国際警察のノエル含める四人はジュレに来ていた。
「こんにちは〜!あっ、初美花ちゃん!」
「咲也さん...。どもども〜...。」
「ねえ、初美花ちゃんの好きそうなお店見つけたんだ!今から行かない?!」
「えっ。今から...ですか?」
咲也の好き好き攻撃に困り果てた初美花は、助けを呼ぶために魁利を見た。
魁利なら、なんとか良い言い訳を考えてくれるだろう。
だが魁利は苦笑いしながら目を逸らし、圭一朗達と雑談している。
「ね、ねえ、魁利!わたしがいないと、お店大変だよね!?ねっ!?」
お願い!行くなって言って!初美花は目で訴える。
「いいや?別に行ってこれば?もう昼時過ぎたし。」
え〜!?と落ち込んでいると、ふとつかさと目が合う。
つかさは初美花の思っていることが伝わったらしく、口を開いた。
「咲也!初美花ちゃんが嫌がっているだろう!やめろ。」
出た!救世主!と初美花は一安心。
しかし、安心したのも束の間。
「つかささん、別に気使わなくても良いよ。咲也さん、初美花のことよろしくね。」
魁利はそう言い放つと咲也と初美花を外に押し出した。
そして、初美花は諦めたのか咲也と出かけて行った。
(続く)