監禁、ていうのかな、それをされて千年。
あくる日もあくる日も看守に暴力を振るわれ…。
死傷だらけだった私の心は冷たく、黒く…。
とある日
今日は因縁の先代エンマの葬式だと。あの奴が。
看守は葬式に行くと、それと、念を推された、
「じっとしてろよ」
その時、尋常ではない程度の妖力が体の奥から吹き出し、看守の体をバラバラに砕いた。
ああ、なんて綺麗なんだろう。
空には美しい太陽が出てとても澄み渡っている。
千年も見れなかった景色。妖艶に輝く桜。
湖面は太陽を映し出す鏡のようだ。