見上げると水色に光が少し差していて、淡く輝いて見えた。プールに潜って見た色と似ていると思った。最期は綺麗な景色を見たいと言っていたが、こんな早くに叶うものだとは思ってなかったんだ。 だんだん視界も意識もぼんやり曖昧になっていく。曖昧な意識の中では、巷でよく聞く走馬灯も見れないようだ。