ジャイアン「…は?いきなりなんだよ、スネ夫。」
スネ夫「お前は人気者でも、この世界の王様でもないっつってんだよ、単純なゴリラだよ!」
ジャイアン「な〜ん〜だ〜と〜!」
スネ夫「ほら、またそうやって感情で動く。単純な証拠だよ。」
ジャイアン「…っ!」(ビクッ)
スネ夫「なぜ今まで僕らが、君の言うことを何でも聞いてきたと思う?…君を調子に乗らせるためさ。僕らはいま中学2年だ、これがどういう意味を成すか分かるか?お前を訴えられるってことだよ。」
ジャイアン「はぁ!?何言ってんだ、お前…。」(拳を握りしめ)
スネ夫「おっと、僕を殴るのかい?何をしても許されてきたあの時のように。」
ジャイアン「……。」
スネ夫「僕はいじめたくはなかったさ、のび太をな。でもお前に従わなければ、無力な僕はすぐに殴られた。だからのび太を傷つけるしかなかった。みんなジャイアンを怖がってのび太を無視していたんだ、そうだろみんな!」
そうスネ夫が声を上げると、釘を刺したバットを持ったかつてのクラスメイトたちが現れた。その後ろには、のび太が立っていた。
ジャイアン「お、お前ら…!」
スネ夫「君に殴られてきた、と、も、だ、ち、さ。」