「だからそんな事無いって何回も言ってるじゃん…」
またため息を吐く。何回言ってもモカにはため息を吐かされてしまう。
一体どうすれば良いのだろう。
「蘭〜あたし達以外〜アフグロのメンバーは集まって無いし〜スタジオから〜帰った方が良いと思うな〜」
考えながらも必死にあたしに伝えて来るモカを見ると何も言えなくなる。
仕方がない。今回はモカの言った通りにするか。
「それじゃあ帰る?」
せっかくだしモカを誘おうと口を開こうとするとモカが先に口を開き言葉を発し始めた。
「ん〜せっかくだから〜何処かに食べに行かない〜?」
( 続く )