。
ただひたすらにアドバイスをしたい
58:アーヤ◆Z2 初音side :2018/05/15(火) 20:12 ID:Uso 第1章 Eサイレン女王の秘密2
〔夢の中〕
私は夢でも見ているのかな、私以外の人がいた。
解お兄さんに似ている男性が,こっちを見て口角を上げて微笑んでいた。
《おや、珍しいですね?》
(えっ、貴方は誰なの?)
《私ですか?》
男性は腕を胸元まで持っていき,《名乗るほどでも,ございません》と一礼する。
(ココはどこなんですか、……えっと案内人さん?)
首を傾げていると可笑しそうに笑い出した。
そう,笑い上戸みたいな笑い方なんです。
まだ笑いが止まっていないけど、何かを話し出した。
《貴女は記憶障害が,ありますね》
(っ……!!?)
《記憶を戻したいですか、前の記憶が戻って欲しいですか?》
案内人の男性が記憶を無くして、戻って欲しいって言葉を2回言った。
私は悩むけど、(出来れば戻って欲しいです,私が何者なのかを知りたいからです!)と言ってニッコリと笑い私のことを見つめて言う。
《知りたいと強く想うほど,近付きますよ》
そう言ってからぼやけた感じに、消えていたんです。
第1章 Eサイレン女王の秘密3
キューレボルンが居ないって、最高だわ。
私は、最上階で市民の幸福と不幸のグラフを見ていたりしているんです。
「まったく最近は、アバターのオンディーヌ達が観察してくれているけど……」
何かが変だってことに、気付く。
「オンディーヌが,少し最近異常な電波を送って来るから私は時々破損されそうになって困る……」
何なのよ!
この今まで無い感情を想うと胸が苦しくなったり,熱くなってきたりだからもう捨てるしか無いんだわ!
そう独り言を言っているとキューレボルンがモニターから、顔を映して話し出した。
《どうしましたか、我らが女王陛下(ハー・マジェスティ)?》
私はタメ息を吐き、何でも無いとキューレボルンに告げたけど分かっていると99.9%分かるんです。
>>59はサイレン女王sideでした。初音ではありません。
第1章 Eサイレン女王の秘密4
今日は土曜日で、昼からの授業なんだけど初音が無防備に机で伏せて寝ていた。
静かに机に向かい椅子に座りながら,初音の寝顔を見て起こしたらいけないけど皆が来ると思い優しく体を揺さぶってみた。
「スゥ〜スゥ〜」
寝息だけが聞こえてきただけで、揺さぶっても起きないからどうしようと思いつつ初音の片方のツインテールを触った。
「初音の髪は綺麗だ」
初音の髪にじゃれていると,僕は今見とれていたのか?
「ん〜〜,あれ漣君お早うっ……!?」
初音は僕が片方の髪にじゃれているから驚いていた。
「……れ,漣君?」
初音は離して欲しい様になっているから、僕は髪を離した。
第1章 Eサイレン女王の秘密5
62:アーヤ◆Z2 解side :2018/05/15(火) 21:31 ID:Uso >>61の続き
第1章 Eサイレン女王の秘密5
俺は悩んでいた。
まあ,いつもは皆から不真面目に見られるけどもやる時はやる男だ。
「これは消すべきか、消さない方法でいきたいけど解らない……」
何か解らないから適当とかは、許されないけど……
二人が会ってエラーになって、初音がサイレン女王の分身でもう一人の俺が確信してしまった以上は……
どうする俺……
,を使う理由は?
64:アーヤ◆Z2 サイレン女王side :2018/05/16(水) 09:35 ID:h6E 第1章 Eサイレン女王の秘密6
幸福ですか?
義務なんです。
幸福ですか?
義務なんです。
私は、幸福だけど消えかけた記憶をどうにか戻したいって思い幸福の唄を歌い続けているんです。
第1章 Eサイレン女王の秘密7
授業が始まったけど、どうしてか解お兄さんが私達の教室を廊下から覗いて見ているんです。
どうして覗いて見ているのかな?
私が見ていると解お兄さんが、私を見て手招きしてきた。
私は留流子先生に,保健室に行ってきますと嘘をついて椅子から立ち上がって廊下に向かう。
「解お兄さんどうしたの!」
私は首を傾げて伺いながら言うと,解お兄さんは漣君を見てから教室を離れようとして歩き出した。
「漣がいつの間にか、この危険な本を持っていたんだが初音は知っていたのか?」
そんなこと言われても困るけど、ゴシックで見せられても困るんです!
第1章 Eサイレン女王の秘密8
歩きながら聞いていると,私の手首を優しく掴んできたので驚いて後ろを見ると漣君だった。
「保健室に行くんじゃないのか?」
解お兄さんを少し睨みながら、漣君が手首から掌に変えて繋ぎ言った。
「解さんもしかして、あの本に何か言えないことが書かれていたの?」
冷静に推測する漣君って凄いけど、私は漣君みたいに頭が良くないからと思っていると解お兄さんは漣君の言葉を聞き頷いた。
「そうなんだ漣、少し厄介な任務になりかねない」
厄介事って?
私は解お兄さんの続きの言葉を待ちながら、漣君の表情を見上げて覗いてみたりした。
「そう厄介事が、何か言って解さん」
私の心をまた読まれた様に,漣君は解お兄さんが口を開くのを待っていたんです。
「この厄介事は、サイレン女王に……あと――――」
「サイレン女王に関わる事件なの?」
解お兄さんが言い終わるまで全部言わずに,私は首を傾げて顎を人差し指に乗せて言った。
「まあ、関連性ってことだろうね」
冷静に言い推測していた漣君は、もう任務のことでも考えていそうだ。
第1章 Eサイレン女王の秘密9
初音が保健室に行くって言ったけど、本当は解さんが呼んだからだって推測をした。
「凛少し,初音のこと見て来るな」
凛は小声で「OK,あとで私も行くから」と言うけど保健室には居ないんだよな。
「初音と解さんが見えたけど、何か話しているのか?」
僕は初音達のいるところに向かって、手首を掴み少し解さんに怒っているけど不機嫌な態度で言う。
「保健室に行くんじゃないのか?」
僕は手首から掌に変えて繋ぎ直していると,解さんがゴシックに映し出している画像が本と言っても危険度が高い本だ。
「解さんもしかして,あの本に何か言えないことが書かれていたの?」
ゴシックに映っていたのを、まじまじと見る。
解さんが僕の発言に頷きながら、お手上げの様な表情をする。
「そうなんだ漣,少し厄介な任務になりかねない」
初音も僕も、その厄介事が何かが分からないけど危険度が高いってことだけが分かる。
僕は、その厄介事を聞いてみた。
「そう厄介事が,何か言って解さん」
「この厄介事は,サイレン女王に……あと―――」
そう言うと,解さんは続きを言わずにいると初音がもしかしてという表情で解さんを見て伝えた。
「サイレン女王に関わる事件なの?」
有り得なくないかも知れないな。
「まあ、関連性ってことだろうね」
「そうだ関連性は,有り得るんだけどな」
そう言う解さんはどこか、言えない様に僕達には秘密にしたいっていう表情をしていた。
「初音は、記憶を戻したいか……?」
初音の記憶が戻って欲しいって、初音が願っていることだ。
「漣は,一番大切で大事に守りたいものは何だ?」
僕と初音に、質問をされたけどこの質問に意味があったということは僕はまだ分からなかった……
でも僕は、初音の記憶が戻って欲しいって思っている。
第1章 Eサイレン女王の秘密10
私は中央区第一中学校の中に潜んでいるのは、もう記憶が戻りそうな予感だからオンディーヌ又は初音に会う為なのよ。
でも見てしまったんです。
青村 解と黄波 漣又はイエローマーカーとオンディーヌの3人で話しているのを見掛けてしまった。
「キューレボルンの姿にもなれる青村 解だが,質問して何を企むんだ?」
私は見掛けてから、不幸分子の遥を観察しに回った。
第1章 F遥の初恋1
授業が終わって帰る準備をしたけど、漣君は解お兄さんの事件内容が気になったのか先に帰ってしまったんです。
凛ちゃんは用事があるから、一緒に帰れないって言った為悩んでいると後ろから遥君が顔を覗いてきたんです。
「一人だったら、一緒に帰る?」
「遥君と……?」
初めて遥君と帰る私は、仕方が無いから一緒に帰ることにしたんです。
☆
帰り道に【39アイス】に寄って、アイスを買いながら一口二口と舐めて食べ歩きした。
「初音って、案外洞察力があるよな…」
珈琲を飲んでいる遥君が、突然言い出して驚いたけど洞察力があるって誰がと考えてしまう…
「漣って結構,初音に期待していそうだよな」
「……漣君が…?」
漣君は、私より凛ちゃんに期待していると思うんだけどなあって落ち込みやすくなって来る。
落ち込みやすくなってしまったのは、片想いの相手が一緒だからっていうのもあるんだけどね……
「初音危ないって!」
遥君が手を伸ばして私の腰を、グイッと引いてきたからビックリしたけどもっと吃驚したのは―――
ドキドキと遥君の心臓が聞こえるぐらいの至近距離で,少し動くことが出来ないぐらいに固まってしまったんです……
「……危なっかしいけど、漣はそんな初音を繋ぎとめているんだよな…」
「……………うん」
ギクシャクの私達は、固まり状況で数分間この状態でいた。
あのー
71:アーヤ◆Z2:2018/05/16(水) 17:22 ID:h6E スミレさん呟きだったら、つぶやきスレに行って呟いて貰いたいです。
コメだけ描いて欲しいんですけどね……
第1章 F遥の初恋2
ギクシャク状態が続く中、やっと至近距離から離れたんだけど胸の音がドキドキして鳴り止まない。
「……遥君,…帰ろうか」
そう言って帰り帰り思っていると,初音の家に到着した。
俺は初音の顔が、今何でか見れないけど逸らしたまま「じゃあ……」って言って背中を向けさせた。
初音は、やっぱり普通だったなあ…
漣には敵わないってことだよな……
第1章 F遥の初恋3
私は家に入ってから、すぐに階段を上がって自分の部屋に入りベッドに潜り込んだ。
今さっきは遥君に、腰を引いたのはビックリしたけど至近距離だったけど見上げる感じだった距離で驚いてドキッとしちゃったよ……
だけどもっとドキッとしたのが、ドアのノック音なんです。
コンコンとドアを叩く音にびくりと背中がすくんでしまって、「……入って良いか?」と聞き出す人物はたったの1人しかいないんです。
「……漣君!」
私はガバッと布団を放り投げる様にして起きて、慌てて言う。
「ちょ……っと待ってね」
布団を良い様にして、鏡を見て髪が乱れてないか確認して整ったら漣君に入ってっと言いドアが開き入って来た。
「初音先に帰ったけど、一人で大丈夫だったか?」
漣君が心配して言ってくれるってことに、私は驚いたけどアノ事は無かったことにしたいから摘まみ上げて話した。
全部話してから、漣君が安心して言う。
「遥と帰ったのか、良かった一人じゃなくて」
一安心しているけど、私はそうでもなく……
なんだろう、この感情は……?
いやいやいやいやいやいいいやいやいや真面目に突っ込みたいからこうやってコメントしてるんです
75:スミレ◆aw:2018/05/16(水) 18:11 ID:87o>>63をみてください
76:アーヤ◆Z2 初音side :2018/05/16(水) 18:13 ID:h6E 楽しく描きたいので,迷惑です。
何回かされてはι(`ロ´)ノ
つぶやき目的でないので話を聞いてください
78:アーヤ◆Z2 初音side :2018/05/16(水) 18:19 ID:h6E じゃあ一応聞こうかな?
楽しく描きたいので,アドバイスじゃあなくストーリーでココが面白かったとかの方法が良いので聞きますそれだったら
,を使う理由は?
ん?もう一つ
アドバイスされたら嫌なんですか?
二次創作の小説は、楽しく描きたいからコメで面白かったところとかの方が嬉しいから。
なのでここではアドバイスはNGです。
小説版のスレは、アドバイスはしても良いんですけどね。
言いたいことも言わせて貰えないんじゃ、あなた嫌われますよ?
批評はつきもの。誉めてくれる人だけなんて無理です。小説を書く以上は受け入れてください
アドバイスは描いても良いんですけれど、私も言わせて貰いますよ。
いちいち描いてくるのは、スレの1000が早く行きそうでちょっと鬱陶しいんですけど……
なので今度書く時は、【第1章 F遥の初恋】が終えてからアドバイスを纏めて描いてください
いちいち? 返信されないから何度も書いてるんです。手早く済ませたいなら個別返信をする方が安く済みますよ
84:アーヤ◆Z2 漣side :2018/05/16(水) 18:49 ID:h6E 第1章 F遥の初恋4
初音の様子がおかしいことに、気付く僕は敢えて何も知らない様に次の任務のことを話し出す。
「初音サイレン女王様の関連するものを、集めてきたんだ」
初音は聞いているのか分からないけど、1つ分かったことはピンクに頬が染まっては真っ青になったりで本当に様子がおかしいと感じた。
「大丈夫か、初音?」
肩がびくりとして、僕の言葉に気付きコクコクと頷き返した。
「なら,良いけど…?」
でも僕は初音が、今までにない真っ青だから心配になったけど帰る時に遥と何かあったのか?
じゃあ一応、呟きスレを作ります
86:アーヤ◆Z2 遥side :2018/05/16(水) 19:55 ID:h6E >>59
第1章 F遥の初恋5
昨日のことは驚いたけど、漣が早くに初音と何かあったって聞き出してきそうだな!
日曜の朝に初音の家の前に集合した。
「お待たせ……」
素っ気無い表情では、初音に嫌われると感じた。
何故こんなことを思うんだ,俺。
おかしいぞ!!
>>59はサイレン女王sideです。
第1章 F遥の初恋6
消される前にやって置くことが,あるの。
私と初音(オンディーヌ)は、もう少しでってあれ噂をすれば…
初音(オンディーヌ)達がいるのが見えた。
でもって、不幸分子のはずなのに幸せに見えるのは……?
もしかして、遥かな?
私はヒトと恋をする,それは危険だって教わったけど―――
不幸分子がサイレン女王の敵っていうことは知ってる。
でも,遥は初音に恋心を持っていると思う。
>>87は未来sideです!
第1章 F遥の初恋7
集合した私達は、カフェに行き色々話し出したんです。
私は漣君の隣に座って、凛ちゃんと遥君が一緒に座って向かいあわせで喋り出す。
「まずは,遥だ」
漣君は平然と言う。
「何が,漣?」
「もしかして初音に、聞いた?」
凛ちゃんが不思議そうに問うけれど、すぐに遥君が漣君を見てから私のこともみた。
「何々、何があったの?」
「無いよ……」
「まあ、昨日初音の家に行った時におかしかったから?」
あったけど大したこと無いんです。
それにしても漣君との,距離感が触れそうで恥ずかしいって思ってツインテールの片方を口元と頬の辺りで顔を隠してみた。
「まあ危なっかしい初音を、漣の代わりに守ってやったんだ!」
漣君は遥君の発言に興味なく、返事をした。
でも私は、まだ知らなかったんです……
止められない感情が破裂するドキドキが待ち受けていることを……
>>88は、初音sideだよ!
第1章 F遥の初恋8
珈琲とカプチーノを飲みながら、遥の僕の代わりに『守ってやった』という言葉はどういう意味なのかと感じた。
それにしても、次の任務について話さないといけないんだ。
「まあ初音は危なっかしいって思う。
だけど、その話をする為に四人で集まったんじゃない」
真剣に考えないと,いけないんだって思うから話題を変えて話し出した。
初音は何故か真っ赤になっている様に,思えたけど目の錯覚なのか?
「次の任務は、危ないんだ」
危ないっていうことだけで,何故危ないのかっていうことも凛と遥に言った。
第1章 F遥の初恋9
次の任務が危ないっていう漣は、私達を見てゴシックを見せた。
「次の任務について,サイレン女王が関係すると解さんから聞いたんだ」
サイレン女王に関係するってことの意味が、よく解らないでいる。
「ねえ、漣どういうことなの!?」
「凛ちゃん落ち着いて……、ここお店の中…」
私が机をダンッと叩いたら、初音がどうどうとして落ち着かせようとしてきた。
それにしても、遥が初音のこと好きって想いは間違い無いね。
私は漣が好きだけど……、初音も漣が好きだから複雑過ぎだよ……
「初音は良いよねっ……!」
初音はキョットンと首を傾げて,いた。
もう複雑でも、譲れないよ漣は。
第1章 F遥の初恋10
任務についての話が終わり、飲み物を半分飲みほしたんです。
「そろそろ,出るか?」
漣君が椅子から立って言い,私に手を差し出してきたのでそっと繋いだ。
遥君は何故か、私と漣君を見ていたけどすぐにそっぽ向けた。
「初音」
漣君が耳元で囁いてきてドキッとした。
「っ……何,漣君?」
私が見上げようとした瞬間に、漣君が私の口元に人差し指を当ててきたからビクッと肩がすくんでしまったんです。
「ここに、クリームが口元についていたから取った…」
「っ………!?」
私は驚きながら、人差し指で取ったクリームを舐めたのに驚いたんです!?
私は漣君の,意外な一面を少し見たのかも知れない……
第1章 G動き出す記憶1
カフェから出て、次はどこに行くと話した結果彼処に行くことにしたんです。
凛ちゃんが行きたいところは、【ELPアーケード】って場所だけど私が買える物はあんまり無いと思うんです……
「……はぁ」
タメ息を吐いたのに気付いたのか、漣君がどうしたのかって目で語ってきた。
(なんでも、ない……)と私も目で語り返したんです。
☆
ELPアーケードに到着してから、何から見るとはしゃぐ凛ちゃんに漣君が私と凛ちゃんを交互に見て言う。
「見たいのがあるんだろ、だったら先に凛が見たいのを回ってから―――」
「初音の見たいのを、見て回って行こう!」
漣君が最後まで、言いきってないのに遥君が過って喋って言った。
遥君は、少し漣君の台詞を取ったこと分かっているのかな?
第1章 G動き出す記憶2
私は服を見たいから、ファッション売り場に駆けつけて向かった。
「早く、早く!」
3人はゆっくりと歩きながら、行くから私は急かした声で言った。
あれは、新作の感情同調型の『堅い(スマート)リボン』商品が置いてあるんだけど!
「ちょっと、ここ見て良い?」
「じゃあ、服は見ないってことか?」
少しだけ見たいのに、漣は興味無さそうに言い私は頬膨らませて怒った。
「バカ漣、服も見るよ!」
私は文句あると、偉そうな態度をして見せた。
「じゃあ、凛ちゃん時間が勿体無いから見る…?」
「うん!」
初音は私を見て、可愛く言うからつい抱き締めちゃった。
第1章 G動き出す記憶3
凛ちゃんが『堅いリボン』を見ているけど、値段が高価だから買えないんです……
「初音、どう?」
リボンがピョコンと私の前に、出てきて驚いたけど凛ちゃんに似合う色合いで可愛く見えた。
「うん……、凛ちゃんに凄く似合ってる」
「そうかな?」
「……もう良いか」
エヘヘと照れ笑いをする凛ちゃんを、よそに漣君が溜め息を吐き呆れ顔で私達の顔を見て言う。
「うん、買わないから良いけど初音は?」
買うか、買わないかを言われて首を左右に振り「買えないよ……!」って断ったんです。
「なんで?」
な、何でって言われて困ってると漣君が私の代わりに言ってくれた。
「凛お前なあ、『なんで?』って普通分かるだろ……」
呆れがちに凛ちゃんに、言うけど分からないって表情をする凛ちゃんに何が言わないといけないと思った。
「凛ちゃん……、私は幸福貯蓄点が足りないから買えないの…」
「そう言うことだ、凛」
凛ちゃんは、私と漣君の言葉で理解したのか分かったって顔をして店から出てファッション店に向かった。
☆
ファッション店に着いてから、可愛い服を見ては試着をする凛ちゃんだけど私を見て服を見せてから着ると言われた。
私は試着してから、漣君に見て貰うと「可愛い……」って言われたけど漣君の言葉ではなかったんです。
遥君の台詞だったから、漣は私を見てそっぽ向いていた。
耳元が真っ赤に見えて、漣君照れているの…かな?
第1章 G動き出す記憶4
初音が試着したけど、可愛いの一言が言えずに遥が言ってしまった…
「何で言えば良いのに、言えないんだ……!」
初音の顔を見れずに、そっぽを向けた。
「今度は、初音が行きたいアーケードだけど?」
どうするかは自由なのに、さりげなく39アイスの店に向き歩いたけどどこか見覚えがある様に感じた。
「色々あるね」
「……ねっ!」
初音に凛が楽しそうな表情で言い合っていた。
グラッよろけたけど、なんだか楽しさに酔ったのか?
第1章 G動き出す記憶5
「色々あるね」って凛ちゃんがハグっとしてきて、私は「……ねっ!」っと楽しそうに応えた。
そしてグラッとよろけてきたのを、漣君が腰を支えてきて「大丈夫か?」って心配してくれたんです。
「あ……ありがとう、大丈夫だよ…」
「無理してないか、初音?」
無理してないけど何かがおかしい感じがするけど、漣君には心配かけたく無いから言わないで置こうって思っていると―――
「有るのか?」
「有るって…、漣君まさか心を?」
また漣君に読まれてしまったけどんです。
そしてアイスを注文してから、私はアイスが出来るのを待っていた。
「初音は、何のアイスにしたの?」
凛ちゃんは向日葵みたいな笑顔で教えてくれた。
「私はね、オレンジ&レモンティーのWのアイスだよ!」
凛ちゃんらしいって思っていると、私達のアイスが出来たんです。
私のアイスを見て美味しそうとしていると、漣君と凛ちゃんが私のアイスを見ていたんです。
「初音これって、人気No.1のチョコチップ&グリーンシャロットだよね!」
人差し指で言う凛ちゃんだけど、漣君はアイスを見て推測するからキヨットンとして聞いた。
「グリーンシャロットの<シャロット>は、別名ネギ。」
「えっ……?」
でもその台詞が、どこかで聞いた様に思うけど気のせいなのかな?
私はアイスを舐めながら、片方の手を胸に当てて考えてみた。
漣君は珈琲を飲み、遥君はグリンティーのシングルアイスを食べている。
「初音アイスが溶けるぞ」
「……うん」
聞いたことのある言葉を思い出す様に、私はアイスが溶けてきたのを舐めながら食べたんです。
第1章 G動き出す記憶6
アイスがほとんど無くなってきて漣君の言葉に、何か聞いたことが有るような無いようなとグルグルと回った。
《思イ出しタラ、処分ヲスル》
私はミニ・オンディーヌの声がして、どこに現れたのかを見て慌てるんです。
「……えっ」
ふてぶてしく微笑むミニ・オンディーヌが私と漣君の間に現れて、私は目を大きくして驚いた。
《馴れ馴れシクして、後で泣クはめにナルよ!》
知ってるけど、でも好きだからと心の中で呟いたんです。
アイスを食べてからは、オンディーヌの処分と泣く羽目って何かを考えたんです……
第1章 G動き出す記憶7
私はあとをつけてやって来たんだけど、どうやら初音は記憶を思い出したのかな?
初音いやオンディーヌは、漣達と離れてどこかに行ってしまったのを見て追い掛けた。
「待って!」
私は漣達が見えて無い場所で、声を掛けた。
初音は驚いて、私のことを見た。
私は記憶を思い出したいけど、思い出したしたく無いって感じているんです。
第1章 G動き出す記憶8
「待って!」
突然現れた未来ちゃんの声で振り返って、私に近づきながらも言ってきたんです。
「えっ、どう……して此処に居るの!?」
「どうしてって、記憶を思い出しているんじゃないの?」
思い出しているけど、何で知ってるの?
私は少し警戒してしまい、未来ちゃんはクスッと笑い出す。
「何で記憶のことを、知っているの……?」
だってこないだ会ったばかりの人に、記憶消失になったの知らないはず……
「えっ!?
それは……、噂で聞いたのよ!」
嘘だ、私はそう思った。
噂なんて嘘なんだって、分かるんです。
第1章 G動き出す記憶9
初音が離れてから凛と遥だけになった。
「ちょっと初音戻って来るの遅いな、様子を見に行って来るよ」
僕は小走りで初音を、探しに行っているとシアン色の長いツインテールが揺れているのが見えた。
「嘘って分かるよ、それに似てる気がする……」
初音は誰と話しているのか?
似てると言ったけど、何のことなんだって観察をして続きを聞きたいけど不作法だよな。
「……私も同じく思っているけど、邪魔が入って言えなくなったね」
「えっ?」
第三分館でこないだ会った子だったけど、何で初音と二人だけだったんだ。
初音は振り返った瞬間、僕を見て言った。
「れ、漣君いつの間に!?」
驚いた表情をする初音だけど、僕は聞いてなかった様にしておきたいけどなあ……
「まっ、私はもうちょっとで思い出すけどね」
「えっ、まさか未来って!?」
その子は未来と言うのか?
僕は初音の記憶が戻ってくるって、信じていた。
第1章 G動き出す記憶10
私はつい未来ちゃんのことを、呼び捨てに呼んでしまった……
「思い出したら分かるよ」
未来ちゃんは、そう言ってきてから漣君の方を見て私のことも見て小声で囁いた。
「貴方は初音のことを、よく観察しているけどどう思っているの?」
「っ……!!?」
私は真っ赤となり、未来ちゃんは試す様に漣君に言った。
「初音は好きだ」
「っ……!!?」
漣君が私のことを好きって、どう言う好きなのって想い言われた瞬間に胸が弾みそうになったんです。
「好きって言うけど、貴方は鈍い感じだね?」
そんなに簡単に好きって、言われないからって未来ちゃんの方を見て言った。
「バカな奴は嫌いだ」
「……………」
「……やっぱり、鈍感な人」
私は漣君の言葉に困って言えない感じでいると、未来ちゃんはやれやれと言う様子な表情で私達に言った。
私のことが興味ないって言われなくって、本当に良かったって心底思ったんです。
第1章 H謎に包まれた影1
未来ちゃんは「嫌な記憶でも、受け止められる覚悟でいるんだよ」って言われ去ったけどどう言う意味なのかな……?
「去って行ったけど…?」
漣君はそう言いつつも未来ちゃんのことを、観察しているのが分かったけど今さっきの言葉がどうしてか気になってしまう……
「初音今さっき言われた【記憶】のことだけど、戻ったのか?」
「ううん……、戻ってないけど漠然と浮かんでくるの……」
思い出すのは嫌な記憶か、良い記憶かは分からないけど思い出したいんです。
第1章 H謎に包まれた影2
今日の温度は29℃なんです。
暑くも寒くも無いちょうど良い気温だけど、目眩がするわ……
パタンと倒れかけた私は意地でも、ベッドの方に行く。
「ハア、忙しさで倒れてしまったけど……」
完璧完全な私が倒れたことを知れ渡ったら、いけないんです!
でも、不思議なことに1人のオンディーヌが記憶を思い出したけど……また何か忘れているんです。