※メフィスト目線
「う…うう…、ここは?」
僕は白い部屋で目を覚ます。周りにネロくん、エレナちゃん、マリアちゃんがいる。
『先生!』
「大丈夫ですか⁉ぼくっ、先生のことがっ!とてもとても心配で…(泣)」
こんな僕を心配してくれるなんて…なんて純粋で優しい子たちなんだ。
マリアちゃんの城の病室で僕は全てを思い出した。やはり、僕はいない方が…。
僕は立ち上がり、出て行こうとする。
「先生、今は動いちゃダメだよ!ウチらが先生の面倒みるよ。ウチ、家が居酒屋だし、料理は任せて!」
「そんな、悪いよ。それに僕のせいで、レオちゃんを怒らせてしまったんだし…」
「あんたは悪くないわ、あいつは会えるのが今日で最後とか言ったけど、そんなことにはさせないわ。モニカさんとを助けると同時に、レオナードを教室に戻してやらないといけないんだから。あんたはまず休みなさい。」