〜プロローグ〜 私は夢を見ている様な漠然とした景色のなかで、何故か思い出せずにいる忘れないで欲しがった記憶があった気がする。 何故私は泣いているの? 私は誰が好きな人がいた気がするのは、目の前にいる透くん? でも何かが違う掌の温かな体温だった。 夢の貴方は誰? 私はまだ生まれていない時から、ずっと漠然と想い続けてきた一人の男の子を名前は知っている気がした。 そう……『黄波 漣』と目の前にいるのは不幸分子の『緑鳥 透』だったんです。