『 1話 サキュバス族の双子 』
「小説開幕早々くらってし ねー!邪神ちゃんドロップキーック!」
メタ発言をしながらドロップキックを決めようとする彼女__邪神ちゃん。
ゆりねは驚くことなくそれを避ける。
「グフっ!!!」
避けられたため勢いが止まらず、壁に打ち付けられた彼女。そんな彼女をギロリと怖いくらい睨みつけゆりねは腕を組んで見下している。
「アンタ…また私をこ ろそうとしたわね。新しい肉切り包丁をかったの。ためさせて頂戴」
ゆりねは包丁を手に持ち邪神ちゃんを切り刻み出した。
「いたぁーーーい!いたいですのーー!」
邪神ちゃんはあまりの痛さに顔をしかめてる。そんな叫び声や表情にお構いなくどんどん切り刻んで行くゆりね…。
「ハロー!ゆりねちゃん」
「邪神ちゃん、きたよ」
そんな空気の中、やってきたツノの生えた少女とエジプト風衣装の少女…否、悪魔。彼女はミノスとメデューサだ。
「…また、やろうとしてたのかよ…」
ミノスは目の前で繰り広げられてることを察し邪神ちゃんを哀れそうな目で見つめる。
これが彼女たちの日常である