「にしても腹減ったなー」
「今、ボンディへ向かってるでしょ…」
腕を頭の後ろで組んでため息をつく邪神ちゃんに突っ込むゆりね。メデューサとミノスは苦笑いをしてる。
まぁ色々とありつつ、お昼の時間な為一行はカレー屋へ向かっていく。
「……まじお腹が空いてやばいですの」
邪神ちゃんは何故かお腹空いてるアピールをする。目を閉じてふらふら〜と…。
「邪神ちゃん、人にぶつかっちゃう」
と、紙袋をかぶってるメデューサが止めようとする。メデューサはご存知の通り、目を合わせると石化してしまう。それを阻止するために外に出る時は紙袋をかぶっている。
メデューサの注意もきかずに彼女はふらり、ふらりと動き続ける。
ドンッ!!
邪神ちゃんが人影に気づかず誰かにぶつかってしまった。2人とも盛大にこけてしまう。
「ちょっと、危ないじゃない!!!…ってアンタ…!」
邪神ちゃんはぶつかった少女をみると目を丸める。ミノスもメデューサもだ。
「「邪神ちゃん!?/莉々夢!?」」
2人はハモりながら叫んだ。ここで訂正しておこう、彼女は少女…ではなく邪神ちゃん達と同じ悪魔・莉々夢だ。