夢小説12歳。

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3:ちくわのわーさん☆:2019/03/31(日) 12:44 ID:9WI


「話…?」

こくりとうなずき、

「ちょっと、来てくれる?」

と、想楽ちゃんについてくるよう促す。

想楽ちゃんは不思議そうな顔をしながらも、「うん」とうなずいた。


無言で歩き、体育館倉庫の裏に来る。

「話って?」

想楽ちゃんが口を開いた。

私は振り返り、深呼吸をしてから、

「私、太陽くんに告白したの」

「え?」

この事は、想楽ちゃんに伝えていなかった。

告白したことも、



「振られたよ」



想楽ちゃんが目を丸くして、

「嘘でしょ?」

「太陽くん、」


少しの沈黙が訪れる。


「好きな子いるって…」

そう口に出した瞬間、涙がこみ上げてきた。

「カコ…」

と、想楽ちゃんが背中をさすってくれる。

その手の温かさに、涙がもっとあふれる。

「偉いね、頑張ったね」

うわああ、と、幼稚園児のように、声を出して泣いた。

本当に、本当に好きだった。


少しは、私に想いを寄せてくれてるんじゃないかって、期待してた。

でも、それは間違いだった。

太陽くんは、私ではない、他の子の事が好きだったのだ。


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