僕には、夢があった。
「YouTube投稿者」である。
いや媒体は何でもよかった。
とりあえずネット上で何かを配信する立場になりたかった。
…皆に、ただ認めてもらいたかった。
僕は齢8にしてインターネットを知り、また裏切られた。
どこかしら歪んだ彼と友人になるのは一筋縄ではいかなかった。
否、【飼い慣らす】のには経験が必要だった。
その経験を知るには小3の子供には早すぎた、それだけ。
だから僕はネット配信者を志したのかもしれない。メンヘラになってしまった僕だから。
…これは、そんな僕が奇しくも出会ったとあるグループと、それをとりまく数十人の同志による物語である。