四月一日
サトシ「アローラ!ハアハア」
カキ「まーた遅刻かよ。サトシお前、そろそろ早起きの習慣つけろよな。」
マオ「そーだよ、ククイ博士がせっかく授業してくれるんだから。」
マーマネ「サトシー、今日はなんの夢見たの?」
リーリエ「まあ、そういうところがサトシらしいですけどね。」
スイレン「サトシ!大変、サトシのお母さんが急病で倒れたって!」
サトシ「⁉ 本当かよスイレン!」
スイレン「嘘です。今日はエイプリルフールデイだよ。」
サトシ(かっちーん)「…は?嘘だぁ?」
スイレン「え…サトシ?」
バアアアアアンッ!(机叩いた)
サトシ「ふざけんなよ、スイレン!なんでそんな嘘ついた!俺をバカにしたかったか!」
マオ「ちょ、サトシ…。一回落ち着きなよ。」
カキ「…………………。」
スイレン「今日はエイプリルフールデイだよ、一年に一回嘘ついていい日で…。」
サトシ「嘘にも限度があるだろ?人が病気で倒れたって聞いたら誰だって心配するだろ?それをお前…、慌てる俺を見たかったか?心配する俺見てバカにしたかったのか?からかいたかったか!」
マーマネ「サトシ、言い過ぎじゃない?スイレンも、悪気があってやったわけじゃないと思うよ。」
ククイ博士「みんなどうしたー?」
サトシ「ククイ博士、聞いてください。スイレンが俺の母さんが急病で倒れたって嘘をついてきたんです…。」
ククイ博士「ああ、今日はエイプリルフールデイか?」
サトシ「酷すぎると思いませんか?」
ククイ博士「そうかもな…スイレン、あとで職員室来い。」
スイレン「は、はい…。」
カキ「サトシが怒って当然だ、俺だって同じ目にあったらブチギレてんぞ。」
サトシ「カキ…、ありがとな。」
カキ「おう、それが本当の友達ってもんだ。」