仕方ないから、一緒に寝た。
太寿「すう〜(寝息の音)」
八戒「す〜す〜(寝息の音)」
八戒は、一人じゃ何も出来なかった。
八戒「トイレ〜。」
太寿(だから、俺が頑張るしか無かった。)
ただ、そうなればそうなる程、学校に行けなくなったり、
行ける日があってもーーーーーー・・・。
太寿「婆ちゃん・・・。八戒、訳あって、心が赤ちゃんになった。俺
は学校行って来るから、よろしく!」
たまにしか、小学校には来れなくなった分、それまでの仲良くしてた奴からも良い風に思われず。
生徒1「ここずっーと太寿って、付き合い悪いよなぁ?」
生徒2「前はあんなに仲良くしてたのに・・・。」
生徒3「もしかして、俺等の事嫌いになったとか?」
生徒4「きっと、そーだ!あ、じゃあオレらも太寿を嫌いになろう?」
いつしか、太寿を虐めてくる様になった。
机に落書きをされて暴言を書かれる。
太寿(最悪だ・・・。何で俺が?こーなったのも、全部八戒のせいだっ!?)
もう、相手する気も失せて、ひたすら勉強をし続けた。
家に戻って八戒と二人。太寿は、勉強中。
八戒「ご飯〜🍚」
太寿「今、勉強中なんだよ!?(怒💢)見て分かんねーのか!?」
八戒「ご飯〜🍚ご飯〜🍚」
太寿「あ〜〜!?何であっちはこっちを理解してくれねーのに、こっちはあってを理解してやらねーといけねーんだよっ!?不公平だろっ!?
イライラするぅ〜〜〜〜〜っ!(怒💢)」
八戒「ご飯〜🍚ご飯〜🍚」
太寿「しかも八戒!?お前のせいで俺は学校で虐められてんだよ!?一人になったじゃねーか!!分かってんのかよ!?(怒💢)」
八戒「赤ちゃんだから、良いことも悪いことも分からない。赤ちゃんだから、ルールも分からない・・・。」
太寿「!だけど・・・アイツらは、皆俺から去って行ったのに、八戒・・・お前だけは、俺から離れて行かないんだな。よし、だったら俺もお前から、離れねーよ!!」
この頃、太寿の八戒に対する見る目は変わった。
疎ましいと思う存在から、大切な存在へと変わった。
自ら進んで八戒のお世話をする様になる。
外へ出かける時は、車椅子で周りがいない時間帯を狙って、外出した。
太寿「よし、これなら知り合いもいない。」
近くの公園で、遊んだ。
「キコォ〜キコォ〜(ブランコに八戒を乗せて、後ろから押す太寿の音)」
間違い発見!
太寿のセリフの「こっちはあってを理解して」じゃ無くて「こっちはあっちを理解して」ですね!失礼しました。