影虎作品集

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1:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 12:20 ID:SnI

ここの板では初になります!!
本格的に近いのをそろそろ書きたくなってきたんで
二次創作書くことに決めました!
感想とかは気軽にどうぞ!ただし、荒らしとか
暴言はお控え下さいっ!!
じゃ、さっそく書きたいと思います!

2:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 12:28 ID:SnI

今回のお題はヴィンランド・サガです!
原作のアシェラッド&スヴェン王&フローキ&クヌートはいる
んですが主役のトルフィンは不在の物語りになります。
状況としては城の離れた所にある建物にて、スヴェン王
フローキとアシェラッドとクヌートとその他スヴェン王の兵士達
が集まり宴会の様なのを始めてる所からスタートします!

3:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 12:38 ID:SnI

クヌート(父上はウェールズを攻めるだとか
ほざいていたな?アシェラッドはどう切り抜けるつもりだ?)
アシェラッド(このクソジジィが!フローキの奴に勘付かれた
ばかりにこの様か。こっちの攻められるとマズイ場所を選んできたな?
こうなったら、あの手を使うか。)

とっさにアシェラッドはクヌートの元に近づく
すると一気にクヌートの背後に回り自らの持っていた剣を
クヌートの首元に突きつけた
周りはもちろんざわついている

フローキ「アシェラッド!貴様ぁ!?なんのつもりだぁ!」
アシェラッド「静かにしな。いいか?クヌート王子をこっちは
人質にとっているんだ。命令通りにしないなら斬りつけるぞ?」

周りはしーーーーんと静まりかえった

4:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 12:43 ID:SnI

アシェラッド「よし、話しが分かるじゃねぇか。次は
スヴェン王、こっちに近づいてもらおうか?でないと
クヌートがどうなってもいいのか?」

これは完全にアシェラッドの罠だ

スヴェン王(どうする?しかし、ここは王たるもの、断りでも
したら周りがどう思うか。この状況では本音が言えぬ。
この男分かってやっているな!?)

スヴェン王が悩んだままでいると

アシェラッド「来ないならいい、こちらから行きます!」

クヌートに剣を突きつけたまま、スヴェン王の元へ近づく

5:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 12:51 ID:SnI

そして一気にスヴェン王の首をスパーーーンっと剣ではねた

フローキ「なななっ!?アシェラッドーーーー!貴様ぁ!?」
アシェラッド「まだこっちは王子も人質にとってんだ。
そこをどけ!道をあけろ。いいか?
この先はクヌートと二人っきりにさせろ。誰も後は
つけて来るな。守らねぇ場合も容赦なくクヌートを斬る。」

フローキに近づいたアシェラッドは
彼の首もはねる

アシェラッド「さっきはウェールズの件よくも
やってくれたなぁ?この際生かしちゃおけねぇ。」

そう言うとクヌートを連れたまま出口へ向かった
周りの兵士達は誰一人として手出しが出来なかった

6:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 14:31 ID:SnI

無事に外へ出たアシェラッドはやっと剣を鞘にしまうと
クヌートを連れて
城の港に向かうと船を物色

アシェラッド「これ借りていきますよ?
さて、と王子。ここからはお別れです。
私はこれから、あなたの兄ハラルドを始末して
きます。そしてまた、あなた様の元へ戻ります。
その時は、よろしくお願いします。」

そう言うとアシェラッドは船の舵を握り
クヌートの元から去った

クヌート(あの男ときたら、本当に面白いな。
私との約束を果たすべく、任務を遂行してくれる
とは。王になるのも時間の問題か?
さぁ、皆の元へ戻るか。)

クヌートは、さっきいた建物に再び戻る。

クヌート「私は無事だ。アシェラッドは逃げた。
あの男は父様を殺した、指名手配の用意を頼む」
兵士達「ご無事で何よりです!王子様!すぐに準備を」

と言っても、この時代バイキング時代なので
現代の様なテレビやメールを使える訳ではない
紙にアシェラッドの似顔絵を描いたのを広める程度に
過ぎなくて、時間もその間かかる

7:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 14:41 ID:SnI

その間にアシェラッドは早くも行動を起こさなければ
いけない
船を操作してクヌートに教えてもらった兄の場所へと急ぐ

寝もせずに船を操作し到着した
そしてハラルドのいる家を訪ねて顔はやや隠す様にして

アシェラッド「私は、最近新しくクヌート様の側を仕える
事になったアシュランと申します。
ラグナル殿は死んだので。この度は、兄上様に重要な話があって
来ました。父上、スヴェン様の件です。」
ハラルド「何?何の話しだ、入っていいぞ。」
アシェラッド「話する際は周りの者に聞かれたくない故、
二人っきりでいいですかな?」
ハラルド「聞かれると不味い内容か?分かった。」

個室に移動して、二人で話す。

8:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 14:48 ID:SnI

アシェラッド「率直に申しますと、父上である
スヴェン様が殺されてしまったのですよ」
ハラルド「何だと!?父がっ!?まさかっ一体誰がっ?
クヌートは無事なのか??」
アシェラッド「クヌート様は無事です。
人質になりながらも犯人に解放されて」
ハラルド「弟はそうか、無事か。それを伝えに来てくれた訳か?
確かにその話し、他の者に聞かれるのは気まずいな。
では、父を殺したその男の名は何と言う?」
アシェラッド「アシェラッドです。」

そう言うとアシェラッドは素早く鞘から剣を抜き
ハラルドの首をはねた

アシェラッド「私の事です。」

すぐにその場を離れて、アシェラッドは停めてあった
船まで戻ると再び進路をクヌート達のいる城へ向かわせた

9:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 14:56 ID:SnI

場所は変わり、クヌートがいる城の中
そこには王冠を被ったクヌートの姿があった
そこへ慌ただしい様子で兵士がやって来る

兵士「たっ大変です!!クヌート様!あっ兄上である
ハラルド様が何者かに殺されました!?しかも首をはねられて
スヴェン王様と同じやり方です!」
クヌート「何っ!?誰に殺された?」
兵士「それが犯人はすぐ逃げたとの事で詳しくまでは」
クヌート「そうか。父だけでなく、兄まで殺されるとは」

それから何日後

兵士「大変です!クヌート様!?スヴェン王様を殺した男が
戻って来ました!何やらクヌート様に話しがあると」
クヌート「連れてこい、話しを聞く。」

兵士に連れられ、アシェラッドが現れる

10:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 15:03 ID:SnI

アシェラッド「お久しぶりです。クヌート様
私はあなたのスヴェン王様だけでなく、ハラルド様も
殺しました。指名手配になり、街に逃げようにもどこにも
私の居場所はありませんでした。
この際、逃亡するのに疲れたのでどうか私を牢に入れて下さい」
クヌート「貴様ぁ!よくも二人を殺したなっ!?
この者を牢屋にぶちこんでおけっ!!」

クヌートの命令でアシェラッドは牢屋に
入れられる事となった
しかし、ここからが何とも奇妙な展開だった

兵士「クヌート様?あの男の罪は重い。
当然、死刑でしょう?公開処刑なんてどうですか?」
クヌート「いや、死刑にはしない」

11:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 15:11 ID:SnI

兵士「何故ですか!?」
クヌート「簡単に死刑にして死なすのは
あまりに生ぬるい!!この際、生地獄を奴には味わってもらう!
あの男には、家政夫の奴隷の刑に処す!
私の命令には全てイエスと答えさせ、操り人形の様に
こき使いまくってやる!どうだ?生地獄だろう?」
兵士「それはいい案ですね!?」

こうしてアシェラッドは死刑は免れた
その代わり、常にクヌートの命令を聞かされる
アシェラッドが夜には脱走しない様にと
彼の部屋の扉には常に兵士が監視している 窓もない部屋の中
この状態が続いていく

クヌート「アシェラッド、部屋の掃除をしろ!?」
アシェラッド「ははっ今!」
特に逆らう事はなくアシェラッドは応じるがーーーー

12:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 15:16 ID:SnI

慣れない家政夫仕事に

クヌート「ここが上手く掃除されていないではないか!?
この下手くそがっ!こうしてくれる!?」

兵士達が見ている前でクヌートはアシェラッドをドカドカ足
で蹴る

アシェラッド「クヌート様!お許しをっ!?」
兵士「あの男、いい気味だな。自業自得だろう」

兵士達は傍観していた
しかし周りに誰もいない状態になるとーーーー

クヌート「さっきはすまなかったな?大丈夫だったか?
周りを欺く演技とは言え、心が痛むな」
アシェラッド「いいえ、あれしきの事、気になさらないで下さい」

そう、この二人は本当はグルだったのだ

13:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 15:22 ID:SnI

クヌート(アシェラッドのおかげで私はこれほどの
短期間で城の王になれた
すべては、あの日からの約束だ
感謝すらしている だが当然周りには知られてはならない故
こういう演技をしなければいけないんだ)
アシェラッド(何もかもは計画通りです)

アシェラッドは裏ではクヌートから「欲しい物はないか?」
とか困った時はアシェラッドに相談に乗ってもらうなど二人の
仲の良さが伺い知れる
今の現状にアシェラッド自身は大して、絶望している
訳では無かった
みるみる家政夫仕事の腕も上達していき怒られる頻度も
減っていった

14:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 15:29 ID:SnI

クヌート「洗濯のシミが落ちてないではないか!?
やり直せっ!」
アシェラッド「ははぁ!只今」

そうとは知らず周りの兵士は二人の演技に気づく事もなく
アシェラッドの様子を笑う者ばかりであった

クヌートから「服の着替えを手伝え!?」
アシェラッド「ははぁ只今!!」

服を着せたり、髪をくしで整えたりと
まさに家政夫奴隷の如くの演技を続ける
こうしてクヌートは王になるという目的を果たし続け
誰にも邪魔される事も無く、アシェラッドと共に
城で過ごしていった
この先もこの二人の関係は演技として続いていく事だろう

完結

15:影虎◆Vs:2023/07/06(木) 15:54 ID:SnI

因みに、ウェールズとはアシェラッドの母親の故郷の
事なんです。
原作知ってる方はご存知だと思いますが
知らない方もいると思うんで書いておきます。
トルケルも出て来ないですが、若干今回のお話は
原作の8巻辺りの話と繋がって書かれていたりします。
更に詳しく知りたい方は原作読んだ方が早いかもしれ
ません!!
ではでは、また別の日も作品書きますよーーーー!!
次のお題も立て続けにヴィンランド・サガにします。
次のは、主役トルフィンが活躍します!
作詞スレで一度書いたのを再度こっちで書きます!
お楽しみに〜

16:影虎◆Vs:2023/07/10(月) 14:24 ID:SnI

今回の設定に関して先に説明します!
ある程度、原作の設定と異なる点があるんで@トルフィン
の性別だけ女性Aアシェラッドの息子
と言う部分があります!
原作に忠実じゃないのが無理な方は、読まないのを
オススメします!
じゃあ、さっそく書いていきます!!

17:影虎◆Vs:2023/07/10(月) 14:33 ID:SnI

トルフィン「アシェラッドが憎いっ!!
そうだ 父さんを殺した!
いつか いつか倒すんだっ!!
この剣でっ!」

話しはトルフィンが6歳くらいに遡る

トルフィン【父さんとした初めての船の旅】
トールズ「風が気持ちいいな」
トルフィン「父さん どこへ向かっているの?この船?」
トールズ「ヴィンランドだよ。聞いた事があるんだ。
そこは理想の国。ユートピアだと」
トルフィン【母さんもいなくて私と父さん二人だけ。
小さい頃に母さんは死んだ。それからは二人。】
トールズ「ん?何だ あのデカい船はっ!?」

そこに現れたのは 黒い帆をした骸骨マークが描かれてある
見た事がない船

18:影虎◆Vs:2023/07/10(月) 14:40 ID:SnI

トールズ「ぶつかるっ!?」

「ドォーーーン!!」

それは海賊の船だった わざとぶつけてきた

トールズ「うわぁーー!」
トルフィン「父さんっ!?父さーーーーん!」
アシェラッド「坊主っどいてろ!邪魔だ!」
 
海賊の男は船の部屋に入ると そのまま舵を動かした

トルフィン「待って!父さんが落ちたんだ!海にっ!!
戻ってよ!」
アシェラッド「坊主、俺は海賊のアシェラッド お前の父の事は知らん
この船は売れば大体 街で50万にはなる」
トールズ「トルフィーーーーン トルフィーーーーン!」
トルフィン「父さーーーーん 父さーーーーん!?」

19:影虎◆Vs:2023/07/10(月) 14:47 ID:SnI

トルフィン【結局船はそのまま父さんの元へは戻らなかった
父さんは一人置き去りにされた この男さえいなければっ
父さんは死ななかった!】

ビョルン「アシェラッド!上手くいったな。ん?何だこのガキ」
アシェラッド「余計なの余った 父は海に落ちたが」
ビョルン「どうする?ガキも売るか」
アシェラッド「いや コイツ女だな よく見たら。女の子だと
高く売れない 特にガキだと」
ビョルン「大人になるの待つか?」
トルフィン「ふざけるなっ!父さん殺しておいて!!復讐してやるっ!」

海賊の船はトルフィンの乗ってた船をロープで繋げて
引っ張っていく

20:影虎◆Vs:2023/07/10(月) 14:54 ID:SnI

トルフィン「何で父さんは死なないといけないんだっ!」
アシェラッド「うるせえガキだな これ以上騒ぐと始末するぞ
いいか坊主?ヴィキングは甘くない 死にてぇのかい?
生きてるだけで奇跡だ」
トルフィン「そんなの大人の都合だ!子供になすりつけんな!
そんな考え知るかぁ!!」

「ドスッ」

トルフィン「うっ」

みぞおちにパンチをくらった

ビョルン「アシェラッド?」
アシェラッド「これで大人しくなった ビョルン このガキ寝かせて
おけ」
ビョルン「あぁ」
アシェラッド「ちっ うるせえガキだ いちいちな
大人の世界じゃ通用しねぇよ その考えはな
子供は夢の中でおねんねしてな おやすみ坊主」

21:影虎◆Vs:2023/07/10(月) 15:02 ID:SnI

それからトルフィンは目を覚ます

トルフィン(あれから どれくらい寝てた?ここは港?)
アシェラッド「この船どうです?50万くらいで多少安くても結構」
客「はい!いいですよ、これ50万です」
アシェラッド「よし これで今からご飯食いにいくかい」
海賊仲間@「おっいいねー!さっすがリーダー」
海賊仲間A「魚ぁ魚〜」
海賊仲間B「オレはライスー」
トルフィン「父さんの船だぁーーーー返せーーこのドロボーー」
アシェラッド「おっと」

「ヒョイッ」

トルフィンにとられそうな50万の入った袋を隠すアシェラッド

アシェラッド「もう お前の船は売って金になったよ あきらめな
坊主」
トルフィン「この船はせっかく父さんと二人で乗った大切な・・・」
アシェラッド「それが俺に何の関係があるかな?坊主
お前の思い出に俺は入ってないね 売るかも俺の自由だ
もう父さんもいない」

22:影虎◆Vs:2023/07/10(月) 15:10 ID:SnI

トルフィン「それはオマエが殺したからぁーーーー!」
アシェラッド「はぁ ガキの相手はうんざりだ
坊主 とっとと消えな どっか行っていいよ
さ 行くぞお前ら」
海賊仲間@「よーーーし肉ーーーー!」
海賊仲間C「あっおい!コラっガキ!?それ、オレのマッチ
何盗んで!?」

アシェラッドが振り向いた時には
先程の売った船に火があがっていた

トルフィン「ううっううーーーーっ」

ボロボロと涙を流すトルフィン
燃えていく船

アシェラッド「あいやぁーーーーこのガキ何して?
自分の船マッチで燃やした?火の海だ こりゃあーー」

トルフィン「えぇーーーんえーーーん」

泣きまくるトルフィン

23:影虎◆Vs:2023/07/10(月) 15:16 ID:SnI

アシェラッド(知らねぇふりしとこう 金は貰ったんだ)

そしてしばらくして船は燃えながら海へ沈んだ

トルフィン「父さーーーーん!!」

そして早足で次にトルフィンが向かったのは

トルフィン(次はコイツらの船も燃やしてやるぅーーーー!)

「がしっ」

ビョルン「アシェラッド このガキまだマッチ持ってる
こっちの船も燃やす気かい?嬢ちゃん」
トルフィン「だったら何だ!はなせぇこのーーーー!!」

「ギュム」

ビョルンは後ろから優しくトルフィンを抱きしめる

ビョルン「嬢ちゃん これで勘弁してくれ おじさん達もう
参っちまった」
アシェラッド(ビョルン?何だアイツらしくねぇ行動だ)

24:影虎◆Vs:2023/07/10(月) 15:24 ID:SnI

泣きつかれてトルフィンはやがて眠った

ビョルン「アシェラッド しばらく側で様子みてようぜ」
アシェラッド(しばらくの間でロリコンにでもなったか?)

それから月日は経ち
10年 あれからトルフィンは16歳になる

海賊仲間@「なぁ〜トルフィンの奴 色っぽくなって
すっかり女だなぁ〜」
海賊仲間A「どうだよオレ達皆で夜にトルフィンを押さえつけて」
海賊仲間B「い〜なそれ やっちまう?」
ビョルン「今 何って言ってた?」

「ドカッバキッグキッ」

海賊仲間C「アシェラッドーーーー大変だぁー!!ビョルンが
暴れてるーーーー」
アシェラッド「原因は何だい?」
海賊仲間C「トルフィンを皆で犯そうって話ししてたらビョルンが
それにキレて」
アシェラッド(はぁ〜トルフィン関連か まいっちまうね本当
一人だけ女がいると)

25:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 11:17 ID:SnI

アシェラッドはトルフィンを呼び出した

トルフィン「話しって何だ わざわざ呼び出して?」

この頃くらいのトルフィンは 周りが男ばかりの
連中に囲まれて育ったせいか?女性ではあるものの
言葉口調は男っぽく 自分の事も「オレ」と呼ぶ
よほどの父さんを亡くした精神ショックが伺えた

アシェラッド「もうこのチームから出てけ」
トルフィン「何言ってんだ!」
アシェラッド「少し考えりゃ分かるでしょ 女の体の
お前を奴らそーいう目で見る お前の父さんだって
それを求めてはいないはず その内奴ら何しでかすか」
トルフィン「はぁ?テメェが何の心配だよ?
父さんそもそも殺したのはオマエだろ」
アシェラッド「いつまでもその事に縛られてるのは
お前の方でしょ いいかい?」

26:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 11:24 ID:SnI

アシェラッド「俺はお前をロープでなんか縛りつけてない
つまり自由なんだよ お前は はじめから!
そこをお前は父さんの件で自分に自分でグルグル巻きにして
抜け出せなくなってる そのロープを切るのはお前自身なの!
結局 今ので分かった??」
トルフィン「父さんのカタキうつまでは・・・離れないっ!
(アシェラッドは戦ってなどくれない 女だから?
勝てないとでも思われてる?だったらーーーー)」

その夜

ビョルン「なぁ トルフィンこれやるよ」

そう言ってビョルンは食べ物を差し出す

トルフィン「何でオレに?前から思ってたけど何で優しくするんだよ」
ビョルン「それは・・・」

27:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 11:29 ID:SnI

ビョルン「ス・・・ス・・・スイカにはメロンがいいなぁっと
思って」
トルフィン「はぁ?何が??」
ビョルン「オレがスイカでトルフィンがメロンでってオレ何言って
んだ?」
アシェラッド(ふーーん アイツ トルフィンに惚れてんな?)

アシェラッドとビョルンの二人きり

アシェラッド「ビョルン お前 トルフィンに惚れてんだろ?」
ビョルン「なっ・・・よせやい 仲間としてだ そういうあんたは
どうなんだ?あんたはトルフィンの事 思ってないのか?」
アシェラッド「さぁ?どうだかな」
ビョルン「どうだかなって何だ?否定しないのか はぐらかされた
まさかーーーー!」

皆が寝静まった頃・・・

28:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 11:36 ID:SnI

とある建物内にアシェラッドとトルフィン二人の姿
それ以外の場所は木や雑草だらけが広がる

アシェラッド「で 話しって何だい?」

そう聞かれ着ていた服を脱ぎだすトルフィン

アシェラッド「何裸になって」
トルフィン「抱いてくれ オレと・・・」
アシェラッド「一つ聞いていいかい?何故俺と?好きな男の方が
いいんじゃないの」
トルフィン「別にいいだろ 気になるんだよ そーいうの!」
アシェラッド(コイツも女 そーいうのに興味持つ年頃ってか?)

アシェラッドはトルフィンに近づき
キスをする 
行為の最中トルフィンは じっとしながら何かのタイミングを
待っていた

29:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 11:41 ID:SnI

トルフィン(まだだ!せめてイク時に・・・)
アシェラッド(なかなか気持ちいいな)
トルフィン(今だ!!)

「グサッ!」

枕に隠し持っていたトールズの形見である短剣を
アシェラッドの心臓めがけて突き刺した!!

アシェラッド「トルフィン・・・お前の事は恨まねぇ
復讐出来て良かったな・・・」

「ドサッ」

トルフィン「それっどーいう!?アシェラッド・・・」

聞き返そうとした頃には 深手を負った為 アシェラッドは
倒れて動かなかった
涙を流しながらトルフィンは裸のまま 建物内を離れる
血のついた短剣を持ったまま

30:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 11:47 ID:SnI

ビョルン「あれはトルフィン?何で裸?血・・・?
まさかっ!」

そこをたまたま夜中のトイレに起きてたビョルンに見られてしまう
急いでビョルンはトルフィンの逃げた方角とは逆の建物内へ
やって来る

ビョルン「やっぱり 死んでる アシェラッド・・・
一体何が どっちだ? アシェラッドがトルフィンに無理やりやろう
として殺された?それともトルフィンから誘ってアシェラッドは
殺された?(どっちにしろ隠さねぇと!すまねぇアシェラッド!
トルフィンを助けてぇんだ)」

ビョルンは土を掘って埋めた

ビョルン「ううっ 許してくれ!その代わりちゃんとリーダー
するから!!」

31:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 11:55 ID:SnI

それからまた月日は経ち何年後・・・

アシェット「かあさーーーーん トルフィンかあさーん!」
トルフィン(この子はアシェラッドの子 あの時妊娠した
この子に罪はない 育てよう!でもどんどんあの人に似てくる
正直辛い・・・)

この頃のトルフィンは子育てをしている内に母性に目覚めてか?
女性らしさを取り戻していた

アシェット「ねぇ〜ぼくのパパってどんな人?ぼくに似てる?
今どうしてる?生きてる?死んでる?」
トルフィン(あの人はもうーーーー わっ 私が殺した
アシェラッドを!)
アシェラッド「お前の事は恨まねぇ 復讐出来て良かったな」
トルフィン(何で泣いてるの?)

トルフィンの目からは涙が溢れていた

32:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 12:00 ID:SnI

トルフィン「母さんね よく覚えてないの 何にも
昔の記憶失くしたの ごめんね だから聞かないで・・・」
アシェット「わ 分かった」
トルフィン(何で殺したのに辛いのっ!?アシェラッドなんて
殺さなければ良かった・・・!!)

それから更に年数が経ち 息子のアシェットもすっかり大きくなり
青年ぐらいになる

アシェット「ねぇ 母さん」
トルフィン「何?アシェット」
アシェット「オレさぁ 旅したいなぁ 船に乗って一人旅!」
トルフィン(何で船?あの人の子だから?血がそうさせるの?)

トルフィンは戸惑いながらも・・・

33:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 12:07 ID:SnI

トルフィン「どうして船なのっ!?海は危険よ
死ぬかもしれないわ!」
アシェット「分かってるよ だけど どうしても行きたいんだ!
海がオレを呼んでるんだよ!!母さんは巻き込まない!」
トルフィン「分かったわ 止めても行くでしょう?あなたは・・・?」
アシェット「ありがとう 母さん ちゃんと戻るからさ」

船は使わなくなった小型船を漁師から安く譲ってもらった
こうしてアシェットは海に出た・・・
しかし そこで出会ってしまう 海賊と!

アシェット「何だこのっ・・・デカい船??」

相手の連中は何やらアシェットの姿を見るなりざわついている

「アシェラッド?」「本当だ似てるな」「生きてたのか!」

34:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 12:13 ID:SnI

アシェット「え?誰ですか 初めまして」
ビョルン「母親の名前は?」
アシェット「トルフィン!」
「え あのトルフィンか?」「何どうなってーーーー!?」

ビョルンは自分達の海賊船にアシェットを乗せて
アシェットの船はロープで繋げて引っ張る形になった

ビョルン「オレ達の昔のリーダーはアシェラッドって言うんだ」
アシェット「何か似てますね」
ビョルン「そしてもう一人トルフィンって女もいた」
アシェット「え!オレの母さんもトルフィン??それでその二人は
今どこに・・・?」
ビョルン「その二人はーーーー駆け落ちしたんだ」
アシェット「駆け落ち?」
ビョルン「そう 二人は恋に落ちて ひっそりとオレらの前から
消えた 建物内に二人の服が残されてて体を一つにしてた」

35:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 12:27 ID:SnI

ビョルン「トルフィンと生きる道を選んだんだ アシェラッドは
去った トルフィンと二人で」
アシェット「じゃあ 今どこで何をしてるかは・・・?」
ビョルン「分からねぇ 生きてんだか 死んでるのかも全く」
アシェット「オレの母さん 父さんの話しになると口を閉ざすんです
その二人がオレの母さんと父さんって事は!?」
ビョルン「ありえるかもな あんたアシェラッドに瓜二つだ
トルフィンは元気かい?」
アシェット「はい!元気です 二人で生きて来ました」
ビョルン「(あの後アシェラッドの子をーーーーそうかトルフィンは)
あんたの母親が何も言えないのは少なくとも言いにくい事があった
からだ 例えば あんたの父さんはその後死んじまったとか、な?
いいかい 本当の事って言うのは知ればいいってもんじゃないんだ
辛い事を思い出させるのは辛いだけ 忘れたままにしておくのも
一つの道だよ
アシェット「分かった!オレもう その件は聞かないっ!」」

36:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 15:34 ID:SnI

アシェット「何だか不思議だな ビョルンさん達とは
初めて会った気がしない 昔からの知り合いみたい
オレ海賊になる!」

こうしてアシェットは気がつけば
彼らの仲間になっていた その夜

アシェット(夢をみた オレが母さんに刺される夢
何故こんな夢をみるんだ?すごくリアルだった 一体?)

次の日

「おーーい!ビョルン大変だ!外に出てくれ!?」
ビョルン「ん?どうした?」
「見ろ!あれ・・・トルフィンだ!!」
アシェット「母さん!?何で!」
トルフィン「心配だから着いて来ちゃった ビョルン?」
ビョルン(トルフィンだ!間違いねぇ!!)

37:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 15:40 ID:SnI

今度はトルフィンも同行した
アシェットの船にトルフィンのイカダも繋げて置く

アシェット「母さん オレさ 海賊になろうと思うんだ!
ね?いいでしょ この人達と仲良くなっちゃって 楽しいんだ今」
トルフィン「そう 分かったわ いいわよ 元気でね」
アシェット「ねぇ母さん この人 ビョルンさんを新しい父さんに
してよ オレこの人がいいなぁ」
ビョルン「アシェット!?」
アシェット「きっと母さんと合うよ!」
トルフィン「そうね よろしくビョルン 息子が言うから」

照れた表情でトルフィンはビョルンを見つめる

ビョルン「いいさ 前から好きだったんだ あんたの事・・・」

こうして 家族皆で海賊として仲良く生きましたとさ


完結

38:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 15:48 ID:SnI

ようやく、終わりましたぁ〜!!
かなり原作とは変更させてもらった部分が多いんで
書くのも大変でした!
逆にこれぐらいの変わり様だと、原作読んでいない人が
みた方がいいぐらいかもしれませんっ!?
オリジナルキャラまで出てますからね!今回の話がきっかけで
アシェラッドの息子アシェットの物語りが他にも出来たぐらいです(汗)
それは後ほど別の日で投稿出来たらいいですね。(設定はまた
変わってますが)
ただ、次に投稿するのはウィンサガばかりじゃ飽きるんで
別の作品にします!また、その日までお楽しみに〜

39:からん◆CI たしかに:2023/07/12(水) 15:52 ID:soY

お疲れさまでした!完結まで読みました😆「ゆっくりだけどな
原作と、変わったようにするのって難しそうですけど、すごいですね!
物語りの結末がどのようになるのか、読むのが楽しみになっていました!
別の作品も楽しみにしてますっ!頑張ってくださいね!😄

40:影虎◆Vs:2023/07/12(水) 15:59 ID:SnI

39
読んでくれていたんですね!?
ありがとうございます!!ゆっくりでいいですよ、
結構長めですから!割と設定変更しながら作品書く
の得意になったんです(最初の頃はコピー作品ばかり
書いてましたが)
からんさんのトウホウ作品も賑やかで楽しいですよ!!
互いに作品励んでいけたらいいですね!

41:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 08:09 ID:SnI

次のお題を書く前にちょっとした紹介を!
今回のお題は「いぬやしき」です!!
読む前の注意点としては、ここでは主役は、いぬやしき
ではなくて、獅子神皓のヒロが主役の物語り構成です!
もちろん、サブキャラとしていぬやしきは出てきます!
そして、安藤なおゆきが性別を女性に変えられたり
します!(ヒロの力で)
ちょこっとした設定も新しく追加されてたり
ちゃんとヒロといぬやしきの二人がロボットなのは
同じです!!設定変更が苦手な人は読まないのを
オススメします!
紹介終了です・・・

42:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 08:18 ID:SnI

タイトル【ヒロ屋敷】


ヒロ(人の体の性別を自由自在に変えたり出来る力を手に入れた
体はロボットになって普通の人間じゃなくなった)

とある場所で突如として こんな不思議な体験を
してしまったヒロ
もちろん周囲の知り合いにはまだ その話しはしていない
学校帰り 友人の一人を家に招いた

ヒロ「ゲームしよう 家で?」
ナオユキ「いいよ」

友人である安藤ナオユキを誘いこむ

「ガチャ」

ヒロは自分の部屋にさっそくナオユキを入れると

ナオユキ「何のゲームやる?」
ヒロ「後ろ向いて」
ナオユキ「え?後ろ??」

背中に手を当て 安藤は気づいたら体が女になっていた
ヒロの特殊能力の一つの様だ

43:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 08:28 ID:SnI

ナオユキ「えっ嘘!?」
ヒロ「へぇ〜本当に女になるんだ」
ナオユキ「はあ?それってどういう!?
これって何っ!?何で体が女にっ・・・」

体を女に変えたヒロが何やら企む様な表情

ナオユキ「ちょっと待って!イヤな予感がする!すごくっ・・・」
ヒロ「性的関係とか 持ってみる?」
ナオユキ「持ってみないっ!!」

ナオユキの抵抗も無駄でこの日は二人で
体的な関係を持ってしまった
ベッドの上でナオユキはーーーー

ナオユキ(何かの間違いだ!そうだ これはきっと何かの悪いユメ
なんだ 今ユメをみててヒロとやってただけで!?)

頭の中ではそう必死に思い込もうとする

44:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 09:05 ID:SnI

ナオユキ「ごめん もう家に帰る!」

「ガシッ」

ヒロ「そんな体で帰って母親に何って説明するつもり?
女の体の自分を息子だって母さん信じるかな?
母さん きっとショック受けるよ」
ナオユキ(確かに さっきまでは男の体でいたのが女
の体で帰って来たら母さんは悲しむ
最悪 性転換手術したとか変な誤解招くかも?
こんな姿じゃーーーー)

ヒロは自分の母親にこう言った

ヒロ「母さん 黙ってたけど この子彼女
結婚する目的でいるから同居してもいいかな?」
ヒロ母「あら本当? 母さん嬉しいわ いつの間に
そんな進んで?」
ヒロ「言い出しづらくて言えなかったんだ
思春期でもあるから」
ナオユキ「・・・・・・」
ヒロ「相手の親にもOKもらってるから安心して」

45:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 09:11 ID:SnI

ヒロ母「そう よろしくね 彼女さん?」
ナオユキ「はっ はい・・・(どうして平気でそんな嘘をつけるんだよ ヒロは 自分の母さんだろう)」

テレビでは その後行方不明として報道されていた

ナオユキ(でも今の体じゃあ 誰も信じてなんか・・・
こんな姿見られるの恥ずかしいっ!消えてなくなりたいっ!!
日に日に精神が蝕まれてゆくのが耐えられなくて
何度か逃げ出そうとしたりもした)

その度にバレて連れ戻された

ナオユキ(首を吊って死のうとしたりもしたーーーーでもヒロは
その力を使って生き返らせる事も出来た これも失敗する
逃げる事も死ぬ事も許されないから ますます精神状態は不安定に
なった)

46:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 09:21 ID:SnI

ナオユキ(そのあまりの苦痛に耐えられなくなったから
感情を失くす事にした 気づけばヒロの言われた通りにする様に
なっていた)

次の日

ヒロ(この安藤の体って妊娠したりはするかな?赤ちゃんは
欲しくない そうか 性別を自在に変えられるから
妊娠しても一瞬 男の体に戻してまた女にすればいいのか!
便利な能力だな)

その朝 ヒロとヒロ母とナオユキはここでは(安藤みち子)と
いう名前に変えられ3人で朝食中

ヒロ母「そういえば みち子ちゃんは学校行かなくていいの?」
ヒロ「みち子はパソコン使って授業してるんだ わざわざ行く
必要もない」
ヒロ母「そうだったの?」
ナオユキ(はぁ!?)
ヒロ母「ずっと家にいるから大丈夫か不安だったの」

47:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 11:51 ID:SnI

ヒロ「ここ数年でコロナの騒ぎがあったろう?
こっちの高校では通える様になったものの みち子の
高校ではコロナ感染者が出て学級閉鎖状態になって
しばらく落ち着くまではオンライン授業になるってさ
な?みち子?」
ナオユキ「・・・そ そーなんですよ お母様!」
ヒロ母「みち子ちゃんの高校大変なのね!それなら仕方ないわ」
ナオユキ(そんなありえない嘘をペラペラと 第一
聞かれたのはこっちなのに!このヒロの母親も母親だ
何でそういう嘘を簡単に信じるんだよ!お人好しにも
程がある!)

違った意味での恐怖を感じはじめるナオユキ

ヒロ母「何だか二人の応援に力が入るわ!早く赤ちゃん
の顔も見たいわ!なんてね」

48:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 11:57 ID:SnI

ナオユキ(あ 赤ちゃんっ!?)

そのヒロ母の言葉に顔面蒼白気味になるナオユキ

ヒロ「うん 学校行って来ます」
ヒロ母「行ってらっしゃい!」
ナオユキ「ヒロ君 行ってらっしゃい・・・」

「パタン・・・」

一方 ヒロの通う高校では

生徒1「聞いたかよ!!おいっ?ニュース観たかっ!?行方不明だっ
てよ 俺らのクラスメイトの奴が!」
生徒2「あぁ 何だっけ?アイツ・・・あんどう?」
生徒1「そうそう!安藤!マジかよ〜事件に巻き込まれたとか?」
生徒3「いやいや 家出だろ〜?」

教室の席に座るヒロの元にも女子生徒達がやって来た

49:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 12:04 ID:SnI

女子生徒1「ニュース観たよ 大変だね ヒロ君 安藤君と
一番仲良かったもんね」
女子生徒2「元気出してねー!すぐ帰ってくるよ」
ヒロ「うん 気になってたから独自で安藤の情報を集めてるんだ
もし何か 安藤の件で分かったら教えて やっぱり気になるからさ
早く安藤が見つかって欲しい」

平然とした顔で答えるヒロ

ヒロ(こんな 騒ぎになってたんだ)

学校から帰って来ると・・・

ナオユキ「おかえり!」

ナオユキは髪を茶色から薄黄色に染めていた
二人でテレビを観るもののーーーー・・・

50:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 12:11 ID:SnI

テレビのリポーター「ここが行方不明になった少年の自宅です
出てきました!少年の母親でしょうか?」
ナオユキ母「息子を返してーーーー!」
ナオユキ「母さん・・・」
テレビのリポーター「お母様が必死に訴えています!」
ヒロ「周りばかりが騒いでいて本当にウザいな」

ボソッとそう一言だけヒロは呟いた

ナオユキ(あぁ〜何かもう自分の事なはずなのに自分じゃないみたいだ
!?感覚が鈍くなったって言うか・・・男の自分が自分で
女の方は別人って思い込まないと混乱するっ!!)

一方 あの時ヒロと同じ様に人間からロボットになった
いぬやしきというオジさんも現れるーーーー

51:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 12:21 ID:SnI

いぬやしき(少年が行方不明っ!?いかん 助けないとっ!)

独自の方法で安藤の行方を追っていた
その夜 ヒロの家

ヒロ(この力使える奴って他にいるのか?)
ナオユキ「何でヒロは 他の人を恋人に選ばなかったんだよ?」
ヒロ「安藤ってどことなく母さんに似てるだろう?」
ナオユキ「何だよっ!それ意味不明!ヒロの母さんと似てるって
(ただ 確かに実は最近 ヒロの母さんと二人でいる時ホッと
するんだよな 仲良くなってきてる まさか似てるから?嘘だ)」

しかし こんな日々も長くは続かずーーーー

ヒロ母「みち子ちゃん 新聞取ってきてくれる?」
ナオユキ「はいっ!」

ヒロが学校へ行っている間 そこにいぬやしきが現れる

52:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 12:28 ID:SnI

ナオユキ(?)
いぬやしき「安藤君?」
ナオユキ「オジさん誰?何で名前を知って・・・」
いぬやしき「君の事を探していたんだよ!助けに来たんだ
あっちで話そう!」
ナオユキ「オジさん所で救助して!」
いぬやしき「よし!そうしよう!うんうん それがいい」
ヒロ母「み みち子ちゃん・・・?」

ナオユキはいぬやしきのオジさんの背中に乗り
空へ飛んでいってしまった
その様子をヒロ母が目撃するが・・・
ヒロが帰って来ると

ヒロ「みち子が知らないオジさんに連れて行かれた?」
ヒロ母「だと思うんだけど ついて行ってしまったわ その人に
それから帰って来なくてーーーー」

53:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 12:38 ID:SnI

ヒロ母「警察に言った方がいいかしら!?」
ヒロ「待って そのオジさんの顔を詳しく教えて」

一方 安藤はいぬやしきの自宅に泊まっていた
今現在いぬやしきは独身で独り身だ 何故なら機械の体に
なったとバレてから家族に怖がられて離婚をしてしまったからだ

ナオユキ「オジさん この後どうする?何でナオユキって分かったの?」
いぬやしき「性別変えられた相手でもロボットの体を使えば
この目で変えられる前の顔を識別出来る能力が備わってるんだ」

いぬやしき独自の能力だからか?ヒロには無い

ナオユキ「へぇ〜すごい力だね!」
いぬやしき「安藤君!警察にこの事実を話すべき・・・」

「パリーーーーン」

二人の元に現れたのは窓ガラスを力で割ったヒロだった

54:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 12:45 ID:SnI

ヒロの力の能力としても遠くにいる人物の会話を聞き取れる為に
いぬやしきとナオユキの会話をキャッチして居場所を
そこから割り出した様だ

ヒロ「安藤を返せっ!」
ナオユキ「ヒロっ!?」
いぬやしき「安藤君は隠れていて!?ここは私がっ!!」
ナオユキ「何でっ!?ここがバレて!?」 

ロボット同士の二人は機械の体のまま空中で飛びながら
手を使い 足を使い 攻撃しあう

ヒロ「どうして・・・せっかく安藤とここまで上手くいっていたのに
!関係無い他人が邪魔をするんだ!!」
いぬやしき「君は何を言っているんだ!彼は望んで私に助けを
求めてくれていた 安藤君はイヤイヤ君の言う事を聞いて
いたんじゃないか!」

55:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 14:28 ID:SnI

ヒロ「安藤との純粋な愛を邪魔する奴は許さない!」
ナオユキ「う うわぁ〜」

いぬやしきとヒロの繰り広げる戦いに恐怖を感じたの
か?逃げ出す安藤 

いぬやしき「!待ちなさいっ!!君っ一人じゃ危険だ!」

「ドドドドドッ!」

いぬやしき「くっ!?」

ヒロの体からは無数のレーザービームの様な技が
くり出され いぬやしきに複数ヒットする!!

ヒロ「どこ見てんだよ おっさん 敵はこっちだ!
安藤!?」
ナオユキ「!ヒロっ・・・もう構わないでっ!
ほっといて!!」

「ドドドドドドッ!」

お返しとばかりにいぬやしきもヒロに攻撃を仕掛ける

56:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 14:37 ID:SnI

ヒロ「おっさん 安藤に何吹き込んだんだよ!?
あんたと会ってからアイツはおかしくなった!」
いぬやしき「私の事を憎みたいなら憎んでも構わない!
でも安藤君の事は諦めてあげなさいっ!!」
ヒロ「あぁ もう本当にうるさいなぁ!?」

その頃 安藤は一人逃げ続けていた

ナオユキ「遠くへ!どっか遠く!バレなそうで一人で隠れられる所
ならどこでもいい!」

金が無くて遠くへ行けない為 途中で空家を見つける
寂れたコンクリート製の建物

ナオユキ(あ ここいいな!仕方ないから今日はここで泊まろう)

それからは空腹を満たす為に雑草を食べたり公園の水で乾きを
満たした

ナオユキ(うぅ〜こんな生活続けてたら 確実に飢え死ぬ!!
どうしよう・・・)

57:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 14:44 ID:SnI

ナオユキ(あっでも 実家に確かそうだ!部屋に貯金してた金が
ある!母さんは朝 仕事行ってるからその時間帯に家に忍びこめば
金をゲット出来る! 明日行ってみよう・・・)

その翌日

ナオユキ(よし 母さんが仕事行ってる間に!?あ あれは・・・
ヒロっ!?ど どうしてこんな所に!?
まさか帰って来る所を待ち伏せてたのか!)

窓から部屋を覗くと 確かにそこにはリビングのソファに
腰掛けるヒロの姿があった
まだ こちらには気づいていない

ナオユキ(やばい・・・貯金の金取りにいけない ヒロにバレたら
また 連れ戻される!?)

安藤は部屋に入るのは諦め その場を去っていったーーーー

58:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 14:53 ID:SnI

いぬやしき「いかん!いかん!早く安藤君を見つけねば!?
彼(ヒロ)より先に!」

一方でいぬやしきも安藤の行方を追っていた
あの後 戦いの決着はつかず 我先にと安藤探しをしている
実はヒロは安藤がいなくなった後 実家へ戻ってくると予想し
勝手に安藤の母親に接触していた

ヒロ「ヒロです 安藤と仲良くしてた ニュースを観て心配で
あの一緒に泊まっていいですか?
安藤が帰って来るのを一緒に待ちたい 気になって気になって
夜も眠れません!」
ナオユキ母「ヒロ君 そんなに息子の事を心配してくれてたのかい
?私もあの子が帰って来てくれなくて全然 眠れてなくて
一緒に待ってくれるかい?一人で心細かったんだよ!」

59:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 15:00 ID:SnI

ヒロ「だから待ちましょう!一緒に」

こうしてヒロは安藤の母親すら自分の味方につけた
もちろん 本当の目的は安藤を連れ戻す為だ
いぬやしきが先かヒロが先かーーーーの対決へ
因みにヒロ母には「みち子が事件に巻き込まれて心配だから
みち子の両親の実家で待機してるよ」っと告げた
その頃 安藤はーーーー

ナオユキ「どうなってるんだ?あれ 何でヒロが家に・・・
あぁーーーーもう!これじゃあ自宅にも帰れないっ! 
このままじゃ飢え死ぬーーーー!!」

しばらくは我慢していた安藤だがーーーー

ナオユキ「も もう無理 死ぬ これ・・・」

諦めムードでヒロのいる実家へ向かう

60:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 15:08 ID:SnI

「ガチャッ・・・」

ヒロ「!安藤!?」
ナオユキ「・・・うう」
ヒロ「会いたかった!」

抱きしめるヒロに安藤はーーーー

ナオユキ「何か 食べ物が欲しいっ!お腹すいた・・・」

ヒロは冷蔵庫にある食べれそうなオカズを安藤に差し出した
お腹を空かせていた為 無我夢中で食べた

ナオユキ「母さんは?」
ヒロ「仕事行ってるよ?・・・帰ろう」
ナオユキ「いや 普通に無理だよこれ 何言ってんだよ
人の心ここまでめちゃくちゃにしといて」

今までの溜まっていた鬱憤を晴らすかの様に安藤が
キレていく

ナオユキ「人の人生さんざんメチャクチャにして 振り回して
何なんだよ!?どうしてそういう事が言えるんだよ!!
人の心が分からないなんて人じゃ無いよ!?」

61:影虎◆Vs:2023/07/13(木) 15:17 ID:SnI

ヒロ「一緒に帰ろう・・・」
ナオユキ「いや だからさぁ〜そういう所 腹立つんだよ
人の気持ち分かんない奴と一緒になんかいられるか!
何で謝りもせずに自分が悪い事したって顔もせずにいられるんだよ!
おかしいだろ 人として 人じゃないよっ!?」

しかし何度 繰り返し安藤が話をしてもヒロは
無表情のままだった

ナオユキ(ヒロの奴 顔色一つも変えない 何で通じてないんだ?
言ってる事全て・・・本当に人の心が分かって無いみたいな・・・)

ヒロ「安藤・・・帰ろう」
ナオユキ「はぁ〜何かもう自分ばっかり怒ってて疲れた
分かったよ!帰るよ(これじゃあ宇宙人と会話してるみたい
それにこんな女の体の状態で母さんに会うわけにはいかない!
母さんだって女になった息子なんて見たくないよな
拒絶されたらって考えるとーーーー)」

62:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 07:32 ID:SnI

結局 母にすがれないナオユキはヒロと
一緒にいる道を選ぶ
ヒロの実家

ヒロ母「みち子ちゃん!無事帰って来たのね!
良かったわぁーーーー!」
ナオユキ「・・・・・・」

一方 安藤の母さんに対してはテーブルの上に
「安藤の目撃情報を聞いたので調べに行って来ます」
とだけ書き置きを残して・・・

ヒロ「母さん 学校行ってくる みち子をよろしく」
ナオユキ「・・・・・・」
ヒロ母「行ってらっしゃい 気をつけてね」

「バタン」

ヒロ母「みち子ちゃん これからも息子の事をよろしく
ね!?」
ナオユキ「あ・・・ は はい」

63:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 07:42 ID:SnI

ナオユキ(ヒロの母親はまさか 自分の息子が嘘ついてる
なんて気づいてない 事実を知ってる側からしたら
心が痛いな この人も被害者なんだって思うと)
ヒロ母「本当に嬉しいのよ!息子にこんなに早く恋人が出来て
あの子に出来るって思ってなかったから」
ナオユキ(ヒロの要求とヒロの母さんの純粋な期待が
物凄く苦しい・・・・・・本当は違うんだって言えたらいいのに)

自分の親にも言えない ヒロの母にも本当の事は言えない ヒロにも
言っても意味ない
心が窒息寸前の安藤は一人 部屋で暴れていた
その頃ヒロはーーーー学校の教室にて

ヒロ(あのいぬやしきとか言うオジさん また来るかな?
とにかく出来るだけ みち子は他の第三者には触れさせない様に
しないと もう自宅には誰も呼べないな 
下手にみち子の情報を聞かれるのはごめんだ)

64:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 07:56 ID:SnI

男子生徒1「ヒロ 今日お前んち遊びに行っていい〜?
暇なんだよ」
ヒロ「ごめん 今日は無理」
男子生徒1「断るなんて珍しいなぁ〜まさかお前あれ?
彼女でも出来たとか?」
ヒロ「・・・まさか 家の事で色々忙しいんだよ 相手してられない」
男子生徒1「えっ!?ヒロん家 今大変なのか うわぁーー 
じゃあ誘いにくいな 暇になったら遊んでくれよ?」
ヒロ「あぁ」

ヒロがこれ程 嘘をついても疑う者は誰一人もいなかった
ヒロの周りに集まる友人は皆 心が純粋でいい子達ばかり・・・
友人達は皆 ヒロが大好きだったのだ
当然 そういう相手はヒロにとって扱いやすい 元々 自分の母親も
洗脳している彼は友人すら支配下に置いていた

唯一のヒロの悪い本性を知っているのは
安藤といぬやしきだけだったーーーー・・・

65:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 08:05 ID:SnI

それ以外の人は気づいていない
夜 ヒロの部屋のベッドで二人で横になり眠る安藤
しかしなかなか寝付けないのか?考え事をはじめる

ナオユキ(もしヒロがこういう人間なんだってはじめから知ってたら
近づかなかった そうすれば巻き込まれる事もなかったんだ
ーーーー)

次の日
この日は学校休みの日曜日

ヒロ「安藤 言ってなかったけど 実はーーーー母さんが初めての
夜の相手だったりするんだ」
ナオユキ「!??え?何言って・・・」
ヒロ「ほら 母子家庭だから部屋で一緒に寝る事もあって
それでそん時に」
ナオユキ「何回くらい??」
ヒロ「数回・・・安藤ん家もそういう行為する?」
ナオユキ「ある訳ないよ」

66:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 08:16 ID:SnI

ヒロはーーーーマザコンだった

ヒロ「母さんに似てる恋人がいい 気づいたら安藤だった」
ナオユキ(・・・・・・って事は ヒロは母さんだって思ってる
からこんなにしつこく?子供にとっては母親が全てだ
そんな相手に見捨てられるのは恐怖だよな?
ん?待てよ って事はヒロに必要なのは母離れする事なんじゃ?
そうしない限り 母を失った後も母に似た人に執着し続ける事になる
でも どうマザコン離れってやれば効果あるんだ?)

考えても考えても安藤の中で答えらしい答えは浮かんでこなかった
しかし 安藤は少し憶測を間違えている
更生の可能性がある親子関係なら別だがーーーー
ヒロ側がこの状況を作り出している張本人 それも洗脳という手を
使って・・・
そう簡単に変わる見込みがあるとは言えない状況だった

その夜
二人でまたベッドの上で横になる

67:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 08:31 ID:SnI

夜の営みを終えた後・・・

ヒロ「女の体でされるのってどんな感じ?」
ナオユキ「変な感じだよ だってこの体って脳は男のまんまとか
体だけ 女とかさ・・・混乱してくるって言うのか」
ヒロ「ははっ そりゃそうだよな?」
ナオユキ「笑ってる場合じゃないよ!戻せるのはヒロなんだから
戻して欲しいんだよ!?」
ヒロ「・・・それは無理だな 俺の母さんが悲しむ
みち子と別れたとか嘘つかないといけなくもなるし」
ナオユキ「それはヒロが勝手にこんな事したからじゃないか?
そうなるの嫌だって分かってるなら何で?」
ヒロ「付き合う為なら男同士よりは 男女の方がいいと思って
その為には変えた方が手っ取り早いかとーーーー」
ナオユキ(駄目だ 戻す気ないって言うのだけ分かる
何だかんだでヒロの目的は このまま継続していきたいんだって
それだけだーーーー・・・
ただ まだあのいぬやしきさんがいるから 早くまた助けに
来てくれないかな?いぬやしきさん・・・)

ヒロ母も相変わらず気づく事無く 変わらぬ状況は続き 
別の日

ヒロ母「ねぇ?みち子ちゃんの両親と顔合わせてみたいわ
まだ正式にお会い出来てないじゃない」
ヒロ「!こっちはもう挨拶してるんだ 大丈夫だよ 母さんがそんな
事しなくたって全部こっちに任せてくれたら!上手くやれてるからさ」

満面の笑みをみせるヒロにホッとしたのかヒロ母も安心した様だ

68:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 09:11 ID:SnI

ナオユキ(・・・ここの家の主(あるじ)はまるで息子だとでも言うかの様に
ヒロが何もかもの主導権を握っている)

一方いぬやしきの方は安藤が見つからず 安藤の実家を訪れていた

いぬやしき「息子の安藤君の行方を探している いぬやしきと言う
者で 息子さんは帰ってきてるかね?」
ナオユキ母「あれ以来からずーーっと帰ってきてないよ」 
いぬやしき「そうか もし帰ってきたら これを息子さんに 渡して欲しい! 私の電話番号だ くれぐれも他の人には渡さぬ様・・・頼んだよ」

そう言うと安藤の実家から出てきたいぬやしきは空を飛ぶ!

いぬやしき(安藤君 今どこにいるんだ?早く保護したいんたが)

その頃 ヒロの実家

ヒロ(あの安藤連れ去ったいぬやしきとかいうおっさん
も同じ様に機械だった 今の内に消して置くかーーーー
!良い方法考えた )

ヒロが向かった先は警察署だった

69:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 14:33 ID:SnI

ヒロ「最近テレビで流れてる行方不明事件と関係あり
そうな人物と会いました
そのおじさん 彼女を連れ去ろうとしてたんです
何とか彼女は取り返しましたが今もそのオジさんは
逃げ続けています」

ヒロは警察官達にこの近辺での怪しい人物として

ヒロ「母さんはそのオジさんの姿も目撃していて
顔も分かってます 俺も分かってるから似顔絵を
書いてもらえたらと・・・」

そして夜 いぬやしきがテレビをかけると

いぬやしき「なっ!?何なんだコレは・・・!?」

テレビのリポーター「コレが一連の事件の犯人と
思われるオジさんの顔です!安藤事件とも関連か?
話しによると安藤君の行方不明後 別の家族の女性が
今度はこのオジさんに連れ去られそうになっている
のをその家に住む恋人の母親が目撃して
恋人は母親の目撃証言を頼りにオジさんを見つけ出し
彼女を助けましたが現在もこの犯人は逃走中!!
一連の安藤事件と同一犯でしょうか!?皆さん
この犯人の逮捕に協力をっ!?」

70:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 14:42 ID:SnI

いぬやしき「私が犯人っ!?どどどとっど〜なっているんだ!?
あ あの少年っ・・・」

予想でいぬやしきはヒロが頭に浮かんだ
その頃 警察署ではテレビを観たナオユキの母親も警察署を
訪れていた

ナオユキ母「ニュース観て 少し前にあのイラストと同じオジさん
が家に訪ねて来たんだよ!それでこの電話番号書かれてる紙を
渡してきて・・・」

警察官はその紙に書かれてあった電話からいぬやしきの自宅の住所を
特定
いぬやしきは家にいられなくなり逃亡するしか無かった
そして その頃ヒロの実家ではーーーー

ヒロ「いい気味だ!今頃オジさん 逃げてるんだろうなぁ」
ナオユキ「嘘っ!?(こんなんであのオジさんが捕まったら
冤罪ってヤツじゃーーーー!?最悪だっ!!)

71:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 14:49 ID:SnI

ヒロ「ごめんね 安藤」
ナオユキ「え?」
ヒロ「バンっ!」
 
銃を撃つ様な指の形をつくり安藤へ向けると その人差し指からは
銃は持っていないはずなのに弾が出て来て安藤を撃つ
ヒロの特殊能力の一つだ

ナオユキ「うっ・・・あ」

「バタン・・・」

撃たれた安藤はそのまま倒れ込む

ナオユキ「ヒロ・・・やっと 楽にして・・・くれるんだ」

笑いながら安藤は死んだ

ヒロ「・・・・・・」

いぬやしきの自宅場所を分かっていたヒロはいぬやしきの家の庭に
スコップで掘ると 安藤の遺体を遺棄 

ヒロ「さよなら 体は元の状態に戻すよ」

その場を飛んで離れた 辺りは真っ暗だ

72:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 14:55 ID:SnI

そして 次にヒロが向かったのはいぬやしきの元だった
耳で聞こえる音を頼りにいぬやしきのいる位置を把握

いぬやしき「き 君!あの時のっ!?」
ヒロ「オジさん 頼むからもう邪魔しないでくれよ あんたが正義
だとかそんなのどうだっていい」

二人は再び戦いを繰り広げた

「ガシーーーン!ガンッ!!」

この機械の体は一度例え気を失ったとしても 撃たれても時間が経てば
生き返る
完全に死ぬ訳ではない
撃たれるいぬやしき ヒロは何とかいぬやしきを一時的に気を失わせ
る状態にした
そしてそのままいぬやしきを連れて行ったのはーーーー
 

73:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 15:03 ID:SnI

警察署の前だった
通りすがりの警察官はテレビの犯人イラストに似てると気づき
いぬやしきはそのまま 牢屋の中にブチ込まれた
いぬやしきが次に目を覚ました頃には完全に体は拘束されていた

いぬやしき「(け 警察署!?どうして私はこんな所に!?
あの少年はっ!?)ちッ違うーーーー!私は犯人じゃないーーーー!?
犯人じゃないんだーーーー!!」

警察官「嘘をつくな!オジさん あんたの家の裏庭に安藤君の
遺体があった!死体で見つかったんだ!?」
いぬやしき「!!何で私の裏庭から安藤君の死体がっ!?」
警察官「あんたが殺したから裏庭から出てきたんだろ!?
この期に及んでシラをきるな!!
しかも普通の人が撃った拳銃とは違う!あんたの体が機械だって
分かっているんだ!あんたしかいないだろう!?」

74:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 15:13 ID:SnI

ヒロと戦った際に撃たれたはずの傷口が時間の経過と
共に消えた事から いぬやしきが普通の体じゃないと気づかれた様


警察官「それにあんたの自宅からは部屋の中に現に安藤君と思われる
毛髪も見つかっている!安藤君の指紋も!!
家に招き入れていた証拠じゃないかっ!?」
いぬやしき(アレはーーーー確か安藤君を家に保護した時に
その時についたもの!)
警察官「あんたねぇ 指紋も毛髪も死体も見つかっているのに
他に誰が犯人だって言うんだ!?死体のDNAだって安藤君と一致
した!アレは完全に安藤君の死体なんだ!!」
いぬやしき(・・・安藤君っ あの後ーーーーあの少年に
殺されてしまっていたのか 私は君を救いたかったーーーー本当に
すまないっ!)

その頃 ヒロの実家では

ヒロ母「あら みち子ちゃんの姿がないわ ヒロ・・・」
ヒロ「あ みち子は実家に用があるって帰ったよ 戻るの結構かかる
って 久々に両親に会いたくなったってさ」

75:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 15:21 ID:SnI

ヒロ母「そうだったの みち子ちゃんによろしく言っておいてね」
ヒロ「あぁ・・・」

安藤の母親は息子の死体を見るなり号泣したーーーー

ナオユキ母「あぁーーーーっ!何で私の子がぁーーーー!?
あぁーーーーっっ」

その後は通夜が行なわれ
その事実はテレビでも報道されているーーーー

テレビのリポーター「犯人が逮捕されてようやく事件は解決しました
!尚 犯人のいぬやしき容疑者は関与を否定し続けてますが
数々の見つかった証拠から警察はいぬやしきが犯人と断定
安藤の通夜も行なわれています」

ヒロ母「この事件の犯人 ようやく見つかったのね!あのみち子ちゃん
を連れ去った人だったんだわ!」
ヒロ「良かったよ 犯人が見つかって」

不敵な笑みを浮かべるヒロ

76:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 15:29 ID:SnI

その後 事件の裁判が行なわれいぬやしきは終身刑を
言い渡される
体が機械の為 死刑にするのは難しかったからだーーーー

しかし 冤罪のレッテルを貼られた いぬやしきにとって 
それは喜ばしい事では無かった
安藤の母親からは恨まれる事になる・・・

犯人も逮捕され事件は解決して周囲も落ち着きを取り戻して
いた頃ーーーー安藤の墓の前
ヒロの姿があった
墓の中から安藤の骨を手に取ると

ヒロ「この中に安藤の骨が入ってるのか?よし・・・」

安藤の亡骸を持ち去って飛んでゆく
自宅に帰ると安藤の骨を床に並べ立てながら

ヒロ「よし この力で安藤を よみがえれ よみがえれ よみがえれ」

「パアーーーーーーーー!」

77:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 15:38 ID:SnI

ヒロ「安藤っ!?ほ 本当に生き返った!?す 凄いな この力は!」
ナオユキ「えっ?何で生き返って・・・死んだはずーーーーなのに
!ヒロっ!?」
ヒロ「また 一緒にやり直そう!!」

そう言い笑うヒロ
 
ナオユキ「(でも周りの様子は変だった だって 安藤が死んだ事に
なってるーーーー)ちょっと待って これじゃあもう男の安藤と
しての人生はーーーー・・・」
ヒロ「ずっと みち子として生きるんだ」
ナオユキ「・・・・・・」

その後 いぬやしきは捕まっても尚 役に立つ事を望み続け 刑務所
の中にいながらも警察官立ち会いの元 人の怪我や病気を無償で
治したりした
安藤はみち子としてヒロの実家で生活を続ける

ヒロ「安藤・・・」

みち子を後ろから抱きしめながらヒロは二人で空を飛んでいく
邪魔する者はこれでもういないーーーー


完結

78:影虎◆Vs:2023/07/18(火) 15:42 ID:SnI

長かったですが、やっと終わりましたーーーー!!
この作品は、いぬやしきさんはもう原作で既に活躍している
話しが読めるので、ヒロを主役にした物語りを書くと決めて
取り組んだ作品ですっ!!
しかも悪役がハッピーエンドを迎えると言う・・・
もうこれで終わりですが、また次は別の作品に取り組みます!
読んでくれた方、ありがとうございましたっ!!

79:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 07:52 ID:SnI

今回のお題はゴールデンカムイになります!
アニメも最近入ってましたね!? 
読む前の注意点としては、オリジナルキャラが出てたり
原作ではいるはずのキャラが出てこなかったり
(白石とか)所々の変化があるんで、そういうの
無理な方は読まない様にっ!!
じゃあ、始めます!

80:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 08:00 ID:SnI

タイトル【コアセンテンス】

ここは北海道 そこにはカムイの子 女の子 名はアシリパ
アシリパの友 スギモト 名はサイチ
キロランケ
オガタ ヒャクノスケ スナイパーの4人が旅をしている

スギモトはとある村でヘンミ カズオと言う人物を殺してしまう

スギモト「やらないと俺が殺られてたんだ アシリパさん」
アシリパ「・・・スギモト あの子は?」
スギモト「!」
丸々(マルマル)「ヘンミさん!酷いよ・・・うぅ」

死んだヘンミの隣に若い少年の姿があった

アシリパ「私はアシリパだ」
丸々「僕はマルマル・・・」
アシリパ「スギモトの話しだと いきなりその男から襲ってきたそうだ
すまない事をした」
丸々「いえ もういいです・・・」

この後 アシリパと丸々は息が合うほどすぐ仲良くなった

81:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 08:08 ID:SnI

丸々「一緒に旅したいな」
アシリパ「ならば来るか?マルマル!大歓迎だ!!」
丸々「うん!」
スギモト(あれ?何だか仲良くなってる まぁいっか)

ヘンミの亡骸は海に流して丸々はアシリパの元へ
ついてきた
先に焚き火でご飯の準備をしながら待っていたキロランケとオガタの
二人とも後から合流する

丸々「マルマルです よろしく」
アシリパ「今日から一緒に旅する事になった!」
オガタ「ゆ ユウサク!?」
スギモト「?」
丸々「ユウサク?」
アシリパ「何だぁ〜二人は知り合いか!?」
オガタ「いや 俺の勘違いだ」
キロランケ「・・・」
オガタ(ユウサクはもう死んでいる こんな所で会うはずがない
しかし 奴の顔は何故似ている?)
丸々「・・・・・・」

82:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 08:16 ID:SnI

丸々も加わりそれまで仲良くしていた5人だったが
ーーーー
オガタは無口であまり喋る男ではなかった
そんな彼に丸々はよく近づき話しかけて来た

丸々「こんにちは 今日も銃の手入れですか?
オガタさん」
オガタ「手入れではない コレをしないと落ち着かない だけだ」
丸々「そうですか」
オガタ「何故隣にいる」
丸々「あれ いけませんでしたか?隣にいたいだけです」
オガタ(声までユウサクそっくりだ)
丸々「・・・・・・」

その様子を見ていたアシリパとスギモトはーーーー
 
アシリパ「あの二人仲良いなぁ〜」
スギモト「気が合うのか?あのオガタと?ユメでも
みてるみたいだぜ」
アシリパ「そういえばあの二人 顔も似てるなっ!?」
スギモト「・・・・・・ん〜」

83:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 08:24 ID:SnI

しかし一つだけ謎があった

スギモト「なぁ?アシリパさん マルマルってあれ・・・男・女
どっちだと思う?」
アシリパ「う〜〜〜んマルマルの裸 見た事がないなぁ〜」
スギモト「俺もないんだよ だから分からなくてさぁ」
オガタ「・・・・・・」

その話を聞いていたオガタは丸々の元へ近づくとーーーー

オガタ「アシリパ達が何やら お前の性別を気にしていたぞ?
男・女どちらなのかと?」
丸々「!・・・」

丸々は少し顔を俯いた

オガタ「俺もどちらか少しだけ気になる」 
丸々「僕 自分の体に自信が無いんです」
オガタ「自信・・・?」
丸々「性器が生まれつき 両方あるんです おかしいでしょう?
だから誰にも知られたくなくて今まで隠していて・・・
この話 アシリパさんにも言わないで下さいね」
オガタ「・・・そうか 分かった」

そう マルマルの秘密である

84:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 08:58 ID:SnI

しかしそんな5人旅にある日 悲劇が訪れる
アシリパは元々 父である人物を探していたが
その父 ノッペラボウとも再会する事なく引き裂かれて
しまうーーーー
しかもこの時スギモトとも・・・ どうやら裏切り者が
いた様だ

スギモト「アシリパさぁーーーーん!」
アシリパ「スギモトーーーーっっ!!」
丸々「・・・っっ!?」
キロランケ「こっちだ そっちは危険だ」
オガタ「・・・」

丸々 オガタ アシリパ キロランケの4人旅となる
その頃スギモトはーーーー

スギモト(何だって こんな事に だけど ノッペラボウを撃ったのは間違いなくアイツだあの野郎 裏切り 
やがってーーーー)

一人取り残されたスギモトはアシリパ達を探す
一方 アシリパの方はーーーー

丸々「アシリパさん 大事な話があります 少しこっちへ」
アシリパ「どうした?マルマル?」

二人っきりになった

85:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 09:08 ID:SnI

マルマル「アシリパさんの父 ノッペラボウは撃たれて死んだ
だけど僕 見てたんです あれはオガタとキロさん二人が
裏切ってたと」
アシリパ「確かなのかっ!?」
丸々「はい!あの二人他にも何か隠し事があるみたいです
僕はアシリパさんは守るけど今から言う事を覚えていて下さい」
アシリパ「何だ?」
丸々「僕の方からアシリパさんの元を離れる事はない 絶対です 
だからもし この先僕がいなくなる日があれば
その時はあの二人はから離れて一人で逃げてスギモトさんの元へ 
二人再会して欲しい」
アシリパ「!」
丸々「因みに襲われた時に僕は分かりやすくこの赤い紙をキロランケ 
白い紙をオガタとして 襲われた時はこの2つを目印として
落としておきますアシリパさんは見つけたら逃げて下さいね!」
アシリパ「・・・分かった!!」
丸々(これでいいんですよね スギモトさんーーーー)

アシリパがすぐ探しやすい様にと 決して丸々はなるべく
側を離れる事も無かったーーーー

86:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 14:22 ID:SnI

キロランケ「うすうす丸々は気づいてきているな」
オガタ「ふんっ・・・」
キロランケ「・・・このままだと邪魔をされかねない」
オガタ「だったら丸々をいなくさせればいい」
キロランケ「殺るって事か?」
オガタ「大体 スギモトがよく丸々に何か話していた
のは分かっていた スギモトは多分 丸々にアシリパを
守る様に言っていたんだ」
キロランケ「・・・」
オガタ「丸々をどうにかいなくさせた後 アシリパから
は金の在り処について より聞き出しやすい様にする」

そして ある日 ついに丸々がーーーー!
それはアシリパがトイレに行ってる最中に行なわれた
キロランケは悲鳴をあげない様 丸々の口を後ろから
塞いでオガタは丸々の首を締めあげる
 
マルマル「うぅ・・・」

87:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 14:30 ID:SnI

丸々は隠し持っていた あの2つの紙をとっさに下の地面に
落とす

オガタ「・・・」
丸々「うっ・・・」
キロランケ「・・・・・・」

丸々は動かなくなった

キロランケ「やったか?」
オガタ「死体は俺が林の方へ運ぶ キロランケはアシリパに話を
しておけ」

そう言うとオガタは丸々を運びに林へーーーー
キロランケはアシリパがトイレから戻ってくるのを待つ

オガタ「・・・」

丸々の体を地面に降ろすオガタだったがーーーー

オガタ「?まだ体が生暖かい 死んでいない?気を失ってるだけか?」

逃げられない様に丸々の体をロープでグルグル巻きにして木に縛りつけた

丸々「うっ・・・」

意識を取り戻した丸々

88:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 14:39 ID:SnI

丸々「こんな事してスギモトさんが何って言うか・・・!」
オガタ「奴は助けに来れないさ」
丸々「じゃあ これ アシリパさんに僕の形見として渡しておいて」
オガタ「いいだろ さらばだ 丸々・・・」
丸々「・・・・・・」

それはいつも丸々が首飾りとして身につけていたペンダントだった

オガタ「・・・」

キロランケの元へオガタは戻った
アシリパがトイレから戻って来た

アシリパ「!」

すぐに丸々の存在が無い事に気づく

アシリパ「なっ何故?丸々がいない?」
キロランケ「あぁ さっきなぁ3人で話し合いをしたんだ
丸々は自分からスギモトさんを見つけに行く!と一人出て行った」
オガタ「奴からアシリパにコレをと 丸々のペンダントだ」
アシリパ(嘘だっ!二人は嘘をついてる!丸々は確かに言った
自分からは絶対 私の元を去らないと だとしたら殺されたのか? 
丸々っ!!なのに二人は顔色一つ変えないぞ!?)

89:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 14:46 ID:SnI

オガタ「?」
アシリパ「そうか 丸々がコレをと・・・あ!またトイレ行って
来るっ!今度は大の方だ!!」

そう言うとアシリパは駆け出した
もちろんトイレではなく紙を探す為だーーーー

アシリパ「さっきトイレから戻る際にチラっとそれらしき紙を
見かけた やっぱり二人が丸々を殺ったのは間違いないっ!!
ヒドイっ!ヒドイじゃないか!?二人!丸々をっ!?
死なすなんてーーーー!!」

泣きながらアシリパが二人の元へ戻る事は無かった
ポロポロと涙は溢れ 一人・・・来た道を離れて行く

アシリパ「うぅっ・・・スギモトっ!」

「タタタッ」

キロランケ「遅いっ!トイレにしては流石に遅過ぎる!」
オガタ「見てくるか 様子を・・・・・・」

しかし二人が見に行っても既にアシリパの姿は何処にも無かった

90:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 14:52 ID:SnI

オガタ「何処へ消えた?しかし荷物は置き去りのままだ」
キロランケ「何故アシリパはいなくなった?」
オガタ「・・・」
キロランケ「一体何がどうなっている?」
オガタ「奴に聞いてくるか」
キロランケ「奴?」
オガタ「丸々だ アイツはまだ生きている」
キロランケ「殺したんじゃなかったのか?」
オガタ「・・・息を吹き返して 気を失ってただけだ」
キロランケ「・・・・・・」

二人は丸々の元へとやって来た

丸々「!」
オガタ「話がある」

アシリパがいない事に気づいた丸々はーーーー

丸々「アシリパはっ!?何故アシリパはいない!?ま まさか
アシリパまで殺したのかーーーーっ!?この人殺しっ!!」

91:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 15:00 ID:SnI

オガタ「落ち着け アシリパを殺してはいない
むしろ知りたいのはこっちの方だ アシリパが何処へ行ったか
知ってるか?」
丸々「何でっ何でっアシリパがいないんだっ!?誰が殺してない
なんて信じられるかぁーーーー!」

丸々は泣き叫んだ
 
オガタ「聞かれた事にだけ答えろ」
丸々「アシリパぁーーーー!アシリパぁーーーー!」
キロランケ「感情的になってこれでは何を聞いても無駄だ オガタ」
オガタ「奴の演技と言う事は?」
キロランケ「そうは見えないな・・・」
オガタ「ならば逆に丸々をワザと自由にすると言うのは?
一人になったら安心してアシリパの居場所を知ってるなら向かうはず」
キロランケ「ワザとか よしーーーー」

ヒソヒソ話をする二人

丸々(良かった いないって事はアシリパさんはあの紙に気づいて
逃げてくれたって事だ もっと今のうちに距離を離れてくれたら
時間稼ぎしてる内にーーーー・・・)

92:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 15:07 ID:SnI

オガタ「丸々 もういい お前を今から自由の身にしてやる」
丸々「え?(どうして突然?)いいん・・・ですか?」
キロランケ「争っていても何も始まらない 今丸々をどうこうした
ところでアシリパが見つかる訳でも無い それにアシリパのいない
今 これ以上は俺達も無駄な事に付き合うのはごめんだからな」
丸々「そう・・・ですか」
オガタ「どこへでも行け 好きな所へ」
キロランケ「・・・分かりました ではお元気で」

「ザッザッザッ」

解放された丸々は一人歩き去っていった

オガタ「よし 後を付けて歩くか」

その後をオガタとキロランケの二人はついて行く

キロランケ「どこへ向かっている?」
オガタ「・・・・・・」

93:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 15:14 ID:SnI

丸々が向かったのはアシリパの元ではなく
海の近くにある港街であった

丸々「あの 人を探しているんです こういう人」

丸々は紙に描いたイラストを街の者に見せる

丸々「名はスギモト サイチ もしこの人を見かけたらこう伝えて
下さい」

ヒソヒソ話を耳元で丸々はしている

オガタ「スギモトを探している?」
キロランケ「と言う事は本当に知らなかった と言う事か」
オガタ「これだとキリが無い スギモトに今会ったところでロクな
事にならない」
キロランケ「仕方ない 俺達は俺達でアシリパを探すとしよう
それにしても丸々も知らないとなると アシリパは突然丸々がいなく
なった事で自ら不安になって消えたって事か?」

94:影虎◆Vs:2023/07/19(水) 15:22 ID:SnI

オガタ「・・・それなら今もしアシリパと会えても俺達にそう
簡単にはついて来ないかもしれない」
キロランケ「まいったなぁ〜」

頭をガリガリと手でかくキロランケ

キロランケ「ここで一旦 お互いの役目を変えよう」
オガタ「?」
キロランケ「二手になって 俺は例の奴らに様子を伝えてくる
そしてオガタはアシリパを探す もし見つけたらここの街に俺は
滞在してるから手紙を俺宛によこしてくれ」
オガタ「分かった」

ここで二人は別れる事になった

オガタ「・・・街の者にでも聞いて歩くか」

聞き込みをするオガタ

オガタ「カムイの格好の女の子 名はアシリパ アタマにはバンダナ
長くて少し青い髪の毛 知っているか?ここに来たのを目撃した奴
はいるか?」

95:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 07:49 ID:SnI

しかし 探しても探してもアシリパを知る者は一人も
いなかった

オガタ(おかしい これだけ探してもいないとは
街に来ていないのか?)

そう アシリパは警戒してか街には一切寄らず
一人で弓を使って動物を捕まえ 食べて寝ての一人旅
を続けながらスギモトがいるであろうと信じて来た道を
戻っていた

アシリパ(スギモトっ!!)

そうとも知らずオガタはまだ街を探し続けている訳だ
から見つかるはず無かった

オガタ「!」
丸々「あれ オガタさん?何で一人でいるんですか
キロさんは?」
オガタ「今はいない 途中で別れた」
丸々「そう・・・ですか」

96:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 07:54 ID:SnI

丸々の方はというと スギモトを探しながらも
アシリパも同様に探していて もしその二人を見かけたら
「丸々はココにいる」と伝えてくれと街の者に伝えてまくっていた
因みにオガタとキロランケの顔も描いて「この二人には教えないで」
と伝える

オガタ「どうだ?スギモトはあれから見つかったか?」
丸々「ううん ちっとも」
オガタ「俺はアシリパが見つからない 疲れた」
丸々「!・・・」

腰を下ろして座るオガタ

丸々「二人っきり・・・ですね」
オガタ「あぁ」
二人「・・・・・・」

アシリパを探す事に疲れ切っているオガタ

97:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 08:01 ID:SnI

丸々(そうだ アシリパさんはスギモトさんに任せて
僕はオガタさんをどうにかした方が早いっ!!
何としてでも食い止めないと!)
オガタ「ふぅ・・・」
丸々「オガタさん 一緒に探しません?それと銃の使い方 僕にも
教えて欲しいんです!」
オガタ「銃?銃か よし・・・」

獲物になる動物を狙いながら丸々はオガタから使い方を学ぶ
少しずつ 丸々は撃つのが上手くなっていった

「バーーーン!」

丸々「やったぁ!ヒット!!」
オガタ「その調子だ」
丸々「(よし このまま腕を上げていって そして獲物を狙う
フリしてワザとオガタさんの腕を撃てば・・・言葉じゃ オガタ
さんは止められない だったらあの腕だ)」

98:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 08:07 ID:SnI

オガタ「丸々・・・」
丸々「ん?」
オガタ「アシリパにはスギモトが側にいたら何故それで
何もかも安心と言いきれる?所詮奴も男だ 金に目が眩んだら
アシリパを邪魔に思うかもしれない」
丸々「そうですけど アシリパさんはスギモトさんの事
好きだから 二人の邪魔なんて出来ませんよ」
オガタ「・・・」

その夜 眠る二人
今の季節は冬

丸々「オガタさん・・・寒い」

そう言われ オガタは丸々の後ろから自分の体を重ね温める
 
オガタ「これでどうだ?」

99:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 08:12 ID:SnI

丸々「温かい だけど 5人でいた頃はもっと5団子になって
温かかったのにな〜今は二人だから・・・」
オガタ「・・・」
丸々「あれ?何か後ろの下ら辺当たってる様な・・・」
オガタ「くっついているからな」
丸々「・・・」
オガタ「前向くか」
丸々「今度は顔と顔がくっつきそうで近い」
オガタ「どうしろと言うんだ」

結局 空を見上げる形でくっつく言葉にした
 
丸々「こうすれば良かったんだね」
オガタ「・・・」
丸々(アシリパさん スギモトさんに会えたかなぁ〜?)

その頃 アシリパはーーーー

100:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 08:19 ID:SnI

アシリパ「はぁはぁ・・・ん?」
スギモト「あれ?アシリパ・・・さん?」
アシリパ「すっ・・・スギモトっ!?」
スギモト「アシリパさぁーーーーん!!」
アシリパ「スギモトーーーーっ!?」

二人は再会を果たしていた

スギモト「あれ?良く見るとアシリパさん一人だけ?
他の奴らは・・・」
アシリパ「スギモトっ!!丸々がっ丸々がなあ!!二人に・・・
殺されたっ!!」

涙を流すアシリパ
アシリパの中では丸々が死んでいる事になっていた

スギモト「えーーーーっ!?」
アシリパ「ヒドイんだ!あの二人ときたらっ!私が子供だと思って
何も分からないだろうと思って平気で嘘をっ!!
悪魔っ!悪魔にしか見えなかったぞーーーー!?」
スギモト「落ち着いてっ!アシリパさん!?何で丸々が死んだって?」

101:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 08:26 ID:SnI

アシリパ「丸々に言われていたからなんだ!」

アシリパは今までの経緯をスギモトに全て話した

スギモト「そうか 丸々の奴・・・最後まで俺に言われた通り
アシリパさんを守ってくれたか けどさぁアシリパさん?
死体は見てないんだろ?」
アシリパ「見てないが紙は落ちていた 二人に殺られたとしか
トイレから戻ったらいなかった」
スギモト「血は?」
アシリパ「落ちてなかった」
スギモト「悲鳴は?銃の音とか」
アシリパ「悲鳴は無かった 銃の音も・・・」
スギモト「紙落ちていた場所は比較的 近かったんだよな?」
アシリパ「そうだ」
スギモト「何で丸々を殺した?血も無くて銃の音もナシ・・・
それ以外の方法なら首締めか?」
アシリパ「丸々は首締めで殺されたって事かぁーーーー!?」

102:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 08:59 ID:SnI

スギモト「それしか・・・!ん?あれ それ アシリパさんの
してるペンダント」
アシリパ「オガタから貰った 丸々が離れる時 私に渡してくれ
と言われたって」
スギモト「それさぁ 確かこうすれば中が開く仕掛けで・・・」

「パカッ!」

アシリパ「スゴイなぁ!?スギモト!私は知らなかったぞ!?」
スギモト「丸々が俺だけに教えてくれたからね ん?
あれ 何か紙が入ってる・・・」
アシリパ「どれっ!?」

アシリパは紙の内容を確認する

アシリパ「スギモトーーーーっ!?もしかしたら丸々生きてるかも
だぞっ!?」

103:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 09:05 ID:SnI

スギモト「何って?」
アシリパ「こう書かれてる「このペンダントがアシリパさんの
元に届いたら僕が生きてると思って!丸々より」」
スギモト「え?でも何で丸々が生きてるんだ?オガタの野郎
殺さなかったのか?アイツがっ!?」
アシリパ「丸々の字だぁーーーー!!」
スギモト「あ でも殺しちゃうより生かした方がアシリパさんとの
交換取引きに使えるか 俺が奴ならそうする」
アシリパ「そうかそうか!丸々生きてたかぁーーーー!」

二人の間では希望が生まれた
丸々は生きているとーーーー・・・

スギモト「あ 待てよ?アシリパさんがいなくなったのを疑って
あの二人 今度こそ本当に殺したって可能性も??」
アシリパ「丸々やばいじゃないかっ!?スギモトーーーー!?」

104:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 09:11 ID:SnI

二人の間でこんなやり取りが繰り返された
勝手な妄想も膨らむ

そしてとある日
丸々とオガタの方では今日もご飯にする獲物を探しに林をウロつく

丸々「いた!ウサギだ!」
オガタ「足の音 立てるなよ」
丸々「あ 駄目だ 気づかれた 素早く逃げ回ってる」

そのウサギは丁度 オガタの後ろを通ろうとしているーーーー
オガタの視線も獲物に顔が向いている

丸々(今がチャンス!)

「バァーーーーン!!」
 
丸々の銃はと言うと見事にオガタの利き腕に命中した!!

オガタ「い いてぇ・・・」

とっさにオガタは座り込んだ
何が起きたのか分からず動揺している

105:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 14:21 ID:SnI

オガタ「何だ!?」
丸々「嘘っ・・・獲物と間違えてオガタさん撃っちゃった?そんなっ!僕っ何って事を!!?」

動揺の演技をする丸々

丸々「ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!獲物を撃つ
のに夢中になっちゃって 僕すっかりオガタさんを
見てなかったんだ!!罪はちゃんと償うからーーーー!」
オガタ「うっ・・・」
丸々「血が!血が出てるっ・・・止めないと!」
オガタ「タオルを・・・よこせ」

流石のオガタも演技とは気づいてない様だ
その後何とか血は止まったがーーーー

オガタ(腕が完全にやられてる う 動かない
これだと銃はーーーー撃てない スナイパーとしては
失格だ)

106:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 14:27 ID:SnI

オガタは慣れない腕の方で手紙を書いていた
キロランケ宛だ
ひらがなで

オガタ「これを出しておいてくれ 街の方に」
丸々「分かりました」

その手紙はキロランケの元へ届く

キロランケ「オガタか」

そこには こう書かれていた「キロランケへ 腕を故障した
もう動かない 今までの作戦は辞退する スナイパー失格だ」

キロランケ「!腕をっ!?あの男が故障を!?一体何があったんだ
?オガタ・・・しかし そうかもう撃てないなら仕方ない」

次の日

丸々「はい オガタさん あーーーーん」

動かせないオガタの代わりに丸々がオガタの分も動いた

107:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 14:36 ID:SnI

オガタ「ムシャムシャ」
丸々「・・・あ 着替えもしましょうか?」
オガタ「・・・」

色々と手伝う丸々

オガタ「あの・・・人殺しをしていたはずの俺がすっかり
落ちぶれたものだ」
丸々「すみません!一生償います!!」
オガタ「・・・」
丸々「(ワザと撃ったなんて一生言えない!バレたら殺される!)」
オガタ「いや まだこっちの腕は動くんだ こっちさえ使えれば」

オガタは諦めていなかった
その後は動く方の腕で撃つ練習をはじめる

「パァーーンパァン!」

オガタ「・・・」
丸々(あれ ヤバいなぁ 元スナイパーだけにもう上手くなってる
これじゃあ・・・そうだ!金が欲しいだけなら他の方法で金に
釣らせたらいいんだ!?)

 

108:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 14:45 ID:SnI

良い方法を思いついた丸々はオガタにこう切り出す!

丸々「一緒にビジネスやりません?」
オガタ「ビジネス?」
丸々「はい その名も元スナイパーによる利き腕じゃない方で的に
撃って当てる・銃ショーです!!」
オガタ「何だ?それはーーーー」
丸々「まず客を集めて 金 品物 を賭けさせるんです!
賭けるのは何でもありにして そして元スナイパー オガタさん
にそれぞれの色んな距離から銃で的に撃たせて「当たらない」を
選んだ客からオガタさんがヒットさせたら 賭けたのはこっちの物!」
オガタ「あぁ」
丸々「逆にオガタさんが外したら客に豪華賞品プレゼント!って内容
です」
オガタ「リハビリにもなる 悪くないな」
丸々「ねぇ やりますか?」
オガタ「あぁ」

そして二人は街に着くなりーーーー

109:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 14:53 ID:SnI

丸々「さぁーさぁ〜よってらっしゃい!みてらっしゃい!?
今から始まるのは元スナイパーによる 利き腕は使えない代わりに
慣れない腕で果たして的に当てれるか?を賭けるゲームだよ!
お客様の何でも好きな物を賭けてね!
「当たらない」に賭けて見事当たったら豪華賞品はお客様の物!
賞金もついてくるよ!!オガタ ヒャクノスケさんによる
リハビリが始まるよーーーー!!」
オガタ「・・・」

周りは物珍しさに集まって来た

丸々「因みにオガタさんが見事 的に当てた時はお客様の賭けた
物はコチラが貰います!!
さぁ〜さぁ〜やってみたい方はいるかな??」 
客1「おれ やってみようかな?」
客2「オレもオレも!」

110:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 14:58 ID:SnI

客は次々と賭けてきた

丸々「では まずはこの距離からーーーー賭けてみたい方は
いるかな?」

品物が色々賭けられる

客1「当たりっこないさ 利き腕じゃないんだろ?」
オガタ「フッ・・・」

「パァーーン!」

一発目は見事 命中!!

客1「うっそ〜」

周りからは拍手が響く

丸々「では次はこの距離 さぁ〜さぁ〜どうです?」
客1「次は当たらないさ!」
客2「オレも!」
オガタ「・・・」

「パァーーン!」

111:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 15:07 ID:SnI

2発目も命中!!

丸々「当たりましたーーーー!では最後 一番長い距離!」
客3「これは無理無理」
客4「遠過ぎる!」
丸々「はい オガタさん どうです?外したら品物はお客様の
物ですよ?」
オガタ「俺が外すと思うか?見てろ」

構えるオガタ

「パァーーン!」

見事 最後も命中っ!!
周りからは一番の拍手が響いた

「パチパチパチ」

オガタ「元スナイパーのプライドだ」
丸々「では皆さんが賭けて下さった物はコチラで大切に頂きます!
ありがとうございましたーーーー!またのお楽しみをっ!?」

イベントは終わった 

丸々「スゴイなぁ 見て見て!?こんなに沢山色んな物が集まったよ
?金もそうだけど 民族衣装とか帽子とか手袋とか!毛皮もある!
子供はオモチャもだね?売ったらかなり金になる
続けていけばアシリパさんの埋蔵金より超えるんじゃあ?」
オガタ「・・・」
丸々「オガタさん・・・?」

112:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 15:15 ID:SnI

オガタ「金より大事な物があるとしたら何だと思う?」
丸々「それはーーーー命かな?金はまた手に出来ても命のやり直し
はきかないから!」
オガタ「そうか・・・命か」

オガタは何かを思い出している

オガタ「俺にはユウサクと言う名の弟がいた」
丸々「ユウサクさん・・・?最初に会った時に・・・」
オガタ「お前はその弟の顔と声もそっくりなんだ」
丸々「そうだったんだ それで・・・」
オガタ「父と母と俺とユウサクの4人家族」
丸々「4人?」
オガタ「父は元軍人だった 日露戦争で第7師団として戦った
経験もある」
丸々「・・・」
オガタ「厳格でよく悪い行為をしていた俺はいつも怒られていた
弟のユウサクは悪さはしない するのはいつも俺ばかりーーーー」
丸々「・・・」

113:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 15:21 ID:SnI

オガタ「言う事も聞かない 悪さもする 反省もしない
父は俺を嫌った」
丸々「・・・」
オガタ「エスカレートして その内父は ご飯抜きにしたり
手を平気であげる様になった」
丸々「手を?」
オガタ「ユウサクはその度に俺を庇った」

過去
ユウサク「兄様は悪いけれど いくら何でも手を出すのは
おやとして違うと思います!血を分けた親子ではないですかっ!?
父様!止めて下さい!」

オガタ「しかし父は止めなかった
その分 弟のユウサクの事は可愛がった 言う通りに出来て
悪さもしないお前は良い子だな ヒャクノスケには似るんじゃない
 と」
丸々「・・・」

114:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 15:31 ID:SnI

オガタ「だが ユウサクはコッソリと俺にご飯を与えていた」

過去
ユウサク「今はこんな家族ですが父様はきっと兄様が自分より
下なのに思い通りに動かないのを親として悔しいのだと思います!
プライドがありますから いずれ わだかまりも解けて いつか
親子3人で分かり会える日がくる事を望んでいます!!」

丸々「それで・・・?」
オガタ「しかし 俺は母を毒草で殺してしまう」
丸々「!」
オガタ「弟は俺を庇った この時ばかりはもう我慢出来ん!と
父は俺に刀を突きつけた 殺そうとしたんだ」

過去
ユウサク「止めてっ!殺してしまうなど!?父様!それだけは
いけませんよっ!!」
父「母を平気で死なす息子なんぞいるか!コイツの目は人殺しの目だ!
ユウサクの目は誤魔化せてもワシの目は誤魔化せんぞっ!?」

丸々「!?」
オガタ「だがーーーー・・・」

115:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 15:42 ID:SnI

過去
父「弟の見てる目の前では さすがに殺せんな ヒャクノスケ
出て行け この家からお前は出て行け!!これっきりで家族の縁
は切る!もう二度とその面は見せるな!」

オガタ「ユウサクは泣いていたーーーー」
丸々「オガタさんは辛くなかったんですか??」
オガタ「辛い?何も感じない・・・感じないん・・・だ
母を殺した時も感じ無かった 
言われた通りに俺は荷物を纏めて出ていった」
丸々「・・・」

過去
ユウサク「兄様ーーーー!兄様ーーーー!?」

オガタ「ユウサクは叫んでいたが振り返りもせず
俺は歩き続けた 子供にしては早い自立だったな」
丸々「そんな・・・事があった・・・なんて」
オガタ「・・・・・・」
丸々「じゃあ もう家族とは それっきり?」
オガタ「いや 俺はそれから大きくなり再び父のいる元に戻った
父を始末する為だーーーー」
丸々「!?」
オガタ「寝ている父を銃で殺した しかしその時には既にユウサク
はいなかった 家を出て日露戦争の第7師団として活躍していた」
丸々「じゃあ 弟さんとはそこで・・・?」

116:影虎◆Vs:2023/07/20(木) 15:50 ID:SnI

オガタ「・・・・・・」

一瞬 オガタは口を閉ざした

丸々「??」
オガタ「ユウサク・・・そうだ ユウサクはーーーー」

過去
ユウサク「兄様!久しぶりです 元気で何よりです!」

満面の笑みを見せるユウサク

ユウサク「父様が死んだのはご存知で?」
オガタ「あぁ知っている」
ユウサク「誰に殺されたのか未だに分からぬままでーーーー」
オガタ「誰が殺したと思う?」
ユウサク「父様を憎んでる相手なら沢山いたと思います」
オガタ「それを殺ったのは 俺だとしたらーーーー?」
ユウサク「兄様っ!?」

ユウサクの目からは涙が溢れていた

ユウサク「何故っ?何故っ兄様がっ!?父を恨んでいたからですか?」
オガタ「恨みの感情じゃないんだ ただ父を超えたかったーーーー
それだけだ」
ユウサク「そうやって次はこっちを始末するつもりですかっ!?
兄様っ!!」
オガタ「お前は何も気づかない そうやって一人だけいつも・・・」

117:影虎◆Vs:2023/07/22(土) 07:41 ID:SnI

ユウサク「こちらの事も殺したいと?家族の縁を
そうやって自ら全て葬りたいと?何故です!?兄様?
分からないっ理解出来ないのですよっ!
兄様の考えがっ!!」
オガタ「・・・・・・」
ユウサク「兄様はいつも一人だけ そうやって変わらないのですね・・・」
オガタ「ユウサク?」
ユウサク「もう いいです」
オガタ「!」

ユウサクは自分の持っている銃を自身のこめかみに
当てると・・・

ユウサク「さよなら兄様っっ愛してました もう
耐えられません!お元気で・・・」
オガタ「!」

「パァーーンッッ!」

ユウサクはそう言葉を言い残し 自ら命をたった
兄に殺される以前に弟ユウサクの精神は既に崩壊して
いて自らユウサクはオガタの目の前で自死したのだ

118:影虎◆Vs:2023/07/22(土) 07:48 ID:SnI

さすがのオガタの脳にも その場面は深く焼きついた
横たわる弟をオガタは手で抱きしめた

オガタ「愛していたなら・・・何故死ぬ?ユウサク・・・
俺を残して・・・」

ユウサクの亡骸はオガタが土へ埋めた

オガタ「・・・・・・」

こうして家族は死にオガタ一人だけになった

丸々「ーーーーーーーー・・・」

丸々の目からは涙が溢れる

オガタ「何故?お前は泣いている 丸々?」
丸々「分かりませんっ・・・ただ 何故だか涙がっっ・・・」
オガタ「・・・」
丸々「知っていますか オガタさん?・・・コアセンテンスと言う
現象を」
オガタ「?」
丸々「血の繋がりがある人の感情記憶は その人が死んでも尚
消えないと言う事を」

119:影虎◆Vs:2023/07/22(土) 07:56 ID:SnI

オガタ「死んでも・・・?」
丸々「特に強いマイナス感情と言うのはーーーー受け継がれていく
んですよ また別の人へと」
オガタ「・・・・・・」
丸々「時には誰かにも もしかして僕・・・ユウサクさんの記憶を
受け継いでいるのかもしれない」
オガタ「!」
丸々「なんて 冗談ですけど」
オガタ「丸々は家族は・・・ ?」
丸々「あれ そういえば僕 記憶がーーーー・・・」
オガタ「?」
丸々「おかしいなぁ ヘンミカズオさんとムショにいた記憶はあるのに
その前の記憶が思い出せないっ!?」
オガタ「自分の家族を知らないのか?」
丸々「うん・・・」
オガタ「・・・・・・」

今日はもう二人は暗くなったのでこのまま 寝る事にした

オガタ(コアセンテンス か・・・本当にそんなものがあるんだろう
か?ましてや 丸々がユウサクの記憶を受け継いでいるなど
あり得るはずがない)

120:影虎◆Vs:2023/07/22(土) 08:05 ID:SnI

次の朝

オガタ「そういえば 何故 丸々はヘンミと言う男とムショに
いたんですか?悪い行為をしない限りムショには入らないかと」
丸々「何の罪だったかなぁ?思い出せない でもヘンミさんは
聞いてたらしくて 彼の話によると僕はムショに来る前に
病院にいたと 頭を酷くやられていたらしくて助かって大丈夫になって
からはムショに入ってきたと 言っていました」

ヘンミはその話を看守から聞いた様だ

オガタ「頭を激しく・・・?そうか 頭を打って記憶喪失になった
のか?他に何か覚えている事は?」
丸々「えっと あーーーー今は手元に無いけどアシリパさんに
渡してもらったあのペンダント 何故か変なマークと「かげろう」
って名前が掘られてる 僕は丸々なのに」
オガタ「かげろう?どこかで聞いた事ある名だ
そうか 思い出した あの頃俺が日露戦争をしていた時 確か
上の者からこう言われたんだ」

121:影虎◆Vs:2023/07/22(土) 08:12 ID:SnI

過去

上兵「オガタ 隣町にある科学者ハーベスト団施設を知っているか
?外国人共が何やらやっている場所らしいが詳しくは
不明だそうだ
そこの場所にいる かげろうという少年が施設の人物一人を殺し
今 何処かへ逃げ込んでいると」
オガタ「!」
上兵「目撃情報によると日露戦争の行なわれている我々の
所に行くのを多くの者が見たそうだ
もし 見つけたら捕まえて連絡する様に」
オガタ「はい」

オガタ「っと言う事があった
その時のかげろうが丸々・・・お前って事だ」
丸々「!!」
オガタ「しかし あの後 丸々自体を見つけた者の話は聞いていない
っと言う事はーーーー戦争に巻き込まれて頭を怪我したのか?」

122:影虎◆Vs:2023/07/22(土) 08:23 ID:SnI

丸々「それで病院に運び込まれたと?」
オガタ「あぁ あの当時 あの辺は日露戦争による戦いが勃発して
いた危険地帯 日本人であれば外国兵は間違えて攻撃する可能性
がある」
丸々「・・・」
オガタ「しかし あのハーベスト団施設 何をやっていたんだ?
かげろうは何故殺して外へ逃げた?未だに謎が多い」
丸々「僕も思い出せなくて・・・・・・」

謎は続く 一方でアシリパとスギモトはーーーー・・・

スギモト「しっかし あれだよなぁ?丸々が生きてるとしても
今オガタとキロランケと丸々3人だろ?
俺一人で二人と戦えるかなぁ?ましてや奴ら絶対 丸々を縦にして
アシリパと交換しなければ丸々をこの場で撃つ!とか言うぜ?」
アシリパ「何っ!?丸々を死なすのはダメだっ!!」
スギモト「そう そうなるとこっちが応じるしかなくなる
まぁ〜オガタに「あれぇ〜?男二人いて丸々縦にしてお前らそれで
も大人かぁ〜??丸々殺せば 応じねぇよこっちは?ここはどうよ?
男との一対一のタイマンで!?」ってなれば俺も勝てる自身あんだけ
どなぁ〜」

123:影虎◆Vs:2023/07/22(土) 09:04 ID:SnI

アシリパ「銃ナシだったら勝てるかぁ!?スギモトっ!!」
スギモト「その隙にアシリパさんはオガタの銃を奪えたら更にコッチ
が有利だ!」
アシリパ「そーか!その手があったかぁ!?」
スギモト「つってもオガタも服の中にもう1丁銃を隠し持ってて
結局そーいう流れになったら俺は殺される可能性あるけどな?
アシリパさん守りつつキロランケの足も撃ってオガタも撃つって
そう上手くはーーーー・・・」
アシリパ「どうするんだ!?スギモトっ!!!」
スギモト「・・・今は だから会わない様にしよう!」
アシリパ「そうだなぁ 丸々も無事ならそれでいいかぁーーーー!」
スギモト「そう!無理に戦いにさえならなければ 誰も死なねぇよ!
つー事で俺とアシリパさん二人で愛の逃避行だぜっ!?」

二人の旅はまだまだ続きそうだ
一方 オガタの銃ビジネスショーは成功を続け 二人の金もかなり
増えていた

丸々「こーーんなにある!?いざこれだけ沢山増えると何に使えばいいのか分からないものですね」
オガタ「欲しい物や好きな事に使えばいい
食べ物で贅沢するも色々あるだろう」
丸々「贅沢ですか 旅館に泊まるとか??」

124:影虎◆Vs:2023/07/22(土) 09:12 ID:SnI

その後も場所という場所を転々と変えながら
二人はオガタ銃ショーを繰り広げて金を稼ぎまくる
そうしてる内にオガタがかつて日露戦争を繰り広げていた場所の
近くにある街へと訪れる事になった

丸々「ここの場所ーーーー初めて来たはずなのに何だか懐かしい
前にも来たことある様な・・・」
オガタ「ここは かつて俺が日露戦争をしている中
何度か訪れた場所だ どこに何があるか知っている ハーベスト団施設
もあったはずだがーーーーコッチだ」

しかし行ってみると そこには別のお店が建っていた

オガタ「ここは前とは違うな 前はココにあったはずだ」
丸々「・・・・・・」
オガタ「丸々 お前は宿にでも行って そこで待ってろ
俺は少し調べて来る」
丸々「分かりました」
オガタ「・・・街を詳しいのは町長か 聞きに行くか」

125:影虎◆Vs:2023/07/22(土) 09:25 ID:SnI

町長「何か用か?」
オガタ「前にあの場所でハーベスト団施設があったのはご存知で?」
町長「あ〜覚えておる 長く住んでるからなぁ ここに」
オガタ「今は無いのは何故?」
町長「日露戦争があった時にかげろうという少年が逃げ出したその
何日後じゃったか?何の理由も分からぬまま夜逃げ同然の様に消えて
しまった」
オガタ「消えた?」
町長「住んでいたのは外国人の連中じゃったが全く他の街民と仲良く
もせず 奇妙な奴らじゃったなぁ・・・」
オガタ「何をしていた奴らか知らないか?」
町長「あぁ サッパリ分からんな」
オガタ「ではその かげろうという少年について何か知っている事は?」
町長「前に施設から逃げた話しなら覚えている」
オガタ「ここの街の者ではないのか?」
町長「いや更に昔 ココの村で少年行方不明事件があったんじゃが
その子によく似ているなぁ その子の母は百合根(ユリネ)何やら軍人
の男と恋仲になったらしいのじゃが その男には奥さんがいた 
つまり不倫じゃ その百合根は捨てられ男の子を妊娠したまま一人で
育てていたがある日 少年は消えた 今も見つかっていない」

126:影虎◆Vs hoge:2023/07/24(月) 07:34 ID:pKw

オガタ「その母親は今何処に?」
町長「その後 別の家庭を築いて結婚して二人の子供を
もうけた ・・・今から2年前には亡くなった」
オガタ「!」
町長「ガンじゃったかのぅ?母親の子供 息子二人は
今はそれぞれ大きくなって結婚して 遠い場所におる」
オガタ「・・・」
町長「最初 街の者は皆 百合根が息子のかげろうを
殺したと思っていた いなくなった後すぐに男と結婚
したからのぅ じゃが噂じゃ」
オガタ「その百合根が息子をハーベスト団施設の奴ら
に渡した可能性は?」
町長「あるかもしれん!その何年後かげろうが消えて
おるからのぅ」
オガタ「その外国人の奴らの顔は分かるか?イラスト
を描きたい」
町長「覚えておる」

慣れない手でオガタはイラストを描く

127:影虎◆Vs hoge:2023/07/24(月) 07:42 ID:pKw

町長「後 百合根は死んだが百合根の兄は生きておる!
詳しい話はその男の方が知っておるじゃろぅ」
オガタ「案内してくれ!」
町長「いいぞ」

オガタはその百合根の兄だと言う男の住んでる家へと来た

苦三郎(クサブロウ)「どちら様で?」
オガタ「妹 百合根の話について聞きたい事がある」
苦三郎「百合根の知り合いですか?いいですよ」
オガタ「・・・」

オガタは家にあがった

苦三郎「どうぞ 飲み物です それで話とは?」
オガタ「妹さんの息子の件で」
苦三郎「かげろうの事ですか?かげろうなら今も見つかっていません」
オガタ「!かげろう?」
苦三郎「・・・行方不明になってからは会えてません」
オガタ「ハーベスト団施設という場所にいた者もかげろうと言う
名前なのはご存知で?」
苦三郎「いえ 知りませんでした」

128:影虎◆Vs hoge:2023/07/24(月) 07:53 ID:pKw

オガタ「妹さんがハーベスト団の奴らにかげろうを渡した可能性は?」
苦三郎「まさか 妹は可愛がっていました 私も時々面倒をみて
いましたし 誘拐されたのでは?そいつらに・・・」
オガタ「誘拐?その方が、リスクが高過ぎる 俺ならしない
余計に周りに大事になって伝わるリスクをしてまで」
苦三郎「何なんですかっ!?百合根が渡したとでもっ??」
オガタ「・・・一つ気になっている事がある」
苦三郎「?」
オガタ「百合根が付き合っていた軍人の男についてだ
その男の名はなんと言う?」
苦三郎「いくら何でも教えられません!その男と別れる時
金を貰っているんです 話さないでくれと」
オガタ「金か 金ならその男の出した倍くらいやる 答えてくれ」
苦三郎「金だけの問題では無いのですよ
それだけの大金 逆に貰えません!何故そこまで貴方に・・・」
オガタ「ならいい 俺から言う その男の名前◯◯◯じゃありません?」
苦三郎「なっ何故!?その名前を知って!?ハッアナタはまさか
最初から知っていたんですか!?」

129:影虎◆Vs hoge:2023/07/24(月) 08:02 ID:pKw

オガタ「分かった 今ので この男はなぁ 俺の父だ」
苦三郎「まさかっ!?アナタはかげろうの兄っ?」
オガタ「そういう事になるな 俺の父は他に女をつくっていたとは
母違いだが」
苦三郎「・・・・・・」
オガタ「今 そのかげろうも俺と一緒にいる」
苦三郎「!!」
オガタ「元気だ」
苦三郎「何故アナタの側に?」
オガタ「ハーベスト団施設から逃げた後 ムショからも逃げ 
俺達と出会った 偶然だ それから今も一緒というわけだ」
苦三郎「そう・・・ですか」
オガタ「俺も兄弟だったとは今知った」
苦三郎「・・・これからもかげろうの事はよろしくお願いします!
死んだ百合根もその方が安心する きっと」
オガタ「・・・・・・」

オガタは一人考え込んでいた

オガタ(・・・丸々が三男?だから だから顔も声もユウサクと
似ていた??まさか あの父 腹違いの子をつくっていたとは
それが丸々・・・母すら知らなかった)

130:影虎◆Vs hoge:2023/07/24(月) 08:14 ID:pKw

かげろうが頼んだ宿にオガタはやって来た

丸々「あっ!オガタさんっ!?」
オガタ「・・・」
丸々「ど どうしたんですか?」
オガタ「お前の母は百合根 そしてお前の父親は・・・俺の父と
同じだ お前と俺は兄弟だ」
丸々「!!」
オガタ「・・・」
丸々「嘘・・・僕とオガタさんが?」
オガタ「あの父親 俺とユウサク以外にも子供をつくっていた様だ」
丸々「今ので・・・納得しました だから僕はオガタさんに
ユウサクさんと似た気持ちを抱くんだと」
オガタ「あぁ コアセンテンスの事か?」
丸々「血が繋がっているから感情情報を受け継いだんですね」
オガタ「丸々 ハーベスト団施設の奴らについて情報もある
もう今はいないが そいつらの似顔絵を描いた
この中に知ってる奴はいるか?」

オガタは一つ一つ イラストの顔を確認させた

131:影虎◆Vs hoge:2023/07/24(月) 08:23 ID:pKw

丸々「あっ!この人・・・マクベルトさん!?」
オガタ「知っているのか?」
丸々「この人は施設のグループの中でもボス的存在でした」
オガタ「他に覚えているヤツは?」
丸々「えっと あ!この人も知ってる マクベルトさんといつも
一緒にいたマネージャー クリフォードさん!!」
オガタ「・・・」
丸々「・・・お 思い出した 分かった 僕はーーーーここに
預けられて人体実験をされていたんだ!!そこで男の体に女性器を
更に追加される実験をされて・・・」
オガタ「実験・・・だと?」
丸々「そう それで それが嫌になったから僕は逃げ出す事にして
施設の一人に見つかって その相手を殺してしまって そのまま
外へと出た そして慌てて逃げ込んだ先が日露戦争が行なわれている
あの場所だった」
オガタ「!」
丸々「そこで僕は・・・戦争の巻き添えになって頭を怪我してしまった
そして 次に気づいた時には病院の上にいて その後はムショに行く
流れに・・・全部 思い出した」
オガタ「記憶が・・・戻ったか?」

132:影虎◆Vs hoge:2023/07/24(月) 08:49 ID:pKw

丸々「うん」
オガタ「お前の母親 百合根の兄と会えた 今はもう百合根は
亡くなっているが兄は生きていた
会いに行ってみるといい」
丸々「兄が?僕の母さんの兄?分かりました 会ってきます」
オガタ「丸々・・・お前が望むならその兄の元で暮らしてもいいん
だぞ」
丸々「え?」
オガタ「俺はいつか お前を殺してしまうかもしれない 
母も殺し 父も殺し ユウサクは自殺した
いつかお前までと思うと 離れた方がーーーー・・・」
丸々「・・・会いにだけ 行ってきます」
オガタ「・・・・・・」

そうして 丸々はオガタに案内され 苦三郎の元へ

苦三郎「かげろう!久しぶりだな こんなに大きくなって
・・・覚えてないか?私はよく お前の小さかった頃 父親代わり
に可愛がっていたんだ」

133:影虎◆Vs hoge:2023/07/24(月) 08:55 ID:pKw

丸々「いえ ちっとも覚えていません」
苦三郎「百合根も生きていたら喜んだ事だろう
もし良かったら一緒に暮らさないか?私は今も独り身だ
この先 家庭を持つ事は無いだろう
もし お前が暮らしてくれるなら大歓迎だ」
丸々「それは・・・無いです 僕はその頃の事はちっとも覚えていません
何も感じないんですよ すみません」
苦三郎「無理にとは言わない これからも元気でやっていくんだぞ?」
丸々「はい・・・」

そう言うと丸々はオガタの元へと戻った

オガタ「良かったのか?それで」
丸々「はい いいんです 僕はやっぱり オガタさんの元にいる方が
好きだから」
オガタ「!」

過去
ユウサク「愛しています!兄様」

一瞬 オガタの脳裏には丸々がユウサクに映った

オガタ「・・・そうか」

134:影虎◆Vs hoge:2023/07/24(月) 09:04 ID:pKw

宿に戻り オガタと丸々は布団で眠る

過去

ユウサク「母様!母様から父様に言って下さいよ!?このままでは
いつか兄様が殺されてしまいます!」
ユウサク母「いい?ユウサク ここの家ではあの人が絶対なの
誰も逆らってはダメ 私達が耐えるしかないでしょう?
あの人は元軍人なのよ」
ユウサク「しかし 父様の暴力は許されていいものではありませんよ!
いくら父とはいえ」
ユウサク母「そう言われたってあの子 私の本当の子ではないもの
義理の母で ユウサク あの人と私の子はお前なの
知ってる?あの子の母は・・・あの人が殺したって噂よ」
ユウサク「えっ?」
オガタ「・・・!」

その二人の会話をオガタは聞いていた

ユウサク母「それで息子のヒャクノスケだけ あの人が引き取ったの
原因はあの人の暴力って噂よ 噂だけどね
だから私も同じく殺されるの嫌なのよ」

135:影虎◆Vs hoge:2023/07/24(月) 09:12 ID:pKw

それにはさすがのユウサクも驚きを隠せなかった

ユウサク母「だからあの人は殺した女の子供 ヒャクノスケだけ
可愛がらないのよ」
ユウサク「え?そこに誰かいる??」

ユウサクはオガタの存在に気づく
オガタはそっとそこを離れた
ユウサクは 誰かが聞いていたと思ったがオガタとは分からなかった

そう実はオガタが毒草で殺した母とはユウサク母の方で
ここでもコアセンテンスが垣間見える
オガタ父がオガタ母を殺したのと同じく オガタもまた義理母を
殺したのだ

オガタ(俺の母が殺された だと?)

初めて聞いた事実にオガタは立ち尽くしていた
このままでは自分の母と同じくオガタも父の暴力で殺されてしまう
所であった

136:影虎◆Vs hoge:2023/07/24(月) 14:29 ID:pKw

オガタ「ユウサク いいもの見つけた
これを見てみろ」
ユウサク「それはーーーー父様のですか?」
オガタ「大人とは こんなに見られるとマズイものを
隠しこんでいる様だ」
ユウサク「・・・兄様 バレたらまた暴力振るわれます よ?戻しましょう?」

大人が読むエロ本というヤツだ
しかし二人の背後にいつの間にやら父親の姿が!? 

オガタ父「また!お前かぁ!?ヒャクノスケ!!」
オガタ「父さん いたんですか」
オガタ父「いたんですかでは無いっ!?
何故勝手に許可なく拝借しとるっ!!」
オガタ「隠す場所が分かりやすいからです」
オガタ父「また大人を舐めおって!?」

137:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 14:37 ID:pKw

オガタ「俺はただ 父様の真似事をしているだけです」
オガタ父「その年齢では早過ぎるっ!!こっちは良くても貴様は
駄目だっ!!」

オガタを引きずる父親
殴る蹴るの暴力の嵐 もはやこの二人頑固親父に頑固息子
合うわけ無かった どちらも変化しないので問題も解決せずに
繰り返すだけ
父親はオガタを殴り続けた

ユウサク「何故っ!?父様は兄様だけを可愛がってはくれないの
ですか?これではあまりにも兄様が可哀想過ぎる!!」

ユウサクはただ ただ泣いていた
オガタが言葉を返さなくなると父親の暴力は止まったが
血が流れ続ける

ユウサク「兄様!?生きてますか?」
オガタ「あぁ」
ユウサク「・・・・・・」
オガタ「少し・・・疲れた」

138:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 14:45 ID:pKw

ユウサク(父様の暴力のせいできっと兄様は心が歪んでしまい
悪い事ばかりをする様になってしまったんだ 兄様は悪くない!)

ユウサクの考えはそうだった
しかし オガタは違う 自分の感情になど無感覚な彼にとって
憎しみや辛さなど微塵も感じていない
オガタ一家とは 周りの目からみても浮いた存在だ
毎日聞こえてくる怒鳴り声 ヒャクノスケのアザだらけの体

うすうす虐待に気づいている者もいたが元軍人だった
オガタ父を誰も彼も怖くて避けていた

そしてその後 義理母殺しの罪をしたオガタが家から追い出され
だ時も周囲は怒鳴り声がナシ ヒャクノスケの姿が見かけない為
についにあの父親は息子を殺したんだ!と周囲で噂が勝手に独り歩きしたのだった

139:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 14:51 ID:pKw

晴れて自由の身となったオガタは暴力から解放された
そしてまた話は現在に戻りーーーー・・・

オガタと丸々の二人は街を離れ場所を変えながら
旅を続けていた
すると ついに出会ってしまう

丸々「!」
オガタ「!」
アシリパ「丸々!?オガタ!?」
スギモト「(やべぇ 今出遭うとか・・・!!)」

一瞬スギモトは武器を手に構えた
しかしオガタは全く反応しなかった 攻撃してくる素振りもない

スギモト「あれぇ〜?何かオガタ 変わった?
しばらく見ない内にずいぶん山猫から飼い猫みたいな目になって」
アシリパ「丸々ーーーー!」
丸々「アシリパぁーーーー!」
オガタ「・・・」

140:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 15:01 ID:pKw

スギモト「これがあのオガタ?嘘だろ しばらく見ない間に何が?
それに何でさっきから そっちの腕動いてねぇんだ?」
アシリパ「動いてないぞーーーーオガタぁ!?」
スギモト「アシリパさんは今 俺が言ったから気づいたんでしょ」
丸々「僕のせいなんだ 獲物と間違えて・・・オガタさんを撃っちゃって」
スギモト「マジっ!?それでそぉ〜か〜オガタそれでスナイパーと
して生きられなくなって そぉ〜のショックで人格もそりゃ〜
変わっちまうわけだぁ〜?」
オガタ「少しは人の話を聞け」
アシリパ「会えて嬉しいぞぉーーーーーーーー!!」

こうして何故だか 4人は仲良く旅をする事となった
そうしてアシリパによる弓アテショーをやったり スギモトによる
ハラキリショーをやったりして金を4人で稼ぎまくった
その売上金はアシリパがカムイの人々に寄付している

141:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 15:07 ID:pKw

いつの間にやら「カムイサーカス団」と化していた
そういう事を続けてゆく4人だがーーーー・・・

オガタ「あの件は言わなくていいのか?丸々」
丸々「あーーーーーっと 僕達 兄弟だったんだ」
スギモト「えぇっ!?」
アシリパ「血が繋がってたのか!二人!?それで似てたわけだ
顔もっ!!」
丸々「うん そうなんだ」
スギモト「えーーーー嘘ぉーー二人がぁーーーー??」

事実も明かされたが・・・・・・

スギモト「なぁーアシリパさん?あの二人兄弟とか言ってるけど
それ以上の関係になってねぇか??夜寝てる時 俺見ちゃったんだ
二人がHしてる所」
アシリパ「ん?Hとは何だ?スギモト・・・」
スギモト「いや 何でもなぁーーーーい」

142:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 15:12 ID:pKw

それから少し経って半年・・・

丸々「あのさぁ オガタさん 」
オガタ「どうした?丸々・・・」
丸々「僕の体が何かさ 妊娠しちゃったみたいなんだ」
オガタ「!・・・何だと!?何故そうなる?女性器の
方はフェイクのはずだ 妊娠はあり得ない」
丸々「僕も最初・・・そう思ったんだけど やっぱり
お腹で何か動いてる様な・・・」
オガタ「・・・・・・っ」
丸々「ど どうしたら いいのかなぁ?」
オガタ「赤ちゃんは望んでない」
丸々「僕だって・・・」
オガタ「産まれてきたら殺してしまおう 銃で」
丸々「それはダメだよ!!」

143:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 15:19 ID:pKw

オガタ「では どうすればーーーー・・・」
丸々「す 捨てよう!人の住んでる街に置き去りにして」
オガタ「!」
丸々「僕らは育てられない だから他人に委ねよう」
オガタ「そうだな そうしよう それがいいか(それにしても
何故赤子が?)」

二人はスギモト達には話さない事にした

オガタ(何だ?丸々の体は卵巣の機能はちゃんと働いていたと言うの
か?)

謎は解決しないまま それから更に月日が経ち・・・

丸々「はぁはぁう 産まれそうっ!!」
オガタ「・・・・・」
丸々「あーーーー痛いっ!」

産まれてくるとへその緒を切り早くもオガタはタオルで包むと・・・

144:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 15:26 ID:pKw

オガタ「俺が街に捨てに行く 丸々は休んでいろ」
丸々「分かった」

赤ちゃんを持ってオガタは素早く街の方へと駆け出す
白い布に包んで家の前に置いていった

丸々(・・・本当に捨てに行ったのかなぁ?殺してたりして)

不安がよぎる
そこへオガタが帰って来た

オガタ「無事 捨ててきた」
丸々「・・・あの子 男の子だったね」
オガタ「あぁ」
丸々「良い人に拾われているといいなぁ・・・」
オガタ「・・・・・・」

それから10年後が経ってーーーー
オガタが獲物を狙っている時 とある一人の少年と出会った

龍之介「あの・・・銃の使い方を僕にも教えてくれませんか」
オガタ「!(ユウサクに似ている?いや 俺の顔にも・・・)何故
だ?」

145:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 15:33 ID:pKw

龍之介「もっと強くなりたくて それと僕は父と母を殺して
しまったので一人で生きて行かなければいけないんです」

少年は不気味にニコリと笑ってそう言った

オガタ「!!・・・何故 父と母を殺した?」
龍之介「憎かったわけではないんですよ・・・あれぇ?でも
おかしいなぁ・・・どうしてじゃあ殺してしまったんだろう??」
オガタ「(俺に似ている・・・?父と母殺し)そうか居場所が
無いのなら来るといい」
龍之介「ありがとうございます」
オガタ(この子は・・・十年前に捨てた俺の子か??)

直感はそう訴えていた

オガタ「どこに住んでいた?」
龍之介「・・・◯◯町です」
オガタ(!やはり・・・そこはまさしく赤子を捨てた村
そうか コイツが俺と丸々の子か・・・・・・)
龍之介「これからよろしくお願いします」

146:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 15:40 ID:pKw

オガタ「分かった(殺しの目をしている やはり俺の子だな
父と俺とコイツで・・・コアセンテンスは受け継がれているわけ
だ)」
龍之介「・・・・・・」
こうしてオガタは龍之介を連れて来てアシリパ達にも会わせた

オガタ(コイツが俺の子なら 龍之介は自分の父母を殺したと
思いこんでいる ならば龍之介に俺と丸々が本当の親だとは伏せる
べきだ でなければコイツは俺と丸々を殺したいと思う
俺の子だから分かるーーーーどうするのかが)

だからなのか オガタはうすうす気づいてはいたが
その事は話さない様にした

オガタ(ある意味 捨てたのは正しかったかもしれないな
その拾って育てた親には不幸だがーーーー・・・)

147:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 17:54 ID:pKw

ただしオガタは丸々だけにはその事実を伝える

丸々「え〜?あの子が僕達の子!?」
オガタ「だが奴には伝えるな」
丸々「どうしてっ!?」
オガタ「あいつは既に自分の親二人を殺している
育ての親とはいえ 俺達が本当の親だと分かれば殺して
くるだろう」
丸々「そう・・・でしたか しかたありませんね じゃ
あ僕も内緒にします
知らない方がいい事もありますもんね」
オガタ「そうだ」
丸々「せっかく自分の子に会えたのに何だかなぁ」
オガタ「普通に関わる程度にすればいい」
丸々「うん そうですね」
オガタ「・・・・・・」

龍之介には隠し続けた
こうして奇妙な5人同居生活は始まった
オガタはなるべく距離を置いた
龍之介は すっかりアシリパ達とは打ち解けている
その様子を遠くからオガタは見ながら・・・・・・

148:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 18:01 ID:pKw

オガタ(・・・顔はコッチに似ているが あの話言葉は丸々に
似ている
それに性格は一見するとユウサクの様に人懐っこい
コイツは色んな人物からの情報をバランス良く受け取ったって事か)

オガタだけに似たって事では無さそうだ

オガタ(だが あの殺し好きは俺似だ やはり間違いないか)

龍之介「アシリパさん あの二人って付き合ってるんですか?
オガタさんと丸々さん」
アシリパ「そうだなー!もう十年前からっ!?」
龍之介「二人に子供は?」
アシリパ「見た事ないなぁー赤ちゃんは」
スギモト「あ 俺は二人がちょくちょくHしてる所は見たよー」
龍之介「そうですか」
オガタ(コソコソと聞き回ってる様だな)

常にオガタも龍之介の様子を伺っていた
二人っきりで銃の練習をしている時もーーーー・・・

149:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 18:07 ID:pKw

龍之介「二人に子供は?」
オガタ「いない そんな事を聞いてどうする?」
龍之介「・・・僕の育ての親は 僕を育ててはくれたけど本当の親では
無かったんですよ そうなると本当の親は何処にいるのかなぁ?」
オガタ「この広い世界 いたとしても見つけるのは奇跡だろう
諦めた方が無難だ」
龍之介「・・・僕の顔とオガタさんの顔って似てません?
オガタさんが僕の父さんなんじゃないですか」
オガタ「さっき言っただろう 俺に子供などいない」
龍之介「分かりました・・・」

こうしてそれからまた月日は流れ・・・・・・3年目

龍之介「銃の腕前もすっかり上手くなったのでお世話になりました」
オガタ「一人どこかへ旅に出るのか?」
龍之介「はい」
オガタ「そうか止めはしないさ 元気でやれ」
龍之介「ありがとうございました」
丸々「じゃあね 龍之介」
龍之介「はい」

150:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 18:14 ID:pKw

アシリパ「元気でなっ!?リュウ!!」
スギモト(何か・・・オガタに似てるの気のせいだよなぁ?)
龍之介「お世話になりました」
オガタ(結局最後まで言えないままだったな・・・)
丸々「じゃあねー!」
龍之介「はい」
丸々(さよなら 息子)
 
龍之介は一人歩きはじめた

龍之介「・・・」

そして小声で一言

龍之介「さよなら 父さん 母さん・・・」

っと言い残して
そう彼もまた暮らしていく内に と言うより会う前から
実は自分の親が別にいると気づいていた だから彼は育ての親を
殺した後本当の親を探し続けていた そしてオガタに出会った

本当は彼も最初から気づいていたが龍之介もまた知らない演技を
していたのだ しかしそれでも彼が二人を殺してしまう事は無かった

151:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 18:18 ID:pKw

親殺しのコアセンテンスはーーーーここでストップしたのだ

オガタ「息子よ・・・」
丸々「・・・・・・」
オガタ(奴は十分腕をあげた もう一人で生きて行けるだろう)
龍之介「・・・・・・」



自由を求め 龍之介は旅に出た
その後の彼の足取りを知る者はいないーーーー
再び4人になったオガタ達は相変わらず「カムイサーカス団」を
開きながら各地を渡り歩いている
埋蔵金の行方も不明のままだが十分 カムイには寄付して
幸せそうだ・・・・・・

152:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 18:19 ID:pKw

>>151
無事 完結です!!(書き忘れました!)

153:影虎◆Vs:2023/07/24(月) 18:23 ID:pKw

かなり、オガタの家族の情報なんかも原作とは
異なってたりします!ネタバレになるのであまりここ
では言わないですけどね!?
二次創作で読んでゴールデンカムイを知らない人は
これを機会に原作に興味を持ってもらえると嬉しい
限りですっ!!
原作では下ネタも多めですが二次創作では控えめに
書かせてもらいましたーーーー!
読んでくれた方、ありがとうございます!!

154:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 07:46 ID:pKw

今回のお題は、またヴィンランド・サガに戻りますっ!
作詞の方でも載せてるヤツです。
読む前の注意点としては、クヌートの性別が変えられて
いて主役のトルフィンは不在です。
クヌートの方が主役寄りになってる物語りなので
設定変更を好まない方は、読まない様にっ!!
ではスタートします!

155:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 07:54 ID:pKw

タイトル【クヌート自伝】

ここはクヌート町
そこの街にはクヌート王子がいる

町人「きゃあ〜クヌート様ぁ〜!?」
町人2「顔見せて〜?」

いつも顔を隠している
町の者は誰もクヌート王子の顔を知らない 見た事がない
クヌート城の中 父親のスヴェン王がいる

スヴェン王「クヌートよ 今日は知り合いの元へ お出かけか?
気をつけるんだぞ」
クヌート「はい 父様」

馬車に乗るクヌート
王子の護衛の兵達も一緒だ
その様子を崖の上から覗いてる人物がいた

アシェラッド「あれがクヌート王子か?今だ!岩を落としな」

156:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 08:00 ID:pKw

ヴァイキングのアシェラッド達によって

仲間1「せーのっ!」

岩はそのまま押された状態から
転がってクヌートが乗る馬車の前に大きな岩が落ちてきた

「ドォ〜ン!!」

クヌート「何だっ!?岩か?」
アシェラッド「今だっ!!王子をさらえ!」

上から次々にヴァイキング達が降りてきた

城兵1「うわ!?何だコイツらっ!?」
城兵2「ウ ヴァイキングだぁーーーー!!」

瞬く間に兵達は倒された
圧倒的戦力差によって・・・・・・

アシェラッド「さぁ 王子 こちらへ来てもらえますか?」
クヌート「・・・・・・わ 分かった」

157:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 08:07 ID:pKw

森へと連れ出される

アシェラッド「さて・・・お顔 見せてもらえます?」
クヌート「いいだろう・・・」

被っていたのを外すと長い髪で色は金髪の・・・

仲間1「なっ美人!!」
仲間2「女ぁ?」
仲間3「え?王子・・・じゃない」
仲間4「何?どうなって?」
仲間3「え?どゆこと」
クヌート(マズイ・・・本当は王女とは言えぬ よしここは嘘を)
アシェラッド「?」
クヌート「実は私は王子の影武者なんだ」
アシェラッド「え?影武者??」
仲間2「え?でもなんで女?」
クヌート「本物の王子は女顔で私はカオが似ていたからーーーー
元はただの町人で城の者に頼まれ王子のふりをしていた」

158:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 08:15 ID:pKw

アシェラッド「って事はアナタは偽物?」
クヌート「そうだ 本物は城にいる」
アシェラッド「参ったねぇ〜偽物は 偽物誘拐じゃ金にならない
影武者他にもいるのかい?」
クヌート「あぁ 分ったらもう帰してっ!」
アシェラッド「今アナタを帰した所でまた影武者になるんですよね? 
城の者も余計に王子出さない・・・ひとまずこのままお付き合い下さい」
クヌート「分かりました 頼みいいです?本当のママ&パパに
手紙を書きたい!元々 私何にも関係なくさらわれて心細いの」
アシェラッド「!」
クヌート「城へ届けてもらえれば 元の親の所へいく」
アシェラッド「まぁ いいでしょう 通りすがりの者に金で頼んで
手紙を届けてもらいます」

こうして手紙を書くクヌート

159:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 08:23 ID:pKw

母 父へ
今 知ってる
内容を話して
いい?クヌートの件でダレ
か不明だけどこのままではさ
すがに心配されていると言
わないとダメかと思い 今はか
えれません 親には伝えるのう
まく出来ませんがその内ゆ
くゆくは 帰れるかな?早くに
帰れるといいです ハイキング
みたいになってますがシーン
と周りは静かです こんなにキ
ラキラと星も光ったりキレイ
な自然に囲まれています早くバ
ースデーまでには戻りたい

サンクチュアリのクヌートより

これはクヌートが親宛に書いた手紙の内容だ

160:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 08:50 ID:pKw

アシェラッド「この サンクチュアリとは?」
クヌート「私の本名です 城の者はこれで分かります
よろしくね」

そしてその手紙は城へ届く

フローキ「スヴェン王様!大変ですっ!!クヌート様から手紙がっ!」

フローキは手紙の内容を読みあげる

フローキ「サンクチュアリのクヌートより」
スヴェン王「・・・そのサンクチュアリとは娘に私が教えたニックネーム
だ 本人が書いたもので間違いない
誘拐された時を考え 私が教えこんだ フローキよ」
フローキ「は?」
スヴェン王「一番右下の端にある文字を下から上へ読んでみろ」
フローキ「バイキングに誘拐されてる・・・?」
スヴェン王「ふむ どうも敵は森を転々として 見つけ出すのは
難しいな 娘から手紙くるのを待つか」

161:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 08:57 ID:pKw

その頃クヌート達はーーーー・・・

クヌート「アナタ達 ふだんこんなもの食べてるの?(マズイ)」

「もぐもぐ」

クヌート「トイレって外でするの?風呂は川で水浴び?
こんな虫の出る所で寝るの?」
アシェラッド「はい アナタも元町人ならこれが普通じゃありません
?その前は・・・」
クヌート「汚い&マズイ&気持ち悪い 早く城の生活に戻りたい!」
アシェラッド「?」
クヌート「あの また手紙書いていい?親と仲良いの 寂しい」
アシェラッド「はぁ〜渡すだけなら(どうもおかしい この女本当に町人?)」

クヌート2通目の手紙

162:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 09:05 ID:pKw

母 父へ

早く会いたいと思って
寂しすぎるんだけ 
ど 今の所はまだ助
かっています ただ今回
この様にな
ってしまって残念がら
れている父母を思い私は知
らないままは無理だと
何度もこの様に女
っぽいですが王
子じゃないので真実を
書こうと手紙を私
は届けます今の所は
命は大丈夫また手
紙を生きてたら書く私の相
手をありがとう

サンクチュアリのクヌートより

163:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 09:12 ID:pKw

フローキ「スヴェン王様!また手紙がっ!?」
スヴェン王「ふむ 読んでみたまえ」
フローキ「サンクチュアリのクヌートより」
スヴェン王「右の端の文字は何と書いておる?」
フローキ「相手は私を王女とは知らない助けてっと!!」
スヴェン王「そうか だから誘拐しても犯人から手紙がこないか
自力で逃げるのも無理か」
フローキ「兵士達に森の調べはさせていますが まだ見つかっていません」

その頃クヌート達はーーーー

仲間1「なぁ?アシェラッド この女偽物ならいらなくない?」
仲間3「殺していいんじゃあ?」
クヌート「!あ〜〜〜そうだ 私影武者だからどの部屋に宝あるか
知ってるの」
仲間4「マジっ?城の宝!?」
クヌート「でも殺してしまうなら教えてあげな〜い(半分切れてる)」
仲間2「えーーーーっ!?そんなぁ〜」

164:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 14:27 ID:pKw

アシェラッド「本当かい?なら ここの紙に場所
書きな」
クヌート「命助けてもらうなら書く そもそも私 元町人
よ 影武者ってだけで殺されるとか馬鹿らしい
関係無いでしょっ!?」
アシェラッド「分かりました 約束しますって
命をとらないと」
クヌート(悪人の約束ってイマイチ信用ならないのよ
ね〜まぁ まだ手はあるわ 応じたふり ね)
アシェラッド「城の入口はどこだい?」
クヌート「前に一つ 右一つ 左に一つ 後ろに一つ」
アシェラッド「合計で出入り口が4方向も?随分多いな
で?その宝部屋ってのはどこだい?」
クヌート「2箇所あるの 下と上の」
アシェラッド(下の方が入口は近いが・・・上のも
窓から外へ投げ落とせば下にいるヤツに持って
行かせる事は可能だな)

165:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 14:35 ID:pKw

アシェラッド「まずは こうだ 下の所で城の兵士達をおびき寄せ
て戦う側 そして二階で宝をコッソリ上から下に落として 
それを持ち去る側も外の下でスタンバイだぜ!」
クヌート「ねぇ〜宝の在り処を教えたんだから私はここで解放してよ!
元々関係無いんだから〜」
アシェラッド「いや ダメだね あんたの言ってる事 少し変だ
ただの町人に宝部屋を教えるかね?命助かりたくて嘘ついてる」
クヌート「誰が嘘ですって!?」
アシェラッド「ならば 城の所まで着いて来て下さいよ
信用して欲しいなら ね」
クヌート「(何なの?さっきからこの男っ!!私の邪魔ばかりしてっ!
せっかくの助かるチャンスを!本当にアッタマきちゃう!)
ならまた 手紙を書かせて 不安で不安でたまらないの」

クヌート3度目の手紙・・・・・・

166:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 14:41 ID:pKw

母 父へ
何度か書かせて
もらっていますけ
れど何回も手紙で助
かりますね気持ちは 会う
のが出来ない分尚更こそ
こそせず こうしてお
言葉をかけるなんて!本当に
嬉しい!今も個人的
にはこれでいいと 特別な目
的は無いですがとくに金
には困ってません 手紙を
やりとり出来れば私は城
に戻らなくても まだ元気が
でます!また何度でも書き
たいと生きてればって
思うわ!

サンクチュアリのクヌートより

167:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 14:48 ID:pKw

スヴェン王がいる城の方では・・・・・・

フローキ「また手紙ですが大変です!!スヴェン王様!
右端の文字にはーーーー・・・敵が城を金目的に襲う助けてっと
あります!」
スヴェン王「何?敵がこちらへ来るだと?その時にクヌートも一緒
ならば待ち伏せして助けるチャンス!兵を城の周りに囲ませろ!」
フローキ「はい!」

その頃 クヌートは一人 川で水浴び中

クヌート「こんな冷たい所でお風呂なんて本当に最悪ですわ
汚ぁ〜い」
アシェラッド「冷たいお風呂そんなに嫌ですか?あんたーーーー本当は
王女なんじゃないですか?」

168:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 14:53 ID:pKw

クヌート「何の証拠がっ!?」
アシェラッド「証拠?あんたの反応見ていたらーーーーですよ?
よっと・・・」

「ドサッ」

木の上にいたアシェラッドが地面に降りる

アシェラッド「俺の目はそう 誤魔化せませんよ!王女様?」
クヌート「何よっ?どういうつもりっ?」

「パサ・・・」

クヌート「(え・・・何?何で今ハダカになったの?一体何っ??)
ちょっと!近づかないでっ!!」
アシェラッド「・・・」
クヌート「来ないでったら!?」 

「バシャ・・・」

川からあがるクヌート

169:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 14:59 ID:pKw

木に身を隠すが・・・

クヌート「(何この男?何を考えてるの・・・?)
あれ?いない・・・消えた?キャア!」

「ガバッ」

クヌート(こんな男の子供を産むの?王の血が汚されるっ!?)
アシェラッド「王女だとバラされたくなかったら俺に従ってくれませ
ん?でないと続けます」
クヌート「分ったわよっ!?」
アシェラッド「俺の目的は金なんです ねぇ王女様?だからーーーー」
クヌート「!」
アシェラッド「取り引きしませんか?」
クヌート「と 取り引き?」

謎のやり取りが行なわれた・・・・・・
そしてクヌート城へやって来たクヌートとヴァイキング達

170:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 15:05 ID:pKw

仲間1「みろ アシェラッド 静かだ」
アシェラッド「いや こんなに兵士の姿見えないのは変だね」
仲間2「って言ったって行かないとお宝手に入らなっ・・・」

「ダッ」

アシェラッド「馬鹿っ・・・!」

草むらから体を出した途端 無数の矢が飛んできた

仲間2「うっ・・・」

矢が当たった仲間は地面に倒れた

アシェラッド「(弓?やはり・・・隠れていたか)さぁクヌートさん?
出番ですよ」
クヌート「私だぁーーーー撃つなぁーーーークヌートだぁーーーー!」
アシェラッド「さ 俺らは帰るぞ」

171:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 15:09 ID:pKw

仲間1「いいのか?アシェラッド せっかくの宝が」
アシェラッド「いいんだよ 敵がこんなにいたら俺らにチャンスは
無い」
仲間3「えぇーーーーでもぉ」
アシェラッド「ま ちゃんと考えてるんだよ」

クヌートは無事父親であるスヴェン王と会う事が出来た

スヴェン王「おぉ クヌートよ!無事だったか」
クヌート「えぇ この通り それで父様 近々会って欲しい人が
いるの」
スヴェン王「名は何と言う男だ?」
クヌート「あ アシェラッド・・・」

次の日

172:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 15:15 ID:pKw

アシェラッド「初めましてスヴェン王様 私はアシェラッドです」
クヌート「・・・・・・」
アシェラッド「実は私はスヴェン王一家の血を受け継いでいる
隠し子なんです 母の名はモーテス」

アシェラッドは王側しか知らない情報を話した

クヌート(この男にあの時色々と聞かれちゃったのよね
当然知ってるからペラペラ喋れる あぁ〜もう本当に最悪っ!!)
スヴェン王「そこまで詳しく知ってるとは本当の様だな 町人が
知らない情報ばかりだ」
アシェラッド「スヴェン王様 血は繋がっている身 私に王に近い
立場をお与え下さい 連れの兵士達にもそれなりの施しを」

173:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 15:24 ID:pKw

クヌート(あの時の取り引きは私の命の代わりに王側の情報を
教える事だったのよ この為だったわけ)
スヴェン王「良かろう!そなたには王位の立場を約束する」

こうしてアシェラッドは 王位の立場につく事となった
この時代 DNAは調べられない 十分嘘は通ったのだ!
そしてヴァイキング達は大金を手にする事が出来た

仲間1「ヒャッホー!」
仲間3「かねだー!かねだー!」
アシェラッド「さぁ 俺達の金だぜ?好きに使いな!」
スヴェン王「王側にも不倫する者はいるからなぁ・・・隠し子の
一人や二人 いて当然だ なぁ?クヌート」
クヌート「そ そうですわね 父様・・・」

王女として自分の身を守る為の取り引きは こうして成立したとさ
王家系にヴァイキングの血筋が入る異例の展開であった


完結

174:影虎◆Vs:2023/07/25(火) 15:30 ID:pKw

はい!終わりましたぁーーーー!!
ヴィンランド・サガに関するお題は、これまでも
挑戦していますが今回はクヌートが主役です!
いつかクヌートとアシェラッドの作品をまた書きたいと
思っていました!
前回はトルフィンが女ですが今回はクヌートが女でしたっ! 
また引き続き、お題はヴィンランドサガで書こうと
思います!
読んでくれた方、ありがとうございますっ!!

175:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 07:20 ID:pKw

今回、書くお題も引き続きヴィンランドサガです!
読む前の注意点としては、主役がトルフィンじゃなくて
オリジナルキャラのアシェラッドの息子・アシェットです!因みにこのアシェットは前回出た女トルフィンの子供ではなく、また別の母親の子供って設定が変わってます!
原作の設定と異なる点があるんで、そういうの苦手な人は
読まない様にね!?では、書きまーすっ!!

176:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 07:27 ID:pKw

タイトル【アシェット自伝】

奴隷の母の元に産まれた 奴隷の子アシェラッド
ここは貧困的な町・・・・・・
そこで暮らす息子のアシェラッドと母親リディア
息子は12歳

アシェラッド(俺の父はヴァイキングだ だが 母は父に捨てられ
二人だけの生活 ボロい馬小屋で小さい時から仕事をする)

村人「アシェラッド 馬の手伝いよろしく」
アシェラッド「あぁ(そんな生活が続いている)」

アシェラッドの母 リディア

リディア「いつも仕事してくれて ありがとう」
アシェラッド「母さん これ今日のご飯 二人で食おう」

177:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 07:35 ID:pKw

アシェラッド「もっともっとさぁ 金貯まったらココを離れよう!
もぐもぐ」
リディア「私は故郷に戻りたいわ ウェールズよ」
アシェラッド「故郷!?母さんの故郷ってどの辺?」
リディア「アナタは行った事ないの でも私は元王女だから・・・王族
の所へ行ったら分かるわ」
アシェラッド「城ならココからあっちか 母さんが王女って本当?
パクパク」
リディア「昔ね 私が17の時ーーーー・・・」

過去

馬車でリディアは外へお出かけしていると・・・

兵士「むむっ!?何者だっ!!」
兵士2「あっあれは!?ヴァイキング!?」
兵士「マズイっ!姫をお守りしろぉーーーー!!」

178:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 07:42 ID:pKw

リディア「!敵っ!?」

しかし その男は強く兵士は倒され・・・

リディア「キャアーーーー」

リディア「私はさらわれてしまったの 元々は金目的でしょうけど
王女の私にもアナタの父は目をつけてきたわ」
アシェラッド「母さんが王女なら城に戻ろうよ!」
リディア「駄目よっ!いい?王家では鉄の決まりがあるの 王族以外
の血の子供を産んでは駄目と」
アシェラッド「え?」
リディア「それを破った者は王側の者とは認められなくなる
アシェラッド「俺がヴァイキングの子だから?」
リディア「そう 私とアナタはもう王側とは呼べない
せめて故郷のウェールズに戻って生活するなら まだココよりマシだわ」

179:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 07:46 ID:pKw

アシェラッド「だったら何で俺の父さんは見捨てたの?」
リディア「他に好きな女が出来て私達が邪魔になったからよ 元々
アナタの父さんは遊び人だから飽きたんでしょうね 見向きもされ
ないわ」
アシェラッド「・・・・・・」

その夜

アシェラッド「母さん」
リディア「どうしたの?アシェ・・・」

満月の日

アシェラッド「俺 何だか母さんとしたいんだ」
リディア「したいってアナタまさかっ!?」
アシェラッド「いいでしょ?一回だけだから」
リディア「分かったわ 一回だけね」

180:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 07:52 ID:pKw

リディア(もう・・・私に見向きする男なんていない
ボロいんですもの アシェだけは求めてくれる 女として
みてくれるって 意外と嬉しいものね)

一晩は過ぎ去りーーーー・・・
父さんの叔父は時々はコッチに来てくれた

アシェ叔父「アシェラッド いるか?」
アシェラッド「叔父さん!」
アシェ叔父「生活 大変だろう ホラこれだ」
アシェラッド「いいの?ありがとう!」

叔父は大金もちだった

アシェ叔父「アイツじゃあ ろくに面倒もみんのだろう?
いつかお前がデカくなったら仕事しに来いっ!」
アシェラッド「今は分からない 金貯まったら母さんのウェールズに
戻る予定」
アシェ叔父「ウェールズか」

181:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 07:58 ID:pKw

そんな とある日

リディア「私 アナタの子を妊娠したわ」
アシェラッド「え 母さんっ!?バレたらマズイよっ!!」
リディア「言わなければバレないわ」
アシェラッド「なら 母さんと他の人との間に出来たって事にする?」
リディア「そうね・・・二人だけの秘密よ アシェ?」
アシェラッド「うん!!」

こうして俺の子 アシェットは産まれた
周りには弟と言ってある

アシェ父「アシェラッド 金はあるか?叔父が渡しに来てるだろう?」
アシェラッド「父さんっ!?いきなり来て何だよっ!?金なんか
ねーよ!」
アシェ父「嘘をつくな!金よこせっ!!このっ・・・でないと
斬るぞっ!?」

アシェの父さんは剣をチラつかせた

182:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 08:04 ID:pKw

アシェラッド「やるってんのか!?外でだ!」
リディア「アシェラッドっ!」
アシェラッド「母さんはここにいて!父さんと俺の勝負だ 行って
来る」

二人は馬小屋から外へ出る

アシェ父「いくら何でもお前じゃ勝てねぇぞ?」
アシェラッド「そんなの 分かんねーよ 少なくとも俺は父さんの
子だからな」
アシェ父「後悔しても知らんぞ」

「ブォっ!!」

先に仕掛けてきたのはアシェ父の方だ
避けるアシェラッド

アシェラッド「おっと・・・(斧みたいにコッチにくる!!)」

その後も避け続ける

183:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 08:10 ID:pKw

アシェラッド(マトモに受けてたら叩き割られる)

「ブンッ!」

アシェラッド(よし!また来るなっ!ココだぁーーーー!)

「スッ」

アシェ父「消えた・・・?」

飛び上がったアシェラッドは父の剣上に・・・

アシェ父(剣の上に乗った!?)

「バッ!」

そこから更にジャンプして父に飛びかかり左頬を剣で切りつけた

「ポタポタ・・・(血)」

アシェ父「ふんっ!強くなったな 一丁前に・・・今日はこのくらい
にしてやる そろそろ腹が空いてきた」
アシェラッド「!」

父親はそう言うとアシェラッドの前から姿を消すーーーー・・・

184:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 08:18 ID:pKw

それから5年後 息子のアシェットも大きくなった

アシェット「遊びに行ってくるー!」
アシェラッド「母さん 目的だった金の件だけど今ならココを離れ
られる」
リディア「って事はーーーー・・・」
アシェラッド「ウェールズに行こうっ!そしてそこで住もう!」
リディア「やっとやっとなのね 嬉しいわ・・・」
アシェット「ね〜?どゆこと??何でココ離れるのー」
リディア「母さんの故郷に戻るの いいところよ あそこは!」
アシェラッド「アシェット 母さんは大切な所で住みたいんだ
それとも お前一人でココで生活するか?」
アシェット「そんなの無理だよー兄ちゃんの馬鹿ぁ」
アシェラッド「なら行くぞ 母さん 城へ行こう!」

手作りで木を使って小型の船を造り オールでキコキコと漕いでいく
それから時間は流れーーーー・・・

185:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 08:43 ID:pKw

「キコーキコー」

兵士1「フローキさん!誰か来ます!!」
フローキ「!」
アシェラッド「リディアの子 アシェラッドだ 母の故郷ウェールズへ
行きたい」 
アシェット(?母ちゃんも父ちゃんもムズカシー話してた
ボクはよく分かんなかった)

それからやっとウェールズに来た

アシェット(ウェールズでの生活は楽しかったー時間はあっという間にす過ぎて・・・)

それから更に一年経ちアシェット6歳

アシェット「ねー兄ちゃん ボクの父ちゃんって兄ちゃんと同じ人?」
アシェラッド「何でだ?」

186:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 08:50 ID:pKw

アシェット「だって前にね 一度だけ兄ちゃんの父ちゃんと一対一
で話した事あるんだ その時さぁーこー言われた「お前は誰の子だ
?ワシが産ませた子ではないな」って」
アシェラッド「!」
アシェット「それって同じ父ちゃんの子じゃないって意味?じゃあ
ボクって誰のコなのー?」
リディア「アシェット!あんなのはねぇ あの男の嘘よ!
信じては駄目!」
アシェット「ボクのパパの嘘つきー!」
リディア「アナタを私達から引き離したいからそんな嘘を言っている
の 分かった?」

その夜 アシェラッドとリディアの二人で内緒話中

リディア「気づかれなくて良かったわね」
アシェラッド「アシェットは寝てるか?」
リディア「えぇ寝てるわ でも不安ね もしバレるなんて事になったら」

187:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 08:54 ID:pKw

アシェラッド「大丈夫 いずれ奴も離れる アシェットだって大人
になるんだ その時まではーーーー・・・」
リディア「そうね 言えるわけないもの 私とアナタの子なんて
あの子に言えるわけーーーー」
アシェット(え?ど どーいうコト?ボクと兄ちゃんって・・・
兄ちゃんでもあり父ちゃんでもあるってコト?
そんなぁまさか!そんなーーーー!?)

アシェットはコッソリと二人の会話を盗み聞きしていた
次の日ーーーー・・・

アシェラッド「アシェット?」

「しーーーーん」

アシェラッド「ん?これは・・・紙?」

188:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 08:59 ID:pKw

「ボクは出ていきます これからは一人で生きて行きます
サヨナラ アシェットより」

アシェラッド「まさか!?秘密がバレたのか!?」
リディア「アシェラッド?どうしたの・・・アシェット知らない?」
アシェラッド「母さん 最悪だ アシェットは出ていった 多分
バレた」
リディア「え!?まさか話を聞かれて?」
アシェラッド「多分そう・・・もうココへは戻らないかもな」
リディア「そんなっ!!?」

その後アシェットは他人の船に隠れながら遠くへ 遠くへと
渡り歩く 辿り着いたのはーーーー
ウェールズから離れたコスパカ町だった

アシェット「よし ここに住もう!!」

189:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 09:05 ID:pKw

森でクルミを見つけたりキノコをゲットしたりミミズを使って
魚をゲットして町で売り歩いたり

アシェット「これ食べませんか?一つ 100円です」
村人「あら?みなし子かしら?可哀想 一つ買うわ」

そんなアシェットを可哀想と村の女達は可愛がり ちょっとの金で
生活していく

アシェット「やったぁ!!」

それから更に4年後 アシェット10歳
剣もやり始めて一人 木を切りつけては腕をあげていく
やはりヴァイキングの血筋 戦う事を自然に求めるのだろうか?
村人女のボディガードをしたり 雑草とりをしたり稼ぐ幅も
広くなった

190:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 09:12 ID:pKw

その間 金もそこそこに蓄えた
更に10年の歳月が流れーーーー・・・

アシェット(父さんと母さんの元に戻ろう!もう子供じゃないから
向き合わないと)

久しぶりにウェールズの地へ!

アシェット「母さん・・・?」
リディア「!アシェット?アナタなの!?」
アシェット「父さん いや兄さんは?」
リディア「あの子はアレからココを出ていったわ やりたい事を
見つけてくるって 手紙でのやり取りはしていたの ホラこんなに
「アイツ(アシェット)は帰って来たかい?」ってアナタの事を
気にかけていたわ」
アシェット「!」
リディア「でもある時から 手紙は来なくなった
何かあったとしかーーーーー・・・叔父もアシェラッドと会っていない
と言っていた」

191:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 14:18 ID:pKw

リディア「もしかしたらだけど・・・私は元王女なの」
アシェット「えっ!?」
リディア「城の知り合いにフローキと言う名の人が 
いるんだけど アナタも小さい時に一回会ってるわ
その人なら何か知ってるかもしれない」
 
母親の言葉を頼りに兄(父)を探しにアシェットは
フローキの元へやって来た

アシェット「兄さんは知らないか?アシェラッドの
弟だ」
フローキ「!・・・・・・っアシェラッドは殺された」
アシェット「何っ!?」 
フローキ「・・・近くで見ていた」
アシェット「誰にっ!?」
フローキ「と トルフィンと言う少年に」
アシェット「誰だっそいつ!?」
フローキ「その少年はその後クヌート王の命令により
どこかの町で奴隷になっている 奴隷だから既に
死んでるかもしれん」
 

192:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 14:25 ID:pKw

アシェット「そのトルフィンは誰が父だ?」
フローキ「ヨームのトールズ その男も殺されている」
アシェット「と トルフィン!!ふ 復讐・・・してやるっ!!
ゆるせないっ!」

その後は奴隷になっているというトルフィンを見つけ出すべく
町という町を巡った

アシェット(何故っ?トルフィンは兄(父)を殺した?見つけたら
その時に戦いを仕掛けようっ!?)

町を訪ねては こう告げる 金髪で肩ぐらいにかかる髪の長さ
目は茶色 17から20なんぼぐらいの青年を奴隷として
買わなかったか?と
紙も配り歩いて もし心当たりがあるなら 大金やってコッチが
その奴隷を引き取る と

193:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 14:31 ID:pKw

金に釣られて偽物の奴隷を押し付けられると困るので
ワザと青年の本名は伏せた

アシェット「元の名前は何と言う?」
奴隷1「ミゼル」
アシェット「すまないな 別人だ」

この方法でこれまでも随分と会ったが 目的の青年は出会えなかった

アシェット「次はここの村か・・・(ココにもいなかったら
もう奴隷として重労働させられて死んでしまったのか?)」

紙を配り 様子をみる

オジさん「ちょっといいかな?」

そこへ知らないオジさんが声をかけてきた

194:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 14:37 ID:pKw

オジさん「紙の内容を読んで似てる奴がいる コイツだ」
青年「・・・」

金髪の髪の毛 目は茶色

アシェット「二人っきりにしてもらえないか?
聞きたい事がある」
オジさん「良かろう」
アシェット「名は何と言う?」
青年「名前?」
アシェット「元の名だ」
青年「と トル・・・フィン」
アシェット(同じだ しかし同姓同名という可能性は?)

アシェットは再び質問を投げかける

アシェット「では そなたの父の名は?」
トルフィン「と トールズ・・・戦士のトールズ」
アシェット「!!(コイツが俺の(兄)父さんを殺したのかっ!)」

195:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 14:42 ID:pKw

「バッ・・・ポイ」

アシェットはトルフィンに剣を投げる

アシェット「剣を握れっ!」
トルフィン「何故?」
アシェット「いいから受け取れっ!」
トルフィン「俺はっ・・・俺はっ!剣なんかもうっ握れねーんだよ!」
アシェット「きさまぁ!アシェラッドという男は知っているだろう?
殺しておいて何様だっ!?父の仇だっ!?」
トルフィン「ち 父?じゃあお前はアシェラッドの・・・?息子
なのか??そんな事あのハゲ一度も・・・」
アシェット「分かったら剣を握れっ!」
トルフィン「アシェラッドは確かに俺の目の前で死んだ
クヌートの手によって」
アシェット「ん?どういう事だ それはーーーー・・・」

196:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 14:48 ID:pKw

トルフィン「俺は父を殺され・・・あんたと同じだったんだ
父さんはあんたのアシェラッドに殺された!そして その
アシェラッドは俺の目の前でクヌートに殺されたんだ」

過去

アシェラッドがクヌートに刺されるのをトルフィンは目の前で見ていた

アシェラッド「相手を殺したのはこれが初めてかい?上出来だ」

アシェット「(コイツが嘘を言っているとは思えない とすると
フローキがクヌートを庇う為に嘘を?)では 俺もお前も同じ
父を殺された同士?争う理由はない・・・な」

197:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 14:55 ID:pKw

アシェット「こちらの間違いとは言え 奴隷を引き取った身
一緒に来てくれ」
トルフィン「けど 俺にはもう何も・・・・・」
アシェット「何もなくたっていいさ これから見つかるかもしれ
ない それにどうしたって見つからない時は俺が与えてもいい
新しい役目を・・・一つだけいいか?何故アシェラッドはお前の父を
殺した?」
トルフィン「え?」
アシェット「個人的恨みでもあったのか?俺はトールズすら知らない」
トルフィン「それは・・・アシェラッドはヴァイキングしてた身だから
俺らの船や売れる奴が欲しいからだと」
アシェット「!」
トルフィン「現に父さん亡き後 売られそうな流れもあった
ただ 俺はガキだったからそーならなくて」

198:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 15:02 ID:pKw

アシェット「アシェラッドはトールズと戦ったのか?」
トルフィン「あぁ でもあれはっ!戦いに勝ってたのは父さんの
方だった!!けど アシェラッドの仲間が俺をっ・・・人質なんかに
しなければ・・・」
アシェット「それでトールズは死んだのか?」
トルフィン「複数の矢に刺されてなっ!?」
アシェット「少しそれ変じゃないか?奪って金に変えるだけなら
十分脅せるから何も殺さなくてもそのまま お前を使ってトールズも
売り物に出来たはず・・・殺してしまう必要 本当にあったのか?
金が目的ならーーーー」

疑問を抱くアシェット

アシェット「それにそれだけの複数の矢ってまるでトールズを
確実に殺したい理由でもあるかの様だ」
トルフィン「!!」

199:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 15:07 ID:pKw

スッキリとはしなかったが アシェットとトルフィンの二人は
船でクヌート王のいる城へ向かう事になった

クヌート王城の近くに船を停めて・・・

アシェット「トルフィンは船の番をしててくれ 後は俺がクヌート王
を!」

アシェットは町の女に声をかけ
金で利用して

女「ねぇ〜そこの兵士さぁ〜ん 楽しい事しましょ〜?」

城の兵士を上手く誘い込む様に頼んだ 
そこで兵士を襲い着ている服を盗む

アシェット「よし これで 城の中へ入れるな!」

兵士に成りすまし まんまと城の中へ!

200:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 15:14 ID:pKw

そして向かったのはシェフのいる所
料理を運び出すウェイトレスを襲い 今度はウェイトレスに変身!
そして次々はーーーー・・・

アシェット「クヌート王に出す料理を運びに来ました」
シェフ「ん?お前 見慣れない顔だな」
アシェット「話もしかして伺ってませんでしたか?
新入りのアドです!」
シェフ「そーかそーか新入りか ならコレを運べよ あっちだ」
アシェット「はい」

新入りのウェイトレスとして何とかクヌート王のいる部屋に
辿り着く

「コンコンッ(部屋のドアをノック)」

201:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 15:19 ID:pKw

クヌート「入れ 昼ご飯の時間 か よし他の者は外へ
食事の時くらいは静かな方が良い」

見張りの兵士達はクヌートの部屋の外へ出た

アシェット「・・・・・・クヌート様 ご飯を食べる手助けも
します」
クヌート「見ない顔だな?新入りか?」
アシェット「はい」
クヌート「では 頼む」
アシェット「じゃあ こちらスープの方から・・・」

スプーンにスープをすくいながら

アシェット(この男が俺の父をっ!?殺したのか?)

間近で見るクヌートの顔

アシェット「クヌート様 とある奴からこういう話を聞いています」

202:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 15:25 ID:pKw

アシェット「アシェラッドという男がクヌート様の父を殺した
と そしてその男をクヌート様が殺したと」
クヌート「そうだ アシェラッドは元々私の仲間だったが裏切り
目の前で父を殺した 裏切らなければ殺さなかった」
アシェット「裏切った?では何故裏切ったのです どー考えても
その男は得をしていません!なのに裏切りますか?」
クヌート「そなた 何を言いたいんだ?つまりーーーー・・・」
アシェット「普通なら自分の立場が不利になると分かっていて
やりません 特にそのアシェラッドは頭が良かったなら
尚更・・・本当はアナタがそうする様に向かわせたのでは?」
クヌート「いやあれはアシェラッドが・・・ハッ!」

クヌートの目にはアシェットの後ろに佇むアシェラッドの姿が映る

クヌート「アシェラッド・・・何故ここにいる?」
アシェット「!何を言ってるんです?」

203:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 15:32 ID:pKw

「スッ・・・ヒュ スパァーーーン!!」

アシェット(今だっ!?)

隙をついてクヌートの首を斬るアシェット

アシェット「俺はっ・・・俺はっ!そのアシェラッドの息子
アシェットだ!」

「パリーーーンッ」

城の部屋の窓ガラスを割りながらアシェットは外へ出た
 
兵士達「追え追え〜〜クヌート様を殺した男だァーーーー!!
そいつを殺せぇーーーー!?」

アシェット「トルフィーーーーン」
トルフィン「!アシェット?」
アシェット「追っ手が着いて来た!この場で斬る!はぁはぁ」

「クル ズバァ ズシュ」

アシェット「よし 去るぞ!」
トルフィン「おう!!」

204:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 15:38 ID:pKw

こうしてアシェットの復讐は果たされた・・・

フローキ「あ あぁ クヌート様っ!?まさかそんな!?
スヴェン王様と同じ死に方をするなんてっ!?
まさか殺ったのは弟のアシェット!?くそっ!また何もかも
最初からやり直しだぁ!!何故こうも立て続けにっ!?」

次に王になったのはクヌートの兄 ハラルドであった

アシェットとトルフィンは その後も仲良く
ふたり旅を続けている

アシェット「復讐という名の目的は果たせたっ!」
トルフィン「良かったな アシェット・・・(クヌート・・・)」
アシェット「アテもなく彷徨うのみだな!」

ふたりの旅は まだまだ始まったばかりである



完結

205:影虎◆Vs:2023/07/27(木) 15:44 ID:pKw

終わりましたーーーー!!
原作には登場していない、このアシェットと言う息子ですが
コッチの二次創作ではなかなか重宝しているキャラになっています!
実際の所、アシェラッドに子供はいないんですがねーーーー?
コアセンテンス的流れをウィンサガでも導入してみました!
いかがだったでしょうか?
次回書く予定も引き続きウィンサガですがこの「アシェット自伝」
と話が繋がっていますが主役はトルフィンになります!
二次創作を読んで少しでもウィンサガを好きになってくれる人が
増えれば嬉しい限りです!
ありがとうございましたーーーー!!

206:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 07:48 ID:pKw

引き続き、お題はヴィンランド・サガですが
アシェット自伝のその後の続きですっ!!
主役はトルフィンに変わっています。
では、始めまーすっっ!!

207:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 07:55 ID:pKw

【トルフィン自伝】

アシェット「目的は果たした事だし トルフィンどこか行きたい所は?」
トルフィン「ウィンランド」
アシェット「ウィンランド?聞かない名だな」
トルフィン「俺の故郷で小さい頃にレイフのオジさんや父さんから
聞いたんだ」
アシェット「!」
トルフィン「ここではない何処か なかなか行く機会のない場所
生きている間 一度でいいからこの目で見たい」
アシェット「なら そこへ行くか 付き合うさ」
トルフィン「ありがとう」
アシェット「もう俺もこの地に未練はない」

その頃 フローキはクヌートの兄 ハラルドと一緒にいた

ハラルド「フローキよ 何故だ?何故クヌートは・・・弟は殺された
?しかも誰に?」
フローキ「聞いた話によると何やら城の者に成りすましていた様で
あります」

208:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 08:03 ID:pKw

フローキ「見た者によると金髪で肩までくらいの髪の長さ 
一人だけ心当たりがあります」
アシェット「何と?」
フローキ「アシェラッドという男の弟 アシェットです」
ハラルド「知らぬ名だ」
フローキ「この男 アシェラッドはハラルド様の父であるスヴェン王
様を殺した男です」
ハラルド「何っ!?」
フローキ「クヌート様は裏切り者のアシェラッドを殺しています
つまり その件で今度は弟のアシェットがクヌート王を復讐として
殺したのでは無いか?と」
ハラルド「クヌートが殺される理由 他に無いな?ではフローキ 
その者 アシェットを全国で探し出せ!!
見つけ出したら死刑だっ!生かしてなるものか!?」
フローキ「はい!兄弟共に地獄へ叩き出しましょう!!」

その夜

209:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 08:08 ID:pKw

アシェットとトルフィンは疲れて寝ていた
トルフィンはと言うとユメを見ていた
それは過去のユメ・・・・・・

過去

「ポトッ(剣を落とす音)」

フローキ「クヌート様をお守りしろっ!そいつ(トルフィン)は外へ
出せ!」
トルフィン「アシェラッドーーーー!アシェラッドーーーー!?」

この時にクヌートは頬に傷をトルフィンにつけられている
外へ出されたトルフィン

トルフィン(何でっ?何で!?どうして・・・こんな事にっ!?
クソックソォ!ん・・・?)

210:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 08:14 ID:pKw

「ボワァーーーーーーーー!!」

先程の入っていた建物が・・・

トルフィン「も 燃えてるっ!?」
兵士1「フローキ様!外が燃えています!?」
フローキ「すぐにクヌート様とスヴェン王の遺体を外へ運び出せっ!」
トルフィン「燃えてる?嘘だろっ何でっ!?中にはアシェラッドの
死体がまだ・・・」
フローキ「何者だぁっ!?火をつけた どこの馬鹿はっ!?」
兵士1「分かりませんっ!」
フローキ「兵士達ではないだろうっ?見つけ出せっ!!」
兵士1「はい 今っ!」
中から出た兵士「フローキ様」
フローキ「ん?お前は誰だ 包帯で顔が見えんな」
中から出た兵士「先程 アシェラッドという男に切りつけられた兵士
です 深手を負いましたが憎きアシェラッドの死体は外へ出して
海へ放り投げました」

211:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 08:20 ID:pKw

フローキ「うむ!ご苦労だった あの男っ!!
死んでも許さんぞっ!?」
中から出た兵士「・・・・・・」
トルフィン「うぅ・・・アシェラッド!」

トルフィンは悲しみ泣いている

トルフィン「何でだよ〜」
フローキ「火だっ!まずは火を消せぇ!?」
兵士1「樽だぁーーーー樽に水を入れて建物にかけろーーーー?」

「バシャァーーーーブシャーーーー!」

兵士達で樽を運び火に水をかける
それからようやく 火は消えた・・・
兵士2「フローキ様!?大変ですっ!」
フローキ「今度は何だぁーーーー?次から次へとーーーーっ!?」

212:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 08:32 ID:pKw

兵士2「城へ来てもらえますか?こちらになります」
フローキ「なっ?これはっっ!?お宝を保管している
部屋じゃないか!まさか!?」
兵士2「はい そうです 中の内の10分の1
の宝が盗まれています 火を消してる間盗まれたのかと」
フローキ「何とっ!?」
兵士2「しかも城の船も一隻だけ盗まれてました」
フローキ「どこから入って来たドロボー猫だぁーーーー!
?捕まえろぉーーーー早くぅ〜〜〜!?」

城内に残っていたはずの兵士も鋭利なモノで
斬り殺されていた
火を消す兵士が多かった分 見張りの兵士の数が
少なかった

兵士2「はい!只今 見つけ出しに行きます!」
フローキ(何っという最悪な日なんだ・・・)

213:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 08:40 ID:pKw

現在

トルフィン(アシェラッドが死んじまったら今までの意味なんかねぇ
〜全部無くなった もう何もかも 父さんもアシェラッドも
俺にはーーーー俺にはもう何もーーーー・・・)

それから二人でウィンランドへ向かう最中魚を食べながら
生活して町へ行く機会はほとんど無かったがーーーー

トルフィン「魚ばかりにも飽きてきたなぁ〜」
アシェット「金ならある トルフィン好きなの買って来い
近くにここから左 村がある サライの村だ」
トルフィン「すごく詳しいんだな?俺なんか全然・・・」
アシェット「俺は親元から6歳で離れて色んな所で旅をした」
トルフィン「俺も6歳の時にアシェラッドと・・・アシェットは
何で6歳で離れたんだ?そもそもアイツ 息子いるとか言ってなかった
ぜ?」
アシェット「!」

214:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 08:47 ID:pKw

トルフィン「アシェラッドの仲間も息子いるなんて知ってなかった
何でそもそも隠してたんだ?アシェラッドはーーーー・・・」
アシェット(それは・・・言えるわけない 俺の母さんと兄の間に出来た子が俺だなんて・・・)

産まれてはいけない タブーの子・アシェット

アシェット「俺も誰が母親かは分からない」
トルフィン「そっか (村は襲ったりしてたけど アシェラッドが
女と恋仲になってた話すらない 何でそんな男に子供が出来んだ?)」

トルフィンの中では謎が深まった

トルフィン「金 あんがと 行ってくるよ!じゃあ」

サライの村

トルフィン(ん?パンや肉もある)

トルフィンはパン2つと肉と果物も買った

トルフィン(よし 何とか買えたな ん?)

215:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 08:54 ID:pKw

村の中央には 張り紙が貼ってあった
そこにはーーーー・・・

トルフィン(これ アシェットのイラスト絵か?
何で・・・ハッ!そうか ハラルド王がクヌートの件でアシェットを
探してるんだ だったら町をウロつくのはヤベェ 早く帰ろう!)

サライの村を離れてアシェットのいる船の元へーーーー

トルフィン「アシェットーーーー!」
アシェット「どうした?」
トルフィン「大変なんだよ!?町にアシェットのイラスト絵がっ!?
王側の奴らがお前を探してんだ!」
アシェット「クヌートの件でか じゃあ早めに海へ出よう!
こうなってくると俺は常に追われる身 いるべき場所は無くなったか
母親の元も危険だ・・・」

その頃 ウェールズ リディアの方ではーーーー・・・

216:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 09:03 ID:pKw

リディア「あなた達 何なのいきなりっ!?」
フローキ「アシェットは何処にいる?」
リディア「一度だけ会ってそれから戻って来てないわ」
フローキ「嘘を言ってないだろうなっ!?中を探せ!」
リディア「ちょっと待って下さい!知りたいのは
こちらの方です 何故?アシェラッドもアシェットも
二人はいないままなの?私の元へ二人は帰って来ない 
フローキ あなたは何か知ってるはずよ
アシェットは一度あなたの元へ行ってるんですから
何故教えてくれないの?」
フローキ「ならば教えてやろう?まずリディア貴様は
もう王側の者ではない 故にこちらの秘密は教えられん
!話を広められては困るからだ 同じ身分では無いん
だからな 貴様がアシェット等という弟を・・・
兄弟二人さえいなければ何もかもはーーーー」

217:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 09:09 ID:pKw

フローキ「少なくともアシェットトアシェラッドは罪人だ
(王を2名も殺したのだからなーーーー?)」
リディア「罪人っ!?それはどういう意味?何の悪い事をしたの?
二人は・・・(もう二人は帰って来ないの?)」

その頃二人は新しく船を組み立てていた

トルフィン「出来たっ!これで上に屋根がある!天気も雨でも
最高だなっ!?」
アシェット「行くか!」

海は嵐の日もあるーーーー・・・
イカリを海へ落とす

「バシャン!!」 

色んな天気がある中 二人はウィンランドを目指していた
リディアの方はーーーー

218:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 09:17 ID:pKw

リディア「あなた達は何故帰らないの?」
兵士1「アシェットがここへ来る可能性がある」
リディア「!?」
兵士1「フローキさんはここで 我々に待てと
その日までーーーー・・・」
リディア「ねぇ あなた・・・私は体を差し出すから
その代わりに王側の秘密を教えてくれないかしら?」

その後 何とか聞き出す事に成功したリディアは
フローキの元を訪れる

フローキ「何用だ?リディア・・・」
リディア「アシェットの犯した罪について 王殺しの罪
はこの母親である私が引き受けますっ!!
だからアシェットの命は・・・奪わないでっ!」
フローキ「!(何故話が漏れた?それより引き受ける
だと?この女 本気か?いや 本気だから来たのか)」
リディア「あの二人を産んだのは私のせい
二人の罪は私の罪よ これで分かった?」
フローキ「知られた以上は帰せんな・・・良かろう
母親の貴様に全ての罪と認めようっ!?」

リディアの公開処刑であったーーーー・・・

219:影虎◆Vs:2023/07/29(土) 12:36 ID:pKw

>>217
間違い発見!!
フローキの「アシェットトアシェラッドは」の所が違う!
「少なくともアシェットとアシェラッドは罪人だ」
ですっ!

220:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 07:49 ID:X1Y

リディアの公開処刑に町人が見物に来る

町人1「まじか〜女が公開処刑されんのか?」
町人2「息子二人 王殺しの罪だってな?」
町人3「あの女はその息子二人の母親なんだと」
町人1「同罪か・・・」

フローキ「最後に言い残した言葉は?」
リディア「後悔なんて無いわ 息子の為に命を捧げれる
んだもの 私は二人の母で本当に良かったわ!」

最後に笑顔をみせるリディア
しかし そんなリディアに容赦なく剣が襲いかかる!

「ヒュ ボトッ」

リディアは・・・死んだ
こうしてアシェットの罪は全て母が受ける形となり
消えた
リディアの命と共にーーーー・・・

ハラルド「スヴェン王様 クヌート弟
ふん 母が全て罪を受けるだと?居心地悪いな・・・」

221:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 07:55 ID:X1Y

そんな事になっているとはアシェットもトルフィンも知らなかった
アシェットは母と関わらない様に振る舞う事で
守れていると思っていたからだ

こうして長い旅を重ね
ついに ついに二人はウィンランドの地へーーーー・・・

アシェット「ここが・・・」
トルフィン「ウィンランド?なのか」

「ザッザッザッ」

草木が生え放題でまるでジャングルへ来たかの様だった
そこにいた原住民と仲良くなった
そこで彼らは何やら自分達以外にも先に他の奴ら二人もこの島に
いるっと話した

トルフィン(俺等以外の奴?どんな二人だ?)

222:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 08:01 ID:X1Y

アシェット「この島に別の奴ら?誰の事だ 敵か?」
トルフィン「先に様子を見てくる」

「ザッザッザッ」

トルフィン(誰だ?あれか・・・ん?釣りをしている)
トールズ「ん?」
トルフィン「え・・・(と 父さんっ!?)」
トールズ「と トルフィンっ!?」
アシェラッド「お?遅かったな 来るの・・・」
トルフィン「なっ 何で生きてっ!?だって二人は死んでっ!?
何でっ?(幻か・・・?)」

トルフィンのいる近くへトールズは来た

トールズ「大きく・・・なったな」
トルフィン(嘘だっ!)
アシェラッド「変わってね〜な?」

アシェラッドも近づく

トルフィン「何だよっ!?どういう事だよ!?説明っしろよ!?うゔ」

223:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 08:08 ID:X1Y

アシェラッド「本当はなぁ トルフィン あの後トールズの死体
と一対一でいた時 俺は矢を引き抜く作業をしていた
一本一本引き抜いていた するとトールズの野郎が」

過去

トールズ「ぷはぁ!」
アシェラッド「息を吹き返しやがった!?なんっつー生命力だ!?
あんたを死なすのは惜しい・・・」
トールズ「しかし私が生きていてもフローキは納得せんだろう」
アシェラッド「いや?そーでもね〜ぜ?俺が誤魔化せば」
トールズ「何?」
アシェラッド「あんたと顔が似ている男を村から見つけて始末する
そいつをトールズだと差し出す」
トールズ「しかしっ・・・!?」
アシェラッド「そもそもあんたを殺し損なったのは俺側の責任だ」

224:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 08:14 ID:X1Y

トールズ「アシェラッドすまないっ!!命を助けてもらいっ・・・」
アシェラッド「だが この先あんたはどうする?」
トールズ「!私は・・・死んだままになって ウィンランドへ行く!
ここではないどこか トルフィン達には秘密にしてくれ
その方がいいんだ」
アシェラッド「ふーーん ウィンランド か 
よし分かった さよならだトールズ!」

トルフィン「は?何だよそれ・・・」
アシェラッド「あの時 俺がクヌートに殺されたのも演技だ
ありゃ本当は中に硬いの仕込んでた 中に刺さって心臓に到達する
前には刃は止まってたのさ
あの後の火災も俺が金で王側の兵士にやってもらった
金で裏切る奴はいるもんだぜ?」

225:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 08:52 ID:X1Y

アシェラッド「口から吐いたのも血じゃなくて
直前に呑んでたワインだ 火災後は皆中から外へ出る
だろ?俺はその間に隣で斬り殺した兵士の鎧や装備品
を奪って顔は包帯でグルグル巻きにした」
トルフィン「!」
アシェラッド「そんで上手くバレずに外へ出てフローキ
の元へ行くとアシェラッドの死体は海に捨てといた
と話した 負傷した兵士に成りすましたまま 城の宝
を盗んでオマケに船も盗んで去ったのさ」
トルフィン「何だよっ!?それ!何だよ!!じゃあ
俺は一体何の為にっ・・・今の今までっ!?」
トールズ「最初から敵などいなかったんだ トルフィン
やーいやーい泣き虫毛虫〜」
トルフィン「うゔっ・・・ゔ〜〜〜」
アシェラッド「気づかねーのはお前が馬鹿だからだよ
!」
トルフィン「何だよっ!うっせー!!」

226:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 09:02 ID:X1Y

トールズ「アシェラッドさんっ!?私の息子は馬鹿ではありません」
アシェット「トル・・・フィン?大丈夫だったか?一体どうし・・・
ハッ」
トルフィン「あ アシェット!?」
アシェラッド「何っ!?アシェットだと〜?何故二人がっ?
お前 あれから生きてたのかっ!?おい・・・」
アシェット「!な 何で・・・父さん(兄さん)が?死んだって
トルフィンもフローキも言ってたはず どうなってる?まてよ だった
らクヌート王を殺したのはーーーー・・・」
アシェラッド「何っ!!?お前今何って言った?クヌートを殺したっ?
王をっ!?何って事してくれたんだ!!」
トルフィン「アシェラッドを責めないでやってくれ!知らな・・・か
ったんだ 何にも 二人が生きてた事も!何にも知らないまま
だから復讐をって・・・止めなかったんだ」
アシェラッド「何つー事を・・・じゃあクヌート王の代わりは
誰がっ!?」
トルフィン「兄のハラルドだ・・・今はハラルドになってる」

「しぃ〜〜〜〜〜ん・・・」

アシェラッド「まぁ 俺も悪かったよ 何にも言ってなかったから
もう過ぎちまった どうこう言った所でどうにもならんな・・・」

227:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 09:08 ID:X1Y

アシェット「うゔっうゔっ・・・クヌート王・・・」
アシェラッド「どうして王つーのはこう命を失うもんかねぇ?
生きてんのは俺らで やれやれなもんだ」

繰り返された悲劇はアシェラッドとアシェットの
【王殺し】である

しかし 本当の更なる悲劇を4人はまだ知らないーーーー

ウィンランドでそれから4人は過ごしていたが・・・3年の月日が
経った頃

アシェラッド(せめて 叔父だけにはこっちの事を伝えてみるか あっ
ちはどうなってる?母親リディアは・・・)

アシェラッドは手紙を書きウィンランドに近い島 コタール町から
叔父に送った

228:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 09:10 ID:X1Y

叔父へ

驚かせてすまんな
誰にも言うなよ 俺もアシェットも無事だ
場所はコタールだ(嘘)
母親リディアは 元気かい?
母さんの事も ちと気になったもんでな・・・会って
伝えてくれ


アシェラッドより

229:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 09:16 ID:X1Y

それから叔父は返事をコタールへよこした
コタールの村人に金で払って住人の住所を借りて手紙がそこへ
くる様に一時的にしていた
そして叔父の手紙にはアシェラッドにとってショッキングな内容が
書かれていた!

「何故もっと早く伝えにこなかった!?
あのなぁ〜リディアは・・・リディアは死んだよ
お前ら息子二人の罪を償う為にっ!自らを犠牲にして!叔父より」

アシェラッド「何だとっ?母リディアが死んだ?そんなっそんな
はずはねぇ〜〜〜〜何故母さんが死ぬっ!?
王殺しの罪は俺ら二人のせいだろ!?」

二人を守ったのは母の愛ーーーー・・・

230:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 09:21 ID:X1Y

アシェラッド「アシェット・・・母さんはなぁ死んだよ」
アシェット「!」
アシェラッド「俺ら二人の為に・・・」
アシェット「何で・・・!?だってそんなっ!!?そんなぁー!
母さんっ!!」
リディア「アシェラッド アシェット」

幻聴かリディアの言葉が聞こえた
この先この二人が剣を振るう事は無かったというーーーー・・・
それ程リディアの愛が二人を変えてしまったのだ!!

トールズとトルフィンは二人で幸せに生活している
ウィンランドの地でーーーー・・・
対極的な再会を果たす事になった親子

いずにしろ もう剣を握る事はどちらも無さそうだ


完結

231:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 09:27 ID:X1Y

終わったーーーー!!
いかがだったでしょうか?お気に召してもらえたなら
嬉しい限りです!アシェット自伝とトルフィン自伝で
話が前編〜後編と分かれていたんですが
こんな感じのラストになりましたっ!
原作知ってる方ならお気づきだと思いますが、かなり
異なるラストになっています!!設定も一部変更してま
すからね!こんなラストだったら良かったなぁ〜と
いう読者目線のラストになりました。
原作知らない方はこれを機会にウィンランドサガに
興味を抱いてくれたら嬉しいですね!
ではまた次の機会に〜〜〜〜👋

232:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 14:51 ID:X1Y

次のお題はデスノートです!(懐かしい)
原作はかなり前になりますが、二次創作始めようと
思います!読む前の注意点は、所々の内容変更ありで
す、ただオリキャラは出ません!
では、始めまーすっ!!

233:からん◆CI:2023/08/01(火) 14:55 ID:CZc

デスノート…懐かしい…「乱入失礼()
頑張ってくださいね‼‼(^▽^)/

234:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 15:00 ID:X1Y

タイトル【デスノート】

デスノート それは書くと名前の相手が死ぬ
そんなノートを主人公 夜神 月(やがみ らいと)が拾う

「パサッ(ノートが落ちる音)」

月はそれを使い悪人の名を書いて【キラ】と名乗り次々と
殺し続ける

途中でキラ2も出て来たがアマネ ミサと言う名の女性だった
月とミサはその後 協力して犯行を続ける

月「このままだとマズイな」
リューク「何でだ?月」

リュークとはデスノートを拾った際にくっついて来た死神である

月「考えてもみろ リューク ミサがキラ2を名乗って犯行を
してる時にあまりにボロを出し過ぎだ 
これでは警察も早くもミサをマークして関わっている僕をキラだと
疑うだろう?」

235:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 15:01 ID:X1Y

>>233
懐かしいですよね!?からんさんも知ってましたか!
応援ありがとうございます!では、続けます(笑)

236:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 15:10 ID:X1Y

月「それじゃあ困るんだよ」
リューク「じゃあ どうするんだ?」
月「ミサにはノートの所有を止めてもらう」
リューク「いいのか?月」
月「あぁ 大丈夫だ 今はキラの信者 ミカミ テルがいて
そいつが使えそうなんだ その前にLの正体を知るべく
僕は警察になる!!」

次の日

ソウイチロウ「どうした?月 話しとは?」
月「父さん・・・最近 キラが目立って色々と殺しているだろう?
僕も警察になってこの犯人を父さんと一緒に捕まえたいんだ」
ソウイチロウ「!」
月「その為にこれから警察になろうと思う
父さんも協力してくれよ?」

237:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 15:18 ID:X1Y

ソウイチロウ「そうだな月 嬉しいよ 父さんの後を追ってくれるか
大きくなったな!」

月は既に先に警察官である父さんのコネもあってか?
予定より早く警察になれた
そして・・・・・・警察署 

ソウイチロウ「松田 モギ アイザワ 新しく入った私の息子 
夜神 月だ 仲良くやってくれ」
月「初めまして 夜神月です これから事件を追う側として
頑張りたいと思います!」

そして共にチームで

ソウイチロウ「月 今はなぁ 我々でキラ2の疑いで
このアマネ ミサを調べている所だ」
月(!やはり・・・既に警察にはマークされていたか)

238:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 15:23 ID:X1Y

月はミサに手紙を送った 差出人は不明にして・・・

ミサ「ミサ様へ?ファンかなぁ?」

「カサッ(手紙を開く音)」

そこには手紙でこういう内容が書かれていた

ミサへ
僕だ 月だ もう君とは会えない 警察にバレている
このままだと僕と君がマズイ 僕が今警察になってるのは知っている
だろう?だから分かるんだ 君と僕の今後の幸せを考えるなら
離れた方がいい こっちが良いとするまでは この手紙も読んだら
燃やしてくれ      月より

239:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 15:29 ID:X1Y

ミサ「(分かったよ!月・・・ミサ 月の為ならちゃんと我慢
する!!でもバレてるって?ミサ 悪い事してたかなぁ?
分かんないけど 月の言う事に間違いないよねっ?)」

何故ミサが忘れてるかと言うと 月が警察になる前ーーーー・・・
月 ミサ テルの3人で会っていた

月「ミサ・・・ノートの所有は無しにしてくれ
大丈夫だ 記憶を無くすとしても僕と君の付き合いは変わらない
二人の為でもある」
ミサ「分かった!淋しくなるけど 月の為ならっ!!」
月「レム その前に二人で話しがある こっちへ・・・」

レムとはミサに憑いてる死神である

240:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 15:36 ID:X1Y

月「ミサのノートはこれから僕が会わせるテルと言う男に
新しく拾わせてくれ いいか?でないと 僕のノートに今 ミサの
名を書いて死なせる 君には無視するのは耐えられないだろう?」
レム(夜神月・・・本気か?こんな男を何故ミサは・・・選んだ?
しかし私はミサを見殺しには出来ない)

月の言う通りであった

レム「いいだろう 夜神月 ミサの命の為だ」

そうしてデスノートはテルの元へ

「パサッ(ノートが地面に落ちる音)」

テル「神 これが神の使っている力ですか?」
月「あぁ そうだよ ミカミ それが神の力だ 共にこれから
この世界を変える為のーーーー・・・」

241:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 15:44 ID:X1Y

こうしてノートの所有放棄によってミサの記憶は消えていた
話しはまた警察署に戻り・・・

月「アマネ ミサへの容疑は今の所 キラ2についてだけですか?
キラについての手がかりとかは?」
松田「いやぁ〜そのキラなんすけど なかなか手がかりらしいのは
ねぇ(汗)我々だけじゃムリっすよ それこそ・・・」
ソウイチロウ「その件で話しがある Lの事は知っているな?
探偵L 顔も分からず 本名も謎の探偵Lだ
そのLがキラ事件で我々と協力して犯人を見つけたいと話しを持ちかけ
てきた」
松田「本当っすかぁ〜?」
ソウイチロウ「あの探偵Lの力も加われば 今より捜査は進むだろう」
月「!(あのLがっ・・・!?)」
ソウイチロウ「Lはこれまでも名を変え色んな事件を解決してきた
警察も今こそ協力の時だっ!」

242:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 15:52 ID:X1Y

そして警察とLは対面へーーーー・・・

L「バァーン!」
アイザワ「!」
松田「何だぁ!?」
L「皆さん 私が犯人だったら撃たれてましたよ 初めまして竜崎
です」
月(この男が・・・あのL?まだ 僕と同じくらい若いじゃないか?
嘘だろう!?)
ソウイチロウ「夜神ソウイチロウだ」
月「夜神月 よろしく」
松田「松田っす〜」
モギ「モギだ」
アイザワ「アイザワだ 思ってたより若いな」
月(今は キラの代わりはミカミにやってもらっている
ミサの頃はミサが勝手にやってたが・・・テルには僕から手紙を送り
悪人殺しを命じている)

243:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 16:00 ID:X1Y

月(ミサの頃は他人だとバレやすかったが テルは僕の言う通りに
やっているからキラ3だとは気づかれにくい
もちろん手紙の内容は読んだら燃やして捨てろと書いてある
いくらLでも気づかないだろう ミカミの件はーーーー・・・」
L「ではキラの件で話しましょうか 今回 キラ1キラ2
今は二人 犯人がいると思われます」
モギ「警察の方でもその件は同じです キラ2はアマネ ミサだと
マークしている所です あまりに証拠が残されていて 我々警察でも
たどり着けるほどで それがアマネ ミサでした」

キラ2として警察に送られた手紙には猫の毛がついていて
アマネも黒猫を飼っている アマネの親は悪人に殺されたが
その犯人をキラは殺している つまりミサにとってキラはヒーローだ
信者になってもおかしくないと思われていた

244:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 16:09 ID:X1Y

L「では そのミサミサの行動を調べていればやがて キラ1にも
辿り着くのでは?」
松田「そうっすよ それで今ミサのマークをしてるんすけど
ミサミサの交友関係を調べても今の所それっぽいのはいないっす
何せ アイドルやってる分 交友も広過ぎて・・・」
L「キラ1は男だとしたら ミサミサは恋愛関係になっている
点でいくと恋人は・・・?」
松田「ミサミサの恋人っすけど いる様子ないっすね アイドル仕事
で忙しそうなだけっすよ!?」
L「では ミサミサのファンがキラという可能性は・・・?」
松田「ファンってなってくると捜査範囲広いっすけど キラ1が男なら
アイドルのミサミサに惚れてるとかありえなくも無いっすね
ファンになってミサにレターで近づいて自分がキラだと名乗ったら
ミサミサはきっと好きになります!」
月(何をさっきから喋ってるんだ?僕は人を好きにはならない
ハズレ・・・だ)

245:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 16:18 ID:X1Y

月「いやいや それは無いだろう
万が一 そのレターをミサ以外のマネージャーがチェックしないとも
限らない 先に本人以外に読まれるリスクを考えると僕ならしない
バレたら一気に本名も手紙に書いていたら一発アウトだ
リスクが高すぎる」
松田「さすがは月君っ!分かってるぅ〜」
L「ではミサミサはキラ1に会っていないんでしょうか?それと
もう一つ気になるのはーーーー今のミサミサがもうキラ2として動いている様子が無い点です 今の裁きをやっているのはやり口から判断して
キラ1でしょう ミサミサが会っていないのに急に裁きを止めた
原因が不明なままです 何らかの方法でキラ1がミサミサに接触して
裁きを止めさせたと私は考えています」
松田「確かにそれも変なんっすよねぇ〜警察でも調べてるんすけど
今のキラは全くボロを出さないっすよ!?」

246:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 16:26 ID:X1Y

松田「ミサミサはもうキラ2の能力でも無くなったかの様っす」
L「能力そのものがなくなる?使える時と使えない時の2種類がある
のか?力が乗り移るのか?その割にキラ1の殺し方とキラ2の殺し方
は類似性が無かった 別々の能力でした
殺された悪人達の共通点から見ても情報として分かるのは名前や顔
ですから キラ1が名前で殺せていて キラ2は顔で殺せているか
の様でしたから その力が突然使えなくなるとしたら何故でしょうか?」

次の日
ミサミサの元に再び手紙が・・・

ミサ「(差出人不明?月かなぁ あれ?違う!え・・・君の秘密を
知っている?キラ2だろう バラして欲しくなかったらココに
電話をしろ?何この手紙!?ミサのストーカー?怖いっどうしよ!?
電話だけなら一回くらいはしてみようかな?一回ならっ・・・)」

247:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 16:35 ID:X1Y

出たのはLだ
そうこれはLがミサに仕掛けた罠だった

L「もしもし?」
ミサ「もしもし?ストーカーさんっ・・・こんなイタズラやめてっ!
お願いっ!」
L「(ん?ストーカー?キラ2の秘密を何で知ってるかの話しをしてこな
い??何故だ)
キラ2はお前だろう 分かっている」
ミサ「何言ってるの!?ミサ キラ2じゃないよ だってただの
アイドルだもん!?」
L「証拠も掴んでいる 猫の毛とキラをヒーローと思っている点と
猫の毛も送った手紙に付着してたのと同じだった」
ミサ「だから知らないって!いくらミサのファンだからってそんな
イタズラでミサと関わろうとするのやめてよっ!もうコッチに関わら
ないでっ!?ブツッ(電話を切る音)」
L「ミサの動きはどうだ?図星ならこの後 何かいつもと違う行動を
見せるはずだ 引っ越して逃げるか ミサの行動をマークするんだ!」

248:影虎◆Vs:2023/08/01(火) 16:43 ID:X1Y

しかしミサは変わった様子は起こさず アイドルを続けていた

L(動きに全く変化が無い 図星ならもっと何か動揺があるはず
ミサには記憶が無いのか?
キラ2としての記憶を無くしている?この能力は何だ?)

その後 手がかりも掴めぬまま 新しく新人の警察が入って来た

テル「新人のミカミ テルです よろしくお願いします
捜査の協力の役に立てばと思います!」
月(よし よく来たミカミ・・・計画通り ニヤリ)
テル(神っ!アナタの命令のままに来ました!)
月「よろしくミカミ 初めまして夜神月だ」
テル「はい!ミカミ テルです!初めまして」
月(ミカミにはコッチに来る前に死神の目の契約を命じている
ミサ同様の顔だけで死なせる能力・・・さぁミカミ!Lを殺せ
チャンスだ!)

ミカミは視線をLの方へ向けた そしてーーーー・・・

249:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 07:32 ID:X1Y

L「うっ・・・」

「ドサッ」

L(急に何故だっ?本名はバラしていないはず
竜崎は偽名だ では顔で殺せる能力の方を使ったのか?
キラ2がいる?犯人は最初からこの中にいたのかっ・・・
くっ)
月「おいっ!竜崎!?Lっ?どうしたっおい!?」

月は倒れる竜崎を介抱する体制に入ったがLが上を
見上げ月の顔を確認するとーーーー

月「ニヤリ」
L(!わ 笑っている?ま まさかっ?月君がっキラ
だった・・・のか)

「パタッ・・・」

L 竜崎はこうして 死んだ
この勝負 月とミカミ 二人の勝ちだ

そしてそのLの代わりにニアと言う男が今度は
捜査官の前にやって来た
死んだLの敵を討つべく・・・

250:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 07:40 ID:X1Y

しかしニアは仮面をしたままで全く素顔を見せなかった

松田「あの〜何でニアってLとは違って顔を隠すんすか?
しかも一人だけ」
ニア「Lは本名を晒さずに殺された 相手は顔だけで殺せる能力を
使ったとしか思えない 念の為・・・です 
今までのLの捜査については死ぬ前にLは捜査日記を書き残して
いて こちらはそれを読んで大体の流れは把握済みです」
月(捜査日記?知らなかった)
ニア「そして 顔だけで殺せる能力を使ったとなれば
犯人はかなりの至近距離にいた計算になる
つまり この中にいる誰かでしょう?」
皆「えっ!?」
ニア「Lが死ぬ時 顔を見て殺せたのは この中にいた 月 ミカミ
松田 モギ アイザワ ソウイチロウの6人です
つまり この中です」
月(これはこれでマズイな・・・展開としては まさか後継人がいた
とはーーーー・・・)

251:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 07:50 ID:X1Y

ミカミはデスノートは今この場には持って来ていなかった
もちろん月も・・・

松田「待って下さいっすよ〜こん中って
俺は違うっすよ?もしキラだったらLの顔を見るチャンスなんて
いくらでもあった 前から 早く殺せるんすからぁ〜」
ニア「確かに何故 後からなのかが引っかかるんです
いつでも殺せたのに後なのかが・・・最初からキラはいた訳ではなく
後から入って来たからなのか?」
モギ「それなら一番最後は 新入りのミカミです」
アイザワ「!ま まさか新人の?タイミング的に・・・」
テル「待って下さい!それだけで疑うんですか?証拠ナシで」
ニア「いえ アナタをこれから監禁して様子を見させてもらいます
もし アナタがキラなら悪人が殺されなくなってピタリと犯行が
止まればクロ 仮に犯行が行なわれてもミカミが変な動きナシなら
シロにします」
月「ニア その間 僕達は?」
ニア「アナタ達5人も未だにグレーですから ミカミ同様 監禁して
置くことにします 同じくそれでも犯行が続いたなら・・・」

252:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 07:59 ID:X1Y

ニア「アナタ達 6人の中にもいないのでシロ 仮に6人の中で怪しいそぶりの者がいた場合 私はその人物をクロとします
皆さん 協力して下さいね」
月(6人皆 監禁だとぉ!?その状態では悪人は殺せない
それだとこの6人の中の誰かはキラだと確定される 犯行が止まれば
しかし断れば怪しまれる だがあのデスノートのルールには・・・
ノートの所有者は何十日以内に書き込まなければ所有者としての力を
失うとある それはそれでマズイ 僕とミカミの両方が力を無くして
しまう・・・)

絶体絶命のピンチに何を思ったのか?月はーーーー・・・

月「ニア 僕はミカミと初めて会った時 彼がLの顔をチラっと見た
のを確認した その後すぐにLは倒れた キラはミカミだ」
ミカミ「か 神っ!?」
月「何だ?神とは・・・」
ミカミ「神なら私を何故 見捨てるのです!?アナタは私の神では
なかった・・・」

253:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 08:07 ID:X1Y

ミカミ「そして信じた私は 間違っていた」
ソウイチロウ「ミカミ テル!逮捕する こっちへ来いっ!」
月「父さん よろしく・・・」
ミカミ「うゔっ」

ソウイチロウはテルをムショへ車で連れて行く

ニア「夜神月 さっきのミカミの発言アナタを「神」と呼んでいた」
月「それが?」
ニア「ミカミが信者 アナタがキラなのでは?でないと神とは使わな
いでしょう 普通は・・・」
月「僕を疑っているのか?ニア ミカミもミカミだ
いくらキラだと認めたくないからと 僕に罪を押し付けて
悪人はなすり付けたがるって言うしな?」
松田「そうっすよ!月君の父さんは警察っすよ?ありえない!」
ニア「いえ ミカミの言葉は嘘の様には思えませんでした
いつから知りたいだったのですか?隠していたのですか?」

254:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 08:14 ID:X1Y

ニア「初めて会ったばかりのアナタに何故 ミカミは神だと
呼びあんな言葉を言ったのですか?変・・・ですよね?」
月(くっ ミカミ!余計な事を!?)

自身がキラだと疑われ始めた月が次に取った行動は・・・

リューク(くくく 月どうすんだぁ?)
月「うっうゔ 心臓がっ苦しっ・・・」
松田「らっ月君!?」
月「まさかっ!?まだどこかにキラが?この中に?ミカミじゃ・・・
なかったのかっ・・・うぐぁ!」 

「バタッ」

倒れる月

松田「月君っ!?月君っ?」
月「・・・・・・」
ニア「苦しんで倒れてる演技です 起きて下さい」
しかし月も月で意地だ 全く動かない そのまま一時間〜2時間と
経ちはじめ・・・

255:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 08:21 ID:X1Y

松田「もう疲れてきたっすよ とりあえず月君を病院へ運ぼうっす」
ニア「演技なのでダメです」

それから更に一時間

モギ「トイレへ行きたくなってきました このままだと日が暮れます
ニア さすがに月君はせめて場所を変えましょう?
私が運びます」
松田「モギさんっ助かるっす〜」
ニア「・・・・・・」

しかし月はこの時を待っていた モギの腰にあった銃を奪うと

「バッ」

月「ハハハっ!引っかかったな ニア!?僕の勝ちだっ!?
リューク・・・死神の目だ 契約だ」
アイザワ「し 死神の目!?皆!ニア以外は顔を隠せっ!!」

が月は顔を隠した松田 アイザワの足を狙い銃を撃った

「パァーーンパン!」

見事に銃は二人の足にヒット!!

256:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 08:46 ID:X1Y

月「リューク!さっきのは嘘だ!」
リューク「嘘ぉ?もう少し遅かったら・・・本当に
契約する所だったぞぉ?月」
月「さぁ!モギっ一緒に外へ出ろっ!?でないと撃つ!」

月はモギを人質にとり 外へと出た

ニア(やはり・・・演技だったか とりあえず119に
電話しよう 怪我人がいる・・・)
松田「いてぇーーーーっ!!」
アイザワ「くっ・・・」

ニアはその後 外へ出たがモギも足を撃たれていて
月はもういなくなっていた

この後 月は全国指名手配されるが月がキラだと
告げられた父さんのソウイチロウはショックと己の責任
から自らを所持していた銃で撃ち自殺して死んだ

松田とアイザワとモギは怪我の手当てをして
怪我が良くなるとニアの元へ姿を見せる

松田「しっかし 変っすね 何であの時に月君はニア
だけを撃たなかったのか?死なすチャンスだったのに」
アイザワ「それは俺も思った」
松田「指名手配なら月君は今頃 林や森に潜伏してる
んじゃ?」
ニア「却下です 銃を持っていると言う事は 
人質をいつでも使える様に彼は人混みの中にいる」

257:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 08:53 ID:X1Y

ニアの読みは当たっていた
月は街中にいた

リューク「これからどうするんだ?月 銃のタマが少ない
警察と銃でやり合うの無謀じゃないかぁ〜?」
月「まぁそこで見ていろリューク 無ければーーーー奪えばいい」
リューク「?」

月は交番へ現れた

月「すみません 落し物拾いました」

「スッ・・・」

そう言いポケットの中から取り出したのは 銃だった

「パァーーンパンッ!」

警察官2名「うっ・・・パタッ」

月は二人の銃2丁と財布を奪い 交番を立ち去った
かなり大胆な襲撃だった
この様子は交番の防犯カメラにも録画されており 後日ニア達も
確認している

258:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 08:59 ID:X1Y

月はその後 とあるゴミ捨て場から捨てられていた服を
中から取り出した それに着替えて場所を変えながらミカミのいる
刑務所へとやって来た

そこのムショの中にいる看守にも最初はミカミの面会だと嘘をつき
近づくとすぐに銃で脅して・・・

月「ミカミ テルのいる独房に案内しろっ!?でないと容赦なく
撃つ!?」

恐怖に駆られた看守はミカミのいる独房へ案内する

月「鍵を早く開けろ!?」
ミカミ「か 神っ!!」

ミカミもすぐに月に気づいた

ミカミ「しかし 神はあの時 私を見捨てたはず・・・」
月「ミカミ・・・あれは初めからそういう計画だった 考えてもみろ
もし あの時ーーーー・・・」

259:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 09:08 ID:X1Y

月「あのまま ニアの命令に従っていたらノートの所有を
無くしていた ワザと君をキラに仕立て上げ 僕は逃げる
機会を伺っていた 現にそれで助けに来れた」
ミカミ「神っ!?分かりました!これからもアナタに従いますっ!」
月「そうだ ミカミ・・・僕らの敵は今やニアだけだ
始末すべきはーーーー・・・」

その後 深夜12時
警察の元へ とある物が置かれた   
そこには「ニアへ」と書かれていて月からだった
あの後二人は急いで刑務所からは出て 駆けつけた警察官達が到着した
頃には二人は消えた後だった 

警察署に物を置いたのは月本人ではなくミカミだった
その手紙の内容には次の事が書かれていた・・・

260:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 09:11 ID:X1Y

ニアへ


今から僕の言う事に全面的に従ってもらう
従わなければ市民の大量虐殺を行う
いいか?
待ち合わせ場所に仮面はナシで一人で来い ニア
来ないなら大量虐殺をするまで
自分の命より市民が大事なら出来るだろう?
それとも市民を見捨てる気か?


キラより

261:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 09:19 ID:X1Y

松田「ニアっ!?これはニアだけをおびき寄せる為の罠っすよ!?」
モギ「行かないで下さいっ!ニア・・・」
ニア「しかし それでは市民が それにもし大量虐殺の件が
公になれば大ダメージを受けるのは我々警察だ
信用を無くす それでは正義とは言えない・・・私は
行きますっ!!」

松田達は月達が顔を殺せる能力を使うだろうと先読みし
待ち合わせ場所の周囲に張り込み 顔を確認可能な所 全てに
スタンバイした
しかし何故か二人の姿は確認されず
待ち合わせ場所にいるニアの元へも二人は姿を見せぬまま
時間は過ぎてーーーー・・・

月「どうだ?ミカミ ニアの顔は見えたか・・・?」
ミカミ「はい バッチリと 神」
月「さらばだ ニア」

遠くの屋上の上からニアを双眼鏡で見ながらミカミはーーーー
死神の目を・・・使った

262:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 09:26 ID:X1Y

ニア「うっ!」

「ドクン」

松田「ニアっ!?」

車両の中から待機している松田達はニアの異変に気づく

ニア「Lっ・・・」

「トサッ」

ニア(私でも・・・夜神 月は・・・倒せ・・・なかった)

「パタッ・・・」

地面に倒れ込む
これがニアの最後だったーーーー・・・

アイザワ「何故だっ?何故ニアは死んだっ!?」
モギ「あの時二人の姿は近くになど無かった」
松田「顔で殺せる能力以外の力だとすれば・・・新しい
能力っすかぁ?」
アイザワ「Lに引き続きニアまでもとなると残された
のは我々警察官だけかーーーー・・・キツイな」

263:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 14:52 ID:X1Y

ニアもLも死に警察側は一気に無気力モードになった
二人が死んだ今 警察だけで果たして月とミカミに
勝てるのか?
そもそもどう勝つのか?
しかもこのまま月達がもしーーーーニアと同じ方法で
警察を呼び出して警察大量虐殺に繋がった場合は
この世界から警察そのものがいなくなってしまう

そうなれば全面的な警察側の崩壊を意味してしまう
それだけは避けねばなるまい
そこで警察側は衝撃のテロップをテレビ上で流す
そこには月達二人に対してこう書かれている

月「ん?ミカミ 観てみろ テレビから何か言葉が
表示されている 画面の上だ」
ミカミ「何ですか?」

内容を読むとーーーー・・・

264:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 14:59 ID:X1Y

月 ミカミへ

警察側はアナタ達二人をキラ容疑者から外します
何故なら今までのは 警察側の全面的な冤罪だったからです
どうかミスをお許し下さい
アナタ達はこれから自由です

警察一同より

265:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 15:06 ID:X1Y

月「見ろ ミカミ!?もう僕達の敵はこの世から
いなくなった!!」
ミカミ「神っ!?」
月「これからこの世界の神は僕とミカミ 二人だけだっ!
ハハハハハハ!新世界の神だっ!」

警察は身を完全に引いたのだ
そうでなければ全国から警察が消える
警察がいなければ他の悪人がやりたい放題
ますます町の秩序は荒れていく
それだけは避けねばなるまい
こうして その後も月達二人はデスノートで裁きをやり続け
悪人は殺され続けた

それから何日後・・・

ミサの元へ月が近づく

月「やぁミサ 久しぶり」

266:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 15:13 ID:X1Y

ミサ「月っ!?会いたかった!」

「ギュムっ!(月を抱きしめる音)」

月「テレビに流れたテロップは見てたかい?キラ容疑から やっと
解放されたよ だからこうしてミサとも会える」
ミサ「月 大変だったんだね?ミサは月を信じてたよ!!」
月「ありがとう ミサ 疑われていて本当に大変だったよ
何ったってキラ容疑だなんて最悪だ」
ミサ「これからはず〜っと一緒だね!?」
月「そうだ 一緒だ」

ミサは恋人らしく月の腕を握りしめる
その様子を見ていたリュークは月から離れて空を飛びながら

リューク「人間って・・・オモシロっ!!」

デスノート・・・この次はアナタの元へ
落ちるかもしれない



完結

267:影虎◆Vs:2023/08/02(水) 15:20 ID:X1Y

はい!デスノート終わりましたーーーー!!
いかがでしたか?懐かしの作品です 原作とはかなりラストが
異なっているのは、既に知ってる読者ならお分かりですね?
正直、原作と異なる月の勝ち方っていうのを書いてみたかったんです!
そして、こうなりました!(笑)
次のお題も引き続きデスノートにして、主役も変えようかな?と
考え中です!
別の良さそうなバージョンが浮かんできました
お楽しみにっ!?

268:匿名さん hoge:2023/08/02(水) 18:08 ID:9hg

(二次創作だろうと)小説を名乗るならば最低限体裁は整えるべきでは?まずは御手元の小説を読んでみては如何でしょう。無いならば図書館でお借りになってはどうでしょうか。

269:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 07:18 ID:X1Y

>>268
最低限体裁ってどういう意味ですか?
二次創作をここで書くのは、からんさん同様初めて
なので、ちょっとずつの緩いステップアップを希望し
てます、ご意見ありがとうございます!!

270:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 07:21 ID:X1Y

後、訳あって図書館は借りる事出来なくなってるんです
すみませんっ!!

271:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 08:03 ID:X1Y

タイトル【デスノート〜L編〜】

デスノートを拾った月とミサ
そして二人は それぞれキラ キラ2として
悪人の裁きを始める
名前を書かれた者は死んだり 死神の目によって
顔を見ただけで殺せたり
二人の存在は 町にとっては称賛と脅威2つの意味合い
を持たせていた

探偵Lと警察の捜査官達はタッグを組み
キラとキラ2の容疑者は夜神月 アマネ ミサの
この二人が怪しいんじゃないか?とマークを
開始している最中であった

L(私としては この夜神月がキラなんじゃないか?
と言う疑念が消えない 他の者は疑いを持っていない
みたいだが・・・)

272:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 08:13 ID:X1Y

L(仮にもし本当に夜神月がキラだとしたら 捜査の情報からして
キラ2は 不自然にも犯行を停止している
こちらの憶測としては キラ1とキラ2の二人が既に接触を果たし
キラ2の裁きを停止させる事態になったからなんじゃないか?と
考えている)

そこでLが危険だと思ったのは この二人の関係は極めて
キラ1の方がキラ2を服従させてる と感じた点
対等な関係では決してないと言う事は仮にこのまま キラ2である
アマネ ミサをL達が追い込んだとして それを知ったキラ容疑者の
夜神月がどういう行動を取るか?の部分だった

L(今までの数ある事件の犯人の思考を拝見している私にとって
非常に危険なのはキラ2のミサミサよりキラ1の月だ)

273:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 08:22 ID:X1Y

L(こういう事件でありがちな複数人が犯人だった場合
罪の件が発覚したら大抵は なすり付け合いをするものである
この事からもキラ2のアマネを仮にこちらが先に捕まえたとして
犯行の発覚を恐れた月がキラ2であるミサミサを殺そうとするか?
或いは 何らかの捜査のかく乱をするだろう)

そうなってくると 捜査官側としてもマズイのだ
捜査の者達は被害者を出来るだけ最小限にしながらも加害者も死なす事
なく出来る事なら無事に逮捕したいからだ
そして罪を償わせる

しかし 仮にミサ2を捕まえて 自身がキラである事実をバレるのを
恐れた月がミサミサを殺してしまったらどうするか?
それだけに捜査は慎重に行なわなければいけなくなる

274:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 08:26 ID:X1Y

>>273

「仮にミサ2を」違ってた!
「仮にキラ2を」ですっ!!

275:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 08:44 ID:X1Y

Lは捜査官達を集めーーーー・・・

L「皆さんに話しておきたい今後の捜査の方針がある
んですが・・・キラ2より危険なのはキラ1です!
主導権を既にキラ2より握ってる点からしても
かと言って何もしないまま キラ1がボロを出すのを
待つだけでは犠牲者が増え続ける」
松田「そうっすね!」
L「そこで 主に私がワザとミサミサさんに電話で
接触をしようと思います!」
ソウイチロウ「!?接触?我々の正体を晒した状態でか
?」
L「いえ 違います もっと別の形でーーーー・・・」

Lは仲間である捜査官達には全ての捜査方針を
話した
そして その計画がついに始まるのであった

いつも通り ミサミサが家にいると・・・

276:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 08:51 ID:X1Y

ミサ「電話?誰からだろう?も もしもし?」
謎の男「・・・アマネ ミサだな?」
ミサ「・・・誰?」
謎の男「私は君の重要な秘密を知ってしまった」
ミサ「え?何の事っ!?」
謎の男「君がテレビで一連の騒ぎになっているキラ2であると言う
件だ」
ミサ「ドキッ(な 何で?この人知ってるの??)」

ミサは不安に駆られた
 
ミサ「アナタ 誰なのっ!?」
謎の男「私は・・・私は アナタのファンです!」
ミサ「ファンッ!?(って事はーーーー・・・)」
謎の男「アナタのファンになって随分 経ちますが あの手この手
を使って常にアナタを監視 盗聴していました それで分かってしま
ったんです アナタがキラ2だと」
ミサ「(え?この人・・・常にミサの行動を見てたって事??)」

277:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 09:02 ID:X1Y

謎の男「いついかなる時も欠かさず アナタの事を考えていました
最近アナタが 茶色の短めの年齢が近いとある人物と交友をはじめた
事も知っています」
ミサ「!(ら 月の事だっ!月の事も調べたって事!?)もうっ!
そんなの止めてよっ!!」
謎の男「ストーカーとして私を訴える気ですか?いいんですか
そんな事したら・・・逆にこちらもキラ2の件を警察に情報提供します
よ?アナタがバレたらマズイ情報を他にも知っているんですか

ミサ(どうしようっ・・・この事を月に伝えた方がいいかな?)
謎の男「因みにですが この私とアナタのやり取りを部外者には
伝えないで下さいね もし他の者にも話すならその時は・・・」
ミサ「情報提供するって事!?お願いっ止めてっ!?それだけはっ!」
謎の男「ならば こちらの指示に従って下さい
本当は私もファンだからアナタの嫌がる事はなるべく したくないん
です」
ミサ「・・・・・・っ」

その後ストーカー男からの電話は切れた

278:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 09:09 ID:X1Y

ミサ(どうしようっ!?どうしよう!?バレたらマズイ情報が
どこまでこのストーカーさんに知られちゃったんだろう!?
今もどこかで見張ってるのかなぁ?)

ミサは心配になって窓の外を覗いたり また電話がかかって来ないか?
と不安になった

下手に喋っても情報提供される為 月まで巻き込む事になるのが 
嫌だったミサは言えずにいた・・・

その頃 L達の方はと言うとーーーー・・・

アイザワ「どうだ?アマネ ミサは電話の音声こちらで録音している
が会話内容からして完全にキラ2である事実を認めていたな?」
松田「そうっすね〜ミサがキラ2に関与してるの明白っす
否定してなかったすからぁ〜」
ソウイチロウ「しかし このやり方 大丈夫なのか?」

279:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 09:18 ID:X1Y

L「ミサミサのストーカーのファンの演技の事ですか?
確かにやり方としては かなり犯罪まがいになりますが捜査としては
仕方ありません」
アイザワ「モギにはミサミサの行動監視を任せている!!
今も車使って家の前で様子見しているだろうっ!!」
松田「仮に逃走されたら危険っすからねぇ〜」
L「そうですね 引っ越す可能性もなくは無いんで早めに決着も
つける様にしなければなりません!」

別の日
再びミサの元にあの電話がーーーー・・・

ミサ「もしもし・・・?」
謎の男「ミサミサ?君のファンだから 君に直接会いたいなっと
思っている 従ってくれるなら情報提供はしない
二人で会おう!会って話したい事があるんだ」
ミサ「会って・・・?(ミサ嫌だなぁ・・・でも従わないと
情報提供されちゃう!!でもこの人どこまで信用したらいいの?
変な事されたらミサどうしたらいいのっ!?)」

280:影虎◆Vs:2023/08/03(木) 09:28 ID:X1Y

精神的には相当 追い詰められてるミサ

ミサ(ミサっもうヤダよぉ〜グスグスっ(泣)月にも迷惑この件で
かけるくらいなら死んだ方がマシだよっ!?)

謎の男「ミサミサ?話し聞いてますか?」
ミサ「ごめんっ!ミサがアイドルの仕事で忙しいのストーカーさん
なら知ってるよね??だから会う約束するの長引いちゃう!」
謎の男「それなら 仕事の無くなった数時間の短い時でもいいん
です 一時間とか?」
ミサ「うん!考えておくね!今日はもうこのくらいにして!?」
謎の男「分かりました 待ってますよ?会えるのをーーーー・・・」
ミサ(もうダメだよ〜ミサ頭悪いから これ以上どうすればいいか
分かんないよ〜やっぱり・・・月の為に死のう!?それなら
月の情報だってバレないよねっ?)

ミサは何やら自殺を考えている事態になっている
レムは心配だからか?

レム「ミサ 夜神月には この件こっちが話しに行こうか?死神だから
こっちの動きはバレないと思う」

281:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 14:29 ID:X1Y

ミサはレムの問いに首を横に振った

ミサ(・・・ダメっストーカーさんとの件が月にも
分かったら もしかしたらミサは月に嫌われるかも
しれないっ!!)

好き過ぎるが故にミサは月に嫌われる事の方を過剰に
恐れた
確かにこのストーカーの演技をしているLとの内容は
下手したら月にとってもどれほどの情報を相手が握った
かによっては 取り返しのつかない事態になる
ストーカーの場合 滅多には自分側の情報を晒す事も
少ない
仮に相手が本名を名乗らなかったり 直接会うにしても
ストーカー側もテレビでの事件は知ってる訳だから
何らかの顔を隠すなどの対策は取ってくるかもしれない
そうなると なかなか月も相手を消しにくいだろう

ミサ(やっぱり・・・もうミサだけが犠牲になって
死んだ方がこのストーカーさんだって月には関わったり
しないよね?)

282:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 14:36 ID:X1Y

レム(それほどまでにミサは月が好きなのか?
自分を犠牲にしてまで?死神には分からない思考だ
だが・・・ミサの事を思うなら死ぬ事を邪魔しない
方がいいのか?)

レムもまた悩んでいた

決意したミサはカバンを持って家を出るっ!
そして外を見渡しながら足早に何処かへ・・・
しかし当然 見張ってるモギはミサの様子に気づいたの
でL達にも無線で知らせる

モギ「マークしているK2が外へ出ます!歩いて後を
付けます」
L「我々もそちらへ向かう」

ミサの予定の無い動きを警戒してか?モギは後を付ける

283:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 14:46 ID:X1Y

L「モギの話しによるとミサミサが辺りをキョロキョロ見渡しながら
出てきたとの事だったので周囲を確認したと言う事は何か周囲に知られ
たくない行動をこれからしようとしていると思います」
アイザワ「逃走か?」
松田「家出って事っすかぁ〜?ストーカーの執着に恐怖感じて何処か
にこのまま身を隠すつもりかもしれないっすね〜」

3人も車に乗り込み直ぐにモギの元へ向かう

ミサ(えっと・・・この辺に確か・・・高い屋上に通じる建物があった
よね?)

そこは古びた廃墟と化した建物で人の気配はほとんど無い

モギ「K2が人の気配の無い廃墟の外階段を上って上に向かっています
これはちょっと様子が変です」
L「死のうとしているかもしれないっ!?ミサミサが飛び降り様とする
のは危ないのでモギさん足止めして下さいっ!」

284:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 14:59 ID:X1Y

ミサ(さよなら・・・月 だけどもうっ こうするしか無いからっ!
一度アイドルの仕事してた時だって ミサは前にもストーカーさんに
殺されそうになってた!!一度は死ぬ命だったから今度はミサが
望んで死ぬの)
レム(ミサ・・・本当はミサには死んでほしくない)

レムは悲しそうな表情をミサに向ける

そこへモギがやって来た!!

モギ「ちょっと待って下さいっ!そこで何しているんですか?
警察です!」
ミサ「えっ・・・?何・・・で??」
モギ「ここの建物は基本的には不法侵入は禁止です
すぐに立ち去って下さい」

機転を効かせたモギは嘘の説明をする
何とかミサの飛び降りを食い止めようとしていた

ミサ「来ないでーーーーっ!」

しかしますます興奮状態になって動揺したミサは・・・

285:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 15:06 ID:X1Y

ミサ「もうっミサ・・・死ぬしかないのっ!!邪魔しないでっ!?」
モギ「落ち着いて下さいっ!不法侵入がそもそも禁止ですから
ここで死のうとはしないで下さい!」
ミサ「ううっうゔっ・・・ミサ ミサは殺そうと思えば殺せるんだか
らーーーーっ!」

死神の目を使われると感じたモギは手で顔を見えにくい様にする
そこへ仮面をつけたLが登場

L「もういいですよ モギさん ここからは私にミサミサと話し
させて下さい」
モギ「はい」
ミサ「・・・誰?」
L「探偵Lです 今ネタバラシするとあの・・・ストーカーの電話
本当は私がしていたんです 捜査の為に」
ミサ「何・・・言ってるの??」
L「既に警察の捜査ではアナタがキラ2だとマークしていたからです」

286:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 15:12 ID:X1Y

L「ストーカーの演技をする事でアナタがキラ2であると認める
証拠を掴んだり 捜査の証拠になればと思いしました」
ミサ「!」
L「なのでご安心下さい 偽ストーカーの件については・・・
そして本題に入ります ここから」
ミサ「?本題って・・・?」
L「アナタが死のうとせず もし偽ストーカーであった私と会って
いたらこう話しを切り出すつもりでした」
ミサ「え?」
L「私と捜査官達とでキラ2の容疑者はミサさん そしてキラ1は
夜神月君では無いか?と私は疑っています」
ミサ「ちっ違う!月じゃないっ!?」
L「・・・違う?何故アナタがそう言いきれるんですか?
月君じゃないという根拠でも知ってるんですか?」
ミサ「・・・・・・」

287:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 15:22 ID:X1Y

L「すぐに答えられないと言う事は根拠は無いんですね
分かりました」
ミサ「もういいのっ!ミサはここから飛び降りて死ぬからっ!!」
L「待って下さい 先を考えてみて欲しいんです 今アナタが
死ぬなら確かにアナタ自身は楽になるでしょう?しかし残された月君
はどうでしょう?」
ミサ「・・・?」
L「アナタがキラ2の罪からは死んで逃れても我々の捜査は今度は
月君に集中する事になります
私は捜査官とタッグを組んでいるのでこの先 キラ1である月君に
勝つ事を確信しています その時アナタは月君を助けたくても
死んでいたら無理なんですよ?」
ミサ「・・・・・・っ」
L「そこでです 条件付きで司法取引をこのケースのみで導入しよう
と思っています」
ミサ「司法・・・取引??」
L「もしアナタが飛び降りを止めるなら キラ2の罪を軽くします
3〜4年の刑期でどうでしょう?」

288:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 15:32 ID:X1Y

L「しかもアナタが嘘をつかずに全ての知っている情報を話して
くれるなら キラ1の罪も司法取引を導入して軽くしても良いでしょう」
ミサ(え?月の罪も軽くなるって事っ!?)
L「ただし 当然嘘をついてはいけませんよ?」
ミサ「・・・・・・」
L「どうですか?今ここで飛び降りするか 司法取引に応じるか
どちらが良いですか?」
ミサ「ミサ・・・ミサはーーーー司法取引に・・・応じ・・・る」
モギ「!?」
レム「ミサっ・・・」
L「応じるんですね?ご協力ありがとうございます」
ミサ(だって月の為だもん!刑が軽くなるなら この先 月だって
苦しまなくてすむっ!!)
L「では後は署の方でーーーー・・・」

こうしてミサの飛び降り騒動は終わった
ミサはソウイチロウの運転する車に乗せられ警察署へと来た
そこで事件の情報を洗いざらい聞かれる事となる

289:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 15:38 ID:X1Y

アイザワ「キラ1とは知り合い?」
ミサ「はい」
アイザワ「Lは夜神月がキラ1じゃないか?と疑っていたけど
キラ1は夜神月君で当たってる?」
ミサ「はい・・・月です」
アイザワ「どうやって今までの悪人殺しを行なっていたんだ!?
きっかけは?」
ミサ「信じてくれるか・・・分からないけど デスノートって
いうのを拾ったから」
アイザワ「で デスノートっ!?」
ミサ「うん」

ミサはカバンの中に入っていたノートを取り出す

ミサ「これですっ!!」
アイザワ「こっ・・・これはっ!?まさかーーーーこれが凶気なのか?」
ミサ「このノートに相手の本名を書けば死んで 死神と死神の目の
契約をすれば顔だけで殺せるの」

290:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 15:46 ID:X1Y

L「そのノート貸して下さいっ!」

Lがノートに手を触れるとレムの姿が見えた

レム「・・・・・・」
L「し・・・死神?そんなものを信じろと・・・言うのか?」

「ドサッ」

珍しくLが動揺している

デスノートのルールもチェックして書かれてある内容が本当か?を
調べる
予め 死刑の囚人を使い 本名を書くと死ぬかのチェック
本当に死んだ・・・・・・

L「このノートはこのままではまた悪用された時に危険です
燃やしましょう!」
松田「そうっすね!」
レム(ミサ・・・例えノートが燃やされるとしてもミサの為なら
喜んで死のう)

291:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 15:52 ID:X1Y

L達はノートを燃やす事にした
デスノートは燃えていく 最後の挨拶をする為かレムはミサの
元にやって来た

ミサ「レム!?」
レム「ミサ・・・お別れだ」
ミサ「レムはもう・・・消えちゃうの??」
レム「・・・死んでも構わないさ ミサが生きてくれるなら」
ミサ「!ありがとう・・・レム!!そしてさよならっ!!」
レム「あぁ さようなら ミサ」
ミサ「レムっうぐっひぐっ・・・」

泣きじゃくるミサを見ながらもレムは微笑んだ
その表情には安堵している様子が伝わってくる

ミサの幸せがレムの幸せだ
そう言い残しているかの様にーーーー・・・

ミサ「レムっ・・・!」

レムは消えた

292:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 16:00 ID:X1Y

そして司法取引の条件が成立した為 ミサの刑期も軽くなる訳だが
同時にキラ1である月の逮捕もしなければいけなかった

松田「月君の逮捕どうするっすかぁ?」
ソウイチロウ「私がやる 息子がキラだったんだ 警察である私が
ここは息子を逮捕する」
L「では局長に任せましょう」

キラ2が逮捕された情報は警察達がまだテレビで流さない様にしていた
月を刺激しない為だ
そしてミサの携帯を使い Lが月にメールでは嘘の情報でミサに成りすまし「今 旅行中!」と伝えていた

ソウイチロウは家に何事も無かったかの様に戻って来る

ソウイチロウ「月 二人で話したい事がある」
月「ん?何だよ 父さん・・・話しって??」
ソウイチロウ「手を見せてくれないか?利き手の方だ」
月「手がどうかしたのか?」

293:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 16:05 ID:X1Y

「カチャ・・・」

すかさずソウイチロウは月の手に手錠をかける

月「!?とっ父さん!?」
リューク「あ〜れれ?月ぉ?」
ソウイチロウ「月・・・キラ1の容疑で逮捕する」
月「!(ま まさか?何故?バレた?そこまで警察の捜査が進んで
いたのか?いやしかし・・・僕はボロなんか出していないはずだ
ミサとは違って・・・バレるはずがない)」

動揺して訳の分からないまま月はソウイチロウに連れられて
警察署へと来た

ソウイチロウ「月を連れてきた」
L「ありがとうございます 局長 見事です」
月「???お前はっ?」
L「・・・探偵Lです 月君 初めまして」
月「!コイツがLっ!?」
L「キラ2であったアマネ ミサさんが全てを話してくれましたよ」
月「!?」

294:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 16:16 ID:X1Y

L「今回だけは特別に司法取引を導入した事によってミサさんは
アナタがキラ1であると言う話しもしてくれました
嘘をつかない事も条件なので本当です 月君 アナタがキラですね?」
月(くっ!・・・ミサっ何故僕に何の相談もナシに勝手に!?)
リューク「・・・・・・」

怒りに震える月だが観念はしたかの様にソウイチロウ達の
取り調べに応じる

ソウイチロウ「月 アマネが言っていたデスノートという物を使って
裁きをしていたんだってな?お前のもあるはずだ
何処だ?」
月「・・・・・」

月は偽ミサとのメールのやり取りで少し不審さを抱いてはいた為か
デスノートをとある場所に遺棄していた

月「知らない そんなものは・・・」
L「月君?本当の事を話してくれませんか?ミサミサは正直に話し
ました でないとアナタだけ司法取引の件はナシにして終身刑にします
よ?」

295:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 16:25 ID:X1Y

リューク「おい 月ぉ?どうするんだよ ノートの件がバレたら
死んじまうよ 燃やされんだろう〜?」
月「考えてある」
L「ん?何が・・・ですか月君?」
ソウイチロウ「月!ちゃんと場所を言えっ!?」
月「僕自身のプライドがある 少しくらいは時間をくれよ」
L「・・・ちゃんと話しますか?」
月「心の整理がついたらな?」
L「?ここにきて何だ?月君のこの態度は・・・意味が分からない」
リューク「月ぉ〜」

チクタクと時間は流れーーーー・・・

月(もう少しだ ノートにはルールがあってノートの所有者は
何十日以内に書き込まなければノートの所有を放棄したものと
みなす とある だからその日までのギリギリまでは言うのを待つ)
L「・・・・・・?」

296:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 16:33 ID:X1Y

そうしてようやくその所有放棄の時間にタイムリミットが近づいて
きたその時っーーーー・・・!

月「言おう 場所は◯◯の山の◯◯な所だ 目印に土の上には
石3つと木の棒一つを立てている」
L「!」
ソウイチロウ「よし すぐそこへっ向かうぞ!I?松田?モギ?」
リューク「さよならなぁ〜月 所有放棄決定だ〜」
月(あぁ じゃあな?リューク・・・)
L「?月君・・・??」
月「あれ なんで僕はここにいるんだ?」
L「!?何を言っているんですか?月君っ??」
月「誰だ?お前ら・・・」
L(記憶が消えている?まさかーーーーそうか!あのノートの
ルールに確か何十日以内に書き込みしなかったら所有者は放棄した
ものとするっと書かれてあった と言う事は今 月君の答えた場所
のを掘り起こしてもノートは・・・・・・っ!?)

297:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 16:40 ID:X1Y

リューク「ハーハハハハハハ!自由だぁ〜自由だぁ〜
月とは別れる事にはなったが 死なずにすんだぁーーーー!
ハーハハハハハハ」

空を自由に飛び回るリューク
不気味な笑みで羽ばたいていった

ソウイチロウ達は月の指定した場所につき 目印を見つけて掘り起こし
たが・・・既にノートは もぬけの殻だった
確かにこの場所にもう少し早かったらデスノートはあったはずだった
のだが・・・・・・

Lの元へもソウイチロウ達は帰って来た

松田「なかったすぅ〜でも何かを埋めてた形跡は見つかったんで
月君が嘘を言っていた訳じゃなさそうっす」
L「皆さん お疲れ様でした 実はノートにはルールがあって」

Lはソウイチロウ達にも説明した

ソウイチロウ「そういう事だったか 月の罪はどうする?」
L「記憶も消えてるんで司法取引で刑期を軽くして出所しても
月君がまたデスノートで裁きをする事は無いでしょう」

298:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 16:49 ID:X1Y

こうしてミサと月二人には司法取引が導入される形となった

L(もう1冊あったデスノートの処理を出来なかったのは惜しいが
今世界はひとまず キラ1とキラ2の裁きは無くなって平和だ
もしこの先 第3のキラが今度は現れた時は犯人を逮捕する

そして必ずデスノートは処分する!!
 
それから3〜4年経って 今の所まだ第3のキラが現れてはいなかった
ミサと月の二人は無事刑期を終えて出所を果たす!

ミサ「何か・・・よく分かんない ミサ何で刑務所にいたんだっけ?」
月「分からないのは僕も同じだな 記憶が無いんだ」
ミサ「まぁいいや!久しぶりに会えたんだし どっか行こっ??」
月「そうだな?」

「ヒュウーーーーポト」

上からデスノートが落ちてきた・・・



完結

299:影虎◆Vs hoge:2023/08/03(木) 16:54 ID:X1Y

いかがでしたか?主役はLのが目立ってて
ミサも目立ってますが月は少なめになりました!
なのでL主役よりです(汗)
お題デスノートは今回で終了して次は別の作品に
取り組もうと思います!
読んでくれた方ありがとうございます!!

300:匿名さん hoge:2023/08/04(金) 06:52 ID:lqc

>>269あなたがここに書き込むのに使っているスマホだかタブレットだかパソコンだかに検索機能はないのですか?体裁の意味くらい自分で調べては如何でしょう。
それに形を無視した自分勝手なお遊びで上達など不可能ですよ。最低限の小説の書き方くらい学ばれてはどうです?検索なんて簡単なのですから。

301:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 11:17 ID:X1Y

>>300
言ってる事は正論なんですが匿名さんの人間性は
大っ嫌いです!!

302:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 11:30 ID:X1Y

正論振りかざせば全てが思い通りになるとか
思わない方がいいですよ!?
アナタの親が教えた事かもしれませんが、それで気分を害する人がいるというのもお忘れなく!!

303:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 11:52 ID:X1Y

正論は言ってるけど嫌われる人と
正論は言えないけど好かれる人っていますよね・・・。
この違いってやっぱりあれなのかな?

304:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 12:13 ID:X1Y

マンガ家とかでも既に文章学んでるはずの現役の作者さんですら
炎上起こす人いるくらいですから、作品作りが難しいって
いうのだけ学びます。
そういう事ってあるもんなんだなぁ〜と。

305:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 12:37 ID:X1Y

>>304
そういうプロの世界とか見て、作品作りはプロ級にならなくてもいいやって思って掲示板の二次創作で投稿してるけど、オママゴトな作品投稿でもしちゃダメってなると
書き込む場所限定されそう。

306:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 12:41 ID:X1Y

匿名さんがまだしつこく言ってくる様なら他板探して
そこで作品作りします!

307:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 13:38 ID:X1Y

恋人にここでの会話内容を話したら「そいつブッコロしてやる!」言ってた(笑)
暴走族の恋人だから気性が荒い・・・。

308:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 13:49 ID:X1Y

個人情報になるから本名は言わないけど、あだ名はケイ君です!
ロングで黒髪でカッコイイ恋人です!!世界一好きだな〜♥

309:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 13:55 ID:X1Y

ここでの作品投稿はママゴトだけど、ケイ君に対する気持ちはママゴトじゃないですよ!!
ケイ君、安心して下さいねっ!?(ロムってたらいいな〜今ケイ君も)

310:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 13:57 ID:X1Y

板の名前と場所は教えといたから、ロムってくれてると
いいなぁ〜?作品投稿は一旦おやすみにして、しばらく
こんな感じで内容書いてようかな。そもそもママゴト投稿禁止ってなってたら、作品投稿無理になる(汗)

311:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 14:03 ID:X1Y

因みにケイ君さぁ?ロムってたら、普段の
メルアドに内容よこしてねっ?読むから、それ!
個人同士で一対一で話したいから、OK?
それ無理ならリアの方で会って話そうか?それでよろしくねっ!?会う方が早いかな(汗)
いつも大体一緒にいるからね・・・。

312:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 14:04 ID:X1Y

半同棲みたいなもんだからなぁ〜。
今の状況って・・・次さぁ、花火大会とか一緒に行けるといいね?

313:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 14:08 ID:X1Y

おっ!?今話しの返事返ってきて
「花火大会行けたらいいなぁ〜」だってさ(笑)
そうだね!行けたらいいね!?
でもあんまり人混みは嫌いだから花火見える場所で
たむろしてたいね!ケイ君のバイクに乗せてくれ〜!
青い色したカッコイイバイク!約束だよ?

314:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 14:10 ID:X1Y

「バイクの後ろ乗れ!」だってさ(笑)
あのバイクがスピード出て、風が気持ちいいのがたまらないんだよね!!
ビュンビュン飛ばしてく感じの!
やっぱりケイ君大好きだぁ〜!!

315:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 14:40 ID:X1Y

因みにケイ君は、暴走族やってるだけあって
ルール派に偏った奴とは相性が悪いです。
だから今回の件でキレてるのです!

「ルールルールばっかしかみてねぇから子供の心が腐るん
だろうがっ!?それに気づかないで外面だけいい面して見せてんじゃねぇ!この馬鹿がっ!」ってかなりキレてます。
「ルール守る事で心守れねぇのに偉そうな面してんじゃねぇ!!」だそうです。
なかなかの反抗期ぶりを見せていて面白いっ!!
ルール派の大人と心派の子供はなかなか分かり会えないですよね!?

316:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 14:50 ID:X1Y

今、ケイ君とは側にいるから色々な会話して楽しんでます!
匿名さんに執着されてやり取りするのが嫌だから、しばらく二次創作の
スレじゃなくて、急変させてリアの恋人ではあるけど、某アニメの
場◯けいすけにケイ君は似てるから、東リベ風な恋人との会話を話すスレに一時的に変えます!(やむおえない)

317:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 14:58 ID:X1Y

やっぱりケイ君といえど、恋人なんで
今回の件については、怒ってるんですよね。
ケイ君は東リベの場◯さんにやや影響を受けて、と言うか東リベが好きだから影響されて場◯さんになりたくて
がっつり場◯の真似をしちゃってます! 
っと言っても東リベに影響されてコスプレする人はいる
んで恋人のケイ君だけじゃないと思います!
単にケイ君もその中の一人ってだけです!!
だから、バイクを〜って流れにもなるんですよね。

318:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 15:06 ID:X1Y

一緒に側で会話をしてたらケイ君が「喧嘩もそれなりに
鍛えてっから場◯並みにはなったん」ってウデ自慢
披露してます!
恋人のケイ君とこっちも喧嘩に憧れてるから
強くなりたくて教えてもらってる仲でもあります!!
前から喧嘩覚えたかったんだよね。
だから恋人にするなら喧嘩出来る人がいいって思ってました!(笑)

319:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 15:09 ID:X1Y

因みに何故、こっちがそれ程喧嘩を覚えたいかと言うと
リアルで喧嘩を売られる機会が幾度無くあったんで
強くなりたい!と余計に思ったからなんです!
そしてケイ君は暴走族やってて喧嘩が強いから、そのこっちの理想
通りでもありました!一緒に強くなれるって最高!!

320:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 15:21 ID:X1Y

一時的な仮のタイトルをケイ君が考えてくれて
【(一時的)東リベ風な恋人との会話を二次創作風に語るスレ】で
どう??って決めてくれた(笑)

恋人のケイ君が場◯に似てるって事から始まったこの企画!
作品投稿は一旦お預けにして
これでいこうかな?と思います!二次創作風な場◯に似てる
ケイ君の内容とかを投稿するって流れです。
ケイ君の事を場◯風って考えてくれたらいいです!

321:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 15:27 ID:X1Y

スレ主が場◯風な恋人と東リベ二次創作風?に
会話していくだけのスレ
隣でケイ君が笑ってます(笑)
ケイ君が場◯さんに似てるだけなのにこの展開になった
のがよっぽど面白い模様(爆)
喧嘩はやっぱり強いには限るよね!?
個人的には口より腕が強くなりたい。口だけってちょっと
あんまり口喧嘩が好きじゃない
暴力的な方が好き!

322:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 15:32 ID:X1Y

っと言ってもケイ君も自分も二人が付き合った日の
記念日は忘れちゃってます!
しかも両方(爆)
数字記憶なさ過ぎて互いに覚えてないとか!?
東リベの場◯さんも漢字が分からなかったりするけど、ケイ君も
数字記憶無かったり、分からない漢字あったりはするから
若干似てるっ!!
だけど互いに忘れてても仲はいい!!

323:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 16:20 ID:X1Y

因みに匿名さん、その思考回路で他のスレの二次創作やってるからんさんの所にまで行って同じ事するのは、止めて下さいねっ!?匿名さんの思考回路だと初心者でカキコしてる人皆にも当てはまるんで!特に小学生だと分かんない事多いんで、あっちのトウホウ気にいってるから終わるの嫌です。

324:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 16:46 ID:X1Y

そして今気づいたんですが恋人のケイ君も東リベ好きで たまに書いてる作品あるんでケイ君の代わりに自分が許可得てケイ君の作品を乗せる事にしようかな?と考え中
ケイ君の作品は東リベ関連ですが!

325:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 17:00 ID:X1Y

ケイ君にも無事許可もらいました
自分の作品だけじゃなくて他人の作品紹介するのも
嫌いじゃないです!
ましてや恋人のですからっ!ケイ君本人は、直接カキコ
するのは面倒くさいとの事なんで自分が代わりに投稿します!よろしくお願いします、今後も!
では、また!?

326:影虎◆Vs hoge:2023/08/04(金) 17:03 ID:X1Y

因みにケイ君は主に東リベの二次創作を書いてるんで
他の作品は書いてません!
ひたすら東リベの二次創作のみです。
東リベ嫌いな方は読まない様にして下さい。
後、話し変更嫌いな方とかオリキャラ嫌いな方も
読まない様にして下さいね!

327:影虎◆Vs hoge:2023/08/05(土) 10:17 ID:X1Y

まだ読む際の注意点あったんで追加

ケイ君の作品は元々マンガで描いてる作品なんです!つまり最初から小説じゃない!それを文字だけの小説バージョンとして書くので多少の違和感みたいなものを感じると思うんで、そういうのが嫌だなって人も読まない様にして下さい!!基本的に暇つぶし程度で読みたいなぁ〜って感覚だけの人が読むぐらいのが合ってると思います!
っと言っても今日は投稿しません!時間じっくり空いてる時にします!
よろしくお願いします!

328:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 07:52 ID:X1Y

ケイ君の作品になります!
タイトル【花火】〜東京リベンジャーズ〜

ヤンキーグループ マイキー軍団「東京卍」
サノ マンジロウ あだ名マイキー(族のリーダー)
バジ ケイスケ(族には入ってない設定)
ハネミヤ カズトラ(ここでは一番隊長設定)

ここはバジの家 マンション
ケイスケ「母ちゃん 話しって何だ?」
バジ母「別れた父についてよ アナタの父さん二股して
たの」
ケイスケ「!」
バジ母「私が愛人の方 探偵使って分かったの
二重で付き合っていてアナタ以外にもう一人子供までいた 名はカズトラよ だからそれで別れたの アナタの父さん
は本妻と一緒にいるわ」 
ケイスケ(カズトラ?・・・か 会ってみてぇな)

その後 同じ小学校に通ってると分かった・・・

329:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 08:01 ID:X1Y

カズトラが通ってると思われるクラスに行って 聞き込みをするケイスケ

ケイスケ「なぁ?どいつがカズトラって言うんだ?」
クラスメイト1「あぁ?アイツ あの窓の近くにいるアイツ」

指差された人物を確認したケイスケは・・・

ケイスケ(よし 顔は分かったぞ)

クラスメイト1「あれ?今の奴どこ行った?会ってかねぇの?なぁ
カズトラっ!?今さっき髪の長い奴にお前の事を聞かれた」
カズトラ「誰だって?」
クラスメイト1「さぁ?名前は言わなかった」
カズトラ「ふーーーん どういう奴だろう?」

それから学校の帰り・・・

カズトラ(ん?か 髪の長い奴??何で着いて来るんだろ)
ケイスケ「カズトラだろ?」

330:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 08:08 ID:X1Y

カズトラ「誰だよっ!?」
ケイスケ「バジ ケイスケって言うんだ 実は俺な父さんがお前と
同じで母さん違いの兄弟って分かったんだ 母さんに聞いて
同じ学校に通ってると知って会いに来た」
カズトラ「え?兄弟いたなんて・・・」
ケイスケ「カズトラ!父さんには秘密な?偶然会って仲良くなった
事にしとこう!友人だって言って」

それから二人で文通をする仲にもなった

カズトラ父「カズトラ 手紙が来ているバジって名前の・・・」
カズトラ「あぁ 学校で仲良くなった友人なんだ」
カズトラ父(よりにもよって バジケイスケってあの女のガキと?
しかしカズトラは知らないから偶然か)

それから休みの日

331:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 08:14 ID:X1Y

ケイスケ「何だよ〜カズトラ?会わせたい奴って?」
カズトラ「こっちこっち!実はさぁ〜ヤンキーやってんだ
で こっちがそのリーダー サノ マンジロウ」
マイキー「ん?」
カズトラ「あだ名はマイキーだ!マイキー こっちがバジ ケイスケ
二人共仲良くな!?」
ケイスケ「!・・・か カズトラ!?ヤンキーしてたのかよ!」
カズトラ「まぁ〜な」
ケイスケ「父さんには言ってんのか!?」
カズトラ「言ってねぇ 内緒だ」
マイキー「マイキーって呼んでいいぜ?話しはカズトラから聞いてる
バジよろしくな?」
ケイスケ「あぁ こっちもな」

こうして それ以来 よく遊ぶ仲になった

332:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 08:22 ID:X1Y

水鉄砲で遊んだり たまに学校サボって川で遊んだり
それから中2になって親にマイキーとの事がバレた

カズトラ父「カズトラっ!」
カズトラ「んっ・・・(怯え)」
カズトラ父「先生から話を聞いたぞ!?ヤンキーとツルんでる!?
学校もロクに行ってないんだってな?そのヤンキーと別れないなら
ここから出てけっ!家だけ用意してやる このテントを使え!」
カズトラ「何だよそれ!何も見てなかったクセして!
今更親ぶるなよ!?分かったよ!出てくよ!出てってやる!!」

そうしてカズトラは父さんが用意したテントを使って一人生活する
事になった

カズトラ「そういう訳でさぁ〜家追い出されちゃった」
マイキー「カズトラ・・・俺と関わってたから?」
カズトラ「いいんだよ もうあんなの親と思ってない マイキー達を
選んだから」

333:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 14:29 ID:X1Y

カズトラのテントはマイキー達の溜まり場になった

マイキー「いいな 一人暮らし 自由で!俺ん所は
兄と二人暮らしだから羨ましい カズトラこれから皆で
遊ぼうぜ?」
カズトラ「うん!」
ケイスケ「花火しないか?花火!」
カズトラ「いいよ」
マイキー「お? 丁度250円あった 花火一本30円?」

3人で花火をお店で買うと
さっそく水をいれたバケツを手に持って夜7時に

「シュ (吹き出し花火)」

カズトラ「色がカラフル!」
ケイスケ「俺の青だ!青い炎とか最高!」
マイキー「俺の赤なんだけど・・・」
「シューーーー」

334:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 14:34 ID:X1Y

夜遅くまで遊んだ そして10時

ケイスケ「じゃあ帰っか?」
マイキー「じゃ バジ カズトラまたな?」
カズトラ「また遊ぼう〜ぜ!じゃあ!」

それぞれがそれぞれの家の方角へ帰って行く

カズトラ「ん?何の音だ?」

物音に気づいてカズトラが後ろを振り向くと
「バキッ」

カズトラ「うっ!な・・・(何だ?誰かに殴られた)」

カズトラとは別の道を歩いていたバジの元に携帯の電話が鳴る

ケイスケ「何だ?カズトラか どうした?」

335:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 14:39 ID:X1Y

カズトラ「バ・・・ジ助け・・・て」
ケイスケ「何があった?」
カズトラ「さっき・・・ハァハァ襲われ・・・て」
ケイスケ「どこにいる!?」
カズトラ「タコ・・・公園の・・・近・・・く」
「ブツ(携帯の切れる音)」
ケイスケ「カズトラーーーー!?カズトラ!?」

急いでバジはマイキーにも連絡を入れた

ケイスケ「マイキーか?大変だっ!?カズトラがっ!タコ公園の
近くにいるって!」
マイキー「分かった 今行くっ!」

バジとマイキーは二人で探した

ケイスケ「カズトラぁーーーー!?」
マイキー「どこだぁ〜〜〜〜?」

336:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 14:47 ID:X1Y

マイキーが先にカズトラに気づく

マイキー「か・・・カズト・・・ラ?」
カズトラ「ううぅ・・・」
ケイスケ「マイキーどうした?かっカズトラっ!?何だよ・・・これ
何され・・・て?」

カズトラがショッキングな状態になっているのは確かだった

マイキー「誰がっこんな事やった!?俺のダチにっ!!」 

探しても犯人は見つからず カズトラもほとんど記憶に覚えて無かった
カズトラは心が壊れて鬱病になった
ご飯とトイレ以外一人で出来なくなった
バジはカズトラの世話をする為に同居を始める
バジ母にも事情を説明した バジ母は仕事であまり家にいない人だった

337:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 14:55 ID:X1Y

マイキー「カズトラ・・・変わっちまったな」
ケイスケ「カズトラはカズトラだよ?俺達まで変わらなくていいんだ」
マイキー「それもそうだな バジ?さっきコンビニで野菜買ってきた」
ケイスケ「鍋にするかぁ〜?マイキーも食ってけ食ってけ?俺の母ちゃん
夜まで遅くなっから」
カズトラ「ブツブツブツブツ(独り言喋る)」
マイキー「おじゃま〜」

しかし実際のカズトラの世話は大変だ

ケイスケ「カズトラ 鍋出来たぞ?」
「ポンッ(カズトラの肩にバジの手が触れる音)」
「ジャキッ(折りたたみの包丁を手に持つ音)」

体を触るとフラッシュバックで包丁を振り回した
「ブンブンブンブン!!(包丁を振り回す音)」

338:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 15:01 ID:X1Y

マイキー「かっカズトラ!?何してんだっ!??」

そんなある日・・・

ケイスケ「カズトラ買い物行ってくるからな?」

それはバジが買い物へ行って帰って来た時・・・

「ドサッ(買い物袋を床に落とす音)」
ケイスケ「カズトラ?・・・いねぇ」
「しーーーーん」
ケイスケ「もしもし?マイキー!大変だっ!カズトラがいねぇ〜
もしかしたら死ぬつもりかもしれねぇ!?」

電話で聞いてやって来たマイキーと二人でカズトラを探す

ケイスケ「カズトラぁー!?」
マイキー「どこだぁーーーー?」

探す事 夜6時・・・ようやく とある場所の建物の屋上にいる所を
見つけた

339:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 15:08 ID:X1Y

マイキー「落ちたらマズイな?そうだ!敷布団を下に
敷くか!家戻ってバイクで持って来る」
ケイスケ「俺はカズトラん所に行って来る!」

急いでマイキーは走って家に戻ると自分の敷布団を
担いでバイクへ一直線! 

真一郎(マイキーの兄)「マンジロウ?何やってんだ」
マイキー「事情説明してる暇ねぇーーーー!鍵よろしく」
真一郎「?」
「ブォオオオ(バイクを走らせる音)」
その頃 ケイスケは・・・・・・

ケイスケ「カズトラ!こっち見ろよ?」
カズトラ「!クルッ(後ろを振り返る)」
ケイスケ「さっき買い物して花火買って来たんだ!」

340:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 15:14 ID:X1Y

ケイスケ「また 皆でやりたいと思って・・・カズトラもやろうぜ?」
カズトラ「・・・!!」

「バフッ(草の地面の上に敷布団を敷く音)」
マイキー「これでよし・・・と ん?は・・・花火?」

上を見上げたマイキーはすぐに二人が花火をしてると気づいた

「シュウーーーー!(花火の音)」

二人は正しく花火を持たずに上に上げ気味だ(花火は正しく持ちましょう)

ケイスケ「お?マイキー!お前の分もあるぜ!?」
マイキー「バジ・・・」

花火を手に持ったマイキーはバジに向けて花火の火を当てる

マイキー「えいっ!」
ケイスケ「おわっ!?やめろ!マイキー?」

逃げ惑うバジ

341:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 15:21 ID:X1Y

それを見ていたカズトラはーーーー・・・

カズトラ「ははは(笑)」
マイキー&ケイスケ「!」
カズトラ「ははは(笑)」
ケイスケ「カズトラ・・・笑ってる 久しぶりに笑う顔を見た!
カズトラ?家に帰ろうぜ」
カズトラ「コクン(頷く)」

そんなこんなで色々あったがーーーー・・・

ケイスケ&カズトラ&マイキー「スヤスヤ(眠る)」

度々夜カズトラは外を徘徊していた
バジは心配して後を付ける

ケイスケ「(カズトラ・・・ん?何だ?あのフードの男 後つけてねーか?怪しいなぁ こんな所に木の棒が!よしっ)

棒を手にするバジ

342:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 15:28 ID:X1Y

「バッ・・・ドサッ」
カズトラを押し倒す男の背後を狙ってバジは棒を頭に当てる!
「バゴッ!」

ケイスケ「誰だよ!?お前っ・・・カズトラに何しようとして!?
しっ知らない男だ!誰だ?」

携帯でマイキーに電話をする

ケイスケ「もしもし?マイキーか?今怪しい奴を捕まえた・・・
今から来てくれるか?」

マイキーも駆けつける

マイキー「バジ・・・はぁはぁ」
ケイスケ「マイキー!コイツだっ!おいっ?お前何なんだよ!?
カズトラに何しようとしてた!?」
謎の男「頼まれたんだよ」
ケイスケ「誰にっ!?」
謎の男「それは言えない」

343:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 15:35 ID:X1Y

男から距離を置いてバジはマイキーに話をする

ケイスケ「なぁ?マイキー・・・コイツを解放させて その後を
つけようと思う マイキーはカズトラを家に戻してくれ!これ俺ん家の
鍵だ カズトラの事を頼んだぞ?」
マイキー「分かった」
ケイスケ「話さねぇなら仕方ねぇな!解放だ!」
謎の男「?」
マイキー「さぁカズトラ行くぞ こっちだ」
カズトラ「ブツブツブツブツ」
ケイスケ「さぁ〜て俺も帰るかなぁ〜と?」
謎の男「・・・」

帰るふりしてバジだけは 物陰に隠れて男の様子を見ている
マイキーはカズトラを家へと送り終える

マイキー「これでよし と・・・ん?バジから電話だ」
ケイスケ「マイキーか?今 男がタコ公園の左にある工場に入っていく
のを見た これから中の様子を見て来よう・・・と」

344:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 15:46 ID:X1Y

「ドガッ!(バジの頭が殴られる音)」
マイキー「!?ばっバジ!?」
「ツゥーツゥー(電話が切れた音)」

バジは 引きずられながら何処かへ移動している

マイキー「ヤベェ!敵にバレたんだ!助けに行かねーと!
カズトラは置いて行こう(足手まといになる)」
カズトラ「ブツブツブツブツ」
「ブォオオオ(バイクの音)」
その頃バジは 意識を取り戻すと体が縛られていた 

謎の男「コイツだよ 邪魔に入ったの」
謎の男2「この中学生が?」
ケイスケ(誰だっ!?知らねー奴ばっかだ!)
謎の男3「コイツも同じ目に合わせるか?」
ケイスケ(何なんだ!?コイツら年齢はバラバラ?何の
目的があって・・・)

345:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 15:57 ID:X1Y

謎の男「集団◯◯だなぁ〜」
ケイスケ「!クルッ(後ろを振り返る)」
「ドガッ(蹴りを入れる音)」

マイキー「俺のダチに触んな・・・っ!!」
ケイスケ「まっマイキー!?」
謎の男2「もう一人も中学生か!いいね〜まとめて集団◯◯を」
「ドガッ!!」
マイキーの足技が炸裂する!

謎の男3「えっ?このガキっ只の中学生じゃない?喧嘩やり慣れて・・・」
ケイスケ「!ま・・・マイキーおい・・・一人でっ・・・?」
「ドガ!バキ!」
ケイスケ「強いとは思ってたがまさかこんなーーーーっ!??」
マイキー「はぁ・・・はぁはぁ・・・」

連中は交番の前に突き出した
後に分かったのは この集団が小〜中学生を狙った性犯罪グループだった
事だ もう少し遅かったらバジはヤバかった・・・
地元やニュースではこの事件も大きく取り上げられて そのせい?か・・・
 

346:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 16:02 ID:X1Y

マイキー「最悪だ」
ケイスケ「どうした?マイキー」
マイキー「パパラッチがしつこい!インタビューとかウゼェ!?
自宅にまで来る!ここに泊まらせてくれ!!」
ケイスケ「あのな?カズトラ・・・お前を酷い目に合わせた奴らは
捕まえたからな?」
カズトラ「ブツブツブツブツ」

その後・・・

マイキー「夜ならバレなそうだ!」
「ブォオオオ」
マイキー&ケイスケ「ヒャッホー!!」

バイクを乗り回す バジの後ろにはカズトラもいる
そして次の日

ケイスケ「さ・・・裁判です・・・か?カズトラの?」
警察「犯人も捕まった事ですから どうですか?」

347:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 16:08 ID:X1Y

ケイスケ「って言ってもカズトラはまだマトモに会話すら出来ないん
ですよ?俺が代理じゃ駄目ですか?」
警察「裁判だから本人の話しじゃなきゃねぇ?」
ケイスケ「だから無理ですよ!フラッシュバックでカズトラがどうなる
か・・・」

お泊りしていたマイキーがバジの異変に気づく 

マイキー「バジ?どうした 揉めてた声だな?」
ケイスケ「マイキー・・・カズトラの裁判の件だ 出れる訳ねーのに」
マイキー「じゃあ俺ん所にカズトラ泊めて 失踪した事にすれば?
裁判出ないからって逮捕はされないっしょ?
ケイスケ「いいのか?マイキー・・・」
マイキー「兄貴に聞いてくる」

マイキーの家
久しぶりに戻る

348:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 16:15 ID:X1Y

マイキー「兄貴 あのさ・・・ケイスケの友人で今メンタルの病気に
なってて 何ヶ月か俺ん家に泊めたくて・・・いいよな?」 

その頃カズトラはーーーー・・・

ケイスケ「カズトラごめんな?俺が長く面倒みるつもりだったが
訳あって無理になった」
カズトラ「・・・」
ケイスケ「その代わり マイキーん所で世話になるから・・・俺も時々
なら行くからな?」
 
そうしてカズトラはマイキーの元へ

ケイスケ「あーーーっと カズトラに触れる前は声かけろよ?
後 風呂に入れる時もちゃんと説明してな?」

こうしてマイキーの元で生活する事になった

カズトラ「ブツブツブツブツ」
真一郎「マイキー?この子がそうなのか?」
マイキー「そうだ」

349:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 16:22 ID:X1Y

真一郎「病院の方が良くないか?」
マイキー「いやどの道 金かかるから・・・カズトラは親に見放されて
る」

しかし いざ世話をしてみるとーーーー・・・

マイキー「カズトラ 風呂入るぜ?入るから服脱がせるぜ?
体洗うから触るぜ?OK?」
カズトラ「・・・」
マイキー「あ・・・れ?上手く脱がせられねー(汗)えぃ!このっ・・」
「ビリッ(服を破く音)」
マイキー「ああぁーーーーっ!?バジって毎日こんな事やってたのか!?服破れた!どうし・・・アタフタアタフタ
俺・・・お世話向いてねーかも・・・・・・(ショック中)」

風呂上がった後

カズトラ「ブツブツブツブツ」
マイキー「・・・・・・っ」

350:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 16:28 ID:X1Y

カズトラ「バ・・・ジバジ?」
マイキー「!カズトラ喋った・・・バジを探してんのか?
カズトラ!バジはいねぇんだ ここにはーーーー・・・」
カズトラ「キョロキョロ(辺りを見渡す)」
マイキー(やっぱ 俺のお世話じゃ不安か?バジじゃねーか)

マイキーからバジへメールが届く

ケイスケ「カズトラさ やっぱバジかいいかも?バジの事を探してる
よ?かっカズトラ・・・・・・」

その夜

「ヒタヒタ(歩く音)ガチャ・・・パタン」

マイキーの元からカズトラは消えた・・・・・・

ケイスケ「スヤスヤ(眠り中)」
カズトラ「バジバジ」
ケイスケ「ん?何だ?かっカズトラっ!?マイキーん所に行ってただろ!
お前・・・何でここに!?」

351:影虎◆Vs hoge:2023/08/07(月) 16:34 ID:X1Y

カズトラ「ううっ思い出したんだ・・・昔の事全部っ前の事皆っ・・・
だからーーーーっっ(泣)」
ケイスケ「カズっ・・・トラ!!ポロポロ(涙)(奇跡って起きるんだな!俺はそれまで知らなかったよ)」

その後は記憶を取り戻した為 裁判もやって無事に終わった

ケイスケ(そして俺達は3人で仲良くまた・・・・・・)
「シューーーー(吹き出し花火)」
ケイスケ(花火やったりして過ごしてるよ)
マイキー「赤だ赤!」
カズトラ「俺は黄色っ!!」

こうして俺達の地獄みたいな日々はあっという間に過ぎて
逆に花火の様な日々へと戻った

ケイスケ「次は線香花火だ!🎇」


完結

352:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 07:51 ID:X1Y

読む際の注意点
花火2の続編ですが、BL風描写があるんで嫌いな方は読まない様に!(ただしガチなBLとも違ってそーなったの
にも理由があります)
からんさんのトウホウ読んで刺激を受けたんで、気分変える為に文章も少し変える所変えます!!
「、」とか「。」とか加えます!
投稿します!

353:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 07:58 ID:X1Y

花火〜東京リベンジャーズ〜

カズトラ(そういえば、マイキーと初めて出会った時も花火してた
時だったっけ?・・・)

「シューーーー(吹き出し花火の音)」

マイキー「花火・・・好きなのか?」
カズトラ「う、うん。」
マイキー「同じだな、マイキーだ、よろしく。」
カズトラ「こっちこそ、カズトラだ!」

これが二人の初めての出会いだった。
その頃、家の中では既にカズトラとカズトラ父との仲は冷えきっていた。
お互い。目も合わさず、話をする事もなく。

カズトラ(父さんっていつもそうだよな?こっちに感心ないんだ。
どうでもいいんだ。じゃあ何で生きてるんだろ?)

カズトラの目は何処か、虚ろだった。

354:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 08:06 ID:X1Y

一方、マイキーの方では・・・

真一郎「マンジロウ?」
マイキー「!」
真一郎「今日もバイク店の仕事で、遅くなる。夜は、一人で先に
食べてていい。じゃあ・・・」
マイキー(親がいない代わりに、兄貴はバイク店で金を稼ぐ。
俺は、いつも一人だった。小学校はあったけど、行かなくなった。
一人で、30円もする花火を買って遊ぶ。)
ズル休みして一人で。)

そして、その事が真一郎にバレた!

真一郎「マンジロウ!?学校行ってないんだって!?何の為にこっちが
、仕事してると思ってるんだ?学校、行かせてやる為だろ!?
ズル休みしてっ・・・」
マイキー「そんな事、言ったって、兄貴はずっと側には、いてくれ
ねーじゃねぇかよっ!?」
真一郎「マンジロウ!?」

「ダッ(部屋を出て、外に行く。)」

355:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 08:14 ID:X1Y

マイキー「!」

「シューーーー(吹き出し花火の音)」

マイキー(そんな時だった、初めてカズトラと出会ったのは・・・
花火!俺と同じだ。コイツは何で、こんな所で?)

この出会いから、二人はいつも遊んだ。
心の寂しさを、まるで埋め合うかの様に・・・

マイキー(あの俺のバイクは、突然兄貴がくれた。)
真一郎「マンジロウ、話がある。お前の淋しさに気づいてやれなくて、
ごめん。その代わり・・・店でいつも、売れないバイクあってさ?
古いモデルだからダサくて、これをお前にやる!バイクはいつも、
側にいてくれる!兄貴の代わりに!」
マイキー「兄貴・・・っ!」
真一郎「それなら、淋しくないだろ?」
マイキー(くれたバイクは、2台。それも何か、嬉しかった。
で、その残りの一台は、カズトラがバジを紹介してくれたから、バジ
にあげたんだ。)

356:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 08:22 ID:X1Y

カズトラ(そうだ、懐かしいなぁ・・・前の思い出してると。)

そんな、ある日。

マイキー(今日も花火3人で、やりてぇよな?買って来た。
二人、喜ぶかな?)

カズトラが、一緒に同棲している、バジの実家へマイキーは向かう。

マイキー(ちょっと、驚かせる為に裏の窓から、コンコンやって
やっかなぁ〜?)

バジと、カズトラの部屋は、裏手の方だ。
当初は、驚かせる為だった。

マイキー「ん?え、あれって・・・何してっ!?」

マイキーは、マズイものを、目撃してしまった。

「トサッ(花火の入った袋を、地面に落とす音。)」

慌てて、姿を消すマイキー。バジは、外の微かな物音に気づく。

357:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 08:48 ID:X1Y

ケイスケ「ん?何だ?外か、音したな?誰か、来てたか?」

「ガチャ(家のドアを開ける音。)」

ケイスケ「は、花火・・・?ま、まさか・・・マイキー??」

戻ったマイキーは、自分の家にやって来た。
 
真一郎「あれ?マンジロウ、もう帰って来たのか?早いな・・・。」
マイキー「・・・(顔面蒼白)」

そこへ、マイキーの元に、バジからメールが。

ケイスケのメール「なぁ?マイキー、さっきこっちに来てたか?」
マイキーのメール返信「見てないっ!俺は何も見てなかった!見てないっ、見てないっ!見てないっ!!」

ケイスケ(見たんだな、マイキー(泣)最悪だ。隠してたのに!バレる
とか!?)
カズトラ「どうしようっ!?マイキー、もう関わってくれなくなるん
じゃあ〜??」

358:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 08:54 ID:X1Y

ケイスケ「様子見・・・だな。お互い、今は、距離を置こう!
その方がいい!」

それから3日後。

マイキー(バイクで走ってよう、あれから二人とは、マトモに話を
出来てない。)

「ブォオオオ(バイクの走る音)」

マイキー「ん?」
ケイスケ「あっ・・・!」

マイキーの走る、バイクの左隣を、バジとカズトラが、二人乗りで
バイクで同じく走行途中だった。
偶然にも、出会ってしまった。

マイキー「えっ・・・(顔面蒼白)」

マイキーの乗るバイクだけが、スピードを落として二人の視界から、
消える。
ケイスケ「今の・・・マイキー、だったよな?」
カズトラ「うん・・・(汗)」

359:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 15:00 ID:X1Y

マイキー(もう、ずっとこんなの何か嫌だな。よし!) 

ブォオオオ

マイキーは、バジ達のバイクの横に、自分のバイクも
つかせて、同じスピードで走らせ、走行する。

マイキー「ダチ、やっぱ続ける!いつから、付き合って
たんだ?」
ケイスケ「俺達・・・、兄弟なんだ。母違いの。」
マイキー(ん?兄弟?恋人?兄弟?恋人?えぇ!?)
ケイスケ「性犯罪者に、カズトラがトラウマを持って
以降、記憶は戻ったけど、あれから悪夢をみる日々は
続いた。」
カズトラ「ずっとトラウマが、治らなかったら、どう
しよう?って不安になった。ネットで調べてみたら、
トラウマを荒療治で治すって、情報見てさ?」
マイキー「荒療治?」
ケイスケ「一度、体験した傷と、同じ種類の傷に、
今度は自分から受け入れた上で、また体験するって方法。平気になるまで、何度も更に繰り返すんだ。」
マイキー「そんなんで、治んのか?」
カズトラ「今、だからやってる最中。」
マイキー「父さんは、知ってんのか?それ。親は?」
ケイスケ「いや、言ってねぇ。」

360:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 15:08 ID:X1Y

しかし、その何日後。
恐れていた事態が、発生する!

カズトラ父「カズトラ!?」
カズトラ「!」
カズトラ父「探偵雇って知ったが、ケイスケと同棲しているだとっ?」
カズトラ「え・・・。」
カズトラ父「ゆるさんっ!こっちへ来い!!」

前髪を、掴まれて無理やり、連れて行かれる。
ケイスケは、丁度いない時だった。

ケイスケ「カズトラ〜♫あれ、いない・・・?どうなって(汗)」

探しても、探しても、見つからなかった。
その頃、カズトラは父さんの家にいた。

カズトラ父「携帯は、取り上げるっ!外へは、出るなっ!?このっ
馬鹿息子がっ!?」
「バキッドコッ(殴ったり、蹴る音。)」
カズトラ(まただ・・・また、この感じ。バジ・・・助けてっ・・・)

361:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 15:16 ID:X1Y

ケイスケ「どこ行ったんだ!?カズトラっ!」

マイキーも、携帯で呼んだ。

マイキー「バジ、カズトラは、もう心は治ってるよな?鬱病とか。」
ケイスケ「あぁ。」
マイキー「だったら、自分でいなくなったり、するか?」
ケイスケ「いや、考えられねぇ。」
マイキー「心当たりは?」
ケイスケ「そうだな。何となく・・・父親、かもな?」
マイキー「父親?」 
ケイスケ「あの男には、虐待癖があるんだ。一度、前にカズトラから
聞いた。暴力、振るわれてたってな?」
マイキー「暴力?ヤベェな、それ。助けに行かねぇと。」

夜になって、カズトラの父親の家へ、やって来る。

ケイスケ「どこが、カズトラの部屋だ?」
マイキー「あそこだ。手前の上!小学校の時に、よく遊びに行ったから
分かる。」
ケイスケ「よし・・・。」

362:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 15:24 ID:X1Y

「コツンコツン(小さな小石が、窓にぶつかる音。)」

カズトラ(ん?何の音だ?窓の方だ。あ、あれは!?マイキーとバジ?)
ケイスケ「下に落ちろ(小さな声。)」

マイキー達は、地面に敷布団を敷いて、下に飛び降りる様にオーライ
オーライのポーズ。
カズトラは、コクンっと頷いた。

「バッ!(飛び降りる)トサッ(無事に着地。)」

ケイスケ「よし!行くぞ!?ん?カズトラ、その顔、どうした?」
カズトラ「父さんに、やられた。」
マイキー「バジと話して、また俺の所に来ないか?その方が、安全だ。」
カズトラ「分かった、そうする。」

次の日。

カズトラ父「ケイスケ!?カズトラは、どこへやった!?」
ケイスケ「何の事だ?」

363:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 15:32 ID:X1Y

カズトラ父「昨日から、消えたんだ!」
ケイスケ「中、見るか?来てないぜ?きっと、あんたの所にいたくない
から、家出したんだ。」
カズトラ父「くっ・・・。」
ケイスケ「俺もカズトラは、心配だ。探してるよ。」

その頃、マイキーの所では。

マイキー「兄貴、あのさ・・・また前の泊めた、カズトラなんだけど
また、泊めたいんだ。今は、メンタルの傷は治った。今度は、親から
の虐待でさ?エスカレートが、怖いんだ。」
真一郎「マンジロウ、虐待は犯罪だ。警察の方が、いいんじゃないか?」
マイキー「いや、出所したら父親が、また何するか・・・このままが
いい。」

別の日。

マイキー「なぁ?兄貴、兄貴のバイク店で仕事したいな。
前にバイクを貰ったろ?で、カズトラも働きたいって。」
カズトラ「タダで、泊めてもらってるんで。」

364:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 15:38 ID:X1Y

その後。

ケイスケ(マイキーから、メールだ?今、俺達二人で、バイク仕事を
してる。俺抜きでっ!?)

そして、ケイスケも加わった。

ケイスケ(俺は、店の店員。)
カズトラ(俺は、掃除係。)
マイキー(俺は、バイク店のチラシ配り。)

その夜。

「シューーーー(吹き出し花火)」

カズトラ「飽きないなぁ〜花火!」
ケイスケ「本当っ!!」
カズトラ「何度でも、見てられる。」
マイキー「落ち着く。」
ケイスケ「カズトラ?どうして、父さんはお前を、連れて行ったんだ?」
カズトラ「そっ、それはバジとの、同居が許せないって。愛人の子だからって。」
マイキー「それだけでかよ。(汗)」
カズトラ「うっ・・・。」

365:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 15:48 ID:X1Y

「ドサッ(カズトラが、倒れる音。)」

ケイスケ「カズトラ?何が・・・どうなって?」
マイキー「電話だ!バジ?」

病院へ、やって来ると・・・。

ケイスケ「カズトラの検査して、エイズって?」
病院の医師「心当たり、ありますか?」
ケイスケ「あ、あり・・・ます。肉体関係持ってます、俺と。」

ベッドの上で眠る、カズトラの隣でケイスケはーーーー・・・

ケイスケ(カズトラは、俺のせいで?でも、コ○ドームは、ちゃんと
してたのに。それでも、駄目だった?)
マイキー「バジ、でもエイズって死ぬんじゃないよな?薬あれば。」
ケイスケ「あぁ、そうだけど。でも、俺のせいだ。」
マイキー「いや、分かんねぇよ。カズトラは、前に性事件の奴に
されてた。そいつがやった時じゃねーか?」
カズトラ「二人共、心配かけて、ごめん!本当は、前から少し・・・
体がおかしいのは、気づいてたんだ。」

366:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 15:54 ID:X1Y

ケイスケ「そうだったのか?カズトラ・・・。」
マイキー「気づかなかった。」
カズトラ「怖くて、黙ってた。薬あれば、死なないから良かった。」
ケイスケ「そうだ。今はバイク店で、仕事して金は、どうにかなる。
これからも、よろしくな?」
カズトラ「うん。」

その後は、退院したカズトラは、ケイスケの元へ戻る。

ケイスケ「おかえり!」
カズトラ「久々の家だ。」

その頃、マイキーは・・・

真一郎「マンジロウ、これから電話で、客のバイクの件で行って来る。」
マイキー「あぁ!」
真一郎「店、よろしくな?」
マイキー(バジと、カズトラは今日は、休みだ。)

「チャリン(ドアの開閉を知らせる音。)」

マイキー(ん?)

367:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 16:02 ID:X1Y

客1「店員、一人か?金よこしな?」

「ジャキッ(ナイフを見せつける音。)」

マイキー「!・・・金は、やりません。その代わり、拳ならあげますっ!!」

「バキッ(拳がヒットする音。)」
「パンッ(銃の発砲する音。」 

マイキー「う、じゅ・・・銃??(顔面蒼白)」

その頃、ケイスケ達はーーーー・・・

ケイスケ「ん?電話だ。マイキーの兄貴の真一郎君だ。もしもし?
えっ?マイキーが撃たれたっ??病院にいる?今、そっちに行きます!」
カズトラ「バジッ?マイキーは、無事なのか?」
ケイスケ「分からねぇ、行くぞ!カズトラ!?」

病院の病室へ・・・!真一郎もいる。

ケイスケ「マイキー?」
真一郎「店、一人でいる所に泥棒がやって来て、マイキーに銃がかすった。相手は、捕まったが・・・マイキーは目を覚ますか、まだ分からない。」

368:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 16:10 ID:X1Y

マイキーは、なかなか目覚めなかった。
倒れた際に、頭も打ったと。
その夜・・・。

「ヒュウーーーー(病室のすぐ近くから、花火が上がる音🎆)」

ケイスケ「は、花火だ!?」
カズトラ「そういえば、今日は港花火大会が、あったんだ!
マイキーと、3人で行く予定だった・・・。」
ケイスケ「ここからでも、見えんだな?病院の4階だからか?
マイキー?花火大会だぜ??行きたかったよな?」

「ドォーーン🎆ドォーーン🎆」

マイキー(花火の・・・音?そういえば、俺達っていつも、
暇さえあれば花火、3人でやってたっけ?)

「ドォーーン🎆ドォーーン🎆🎆」

カズトラ「・・・。」
ケイスケ「ねみぃな、疲れた。」

369:影虎◆Vs hoge:2023/08/09(水) 16:16 ID:X1Y

打ち上げ花火も、終わりを迎えた頃ーーーー・・・

マイキー「パチ(目を覚ます音。)花・・・火?」
ケイスケ&カズトラ「マイキーッッ!!」

花火大会には、行けなかったけど
マイキーが目覚めてくれた。
それがバジと、カズトラは嬉しかった。
その後、マイキーは無事に元通りに!

マイキー「この通り、元気だっ!!」

ブォオオオ

ケイスケ&カズトラ「ヒャッホー!」
マイキー「はは!(笑)」
ケイスケ「なぁ?マイキー・・・来年は、花火大会行こうな?」
カズトラ「約束だぞ?」
マイキー「あぁ、来年な!?」

道路で、バイクを走らせながら3人は、そう約束した。
花火の日に起きた、そんな奇跡のお話。


完結。

370:影虎◆Vs hoge:2023/08/12(土) 07:30 ID:X1Y

書く前に、また追加補足!!
原作では「悪行動」を取らないはずの登場人物が
「悪の思考」に染まったりするんですが、その理由は
「ブラックコスモ」と、言う名のオリキャラが、
「黒い衝動」を発動させているせいです。(その特定の
キャラ達に)だから、本当にそのキャラが悪って訳では
無いので、誤解しない様にね!?
そして、今回は新たなキャラ・キサキ テッタ(3番隊長設定)も、登場します!後、ケイ君は原作が既にBL風に
描かれているんで、影響されてか?作風もBL路線で進んでいくんで、嫌いな人は見ない様に!
そして、この東京リベンジャーズは変則的に進むんで
一々、設定がその都度、変わっていく仕組みです!!
(登場人物も変則的に変わります)
だから、もう「花火〜」の流れじゃなくなってるんで
よろしくお願いします!じゃ、投稿します!

371:影虎◆Vs hoge:2023/08/12(土) 07:41 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ】

マイキー「カズトラ、もっと泣けよ!」
カズトラ「ううっ(泣)」
マイキー「苦しめよ!殺した兄貴の分も。俺は許せねぇ
、ずっと、ずっとだ。」
カズトラ「ま、マイキー・・・。」
マイキー「兄貴を殺されてから俺はっ!眠れなくなっ
た!全部っ全部っ、兄貴が死ななきゃ!?」

「ドゴッバキィ(バットで殴る音)」

特攻仲間1「バジッ!?何してんだ!!おいっ?」
特攻仲間2「大変だぁーーーー!?」
マイキー「?」
特攻仲間2「バジがっキサキをっ!!?」

あの日、バジはバットでキサキを殺した。

マイキー「ば、バジ・・・?」
カズトラ「・・・・・・っ??」

殺した事で、刑務所に入った。
面会にマイキーは、やって来る。

マイキー「何でだ?バジ・・・キサキを??」

372:影虎◆Vs hoge:2023/08/12(土) 07:52 ID:X1Y

ケイスケ「マイキー、キサキはお前の敵だ。兄貴を、カズトラに
殺させた黒幕。3年前の事、覚えてるか?あの日、マイキーの兄貴が
死んだ日。カズトラがマイキーの兄貴を、殺したのはキサキが裏で
カズトラを脅していたからだった。」
マイキー「は?」
ケイスケ「そうしないと、「バジをリンチにかけて死なす」ってなぁ!?」
マイキー「・・・っ!」
ケイスケ「俺はカズトラとの、手紙のやり取りで知った。
そう、あの事件の真相をっ!だから、キサキだけは許せなかった!
カズトラの件でっ・・・。」

3年前、マイキーの、兄である サノ 真一郎は死んだ。
その日、マイキーの誕生日にパブをプレゼントしよう!と盗みに
入ったバイク店が、真一郎の働くお店だった。
バレたと思ったカズトラが、当初は真一郎を気が動転して殺したと
思われていたが、ケイスケの話によると裏があった様だ。

373:影虎◆Vs hoge:2023/08/12(土) 08:01 ID:X1Y

そして、真一郎殺害容疑でムショに、入っていたカズトラが出所した日、
マイキーは仲間を使って、カズトラを拉致らせた。

回想

カズトラ「!(数人の東卍メンバー達!?)」

既に兄貴を殺されてからのマイキーは、かなり心を病んでいた。

マイキー「カズ・・・トラ(怒)」
ケイスケ「マイキー、カズトラをどうするつもりだ?」
マイキー「・・・・・・」
特攻仲間1「連れて来ました。マイキー。」
カズトラ「・・・(恐怖の表情)」
ケイスケ「カズトラ・・・。」
マイキー「3年・・・ぶり、か?カズトラ?兄貴を殺して生きてる?
ふざけんなよ、一生苦しませてやるっ!今日から俺のサンドバックと
性の相手だ。ずっとな。罰だよ、それが。」

ここから、カズトラの地獄だった・・・

「ドゴッバゴッ(カズトラを殴り蹴る音)」

374:影虎◆Vs hoge:2023/08/12(土) 08:09 ID:X1Y

カズトラ「うっ・・・。」
マイキー「起きろよ、カズトラ。まだ平気だろ?フ◯ラしろ。」
カズトラ「コクン(恐怖でほぼ、言いなり状態)」
ケイスケ「!?(皆の見てる前で、やんのか?マイキーの奴、これ
完全に見せしめ目的だよな?・・・。)」
マイキー「いいか?飲めよ、全部だ。じゃないと、殴る。」
カズトラ「ゴクンッ(うえ〜〜)」

マイキーはその後、性行為にも及ぶが、周りで見ている特攻仲間は
完全に引いていた。
しかし、それもこれもマイキーの心の闇がそれ程、深いと言う事を
同時に意味していた。

ケイスケ「マイキーっ・・・カズトラっ・・・!」

マイキーは不安定になった。心をそうする事で保ってるんだ、
ケイスケには、そう映った。
こうなる前の二人の仲を知っているケイスケだけは、複雑な様子で
その光景を見る。

375:影虎◆Vs hoge:2023/08/12(土) 08:17 ID:X1Y

ケイスケ「なぁ?マイキー・・・いくら何でも、やり過ぎじゃねぇか?」
マイキー「アイツは俺の兄貴、殺したんだぜ?バジ、どっちの味方なん
だよ。」
ケイスケ(カズトラ・・・)

やがて、この繰り返しで、カズトラの心も壊れていった。

カズトラ「もうっもうヤダ!こんなの耐えられないっ!!マイキーっ
いっその事、もう殺してくれよ!??」
マイキー「はぁ?何言ってんだ。結局、お前は自分が楽になりたいだけ
だろっ?自分っ自分っ自分の事ばっか・・・死にもさせねぇ、
殺しもしねぇ、一生苦しめ、カズトラ。」
カズトラ「うううっ・・・(恐怖の表情)」
マイキー「バジ、カズトラが逃げない様に見張っとけよ?出かけてくる。」

マイキーは、その場を離れる。

376:影虎◆Vs hoge:2023/08/12(土) 08:27 ID:X1Y

カズトラ「バジッバジッ!」

地面を引きずりながら、カズトラはケイスケのいる側まで
やって来た。

ケイスケ「カズトラ!?」
カズトラ「バジが殺してくれよっ!?もう無理だよっ!!こんなのっ」
ケイスケ「それは、出来ねぇ・・・分かるよな?カズトラ、俺には
お前を死なすのはっ・・・。」
キサキ「バジ?カズトラ、死にたがってるなら、殺してやれよ?
死んで楽にしてやれ。仲のいいお前なら、やれるよ。」
ケイスケ「はぁ?キサキ・・・。(そもそもコイツ、裏で何考えてる
?よそのグループと一緒にいる所を見たぜ?本当は企んで?マイキーの味方か?)」
カズトラ「バジッ!?助けてくれよっ!?」
ケイスケ「・・・カズトラ、辛くても俺が側にいる!ずっとだ!!」
カズトラ「バ・・・ジ。」
キサキ「・・・・・・。」

その夜。

ケイスケ「ん?キサキ、どこへ行く?」

377:影虎◆Vs hoge:2023/08/12(土) 09:00 ID:X1Y

キサキ「バジが、カズトラを殺せば後は、バジはムショ。
マイキーには、バジが兄貴の件でカズトラを操って殺させた犯人って言っておく。そして、マイキーには、その後
バジ殺させる。そうなれば、邪魔者は消える、ん?
不審に思われないかって?大丈夫だ、今のマイキーは
よっぽど、兄貴殺されて精神が病んじまってる。
知ってるか?半間、精神病んだ奴程、言いなりにさせや
すいって。そ、心不安定だから、ただでさえ。」
ケイスケ(ん?今、電話の相手を半間って言ってたか?
ちょっと、遠くて聞き取りにくい。誰と電話してる?
何だ?今の電話のやり取り。キサキは、敵?)
キサキ「バジを、殺したマイキーはムショ行きだから、
東卍は乗っ取れそうだな?」
ケイスケ(俺がカズトラを操らせたってデマをマイキーに
吹っかける気か!?キサキの思い通りには、させねぇ!)絶対な!?)

キサキの考えを説明すると
バジにカズトラ殺させる➡その間、マイキーにはバジが兄貴の事件の件で、カズトラを操っていたと伝える➡マイキーは、殺意でバジ死なす➡マイキーはムショ➡東卍乗っ取り完了。

378:影虎◆Vs hoge:2023/08/12(土) 09:10 ID:X1Y

別の日。

「ドガッバキッドゴッ(カズトラに暴行中の音)」

カズトラ(駄目・・・だ。力じゃマイキーに・・・勝て
な・・・い。ヤラれる・・・だけ・・・だ。)
マイキー「俺の兄貴を殺しておいて、謝りもしねぇ。
全部カズトラが自己中だからだ!いいか?これは罰だ。
罪に対する。」
ケイスケ「マイキー・・・、せめてコ◯ドームはした
方がいいんじゃ?」
マイキー「罰だから、しねぇよ?」
ケイスケ「・・・・・・。」
キサキ「正義も悪人も、両方自分を正当化する。
そういうもんだ。カズトラ、マイキーの兄貴殺したの
正当化したんだって?」
カズトラ「!」
キサキ「聞いたぞ?マイキーの前で言ってみろよ?」
マイキー「カズトラっ・・・!」
キサキ「どう、正当化したかを。」
ケイスケ「キサキ、ちょっとこっち来いよ?」
キサキ「?」
カズトラ「マイキーっ!?ちゃんと言う事聞くからっ!
怒らないでっ!?」

恐怖で支配されたカズトラは、マイキーに甘えて
媚びへつらう様になった。

379:影虎◆Vs hoge:2023/08/12(土) 09:18 ID:X1Y

ケイスケ「どういうつもりなんだよ!?キサキ?」
キサキ「何が?」
ケイスケ「わざわざ、あんな事を言わせる必要あるか?
マイキーは今、心が壊れてる。これ以上、怒らせるの
は、違うんじゃないか?」
キサキ「悪い悪い!どうかしてたよ!?」
ケイスケ「・・・・・・」
キサキ「カズトラが、マイキーの兄貴を殺しさえしなけ
れば、良かったな?バジ、お前も近くで見てたんだろ?」
ケイスケ「!そもそも、あれはカズトラに誘われたんだ。マイキーの為に、バイクをって。俺は止めた。」

回想

ケイスケ「カズトラ、さすがに盗むのは止めようぜ?
それに何でお前、バットなんて持ってんだ?」
カズトラ「見つかったら・・・ヤバいから。」

しかし、その後真一郎にバレたのでーーーー・・・

ケイスケ「止めろーーーー!!」

380:影虎◆Vs hoge:2023/08/13(日) 18:16 ID:X1Y

カズトラは、持っていたバットで、真一郎の頭を
殴打して、死なせてしまうーーーー・・・。

ケイスケ「何やってんだよ!?カズトラッ・・・この人
は、マイキーの兄貴なんだよ!!」
カズトラ「え?だって、そんな・・・マイキーの喜ぶ顔
、見たかったんだ。マイキーの為にって思って。この人
が兄貴だったなんてっ・・・。でも、こうしないと、
助からないから!」

回想終了。

ケイスケ「今でも、そん時のバット持ってんだ。俺が。
カズトラがムショに入ってる間も。
真一郎君の件を、忘れない様にする為に。それが、この
バットで・・・。」

ケイスケは、キサキの目の前で、カズトラが真一郎を
殺したバットを見せる。

キサキ「普段から・・・それ持ってるとか、ちょっと
理解不能だね。」
ケイスケ「そうか?形見代わりみてぇな、もんだよ。
感覚的には。」

381:影虎◆Vs hoge:2023/08/13(日) 18:23 ID:X1Y

「ドゴッバゴッ(マイキーが、カズトラを殴り蹴る音。)」

キサキ「あーぁ、カズトラの奴、また殴られ蹴られてんね。」
カズトラ「ううっ・・・。」
マイキー「カズトラ、もっと泣けよ?」
ケイスケ「(キサキ・・・、俺は、敵のお前を今、この場で死なすっ!)」
キサキ「!?」

「ドゴッバキッ(ケイスケが、バットでキサキを殴る音。)」

ケイスケは、キサキを死なせたーーーー・・・。

ケイスケ(マイキー、カズトラ、悪い。俺は、こうする事でしか
もう、守れねぇんだ。)

回想

ケイスケ(カズトラが真一郎の事件の件で、ムショにいた時に手紙のやり取りをした。そん時にカズトラは・・・・・・)

382:影虎◆Vs hoge:2023/08/13(日) 18:35 ID:X1Y

カズトラの手紙内容「バジへ こんな事になって、ごめん。でも、
そうしないと・・・本当はあの店に、マイキーの兄貴いるって
知ってたんだ、初めから。だけど、殺さないとキサキからバジを
リンチにかけて死なすって、脅されてたから。だからやらないとって。」

ケイスケ「キサキが・・・?(キサキの目的は、分からなかった。
この頃。)何故、カズトラを利用した?キサキは?ただ、一つ分かった
のは、キサキは敵だ。カズトラがこの、事実を俺以外に言えないのは
言ったら、バジ死なすってキサキにまた、脅されてたからだった。
手紙の中なら、せめて俺には、大丈夫だろうってカズトラの判断だ。
過去のあのバイク事件の、カズトラの言葉の意味は・・・」

カズトラ「でも、こうしないと、助からないから(バジが)」

の意味で使われていた。

カズトラの手紙の内容「PS・でも、この事は他の皆には、言わないで
!キサキがっ!何を企んでいるのか、分からなくて怖いからっ!
カズトラより。」

回想終了。

ケイスケ(マイキー・・・、お前だけ何も知らないんだ。)
マイキー「バジッ!?何で、キサキを!?」

383:影虎◆Vs hoge:2023/08/15(火) 08:00 ID:X1Y

ケイスケ「マイキー、こうでもしねぇと、真実を知った
らお前がキサキを殺しちまうだろ?」
マイキー「!?何言ってんだ、バジ!?」
ケイスケ「罪を負うのは、俺だけで十分だ。」
カズトラ「バジ・・・ありがとう。助かったよ。」
マイキー「おい!たから何の話だっ!!答えろ!」
ケイスケ「・・・キサキは、東卍を裏切ってた敵でも
あり、お前の兄貴の真一郎を死なす様に、裏でカズトラ
を脅してた黒幕だ。俺自身もコッソリと、キサキが
敵のはずの半間に電話してる所を聞いた。」
マイキー「!??」
ケイスケ「本当の事を知ったら、兄貴の件で感情的に
なってキサキを殺してただろ?マイキー。だから、この
件は前からカズトラとやり取りしてたが、お前には言え
なかった。」
カズトラ「・・・・・・。」
ケイスケ「手紙では、カズトラからも言わない様にって
書かれてたが、俺は違う理由で言わなかった。」
マイキー「俺の代わりに殺された兄貴の黒幕のキサキを
殺したってのか??バジ・・・。」
ケイスケ「あぁ、そうだよ。だから、後悔してねぇよ。
ちゃんと、罪は償うからな?これからムショに自首しに
行く。」
カズトラ「バジ・・・っ!」
マイキー「・・・バジ。」
ケイスケ(これで、良かったんだよな?真一郎・・・。)

384:影虎◆Vs hoge:2023/08/15(火) 08:11 ID:X1Y

回想

キサキ「カズトラ、話があるんだ。」
カズトラ「ん?」
キサキ「バジの件でだ、マイキーには兄貴がいる。」
カズトラ「それが?」
キサキ「その兄貴をお前が殺して。じゃないと、バジをリンチして
死なす。」
カズトラ「えっ!?」
キサキ「バジを死なせたくないなら。」
カズトラ「何でっ!?マイキーの兄貴を殺さないと!?」
キサキ「マイキーの兄貴は邪魔してるんだよ。ヤンキーの新しいボス
やってんの気に食わないって。ブラックドラゴンのボスになって欲しい
からとかで。」
カズトラ「え・・・。」
キサキ「さすがのマイキーもウザがってたよ?真一郎の思い通りに
進んだら、東卍解散しちまうから。お前の為に作ったチームなんだろ?
カズトラ。だから、そのお前が邪魔な真一郎を消してしまえ。」
カズトラ「そんな事、マイキーは言ってたっけ?」
キサキ「自分の兄貴の件だから、仲間のお前らにも話しにくいんだよ。
こっちはたまたま話を知っただけ。」
カズトラ「・・・・・・。」
キサキ「マイキーがボス辞めたら、どの道、東卍は終わりだろうが?」
カズトラ「分かった、俺がやる。(バジは知ってるけど、真一郎さん
は知らない。死なすのは、情を感じなくてすむ方を選ぼう。)」

385:影虎◆Vs hoge:2023/08/15(火) 08:19 ID:X1Y

回想終了

その後、キサキ死亡のニュースがテレビでも報道されると
バルハラのグループ、半間もキサキの死にようやく気づく。
半間シュウジは自宅で、テレビを視聴中。

シュウジ「あれ?これってキサキじゃん?アイツ・・・殺された?
あーぁ、これ完全にコイツら、キサキを黒幕だって勘違いして
殺してんじゃん??浮かばれねぇな、アイツも。
ここは、こっちがネタバラシしてやるかぁー。ダリ〜。」

半間は、すぐに東卍のボスであるマイキーに話があると
呼び出した。
一対一で、話がしたいと。
その約束の日、二人の姿は、河川敷にあった。

マイキー「何だよ、話って?キサキとそっちが、つるんでたって話なら
バジに聞いたから、もういい。」
シュウジ「違う違う〜。」

386:影虎◆Vs hoge:2023/08/15(火) 08:27 ID:X1Y

マイキー「?まだ、何か別の話があんのか?話だけなら、聞いてやる。」
シュウジ「ダリィ〜けど、この際、キサキの為だから話す。」
マイキー「?」

それから、半間から話を聞いたマイキーは、顔面蒼白な顔つきで
刑務所に入っている、バジの面会に訪れた。

ケイスケ「どうした?マイキー・・・話があるって。カズトラと何か
あったか?」
マイキー「・・・バジ、聞いてくれ。キサキが敵じゃなかった。」
ケイスケ「!?」
マイキー「あの後、キサキとグルだった、半間と一対一で話して
分かった。知ってる真相を全部。」
ケイスケ「ど、どういう事だっ!?」
マイキー「分かっちまったんだよ、この一連の流れを考えた奴が。」
ケイスケ「誰だ?それは・・・。」
マイキー「それは、死んだ俺の兄貴だ。」
ケイスケ「!??何言ってんだ??」
マイキー「元々、俺がヤンキーに憧れたのは、兄貴がヤンキーを
してたから。」

387:影虎◆Vs hoge:2023/08/15(火) 09:08 ID:X1Y

マイキー「その後は、兄貴の許可ナシで、カズトラとブラックドラゴン
の件で、新しく俺達の東京卍を結成したろ?で、リーダーは俺。
兄貴は、どこかで嫉妬してた。本当はーーーー・・・。
弟に自分の立場を奪われたってな?兄貴の望んでたブラドラ入りも、
せずに何やってんだ?って内心の怒りもあった。」
ケイスケ「・・・。」
マイキー「そこで、兄貴はワザと、俺に大ダメージを与える計画を
考えていた。キサキに接触してカズトラを脅して、自分を死なす様に
流れを作ったんだ。」
ケイスケ「自作自演の死に近いな、それ(汗)」
マイキー「委託殺人みたいなもんだよ。つまり、あれは兄貴の望んだ死。
自分を死なす事で、俺の心に傷をつけ、その後は託されたキサキを
使って、俺を更に地へ落とす為に・・・東卍を崩壊させた後は、
キサキが新しいリーダーになるって流れでもあった。」
ケイスケ「マジかよっ・・・・・・。」
マイキー「本当に最悪だよ。悪いな、バジ?俺と兄貴の兄弟喧嘩に
巻き込んで。キサキ殺させちまって。半間がいないと、この真相、俺も
気づけなかった。」

388:影虎◆Vs hoge:2023/08/15(火) 09:14 ID:X1Y

ケイスケ(確かに・・・マイキーの心が病んだのは、真一郎君が
殺されたのがきっかけ、だ。それもこれも全部、望まれてた罠?
嘘だろっ!?もし、カズトラとの手紙のやり取りを聞かせたら、
マイキーがキサキを殺しちまう所だったんだ。これも罠、か?)

あまりの信じられないマイキーの告白に、動揺を隠せない様子の
ケイスケ。

ケイスケ「マイキー・・・、死ぬなよ?ショックがデカ過ぎるだろ。」
マイキー「あぁ、そうだな。カズトラにも悪い事しちまった。
罪は償うよ、これから・・・、カズトラにも。」

その後。マイキーは、カズトラを呼び出す。
 
マイキー「カズトラ、ごめんな。本当に。」
カズトラ「え?」
マイキー「そもそも、俺の兄貴が全部、黒幕だった。お前は、悪く
ないよ。カズトラ・・・。」
カズトラ「!!?」

389:影虎◆Vs hoge:2023/08/15(火) 09:22 ID:X1Y

そして、マイキーは、真一郎の眠る墓の前へ、やって来た。

マイキー「兄貴・・・(怒)黒幕のクセしてっ!?何勝手に死んでんだよ
っ!?傷だけ残しといて、ふざけんなっ!!俺がこの真相を知って、死ぬ
のも、お望みかっ!?死なねぇからな!!これからも俺は東卍を引っ張る!!」

今回の事で、相当の覚悟をマイキーも抱いた様だ。
それから時は流れ・・・

マイキー「カズトラ、バジのいよいよ出所の日だな?」
カズトラ「あ!あれ、バジだ!?」
ケイスケ「会いたかったぜ!?マイキー、カズトラっ!!」

笑顔の表情のバジが、そこにはいた。
3人の絆が消える事は、この先も無さそうだ。

ブラックコスモ(へっへっへっ(笑)今回は、真一郎君を悪人にして
やったモ!次は誰にしようか?モ〜。)

そして、謎に包まれた、ブラックコスモもまた、企んでいる様であった。


完結

390:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 07:27 ID:X1Y

次の投稿で、また設定変わります!タイムリープあり!
オリキャラのホワイトコスモの登場!更にオリキャラの
ナオヤも登場(高校一年生)
では、投稿します!!

391:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 07:35 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ虎〜】

ケイスケ(この時、俺は14歳。あの日、ハロウィンの
日に・・・カズトラにナイフで刺されて死んだ。)
マイキー「ば、バジッ!?カズトラ、殺してやるっ!!」

ハロウィンの日に、東京卍対バルハラとの戦いの中、
バルハラ側のカズトラにバジは、やられた。
元々、カズトラは東卍にいたが、今はバルハラ側について
いる。
バジを殺された事で、マイキーは激怒して
カズトラをこの日、殺した・・・。
血のハロウィンと呼ばれ、最悪な年だった。

ケイスケ「(殺されて、俺が目を覚ますと・・・)
どこだ?ここは?何故、裸?ん?」

見慣れない存在が、そこにはいた。
丸くて、白いフワフワと、漂う謎の球体がいる。

ホワイトコスモ「バジ様。」

392:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 07:46 ID:X1Y

ホワイトコスモ「ここは、コスモステーションです。待っていました。
選択で、選べるのは2つあります。@タイムリープして、未来を変える
。A新しく別の来世へと、ワープする。(輪廻転生)」
ケイスケ「じゃあ、@で。まだ、心残りがあるんだ。」
ホワイトコスモ「タイムリープの場合は、過去に戻り同じ世界に、二人
のバジがいる事になります。大人のバジと少年のバジ。戻る日は、
殺される少し前です。そこから、スタートします。
いいですか?」
ケイスケ「はい・・・。(俺が次に目を覚ました時には・・・過去に戻っていた。)」

辺りは、全く知らない部屋。

ケイスケ「おぉ!?タイムリープ、成功か?大人の俺!ここは、何処だ?母ちゃんがいねー。そうか、大人の俺だから一人で住んでる?キョロキョロ(周りを見渡す。)」

部屋を、しばらく歩いて観察中。

ケイスケ(ふーん。ここの家には、地下があんのか。どうする?未来を
変える為に・・・。ここの地下、上手く使えねぇか?)

393:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 07:53 ID:X1Y

ケイスケ「未来を変える為には、バジとカズトラを出会わない様に
しねぇと。カズトラがムショから、出所するまでもう少し、か?
よし、良いこと思いついたぜ!」

地下に檻を設置して、トイレも用意、冷蔵庫も用意、ベッドも用意した。
後は・・・・・・。

「チャラララ〜♫(携帯の着信音)」

ケイスケ「ん?電話か、誰だ?はい、もしもし?え?バジです。」
ナオヤ「バジさん?明日、店に来れますか?」
ケイスケ「店?」
ナオヤ「ヤダなぁ、ペットカフェですよ!?」
ケイスケ「ぺ、ペットカフェ??」
ナオヤ「オーナーでしょうが!バジさんは??」
ケイスケ「店って、何って名前だっけ?」
ナオヤ「ワンニャンカフェです!」
ケイスケ「あーー!そうだったな?ワンニャンカフェか!はは(笑)
最近、記憶がボケてんな、俺。」

394:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 08:03 ID:X1Y

ケイスケ(そうか、大人の俺はペットカフェのオーナーだったか。
ネットで検索して、調べて明日行くか。)

次の日、ペットカフェのワンニャンに出向いた。
看板には、魚のイラストと骨マークのイラストが、施されて
字で「ワンニャンカフェ」と表記されている。店の中へ、バジは入った。

ケイスケ「良い場所だな?猫と犬、両方見れんのか。(大体は分かった。大人の俺は、一人暮らし。そしてペットカフェのオーナー。)」
ナオヤ「バジさーん!?待ってましたぁ〜!」
ケイスケ「・・・誰だっけ?」
ナオヤ「ナオヤです!!酷いですよ!?忘れるなんて!」
ケイスケ「悪い、ここ最近ボケてきてんだ。」
ナオヤ「それじゃあ、記憶喪失じゃないですかぁ〜〜(汗)」
ケイスケ(仕事も終われば、カズトラの出所する日は、大体分かってる。明日だ。よし・・・・・・)
ナオヤ「バジさん、何スかね?そのメガネ・・・。」
ケイスケ「イメージチェンジだ!」
ナオヤ(何か、中身が別人な気がする(汗))

395:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 08:12 ID:X1Y

ケイスケ(車も運転してる!白い色の車だ。運転操作は、何とか体が
覚えている仕掛けで、操縦可能だ。一瞬、運転出来ないんじゃないか?
と焦った。)

「ゴォォォ(車を走らせる音)」

ケイスケ(何とか、東京卍対バルハラの、戦いになる前にカズトラを
・・・・・・。)

それから、カズトラ出所の日がやって来た。

カズトラ(ムショにいる時、バジから手紙がいっぱいきたなぁ?
久々の外だ!!ん?白い・・・車??)

「キッ(車の停まる音)」

大人バジ(ここからは、大人バジだけこの名前表記。)「カズトラ君、
バジ君分かる?俺ね、そのバジ君に頼まれて、君の事を車で連れて来て
欲しいって。ほら、手紙もあるよ!!」
カズトラ「「カズトラへ、出所おめでとう!俺ん家来い。」バジの字だ
!分かった、乗る!!」

396:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 08:20 ID:X1Y

カズトラは、迷いなく乗り込んだ。もちろん、この手紙は大人バジが
書いたモノで、中学生バジの方では無い。

「バタン(車のドアを閉める音)」

大人バジ「(よし。)はい!これ、飲み物。コーラだよ?」
カズトラ「コーラ!好きなんだ。」

「ゴクンゴクン(コーラをストローで吸う音)」

カズトラ「あれ?何・・・か、眠・・・く。」
大人バジ(睡眠薬、上手く作用したか?家にこのまま、連れて帰る。)

こうして、カズトラ出所の日。その日、カズトラは消えた。
少年の方のケイスケはと言うとーーーー・・・。

ケイスケ「カズトラが消えた?どうしてだ?出所したすぐにっ!?
何故っ??俺に何も言わずにっ・・・。(手紙だって、いっぱい書いた。消えるなんて、おかしい。カズトラを探そう!!)」

397:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 08:33 ID:X1Y

ケイスケは、東京卍のリーダー、マイキーの家の前で、待ち合わせ。

マイキー「バジ?」
ケイスケ「話がある。マイキー、カズトラが消えたんだよ。なぁ?
兄貴をカズトラに殺された件で、お前相当キレてたよなぁ?出所した日
、カズトラを呼び出して殺したのか、マイキー??」
マイキー「!?はぁ?俺がカズトラを殺した?本気で言ってんのか? 殺してねぇよ!どこにいるかも分からねぇ。」
ケイスケ「そうか。俺は、カズトラを探すっ!」
マイキー「バジ・・・・・・っ。」

カズトラのチラシを必死に、道行く人に渡すケイスケ。

ケイスケ「お願いします!見かけたら、情報を!あ、あの!これを・・・。」
大人バジ「!(中学生の頃の俺?)」
ケイスケ「俺のダチが行方不明なんです!見かけたら、お願いします。」
大人バジ「そうか。カズトラを少年の俺は、探してるか。」

カズトラ用のホームページも作った。
その名も「カズトラチャンネル」
カズトラの顔写真と、年齢と「いなくなった俺のダチです、情報待って
ます!」メール受信者「バジ ケイスケ(14歳)少しでもいいです、
似てる奴見かけたら、俺に情報を下さい!」

398:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 09:06 ID:X1Y

東京卍メンバー1「なぁ?マイキー、あれってバジじゃん?」
東京卍メンバー2「本当だぁー。」
東京卍メンバー1「何してんだ?」
東京卍メンバー2「チラシ配りしてる?」
東京卍メンバー3「聞いた?まだ、カズトラ見つかってないって。」
東京卍メンバー2「マジかよ!?」
マイキー「バジ・・・。」
東京卍メンバー3「バジのホムペは見たか?カズトラの情報。」

マイキーは、ケイスケの元に近づくと・・・・・・

マイキー「バジ、一緒にチラシ配るの手伝うよ。一人じゃ、大変だろ?」
ケイスケ「ま、マイキー・・・。」

東京卍のメンバー総出で、探すが・・・それから2年経っても
見つからず、情報も集まらなかった。

マイキー「あれから、2年だぜ?これだけ、探してもいない。そもそも、
本当にカズトラは、行方不明なのか?」
ケイスケ「どういう意味だ?」
マイキー「バジ、本当はお前・・・カズトラを隠してんじゃあ?俺から
守る為に。一番、仲良かったからカズトラに頼まれたのか?
家に隠してくれって。」
ケイスケ「ま、マイキー(怒)」

「バキィ(マイキーの顔を殴る音)」

ケイスケ「ふざけんなよっ・・・見つからなくて、俺は苦しんでる。
今もずっと・・・。」

ケイスケの目からは、涙が流れていた。

399:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 09:15 ID:X1Y

ケイスケ(それから、俺とマイキーの間には、溝が出来た。
時間だけが過ぎて、カズトラを探すのは俺一人になっていた。
それぞれ、他メンバーも自分の目標や夢に向かっていたり、カズトラ
探しにいつまでもは、付き合わせてやれねぇ。)

誘拐されたカズトラは、2年前・・・
(回想)

カズトラ(んん?あれ、ここは何処だ?檻の・・・中??
バジはいない?どういう事だ。)
大人バジ「やっと起きたかい。カズトラ君。」
カズトラ「あ、あの!?これは、どういう??何でこんな所に!?
バジはっ??」
大人バジ「俺は、バジ君の親戚だよ。」

メガネを、外した状態の大人バジ。

カズトラ「顔っ、バジに似てる!?」
大人バジ「親戚だからね。」
カズトラ「え?(どうしよう、まさか・・・監禁されてるっ!?
だけど、詳しい事をこの人は言ってくれなかった。理由は、謎のまま
月日は流れてーーーー・・・。)」

400:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 12:16 ID:X1Y

カズトラ(このまま、ここにいるのは嫌だ!そうだ?
あの手でいこう!?)

大人バジが、仕事から帰宅すると・・・

大人バジ「か、カズトラ君!?」
カズトラ「ううっ、お腹が痛いよぉ!?すごくっ・・・
ハァハァ、助けて!あり得ないぐらい痛いっ!」

体をピクピクさせながら、地面に倒れて痛がる演技。

大人バジ(まさか、病気?ヤバい、今この場所から出す
訳には・・・。とは言え、万が一死なれたら・・・)

迷った末、バジは携帯で何処かに連絡を入れる。

大人バジ「もしもし?あの、伺いたいんですが、俺と弟は今、家出中で突然、弟が倒れて・・・。車で生活して
るんですが、車の中で先生に様子見てもらえるのは、
可能ですか?金は、渡します。」

この方法で、探していると許可してくれる所を
見つけた。

401:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 12:24 ID:X1Y

大人バジ「先生!こっちです。」
医者「うむ。」
大人バジ「どうですか?何か、分かりましたか?」
医者「倒れる前の様子は?」
大人バジ「はい、突然お腹を痛そうにして、気を失って倒れてます、
今は。どうですか?」
医者「脈も正常で、心臓も特には・・・。ただ、お腹痛いなら
ご飯は食べれないから、点滴した方が・・・。」
大人バジ「車の中で、してもらえますか?」
医者「いいよ。もし、もっと様子悪くなったら言ってね。」
カズトラ(この人、心配はしてくれてる・・・。)
大人バジ「ん?」

車の外へ、目をやると少年ケイスケが、たまたま近くを通りかかる。

大人バジ(もう一人の俺!?タイミング悪い時にっ・・・。いや、
あっちからは見えてない、セーフか。)
ケイスケ(カズトラ・・・。)

ケイスケは、気づかず通り過ぎた。
カズトラも、倒れてる演技で気づかなかった。
そして、家へと戻る二人。

402:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 12:32 ID:X1Y

大人バジ「カズトラ君・・・。」
カズトラ(駄目だ。助けを言えなかった。車の中でこの犯人ずっと、
側にいたから。失敗だ。)

それから、2年が経ち・・・。
(回想終了)

ケイスケ「マイキー、俺は東卍を出る。」
マイキー「!はぁ?カズトラの件でか?周りはもう、カズトラが死んだ
とか、カズトラが失踪したとか、騒いでるぜ?」
ケイスケ「それはねぇよ。俺には分かる。カズトラは、そんな奴じゃねぇ
。ペットショップやるよ、店員になる。」
マイキー「バジ、東卍はあれ以来、キサキの話でバルハラと手を組んだ。
お互い、ここからお別れだな?」
ケイスケ「あぁ、じゃあな。マイキー、キサキにだけは気をつけろ?
アイツは東卍にとって、敵かもしれねぇから。」

それから、16歳。ケイスケは、ペットショップで仕事をしながら、
カズトラを探し続けた。
そんな、ある日。
いつも通り、街頭でチラシ配りをしていると・・・(仕事休みの日)

403:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 12:41 ID:X1Y

医者「ん?この子、見たな。」
ケイスケ「!え?何処でですか?」
医者「一度だけ。確か、車の中で見た子に似てる。」
ケイスケ「車?」
医者「もう一人いて、父さん・・・いや、お兄さんで。」
ケイスケ「え?お兄さん、ですか?」
医者「うん、丁度黒髪でロングで、何か君に似てた。」
ケイスケ「俺に似てる?車の色や形って?」
医者「白で大きめの車体だよ。」
ケイスケ「歳は?」
医者「うーん、大体は20〜30代かな?」
ケイスケ(は、初めて・・・有力な情報だ。カズトラ、そいつは誰だ?
俺に似てる?)

カズトラチャンネルでは、早くもケイスケが
その有力な情報をホームページにアップする。
「新しい情報!カズトラと一緒にいる男・年齢は20〜30代。
黒髪でロング。白い大きめの車。俺に似てる(ケイスケの顔写真)」

それを、大人バジも携帯から見ていた。

大人バジ「!どこから、バレたっ!??(考えられるのは、あの医者か。一度だけ、カズトラを診察してもらったから。)」

404:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 12:52 ID:X1Y

大人バジ(今、バレる訳にはいかないんだ。こうなったら、よし。)

「ピロリン(携帯のメールの受信音)」

大人バジ(ん?メールだ、ナオヤか?)

ナオヤのメール「あの、カズトラ行方不明知ってます?何か、特徴が
似てません?つーか、黒髪でロングとか(笑)ほら、オーナーの車も
白で!?」

大人バジ「(ま、マズイ・・・。)もしもし?ナオヤ。冗談キツイぞ?
俺、いつもメガネしてるよな?髪もポニーテールでさ。違うだろ(笑)
白の車なんて、何処にでもある。」
ナオヤ「ですよねぇ?すみませーん、冗談です!でも、バジさんの
顔ってよく見た事ない。今度、メガネ外してもらえません?犯人の目は
茶色ですって。」
大人バジ「あぁ、明日、見せてやるよ。ナオヤだけに、特別だ。二人の秘密な?」

次の日・・・。

大人バジ「ほら!」
ナオヤ「え?バジさんの目って、黒っスか。普通っスね。じゃあ、全然違う!!うわぁ〜初めて顔見た。特に目は!!」
大人バジ(カラーコンタクトしといて、良かったぜ。)

405:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 14:23 ID:X1Y

その仕事帰り、青年ケイスケが、家から出る所を
待ち伏せる大人バジ。

ケイスケ(はぁ〜お腹空いたな。コンビニで買うか?かぁ
ちゃん、仕事が今日も遅いから。)
大人バジ「バジ君、だよな?」

「キキッ(ケイスケの側に黒の車が停まる(レンタカー)」

ケイスケ「えっ?誰(汗)(黒い・・・車?)」
大人バジ「君のホームページ見てるよ。カズトラ君の件
で。情報、持ってるんだ。ここじゃ、あれだから別の
場所で話そう?」

「バタン(ケイスケが車のドアを閉める音)」

疑いもなく、車に乗った。

ケイスケ「あの、車の中で話を聞きたいです!」
大人バジ「分かった。運転しながら話す。俺のね、知り合いの友人なんだけど、たまたまそいつの部屋に上がった
時にそこで見つけた。」
ケイスケ「見つけた?何を。」
大人バジ「「カズトラより」って書かれた手紙。」
ケイスケ「え!?」
大人バジ「俺の知る限り、そいつにカズトラって友人は
いなくて、最近カズトラ行方不明を知って、もしかしてって思った。」
ケイスケ「それで?」
大人バジ「気になったから、勝手に盗んで、今俺の家に
あるんだ。君なら知り合いだから、カズトラ君のなら
字とか分かるかな?と思って。」
ケイスケ「読みたいです!確認したい!」

406:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 14:31 ID:X1Y

大人バジ「喉とか、乾いてない?飲み物あるよ。」
ケイスケ「いえ、いいです。」

家に到着。二人は中へと、入っていく。

ケイスケ「あの、すぐその手紙を確認したいです!」
大人バジ「待って。まぁ、少し寛いでいきなよ。君、お腹空いてそう。」
ケイスケ「いえ、早く見たいんでいいです!!」
大人バジ「あれ?おかしいな。手紙が無い、どこにやったっけ?」
ケイスケ「俺も探します!」
大人バジ「思い出した!確か、地下にあるかも。一緒に来てくれる?」
ケイスケ「はい、いいですよ。」
大人バジ「先に中入って、この中だから。俺も後ろから行く。」
ケイスケ「こ、この先にあるんですか?」
大人バジ「あぁ、そうだ。物はこの先に・・・。荷物保管場所だ。」

奥へ進んで行くケイスケ。だが、そこには・・・

ケイスケ「え?か、カズ・・・トラ??」
カズトラ「!ば、バジッ!?」

探していたはずのカズトラの姿がケイスケの目に飛び込んできた。

407:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 14:39 ID:X1Y

ケイスケ「・・・・・・・・・。」
大人バジ「・・・。」

「ガンッ!(ケイスケの頭を後ろから殴る音)」

ケイスケは、床に倒れ込む。

カズトラ「止めて下さいっ!?何でっバジ殴るんですか!バジィー!!」

次に目を覚ました頃には、ケイスケも檻の中だった。

ケイスケ「どういうつもりだよ!?あぁ?(怒)こっから出せっ!!
何でカズトラを監禁してんだ!?」
大人バジ「俺は本当は、君達二人の母違いの長男だからだよ。」
ケイスケ&カズトラ「!」
大人バジ「俺、ケイスケ、そしてカズトラ。分かったのは、若い頃に
どうしても、父さんに会いたくて、調べたから。父と再会して、それから知った。弟二人がいると。俺はその頃、別のヤンキーをやっててさ?
キャットフィッシュっていう暴走族。同時に真一郎君のブラックドラゴンにも、関わってた。お前らの情報を真一郎君から、聞きたくて。」

408:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 14:50 ID:X1Y

大人バジ「しかし、俺のグループのキャットフィッシュで、東卍との
喧嘩で、弱そうなカズトラ君をリンチしよう、と話が進んだ。
それが嫌で、2年前に出所の日を狙って監禁した。
だが、その後はケイスケ君を拉致って、東卍フルボッコに話が進んだ。
次は、ケイスケを監禁しようと思った。全てはお前らを守りたかった
から。でもさすがに今俺は、グループから疑われてる。
裏切り者だと。立て続けにカズトラとケイスケ君がいなくなるんだ。
メンバーの中で、誰かが邪魔してるって。
多分、今後・・・家辺りを見張られる。お前らと一緒にいる事がバレた
ら、俺は殺されるな。お前ら二人もタダじゃ済まないだろう。
だから、な?大人しく、しててくれよ。
俺はお前らの敵じゃない。な?」

最後にそう言い終わると、大人バジは満面の笑みをみせた。
その後、マイキー達の方では・・・・・・

東卍メンバー2「なぁ?マイキー、あの後さ、バジもいなくなったって。
聞いたかよ?カズトラ見つからなくて、バジがついに鬱病になって
死ぬ事にしたって?」
東卍メンバー1「うわぁ!?それマジかよ?」
東卍メンバー3「一番探してたのバジだもんな。そりゃ、おかしく
なるって。」
マイキー(・・・・・・。)

409:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 15:00 ID:X1Y

大人バジは、青年ケイスケに手紙を書かせて、自ら望んで失踪した
との手紙を母親の住むポストへ、自ら届けた。

大人バジ(よし、大体は上手くいってる。これで、大丈夫だ。)

大人バジの頼みで、ホームページも閉じられた。
「しばらく、ホームページはお休みします。」

ケイスケ「一つだけ、頼みいいですか?話は分かった。せめて、この
地下の中だけでは、自由にさせてくれ。俺達は、外に逃げる気はない。
こんな檻の中とかは、ナシにしてくれよ?あんたの話、信じてるから
言ってんだ。」
大人バジ「いいだろう。」

二人の自由は、許された。

大人バジ「ただし、俺の仕事中は檻にいてくれ。それ以外の時なら、
部屋にいていい。」

それから、更に1年が経つーーーー・・・。

410:影虎◆Vs hoge:2023/08/16(水) 15:09 ID:X1Y

ケイスケ「あの、前から気になってたんですけど、何でこの家って
テレビ無いんですか?」
大人バジ「それは・・・ほとんど仕事行ってて、俺は疲れてるから、
家では静かにしていたいんだ。漫画や、お前らの欲しいもんなら
与えてやるよ!携帯&パソコン以外ならな?」
ケイスケ(気になってるのは、この人の詳しい情報が一切、見つからない
事だった。)

唾を飲み込み、ケイスケは問う。

ケイスケ「あんた、本当に俺らの兄貴・・・なのか?」
大人バジ「本名は、バジ ケイスケ」
ケイスケ&カズトラ「!?」
大人バジ「なぁ〜んて、嘘だよ!笑えよっ(笑)」

大人バジ(血のハロウィンの未来は変えた。マイキー達も変わりはない。
ただ、この世界ではカズトラとケイスケだけがいない。
そう、表面では大人のバジの俺はいるーーーー・・・。)


パンドラの箱(秘密)は、永遠に開かれない・・・。


完結

411:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 07:26 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ虎〜2】

大人バジ(さぁて、ケイスケ君は、自らの失踪だと見せか
けたものの、あまりに連絡無さ過ぎは、不審がられるな。)

そこで大人バジは、ケイスケの母親に手紙を届ける。
 
ケイスケ母「2通目からの、ケイスケからの手紙?」

もちろん、これは大人バジが、青年のケイスケのふりを
して、書いたものだ。本人は本人なので、字も同じ。

ケイスケの手紙の内容「母ちゃん、元気?あれから、
俺はとある場所で、家を借りて仕事しながら過ごしてるよ。携帯も、新しくしたから、携帯番号も書いておく。
返事のやり取りは、携帯でよろしく!ちょっとかなり、
今・・・心がヤバくて、一人になりたかったから。
でも大丈夫。もし、無理そうだったら、精神病院に通う
から。だから、母ちゃんは何も心配しないで。
そういう訳で、よろしく。  ケイスケより。」

412:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 07:35 ID:X1Y

ケイスケ母(心がヤバい割に、相手を思う優しさはある。やっぱり、
ケイスケね・・・。)

一方、青年バジは・・・

ケイスケ(ん?今、風呂に入ってるな?カズトラとあの男は。その隙に。)

「バッ(大人バジの携帯を手に取る音)」

ケイスケ(あの男の携帯!!ん?ロックがかけられてる(汗)誕生日?
いや、違うっ!クソ〜何だよ!?駄目だ!ロック解除出来ねー!!)

その時、ケイスケの後ろには、風呂から上がったばかりの大人バジが
いた。

大人バジ「どうしたの?ケイスケ君。」
ケイスケ「!いや、何かっ・・・携帯から音鳴ってた気がしてっ・・・
すみません!勝手に・・・。」
大人バジ「ふーーーん、音ね。あぁ、携帯会社からのメールだ。
いつもくるからね(笑)いつも着てるから、誰か気になっちゃった?」
ケイスケ「は、はい。」
大人バジ「悪いね、知り合いじゃなくて。あれ?どうしたの、震えてるよ?」
ケイスケ「何でも無いです!」

ケイスケは、大人バジから離れる。

413:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 07:43 ID:X1Y

次の日も・・・。

ケイスケ(そもそも、アイツ本当に俺らの長男かよ?クソ!本名が
見つからねー。何で、本名に関するの出てこねぇっ!?まさか、一々
それ系の捨ててんのか!?ガス代とか、電気代とか??)

「ガサゴソ(引き出しから、書類を探しまくる音)」

大人バジ「俺の部屋で、何してんのかな?ケイスケ君・・・。」

再び、ケイスケの背後には、大人バジの姿があった。

ケイスケ「か、カズトラに頼まれてホチキスを・・・。(ニコ)すみません、勝手に。」
大人バジ「そう〜、ホチキスならコレ。はい!」

大人バジは、ホチキスを手に取ると、ケイスケに渡す。

「スッ(ケイスケが、ホチキスを受け取る音)」

ケイスケ「あの、少し質問いいですか?」
大人バジ「ん?何かな?」

414:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 07:53 ID:X1Y

ケイスケ「キャットフィッシュにいながら、ブラックドラゴンの
真一郎と関わるってバレません?普通に考えたら。その間を行ったり
来たりって。両方のグループ同時に(汗)」
大人バジ「いや、バレなかったよ?何故なら俺は、ブラックドラゴンに
行く時は、キャットフィッシュの奴らに、こう言ってる。」
ケイスケ「?」
大人バジ「スパイとして、ブラドラに行くって。逆に真一郎には、
俺の弟の件で、話だけでいいから聞きたいっと接触してた。
真一郎とは、個人で関わってたから、あっちもオープンにして
していい話なら、してくれた。
可能な限り。ただ、当然カズトラ不明と、ケイスケ不明で
俺は今、キャットフィッシュから疑われてるけど(苦笑)だから、今
外に出るのはヤバいって話ね。俺と君とカズトラ君の命が。」
ケイスケ「・・・。」
大人バジ「それで、君等二人を監禁してるんだよ。キャットフィッシュにバレたくないから。それもこれも、長男として守りたいから。
分かった??」
ケイスケ「はい。」

その話を聞いても尚、大人バジを見つめるケイスケの目は、不信感を
漂わせている。
ある日のお風呂。大人バジとカズトラが、二人で入っている。

415:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 08:03 ID:X1Y

大人バジ「さ、カズトラ君・・・こっちだよ?」
カズトラ「・・・うん。」

「チャプン・・・(湯船に入る大人バジのすぐ隣を、体を密着させながら
カズトラの入る音)」

カズトラ(ち、近い・・・。)
大人バジ「(監禁してると、何かと恋人作れず、恋愛にも奥手だからなぁ。そもそも。)カズトラ君、恋愛した事ある?」
カズトラ「無いです。」
大人バジ「じゃあ、恋愛のAとBとCも、知らない?」
カズトラ「え、は・・・はい。」
大人バジ「こうやって、触られた事も無いんだ?」
カズトラ「は、はい(え、何か体を触ってる・・・?)」
大人バジ「大人として、教えておくよ!義務教育だから。それも。」
カズトラ「え?」
大人バジ「分かってるから、そういうの。」
カズトラ「あの・・・??」
大人バジ「いい?まず、これがA。」
カズトラ「!?」
大人バジ「そして、これがB。」
カズトラ「あ、あの!んっ!?」
大人バジ「そして、Cは、こうだよ。」
カズトラ「ちょっ、止め・・・っ!?」
ケイスケ「あーー!?テメェ何してんだっ!?カズトラに隠れて、変な事 してんじゃねー(怒)」

416:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 08:10 ID:X1Y

大人バジ「嫌だなぁ、大人として教えただけ。」
ケイスケ(こ、コイツ・・・まさか、ショタコンなのか??
そういや、誘拐された俺らの年齢も若い。まさか!?コイツの目的は、
ショタコンで若い俺らを誘拐して、監禁して外に出れない様にして
嘘の話を教えて、エロい事するのが目的っ!?
そして、過去にも同じ事件で捕まったから、その情報を隠すべく
本名も消して・・・る?)

顔面蒼白になるケイスケ。

ケイスケ(それとも、コイツ・・・他の男児は殺して?正体バレたから。
連続ショタ犯人なのか??)

バジ予想
それまでも、男児誘拐&監禁を繰り返す➡その度に、本名がバレて、死なす➡そして今、自分達二人もターゲットにされて監禁中。

ケイスケ(だから、名前も情報も隠すのかっ!?)

震えが止まらず、恐怖に包まれた。

417:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 08:18 ID:X1Y

別の日。

大人バジは、ケイスケの母親と携帯で電話する。

大人バジ「あ〜、もしもし?母ちゃん?手紙、読んでくれた?
そう〜今それで、」

コッソリと隠れて、ケイスケも内容を聞く。

ケイスケ(ん?電話の相手、俺の母ちゃんっ!?コイツ、俺に成りすまし
!?まさか・・・そうか!俺と顔や声が似てるから、周囲には俺に
成りすまして!?しかも、連続ショタ犯人だから、自分の本名を隠す為
に更に俺に、成りすまそうとして・・・クソッ!!)

「バッ(大人バジの携帯を奪う音)」

ケイスケ「もっ、もしもし!?母ちゃん、助けてくれ!今、誘拐されてっ俺に似てる顔の奴にっ・・・・・」

「バッ(大人バジが携帯を取り返す音)」

大人バジ「あ〜もしもし?母ちゃん。さっきのごめんね。」
ケイスケ(え?)

418:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 08:27 ID:X1Y

大人バジ「俺、手紙でも言ってるよね。心がヤバくなってるって。
だから、さっきのがそういう事。驚かせてごめんね。
だから、二重人格みたいに矛盾した発言する。
例えば、見張られてるとか、誘拐されたとか、監禁されたとか。
でも、気にしないで?それで、こういう姿を見せて心配させるの嫌だっ
たから、一人になったんだよね。」
ケイスケ(何言ってんだ?コイツッ・・・・・・)
大人バジ「時々、こういう事あるから、真に受けなくていいよ。
本当に警察に通報は駄目。じゃあね?」

「プツ(通話を切る音)」

大人バジ「ケイスケ君・・・、余計な事しないでくれるかな?」
ケイスケ「ごっ、ごめんなさいっ!(泣)携帯で久々に母ちゃんの声を
聞いてたら、話したくなってつい、俺・・・母ちゃん好きだから!
えぐっうぐっ(泣)」
大人バジ「そういえば、引き離してもう、1年経つかな?会いたくも
なるか。うんうん。さぁ〜あっちの部屋に戻ろうね、ここは俺の部屋
だから。」

泣きじゃくるケイスケの肩に手を乗せて、大人バジは部屋に誘導する。

419:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 08:55 ID:X1Y

ケイスケ(クソッ!もう少しで母ちゃんに助けてもらえたのにっ!?
しかもコイツのせいで、もう一回俺が同じ言葉を使ったとしても、
母ちゃんはすっかり、信じてくれなくなった!!
心の病気って思われて!?クソッ)
カズトラ「えっ?バジ、何で泣いてんですか?」
大人バジ「あぁ、ちょっとね・・・色々あって。二人で。カズトラ君が
気にする程の事ではないよ。大丈夫。」
カズトラ「??」
ケイスケ「・・・・・・っっ!」

更に別の日。

ケイスケ(待てよ?この男っ・・・頭いいだけで、力は弱いんじゃ!?
よしら力なら俺の方がっ!!)
大人バジ「ん?(振り向く)」

「バキィ!(ケイスケが大人バジの顔面を殴る音)ポト(メガネが落ちた音)」

ケイスケ(よし!クリティカルヒット!!)

大人バジ「ニヤ(不気味に笑みを見せる)」
ケイスケ「えっ!?(殺気を感じる)」

大人バジは、すぐにケイスケの背後に回ると、腕でケイスケの首を
押さえて、後ろから自分の足を使って足払い。
ケイスケは、倒れ込む。

ケイスケ「くっ・・・(床に倒れ込む)」

手だけは、後ろに大人バジが引っ張る状態で掴んだまま、自分の足を
ケイスケの腰付近に乗せる。動けない状態になってしまう。

大人バジ「あれぇ〜?どうしたのかな?ケイスケ君、今度は喧嘩でも
したくなったのかなぁ??」

420:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 09:03 ID:X1Y

ケイスケ(コイツ!?喧嘩もやるのかよ!??クソ!キャットフィッシュで鍛えたのか?考えてみれば、真一郎から前に、キャットフィッシュって族とやりあったって話、聞いた事あるぜ。)

その後、大人バジはペットカフェへ出向く。

ナオヤ「あ、あれ?バジさん・・・その傷、」
大人バジ「あー。ちょっとやられちゃって。」
ナオヤ「え!?誰にっ??ヤンキーっすか?」
大人バジ「ん〜今は、言えないかな。」
ナオヤ「前々から気になってたんスけど、バジさんってあれっスか?
家に家族いたりするとか??」
大人バジ「何で?」
ナオヤ「え、だっていつも、帰り早かったり。休日も遊ばないとか?」
大人バジ「まぁ、家族という家族なら、いるのはいるよ?」
ナオヤ「やっぱ、そうッスよね??(休日にご飯食いに誘っても、
いつも断るから。)」

ナオヤから見た、バジは謎多き男だった。

ナオヤ「ペットカフェも週1回しか、休みないんで、キツイッスね。」
大人バジ「仕事は仕事だ。ヤルまでだ。」

421:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 12:27 ID:X1Y

その頃、カズトラ達はーーーーー・・・。

ケイスケ「なぁ?カズトラ、あの男怪しいだろ?何で
平気なんだよ(汗)」
カズトラ「え?あの人って、兄貴なんでしょ?それに
ここでの生活も慣れた!美味しいもん食えるし、ゲーム
遊び放題!パラダイスだよ!」
ケイスケ「・・・アイツの言ってる事、信じてんのか?
嘘だと思うぜ。本名明かさねぇし、変な事だらけだ。
(カズトラは、疑い持ってねぇのかよ?俺一人で、
何とかするしかねぇか。)」

その夜、大人バジとカズトラは、風呂に入ってる。

ケイスケ(待てよ?今の内に、外に出れねぇか?
入口のドアから・・・。)

「カチャ(玄関のドアノブを開こうとする音)」

ケイスケ(あれ!?変だっ、ドアが開かねぇ!ん?)

よく、見るとドアノブの上に何かが仕掛けられている。

ケイスケ(何だ、これ?ロック付きか!?そうか、ナンバーを打ちこまないと、ドアが開かない仕組みか!
だったら、窓は?)

窓の方から外に出れないか、試みるが・・・。

ケイスケ(よく、見たら・・・窓の外に鉄格子が!
しかも、ダブルでセンサーみてぇのもあって、下手に
窓を開くと音が鳴る仕掛けだ。逃げられもしねぇのか、
この家は・・・。)

422:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 12:38 ID:X1Y

そして、ケイスケの背後には、いつから風呂をあがってきたのか?
大人バジの姿がある。

大人バジ「言ってるよね、ケイスケ君?前に。キャットフィッシュに
疑われて、見張られてピンチだと。
もしも、万が一に俺が仕事に行ってる時も、この家に入られない様に
ドアと窓のセキュリティも万全なんだ。
身を守る為なら、当然。俺と、ケイスケ君とカズトラ君を守る為の、ね?」
ケイスケ「(はぁ?)ふざけた事言ってんじゃねーよ!(怒り)」
大人バジ「ん?」
ケイスケ「テメェの正体くらい、分かってんだよ!?こっちは!!」
大人バジ「へぇ〜、正体何の事かな??」
ケイスケ「本当は、キャットフィッシュに狙われてるのは大嘘っ!
目的は、別にあって、連続誘拐ショタ犯人!!
性的なのが目的だろ!?初めからっ・・・。」
大人バジ「ん?(汗)」
ケイスケ「今までの男児は、正体バレる度に殺したんだろ!?
だから、本名も情報も隠すんだ!?違うかよ?」
大人バジ「くっくっ、本っ当、面白いね〜(笑)ケイスケ君は!
何?俺が連続ショタ犯人に見える?そりゃ〜最近は、恋愛が御無沙汰で
ショタコンには、なりそうだけど(失笑)」

423:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 12:48 ID:X1Y

ケイスケ「!!?(何だ?)」
大人バジ「ま、青年はそれぐらい、考え持つ方が健全だと思う。」
ケイスケ(動揺してる、様子ねぇ・・・ち、違うのか?それとも演技?)
カズトラ「あの〜、お腹空いた。何か、食べたい。」
大人バジ「あぁ、カズトラ君。待ってて。今から、料理作るから。」
ケイスケ「・・・・・・。」

結局、この日は真相解明には、繋がらず・・・
次の日。場所は、ペットカフェ。

大人バジ(先々の事を考えたら、俺も何が身に起きるか、不安だ。
俺が死んだら、あの二人の面倒がマズイ。そこでーーーー・・・)

大人バジは、屋上にナオヤを呼び出した。

ナオヤ「あの、バジさん。話って?何スか。こんな所に呼び出して。」
大人バジ「お前に話があるんだ。」
ナオヤ「何の?」
大人バジ「前にカズトラ行方不明事件、あったろ?」
ナオヤ「はい。」
大人バジ「本当は、隠してたけどーーーー、その犯人は俺なんだよ。」
ナオヤ「えっ!?何言って!?」
大人バジ「カズトラ君、今俺の家にいる。」
ナオヤ「は!?全然っ話が見えてこね〜スよ!バジさんが犯人っ!?
何でなんスか!?」

424:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 14:32 ID:X1Y

大人バジ「話せば、長くなるけど・・・。
カズトラ君の他にも、もう一人いる。ケイスケ君。」
ナオヤ「え、ケイスケ?その子は、行方不明で騒ぎにな
ってない子ッスけど、誰スか?」
大人バジ「この二人は、俺のーーーー・・・弟なんだ。」
ナオヤ「えっ!?」

前に、ケイスケに対しても話した内容と同じ事を
ナオヤにも、話した。
ブラドラドラゴンとキャットフィッシュでの事。
疑われてる事、等等。

大人バジ「全ては、長男として、弟二人を守りたかった
から。それだけだった。警察に言っても不利だからな。
警察に話したら、誘拐&監禁の犯人で逮捕。
キャットフィッシュの奴らにバレても、俺達3人は皆殺し。こうして、板挟みって訳さ?」
ナオヤ「そ、そ〜だったんスか。何で、オレに今それを?」
大人バジ「俺もこの先、キャットフィッシュの奴らに
バレたら殺されるかもしれない、先に。
その時は、ナオヤが弟二人を助けて欲しい。」
ナオヤ「バジさんの親にお願いした方が、早くないっスか?」
大人バジ「いや、この件に母親は巻き込みたくないんだ。
奴らは俺だけじゃなく、親にも何するか分からない。
殺されるのが、俺だけならまだしも・・・。
ナオヤの事なら、アイツらも調べてないだろ。」

425:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 14:40 ID:X1Y

ナオヤ「だからっスか?プライベートで遊ばないの(苦笑)
普段から、バジさんと会ってたら、こっちも巻き込むから?」
大人バジ「ただ、ケイスケ君の方は心が不安定になっている。
無理もない。」
ナオヤ「どんな?」
大人バジ「妄想に取り憑かれて、すっかり俺を誘拐&監禁ショタ犯人
呼ばわりだ。」
ナオヤ「二人には、話してないんスか??」
大人バジ「いや、話してるよ?でも、ケイスケ君は、俺の事が多分・・・
嫌いみたいだから。」
ナオヤ「え?何で?」
大人バジ「さぁ?馬が合わない、とか?まぁ、そういう訳だから、
近い内、ナオヤにも二人に会って欲しい。」
ナオヤ「分かりました。全然、いいッスよ!後〜もしかして、前の頬
のアザってケイスケ君が?」
大人バジ「その通り!よく分かったな(笑)」
ナオヤ「やっぱりスか(汗)」

別の日。ナオヤは、バジの家へと呼ばれる。

ナオヤ「お邪魔〜。ここが、バジさんの家??」

「ガチャ(玄関のドアを開ける音)」

426:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 14:50 ID:X1Y

大人バジ「ここが、リビングだ。待ってろ、二人は別の場所にいる。
今、こっちに連れて来るから。」
ナオヤ「うわぁ〜。キョロキョロ(周りを見渡す)初めて来たなぁ〜。」
大人バジ「俺の知り合いを連れて来た。こっちだよ。」
カズトラ「?」
ケイスケ「知り合い・・・??」
大人バジ「ナオヤだ。」
ナオヤ「へぇ〜、この二人がカズトラ君と、ケイスケ君?
カズトラ君はホームページで見たまんま(笑)」
ケイスケ「助けてくれぇーーーー!?俺らっこの男に、誘拐&監禁
されてっ・・・!?」
ナオヤ「うん、知ってるスよ?キャットフィッシュから守る為にっス
よね?さすが、長男やる事が大胆(笑)」
ケイスケ「は?」
大人バジ「はいはい、ケイスケ君。そんなに大きい声、出さないの。」

「ギュウ(大人バジが、ケイスケを抱きしめる音)」

ケイスケ「離せぇーーーー!?触んじゃねぇーーーー!!」
大人バジ「もーう、どうしていつも、そうやって騒ぐの??」
カズトラ「ば、バジ・・・(汗)」
ナオヤ「うわぁ、バジさんの言って通りっスね?」
ケイスケ「は?」
ナオヤ「本当に心が不安定(汗)」

427:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 15:00 ID:X1Y

ケイスケ(何だ・・・?どうなってる・・・どうしてまるで、俺の方が
おかしーみてぇな?これじゃあ、せっかくの助けも意味ねぇー!?)
カズトラ「あの、その人って何ですか?誰?」
大人バジ「あ〜、ナオヤ君。高校一年生。俺の仕事仲間ね?もし、この
先・・・俺がいなくなって、死ぬ事があってもこれでOK!
ナオヤにバトンを渡すから。」
ナオヤ「そゆわけで、よろしく〜。今後(笑)」
ケイスケ(何か・・・吹き込まれたのか?これじゃあ、母ちゃんの
時と同様で、俺は誰に助けを求めたら・・・いいんだ??)
カズトラ「ナオヤさんか、よろしく!カズトラです。」
ナオヤ「よろしくっスね!」

新しく、知り合いは出来たものの・・・進展する事は無かった。
そして、また別の日。

大人バジ「ケイスケ君、話しておくけど。」
ケイスケ「?」
大人バジ「そんなに俺の正体を知りたい?本当はね、長男なんかじゃな
い。」
ケイスケ「は?やっぱり!じゃあ何者なんだよっ!?」

428:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 15:08 ID:X1Y

ケイスケ「連続男児殺人犯!?」
大人バジ「そうでも無い。俺はね、もう一人の大人になった、
君等自身だよ。未来の。」
ケイスケ「え?何言ってんだ、コイツ!?もう一人の俺っ??
嘘だろ、まだ嘘ついてっ・・・!??」
大人バジ「その顔、まだ信じてないね。じゃあ、過去の君がした罪を
話そう。小学校3年の時、マイキーの誕生日、後200円が足りなくて
母ちゃんから金盗んだ件。2つ目は、サクセスってスーパーで、
当時人気だったミニバイクのオモチャを盗んだ件。どう?」
ケイスケ(何で知って?誰にも話してねぇ・・・。俺しか知らねぇ事を
コイツ・・・っっ!?顔も声も似てるのは、もう一人の俺だから?)

体が震え出すケイスケ。

ケイスケ「そんな、夢みてぇな事を信じろだって?だったら、何で
初めから言わなかった!?」
大人バジ「言ったら、信じてくれた?」
ケイスケ「それはーーーー・・・。み、未来から来たのか?」

429:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 15:16 ID:X1Y

大人バジ「いや、違う。俺は、あの世からタイムリープした。
1度、血のハロウィンの時、カズトラ君に殺されて。
その事件を変えるべく、この世界に戻って来たんだよ。」
ケイスケ(あ、あの世からのタイムリーパー?それが・・・もう一人の
俺?信じられねぇけど、本当なんだな。)
カズトラ「何何?何の話をしてるんだよ!?二人で?」
大人バジ「何でも無いよ、さぁ・・・料理の時間だ。
3人で、食べようね。」
ケイスケ「・・・・・・(カズトラには、この件・・・話しにくいな。
言わないでおくか?)」
カズトラ「もう、いつも二人でコッソリ話してる!?」
大人バジ「カズトラ君には、関係無い話しだから(笑)」
ケイスケ「・・・・・・。」


こうして、パンドラの箱(秘密)は、ようやく
開かれたーーーー・・・。


完結

430:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 16:20 ID:X1Y

次、投稿するのも微妙に設定は、変わってます!
タイムリープは無し。主な登場人物・@バジ ケイスケ
A羽宮 カズトラBサノ マンジロウCサノ 真一郎
Dケイスケの母親Eケイスケの父親 等等。
ケイスケとカズトラは、兄弟設定。

投稿前の大体の設定説明、これにて終わり。
ちょこっとだけ、投稿します!

431:影虎◆Vs hoge:2023/08/17(木) 16:27 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ〜モニタリング〜】

カズトラ「バジ、このバイク盗もうぜ?」
ケイスケ「ん?誰かいる。」

ここは、夜中に二人が忍び込んだ、とあるバイク店だ。

真一郎「何だ?泥棒か・・・?」
ケイスケ「あっ!!」
真一郎「ん?ケイスケ、何でこ・・・」
ケイスケ「や、止めろーーーー!?カズトラ!」

「ドンッ(ケイスケが、真一郎を手で押す音)」

カズトラ「えっ?バジ!?」

「ゴンッ(カズトラの振り下ろした武器が、ケイスケに当たる音)」

真一郎「ケイスケっ!?」
ケイスケ「この人は、マイキーの兄・・・貴。」

額から血を流すケイスケは、そのまま下に倒れる。

カズトラ(嘘・・・だ。バジに当たった??)

「バッ(真一郎がカズトラが持っていた、武器を奪う音)」

カズトラ「あっ!?ヤベェ・・・逃げないとっ!!」

「ダッ(カズトラが急いで、逃げて走り出す音)」

真一郎「あ・・・(逃げられた。)」

432:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 07:29 ID:X1Y

真一郎「もしもし?警察ですか?今、バイク店に泥棒が
入って来て、犯人の一人がもう一人の仲間を、店内にあ
った凶器で殴って怪我させましたっ!今も倒れてますっ!
後、もう一人の殴った犯人は、逃げました!!」

真一郎は、警察にも連絡入れたが、この後は
救急車も呼んだ。
カズトラは、一人慌てて逃げてる最中であった。

カズトラ(どうしよう!?どうしよう!?
すごい血が出てた!バジ、死んじゃった!?どうしよう、
まさか・・・バジを殺しーーーーっ!?)

その後、真一郎が呼んだ救急車で、ケイスケは病院に
運ばれて、何とか頭の手当てもされて、今はベッドの上で
休んでいる。

ケイスケ「・・・・・・。(目を閉じて、寝てる)」

その頃、マイキー達の方は・・・

東京卍メンバー「マイキー!?聞いたか?バジが、怪我
したって!?」
マイキー「あぁ、昨日な・・・兄貴のバイク店に泥棒が
入ったって。兄貴の話しによると、犯人は二人。
その一人がバジで、もう一人は知らない奴だったってさ。」

ふと、辺りを見渡すマイキー。

マイキー「?そういえば、カズトラはどうした?来てないな。まさか、そのもう一人って、カズトラか?
カズトラ、探すぞーーーーっ!!」
東京卍メンバー皆「おおおぉぉーーーー!!」

433:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 07:43 ID:X1Y

警察署では、真一郎が警察から、話を聞かれていた。

警察官1「真一郎君、犯人は本当に二人組?」
真一郎「はい・・・。」
警察官1「バイク店に泥棒が入って、その内の一人は弟の知り合いで
もう一人は、知らない奴でした
警察官1「いやぁ、こっちとしてはねぇ・・・泥棒の一人から
凶器を奪って、君がもう一人の犯人をぶっ叩いたんじゃないかって。」
真一郎「はっ!?(汗)何言って・・・疑ってるんですか!?」
警察官1「だって、君・・・元ヤンキーでしょう?サノ 真一郎って
言ったら、前にブラックドラゴンとかで、警察にもお世話になって
た事あるよ?」
真一郎「昔の話しは、止めて下さいよ。もう、今は普通に働いてます。」
警察官1「それに、凶器に付いてた指紋、一番上には君のが・・・、」
真一郎「それは、犯人から奪った時に付いたものです!」
警察官1「本当?君が殴ったんじゃなくて?」
真一郎「ケイスケなら、分かるかと・・・目の前で、こっち以外に
目撃してる第三者です。(汗)」

それから、1日後。
ケイスケは、目を開けた。

ケイスケ「ハッ・・・か、カズトラ!?(何だ?おい、カズトラは
どうなった??病院か、ここは。)」

「ガバッ(ケイスケが、ベッドから起き上がる音)」

そこには、いつから居たのか?警察官も、やって来る。

警察官1「やぁ、バジ ケイスケ君。丁度、良かった。警察官だよ。
話しがあって来た。」
ケイスケ「(警察か・・・。)」
警察官1「君を殴った犯人だけど、顔分かる?知り合いでしょう?」
ケイスケ「分かりません。当日の記憶が無いんです。何してたかも、
ほとんど。」

434:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 07:54 ID:X1Y

それは、カズトラを庇う為の嘘だった。

警察官1「思い出したら、言ってね。」
ケイスケ「はい・・・。」

その日、心配してたマイキーも、見舞いに来る。

マイキー「!何だよ、バジ。もう大丈夫そーじゃん?事件の次の日から
カズトラ来ねーんだよ。アイツがもう一人いた犯人かって。」
ケイスケ「・・・・・・。」
マイキー「今、カズトラ探してんだよ。皆で。捕まえとかねーと。」
ケイスケ「・・・記憶、ねーんだ。カズトラいねーのか、心配だな?」
マイキー「見つけるよ、すぐにな?」

マイキーが、帰った後。

ケイスケ「ん?携帯は、あるか。よし・・・。」

その頃、一人でいるカズトラの元に、着信が入る。

カズトラ「ん?誰からっ??ば、バジッ!?も、もしもし?」
ケイスケ「カズトラか?今、何処にいるっ??」
カズトラ「バジ、良かった・・・死んだかと、思って・・・。」
ケイスケ「そうじゃねぇ!?今、どこにいるか聞いてんだっ!」
カズトラ「ここ、どっかの公園。逃げるのに必死で・・・所持金が
ちょっとしかない。お腹空いた。」
ケイスケ「お前さぁ〜、俺の母ちゃん家、分かるよな?話しつけてや
っから、俺の部屋に隠れてろ。」
カズトラ「え?」
ケイスケ「家出してる友達つって、お願いする。俺の母ちゃん所に行け。」

435:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 08:04 ID:X1Y

カズトラとの電話を終えると、次は自分の母親に電話をする。

ケイスケ「あー、もしもし?母ちゃん?お願いあんだけどさぁ?
俺の家出中の友達、家に泊めてくれねーか?
親から、DV振るわれてる奴でさぁ、一生のお願いっ!!
小遣いとか、誕生日プレゼントは1年我慢するから!お願い!
分かった?OK?よっしゃあーーーー!」

バジの家には、早くもカズトラが来て、家のチャイムを鳴らす。
ケイスケの母親が出た。

カズトラ「あの、バジの話しで泊めてもらいに来ました。
よろしくお願いします。」
バジ母「上がりな。」

ケイスケの部屋に案内される。

バジ母「ここだよ、ケイスケの部屋は。」
カズトラ「ここは、久しぶりに来たな!?バジの部屋だ!キョロキョロ(周りを見渡す。)」

一方、真一郎はマイキーが、もう一人の犯人は「羽宮カズトラだ」と
警察に言った事で、何とか無事に外へと出れた。

真一郎「助かった、マンジロウ!元ヤンキーだから、俺が疑われたよ。」

436:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 08:16 ID:X1Y

マイキー「んで、兄貴・・・カズトラだけど、多分もう一人は
そいつだと思う。今探してるけど、見つからなくてさ。
見つけたら・・・カズトラは、」

それから、2ヶ月経って、バジは外へ。
記憶が戻らないだとか?の理由でか、警察も逮捕せずにいた。

ケイスケ「よぉ〜久しぶりだな!?」
マイキー「バジ、元気だな、すっかり。頭の包帯も取れたんか。
で、なぁ?あれから、2ヶ月だぜ?何で、カズトラ見つからねー??
誰か、かくまってねぇか?」
東京卍メンバー1「いやいや、それはねぇ〜って。こん中で、カズトラ
協力なんて(苦笑)」
東京卍メンバー2「むしろ、カズトラはバジ殴って、死んだって思って
さぁ?自殺したんじゃ?山の仲間!!」
東京卍メンバー3「確かに、そっちのがありえそうー。カズトラ自殺説?」
マイキー「・・・・・・。」
ケイスケ「・・・。」

ざわざわと、周りの仲間達も騒いで話している。
ケイスケは、この後真っ先に母親の元へ戻る!

ケイスケ「なぁ〜母ちゃん!?また、お願いっ!コイツの親さぁ?
今度は縁を切るって言ってきた。だからさぁ、俺と同居生活していい?
だって、まだコイツ小学生だぜ?その後は、ペットショップ店やって
自立すっから〜。」

437:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 08:24 ID:X1Y

カズトラ「お、お願いっ・・・します!ペコ(頭を下げる音)
金は、仕事やった時に渡して返します!」

カズトラの目からも、涙が溢れていた。

バジ母「分かった、いいよ。」
ケイスケ&カズトラ「!」

回想

ケイスケ(そもそも、俺とカズトラの出会いはーーーー・・・)

とある、公園。

カズトラ「ううっぐすっ(泣)」
ケイスケ「どうした?何で泣いてんだ?俺はバジ ケイスケ。」
カズトラ「父さんに暴力振るわれてて、えぐっ・・・行く所無いけど、
戻りたくなくてっっ。」
ケイスケ「じゃあ〜俺の家来いよ?泊めてってやる。」

ケイスケの自宅。

カズトラ「誰かの部屋に泊まるの初めて。」
ケイスケ「俺も泊めたの初めて。」

二人で同じ布団と、ベッドで横になる。
だが、その3日後に母親にバレるーーーー・・・

バジ母「誰その子っ!?何で居るの!?元の家に戻りなさいっ!」

438:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 08:46 ID:X1Y

ケイスケ「ごめんなぁ〜?家、嫌になったらいつでも、来いよ!
待ってるぜ?」
カズトラ「うん、ありがとう!バジ。ニカッ(笑)」

この日は、家に戻って行く事になったカズトラ。
父親からの暴力の傷を、隠したいからか?洋服のフードを被る癖が、
カズトラにはあった。
それ以来、二人でよく遊んだ。
しかし、そんな二人の元にカズトラの父親がやって来る。

カズトラ父「息子のカズトラは、何処だ!?」
カズトラ「と、父さん!?ガタブル(体を震わす音)」
カズトラ父「帰るぞっ!?カズトラ、こっちへ来い!」
ケイスケ「(俺の家にまで、来る様になった。カズトラの父さん。
コイツが・・・暴力振るってる父さんか?)」

連れ戻そうとする、カズトラの父親の前にケイスケは、立ち塞がった!

ケイスケ「いくら、大人だってなぁ!?俺のダチに手ぇ出す奴は、
許さねぇ!!」
カズトラ「え?バジ・・・?」

「ドゴッガッドッ(カズトラ父が、ケイスケに馬乗りになり、ぶん殴る音)」

カズトラ「あ・・・っ、あぁ・・・バジ・・・??」

放心状態で見ているカズトラ。

439:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 08:57 ID:X1Y

力の差は、圧倒的にあった。
いくら、小学生の内から東京卍を結成して、喧嘩しているとは言え、
日頃から暴力を振るう大人に、体格差から叶うはずも無く・・・。
すぐにやられ返され、ケイスケはピンチになる。

ケイスケ「くっ・・・。」
カズトラ「や、止めてぇーーーー!?バジ死んじゃうよ!?誰かぁーーーー!!」

叫びながらそう、カズトラが声を出し、周りにもその声は届いていた
様で・・・。
現場にすぐに、警察が到着して、カズトラ父さんは逮捕される。

ケイスケ(俺ら以外の周りの大人が、警察呼んでたっぽい。
カズトラの父さんは、この後罪に問われた。)

ケイスケとカズトラは、二人でその様子を見送っていた。
手錠をかけられ、カズトラ父は、パトカーに乗り込んでいく。
最初は、殴ってきたのはケイスケの方だと、主張していたが、カズトラは警察に父親のDVの件も話した為・・・カズトラ父の方が捕まった。
次の日。

カズトラ「父さん、ムショに入って、DVの件もバレたから、これからは母さんとの二人暮らしになったんだ(笑)全部、バジのおかげだよ!
ありがとう!!」
ケイスケ「ん〜、嬉しいぜっ!?良かったな?カズトラ!」

440:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 09:06 ID:X1Y

ムショの面会に、ケイスケ母の姿があった。
カズトラ父に、どうも会いに来た様だ・・・。

ケイスケ母「久しぶり、バジ ケイスケの母です、もう知ってると思うけど。あの子はアナタの息子よ?
こっちは愛人で、アナタとの間に出来た子。もう、ケイスケには近づかないで。ケイスケは、アナタが父さんだって知らないの!
私が一人で育てたも同然よ!?近づかないで。」
カズトラ父「アイツが息子だと?そうか・・・。」

しかし、この時にカズトラは、自分の息子だとは話せなかった
カズトラ父さん。

関係図

本妻・カズトラ父&カズトラ母➡息子がカズトラ
愛人・カズトラ父&ケイスケ母➡息子がケイスケ

その後、ケイスケの自宅へ、真一郎がやって来る。 

ケイスケ「し、真一郎君?」
真一郎「ケイスケ・・・。」
ケイスケ「話しって何だよ?」

441:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 09:16 ID:X1Y

真一郎「もう一人の犯人、かくまってるのケイスケか?」
ケイスケ「な、何の証拠で!?」
真一郎「なら、家の部屋の中、入って確認していいか?」
ケイスケ「!」
真一郎「いいよな?かくまって無いんだろう?」
ケイスケ「あ、あぁ〜・・・。」

ケイスケの自宅。
真一郎を家の中に招く。

「ガチャ(家のドアノブを回す音)」

ケイスケ「か、母ちゃーーーーん!お客来たぁーーーー?ダチのマイキーの兄貴〜!?あ、母ちゃん今日、仕事か?」

なるべく、ケイスケはデカイ声を出して、伝えた。

カズトラ(!?え、嘘っ!?マイキーの兄貴っ??うわぁ!隠れないと。)
ケイスケ「(カズトラに聞こえたか?たのむ!上手く隠れてくれよ!?)
ここが、俺の部屋だ!」

「バンッ(ケイスケの部屋のドアを開ける音)」

ケイスケ「な?誰もいな・・・」
真一郎「ん?ここの部屋、ケイスケ以外の奴の匂いしないか?」
ケイスケ「(匂いって・・・犬かよ、おい(汗)あぁ、昨日は俺のダチを
部屋に泊めたから、そいつの匂いだ!きっと。」

442:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 09:28 ID:X1Y

真一郎は、探しても誰もいなかったので・・・

真一郎「お邪魔した、帰る。」
ケイスケ「あー。」

カズトラは、実はケイスケの部屋の窓から外に出て、
上に登り、家の屋根の上に隠れていた。

カズトラ(ふぅ〜〜〜、バレなくて良かった。)
ケイスケ(まぁ、これで疑いは晴れたか?ふぅ〜、一安心だぜ。)

それから、月日が経ち・・・ケイスケとカズトラは、高校一年生ぐらいの年齢になる。
ペットショップを開いて、カズトラと二人で仕事をする。
カズトラは偽名を使い、「響(ひびき)黒蓮(こくれん)」と名乗っていた。

ペットショップの名前は「ペケJ(ジェイ)ショップ」
そこへ、何といきなりお客として、マイキーがやって来る。

マイキー「よっ!?近く寄ったついでに、来たぜ?
久しぶりだな。」
ケイスケ「ま、マイキー!??何だよっ?来るなら、メールをよこせよっ!??」
マイキー「ん?チラ(カズトラの方を見る)」
カズトラ「ハッ(汗)」
マイキー「じ〜〜〜。(カズトラを見る)」

この頃のカズトラの髪型は、前髪は目を覆い被さり、
前髪ら辺は金髪、横ら辺は黒色の長髪ヘア〜だった。

ケイスケ「っておい!?何、俺ん所の店員をジロジロ見てんだ!?ペットショップなら、動物見ろ!!(汗)犬、猫、亀、鳥いんだろがっ!!」

443:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 12:07 ID:X1Y

マイキー「何か・・・アイツ、匂いがカズトラと同じだな?」
ケイスケ「は?(匂いって何だよ!?匂いって。真一郎君と同じ事言ってんなぁ・・・犬並みの嗅覚マジで、ヤバ過ぎだろ。)あ〜、俺も最初は驚いたよ。
響 黒蓮って名前で、声も顔も似てるソックリさん!
似てるから、店員に採用したんだ(笑)ただ、目の色は
違うぜ?黒だ。(カラーコンタクト)」
マイキー「ソックリさんかよ?プッ(笑)なぁ、3人で食いに行かねぇか?カズトラに似てんなら、3人で行こうぜ?」
ケイスケ「え?アイツも何で?」
マイキー「あれから、カズトラ・・・見つからねーまんま(笑)似てる奴でもいいから、食いに行きてぇ〜なって?」

仕事終わりに近くのファミレスに、3人で来る。
マイキーとカズトラは、同じ所の隣に座り、
ケイスケは向かいに座る。

マイキー「じぃ〜(カズトラを見る音)本っ当、カズトラと同じ匂い。顔、見して?その前髪、邪魔。」
ケイスケ「おい・・・(汗)」
カズトラ「ん、はい。」

「バッ(前髪を手で上げる音)」

マイキー「目の色、黒・・・か。顔は似てんな!?」
ケイスケ「何だよ〜マイキー、さっきからご飯、進んでねぇ〜なぁ?食いに来たんだろうが!?」

444:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 12:15 ID:X1Y

マイキー「その服、カズトラは首にタトゥーもあったよな?虎の。」
ケイスケ「黒蓮、ちょっといいか?トイレに。」
カズトラ「はい、バジさん。」
マイキー「?」
 
二人は一旦、マイキーから離れてファミレスのトイレへ。

ケイスケ「ヤベェよ。首のタトゥーまで、バレたら(汗)カズトラ、
マイキーの前では、こう言え。ゴニョゴニョ(耳元で話す音)」
カズトラ「分かった。」

トイレから、戻ると・・・・・・

カズトラ「あの、バジさん!すみません!!店の面接前に、首にタトゥーいれたんです!」
ケイスケ「は?」
カズトラ「言っちゃうと、採用してくれなくなると思って、黙ってたん
ですが。タトゥーあります!」
マイキー「!」
ケイスケ「タトゥー?どんなだ。」
カズトラ「あの・・・虎です。好きな動物が虎で!!」
マイキー「と、虎のタトゥーとか、マジかよ?」
ケイスケ「そうか、いれたのは、店に入る前か?」
カズトラ「はい!すみません!」
ケイスケ「まぁ、正直に言ってくれたから、許す!」
マイキー「・・・・・・。」

445:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 12:22 ID:X1Y

ご飯を済ました3人は、ファミレスを出る。
 
マイキー「なぁ、次は響と二人で、食いに行きてぇな。」
ケイスケ「は?何で俺抜きっ・・・??」
マイキー「二人で話したい事があるんだ。」
ケイスケ「俺の前じゃ、言えねー話か?いいぜ。(変装して後つけてやる。)」
マイキー「・・・・・・。」

回想

マイキー「見つけたら、カズトラは・・・」

回想終了

次の日。

マイキー「おまたせ、行こっか?」
カズトラ「う、はい。」

またファミレスに入る二人。昨日と同じ場所だ。
ケイスケはと言うと、変装してマイキー達の近くの席から、会話を盗み聞きするつもりだ。

カズトラ「で、あの話って?わざわざ、二人で?」
マイキー「あのさ、お前・・・カズトラだろ?どー考えたって、カズトラにしか見えねー。なぁ、嘘ついてるよな?」

446:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 12:30 ID:X1Y

ケイスケ(こういう事もあろうかと、カズトラには別の準備させといたぜ。)
カズトラ「いえ、響です。それに、タトゥーは手首と足の所にも
2つあります。(ボディシールのタトゥー)」
マイキー「!」
カズトラ「ほら、こことここに。」

「バッ(2つのタトゥーをマイキーに見せる音)」

マイキー「(2つ?カズトラは、一つしか・・・やっぱ、間違い、か?)」
カズトラ「あの、カズトラさんって?」
マイキー「東京卍って、ヤンキーグループのダチの一人。理由あって、
バイク事件起こして、それから今の今まで、消えたまんま・・・だ。」
カズトラ「カズトラさんの事、今はどう思ってますか?」
マイキー「今は・・・恨んでねーんだ。兄貴は無事で、バジも無事だから。」
カズトラ「え?」
マイキー「ただ、カズトラだけが、居なくなっちまって・・・もし、
アイツがバジ殺したと、思い込んで自殺したんなら、辛いとしか・・・」

マイキーの腕は、震えていた。

ケイスケ(ま、マイキー!?)

447:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 12:39 ID:X1Y

回想

マイキー「見つけたら、カズトラは・・・兄貴、許してやってくれ?
頼む、大切な仲間の一人だからっ・・・。」
真一郎「まぁ、分かったよ?弟の頼みなら、仕方ないなぁ。」

回想終了

「ポタポタ(カズトラの目から、涙が流れる音)」

マイキー「え?何で、泣いて・・・。」
カズトラ「すみません!俺、カズトラです!」
マイキー&ケイスケ「!?」
ケイスケ(馬鹿っ!?) 
マイキー「カズトラ??マジか(笑)もっと早く言えよ、バ〜カ!」
カズトラ「ま、マイキー(泣笑い)」

その様子を見て、安心だと感じたケイスケは、変装を解いて二人の
元に近づく。

ケイスケ「お?何だよ、偶然だなぁ〜?俺も混ぜてくれよ?」
マイキー「バジ?いいぜ。そういえば、バジはカズトラだって、知ってんのか?」
カズトラ「あっ!バジは知らない!一方的に、ペットショップで仕事したくて、面接したからっ!(焦)」
ケイスケ「ん?何の話だ?」
マイキー「なぁ、バジ?コイツ、カズトラだぜ?」
ケイスケ「ま、マジかぁ〜(驚)」

448:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 12:47 ID:X1Y

ケイスケ「それと、その〜あのな、マイキー?俺とカズトラ、付き合ってんだよ。」
マイキー「はっ!?」
ケイスケ「今、一緒に同棲中でさぁ・・・。」
マイキー「ふ、ふーーーん。」
ケイスケ「何でか、そうなっちまった。」
ケイスケ母「ケイスケ!?今の話、本当っ!?」
ケイスケ「ゲッ、母ちゃん!?何で?」
ケイスケ母「昨日、前夫に会って言われたの。カズトラは、俺の息子だって。伝えに来たの。つまりは、二人は兄弟よ!?」
マイキー「え。」
ケイスケ母「ケイスケの妊娠を知って、前夫は離れていった。
カズトラは本妻の子。なのに、何であんた達が付き合うのよ!?
兄弟なのにっ?」
ケイスケ「か、カズトラが・・・俺の弟?嘘だろ・・・。」
ケイスケ母「別れなさい。」
ケイスケ「母ちゃん・・・。」
ケイスケ母「付き合いは、認めません!!」
ケイスケ「母ちゃんは父ちゃんと、別れたからか?嫌だ。俺は、カズトラと一緒になる。同じになんか、しないでくれよ。
絆、こんなに強いんだ!俺ら。」

449:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 12:54 ID:X1Y

ケイスケ「俺とカズトラの絆は、誰にも切れねー。」
カズトラ「バジ・・・。」
ケイスケ「母ちゃん達と、一緒にすんな!?」
マイキー「二人の絆は・・・ほ、本当だと思う。」
ケイスケ母「前夫に何って言えばいいのよ?全く・・・分かったわ。
言い出したら、聞かないものね?あんたって。」
ケイスケ「!」
ケイスケ母「その代わり、別れたらタダじゃおかないわよ?」
ケイスケ「母〜ちゃん!!」

ケイスケ(その後は、俺ら仲良く3人で、あの頃みたいに・・・
楽しく過ごしているよ。)

笑い合う3人の姿が、そこにはあった。
モニタリングの様な・・・結末もこれにて完了。
隠すべき、ものが暴かれた時にどんな結末を迎えるかは、アナタ次第や
状況次第では、ある。



完結

450:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 14:23 ID:X1Y

次に投稿するのは、外伝風な話になってます!
オリキャラ・@半間の弟・半間ナガレAキサキの弟・キサキ シューヤB小学生暴走族・グッチ(11)C小学生暴走族・レンジ(10)D小学生暴走族・シュート(10)
⬆のは、主にバルハラのメンバーです!
そこに、半間 シュウジもいます。後もう一人は、読んでから分かる。

東京卍メンバー紹介

@サノ マンジロウAバジ ケイスケB羽宮 カズトラ
Cキサキ テッタD千冬 
オリキャラE瓦(かわら) キジネコです。

作品登場メンバーは、こんな感じ。
BL要素も、だいぶ強めな描写が多いんで、苦手な方や嫌いな方は、読まない様に!!

ちょっとだけ、投稿します!

451:影虎◆Vs hoge:2023/08/18(金) 14:32 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ〜東リベ外伝〜バルハラ】

バルハラメンバー集会場。

バルハラメンバー1「見ろよ?ムショ行ってた二人、帰って来たぜ?ナガレとシューヤ!」
バルハラメンバー2「一年ぶりか?」
バルハラメンバー3「本当にバルハラに居たんだよな?」
バルハラメンバー1「ナガレは、半間さんの弟。ドラッグやってたのと、男児に性的イタズラで服役。」
バルハラメンバー2「マジか、怖ぇ〜。」
バルハラメンバー1「シューヤは、キサキの弟!盗みで捕まったって。二人、戻って来たなぁ?」

ナガレとシューヤは、仲良く二人で歩く。

シューヤ「久々の外の空気は、うまいな?」
ナガレ「ムショなんて、もう懲り懲りだ。シューヤ、お前の兄貴、キサキは今・・・東京卍にいるって?」
シューヤ「あぁ、理由あって・・・だとさ?」
ナガレ「理由、か。」

452:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 07:25 ID:X1Y

キジネコ「バジさん、あの・・・憧れてて、僕も東卍に
入りたいなぁ?」

中ぐらいのロングで、前髪はチリチリ。眉毛は、丸くて黒く、両耳にはリングのピアスをしている、キジネコが現れた。

キジネコ「瓦(かわら)キジネコです!」
ケイスケ「同じクラスだ?」
キジネコ「はい!」

丁度、今は東京卍の集会中。

マイキー「集会だ。ん?」
キジネコ「うわぁ〜!マイキーさんだ!?」
マイキー「誰だ?お前・・・。」
ケイスケ「コラ!キジネコ、ちゃんと挨拶だ!?マイキー、悪い・・・コイツは、キジネコだ。俺に憧れてて、
東卍に入りたいって。ボッチ育ちで、まだルールがよく
分かってないんだ。」
マイキー「皆、仲良くしろよ?仲間増えるのは、歓迎だ。」
カズトラ「何だよ?アイツ・・・ムカツク(怒)」
千冬「!?」

カズトラは、キジネコを呼び出した。

「ドッゴッ(カズトラが、キジネコを殴ったり蹴ったりする音)」

453:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 07:34 ID:X1Y

キジネコ「にゃあ〜(泣)」

そこへ、千冬もやって来る。

千冬「何してんだよ、カズトラさん!?バジさんは、仲良くって、こんなの違うだろ!?」
カズトラ「千冬っ、邪魔するな!!」

「ドガッ(千冬がカズトラを殴る音)」

ケイスケ「おいっ!?何してんだ?」
千冬「あっ・・・。(汗)」

キジネコは、地面にグッタリして、カズトラも地面に座り込んだ状態。
千冬だけが、無傷で立っている。

千冬「あっ!?違うんですよ!?バジさんっ・・・カズトラさんが、キジネコを殴ったり、蹴ったりしてたから、単に助けただけでっ!?」
キジネコ「ボクなんてっ、いない方がいいんだ!」

悲しげな表情をして、キジネコは去って行く。

千冬「あ・・・っ。(汗)」
ケイスケ「キジネコっ!!」

ケイスケは、カズトラに近寄ると・・・

ケイスケ「カズトラ・・・お前も、家では父さんに暴力振るわれ、一人淋しい気持ちは分かるよな?アイツは、そんなお前と同じだよ。」
カズトラ「!・・・・・・。」

454:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 07:47 ID:X1Y

ケイスケ「キジネコっ、待てって!?」

「ガシッ(ケイスケが逃げるキジネコの手を掴む音)」

キジネコ「ボク、いない方がいいと思います。」
ケイスケ「そんな事ねぇって・・・カズトラも今は嫉妬してるだけだ。
これから仲良くなっていけば、いいんだ。」

ケイスケは、微笑んだ。
二人が、カズトラと千冬のいる場所へ戻ると・・・。

カズトラ「キジネコ・・・、さっきはごめん。」
ケイスケ「カズトラ?」
カズトラ「変な嫉妬してたんだ。」
ケイスケ「よーーし!お前ら?どっか食いに行くかっ!??」

良い状態になったので、4人は仲良く肩を組みながら、歩きだす。
顔には、笑顔がみられる。
その日の夜の集会A。

マイキー「皆に話がある。・・・東京卍とライバル関係にある、
バルハラの件だ。ついさっき、その副リーダー・半間 シュウジから
10月31日・ハロウィンの日🎃に戦うと、言われた。
残す事、2ヶ月準備すんぞ!」
メンバー皆「おおおーーーー!!」

集会も終わり・・・
東京卍のメンバーである、キサキ テッタが電話をしている。

キサキ「あ〜、もしもし?半間??マイキー、今日ハロウィンの日、
ついに話したぜ?もう少しだな?」

455:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 07:57 ID:X1Y

その電話の内容を、たまたまケイスケは聞いてしまう。

ケイスケ(キサキの電話の相手は、半間?どういう事だ?コイツ、あっちと、繋がってるのか?)

その電話内容を不審に思ったケイスケは、千冬とカズトラとキジネコを
呼び出す。

千冬「何ですか?バジさん、話しって?」
ケイスケ「仲間のキサキは、もしかしたら敵かもしれねぇ。そこで、
お前らに頼みがある。とある、演技をしてくれ。」

次の日、朝の集会。

千冬「マイキーさん、話しがある。カズトラさんは、ウラでキジネコを虐めてんだ。」
カズトラ「!」
マイキー「虐め?」
カズトラ「千冬っ!?ふざけんなよ!?」
千冬「こんな奴、出ていくべきだ!!」
カズトラ「あぁ、分かったよ、出て行けば・・・いいんだろ?
じゃあな、マイキー、バジ?」
マイキー「カズトラ!?」
ケイスケ「千冬っ、何もこんな皆の前で言わなくたって・・・、失望
したぜ。俺も出ていく。サイテーか、お前?」
千冬「えっ!?バジさんっ・・・待って下さい!?」
ケイスケ「うるせーっ!出ていく!」

「ドッゴッ(ケイスケが千冬をボコる音)」

456:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 08:10 ID:X1Y

千冬「ううっ・・・こんな事になるなら、言わなきゃ良かった!
ごめん!マイキー(泣)」
キジネコ「ボクのせいです〜(涙)」
マイキー「・・・・・・・・・。」

バジとカズトラは、東京卍を出て、バルハラに行った。
そのバルハラではーーーー・・・

シュウジ「バルハラに入りたい?元東卍メンバーが?理由は?」
ケイスケ「喧嘩する為、あっちと仲間割れしたんだ。元東卍とか、
今はどうでもいい。」
シュウジ「(ま、キサキからはメールでOK貰ってる。)OK!
いいぜー?」
ケイスケ「ここが、バルハラか。ん?あの二人・・・」
シューヤ「!」
ケイスケ「キサキ テッタ?何で、お前がバルハラにいるんだ!?」
シュウジ「違う違う、コイツはキサキの弟。」
シューヤ「弟つっても、仲良くねぇよ!兄貴とは・・・。シューヤだ。」
ナガレ「・・・・・・ナガレ。」
カズトラ「へぇ〜?ここのグループ、小学生いる?」
シュウジ「あぁ〜。グッチとレンジにシュートな?」
カズトラ「何で、小学生?」
シュウジ「コイツらは、家の中でも居場所がねぇのさ。ま、親からの
虐待とかでさ?」
カズトラ「!」
シュウジ「暴力振るわれてたり、してな?」
ナガレ「グッチ、こっち来いよ。」
グッチ「は、はい。ナガレさんっ・・・。」

人が周りにいないのを確認して、ナガレはグッチに性的なイタズラをする。

457:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 08:24 ID:X1Y

ナガレ「いいか?この事は、誰にも言うなよ?いつもの事だもんな?」
グッチ「・・・・・・っっ。」
ナガレ(こういう奴は、家で脅されてるから、すぐ言いなりになる。
チョロいもんだぜ。)
グッチ(父さんに暴力振るわれても、ママは言うなって・・・だから、
こーいう事されても言っちゃダメなんだ。)
ナガレ「ふぅ・・・。」

行為が終わると、ナガレはすぐにその場を離れる。

ナガレ「ん?」
カズトラ「あっ!」
ナガレ「あれ?新入りのカズトラ君、ココで何してんのかな?」

「ガシッ(ナガレがカズトラの肩に、腕をかける音)」

カズトラ「あのっいやっ・・・その(汗)」
ケイスケ「おい、カズトラに何してんだ?」
ナガレ「おーう、元東卍のバジ?」

そして、その様子を更に伺っていた半間は、何処かへ電話をかける。

シュウジ「もしもし?キサキか。ん?今、バジとカズトラこっちだ。
あぁーバレない様にしないと。ん?あの二人が本当に東卍の敵か、知る為に良い方法ある?どーいうのだ?
弟のナガレを利用する?分かった。アイツは同性愛者だ(笑)」
ナガレ「(ん?半間兄からメールか。ワザと◯◯しろって?バジ達の本音探る為に?)」

ナガレは、口元に不気味な笑みを浮かべる。

458:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 09:03 ID:X1Y

「ドサッ(ナガレがカズトラを押し倒す音)」

カズトラ「えっ??」
ケイスケ「(何だっ!?コイツっ・・・カズトラに何してっ!?ヤベェ行為しようとしてる・・・)ナガレ(怒)お前っ・・・ハッ(待てよ?わざわざ目の前でやるか?
まさかーーーーコイツ、俺を試してる?だとしたら、今取るべき行動は・・・。)」

考えた末のバジの決断は・・・。

ケイスケ「待ってくれ、ナガレ。ヤルなら、カズトラじゃなくて、その・・・俺にしてくれ?」
ナガレ「(あれ?キレると思ったら、何だ?)ん〜、まぁ
どっちでも、いーけど?」
ケイスケ(本音探る為にわざわざ、こんな事まですんのか?キサキの奴っ・・・!そうか、もしココで暴力振るえば、その件で俺とカズトラを、バルハラから追い出せる。)
シュウジ「キサキ?今、ナガレからメールきて、バジとやってるって(笑)ははっ最高だぜ!?」
シューヤ(ナガレ、そもそも・・・前から、)

回想。

シューヤとナガレとの出会いは、小学生の頃に遡る・・・

459:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 09:17 ID:X1Y

シューヤ「ナガレ、お前だろ?いつも、机にこんな手紙
いれてんの!?何だよっこんな女の子みたいの!?
女の子からかと、思ったじゃん!その服もリボンって(汗)」

ナガレの外見は、この頃から変わらず、
ツンツンヘア〜ではあるが、リボン柄のピンク色の服を
男であるにも関わらず、着ている。
彼のトレードマークは、リボンなのだ。

ナガレ「・・・シューヤ君と、友達になりたくて。とっ、友達にっ!」

顔を赤くするナガレ。

シューヤ(最初は、関わるの面倒だった。ただ、ナガレはどこか、憎めない奴で・・・)

中学生1年になると。

ナガレ(へへっ、薬手に入れた!よし。)
シューヤ「ナガレ、用って何だよ?お前ん家で。」
ナガレ「これ、作った。食べよ!」
シューヤ「オムライス?」

食べるてすぐに眠くなった。

シューヤ「んっ!?何だか、眠いな?」

この頃から既にナガレの、性的イタズラは始まっていた。
シューヤが目を覚ますと・・・

シューヤ「何で眠ってた!?」
ナガレ「こっちも眠ってた。このオムライスに何か入ってたとか?いつの間に?泥棒かな?あれ、財布の金がねーよ!盗まれた!?」
シューヤ「マジかっ!?ナガレ?あれっ?こっちの金も無いっ!?」

460:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 14:45 ID:X1Y

シューヤ(最初は、ナガレの話を信じてたが、2回目も・・・)
ナガレ「また、作った!今度はハンバーグ!」
シューヤ「なぁー?また何か入ってねーか?こん中。」
ナガレ「分かった、先に食べる!バクバク(ハンバーグを食べる音)」
シューヤ「・・・。」
ナガレ「食ったぞ?綺麗に半分!」
シューヤ「よし、じゃあ〜!バクバク(ハンバーグを食べる音)あれ?また、眠く・・・。」
ナガレ(へへっ!半分の方だけ、入ってる(笑))
シューヤ(繰り返されて、嘘だって気づいて・・・それでも、)
ナガレ「さっき、こっちも眠くなってた!」
シューヤ(ナガレの事は嫌いになれない。悪気も無く、こんな嘘をついて、ナガレの目的もよく、分かんなかった。)

回想終了。

ケイスケ(うっ・・・。同性愛者いたのか。カズトラだけは、守んねぇと。)
カズトラ(バジ・・・(汗))
ケイスケ(だが、半間と、キサキの繋がりは・・・なかなか、掴めなかった。)

そんな、ある日・・・。

ケイスケ(ん?これは・・・半間の携帯?)

461:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 14:54 ID:X1Y

ケイスケ(待てよ?こんな所に?これも罠か。もしかして、どこかで
見られてる?)

不審に思ったケイスケは、半間の元へ行き・・・

ケイスケ「お〜い、半間?これ、お前のか?」
シュウジ「お、ありがと。」
ケイスケ(どんどん、罠だって思いはじめると、下手な事出来ねぇ・・・。クソッ!キサキの奴!?)
キサキ「フッ・・・(笑)」
シュウジ「もしもーし?キサキ?バジ、何もやってねぇよ。フツーに
戻してきた♫(笑)」
ケイスケ(ただ、こんな罠やるってだけで、半間が何かキサキとの事を
隠そうとしてるからだよな?こんな罠やるのが、そもそもおかしいんだよ。やっぱり、キサキは半間と繋がってやがる。)

血のハロウィンの日・・・

キサキ「シューヤ、久しぶりだな?」
シューヤ「兄貴・・・?」
キサキ「話があって、来た。」
シューヤ「何だよ、話って?」

そして、血のハロウィンの日。
東京卍・100人。
バルハラ・300人。
ついに、決戦が始まろうとしている。

462:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 15:06 ID:X1Y

時間通りの、昼11時にそれぞれの、族が集結する。

「ドン!(マイキー達と半間達が、互いに向かい合う音)」

ケイスケ「(ん?そういえば、シューヤがいねぇ?来てないのか?ここに。キョロキョロ(周りを見渡す音))なぁ、半間?シューヤは、何処だ?」
シュウジ「あー、シューヤは怪我して今日は、無理だそーだ。ハリキリ過ぎて、腕を怪我した。バルハラのアジトにいるよ♫」
ケイスケ(まぁ、いい。俺は、今日戦うのは、キサキだけをこのバットで
殺しに来たんだ。)
マイキー「バジ、頼むから戻って来いよ?戦いたく・・・ねーんだ。」
ケイスケ「マイキー。悪い、それは出来ねぇ。」

マイキーは、バジに対して悲痛そうな表情を向ける。

シュウジ「キサキ?本当にいいんだよな?」
キサキ「・・・・・・(無視)」
マイキー「喧嘩だ!!」

ついに始まった、東京卍&バルハラの戦い!

「ドゴッッゴッ(千冬がバルハラの相手を殴る音)」 
「ドガッ(マイキーの足技が炸裂する音)」

ケイスケ(キサキは、どこだ?いた!)

「ゴッ(バットをキサキの頭に当てる音)」
ケイスケ「キサキーーーーっ!?」
「ドサッ(額から血を流し、キサキが倒れる音)」

463:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 15:14 ID:X1Y

ケイスケ(殺ったか・・・?)

「ピリリリリ♫(カズトラの携帯が鳴る音)」

カズトラ「ん?誰から?もし?」
シュウジ「カズトラ君・・・、バジ君がキサキを殴ったよ?バットで。
本当はキサキも、バルハラの仲間だったんだ。」
カズトラ「!?」
シュウジ「どーしてくれんのかな?今、バジの近くにいる。ナイフで刺そうかな?いや、カズトラ君がマイキー刺すなら、バジは助けてもいいぜ??」
カズトラ(ど、どうしようっ・・・バジとマイキー、両方を・・・)

「スチャ(カズトラが折りたたみナイフを取り出す音)」

カズトラ「あぁーーーーーーーーっ!!」
マイキー「?」
ケイスケ「!?」

周りは、カズトラの声に驚き、視線はカズトラを向く。

「ポタッ・・・ポタッ・・・(カズトラから血が流れる音)」

ケイスケ「かっ、カズトラっ!?何してっ・・・??」
カズトラ「うっ・・・うう。」
シュウジ(何故だっ!?何故、カズトラが自分を刺すっ!?)

隠れながらも、動揺する半間。

464:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 15:25 ID:X1Y

カズトラ「バジもっ・・・マイキーも、両方・・・殺せないよ。
うゔ〜〜〜〜〜・・・。」
ケイスケ(なんだ?一体、何が起きた!?カズトラ?何してっ!?)

「ドサッ・・・(カズトラが地面に倒れる音)」

マイキー「おい、嘘だろ?カズトラ・・・。」
キジネコ「何でっ!?カズトラさん!!」
千冬「!??」
ケイスケ「か、カズ・・・トラ?」

「ポタポタ・・・(ケイスケの目から涙が流れる音)」

ケイスケ「カズトラぁぁあああああ!!(泣)」
千冬「バジさん?何が・・・起きて?」
ケイスケ「千冬ーーーー・・・俺も分かんねぇ(涙)(キサキは、倒れてる、だったらキサキには何も出来ねぇ。半間?半間がいない!?
ナガレは?いた!って事は、いない半間が一番怪しくねぇか??)
半間ぁぁああ!!?」
シュウジ(ヤベっ(舌出し)今、出て行けねー。)
ケイスケ(何が起きたっ!?刺したのか?刺されたのか?分かんねぇ。
とにかく、何が起きてる??何だ?一体・・・。)
マイキー「もうっ、喧嘩は止めだっ!死者が出て、東京卍は戦えねー!
心がストップしてんだ!?聞けよっ!バルハラ!?ハロウィンは終わりだっ!戦いは!」

血のハロウィン、・・・死者2名。
キサキ&カズトラ。
二人の葬式が行なわれたがーーーー・・・。
カズトラの葬式には、ケイスケと千冬とキジネコ、そこにマイキーが姿を見せる。

465:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 15:34 ID:X1Y

ケイスケ「ま、マイキー・・・。」
マイキー「・・・・・・もっと皆で、思い出・・・増やしたかったな?
カズトラと・・・(涙)」

マイキーの顔からも、涙が溢れる。
その言葉を聞き、3人も涙を流すーーーー・・・

「ポタポタ・・・(3人の涙の音)」

葬式には、無邪気な表情のカズトラの写真が、使われていた。
一方、バルハラでは・・・・・・。

シュウジ「葬式、終わったな?キサキの・・・」
ナガレ「・・・・・・まさか、殺されるなんて、シューヤの兄貴が。」
シュウジ「いや?キサキなら、生きてるぜ?な、そーだろ?キサキ。」
ナガレ「ハッ(後ろを振り向く)」

そこには、キサキの姿が・・・よく見ると、格好はシューヤだ。

ナガレ「キサキ何でっ!?だって死んでっ・・・ハッ」
キサキ「死んだのありゃ、弟のシューヤだ。悪いな、ナガレ君?髪の色、互いに変えたんだ。アジトにいたのは、コッチ。初めから。」
ナガレ(そ、そんなーーーーじゃあ、死んだのは、シューヤだったのか!??)


完結。

466:影虎◆Vs hoge:2023/08/21(月) 15:47 ID:X1Y

タイトル【東京卍リベンジャーズ〜東リベ外伝〜バルハラ2】

ナガレ「ふざけんなよっ!?本当は、死んだのシューヤっ!?兄貴っ知ってたのかよ!?こんなの知ってたら、反対した!!」
キサキ「・・・フッ。」
ナガレ「キサキ!テメェ?シュ、シューヤの事、好きだったんだよ!?(泣)」
シュウジ「な、ナガレ・・・。」

その後のナガレは、不安定になり、薬に頼る様になる。

ナガレ「はぁ・・・。」
シュウジ(ナガレ、薬をやり過ぎてる。このままだと、死ぬ気か?シューヤの元へ・・・。)
ナガレ「ん、んん?な、何だよっ・・・兄貴っ。」
シュウジ「性的な相手なら、してやる。だから、死なないでくれ?」
ナガレ「その言葉、本心・・・か?だったら、だったら、兄貴がキサキを殺してくれよっ!?それが無理なら、コッチが死ぬだけだっ!!」
シュウジ「ナガレ・・・キョロキョロ(周りを見渡す音)」
(キサキに聞かれてないか?この会話。)」

周りを確認して、キサキに聞かれてないと、安心した半間はーーーー・・・

シュウジ「分かった。何とかしてやるよ。だから、それまでは、死ぬな?」

467:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 08:00 ID:X1Y

キサキ「半間?弟の件は、悪い事をした。まさか、ナガレがシューヤを、好きだって知らなかったんだ。
見てると辛いなぁ?それで、考えたんだ。ナガレは、
シューヤの元へ逝かせてやった方が、幸せだって。」
シュウジ「?」
キサキ「これ、睡眠薬だ。半間から、ナガレに渡してこう言えよ?「これ、全部飲んだら、シューヤの元へ逝ける」って。」
シュウジ「!?」
キサキ「ナガレが死んで警察に聞かれても、こう答えればいい。「弟に頼まれて渡した」って。」
シュウジ「いやな、キサキ?多分、ナガレはそんな事しなくたって、死ぬ気だ。兄貴だから、分かる。」
キサキ「・・・・・・?」
シュウジ「・・・・・・。」

その次の日。

キサキ「半間?ナガレは、薬やってて、危険だから、それ系の更生施設に入れたら、どうだ?
このままだと、薬で死ぬかもしれなくて、危険だ。
治す方向に向かわせるなら、施設がいいぞ?」

もちろん、キサキの目的はナガレを遠ざける事。
本音では無い。

シュウジ「・・・いや、遠慮する。」
キサキ「!」

468:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 08:12 ID:X1Y

キサキ(これまでは、乗ってくれたはずの半間が何故だ?
弟のナガレが、それほど大事だってのか?・・・・・・っ。)

回想

半間兄弟は、親二人が共働きでいつも、家では兄弟二人っきりだった。

ナガレ「今日も父ちゃんと、母ちゃん・・・遅ぇな。」
シュウジ「あぁ・・・。」

夜遅くなっても、帰って来ない時があり、二人で眠る。

ナガレ「二人共、母ちゃんはナースで、父ちゃんは介護だから「夜勤」だって?」
シュウジ「二人で寝るか・・・。」

いつしか、半間兄はナガレに性的な事をする様になっていた。

ナガレ「??兄ちゃん、何してんの?」
シュウジ「父ちゃんと母ちゃんの真似・・・。」

隠していたが、半間はバイセクシャルで、この頃は弟と訳アリな関係だった。
ナガレも兄から同性愛を学び、シューヤに好意を持つ事になる。
半間だけは、周囲には隠し続けた。それを、キサキすら知らなかった。
恋愛には、受け身な所もある半間は、恋人が出来ず・・・弟のナガレと性パートナーだった。

ナガレ「兄貴ばっか、ずりぃ〜。今日はこっちも!?」
シュウジ「ダリ〜けど、たまんね(笑)」

469:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 08:25 ID:X1Y

そんな半間にとって、体の繋がりがある弟は、キサキ以上の存在だ。

シュウジ「ナガレ?ずっと二人な?」

回想終了

ナガレ「兄貴、いつになったら・・・キサキを殺してくれるんだ?」
シュウジ「準備が必要だ。用心深い男だからな。睡眠薬で眠らせて、水死がいいか?少しでも疑われるのは、駄目だ。」
グッチ「あの〜、半間リーダー?シューヤさんが、来ないんです!連絡もスルーで。」

ここでいう「シューヤ」とは、もちろんキサキの事だ。

グッチ「こんなの、珍しくないですかっ!?」
ナガレ「!」
シュウジ「シューヤが来ない・・・?(急に来ないのは、変だ。第一、こっちに何も言わずに?まさか、キサキにバレて?
いずれにしろ、離れたって事は・・・もう信用されてない、か。)」
ナガレ「・・・・・・。」
シュウジ「グッチ、皆に伝えてくれ?しばらく、ナガレと二人で遠くへ出かけてくるって。留守にする。」
グッチ「はい!」

「ダッ(グッチがその場を離れる音)」

ナガレ「兄貴っ・・・どういうつもりだよ!?(怒)」
シュウジ「ナガレ?」
ナガレ「キサキが急に消えるなんて、おかしーだろ!?キサキを死なすのが惜しくなって、言ったのかよ!?ワザと逃がしたなっ?クソっ!
ふざけんな!失望したぜ!?もういい、兄貴には頼んねぇ!」
シュウジ(!・・・まさか、キサキの奴これが目的か?ナガレとの仲を悪くさせる?もし、そうならーーーー・・・)

470:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 08:58 ID:X1Y

ナガレ「じゃ〜な?」
シュウジ「待て!ナガレ・・・一人になるな!」
ナガレ「ついて来んな!?キサキの味方なら、あっち選べばいいだろ!?

シュウジ(ダリィ〜。感情的になって、周り見えてねー。今、一人になる方が危険だってのに。)
ナガレ「ついて来んなって!?」
シュウジ「ナガレ・・・っ。」

「ゴッ(ナガレが半間にパンチしようとする音)」
「ヒョイ(そのパンチを半間が避ける音)」

そんな喧嘩中の二人にめがけて、何者かが銃を構える。

「パァーン!(銃が二人の間を通り、壁に当たる音)」

半間&ナガレ「!?」

半間は、急いでナガレの腕を掴むと、二人で建物の影に隠れる。

シュウジ「銃?どこからだ、上からだったか?」
ナガレ「今のって・・・??(明らかに二人を狙って・・・。兄貴は、裏切ってねぇのか!?じゃあ、誰が・・・。)」

「パンパァーン!(隠れる二人に向かって、銃が発砲する音)」

シュウジ「ここは、危険だ!建物の中に入るぞ!?」
ナガレ「あぁ!?」
シュウジ「(今の銃・・・2発同じくらいで飛んできた?相手は、二人・・・か?)」

二人は、建物の中に入り、部屋を見つけると、そこで身を潜める事に。
この部屋は、入口が右と左で2箇所ある。

471:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 09:10 ID:X1Y

シュウジ「ナガレ、いーか?敵は、死なすな。銃を奪って、脅してロープで縛る。」
ナガレ「!?」

「スッ(タバコの箱を出す音)シュポ(そのタバコに一気にライタで火をつける音)」

ナガレ「兄貴っ・・・?何してっ?タバコ??」

「スッ(タバコを部屋という部屋の周りに設置する音)」

シュウジ「敵の狙いがこっちなら、犯人はここの部屋に来る。
入口のドアに隠れるんだ。」

相手が、入口のドアを開けると、隠れて丁度死角になる。
タバコの煙で若干、視界も見えにくくする。

「ヒタヒタ(犯人の足音)ガチャ(ドアノブが動く音)」

シュウジ「!」
ナガレ「・・・っ。」

「キィ〜〜〜〜(扉が開く音)」

犯人1(!?スモッグか?いや、タバコの匂いだ。どこから?)

「ヒタヒタ(犯人がドアから中へ入ろうとする音)」

シュウジ&ナガレ「(今だっ!?)」

「ドガッ(犯人の後ろから、飛び蹴りをする音)」

その後は、犯人が床に倒れる隙に拳銃を奪い、持っていたロープで
二人は犯人を、縛りあげる。

ナガレ「これで、良し・・・と。」
犯人二人「・・・・・・っ。」
ナガレ「んで、兄貴?コイツら、殺さないでどーする?」
シュウジ「まぁ、見とけ?」

472:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 14:35 ID:X1Y

ナガレ「ん?兄貴、何して?それ、犯人の携帯っ・・・」
シュウジ「(キサキがもし、頼みこんだ相手なら。お?
あった〜。見ろ、ナガレ?このメール。)」
ナガレ「殺して欲しい相手の顔?送信者は・・・キサキ!?「成功したなら、金は30万だぁ!??明日、よろしくな。」キサキ?」
シュウジ「コイツらに頼んだのは、キサキで間違いない。族相手の中には、金さえ出せば何でも言う事聞く奴いるからなー?」
ナガレ「・・・っっ!」
シュウジ「そこで・・・だ?今からコイツらに成りすまして、キサキにメールを送る。」
ナガレ「え?何って?」
シュウジ「ターゲットは、二人死んだ。念の為、顔を近くで確認して欲しい。OKなら、金の30万は、その時に受け取る。とさ!?キサキを誘き出す!そこでコイツらの、銃を使って、キサキを撃つ!!ナガレ・・・、撃つ覚悟は、出来てるかー?」
ナガレ「あ、あー!!」
シュウジ(長くなればなるほど・・・、キサキを死なすのは難しい。今、このチャンスしかない!?)

その頃、キサキの元へはメールが届く。

473:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 14:47 ID:X1Y

「ピロリン♫(キサキの携帯のメール受信音)」

キサキ(ん?ターゲットは、死んだ?よし、思い通りだ。半間には、悪いが・・・思い通りにならないオモチャは、いらない。
不要だ。フッ(顔に笑みを浮かべる音))

その頃、半間達はーーーー・・・

シュウジ「キサキが待ち合わせ場所を、返信してきた。明日、バルハラの第2アジトだとさぁ〜♫」
ナガレ(第2アジトか。バルハラには、1と2のアジトがある。
1は、主にメンバー集会したり、話したりする場所。
2は、何かの物のやり取りや、仕事&金品のやり取りをする場所。)
シュウジ「時間は、昼の11時だ。ナガレ、今から準備だなー?」
ナガレ「おうよ!?」
シュウジ「まずは、コイツら二人も、第2アジトに連れて行くか。ダリィ〜。」

その頃、東卍メンバーはーーーー・・・

マイキー「バジ?何で、カズトラは死んだ?ハロウィンの日。あの日、戦いに集中して、よく分かんなかったぜ?」
ケイスケ「・・・・・・。」
千冬「バジさんはっ・・・!バジさんは、カズトラとワザとバルハラへ
行ってただけで、よく知らないはず!事情は。」
キジネコ「そうだにゃ〜、カズトラさんの死は、ほとんど予想つかないにゃ〜!?」
マイキー「ワザと?演技だったのか。裏切った?」

474:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 15:01 ID:X1Y

ケイスケ「全ては、キサキを疑っていたからだった。アイツは、バルハラの半間と間違いなく、繋がっていた。俺とカズトラで調べる為に。
千冬とキジネコとの件も、その為だ。
死んだカズトラの携帯を俺は、見た。カズトラの母ちゃんに貰って。
息子と仲良くしてた、俺にって。ハロウィンの日。あの時間、最後に電話をカズトラによこした相手は、半間の着信で最後だ。
つまり、あの時・・・カズトラに、半間は何か喋ってた。
カズトラは、死ぬ最後に「バジもマイキーも両方殺せないよ」って、
言ってたんだ。つまり、カズトラは俺とマイキーを守る為に!死んだんだって!?おかしいだろっ!!戦ってる時にフツー電話よこすか!?
半間は、何か知ってるはずだ!!キサキに頼まれたに違いねぇ!?」
マイキー「でも、バジ・・・その、キサキをハロウィンの日に殺したよな?カズトラのカタキは、成功したんだろ?」
ケイスケ「あぁ、殺した。でも何か変だよな?あれから、バルハラは大人しい。キサキの件で、半間が何も仕掛けてこねぇ。
不自然な気がする。」
マイキー「!」
ケイスケ「弟のシューヤだって、兄貴の件でキレてるはず。
これだけ、大人しいのは変だ。」
マイキー「そーいや、バルハラって・・・あの後、行方?元いた所から、別の場所に移ったって?カズトラの件で、俺達・東卍の力に怯えてるだけじゃー?本気出せば、コッチが勝つ!!」
ケイスケ「だと・・・いいんだけどな?」
千冬「・・・・・・。」
キジネコ「にゃ〜。」
マイキー「最近、聞いた話では、半間やナガレ、シューヤの姿を見かけないって。バルハラは、不自然な感じだ。
用心しろよっ!??」

475:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 15:11 ID:X1Y

「パサッ・・・(キサキのポッケから、カードが落ちる音)」

キサキ「おっと??ドナー登録したカードを落とした。ん?」

「ピロリン♫(メールの受信音)」

キサキ「メール?誰からだ?しゅ、シューヤ??誰のイタズラだ?いや、コレはーーーー・・・思ってた通り、か?」

次の日。
待ち合わせ場所と時間に、キサキは現れる。

キサキ「おい、来たぞ?死体は、どこだ?」

約束の昼、11時。

キサキ「?誰もいない、遅れてるのか?」

「パァーン!パン!(後ろから銃を発砲し、キサキの頭と首に当たる音)」

シュウジ「殺ったか?」
ナガレ「シューヤのカタキだっ!?」

「パンパンパァーン(床に倒れるキサキに、尚も撃つ音)」

シュウジ「よし、銃のタマは空だ。後は・・・、この銃をコイツらのポッケに入れる。」
犯人二人「ん〜ん〜。(首を左右に振る)」

口には、ハンカチ。手はロープで縛られている。

シュウジ「キサキ・・・、お別れだ。」

「シュポ(タバコに火をつける音)ポィ(タバコをキサキの死体に投げる音)」

瞬く間に火は、キサキを燃やしてゆく。

476:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 15:22 ID:X1Y

タバコの箱も床に置き・・・
敵の口のハンカチや、ロープも外すと・・・。

シュウジ「逃げるぞ!?火が、建物にも燃え広がってきた!?事前に建物の周りは、灯油かけといたからなー!」

第2アジトは、炎に包まれる。

ナガレ「へへっ!?やったぜ!兄貴?これで、自由だな!?(笑)」

二人の犯人達も、自分達の罪に恐れてか?逃亡。

次の日。

マイキー「おい!?聞いたか?バルハラのキサキの弟、シューヤが
昨日、アジトで死んだって?銃で、撃たれて・・・?犯人はまだ、
見つかってねー。おい、バジ3トリオ!(バジと千冬とキジネコの事)
弟のシューヤを、見つけ出して殺したのか?」
ケイスケ「俺達は、殺ってねぇーーーー!何も知らねー!?」
千冬「そうですよ!?」
キジネコ「違うにゃ〜。」
ケイスケ「マイキーっっ!?冗談キツイぜ!??」
マイキー「・・・・・・っ。」

その後、半間とナガレは無事に、バルハラのアジト1に戻る。

シュウジ「久しぶりだ!戻ったぜ?」
グッチ「あの!?半間リーダー!?昨日、その・・・シューヤさんが、殺されました!?」
シュウジ「東卍が殺ったのか?」
シュート「いえ、まだ分からないです。」
レンジ「銃で撃たれて、炎に焼かれて・・・怨恨かと。」

477:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 15:33 ID:X1Y

シュウジ「犯人を見つけねーとなぁ!?」

しかし、当然・・・二人の犯人達は、自分達が疑われると思って、
必死に逃げている最中だった。
外国へと、逃亡したらしいーーーー・・・。

死んだキサキの死体も、携帯も燃えていた為、分かったのは銃で死亡と、DNAでシューヤでは無く、キサキだったという点だけだった。
全ては、謎に包まれる。

ナガレ「上手くいったな?兄貴?」
シュウジ「あぁー?」

二人は、キサキとシューヤの墓の前にいる。

ナガレ「シューヤ、天国でキサキとは、会えたか?」

その後、半間とナガレは警察の前では、「東京卍の誰かならやりかねない」っと、平気で主張した。
キサキの体には、合計・・・8発のタマが、ブチ込まれていて、
警察は「恨みによる犯行」と予想。
タマから、銃の種類は分かったが、それだけでは犯人にたどり着けず、
事件のアリバイを調べたりしながら、色々な者に聞きまくるが、
銃とアリバイだけでは、犯人は掴めずーーーー・・・
逮捕までには、ならなかった。

マイキー「警察から、聞いたぜ?あれ、シューヤじゃなくて、キサキだって?ハロウィンで殺されたのは、キサキじゃなくてシューヤだった?
気づいてた奴いるか?」

478:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 15:43 ID:X1Y

ケイスケ「いや、知らなかったーーーー・・・。」

千冬とキジネコも、首を縦に振る。
東京卍の方でも、謎に包まれるキサキとシューヤとの件。何が何だか、不明だった。

その頃、半間とナガレのアジトに、とある人物が姿を見せる。

謎人物「半間さん、ナガレ?」
半間&ナガレ「?」
シュウジ「誰だ?」
ナガレ「知らない顔だな。」
謎人物「ナガレ!!シューヤだ!」
ナガレ「いや、シューヤは死んだはず。」
謎人物「死ぬ前にドナー登録してた。ある日、思い出して。ナガレとの記憶・・・。今はキクサスって名前だ。兄のキサキは、死んだって?兄が死ぬ前、メールでやり取りしたんだ。」
半間&ナガレ「!!」

さすがの二人も、この展開には驚きを隠せなかった。

キクサス「どうした?」
シュウジ(・・・シューヤが戻って来る?そんなの予測出来るか、ダリィ〜。)
ナガレ(だったら、キサキを殺したのはなんの為だったんだ!?)

最高から、最悪な気分に浸る半間とナガレであった。



完結

479:影虎◆Vs hoge:2023/08/23(水) 16:10 ID:X1Y

次に投稿する作品は、また新しい設定の別のお話です。
町名が原作とは、違う「ホクテカ町」で、マイキー達は年齢が小学生設定になります。ただ、ケイスケだけが、中学生。
オリキャラで、バジ 高子(小学校の教師をしている)ケイスケの姉がいます。
更にオリキャラで、バジ 友久(警察官をしている)ケイスケの父さんがいて、母さんはいない設定です。
ケイスケと高子と友久の3人で同居中。
マイキーと千冬とカズトラだけは、小学生です!
タイムリープなし、ブラックコスモは、今回ケイスケに
黒い衝動をかけてます!
投稿は、また別の日にします!読んでくれた方、ありがとうございます。

480:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 07:49 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ3家族〜】

ここは、ホクテカ町。
緑豊かな場所。普段は、事件なんて起こらない、平和な所。しかしーーーー・・・、
3人の秘密基地。

大きな木があって、入口は大きめで自由に外に、出たり入ったりを出来る大木がある。
マイキーと千冬とカズトラの小学生男児達3人は、ここを
「秘密基地」として、よく学校をサボりたい時などに、この場所で集まっている。
町からも、少しだけ距離がある、隠れ家としては、
持って来いの場所だ。

大木の中にて。

マイキー「今日も学校サボったぜ?」
千冬「いつもいつも。」
カズトラ「今日は、何する?」
マイキー「この町で、最近発生してる事件について、どう?話さねーか?」
カズトラ「探偵の真似事?」
千冬「高子先生に怒られる。(汗)」

高子先生とは、3人のホクテカ小学校のクラスの担任の女先生である。
性格は、怒ると怖い。

マイキー「大丈夫だって。今その高子先生がいねーから、やりたい放題!」
千冬「マイキー、ヤバい。」
カズトラ「事件と言えば、連続男児行方不明の?」
マイキー「そ、カズトラ当たり!滅多に事件ねーにさ?連続で3人も・・・。」

481:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 08:12 ID:X1Y

マイキー「こつ然と消えた。犯人の手がかりナシ!連続だから、犯人は地元の奴って言われてる。俺らでその犯人、探さねー?」

その時、3人の後ろには、怒り顔の高子先生が立っている。

高子先生「なぁ〜にしてるのかな(怒)またココで!?」
マイキー「げっ・・・(顔面蒼白)」
カズトラ「高子先生っ!?」
高子先生「いつもいつも学校サボってコラァーーーー!!(怒)」

その後、3人は高子先生に無理やり連れて行かれる。
大体はいつも、こんな感じの日常が繰り返される。
そして、ホクテカ小学校の終わりの時間。

「キーンコーンカーンコーン(学校のチャイムが鳴る音)」

高子先生「全く、困っちゃうのよね?探偵の真似事なんて、マイキー、カズトラ、千冬?大人しーくしていればいいものを・・・先生を困らせないで。」

高子は、学校の窓から外を見て、帰るマイキー達3人の様子を見ながら、
そう言葉を発した。

マイキー「なぁ?どうだよ、これ。」
千冬「び、ビーズ?」
マイキー「もし、犯人に拉致られても、ポッケにいれて、下に落として目印にする。俺達もいつでも狙われても良い様に。色は、俺は白!カズトラは、黄色!千冬は水色だ!」
千冬「犯人誰なのかな?怪しい奴なんて、この村にいないと思ってたけど。」

482:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 08:28 ID:X1Y

マイキー「いや、それ違うな。その犯人は、怪しまれない奴。だから、周りが気づかねーんだ。」
カズトラ「子供と一緒にいても、怪しまれない奴なら先生?警察官?それか、子供好きな人?ほら、あそこのマトバおじちゃん!」
マイキー「あ〜。」
カズトラ「いつも、子供集めては、遊んでる。」
マイキー「あのおじちゃん、子供好きで、戯れてるな。あの人は、昔からあーだから。」
他の村人仲良くしねーけど、子供は懐くから。子供が友達とかっていうかな?」

「プップー(車のクラクションの音)」

マイキー「ん?」
千冬「あっ!」
カズトラ「警察官・・・!」
千冬「友久さんっ!?」
友久「やぁ、今から帰り?パトロール中だよ。君達、例の連続事件で危険だから、早く家に帰りなさい!」
マイキー&千冬&カズトラ「はぁ〜い。」
友久「夜は、特に危ないからね。」
カズトラ「あの人の娘が、高子先生だよな!?」
千冬「うん!確かそう!?」
カズトラ「父さんは警察官!娘は女教師!すげ〜家族!?」
マイキー「・・・・・・。」
千冬「あそこ、二人家族だよ。それに・・・」

483:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 08:55 ID:X1Y

その夜、バジ家。

友久「おい、高子、どうした?さっきのメール。今、仕事から帰ったぞ。」
高子「父さんっ!ケイスケがっ・・・」
友久「ん?弟のケイスケがどうした?」

この家には、まだ家族がいて、それが引きこもりの息子・バジ ケイスケ。

ケイスケ「ごめんっ!親父っ・・・」

高子の弟・バジ ケイスケ(14歳)

ケイスケ「また、男児・・・殺しちまった(泣)」
友久「!またか!?これで、3度目だぞ!?(そもそも、息子がショタコンで無ければーーーー・・・。こんな事件など、起きなかったのに。)」

そう、あれは息子のケイスケが、前に12歳の時。
その時は、まだ友久が田舎町のホクテカ町では無く、都会町にいた頃。

友久「え?」

友久は、電話中。

姉の高子は問題ナシ。だが、ケイスケだけは、友達も作らず、その内引きこもりになった。元々、性格も地味で大人しい。
ケイスケの件で、嫁とは別れた。
その後、地元のここへ戻って、生活していたがーーーー・・・。
高子は、小学校の先生をしているが、ケイスケだけは未だに引きこもり。

友久「なぁ、ケイスケ。そろそろ・・・嫁を作らないか?お見合いすれば、きっとお前も、」
ケイスケ「何勝手に話進めてんだよっ!?(怒)」

484:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 09:05 ID:X1Y

普段大人しいケイスケがキレた。

ケイスケ「余計な事するんじゃねーーーーっ!?(怒)それにっそれにっ俺は、女なんか、女なんか興味ねーんだよっ!?」
友久「!」
ケイスケ「ショタコンなんだっ!?」
友久「ショ?何だ、それは?」
高子「父さん、止めてあげて。この子は、男児愛好家よ?私、知ってたの前から。」
友久「・・・・・・。」

友久は、初めて知り、ショックだった。
自分の息子が異性愛者では無かった事に。
それから、日が経ちーーーーーーーー・・・。

高子「ねぇ?ケイスケ。私は、先生だからアナタの協力を出来るわ。」
ケイスケ「姉貴・・・。」
高子「アナタが好きな男児、誘拐してきてあげる?欲しいでしょ、男児?いっぱいいるわよ、私の学校に。」
ケイスケ「!」

こうして、あの男児誘拐事件は、始まった。

友久「男児の死体は私が、どうにかする!(全ては、警察である故の恥だった。ケイスケが殺した男児は、その度に町以外の所へ、パトカーに乗せて別の街に埋めた。バレたくなかった。警察の私の息子が犯人だと、
知られるのは・・・イヤだった!)」

そう、この事件・・・協力者がいて家族なのだ。

485:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 09:17 ID:X1Y

回想。

高子(男児を誘拐するのなんて、簡単だった。)

高子は車に乗り、男児を物色中。

高子(どの子にする?そーだ!)

高子は、先生をやっているから。
1人目の男児は、自分の生徒を家まで届けるふりして、そのまま自宅へ。
2人目は、学校休みの日、となりのクラスの子。
3人目は、父親である友久が、村の子の帰り途中を狙い、パトカーに送るよと、言葉巧みに誘い、睡眠薬入りのジュースで眠らせた。

眠らせた後は、大きめのリュックにその子を入れて、そのまま自宅の玄関に置くと、メールでケイスケに知らせ、友久はそのままパトロールに戻る。
ケイスケは、玄関へ行き、リュックを中へ入れて、その子はまんまと
家の中に監禁される。

ケイスケ(よし。)

連れ去りは、上手くいった。
だがーーーー・・・。
1人目の子は、パニックを起こして、泣き叫んだので、バジは殴り死なせた。2人目の子は、最初こそ言いなりになったが、ケイスケがトイレに行く間に逃げたので、気づいたケイスケによって、

ケイスケ「おい!?何してるっ!」

2人目と3人目の子は、同じ理由で死亡。いずれも暴力。

ケイスケ(クソっ!クソっ!裏切りやがって!?信じてたのにっ!?裏切らなきゃ殺さなかった!!(泣))

486:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 14:44 ID:X1Y

ケイスケ(ヤベェ、また死なせちまったーーーー。)

最初の目的としては、殺しではなく、性行為だった。
だが、どの子もケイスケを満足させるどころか傷つけた。

ケイスケ(久しぶりに外、出るか?)

気晴らしに外へ、散歩しに行くケイスケ。

ケイスケ(ん?)
カズトラ「ヤバい!遅れちゃう!?(マイキーと千冬の所に行かないと!?)」

慌てた様子でカズトラが、ケイスケの横を通り過ぎる。
ケイスケの目線は、カズトラを見ている。
とっさにケイスケはーーーー・・・

ケイスケ「ユウキ君だっけ?」

話しかける。

カズトラ「え?違います、カズトラです(汗)」
ケイスケ「そっか、ごめん。間違えた。じゃあ・・・。」
カズトラ(あれ?この人・・・地元民じゃ・・・ないよね??)

キョトン顔のカズトラ。
ケイスケは、カズトラの名前を聞く為にワザと、間違えたふりして、聞いた様だ。
満足したのか、去って行く。

487:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 14:55 ID:X1Y

二人の待ち合わせ場所にカズトラがやって来る。

マイキー「おい?カズトラ、遅いぞ!?」
千冬「待ちくたびれた。」
カズトラ「何か、さっき知らない奴に話しかけられて・・・。長い黒髪で、地元民じゃなかった。」
マイキー「何だ?そいつ。怪しいなー?気をつけろよ?」
カズトラ「うん。」
千冬「怖い!」

その夜、バジ家。

ケイスケ「姉貴の学校にカズトラ君って、子はいる?俺、あの子気に入って・・・。」
高子「いるわよ、私のクラスの生徒ね。でも、あの子・・・いつも、友人達と一緒にいて、連れ出すの難しいわ。そ〜ね、なら良い方法!
3日間お泊りキャンプをやるの!学校のイベントで。
その日にうま〜くやるわ?」
ケイスケ「出来そうか?」
高子「父さん、その日はアナタも協力してよ?」
友久「私もか!?」
高子「父さんがいれば、もっと上手くいくの!(弟は、他の男と比べて普通の恋愛が、無理なら姉の私が相手探すしか無いじゃない??)」

高子が主にケイスケの協力をするのは、同情心からだった。

そして、その3日間キャンプの日。
場所は、テントが至る所に張り巡らされていて、料金さえ払えば、誰でも自由にキャンプが出来る場所だ。
わざわざ、客が用意しなくても済む為、ホクテカ町では大人気の場所である。

488:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 15:08 ID:X1Y

高子は、前日から自身の車をスタンバイさせている。
駐車場も、料金さえ払えば車を停めていてもOKである。
小学校では、バスを使ってキャンプしに来た。生徒達は、リュックの中に必要最低限の物を詰めてきた様だ。

キャンプの近くには、ホテルもあって、そこで泊まる事も出来る。

高子「キャンプは、朝9時〜夕方の4時まで自由に使えます!その後は、近くのホテルで泊まる。これが大体の流れよ?分かった?
昼からは、皆で手作りのカレーライスを作ります! その時間までは、自由に遊んでOKよ。昼になったら、先生のいる所に戻る様に。
テントは、汚したり、穴開けたり、乱暴に扱わない様にね!?私物じゃないんだから。」
カズトラ「なぁ〜?どこ行く〜?」
千冬「あっち!」

マイキー達は、自然多い場所で、はしゃぎ回る。
しばらく、満喫する。
そして、昼のカレー作り。生徒達皆で、ジャガイモの皮を剥いたり、人参の皮を剥いたり、玉ねぎの皮を剥いたり、包丁で切ったり。
煮込んで、ルゥを入れるのは高子先生の役目だ。

高子(ふふ、カズトラ君のカレーにだけ、睡眠薬を入れるわ。)
カズトラ「美味しぃ〜!」
マイキー「うん!」
千冬「うまうま!」

マイキー達は、すぐに平らげる。

489:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 15:19 ID:X1Y

カズトラ「ふぁ〜〜、何だか・・・眠くなってきた。眠・・・い。」

「トサッ(カズトラが地面に倒れる音)」

マイキー「おい!どうした?カズトラ、起きろよっ!?」
千冬「駄目だ、寝てる・・・。」
高子「コラ!無理やり、起こさないの!?きっと、疲れるぐらい、遊んだのね?先生がホテルの方へ、寝かせるから大丈夫!!
アナタ達は、二人で遊びなさい?」
マイキー「・・・。」
千冬「はーい!」

ホテル「ホワイドール」
高子は、カズトラを腕で抱えながら、移動する。

高子(よし、上手くいったわ!キャンプの日にして正解ね?
後は、カズトラ君を、リュックの中に入れる。これで、バッチリね!)
ホテルに事前に置いて用意した、大きめのリュックの中に寝てるカズトラを詰め込む。

高子(そして、スタンバイした車の元へ・・・。)

高子は、カズトラを、車の中に用意した別の鞄に移し変える。
これも大きめのサイズだ。その後は、車の一番後ろにカズトラをトランクに入れて、近くをパトカーでパトロールしてる友久に「ワン切り」で、知らせる。後は、高子はその場を離れてOK!
高子は、皆のいる元へと戻る。
友久は、ワン切りの合図と共に、ホテルの駐車場へ到着。

490:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 15:30 ID:X1Y

友久「高子の車だ!?後は・・・」

用意していた高子の車のキーを使って、トランクにあるカズトラの入った鞄を出すと、今度は、友久が自分の車へと移す。
そして、そのままホテルを離れて自宅へと、向かう。
自宅のドア前に、カズトラ入りの鞄を置いて、ケイスケにワン切りで知らせる。
友久は、再びパトロールに戻ればOK!

ケイスケ「!知らせが来たな。」

玄関まで行き、カズトラ入りの鞄を手に入れ、ケイスケの部屋に運ぶ。
中から、寝てるカズトラを取り出し、ベッドの上に乗せる。

ケイスケ(眠ってる。目隠し、させておくか。今までの男児は、殺しちまったから、今度こそ上手くいきてぇな・・・。)

カズトラに目隠しをさせて、手もロープで後ろ手に結ぶ。
その一方で、キャンプではカズトラがいないと騒ぎになっていた。

マイキー「嘘・・・だろ?」
千冬「カズトラがっ!?」

カズトラの方ではーーーー・・・

カズトラ「(ん?あれ、見えない。視界が・・・。)何?マイキー、千冬?高子先生っ??」
ケイスケ「!か、カズトラ君!?」
カズトラ「えっ、誰っ??」
ケイスケ「静かにっ!俺ね、小6のケイスケ。」
カズトラ「け、ケイスケさん・・・??」
ケイスケ「気づいたら、知らない所で監禁されてたんだ。」

491:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 15:42 ID:X1Y

ケイスケ「君より、早くここにいる。犯人は、二人。」
カズトラ「二人・・・?」
ケイスケ「ご飯を食べさせてくる奴と、性的行為する奴。」
カズトラ「えっ・・・ヤダ!そんなのっ・・・」
ケイスケ「一人は家にいて、もう一人は外で仕事。」
カズトラ「え?じゃあ、俺は今監禁されて・・・??え、いつの間に!?マイキーと千冬の二人はっ!?」
ケイスケ「犯人の話によると、その二人は知らない。カズトラ君の事だけ、話されて、二人で仲良くしておけって。」

もちろん、この話は全てケイスケの嘘だ。
次の日。

マイキー「な?千冬。高子先生、怪しくねーか??」
千冬「だからって、勝手に高子先生の車に近づいて!?」
マイキー「見ろよ!?車の助手席にカズトラのビーズがある!黄色の!カズトラは一度、高子先生の車に載せられた証拠だ!」
千冬「嘘!?何でっ・・・先生の車に!?」
マイキー「名前の「か」の字も彫られてる。間違いねー。あの女・・・。」
千冬「でも、何で先生がそんな事?」
マイキー「多分、先生はーーーー・・・犯人の言いなりになってるんじゃねーか?今、先生は授業中だ。千冬、今の内に先生の家に行くぞ!?
もしかしたら、カズトラはそこにいるかもしんねー!」

「タタッ(マイキーの走り出す音)」

千冬「おう!」

千冬もマイキーの後を追う。
その頃、ケイスケとカズトラはーーーー・・・。

492:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 15:54 ID:X1Y

カズトラ「ケイスケさんは、犯人と顔見知り?」
ケイスケ「いや、実はさーーーー長い事、ここにいるけど、犯人の顔も声も聞いた事ねーんだ。あっちもあっちでバレたくねーんだろ?
声出すにしても、声を変える機械を使われたりする。
殺されたくなけりゃあ、犯人の言いなりになるしかねー。俺は、ずっとそうしてきた。」
カズトラ「親の元に戻りたくないんですか!?一生ここにいろって・・・。そんなの、酷すぎる!」
ケイスケ「しっ!静かにしろって?犯人に聞かれる!」
カズトラ「ご、ごめん!」
ケイスケ「大人しくしてる方が身の為だ。逃げたら、それこそバレたら命取りだ。死にたくないよな?」
カズトラ「・・・・・・。」

バジ家に、マイキーと千冬が姿を見せる。

マイキー「ここが、高子先生の家だ。父さんの友久も警察の仕事中。
調べるなら、今だ!」
千冬「・・・(苦笑い)でも、どーやって中に入る?サッカーボール持ってきて?⚽」
マイキー「そのボールが必要なんだ!いーか?千冬、ボールで遊んでるふりして、ワザと窓のガラスを割る!中に入ったボールを取るふりして、その間、カズトラを探すんだ!?」
千冬「なるほどー。その手があったか!」

「バリーーーン!(窓ガラスがボールで割れる音)」

ケイスケ「!?(何だ・・・?下で、窓が割れる音?こ、声がする?誰か入って来た!?)」

急いで、ケイスケはカズトラの耳にイヤホンを掛けて、音楽を聞かせる。

493:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 16:06 ID:X1Y

ケイスケ(誰か、入ってやがる。と、トイレに二人で隠れねぇと?カズトラを連れて・・・。)

トイレは、一階と2階にそれぞれ、あるのでケイスケは2階のトイレにカズトラを抱えて、中で鍵をかけて大人しくする。

マイキー「どーだ?千冬?カズトラは、そっちにいたか?」
千冬「こっちの部屋にはいない。」
マイキー「全部の部屋を見て周るぞ?見つけんぞ!」
千冬「おー!」

仕事中の友久の携帯にメールがきた。

友久(ん?ケイスケからだ。何だとっ!?家に誰か入ってる?よし、自宅に行くか。一体、何事だ。)

ここの田舎町、ホクテカでは唯一村の警察官は、友久だけだ。
そうとも知らず、マイキー達はーーーー。

マイキー「変だな、カズトラ見つからねー。」
千冬「どこだぁ〜??」
ケイスケ(何なんだよ!?コイツらっ・・・まさか、カズトラの友達のマイキーと千冬って奴らか?マジかよ!?)

その時ーーーー・・・

友久「君達!?何をしている?そこでっ・・・!」
マイキー「あっ・・・。」
千冬「!ごっ、ごめんなさい!ボールを取りに入ってて・・・!?」
マイキー「サッカーしてたら、窓割っちまって。」
千冬「すっすみません!(泣)」
友久「あぁ〜、もういい!これからは、気をつけなさい!?」
マイキー&千冬「はいっ!」

494:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 16:15 ID:X1Y

二人は、残念そうな顔で外に出る。

マイキー「カズトラ、見つからなかったな?」
千冬「うん。いなかった。でもさ、大体の部屋を確認して思ったけど、」
マイキー「ん?」
千冬「高子先生の家って、二人で住んでる割に部屋のベッドが、多くて3って変だよ。」
マイキー「!そうだな、それに一つだけ、開かねぇドアあったし。」
千冬「何か、怪しいよな?まだーーーー・・・。」
マイキー「・・・・・・。」

謎は残った。
それから、2年の歳月が経つーーーー・・・

ケイスケ(もう、十分だ。カズトラ君は、開放しよう。満足出来た。顔を見られてねぇから、返せる。)

その夜、ケイスケの指示で友久と二人で、カズトラ君を大きめのダンボールに入れて、外へ運び出す。
途中までは、車で運んだ。

カズトラ(何だろ?何か、揺れて動いてる。)

相変わらず、カズトラは目隠しされ、手はロープで縛られたまま。

ケイスケ(じゃあな、2年間・・・楽しかったぜ?)

ケイスケは、ダンボールに入るカズトラに別れを告げ、置き去りにして友久と車に乗り込み、その場を離れる。

495:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 16:25 ID:X1Y

次の朝。

地元民1「みろ、見慣れないダンボールだ。」
地元民2「中に何が入ってる?」
カズトラ「(声がする!?)だ、誰かぁーーーー!?」

耳は聞こえるので、カズトラはデカイ声を出す。
その後、地元民の発見によって、カズトラは親元へ戻ったがーーー・・・

カズトラ「え?犯人の事??顔は、分かりません。でも、犯人は二人いて、もう一人、ケイスケさんって子も監禁されてたよ。」
友久「そうか。辛かったね?もう大丈夫。これ済んだら、すっかり元通りだ。」
カズトラ「はい・・・。」

しかし、その後分かったのは・・・このホクテカ町にケイスケなんて生徒は、いないという事だった。

カズトラ(そんな!?じゃあ、あの子は一体ーーーー!?)
友久(よし、上手くいったな。)

そして、その後ケイスケは・・・。

ケイスケ「父さん、姉貴、俺・・・ここを離れて都会で生活する事にした。今まで、迷惑かけてごめん!もう、大丈夫だから。」
友久&高子「!」

こうして、ケイスケはホクテカ町を離れたーーーー・・・。

マイキー「カズトラ、生きてて良かった!」
千冬「もう死んでるかとばっかり・・・。」
カズトラ「うん!また、こーして会えて良かった!?でも謎があるんだ。」
マイキー「犯人、友久と高子じゃねーのか?」
千冬「家に俺ら、入ったんだぞ!?」

496:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 16:34 ID:X1Y

カズトラ「いや、犯人の顔・・・見てないんだ。それに声もよく分からなくて。もう一人、ケイスケって子も監禁されてて、大体はその子と会話しまくってた。でも、ケイスケって地元民じゃなくってさ?
別の町から、さらわれた子なのかな?」
マイキー&千冬「!」
マイキー「声を出さないのは、カズトラと知り合いだからじゃあ?」
カズトラ「うーーん、よく分からない。」

その後、当然、犯人逮捕は進む訳なかった。
友久が共犯者だからーーーー・・・。
それからまた、月日は流れて・・更に1年後。

マイキー「本当に出ていくのか、カズトラ?」
カズトラ「うん、ごめん。事件のせいでPTSDが酷くてさ。もう地元には、いられない。」
マイキー「分かった、離れても仲間だからな!?」
千冬「いつでも、戻って来いよ!」
カズトラ「うん!」

カズトラは、都会の町「ウッドラッド町」へ、やって来る。
一人暮らししながら、仕事の為・・・ペットショップ「ペケハウス」に務める事にした。

497:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 16:45 ID:X1Y

店の従業員1「新しく、入って来たカズトラ君です、仲良くする様に!」
カズトラ「初めまして!羽宮 カズトラです!動物好きです!仲良くして下さい。都会で暮らすのも初めてで、緊張してます。」
ケイスケ(かっカズトラ!??何でここに!たまたまか?)

驚いた表情のケイスケ。何と、ケイスケもこのペットショップで働いていた。
偶然、越してきたのもこの町だ。

ケイスケ「け、ケイスケです。よろしくっ・・・。」
カズトラ「え!?あれ・・・その声って?け、ケイスケさん!?もしかして、一緒に監禁されてた!?あの後、犯人に開放されてたの?」
ケイスケ「あっ、あ〜〜〜〜!そうなんだよ!?会えるなんて、すげ〜な、こんな偶然(汗)これから、よろしくカズトラ君?」
カズトラ「うん。でも、あれ?何か、年齢がだいぶ年上だね(汗)」
ケイスケ「あん時は、小学6って言ったけど、あれ嘘なんだ。何でかって、本当の情報を話すなって犯人に脅されてたから・・・。それで、無事こうして開放されたんだ。許してくれよ?」
カズトラ「別にいいよ!また、会えて嬉しいから(笑)」
ケイスケ「カズトラ君・・・。」

こうして、偶然の再会を果たした二人は、ペケハウスで働き始めたと言うーーーー・・・。

ブラックコスモ「へっへっへっ〜今回は、ケイスケを悪人にしてやったモ〜!これで、ますますエネルギーを食べて大きくなれるモ〜モグモグ(悪エネルギーを食べる音)」


完結

498:影虎◆Vs hoge:2023/08/24(木) 17:21 ID:X1Y

次に投稿する作品の設定紹介!
今回登場する、マイキー達の年齢は高校生(2年)設定。
原作の三ツ谷とドラケンも初登場します!そして、パ〜ちんも!
主人公・花垣 タケミチも出ます!(やっとか。)しかし、タケミチが主役って感じの作品でも無かったです。(読んでると。)
橘 ナオトも登場します。(橘 ヒナタの弟)
また、ケイスケ母やカズトラ母も出ます(笑)
大体が、登場するキャラ人数ですかね?

今回は、ブラックコスモの力によって、またケイスケが悪人になっています。
タイムリープはナシ。
じゃあ、別の日に投稿します。ここまで、読み進めてる方いたら、ありがとうございます!!
ケイ君の作品を楽しんでね!?では(消え)

499:影虎◆Vs hoge:2023/08/26(土) 08:02 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ〜ばじとらふゆ〜】

2007年、東卍からバジ&カズトラ&千冬が消えた。
その頃のマイキー達は、高校2年生。最初に消えたのは、カズトラだ。

マイキー「なぁ?バジ、カズトラとメールが繋がんねー。そっちもか?」
ケイスケ「あ、そういえば、これ・・・俺の家に届いてた。手紙!?」
マイキー「カズトラからか?何って?」
ケイスケ「えっと、「バジへ 家出しようと思う。前から考えてて。」」
マイキー「はっ?家出っ??」
ケイスケ「「理由は、親と上手くいってねーから!場所は、ネットで知り合いになった奴の所にいる!バジや千冬に頼ると、すぐバレるからさ〜?マイキー達にも、よろしく!手紙のやり取りは、バジとならOK!でも、親にバレたくないから詳しくは、言わねーけど。カズトラより。」」
マイキー「はっ!?」
ケイスケ「き、急だな!?カズトラの家、そんなに上手くいってねーのか!?」
ケイスケ「あ〜、いってねーよ。俺には、そう言ってよく、愚痴こぼしてた。」
マイキー「戻って来んのか?その内。」
ケイスケ「今は、分かんねー。けど、安心しろ?手紙のやり取りは、こっちで続けておく!その都度、マイキーにも内容を、知らせるから。」

それから、2ヶ月が経ち・・・。

マイキー「カズトラ、どうしてる?」
ケイスケ「また、手紙きてさ?それによると、ネットの奴がとある組織の奴で仲良くなったから、もう東卍辞めて、こっちの組織で生きてく。じゃあ!だと。」
千冬「えっ!?カズトラさん、東卍辞めるって!?」
マイキー「まっ、マジかよ!」

500:影虎◆Vs hoge:2023/08/26(土) 08:15 ID:X1Y

ケイスケ「新しい所で、チーム入りするって。」
千冬「バジさん、いいんスか!?」
ケイスケ「いいも何も、アイツがもう、選んだ事だから。」
マイキー「何って、組織だ?」
ケイスケ「それが、書いてねーんだ。組織名。カズトラも、気まずいからかもしれねぇ。」
マイキー「近場か?」
ケイスケ「さぁな?カズトラもう、来ねーかもな。東卍には・・・。」
マイキー「何だよ、アイツ。勝手な奴。ま、前からそーいう所あったけど。たくっ・・・。」
ケイスケ「カズトラが、元気ならそれでいいよ。
組織同士、今の所は、やり合う展開じゃねぇんだし?対決になると、しんどいけどな。バラしちまうと、場所は特定されたくねーから、組織名を伏せてんだ。家出中だから。」
千冬「え?じゃあ、バジさん・・・手紙の住所もカズトラからきた便箋は、破り捨ててんスか?」
ケイスケ「まーな。カズトラから、届いたヤツは。隠してぇから。カズトラの奴が教えるなって、しつけーからさ?だから、俺しか知らねー(笑)」

それから、また一ヶ月後の5月。

千冬「バジさーん?どうしたんです?メール見ました。何です?大事な話って。」
ケイスケ「あ〜、千冬にだけ、教えたくて。」
千冬「何を・・・?ですか。」
ケイスケ「それは、これから教える。ついて来てくれねーか?」
千冬「何処ですか?」

バジに連れられ、とある家にやって来た。

千冬「ここ、ですか?うわぁ、知らない家。」
ケイスケ「さ、中入って来い。」

「ガチャ(玄関のドアを開ける音)」

千冬「あの、バジさん?ここって誰の家なんですか?」
ケイスケ「いーから、こっちだ。」
千冬「あの、話って何ですか?一体、いつしてくれるん・・・、」

501:影虎◆Vs hoge:2023/08/26(土) 08:28 ID:X1Y

奥にある部屋に入ると・・・

カズトラ「!ちっ、千冬!?」
千冬「え?か、カズトラさんっ!?」
ケイスケ「・・・・・・。」
千冬「何でここに?バジさん、ここってカズトラさんの家なんでスか?」
ケイスケ「あぁ、そうだよ。監禁部屋なんだ。」
千冬「え?バジさん、今何って・・・?」
カズトラ「千冬!逃げろっ!」
千冬「え?何がっ!?・・・ハッ?」

「ドゴッ(千冬の頭が後ろから、殴られる音)」

千冬(えっーーーー・・・?あ、目の前が・・・暗く・・・)

「ドサッ(千冬が床に気を失い、倒れる音)」

カズトラ「何でっ!?何で、こんな事するんだよ!?バジ?千冬までっ・・・えぐっうぐっ(涙)」
ケイスケ「お前の為、だろ?カズトラ。仲間増えて嬉しいだろ?それまでは、俺と二人だったからな?」
カズトラ「こんなこしてくれなんて、頼んでねーよ!?うぐぐっ・・・(泣)」
ケイスケ「カズトラ・・・。」

その後、千冬は寝かされていたが、一気に跳ね起きる。

千冬「ハッ!?えーと、ば、バジさ・・・んっ!?あ、あのこれっ一体、何ですか!?意味が分からないんですがっ!?」
ケイスケ「あーーっと、今から説明する。」
千冬「え?何の・・・説明ですか?え?何でさっき、殴ったんですか?」 
ケイスケ「千冬。」
千冬「は、はい?」
カズトラ「俺は、バジに監禁されてたんだよ。」
千冬「え?ますます、意味が分からないんですけど?ええ??何で、バジさんが!?」
カズトラ「まだ、分かんねーのか!?あの手紙の内容は、バジに書かされた嘘っぱち!本当でも何でもねーよ!?全部っ!!」

502:影虎◆Vs hoge:2023/08/26(土) 08:33 ID:X1Y

>>499
読んで、ミスに気づく!
「き、急だな!?カズトラの家、そんなに上手くいってねーのか!?」のセリフは、ケイスケじゃなくて、マイキーのセリフです。
間違えて、すみません!!

503:影虎◆Vs hoge:2023/08/26(土) 08:58 ID:X1Y

千冬「???何で?」
ケイスケ「だから、カズトラと一緒に生活する為だって。」
千冬「え、でもこれじゃあ犯罪ですよ!?」
ケイスケ「・・・・・・。」
千冬「バジさん!こんな事やめて下さいっ!?アナタに悪者になって欲しくない!!やめましょう!?今からなら、警察にもこの事を言いませんから、ね?」
カズトラ「・・・・・・。」
ケイスケ「何言ってるんだよ、千冬?俺は悪い事なんかしてねぇよ!ちゃんと、部屋の中では自由にさせて、ご飯も与えて生活も支えてやってる!親が子供の面倒みるのと、一緒だ。」
千冬「えっ?は?ちょ、ちょっと何言って!?同意無いなら、犯罪でしょ!?これ。」
ケイスケ「ははは(笑)何だよ、ノコノコついて来たクセに(笑)」
千冬「はっ!?それがOKって意味になるんスか!?じゃあ、違うんですけど!!ちょっとカズトラさんっ!?この人何言って・・・(汗)」
カズトラ「・・・・・・。」
千冬「(話し合いにならない。)こ、こ〜なったら・・・!」

「ガシッ(千冬がバジの肩に両手を当てて、動きにくい様に押さえる音)」

千冬「カズトラさん、だけでも今の内にっ・・・!?」
ケイスケ「!」

「ダッ(すかさず、カズトラが部屋を出ようと走る音)」

カズトラ「千冬!?ごめんっ・・・!」
ケイスケ「逃げようったって、そうはいかねーぞ!?まだ、認めてないんだからな!?千冬、お前・・・俺の事、殴れねーだろ?カズトラも、俺に勝てねーんだ。つまり、この3人の中で、強いのはこの俺だ。」
千冬「分かってますよ?(マイキーじゃないと、無理だ。)」

504:影虎◆Vs hoge:2023/08/26(土) 09:14 ID:X1Y

一方、カズトラはーーーー・・・

カズトラ(!何だ?これ、ドアノブに何か細工されてる!?簡単には、開かない様になってる!)

「ガチャガチャガチャ(ドアノブを何とか無理やり、開けようとする音)」

カズトラ(窓も高い所にあるから、無理だ。何って家の構図なんだ?監禁する為に、まるで改造したみたいな部屋だ。)
ケイスケ「カズトラ諦めろっ!?」

「ゴッ(ケイスケがカズトラの頭を後ろから、殴る音)」

カズトラ「うっ・・・・・・、」

ケイスケ「へっ、逃げようとしやがってよぉ!?ここの主(あるじ)は、俺だろうがっ!?」
カズトラ「うっ、うう・・・(泣)」

「ズリズリ(カズトラがケイスケに足首を捕まれ、引きずられる音)」

ケイスケ「二人共、逃げようとしたお仕置きだなっ!?」

次の日。
ケイスケは、マイキーと一緒にいる。

マイキー「なぁ?バジ。あの後・・・、千冬と連絡つかねー。あの千冬が、だぜ?変だよな。」

5月、千冬も消えた。

ケイスケ「実は、その件で・・・カズトラが新しく入った組織で、トラブルになったんだ。」
マイキー「は?」
ケイスケ「それを千冬に俺が話したら、心配だからって、アイツ・・・カズトラの所に行っちまった。住所は、俺が教えた。」
マイキー「と、トラブルってどーいう?」
ケイスケ「いや、それがカズトラの手紙によると、詳しくは、千冬が来たら話すってさ?だから、急いで千冬は、行っちまった。」
マイキー「おいおい、何だよそれ!?」 
ケイスケ「ただ、二人にもし何かあった時は、俺の出番だ!?話によると、相手の組織数は、50人くらい!俺だけで、十分勝てる!?マイキーナシでも、な?」
マイキー「あぁ、ケンチン(ドラケン)と、バジと俺の3人でよく、ジャンケンしては、1対50のバトルしてたか?じゃ、余裕だな?」

505:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 08:11 ID:X1Y

マイキー「それよか、そのトラブルの原因って、金か?」
ケイスケ「ん?」
マイキー「ほら、カズトラってそんな金ねーだろ?家出中も、仕事してねーなら、そいつらに金を借りてるとか?」
ケイスケ「あーーーー、そうだな。それも、ありえるか。マイキー、冴えてるな(笑)」
マイキー「あぁ、そんで俺らに言うと、自分が責められるから言わず、千冬を呼び出して、金借りて、そいつらに返そうとか?遠出する際は、まとまった金は持つからな。」
ケイスケ「・・・・・・。」
マイキー「だったら、このトラブル。金で解決しねぇとマズイ事に、なるよな?喧嘩して、解決する問題じゃねーだろ?だったら、首つっこめねーよ。」
ケイスケ「・・・・・・。」
マイキー「」第一、最初から手紙で詳しく言いたがらねー辺り、カズトラ側に非がある気がしてくるぜ?大体、チーム内の揉め事起こすのアイツだったろ?」
ケイスケ「俺は、高校一年生の頃から、ペットショップしてるから、金はあんだけどな?いざとなりゃ、そん時は俺の金で解決するか。」

その頃、千冬とカズトラはーーーー・・・

千冬「まさか、犯人がバジさんだったなんて。信じられない、今でも嘘であって欲しい。」
カズトラ「マイキー達も、信じてんのか?バジの嘘。」
千冬「はい。皆、疑ってませんよ。どうにかして、皆に気づいてもらえる方法は、ないのかな?バジさんには、気づかれず。」

しかし、その後・・・。

バジは、大きなリュックを背負い、駅前にいた。
マイキー、ドラケン(ケンチン)、パーちん、三ツ谷、タケミチも来ている。

506:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 08:24 ID:X1Y

ケイスケ「あ、ここまででいい。じゃ、行って来る。解決したら、千冬と戻って来るぜ?」
マイキー「気いつけろよ?バジ。」
ケイスケ「心配すんなって。別に死にに行くわけじゃあ、ねーんだからよ?」

が、この別れを最後にバジまで・・・11月3日、消えた。
こうして、カズトラ&千冬&ケイスケの3人は、行方知れずになった。

マイキー(携帯も繋がらねー。)

事件としては、扱われたが、手がかりは無かった。
そもそも、カズトラの住んでいる住所も、第三者はバジぐらいしか
分からず、トラブルになっている組織名すら、分からないからだ。

マイキー(駄目だ。バジの奴・・・住所書かれてる手紙も、捨ててる。手がかり、全部消えちまった。)

手がかりも、見つからずそれから、1年が経ったーーーー・・・
東卍メンバーも大人になる。

その後、ケイスケは新しく偽名を使い、ペットブリーダーになっていた。
自宅で子犬や子猫を増やし、ネット上で売るやり方だ。
これなら、家の中で出来る。

カズトラ「家も前と違う所になった、どうして?」
ケイスケ「あぁ、新しい仕事やる為に広めに変えた。ブリーダーになりたくなってな?これで、家の中で3人で協力して仕事出来るぜ?外も少しだけ、町から離れてる。森に周囲は、囲まれてんだ。」

507:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 08:38 ID:X1Y

ケイスケが離れて、カズトラと千冬の二人っきりになると。

カズトラ「千冬、どうだ?さっきの話、本当かな?」
千冬「何か、急・・・ですよね。しかも周りは、森だらけって。」
カズトラ「誰もいねーじゃん!?仮に外に出れたとしても、助け呼べる相手見つからねー。」
千冬「それが、目的ですかね??マイキー達のいる場所からも、もっと離れたんじゃあ?」
カズトラ「ヤバいな、気づかれなくなる。」

一方、マイキー達の方ではーーーー・・・

マイキー「バジまで帰って来ねーの、おかしいだろ。明らかにトラブルだ。」

その後、東卍メンバーで色々と、話し合った。
そもそも最初から、カズトラの家出は本当か?とか。
東卍を恨んでる奴らがいて、カズトラはそいつらに誘拐&監禁されてた
とか。
これは、東卍に対する復讐で更に千冬とバジを誘いこんで、3人は何処かに殺されて埋められてる、とか。
メビウスの件など、色々と族をやっていると思い当たる節があったからだ。

タケミチ「マイキー君!ヒナタの弟にナオトっているんスけど、今・・・警察やってるんです。良ければ、ナオトにこの事件頼んで皆で、協力して探しません?どうかな。」
マイキー「タケミチ、よし手を組むか。」
ドラケン「ヤンキーと警察が?っておい(汗)」

そして、タケミチ達はナオトと合流する。

ナオト「バジ不明事件の捜査、受けてますが・・・これから、現場の家へ行きます。皆は外で待ってくれませんか?」
三ツ谷「分かった。」

現場?は、あれから1年経っている。 

ナオト「ここです。」
タケミチ「ここって?」
ナオト「バジ ケイスケ君の家です。」
タケミチ「え・・・。」

508:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 09:10 ID:X1Y

タケミチ「バジ君の家って、一人暮らしだったんスか!?来た事ないッス(笑)」
マイキー「バジは、店やってたから。ペットショップ「ペケペケJ」まぁ、俺も来た事ねーけど。」
タケミチ「え?」
三ツ谷「こっちも、一人暮らしになってからのケイスケの家は知らない」
ドラケン「同じく。」
マイキー「住所もどこか、教えてもらえねー。あっちはあっちで、仕事で忙しい。また今度の無限ループ。」
タケミチ「でも、バジ君学校は、来てたんスよね?」
マイキー「時々、だぜ?高校になると、中学だった頃に比べて
登校数は、少なくなった。仕事で疲れてるーとか。仕事と学校の両立とはいえ、半分以上は仕事だ。」
三ツ谷「会えるのも、なかなか難しいよ。」
マイキー「タケミチは、そっちは高校は行かず、バーガーの店員だもんな?」
タケミチ「はい!そうッスよ?」

「ガチャ(ケイスケの家の玄関ドアが、ナオトによって開く音)」

タケミチ(何か、手がかりになりそうなもんは?っと。生活感あって、そのまんま、か。)
ナオトと2人でタケミチだけ、中に入るのを許可される。

タケミチ(バジ君の部屋の中からは、特に手がかりは見つからなかった。綺麗にされている所は、されていて。掃除もキチンとするタイプの印象だ。ここでは、特に何かの手がかりは見つからなかった。
カズトラ君からの手紙は無い。)

509:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 09:23 ID:X1Y

次は、バジ君の仕事先、ペットショップでの聞き込みだ。

店の店長「あ〜。マジメな青年だったよ。休みもせず、せっせとね。ん?トラブル?そんなものは、無いなぁ。」
ナオト「彼が、ヤンキーって言うのは、知ってましたか?」
店の店長「え!?ヤンキーやってたんかいな!?そんな子には、見えなかったよ。穏やかで。」
マイキー「はは(笑)バジの奴、・・・すっかりキャラ変えてやんの!」

次にバジ君の母親の元へ。

バジ母「あの子がトラブルに巻き込まれたとは、思ってません。中学の頃は、悪ガキだったけど。高校生になってから、あの子は変わったんです!ちゃんと仕事もしてくれて。あー、人ってこんなに変わるの?って。」
ナオト「!」
マイキー「まぁ、そういや、バジ・・・ヤンキーの東卍喧嘩にも、関わらなくなってたもんな?俺達と距離出来てた。」
ナオト「ケイスケ君が一人暮らししてる家に来た事は?」
バジ母「一度も無いです。仕事で忙しいって言われて・・・。」
ナオト「トラブルの話なんかは?」
バジ母「聞かされてません!でも、あの子が隠してたら、こっちは気付けないかも・・・。」
ナオト「(ここまでの、話だとトラブルの匂いは一切しない。本当にこれは、事件なのか?・・・。)では最後になりますが、マイキー君達が
知ってる事を話してみてくれませんか?今回の事で。」
マイキー「か、カズトラがなぁ〜。」
ナオト「ん?カズトラ?」
タケミチ「ナオト、カズトラ君は族の東卍の元メンバーだぞ。」
ナオト「今は、いないみたいですが?」
マイキー「あぁ!家出してから、別グループになった。ただ、そこで
トラブルが起きて・・・。」
ナオト「トラブル?何の?」

510:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 14:45 ID:X1Y

マイキー「それが分かんねー。」
ナオト「ん?何故?」
マイキー「教えてくれなかった。でも千冬には、教えるって。そんで心配した千冬は、バジに住所を教えてもらって、行っちまった。
その時点では、カズトラの住所知ってるのは、バジだけだ。んで、バジも後を追う様に消えた。」
ナオト「・・・・・・。」
マイキー「バジは、金かなりあるから、最初カズトラの金問題で、揉めてると思ったんだ。だから、バジの金で解決しようって。」
ナオト「何故、金問題だと?」
マイキー「バジの話から、手紙でカズトラは、ただでそいつらの家にいる。つー事で、金持ってねーカズトラは、その後も仕事してねぇなら、金をそいつらから、借りてたとかな?いくら、仲間でもずーっと良い顔はしねーだろ?その内、借りた金返せだとかで揉めて、そんで千冬を呼んで
更に一番金を持っていたバジが行って、そこで巻き込まれてトラブルになったとかな?」
タケミチ(ようやく、トラブルらしい流れが見えてきた!そうか、だったら金件でバジ君は・・・・・・。)
ナオト「・・・。」
タケミチ「マイキー君!?あんまり、そんな話言ってなかったじゃないですか!?」
三ツ谷「こっちも初耳だ。」
ドラケン「同じく。」
パーちん「マイキー(汗)」
マイキー「悪い、タケミッチ(汗)皆・・・。カズトラの家出問題も、あったから、あんまし言えなかった。ほら、話せば情報って広まるだろ??」
ナオト「!」
マイキー「カズトラは、親に家出の件がバレるのを嫌がってた。」

511:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 14:57 ID:X1Y

ナオト(そうか。カズトラ君の家出問題。バジ君の金トラブル。そのセットだから、それでこの事件は複雑化しているんだ。)

一方、バジはーーーー・・・

ケイスケ「ここの家の主(あるじ)は?」
千冬「バジさんです。」
カズトラ「ば、バジっ・・・。」
ケイスケ「飼い主の命令は?」
千冬「絶対です!」
カズトラ「ぜっ、絶対!!」
ケイスケ「逃げたりしたら・・・?」
千冬&カズトラ「お仕置き!」
ケイスケ「分かってるな!?お前ら。なら、いいんだよ。俺だってな、二人がルールを守ってさえくれたら、あんな痛たい事はしねーんだから。」

その後もバジ事件は、解決しないまま、時間だけが流れたーーーー・・・

カメラの映像から、バジが消える1日前、大金を銀行から引き出す様子が残っていた。
そう考えると、よっぽど金が必要な側にいて、金トラブルの件が有力だ。
カズトラに関する情報も、ナオトは聞き出す事にした。
母親の家だ。

ナオト「息子さんの家出の原因について、詳しく知りたい。」
カズトラ母「カズトラはいつも・・・私が忙しくて、家で一人でした。
親子仲は、あまり良くなくて、家出の後にケイスケ君が、カズトラ君の手紙を持って、そこには本人の字でこう書かれてました。」

512:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 15:10 ID:X1Y

カズトラ母「手紙の内容には「もう、うんざりなんだよね!?母さんなんか、嫌いだっ!前なんか、誕生日も忘れて!?こんな家、出てっやる!サイテーだ!じゃあな!?カズトラより」と。」
ナオト「手紙?その手紙は、手元にありますか?」
カズトラ母「いえ、ケイスケ君は見せに来たまんま、また持っていってしまったので。でも、あれは本人の字です!誕生日の件も、私は酷い母親です。忘れてましたから・・・。」
ナオト「カズトラ君の家出先は、何か知りませんか?本人が行きそうな場所とか。」
カズトラ母「手紙には、書かれていませんでした。あの子が見つかりたくないから、隠したんだと。」
ナオト「携帯は?」
カズトラ母「繋がらないままで。あの子が持ってると思うんですが。」
ナオト(もう、携帯もどこかに捨ててるのか?手がかりナシだ。
ただ、カズトラ君の家出原因&バジ君の金トラブル、少しずつ・・・見えてきた。カズトラ君の家出先は、どう探したらいいか?)

一方、マイキー達の方では、50人規模の族グループの所を訪れては、ローラー作戦の如く、探してはバジ達がいないか?と探し訪ねていた。

マイキー「東卍のメンバー、バジ&千冬&カズトラは知らねーか?」

しかし、手がかりナシで時間は、流れるーーーー・・・

ナオト(そもそもこれは、本当に事件なのか?逆にもしかして、カズトラ君の家出をバジ君が、手伝ってるって事は??
第三者の犯人の情報も何故か、有力なのが無いのは、そもそもそんな奴ら、初めからいないからじゃあ?)

513:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 15:22 ID:X1Y

ナオト(だとしたら・・・これは、事件では無く、カズトラ君の家出に協力して、千冬とケイスケ君は・・・?マズイ、3人は何処かで一緒に生活してるんじゃあ?まんまと騙されたっ!?
それなら、3人は今も何処かで生活しているだけ!?)

ナオトは、第三者の犯人に繋がる証拠も集めようとしたが、カズトラの手紙内容での、そのネットでの知り合いを見つけるべく、色々調べたが・・・その相手にすら辿りつけない状態で、捜査は行き詰まっている。

だから。逆におかしいと思いはじめる。
そして、ついにバジ達3人の家へーーーー・・・。

ナオト「すみませーん。」
ケイスケ「はい、何ですか?」

玄関には、チェーンをかけたまま、ケイスケがドアを少し開ける。

ナオト「バジ ケイスケ君だね?警察の者です、橘 ナオトです。」
ケイスケ(や、ヤベェ!?俺が犯人だって、バレたのか!??)
ナオト「カズトラ君は、いるかな?君、カズトラ君の家出を手伝ってるんですね?」
ケイスケ「え?」
ナオト「カズトラ君と話しがしたい。出してくれる?」
ケイスケ「(何だ?俺を逮捕しに来たんじゃ・・・ないのか?てっきり・・・だったら。)今、カズトラは寝てます。ちょっと待って下さい。」

「ガチャ(玄関の扉を閉める音)」

514:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 15:32 ID:X1Y

ケイスケ「おい、カズトラ!警察が来た。いいか?皆で家出してましたって口ウラ揃えるんだ。大きな事件には、ならねぇ・・・。
分かったな?ボスからの命令だ。」

ナオトを家の中へと入れる。

ナオト「カズトラ君だね?警察のナオトです。君等3人で事件に巻き込まれたふりして、協力して家出してた。この事実で間違いない!?」
カズトラ「はい!間違いないです!?すみません!俺のせいでバジと、千冬を巻き込んでっ・・・。2人は悪くないんです、全部俺の・・・家出のワガママに付き合わせちゃったんだ。」
ナオト「君等、もう大人ですよね!?母さん、心配してたんですよ!こんな事していないで、帰りなさい!!マイキー君や花垣君だって心配させて、子供じゃないんだから!子供じゃあ!?」
カズトラ「す、すみません・・・。ポロポロ(泣)」
ケイスケ「すみません。皆の元へは、帰ります。もう、家出は辞めたいです、俺は。」

こうして、バジ&千冬&カズトラは、ナオトに連れられ、元の場所に戻って来た。
そこには、マイキー達の姿もある。
カズトラと千冬は、恐怖による洗脳からか?ケイスケの言いなりになる道を選ぶ。

515:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 15:41 ID:X1Y

マイキー「バジ、千冬、カズトラ・・・!生きてたんだなっ!?良かった・・・。」
タケミチ「犯人っていつ、逮捕したんだ?ナオト。テレビで事件の詳細は、これから報道されるとか?」
ナオト「それがですねーーーー(怒)この事件に犯人なんて者はいなくて、彼等3人の作り出した大嘘っ!?」
マイキー「はぁ?」
ナオト「全ては、カズトラ君の家出の協力の為に、3人で、仕掛けた罠でした!つまり、トラップです!?」
タケミチ「そんな・・・。(汗)」
ドラケン「全部、嘘だと?」
ぱーちん「・・・呆れた。」
ナオト「警察だって、そんな暇じゃあ無いんですからね!?」

怒りが収まらないナオトは、烈火の如く怒りまくる。

ケイスケ&カズトラ&千冬「す、すみませんでした・・・。」

頭を、下げながら3人で謝った。

ブラックコスモ「へっへっへっ、またこれで悪エネルギーを吸収だモ〜。ケイスケ君に悪人になってもらったモ〜!?」

悪エネルギーによって、ブラックコスモは生存し続ける事が出来る。
必要悪なのだ。



完結

516:影虎◆Vs hoge:2023/08/28(月) 15:54 ID:X1Y

次に投稿される設定についてです。
3本仕立てになります、今回は!最初のは、カズトラが小学生で10歳。ケイスケは、20歳。カズトラ母も登場します!
マイキーは20歳。千冬は19歳です。登場人物は、今回少なめ。
ブラックコスモがまた、ケイスケに黒い衝動をかけてます。

2本目は、血のハロウィンから話が始まり、カズトラがタイムリーパー。そして千冬がそのトリガーになっている設定。
中学生の頃のマイキー、バジ、タケミチ、千冬、キサキ、半間、などなどが主な登場人物。
今回はブラックコスモはナシ。ホワイトコスモがタイムリープを発生させています。

3本目は、2本目のその後の大人になったケイスケ&カズトラ&千冬が未来でペットショップをしていた流れから、始まりますがひょんな理由から事件に巻き込まれ、3人にトラブルが発生するお話です。
衝撃のラストをお見逃しなく!?
ここでは、ブラックコスモもホワイトコスモも登場しません!
マイキーは少し出てきます!!
ケイ君の書いた、お話はまだまだ続きます。

517:影虎◆Vs:2023/08/29(火) 07:40 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ〜カズトラ自伝〜】
(やや、BL的表現あるんで、注意。)

カズトラ「(ジュンペケ達と今日も、夜遅くまで遊んだ。ゲームセンターでの帰り・・・。)ヤッバ!もう8時30分!?」

羽宮 カズトラ(10歳)
そこを、ワゴンタイプのホワイト色の車を、運転するバジ ケイスケ(20歳)が通りがかる。

ケイスケ「ん?小学生。こんな時間に?一人かよ、よし・・・チャンスだな。」

ケイスケは、カズトラの近くに車を停車させる。

ケイスケ「ねぇ〜、こんな時間に何してるの?」
カズトラ「え?家に帰る所ですけど・・・。」
ケイスケ「一人じゃ危険だよ、送って行こうか?」
カズトラ「一人で帰れるんで大丈夫です。」
ケイスケ「ちっ・・・。(怒)」
カズトラ(何あの人っ・・・怖いっ・・・!?)

急いで、カズトラはその場を去ろうと、走るが・・・。
辺りに誰もいなくなってきた所で。

「キキィーーーーバンッ!(ケイスケが車を停め、車内から降りる音)」

カズトラ「!?」
ケイスケ「オラァ!乗れやーーーー!?」
カズトラ「えっ・・・やめて下さいっちょっと・・・わあああ!?」

「バン!(無理やり車に乗せられ、ドアが閉まる音)」

カズトラ(無理やり車に乗せられて・・・怖かった。)

持っている携帯も奪われた。
ケイスケは、カズトラに小型の包丁をチラつかせる。

518:影虎◆Vs hoge:2023/08/29(火) 07:51 ID:X1Y

カズトラ「ひっ!?あっあの・・・お金なら、50円だけあります!」
ケイスケ「金?そんなもんいるかよ、服脱げっ・・・?」
カズトラ「え?何で服??」
ケイスケ「いいから、脱げよっ!?」
カズトラ「あ、あの・・・脱ぎました、これでいいんですか?」
ケイスケ「よし。」

「ガバッ(ケイスケがカズトラの体を押し倒す音)」

カズトラ「え・・・?(何されてるの・・・分かんないよ。助けてっ母さんっ!?)」

性的イタズラが終わると。

ケイスケ「この事、親に言うんじゃねぇぞ。家どこだよ?案内しろ。親に言ったら、俺が警察にいても、仲間を使ってお前の親を殺させる!?分かったな?」
カズトラ(仲間・・・?)
ケイスケ「ヤンキーだからよ、そういう事してくれる奴、多いんだ。」
カズトラ「分かりました・・・。ここが、家です。」
ケイスケ「電話番号も教えろ。いいか?俺とお前は、ゲームセンターで仲良くなって、友人になったと母には言え!?」

カズトラの家の前で、車を停めて、ケイスケはカズトラを車から降ろすと帰って行った。

カズトラ(それからは、ケイスケさんから家に電話がくる様になった。)

(ピルルルルル(固定電話が鳴る音))

カズトラ母「はい、羽宮です。どちら様ですか?ケイスケ君?カズ君の友達の??」

519:影虎◆Vs hoge:2023/08/29(火) 08:10 ID:X1Y

ケイスケ「はい。それ以来から、仲良くさせてもらってます。カズトラ君、いますか?」

カズトラ母は、カズトラに電話をよこす。

カズトラ「もしもし?変わりました・・・。」
ケイスケ「母親には、言ってねーだろうな!?」
カズトラ「言ってないです!」
ケイスケ「明日、母親は仕事か?」
カズトラ「はい。朝7時〜夜7時まで。」
ケイスケ「学校終わるの大体、2時30分か?そん時にそっちに行くからさ。待っとけよ?家で。」
カズトラ「はい・・・。」

次の日、約束通りケイスケがカズトラの家に来た。
カズトラは、恐怖がある為?か、ケイスケをアッサリと中へ入れると
カズトラの部屋で二人っきりになる。

カズトラ「母さんは・・・いないです。」
ケイスケ「へへっ!じゃあ、ヤル事は一つだな・・・?」

「ガバッ(ケイスケがカズトラに覆い被さる音)」

カズトラ「わぁ!やめて!?やめてぇーーーー!?」
ケイスケ「静かにしろ!殺されてーのかっ!??」
カズトラ「ううぅ・・・。」

その後も、カズトラは度々母さんのいない時に性的なイタズラをされ続けた。
7時になると、母さんは帰って来て・・・。

カズトラ母「あれ?ケイスケ君、来てたの?良かったら、一緒にご飯どう?今から作るから。」
ケイスケ「いいんですか?では、お言葉に甘えて。ニコリ(笑顔の音)」

3人で夜ご飯を食べる事になって、テーブルを囲う。

カズトラ母「ケイスケ君って、若いわね?仕事はしてるの?」
ケイスケ「はい、してますよ。ペットショップを。「ペケJ我が家」って所です。パク(ご飯を食べる音)」

520:影虎◆Vs hoge:2023/08/29(火) 08:24 ID:X1Y

カズトラ母「へぇ〜偉いのね!?マジメに。今時の子って真面目なイメージ無いでしょう?ムシャ(ご飯を食べる音)」
ケイスケ「普通ですよ!これくらい(笑)真面目が取り柄なんで。」
カズトラ「・・・・・・。」

一人だけ、箸が進んでないカズトラ。

カズトラ母「カズ君の相手、ありがとうね!?ちゃんとした人との、
付き合いの方が安心よ。パク(ご飯を食べる音)」

この日、カズトラはやはり、例の件は言えなかった。
母親にはーーーー・・・。
そして、とある日。
ストレスにさらされ続けたカズトラは、ついにおかしくなった。

カズトラ「何でっ何でこんなめに遭わねーと、いけねーんだよ!?(怒)」

「ボゴッ(部屋の壁に穴を開ける音)」

壁に穴を開けたり、部屋中の物を目茶苦茶に破壊した。
こうする事でしか、カズトラも心の不安を保てなかった。

カズトラ「俺が何したって、言うんだ!?母さんは気づいてくんねーし!?これ以上っっどう耐えろって言うんだよ!??(怒)」

その事が母親にバレるとーーーー・・・

カズトラ母「カズ君!?何って事してくれたの!?穴なんか開けてっ!?(怒)しかも何よっ!?部屋中を目茶苦茶とかっ・・・今までこんな事しなかったじゃない!?母さんに不満でもあるわけ!??」
カズトラ「別に・・・そんなんじゃ・・・。」
カズトラ母「じゃあ、何でするのよ!?仕事で忙しいのに困らせないでよっ!??」
カズトラ「うぅ(泣)ううぅっ・・・。」
カズトラ母「何その顔!?」

521:影虎◆Vs hoge:2023/08/29(火) 08:34 ID:X1Y

「ドゴッ(カズトラが母親の顔面にパンチをする音)」

カズトラ母「きゃあ!?何って事したの・・・!?今、殴ったの?母親の私を?カズ君っ・・・・・・??ポロポロ(涙を流す音)」
カズトラ「うぅっ・・・(泣)」

「ダッ(その場から、カズトラが去る音)」

カズトラ母「カズ君!?待ちなさいっ・・・カズ君!?」

それからと言うもの、カズトラは部屋から出てこなくなった。
引きこもりになったのだ。
自己防衛の為だ。

「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」

ケイスケ「カズトラ君は、いますか?あれ?その顔・・・どうしたんですか?」
カズトラ母「ケイスケ君っ聞いて!?カズ君がっカズ君がっ!?」
ケイスケ「?(ついに喋りやがったのか?)カズトラがどうしました?」
カズトラ母「中に入って、詳しく話すから!?」

2人は、部屋の中へ。

カズトラ母「あの子が・・・私の事、殴ったのよ!?しかも、今回が初めてっ!?」
ケイスケ「!」
カズトラ母「まるで、別れた夫みたい。あの人もよく、手をあげていたわ。」
ケイスケ「手を?それは、お辛かったですね・・・。」
カズトラ母「もうっ私、どうしたらいいか分かんないんです!今の今までっ・・・あの子の為にって仕事してたけど!?あの子が何を考えてるのかサッパリ分からないっ!!」
ケイスケ「・・・・・・。」

522:影虎◆Vs hoge:2023/08/29(火) 08:57 ID:X1Y

カズトラ母「ただ、ただ怖いのっ!?もう怖くてっ・・・!」
ケイスケ「もし、良ければ・・・オレガ面倒をみますよ?」
カズトラ母「え?本当?」
ケイスケ「はい。仕事もしてますし、養う余裕はあります。金銭面でも。男の力じゃあ、女性は抵抗出来ませんから。俺が何とかします!」
カズトラ母「じゃあ、よろしくね!?ケイスケ君!」
ケイスケ「はい。」

ケイスケは、カズトラのいる部屋をノックすると・・・

「コンコン(ドアを手でノックする音)」

ケイスケ「カズトラ君、ちょっといい?話あるんだ。」
カズトラ「な、何です・・・か?ビクビク(恐怖で震える音)」
ケイスケ「お前の母さんね、もう一緒に生活ヤダッて。」
カズトラ(え?ちょっとまって。何・・・それ?そんな事・・・。)
ケイスケ「だから、俺に預けたいって。」
カズトラ(俺は望んで無かったーーーー・・・。)
ケイスケ「もう、母親にも見捨てられちゃったね。大丈夫だよ、俺は君の事、見捨てたりしないから。」
カズトラ(もう・・・母さんも信用したりなんか出来ない。)
ケイスケ「2人でこれからは、生活して行こうか?」

カズトラと母親の絆は、簡単に切れていったーーーー・・・。
ケイスケが家から、カズトラを連れ出す日。

ケイスケ「カズトラ君、母さんとの別れの挨拶しなくていいの?」

523:影虎◆Vs hoge:2023/08/29(火) 09:05 ID:X1Y

カズトラ「もう・・・いいです。」
ケイスケ「そう。」

ケイスケは、必要そうな荷物だけを黙々と、運び出しては車へと
入れる。
一通り、カズトラ関連の荷物を運び終えると・・・

ケイスケ「じゃあ、行こうか?」
カズトラ「はい。」
カズトラ母「・・・・・・。」

母親は居間にいて、テーブルの椅子に座り、カズトラとは顔を合わせなかった。

ケイスケ(案外、チョロかったな。これでカズトラ君は、ずっと俺の支配下に置ける。)

次の日。ケイスケは、友人のマイキーと千冬の2人を家に呼ぶ。

マイキー「バジ、何だよ?話って?」
千冬「お邪魔ぁ〜。」
マイキー「あれ、その子なんだ?」
千冬「え、バジさん、いつから子供いましたっけ??」
ケイスケ「理由あって、預かる事になった、羽宮 カズトラ君!こっちは俺の族仲間のリーダー・マイキーと千冬!カズトラ君、仲良くな?」
カズトラ「(この人達もケイスケさんの悪仲間なんだ。助けは求められない。)」
マイキー「ガキ、育ててんだ?ふーーーん。」
千冬「うわぁ!可愛い!」

ブラックコスモ「へっへっへっ〜今日は、ケイスケ君を悪人にしてやったモ〜、また悪エネルギー食べるモ〜!」

まさか、黒い衝動によって悪人になってるとは、誰も気づかない。


完結

524:影虎◆Vs hoge:2023/08/29(火) 14:00 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ〜虎冬タイムリープ〜】

カズトラ「血のハロウィンの日🎃バジは・・・死んだ。」

その時の事を深く後悔しているカズトラの元に、姿を現すのは、ホワイトコスモだった。
カズトラの近くには、千冬もいる。

ホワイトコスモ「後悔エネルギーを感知しましたモ!」
カズトラ「え?誰・・・?」
千冬「カズトラ君も見えてるんですか!?」
ホワイトコスモ「あの世から、この世に人助けの為にやって来たモ〜!その後悔を、タイムリープの力で過去を変えに行けるモ?」
カズトラ「過去を・・・変える?じゃあ、またあの日に戻れる?」
ホワイトコスモ「戻れるモ!?」
千冬「バジさんをカズトラ君と、一緒に助けたいです!」
ホワイトコスモ「分かったモ〜!人助けする事で、善のエネルギーを食べて、コスモは生存していけるのモ〜!
レッツゴーだモ!!」

カズトラがタイムリーパー、千冬はトリガーになって
ハロウィンの日に戻れる事になった。

「パシ(カズトラと千冬が握手をする音)」

周りは、一気にあのハロウィンの丁度、バジが刺されて死ぬ前に戻る。

カズトラ(よし、ハロウィンの日に戻って来た!まずは、行動を変えないと・・・。えっと、確か・・・マイキーの蹴りを受けて倒れてて、この後は半間から電話がくるんだ。)

525:影虎◆Vs hoge:2023/08/29(火) 14:31 ID:X1Y

「チャラララ〜♫(カズトラの携帯が鳴る音)」

カズトラ「(よし、きた!)」

カズトラは、携帯に出ると半間からだ。

半間「バジは、裏切りもんだ。やっちまえ!?」
カズトラ「うん・・・。(でも、ここで当然、バジを死なす訳には、いかないからショックを受けて、立ち去る演技だ!)」

カズトラは、周りに聞こえる様にこう、言葉に出す。

カズトラ「裏切るなんて、酷いよ〜バジ。(泣)うううっ、もうっこんな戦いどーでもいいよ!?」
マイキー「あっ?カズトラ、それ終わりにしてぇって事か?戦い自体を・・・?」

頭から血を流す状態のマイキー。
さっきまで、カズトラに鉄パイプで、頭を強打されていた。

「ダッ(カズトラが逃走する音)」

カズトラ(逃げるっ!)
マイキー「っておい!?何逃げてんだっ(汗)待てよ!カズトラっ・・・おーーい!?」

その後を後ろから、追いかけるマイキー。

千冬(!あれ、カズトラ君とマイキー君、どこへ?そうか、過去を変える為に逃げて・・・?)

その頃、丁度バジは、キサキを追い詰めていた。

ケイスケ「キサキぃ・・・チェックメイトだ!」

526:影虎◆Vs hoge:2023/08/29(火) 14:43 ID:X1Y

キサキ(?何故、カズトラが刺しに来ない?今がチャンスのはず。一体・・・どうなってるんだ?)
ケイスケ「?」
キサキ「待てって、バジ・・・何かの誤解して・・・、」

「ドゴッ(バジがキサキに武器を使って攻撃する音)」

ケイスケ「誤解だぁ?」
キサキ「あぁ、そうだ・・・」
ケイスケ「話なら、聞かねぇ。俺はキサキをこの場で、倒すのみっ!?」

「ゴッゴッドゴッゴッ(連続でケイスケが、拳でキサキの顔面を殴る音)」

千冬(うわっ!?止まらない!)
タケミチ(バジ君が、キサキを、意識不明に・・・っ!?あれ?カズトラ君とマイキー君は?)

その頃、カズトラとマイキーの二人はーーーー・・・

マイキー「待てよ・・・カズトラ、まだ戦いは・・・終わってねぇよ。」
カズトラ「(一か八か!)こ・・・このままだと、俺はバジを殺しちゃうんだ。でも、殺したくないから、逃げるしかなくてっ!?マイキーだって、バジが死んで欲しくないのは、同じはずだ!」
マイキー「・・・・・・???」
カズトラ「あの、?」
マイキー「ちょっと待て。お前、さっきから、何を言ってるんだ!?戦う前の台詞、忘れたのか?あんなに戦いを望んでたの、そっちだろ!
今になって心変わりか?矛盾し過ぎてんだよ!?」
カズトラ「(タイムリーパーだとは、言えない。)」
マイキー「それとも、頭打って、さっきので記憶飛んでんのか?マトモに受けたもんな。それに、真一郎の件とバジの件は、別だ。戦いで終わらそうぜ?」

527:影虎◆Vs hoge:2023/08/29(火) 14:53 ID:X1Y

カズトラ(駄目だ・・・今のマイキーには、何を言っても無駄だ。)

「ダッ(カズトラが背を向け、再び逃走する音)」
「ポタポタ(頭から、血が流れる音)」

近くの廃墟にやってきたカズトラは、建物の中に入って行く。
その頃、バジ達の方はーーーー・・・

ケイスケ「よし!どうだぁ!?キサキの野郎、顔面グチャグチャだぜぇ!?立ち上がれねーだろう!?(笑)」
千冬「ば、バジさん・・・。」
ケイスケ「あ?千冬。マイキーとカズトラは、どうした?いねーな。」
千冬「それが、二人して、あっちへ行くの見ました。案内します!」
半間「(キサキ、どうしてだ!?バジが無事で、キサキがこんなっ!?何があったって言うんだ・・・!?)」

マイキーとカズトラの残したであろう、地面に落ちてる血痕を辿る、ケイスケと千冬。

千冬「見て下さい!二人の血です!後、辿れますね。」

その頃、マイキー達はーーーー・・・建物の一番上の屋上に来ていた。

マイキー「カズトラ?そこにいるんだろ?出て来いよ。隠れてたって、血で分かるんだ。」
カズトラ「・・・・・・。」
マイキー「ここは、屋上だ。もう、逃場ねーぜ?ケリつけようぜ?いい加減。」
カズトラ(どうしよう、バジが生きてても俺が死んだら意味無くない?未来が・・・。)

528:影虎◆Vs hoge:2023/08/29(火) 15:05 ID:X1Y

そこへ、血を辿り・・・建物へ、バジと千冬も到着。

千冬「見て下さい!?アレっ・・・上にいるの二人です!」
ケイスケ「マズイな・・・。(ヤベェ、カズトラの逃場ねー。しかも、マイキーの奴も、理性を失くしてんじゃあ?)」
千冬「どうします!?バジさんっ・・・早くしないと!?」
ケイスケ「(カズトラが殺されちまう!)千冬、服脱ぐぞっ!?」
千冬「へ?何言ってるんですか、こんな時に?」
ケイスケ「こんな時だから、脱ぐんだよ!?一緒には!」

二人は、着ている特攻服を上だけ脱ぐ。

ケイスケ「よし、そんで・・・端と端を結べば、手作りシーツの完成だ!?」
千冬「わぁ!すごぉ〜いバジさん!?」
ケイスケ「カズトラ!?飛べっ飛び降りろっ!??」
カズトラ「え?(バジの声?飛び降りろたって・・・ハッ)」

「ブワッ(マイキーのパンチがカズトラの顔面目掛け、近づく音)」

カズトラ(ヤバッ!?マイキーのパンチっ・・・もう、飛び降りるしかなぁ〜〜〜〜〜いっっ!)

危機一髪で、マイキーのパンチから逃げる様にカズトラは、飛び降りた。

マイキー「あっ!?」

「ヒュウウウウ(カズトラが落ちる音)」
「ポスッ(見事、二人の手作りシーツの上にカズトラが落下する音)」

ケイスケ「(ヤベェ、すぐにマイキーが下に降りてきちまう!)こうなったら、千冬!?カズトラ連れて二人で逃げろ!?」

529:影虎◆Vs hoge:2023/08/30(水) 08:11 ID:X1Y

千冬「はい!カズトラ君、行きましょう!?歩けますか?」
カズトラ「うん・・・。」

千冬は、カズトラの腕を取り、自分の肩にかけると
そのまま二人は、急いでその場を離れる事に・・・。

「ザッ(マイキーが、現れる音)」

マイキー「カズトラは、どこ行った!?」
ケイスケ「逃げちまったよ。」
マイキー「千冬は、どうした?」
ケイスケ「・・・カズトラを追いかけていった。千冬が追ってるから大丈夫だ!その内、捕まえたら連れてくるだろ?」
マイキー「は?」
ケイスケ「それより、キサキの件で話がある。皆のいる所に戻らねぇか?」
マイキー「あぁ。」

「ピロリン♫(千冬の携帯のメール音)」

千冬(ん?バジさんから、メールだ。そっちでカズトラをかくまってくれ?そうか。バジさんだと、バレるけど・・・カズトラ君と、関わりが薄い俺ならって?マイキー達の所に戻る際は、カズトラに逃げられたと言え、か。)

その頃、マイキーとバジは、半間達や東卍メンバーがいる場所へ、戻っていた。

半間「おい、最後はこの俺が相手だ。マイキー。」
マイキー「あ〜、今・・・イライラしてんだよな?」

「ドゴッグキィ!ドサッ(マイキーの足技によって、半間が白目になりながら、倒れる音)」
千冬「うわぁ!?早い終わり!半間があっさりと?(汗)」
半間「ううう・・・。」
マイキー「?千冬・・・、カズトラはどうした?」
千冬「えっと、すみません〜その、逃げられました。」
タケミチ「じゃあ、バルハラ対東卍の喧嘩は終わりっスか!?これで・・・。」
マイキー「まだ、終わりじゃねぇ。バジ、東卍に戻って来てくれよ!?帰って来てくれるんだろ?」

530:影虎◆Vs hoge:2023/08/30(水) 08:20 ID:X1Y

ケイスケ「それは・・・出来ねぇ・・・。」
千冬「え!バジさん!?」
ケイスケ「条件がある。カズトラも、東卍の仲間に戻るなら、だ!」
マイキー「それはつまり、カズトラを許せって?」
ケイスケ「それが出来ねぇなら、この話はナシだ!」
マイキー「!」
ケイスケ「カズトラだって、元メンバーだろ!」
タケミチ「ま、マイキー君!?どうするんスか?」
マイキー「頑固もんだな・・・。そんなん、許すしかねーじゃねぇか!?本当っヒッデェ!?(苦笑)」
ケイスケ「本当かっ!?なら、カズトラに・・・・・・。」
千冬「マイキー!!」

千冬の部屋にいる最中だったカズトラの元にもメールが届く。

カズトラ(ん?マイキーから、伝言?「お前を許す!」ううぅ(泣))

そのメール内容に、思わずカズトラは、涙を流すーーーー・・・。

カズトラ(こうして、俺達のタイムリープは終わった。未来では、俺とバジと千冬の3人で、ペットショップを開いている。)

ホワイトコスモ「後悔のエネルギー感じなくなったモ〜!善エネルギーを吸収!じゃ、さよならモ〜!?」

役目を果たした、コスモは何処かへと消えていった。



完結

531:影虎◆Vs hoge:2023/08/30(水) 08:36 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ虎冬〜未来編】

大人になった3人は、未来ではペットショップ「ペケJランド」で、働いていた。
しかし、バジが一人でいると急にカズトラから、電話がかかってくる。

ケイスケ「もしもし?カズトラか?」
カズトラ「うん。あのさ、今金ってどのくらい持ってる?」
ケイスケ「そうだな?軽く、1000万以上は、あんぜ?」
カズトラ「そ、そんなに!?実は俺さぁ・・・、今さ
金がピンチで。大金が必要なんだ。持ってきて欲しい。助けると思って・・・。」
ケイスケ「全部か!?そりゃ、流石にちょっと・・・(汗)」
カズトラ「そうしないと、ヤバそうなんだよ!?痛い目みる!バジっお願いっ!?」
ケイスケ「・・・し、仕方ねぇな〜。場所は?」
カズトラ「ペットショップから、近くにある無人工場分かる?マイキー達には、内緒にして!」
ケイスケ(何だよ、カズトラの奴。金ピンチって急だな〜。1日前から、千冬とは連絡つかねーし。変な日・・・。)

無人工場。
あまり、この地元では、人が滅多に立ち寄らない場所。
ケイスケが、中に入るとーーーー・・・

ケイスケ「!?」

そこには、カズトラ以外に千冬もいたが、何故か見に覚えのない奴らもいて、カズトラと千冬はそいつらによって、両手首を縛られながら立っている。

ケイスケ「あ、あれ?何か・・・話ちげ〜じゃん?どういう事だ?誰だ、お前ら?」
千冬「すみません!バジさんっ・・・カズトラ君がネットで知り合った奴いて、そいつ嘘付いてて、族だったんです!?目的は、初めから金で。俺も、先にカズトラ君使って、呼ばれて・・・俺以外に金持ってる奴教えろって脅されてっ・・・今度はバジさんを呼ぶ流れにーーーー。」
ケイスケ「!!」

532:影虎◆Vs hoge:2023/08/30(水) 08:54 ID:X1Y

ケイスケ「そ、そーいう事かよ・・・!族って、お前らどこのもんだ?」
相手メンバー1「俺等は、キャットフィッシュだ!」
ケイスケ(キャットフィッシュか。そういえば、コイツら・・・俺等の地元では、金の件で主にヤベェ連中だって、聞いた事あんな。)
相手メンバー2「まず、最初はネットで普通に友達になる演技して、リアルで会おう!と持ちかけて、族皆で待ち合わせ場所にスタンバイ!そして、そいつに殴る蹴るを加えて現金や、貯金もあるなら脅して引き落とさせるやり口だよ!?騙された方が悪いんだ(笑)」
ケイスケ「何がだ!罠にハメる気でいるのは、責任なんか最初から、取りたくねーからだろ!?だったら、最初から「責任取る気はない」って言えよ!!」
千冬「だから、バジさん逃げてっ!?俺はどうでもいいんでっ!?助かったら、マイキー達使って、コイツらキャットフィッシュに復讐して下さい!約束ですよ!?マイキーなら、勝てる連中です!」
カズトラ「うう(泣)バジ・・・ごめん!逃げてっ!?
こんなの罠だったんだよ!(涙)」
千冬「それに金渡したってコイツら、俺達3人死なす気ですよ!」
ケイスケ「悪りぃ。千冬・・・!俺、仲間置いて逃げられね〜や!!」

笑顔でバジは、そう答えた。

533:影虎◆Vs hoge:2023/08/30(水) 09:03 ID:X1Y

相手メンバー3「オラオラ!?金よこしな!人質二人も、こっちにいるんだからよぉ!?」
千冬「あっ・・・駄目です・・・バジさんっ・・・(顔面蒼白)」
カズトラ「バジぃ!!」
千冬「逃げ・・・て。」

キャットフィッシュの連中は、バットを取り出し容赦なく、バジを殴る。

相手メンバー1「さぁさぁ、1000万はこのバックの中だな(笑)もう、用済みだ。殺せ!」

「ドゴッバキ ベシャバゴッ(バットでバジが殴られる音)」

カズトラ(最悪だっ!?せっかく、バジがいる未来を取り戻せたのにっ!?これじゃあ、意味無しだっ!?(泣))
千冬「あぁ、バジ・・・さん。(顔面蒼白)」
カズトラ「そんなぁーーーー!?」

バジは、地面に横たわり、頭からは多量の出血。顔もかなり、殴られ原型を留めていない。

相手メンバー1「安心しろ。テメェらも、仲良く死なせてやる?(笑)」
カズトラ&千冬「!??」

「ドゴッグキィドゴッバキ(バットでカズトラと千冬の二人も殴られる音)」

カズトラ「た、助けてぇぇええええ!?マイキーーーーーっっ!」

534:影虎◆Vs hoge:2023/08/30(水) 09:09 ID:X1Y

そのカズトラの最後の声は・・・丁度、ドラケン達と久々に食事の帰り、一人で道路を歩いているマイキーの元へーーーー・・・。

マイキー(ん?気のせい・・・か?)

しかし、無情にもマイキーが、異変に気づく事は無かった。

千冬「うう・・カズトラ・・・君。」
カズトラ「千・・・冬・・・。」

最後の力を振り絞り、二人は手を伸ばし、握手する。

「パシッ(二人が握手をする音)」

バジとカズトラと千冬の死体は、キャットフィッシュの奴らによって、仲良く地面に埋められているーーーー・・・。

犯人達は、3人から奪い取った金で逃げ続けているという。
遠くへ・・・・・・。
この凄惨な死は、東卍にも大きな傷跡を残す。




完結(バットエンド)

535:影虎◆Vs hoge:2023/08/30(水) 09:23 ID:X1Y

次に投稿する設定は、大人のマイキー(26歳)が、ホワイトコスモに出会い、過去の小学生に戻る。

マイキー以外にここでは、妹のサノ エマも出ます!
真一郎(20)も出る。
BL表現もあるんで、苦手な方は注意。
ここでは、ブラックコスモが真一郎に黒い衝動をかけています!

もう2つ目は、大人のタケミチ(26歳)が、ホワイトコスモに出会い、過去に戻り・・・小学生のマイキーとエマと仲良くなります。マイキーの黒い衝動理由を知りたくて、戻ってるタケミチ。
ただし、当然・・・ブラックコスモが真一郎を悪人にしてる理由には、気づけません!
タケミチが知る事になる、黒い衝動理由は別になっています。

今回の作品は、主役視点が最初は、マイキーで、途中からはタケミチにバトンが渡されます!
二人が見る、過去の同じ世界線で物語りは、進みます!

途中のタケミチ視点では、橘 ヒナタも登場して、千冬も出ます!オリキャラのYouTuberをやってる「コスモス」
という人物も登場します。羽宮 カズトラも登場。バジ ケイスケも登場。
では、設定説明終わります。

536:影虎◆Vs hoge:2023/08/30(水) 15:12 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ〜マイタケリープ〜】

マイキー(26歳)

マイキー(そういえば、小学4年から〜中学3年にかけて、記憶が無いんだよな。一体、どうしてなのかが、知りたかった。そんな、ある日・・・タイムリープと言う、能力を手に入れてしまう。)
ホワイトコスモ「モ〜!?」
マイキー「何だ?お前・・・。」
ホワイトコスモ「アナタ、今・・・過去に戻りたいと思ってますね?そんな人の為に、あの世からやって来たコスモ!」
マイキー「じゃあ、俺は過去に戻れる様になったのか?」
ホワイトコスモ「そうコスモ!」
マイキー「小学生4年に戻りたい。」
ホワイトコスモ「分かったコスモ!じゃあ、目を瞑って念じるモ!」
マイキー(小学4年に戻れ!?)

言われた通りにするとーーーー・・・
マイキーの背は縮み、小学4年の身体に戻っていた。

マイキー(ん?戻って来た?今、俺は小学4年か?体も小さいな・・・。)
エマ「お兄ちゃん、何してるの?早く、帰ろうよ!」
マイキー「エマ!(本当に戻って来たんだ。よし、これで謎が分かるぞ!この後の記憶がねーから。)」

その夜。ここは、サノ家。
リビングで、マイキーとエマの二人で、早めの夕食をとる。

マイキー「(真一郎兄貴は、バイク店で仕事だから、戻って来るの遅くなるよな。)パクパク(ご飯食べる音)」
エマ「今日も二人で夜ご飯だねー?いつもの事だけど。親二人、いないから。パク(ご飯食べる音)」
マイキー(そうだ、だから、兄貴が仕事して、面倒みてくれてるんだ。戻って来るのは、夜の8時30分。遅いよな?)

537:影虎◆Vs hoge:2023/08/30(水) 15:23 ID:X1Y

エマ「お兄ちゃん、仕事終わったら、どこかのファミレスで一人、夜ご飯を食べてるからねー?」

9時。
マイキーとエマは、学校もある為、それぞれの部屋で寝る。
エマ用の部屋と、マイキーは真一郎と二人で部屋を共有だ。

エマ「おやすみ〜。」
マイキー「おやすみ。」

二人が寝静まってる頃に・・・真一郎は、帰って来た。

「カチャ(玄関のドアを静かに開ける音)」

真一郎「・・・・・・。」

真一郎(20歳)が、仕事から帰って来た。

マイキー「すぅ〜すう〜(寝息の音)」
真一郎「・・・・・・。」

「ペタッ(マイキーの口にガムテープを貼る音」
「モソモソ(真一郎が布団に入り込む音)」

マイキー「(ん?兄貴・・・?何してっ・・・。あ!そーか、俺は兄貴にこんな事を!?だから、記憶を失くしてたんだ。そーいえば、お風呂の時も!)」

回想。

真一郎「マイキー、洗い残しあるぞ?本当、洗うの下手だなぁ。」
マイキー(やたら、ベタベタ体を触ってくる。)

回想終了

マイキー(あれも・・・?)

次の日。
マイキーは、仮病を使って休んだ。

マイキー「お腹の痛みあってさ。」

たが、本当の目的はーーーー・・・

538:影虎◆Vs hoge:2023/08/30(水) 15:36 ID:X1Y

エマも学校で、真一郎も仕事の為、家の中ではマイキー一人だけ。
真一郎の荷物を調べるマイキー。

マイキー「ん?兄貴の引き出しから、隠されてる様にビデオテープ?こんなの、初めて見る。中には、何が?」

確認してみると・・・・・・

マイキー「あ!これ、バジとカズトラ!?風呂に入ってる所を、まるで隠し撮りしたみてーな映像だっ!思い出した。これ、お泊りの時だ!
兄貴が俺を誘って、ダチ連れて夜遊ぼう、お泊りもしていけって。
そん時に風呂に仕掛けてたって事か!?サイテーだ。俺だけじゃなく、ダチにまで手を出してんのか!?」

回想

ケイスケ「なぁ、マイキー。昨日、俺とカズトラでパンツの中、ビチャベトだったぜ?夢の中で、エロいの見て、夢精ってヤツ?」
マイキー「?」
ケイスケ「二人、同時で夢精するとか、スゴくね〜か?」
カズトラ「急いで、トイレに行ってたら、その後にバジもトイレ〜って来てさ?大慌て!」

回想終了

マイキー(あん時は、何言ってるのか、気にもとめなかったけど、そーいう事かよ。最悪だ。兄貴なんか、死んじまえばいーのに。いや、この後・・・例のバイク事件が起きるんだよな?普通なら、警報器が鳴る。
よし、良い方法思いついたぜ!?バイク事件、起きる前に仕掛けてやる!)

バイク事件が起きる日。

マイキー「エマ、今日はさ・・・ダチの家で夜遅くまで、遊ぶから夜ご飯は、一人で食べてい〜ぜ?」

539:影虎◆Vs hoge:2023/08/30(水) 15:51 ID:X1Y

エマ「分かった!あ〜ぁ、一人でとか淋しいなぁ〜?こんなの初めてだよね?」

その夜。
バジ虎がバイク店に来る前に、マイキーが先に真一郎のバイク店を尋ねる。

マイキー「兄貴!」
真一郎「マンジロウ?どうしたんだ。こんな夜遅くにお前、一人で。」
マイキー「ダチと遊んでたら、こんな時間になっちまった。
んで、トイレをしてーんだけど?」
真一郎「よし、して行けよ。」
マイキー(夜遅くになると、バイク店には兄貴一人だけしかいない。)

中に入るマイキーだが、トイレ後、帰ったふりして店内に潜んでいる。
そして、警報器の電源を切り、裏口から外へ出た。
真一郎にも、気づかれにくい。
そこへ、バジとカズトラが来るのを、隠れながら見ていた。

マイキー(!二人だ。来た。警報器が鳴らないから、さっきの裏口から、二人は入っていった。そして、兄貴をカズトラは・・・殺した。)

バイク店から、警察に連れられるバジは、マイキーに気づくと・・・。

ケイスケ「マイキー、ごめんっ!!(泣)」
マイキー「・・・。(二人には、悪かったけど、兄貴がした事に比べれば、マシだと思った。俺は、本当は心の中では笑っていた。兄貴が死んでくれた事も・・・でも、俺の中の黒い衝動は、その後も消えなくて。)」

マイキー「ニヤ(笑みの音)」

その後、未来に戻った。

ホワイトコスモ「アナタからは、過去への戻りたい念を感じなくなったモ〜!じゃ、また別の人の所に行くモ〜!」
マイキー(そして、俺は自分がやった事すら、記憶から・・・消してしまっていたんだ。)


1段目完結(次からは、タケミチ視点の二段目!)

540:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 07:37 ID:X1Y

タイトル【東京リベンジャーズ〜マイタケリープ〜】

花垣 タケミチ(26歳)現代。

タケミチ(センジュが言っていた通り、黒い衝動の原因は、センジュ本人なのかな?)

センジュという人物から、語られたのは過去に
マイキーにプレゼントした真一郎のプラモ(プラモデル)を、センジュが許可なく使い、壊してしまった?と、いうのがセンジュ本人から語られた、マイキーの黒い衝動理由の原因だと言うのだが。
イマイチ、タケミチは疑問を抱いていた。
そこへーーーー・・・

ホワイトコスモ「過去に戻りたいエネルギー感知モ〜!」
タケミチ「えっ!?君っ何!?誰っ??」
ホワイトコスモ「アナタにしか、見えないコスモ!コスモです、過去に戻る手伝いするモ!」
タケミチ「えっ?過去に戻れるの?じゃあ、マイキー君の黒い衝動が分かる前にいってみたいな。」
ホワイトコスモ「分かったコスモー!念じるコスモ。」
タケミチ「黒い衝動が分かる少し前に戻れ!?」

気づいたら、小学生に戻っていた。

タケミチ「うわぁ!?本当に戻った、夢じゃない!?(えっと、まずはそうだなーーーーマイキー君に関わりに行かないと!秘密知る為の!?)」

タケミチは、小学生のマイキーと出会えそうな、公園を探し歩いて、何とか公園で遊ぶ、マイキーと妹のエマの二人を、見つける。

タケミチ「(いた!マイキー君だ!エマちゃんもいる。)は、初めまして・・・花垣 タケミチです!」
マイキー「!俺はマイキーだ。この辺じゃ、見ない顔だな?仲良くやろーぜ?」
タケミチ(だいぶ、マイキー君とも仲良くなって、エマちゃんとも仲良くなるのに成功した。)

541:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 07:50 ID:X1Y

ある日。

タケミチ「エ〜マちゃん!頼みがあるんだ。」
エマ「頼みって?」
タケミチ「お泊りしてみたいんだ。」
エマ「エマの家に・・・?」
タケミチ「そう、女の子の部屋に。マイキー君達には、秘密で。1日だけ。」
エマ「いいよ〜!面白そう!?じゃ、今から来ていいよ♥」
タケミチ(こうして、マイキー君や真一郎さんには、バレない様に
エマちゃんの部屋の窓の所へ。)

先にエマが家の中に入ると、自分の部屋の窓を開けて、外でスタンバイしているタケミチを窓から中へ、入ってもらう。

タケミチ「エマちゃん、ありがとう!」
エマ「ご飯もコッソリ、渡すからね?」

そして、その夜。

エマ「すぅ〜すう〜(寝息の音)」
タケミチ(エマちゃんは、眠っちゃったか。よし、マイキー君の所に行くぞ!?あれ、マイキー君と真一郎さんの共有してる、部屋の扉が少し開いてる!?少しだけ、明かりがある。外の照明が窓から、入ってるのかなぁ??)
マイキー「ん〜ん〜。」
タケミチ(?何の声?マイキー君・・・?)

タケミチが開いてる扉から、コッソリ覗くと。

タケミチ(えっ・・・ええ〜〜〜〜〜〜〜!!?)

そこで、タケミチが見てしまったのは、マイキーが口にガムテープを貼られ、手首も結束バンドで締められて、真一郎に性的イタズラをされている場面だった。

542:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 08:06 ID:X1Y

タケミチ(あれはっ真一郎さん!?まさかっあれって!?そっか。黒い衝動の原因ってもしかして・・・真一郎さんからの性的な事が原因だったのか!?
それで、マイキー君の心がっ・・・?)

マイキーの心壊れる➡「壊れるに反応」➡黒い衝動発動?

「キシッ(動揺したタケミチが、床を足で軋ませる音)」

真一郎「!」
タケミチ(!しまった、音鳴った!?急いで、エマちゃんの所に戻らないと!!)

タケミチは、小走りで慌ててエマの部屋に直行する。
真一郎は、音のした方を確認するべく、部屋から出て来た。

真一郎(エマに・・・バレたか?)

タケミチは、エマの部屋の押入れに隠れた。
真一郎は、コッソリと扉を開けて中を覗く。

真一郎(いや、エマは寝ている?さっきのは、気のせいか・・・。)
タケミチ(あっ・・・危なかった〜〜〜〜!?)

あまりの緊張にタケミチの心臓は、バクバクしている。

次の朝。

タケミチ「エマちゃん、もう俺帰るからっ!?ありがとうっ!!?」
エマ「うん!楽しかったね♥お泊り♥また来てねー!」

543:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 08:21 ID:X1Y

次の日。

タケミチ(あれ?マイキー君、こんな時間に何処へ・・・?)

今現在、夜である。タケミチは、マイキーの精神状態を心配してか、マイキーの事を見張っているのだが、タケミチが着いて行ってみると、真一郎が働くバイク店だった。

タケミチ(あ、中に入って行っちゃった。あれ?この日ってそういえば、バイク事件が起きる日じゃ・・・無かった?バジ君と、カズトラ君の!)

しばらく、建物に隠れながら、タケミチが待っているとーーーー・・・

タケミチ(あれ?裏からマイキー君、出て来た?このバイク店って
入口が2箇所あるんだよな。警報器どうしちゃってるの?今、マイキー君出てきても鳴らなかったけど(汗))

「ブォオオ(バイクのエンジン音)」

タケミチ(あっ!バジ君とカズトラ君だっ!?やっヤバい!二人共・・・!?あれ、マイキー君も隠れてその様子を見てるぞ。?)
ケイスケ「ここってバイク店かよ?」
カズトラ「うん!そーだよ。」
ケイスケ「何しよーってんだよ?」
カズトラ「バイク盗むに決まってんじゃん!マイキーの誕生日の為の!」
ケイスケ「そりゃ、そ〜だけど、いいのかよ?こんな事して・・・」
タケミチ(警報器鳴らないから、二人が入って行く・・・まさか!?)

そして、あの真一郎がカズトラに凶器で、頭をボッコする事件が起きてしまう!?
辺りは、警察車両が停り・・・ざわざわと、野次馬も増えていく。

野次馬1「見ろよ。」
野次馬2「パトカーだ!」
野次馬3「事件か?何の?」
タケミチ(嘘っ・・・まさか、この事件って・・・マイキー君が犯人だったのか!??嘘・・・でしょ。でも、そうか。元々、マイキー君には真一郎さんを殺したいという、動機がある。それなら、話は十分繋がる!?)

544:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 08:48 ID:X1Y

タケミチ「(だけど、なら俺は何をどうすればいいんだ?黒い衝動を消す為にーーーー・・・!?)コスモ、いる?」
ホワイトコスモ「呼んだ、コスモ?」
タケミチ「もう一回だけ、何日前に戻して!?」
ホワイトコスモ「分かったコスモ!念じるコスモ!?」
タケミチ「何日前に戻れーーーー!?」

バイク事件の何日前。

タケミチ「一つだけ、聞きたいんだ。コスモ。この力って俺だけじゃなくても使えるの?」
ホワイトコスモ「そう、コスモ!過去に戻りたいエネルギー、それさえあれば、コスモはその人の前に現れるコスモーーーー!」
タケミチ(それなら、下手に俺以外には言わない方がいいか。よし、この方法で行こう!?)

タケミチは、マイキーを呼び出す。

マイキー「タケミチ、二人だけで話って何だ?」
タケミチ「マイキー君、あのね・・・俺の知りたいにすご〜く当たる占い師がいるんだ!?その人の話によると、何日後で、マイキー君にショックな事が起きるんだ!」
マイキー「何だ、それ?」
タケミチ「すごい、当たるんだって!だから、そうならない様にしたいから、マイキー君には、真一郎さんとエマちゃんの元を離れて、・・・俺の所に住んで欲しい!!」
マイキー「急だな。つっても、時々なら俺が二人に会いに行ってもいーんだろ?」
タケミチ「いや、それは・・・何年間無理になるんだ。俺がOKだって言うまでは、待って欲しい。」
マイキー「分かった、い〜ぜ?」
タケミチ「え?本当?」
マイキー「何、驚いてんだよ。タケミチの事は、前から不思議な奴だって、思ってたから。嘘つく訳ねーし。」

545:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 09:13 ID:X1Y

タケミチ「この後の未来では、何月何日何時にバジ君&カズトラがバイク事件を起こすんだ。そこで真一郎さんを死なす!でも、今回俺がマイキー君と同居するから、その未来は変わる!」
マイキー「そのバイク事件は、起きなくなるって事か。未来分かるなんて、すげぇ〜な。」

こうして、マイキー君には家出をしてもらった。
書き置きを残す。

マイキーの書き置き「兄貴へ。家出します。探さないで下さい。マイキーより。」

エマ「真一郎お兄ちゃん!?こんなのがっ・・・マイキー消えちゃった、うえ〜〜〜ん(泣)」
真一郎(家出?マイキーが家出する理由なんて、あるわけ無いだろ。けど、これはマイキーの字だ。何故、家出なんてしたんだ?俺やエマに不満なんてあったか?
それとも構って欲しくて?)

タケミチ「えっと、マイキー君。騒ぎがなくなるまでは、俺の部屋のベランダのテントの中にいてね?騒ぎなくなったら、俺からバジ君達には話すから!?学校の勉強については、ちゃんとこの先も俺が教えておくから!!今日やったテストこれ〜って。後、何か・・・質問は?」
マイキー「別に何にも。」
タケミチ「そ、じゃあ〜二人で、力合わせてGO!?」

次の日。
学校の教室にて。

ヒナタ「ねぇ〜どうしてココずっと、ヒナの相手してくれないの!?」
タケミチ「え。」
ヒナタ「もしかして、浮気してる??一ヶ月もヒナと、遊んでくれないとか!?他に気になる人、出来たんでしょ?そもそも、おかし過ぎる事だらけ!」
タケミチ「それは・・・ヒナの考え過ぎだよ(汗)」

その夜。

546:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 14:43 ID:X1Y

タケミチがヒナタに集中出来ないのは、当然だ。
学校にいながらも、いつマイキーの事が自分の親にバレるか?気になって仕方ないのだ。
もし、勝手に親が部屋に入ってる時、ベランダのテントにいるマイキーに気づいたら?と考えるだけでも恐怖だ。
その為、ヒナタとゆっくりする余裕も無く、さっさと学校が終われば帰宅する。

「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」

タケミチ母「タケミチ〜?ヒナタちゃん、来たわよ?」
タケミチ「えっ!?何でいきなりっ!?」
ヒナタ「ねぇ〜、部屋にもあげてくれないとか、部屋に女をお泊りでもさせてるの??」
タケミチ(や・・・ヤバい。バレ・・・る。浮気ってか、マイキー君の件がっ!??)

タケミチは、部屋にヒナタを入れる。

タケミチ「ホラ、部屋の中・・・誰もいないよ!?」
ヒナタ「押入れは・・・?」
タケミチ「ほら、誰もいない!?」
ヒナタ「うーーーん、じゃあ?ベランダ!?」
タケミチ(ヤバっ・・・!?)

「シャッ(ヒナタがベランダのカーテンを開ける音)」

ヒナタ「!何このテント!?」

不審なテントに気づくと、すぐにヒナタはベランダの窓を開けて、テントに近づく。

タケミチ「やめてーーーーっっヒナタっ!?」

「バッ(テントの入口を開ける音)」

マイキー「よっ!(汗)」
ヒナタ「え?何・・・どゆこと??」
タケミチ(終わった・・・。こうなったら、先にヒナタに事情を話しちゃうか。)

バレちゃって仕方ないので、ヒナタにも全て話した。

ヒナタ「何だぁ〜〜〜〜、そういう事なら、言ってよ!?マイキー君の家出の協力してたとか。浮気って思っちゃったよー!?もーう!」
マイキー「・・・・・・(汗)」
タケミチ「そういう事だから、他の皆には秘密にして?」
ヒナタ「分かった!」

547:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 15:01 ID:X1Y

その後。
タケミチが16歳になると、バジ君達にはすでに事情を話して、タケミチも親元を離れて一人暮らし。そして、今・・・マイキー君達はと言うとーーーー・・・。

市民1「ね?HP(ホムペ)見た?覆面暴走族だって?」
市民2「何それ〜??」
市民1「その名も、カリュード!」
市民3「何故、顔を隠しているんだ?」
市民4「HPのカキコによると、兄弟4人で、孤児院の出身で、火災の火傷のせいで、顔に怪我したんだって!?」
市民5「それで、覆面してる訳かよ〜?」
市民4「リーダーは、M。仲間は、H・K・千ってネームなんだって。」
市民1「でも、喧嘩は強いんだって!?」

マイキー「・・・よし、HPに喧嘩のカキコきた。指定された、待ち合わせ場所に行くか?」
カズトラ「つか、も〜ちっと、これどうにかならなかったのかよ〜(汗)覆面ってさ。」
ケイスケ「バレねー方法、これしか思いつかなかった。しゃ〜ねぇだろ。」
千冬「でも、何か別人になったみたいで、嫌じゃないですよ?こういうの(笑)」

覆面には、それぞれの名前の頭文字が付いている。

コスモス「いっえ〜〜〜い!?人気YouTuber・コスモスでぇ〜す!
今日は何とっ!?あの覆面・暴走族カリュードの初☆の喧嘩の様子を
撮影しに来やした!皆、喜んでくれるといいなぁ〜?」

「ドゴッガッゴッドス(カリュードが相手の族と殴り合う音)」

コスモス「4人のカリュードに対して、相手は40人!見て、もうあれ・・・ボロボロです!?リーダーのM強っ!!?」

コッソリ、そう生中継しながら、動画を撮るコスモス。
そして、その動画はネット上で、無断にアップされてしまう!!

548:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 15:12 ID:X1Y

初☆喧嘩なので、尚更・・・!
その注目の動画は、やがて真一郎の目にも触れてしまう!?

真一郎「ん?覆面暴走族?初☆喧嘩動画?へぇ〜、そういう奴らいるんだな。どれ?」

動画を再生する真一郎。

真一郎「ん?この・・・喧嘩のやり方。どことなく、マイキーに似てんなぁ・・・(汗)兄弟だから、長年一緒にいると分かんだよな。コイツって、まさかーーーー??家出した弟なんじゃあ〜?よし、それならあの手でいくか?」

一方、マイキーのカリュードの喧嘩求むのHPにカキコがくる。

マイキー(ん?カキコか。「ケンジ。最近新しく出来た、族のリーダー!カリュードに喧嘩求む!逃げんなよ?」か。待ち合わせは、タコ公園🐙
大体、あっちの人数は20人か。よし、行ってみるか。)
ケイスケ「ここか。」
カズトラ「あれ?誰もいない。」
千冬「まだ、なんですかね?これからとか・・・?」
マイキー「・・・・・・。」

「ザッ(地面の雑草を踏む音)」

真一郎「来たぜ?」
ケイスケ&カズトラ&千冬「!?(真一郎?)」
マイキー「ヤベっ、あのカキコ、デタラメかよ!??」
真一郎「マイキー、何だろ?分かってんだぜ?」

「スッ(覆面を外す音)」

マイキー「あ〜ぁ、バレちまったか。」
真一郎「何でっ・・・家出なんかした?(涙)理由は、何だよ?エマも心配してたんだぜ?」

549:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 15:21 ID:X1Y

マイキー「(ここは、タケミチを庇う為に嘘だ。)覆面族、やりたかったから。兄貴が進めるブラックドラゴンのリーダーになりたくなかった。
新しい、俺達のチームが良かった。(タケミチ、いいよな?)
言えば言ったで、兄貴は反対するだろ?だから、言えなかった。
兄貴は自分の族を俺に引き継がせたいって、言ってたよな?
あれ、本当は嫌だったぜ?」
真一郎「そうか。分かったよ。だが、エマは悲しむ。時々は、会ってやってくれ!?」
マイキー「あぁ!」

話しが終わると、真一郎も帰って行った。
4人は、その様子をしばらく、眺めていた。
そして、タケミチにもその様子を話すマイキー。

タケミチ「え?真一郎さんに正体バレちゃった!?そ、それで?」
マイキー「安心しろよ、タケミチ。俺はさ、お前の事は言わなかった。
それらしい、適当な理由で誤魔化しておいたから。」
タケミチ「(あ、でもそっか・・・真一郎君の男児愛好家って、年齢過ぎれば、弟に手を出さなくなるんだっけ??)」

550:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 15:29 ID:X1Y

タケミチ(バレても・・・問題ナシ??)

ホワイトコスモ「アナタからは、後悔のエネルギー感じなくなったコスモ!?じゃあ、コスモはまた何処かに行くモ〜!?」
タケミチ「ありがとーう!サヨナラ〜、コスモ!?」

ホワイトコスモは、また善エネルギーをパクパク食べながら、タケミチの前から去っていった。
笑顔で、手を振るタケミチ。

同時に・・・

ブラックコスモ「へっへっへっ〜今回は、真一郎君を悪人にしてやったモ〜!?悪エネルギー、吸収!モグモグ(食べる音)」

ホワイトコスモが、そんなブラックコスモに気づく事はない。
あくまで、ホワイトコスモの役目は「悲しんでる人を笑顔」にして、その善エネルギーを食べるだけ事だからだ。
当然、ブラックコスモもホワイトコスモには気づかない。
ブラックコスモの役目は「人を悪人にして」その悪エネルギーを食べる事。
善と悪同士、戦い合う事は無い様だーーーー・・・。




完結

551:影虎◆Vs hoge:2023/08/31(木) 15:45 ID:X1Y

続いての投稿設定は、物語りはハロウィンの終わり後から始まります。バジが殺された所からスタートです!
今回の設定には、新しく「幽霊になる」設定が導入されています!
幽霊・バジ&キサキ&真一郎&ハルチヨが幽霊になっています。
他の登場人物は、カズトラ 千冬 マイキー 半間 
オリキャラのイバラ(族の殺戮(さつりく)のリーダー)
弟のイロハ(四男)・イエス(二男)・イブキ(三男)
族の曼荼羅(マンダラ)のリーダー・センジュ(裏リーダーは不明)
センジュの兄・武臣も出ます!
今回のブラックコスモの餌食になってるのは、真一郎と武臣とハルチヨの3人です!)
橘 ナオトも登場!
新感覚の東京リベンジャーズ設定をお楽しみ下さい!
今回は、投稿しません。別の日にします。

552:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 08:03 ID:tNw

タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ貞子編〜】(BL表現注意・主に最後辺り)

バジ ケイスケ(14歳)
ハロウィンの日、死亡。

ケイスケ(ん?何だ・・・。俺は、死んだんだよな?だったら、何故死んだ場所にいるんだ?)
千冬「バジさん!」
ケイスケ「ん?おーう、千冬!」
千冬「約束通り、ペヤング持って来ました!こっちの方でも、あった方がいいですよね!?」
ケイスケ(あれ?俺の姿も声も聞こえてねぇのか?
まさか。そうか、幽霊になってんのか。
死後の世界は、信じてなかったのによ。これじゃあ、生きてんのと変わんねぇな。)

その後も、千冬は3日間・・・ケイスケがハロウィンで
死んだ場所にて、ペヤングを持って来た。

ケイスケ(あの後、マイキーとカズトラはどうした?千冬しか来ねぇ。場所、移動出来ねーのか?この体。仕方ねぇー、千冬にとり憑いてみるか。)

「ヒュ(千冬の背中にバジが、憑依する音)」

千冬「ううっ・・・(涙を流す千冬)バジさん!この御守りも、地面に埋めときますから!?」

千冬が埋めていたのは、バジ達が東卍を結成する際に、5人で買った結成当初の御守りである。
神社にて、小学生の頃。
バジが死んだ後、ハロウィンの時はマイキーが持っていた物を千冬が受け取ったのだ。

その後、千冬はバジを憑依させたまま、マイキー達と合流する。

ケイスケ「おっ?マイキー、いたのか?」
マイキー「ケンチン、タケミッチ?カズトラに伝言頼む。」
ケイスケ(これから、カズトラの所に行くのか?よし、なら・・・タケミチにとり憑く!)

「スッ(ケイスケがタケミチの背後に憑依する音)」

タケミチ「じゃあ、行って来まーす!マイキー君!?」

面会中。カズトラ、タケミチ、ドラケンの3人にて。

553:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 08:19 ID:tNw

ドラケン「マイキーから、伝言だ。お前を・・・許す。」
カズトラ「!・・・ううぅ(泣)」
ケイスケ(良かったじゃねーか!カズトラ・・・。そして、俺はカズトラにとり憑くぜ!?)

面会終わり後・・・

カズトラ「あれ?何か・・・体が重たい気がする。」
ケイスケ(カズトラ、分かんのか?)

カズトラが、牢の中に一人でいるとーーーー・・・

ケイスケ「カズ・・・・・・トラ?」
カズトラ「え!?何、今の声!?ど、どこからっ!?誰もいないっ・・・!」
ケイスケ「(やっぱり、カズトラには分かんだ!?)か、カズト・・・ラ?」
カズトラ「えっっ。さ、貞・・・子??」
ケイスケ(え、今何つった?おい(汗))

バジの姿を見るなり、カズトラには貞子に見えた様だ。

カズトラ「ぎゃぁああああああ!?ちょっと!?誰かっ・・・貞子がぁああああああ!!?幽霊がぁああああああ〜〜〜〜〜!??」
看守1「君ねー、何言ってるの。静かにしなさい。ここは、刑務所なんだから。」
カズトラ「え!?あれ、見えないんですか!??」
看守1「何もいないから、嘘は止めてね。」
ケイスケ(汗)
カズトラ「俺にしか、見えてないって事!?嘘っ!!?」
ケイスケ「カズト・・・ラ、」

カズトラに近づくケイスケ。

カズトラ「え、待って・・・(汗)ち、近づいて来る??止めてっ!?」

「グルグルグルグルグル(カズトラが、時計廻りにケイスケから逃げる音)」

カズトラ「開けてぇぇええええ!?出してっ・・・幽霊が!?」
ケイスケ「誰がっ貞子だぁ!??バジ ケイスケだっ!?(怒)」
カズトラ「えっ・・・バジ?何でいるの?だって、俺・・・あの時殺したのに・・・??」
ケイスケ「目ぇ、覚めたらこんな体でよ?この体・・・まるで、バーチャルみたいになったみてぇなんだ。」
カズトラ「え?ば、バーチャル??」
ケイスケ「ONやOFFに出来たりするんだ。」

554:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 08:44 ID:tNw

カズトラ「ば、バーチャル。それって、ある時は物体化したり、物体化しなかったりする体なの?すごい、ハイテクなんだね。」
ケイスケ「こういうのって、あれだろ?幽霊って言うんだろ?」
カズトラ「でも、怖くないんだけど?生きてるみたい。何で俺の所に来たの?」
ケイスケ「心配だったから。後、カズトラ以外の奴ら・・・俺の事、見えてねーみてぇでよ(苦笑)千冬もマイキーも皆、気づかねー。」
カズトラ「!」
ケイスケ「カズトラ、お前だけみてぇだ。分かるの。」
カズトラ「へぇ〜。どうしてだろうね?俺しか、バジの情報を受信出来ないって事??」
ケイスケ「本っ当、不思議だよな?生きてる前は、あれだけ・・・関わってたのによぉ〜。東卍メンバーと。」
カズトラ「幽霊って怖くないんだね。テレビのホラーって怖いから、すっかり幽霊が怖いんだって、思っちゃった。」
ケイスケ「あんなもん、テレビでの表現だろ?全部の幽霊が怖いんじゃねーんだ。ま、まぁ・・・誰かに恨み抱いて死んだ奴は、怖い幽霊になってるかもしれねぇ〜な?」

それから、カズトラ出所の日。

カズトラ「久々の外だ。ようやく、自由になれるんだ。」
ケイスケ「マイキー達は、どうなった?」
カズトラ「てかさ、バジは幽霊なのにマイキー達の所に行けないの?」
ケイスケ「いや、ど〜も違うんだ。相手に憑依するから、場所は変えられたけど、自力じゃなかなか場所を変えられねー。」
カズトラ「何で、一人じゃ無理なの?」
ケイスケ「俺自身が情報側だから、受信出来る肉体、つまり相手が必要なんだよ。情報だけじゃ、無理だろ?
俺の肉体の代わりが、カズトラなんだ。自力じゃ、同じ所から何処かに全然行けなくてよぉ〜。」
カズトラ「あっ!車だ!?」

「キキィ(カズトラの前に車が停車する音)」

千冬「久しぶりですね、カズトラ君。乗ってきませんか?」
カズトラ「ち・・・千冬?(何で、千冬が来たの?)」
ケイスケ(やっぱり、俺は・・・見えてねぇ〜な。)

「バタン(カズトラが千冬の車の隣の、助手席に乗ってドアを閉める音)」

555:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 09:15 ID:tNw

千冬「行きましょう!?」
カズトラ「何処に?」
千冬「今、ペットショップやってます!」
カズトラ「あのさ、急にこんな話をするの変だけど、俺実は・・・幽霊見えるんだ。」
千冬「えっ!?あの・・・カズトラ君!?(そっか、罪悪感で見える様に・・・。そういう幻が?無理ないですよね。)」
ケイスケ「カズトラ?千冬に、ハロウィンの場所でペヤング3日間サンキューなって、伝えてくれ?」
カズトラ「えっとね、バジがハロウィンの場所にて、ペヤング3日間千冬、ありがとうだって!?」
千冬「え・・・(汗)(何故、ムショにいるカズトラ君が、その事を?俺だけしか知らないはず。)」
ケイスケ「後、御守りもハロウィンの所に埋めてくれてありがとうな〜って。」
カズトラ「ハロウィンの所で、御守りを埋めてくれてありがとうって!」
千冬「えっ!?」

「キキィーーーー(千冬がハンドル操作を間違え、ブレーキをかける音)」

千冬「(何・・・で、そんな事まで知って??)え、じゃあ中2の頃、
バジさんの家でトランプのババ抜きやって、1回目勝ったのは?」
ケイスケ「俺だ。」
カズトラ「バジ!」
千冬「2回目は、俺なんですけどねぇ〜?(嘘)」
ケイスケ「ちげ〜だろ、千冬。2回目も俺だ。」
カズトラ「え、バジでしょ?」
千冬(ワザと言ったのに、嘘もバレた?え。そんな事ってありえるの?まさか、本当にバジさんの幽霊がっ!?)
カズトラ「え?どうしたの?」
千冬「信じます、本当にバジさんがいるんですね。」
カズトラ「ん?アレ・・・?何か、バジ・・・消えかかってない?」
ケイスケ「えっ?本当だっ・・・どうして!?」
ホワイトコスモ「それは、幽霊としてのアナタがもうこの世にいなくても、安心と思ってしまったからコスモ〜!」
カズトラ「え?誰?更に謎なのが増えた。」
ホワイトコスモ「あの世から、来たコスモ!宇宙で生まれたエネルギー体!」
千冬「え!?このままだと、バジさん消えてしまうんですか!?
嫌です!」
カズトラ「そうだよ、せっかく会えたのに・・・。」
ホワイトコスモ「この世にまだ、残りたい理由を作るモ〜!守護霊になるのも、一つの手だモ〜!」
ケイスケ「じゃ、じゃあ・・・カズトラの守護霊になりたい!?」
ホワイトコスモ「分かったコスモ!契約成立〜♫」
千冬「幽霊(情報)としての、バジさんが消えるってまるで、携帯で例えると・・・メールですね。ほら、メールって不要になると消さないといけなくなるじゃないですか?」
ケイスケ「・・・・・・。」

556:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 14:28 ID:tNw

ケイスケ「因みに・・・守護霊以外の選択は?」
ホワイトコスモ「他には、情報のアナタが生まれ変わるのも、ありコスモ!輪廻転生って言えば、分かるコスモ?」
ケイスケ「!」
ホワイトコスモ「守護霊、輪廻転生のどちらも選ばないと、このまま消えるモ!?」
千冬「えっそのまま、消えて終わりって事?」
ホワイトコスモ「そう、もう情報消去モ〜!」

「キキィーーーー(千冬の車が停車する音)」

その日の夜は、千冬の家で寝る。
そして、カズトラはいつしか・・・千冬のペットショップ「ペケJショップ」で、働く事になった。
次の朝。

ケイスケ「なぁ?俺が幽霊になってるなら、もしかして・・・真一郎君も幽霊になってねーか?」
カズトラ「千冬、どう?真一郎さんの幽霊、バジが気になるって。真一郎さんは、マイキーの死んだ兄貴で、俺が死なせた。」
千冬「じゃあ、今からマイキーに会いますか。」

メールで伝え、カズトラと千冬は、マイキーに会う事に。

マイキー「どうした?メール読んだ。」
カズトラ「あのさ、マイキー・・・。バジの幽霊がとり憑いてて、真一郎さんも幽霊になってるか気になるんだ。」
マイキー「は?カズトラ、出所おめでとう。幽霊か。中じゃ、入るか?ここは俺の家だ。あがれよ。兄貴いるなら、兄貴の部屋もある。」
千冬「マイキー、信じるの早くないですか!?」
マイキー「お前ら、二人が嘘つくとは思えねー。」
カズトラ「それなら、話早いね!?バジに探してもらおう。」
マイキー「入れ。」

557:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 14:43 ID:tNw

カズトラ「どうかな?バジ、真一郎さんは視える?」
ケイスケ「キョロキョロ(探す音)いや、いねーなぁ。他の部屋。」
マイキー「ここは、兄貴の部屋だ。俺と共有してた。」

「ガチャ・・・(マイキーが部屋のドアを開ける音)」

ケイスケ「しっ・・・真一郎!?」
真一郎「!け、ケイスケか!?こっちの事、分かるんだな?やっと、分かる奴に出会えた。酷いんだ。」
カズトラ「えっ?バジ・・・真一郎さんいたの?俺は分からない。」
真一郎「マイキーの奴、ずっと無視してて・・・。」
ケイスケ「真一郎君、俺は幽霊でそっちも幽霊だぜ??死んじまったんだ。」
真一郎「!」
カズトラ「でも、俺はあの時、殺したけど、真一郎さんって気づいてないの?」
ホワイトコスモ「再び登場コスモ〜。それは、死ぬ時の本人の気持ちコスモ!?例えば、本人が死んだと分かっていた場合と、分からないで死んだ場合の違いなんだコスモ!主に自覚が無い時だと、幽霊になった後も気づかなくなるコスモ!!」
真一郎「(汗)そうか、だから・・・マイキーにいくら話しかけても、無視され続ける訳だ。幽霊だったなんて・・・。」
マイキー「おい、カズトラ?兄貴はそこにいるのか?」
カズトラ「うん。バジが分かるんだって、そこ!」

カズトラは、指差す。

マイキー「兄貴、ここか・・・?ここにいるのか??」

「スゥ〜(真一郎の体が半透明に透けて現れる音)」

真一郎「マンジロウ・・・。」
マイキー「あっ兄貴!??」
真一郎「!」
マイキー「みっ・・・視える!?俺にも兄貴の姿がっ・・・!?」
ホワイトコスモ「ついに弟のマイキーも、兄の情報を受信したモ〜!」
カズトラ「受信しないと、視えないんだね。守護霊になれんじゃん!?」
ケイスケ「真一郎君、そっちも弟の守護霊になったら、どうだ?俺は、今・・・カズトラのになってんだ。」

558:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 15:01 ID:tNw

こうして、真一郎もマイキーの守護霊になった。

千冬「もしかして、俺だけ幽霊視えないまま?そんなぁ〜。」
ホワイトコスモ「言ってしまうと、誰でも受信OKじゃないモ〜。血が繋がってるとか、体のDNA近いとか、OKなんだモ!?」
千冬「そういえば、カズトラ君とバジさん、血液型AB型同士だから、とか?」

こうして、別のとある日。

半間「キサキ、これ置いとくぜ?」

「コトッ(缶を道路に置く音)」

半間「今日が命日だ。墓の方にも置いた。もう、あれから何年だろうねぇ?」
キサキ(半間か!?ようやく、知り合いと会えた!?よし、半間にとり憑いてみるか!?)

「シュ(キサキが半間に憑依する音)」

半間「さ、帰ろう〜っと♫」

その夜、半間の部屋。

半間「ん?」

部屋の鏡を見ると、そこには半間の背後にキサキの顔が!?

半間「うわぁ!?何だ?キサキ??(いや、キサキは死んでるはず・・・。)」

「パッ(家のテレビが勝手に電源つく音)」

半間「!勝手にテレビがついた?何故!?こ、この部屋に・・・誰かいる。キサキ・・・なのか?ゆ、幽霊?」
キサキ「アッタリ!俺だよ!やっぱり、半間なら気づくと思ったぜ?」
半間「何、幽霊になってんだよー、キサキ!?」
キサキ「タケミチに復讐でもしようぜ?キサキ&半間コンビの復活だ♫」

また、別の日。

タケミチ「マイキー君、話し聞いてます?最近、新しい族が出来たって。」
マイキー「いや、知らねー。」

559:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 15:19 ID:tNw

タケミチ「その名もマンダラ!珍しくリーダー二人いるとかで。で、そのマンダラから東卍に、勝負求むって。」
マイキー「へぇ、さっそくこっちとやり合いたいって?俺は構わねーぜ?」
タケミチ「それが・・・。目立ってない、他にも「殺戮(サツリク)って族いるんですけど、何故かそのサツリクがマンダラに勝負したいと、先にマンダラVSサツリクが、戦う流れになったんス。」
マイキー「なんだ、そりゃ?横取りか?」
タケミチ「だから、勝負見に行きません?明日、昼1時です!場所は、タコ公園。」
マイキー「皆で、見に行くか?話、それだけか?じゃあ、帰るな・・・。」

「ザッ(マイキーがタケミチから、離れる音)」

マイキー「(っと言っても、最近・・・変な奴に後つけられてんだよな?)いるのは、分かってんだ。出て来いよ?
謎の人物「さっすが、私のマイキー♥嬉しいわ。」
マイキー「お前、誰だっ!?何で、俺に付きまとう!?」
謎の人物「・・・・・・。」
マイキー「メールとかも、書込み来んのお前か!?迷惑なんだよ!」
謎の人物「怒らないで、私はアナタの敵じゃない・・・。23日会って!?そしたら、つきまとわない!」
マイキー「23日か。明日の22日は、サツリク&マンダラの戦いあるから、ダブらねーから、いいぜ!」
謎の人物「本当?やったぁ♥デートしましょ?」
マイキー(で、デート(汗))
真一郎「マンジロウ、モテてんなぁ?女子に!?」
マイキー「るせぇ(怒)」

そして、その22日。
サツリク&マンダラ対決の日。

タケミチ「見て下さい!右がマンダラ、リーダーのセンジュ。左がサツリクのリーダー、イバラです!」
センジュ「何で、マンダラに戦いを?」
イバラ「サツリクは、東卍の味方なんだ。」
半間(サツリクは、東卍の味方?何でだろーね?)
キサキ「さぁ?」

560:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 15:31 ID:tNw

マイキー「マンダラのもう一人のリーダーは、どこだ?」
タケミチ「いないみたい・・・。」
カズトラ「何で、表と裏である必要が?」
タケミチ「裏リーダーは、姿を隠したい・・・とか?」

「フワァ〜(宙にセンジュが浮く音)」

イバラ(くっ・・・空中に空いたっ!??何する気だ?そこからっ・・・。)

センジュの足技!!

「ドゴッ(センジュのカカトがイバラの頭に直撃する音)」

「トン(からの〜もう一方の足でまた浮いて)」

「ドッ(再び足技がイバラの頭直撃の音)」

「トン(また、同じくもう一方の足で宙に浮き)」

「ドスッ(更に連続足技トリプル!?の音)」

イバラ「うっ・・・ピュー(頭から血が出る音)」

「バタン(地面にイバラが倒れる音)

マイキー「おいっ!?イバラの奴、もうダウンだぜっ!?」
タケミチ「あの足技怖っ!?(顔面蒼白)」

戦いは、早く終わり・・・次の日、23日。

マイキー(あの女、来ねー。そっちから、言っといて。ん?誰か来た・・・。)
イロハ「イバラ4兄弟の弟、イロハです。兄は、・・・今日、来れません!」
マイキー「ん?兄って・・・?」
イロハ「マンダラとの戦いで、頭に怪我して病院にいます!すみません!!」

561:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 15:47 ID:tNw

マイキー「って事は、何だ?お前の兄って女の格好してたのかよ!?」
イロハ「兄は・・・心は女性なんです。」
マイキー(昨日のアイツが!?)
イロハ「東卍は、マンダラと喧嘩の予定ですよね?気をつけて下さい、マイキーさん。」
マイキー「ちょっと待て、何でサツリクは東卍の味方だ?」
イロハ「そ、それはーーーー・・・イバラは、何でもないです。カタキ、よろしくお願いします!?」
マイキー「あぁ〜、言われなくても・・・センジュは、俺が倒すよ。心配すんな?」
真一郎「マンジロウ、負けるなよ?」
マイキー「あぁ・・・。」

次の日、24日。
東卍&マンダラの対決。
トップは、先頭に立って顔を見合っている。

マイキー「裏リーダーは、何で姿見せねー?」
センジュ「戦いは、ジブンが得意だからだ!?」

「ピロリン♫(マイキーの携帯のメール受信音)」

マイキー(メール?ん?)
半間「ひゃは♫」
マイキー(何だよ、このメール。初めてみるアドレスだ。センジュは・・・女?女ってコイツが?)

戦いは、始まったもののーーーー・・・

マイキー「ハァハァ・・・(息の音)」
センジュ「・・・逃げてばかりだな、マイキー。そんなんでジブンに勝てるって?」
タケミチ「変・・・だ。いつものマイキー君らしくない!?パンチもキックも出ない、避けてるだけっ!?今まで、あんな戦い・・・見た事もない!!」
千冬「マイキー君が、怪我でもしてるとか?」
カズトラ「え?」
ケイスケ「・・・・・・。」
イロハ「どうして!?勝って、マイキーさん!イバラの為にもっ・・・お願いっ!?」
センジュ「何故っ・・・戦わない!?」
マイキー「・・・。(かと言って、女だからって負けてやるの嫌なんだよな(怒)」

「フワァ(センジュの体が宙に浮く音)」

マイキー(来たなぁ!??足技!)

「ブワ・・・スッヒョイ(センジュの足技をマイキーが避ける音)」

センジュ(消えたっ・・・!?いや、後ろっ!??)

562:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 16:01 ID:tNw

「バッ(マイキーの腕が後ろからセンジュを、羽交い締めにする音)」

からの〜首絞めっ!?

センジュ「くっ・・・う!?」

「パタ(センジュが倒れる音)」

タケミチ「勝ったのは、マイキー君!?」
マイキー「パンチとキックじゃ無きゃいいんだろ!?」
半間「あーぁ、つまんねーなぁ?次、どうするキサキ?」
キサキ「別の方法を考えます・・・か。」
真一郎「ん?あれは、明司?」
マイキー(明司?兄貴の族の・・・ブラックドラゴンの仲間だった?何でここにいんだ?)
明司「!」
真一郎「マイキー、センジュはその明司の妹だ。忘れてんのか?
学生の頃、会ってただろ?」
マイキー「あ〜〜いや、その間の記憶・・・だよな?小学生の頃?だよな?記憶抜けてて、思い出せねー。」
真一郎「いや、無理に思い出さなくていいよ。」
マイキー(センジュが女って性別、知ってる奴しか送れねーと思うけど、明司じゃねーよな??)
明司「マンジロウ、久しぶりだな。真一郎の件で、話がしたい。」
マイキー「?わ、悪い・・・俺は記憶失くしてて。あんたが誰かも分かんねーんだ。」
タケミチ「えっ!?マイキー君って記憶失くしてんスか!?初めて知りました、そーだったんだ!?」
マイキー「兄貴が死んだ後にチラっと、写真でブラックドラゴンのあんたと一緒に写ってるの見た事ある。写真で見たってぐらいしか、分からねー。」
明司「記憶・・・無いのか!?それ、本当か?じゃあ、あのプラモの件も?プラモの起きる前も?」
マイキー「?何言ってるのか・・・サッパリ。ん?」

回想

真一郎「マイキー、明司の所、行こうぜ?センジュもいる。」

563:影虎◆Vs hoge:2023/09/04(月) 16:11 ID:tNw

マイキー「!バジとチヨ(ハルチヨ)も誘っていーか?」
真一郎「今日はなぁ〜、俺達だけだ。明司が用あるの、俺らだからって。」
マイキー「何だよ!センジュいねー?」
明司「悪いな。今日、センジュ・・・急に別のダチと遊ぶって。(嘘)」
真一郎「お?ご飯、用意してんのか?明司、悪いな?」

「チュウー(マイキーが飲み物をストローで吸う音)」

しばらくしてー・・・

真一郎「みろ、マイキーの奴、眠っちまってる。(笑)」
明司「薬、上手くいったな?マンジロウを二人でヤルか?」
マイキー(何・・・だ?体が変になってる。気持ちいい・・・何だ、これ?ハァハァ・・・。)

回想終了

マイキー「ハッ!(何だ・・・今の記憶っ!?)はぁ〜〜〜〜はぁはぁはぁ(呼吸が荒くなる音)」

「ドサッ(地面にマイキーが倒れる音)」

真一郎&タケミチ「!!?」
タケミチ「マイキー君っ!?どうしたんスか!?」
カズトラ「マイキー!?」
千冬「えっ!?何でっ・・・!?」
ケイスケ「マイキー・・・!」

謎を残したまま、マイキーが倒れてしまった。


続く

564:影虎◆Vs hoge:2023/09/05(火) 07:33 ID:tNw

タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ貞子編〜2】

ケイスケ「ハルチヨ!?何で、お前っ・・・幽霊になってんだ!?」
カズトラ「えっ?バジ?・・・何が??」
ハルチヨ「ケイスケ?ケイスケか?」
明司「?」
カズトラ「それよか、マイキー倒れた!?」
タケミチ「何で倒れたんスかっ!??えっ?」
ハルチヨ「マイキーは、思い出したのさ。」
ケイスケ「何を?」
ハルチヨ「ケイスケ、知らないなら言ってやる。真一郎も明司も二人は、男児愛好家だ。」
ケイスケ「は?何言って!?」
ハルチヨ「目の前で、見た事がある。二人が・・・マイキーに性的な事をしている所を!その時、妹のセンジュは家にいなかった。コッソリと家に戻った時、その様子を偶然見た。小学生の頃な?」
ケイスケ「いや、待てよ?そう言われれば、俺にも思い当たる事が・・・。」
明司「マイキーは、気を失ってるだけだな?俺の家のベッドで寝かせておく。」
タケミチ「え?あの・・・(汗)」
明司「ここから、家は近いんだ。いいだろう?」
ハルチヨ「止めさせろ!?ケイスケっ・・・兄は弟のこのハルチヨを、殺した男でもある!!」
ケイスケ「何言ってるんだ?お前を殺したって??」
カズトラ「??何?」
ハルチヨ「マイキーまで、死なす気だ!?とにかく、怖い男なんだ!コイツは!?マイキーだけじゃなく、あの日の夜・・・、」

回想

明司「ハルチヨ、見てただろう?」
ハルチヨ「え?何を・・・(汗)」
明司「とぼけるな。ドアの隙間から、覗いてたのに気づいてたんだ。コッチは・・・。嘘をついた罰だ。」

「ガシ(ハルチヨが明司に手を捕まれる音)」

ハルチヨ「えっ・・・?」

そのまま、明司の部屋に無理やり、連れてかれるハルチヨ。

565:影虎◆Vs hoge:2023/09/05(火) 07:51 ID:tNw

ハルチヨ「うっ・・・あっ、兄ちゃん、やめ・・・て(恐怖)」
明司「いいか?兄には、嘘はつくな?嘘をついたハルチヨが悪いんだ。」

ハルチヨは、手首を縛られベッドの上で、裸にされ・・・

ハルチヨ「うっ・・・(泣)兄ちゃんっ・・・やめてっぐすぐす(泣)」

回想終了

ハルチヨ「その時の様子をビデオに撮られて、言えなくさせられた。
そして、兄さんは、性行為を続けて、」
ケイスケ「!!」
ハルチヨ「俺が高校生の時・・・薬を大量に口の中に入れられて、自殺に見せかけられて殺されたんだ。怖い男だよ。コイツはっ・・・弟殺しても、平然としてられるんだから。」
ケイスケ「!?か、カズトラ!?マイキーは、こっちの方でどうにかするって言え!?」
カズトラ「え?何・・・で?」
ケイスケ「いいから、そー言えっ!?」
カズトラ「あ、あの・・・マイキーは俺らの方で、どうにかするんで大丈夫ですっ!」
明司「遠慮しなくて、いいんだぞ?」
カズトラ「いえ、大丈夫です!ね?皆?千冬?」
千冬「そうだ。俺らの家にする?」
タケミチ「俺の方が家なら、近くないっスか?」
カズトラ「いや、こっちで大丈夫だって(汗)」
ケイスケ「最後に一つだけ、いいか?どうして明司は、お前を殺した?」
ハルチヨ「理由は、本当の弟じゃないと知ったから。殺される前に兄にそう、聞かされた。」
ケイスケ「ど、どういう事だ?それ?」
ハルチヨ「兄だけ、別の父親の息子で・・・その父親には、明司以外にも子供がいて、その血が繋がってる弟がーーーー俺が高校生の頃、兄の元に訪ねて来たって話を聞いた。」
ケイスケ「その弟は・・・?」
ハルチヨ「それが、兄は弟の名前までは、明かしてくれなかった。」
ケイスケ「!?」

「スゥ〜(幽霊のハルチヨの姿が消えかかる音)」

ケイスケ「ハルチヨ!?消えてるっ・・・!?」
ハルチヨ「・・・・・・もう、後悔ねーよ。(泣)この話を誰かに出来て、スッキリだ。ニッ(笑顔)」
ケイスケ「待てっ!消えんなっ??(ハルチヨは、そのまま消えちまった。コスモが言ってた通り、本人が安心すると、消えんのか。つっても、明司の守護霊になるのは、ハルチヨには辛すぎるよな?
それにしたって、その弟って誰なんだろうな?)」

566:影虎◆Vs hoge:2023/09/05(火) 08:04 ID:tNw

明司「・・・・・・。」

その後、マイキーは千冬の部屋のベッドの上で、眠っている。

マイキー「すぅ〜すう〜(寝息の音)」

一方、イバラの入院している病院ではーーーー・・・

イロハ「イバラ兄さん・・・マイキーさん、センジュに勝ってくれた。」
イバラ「本当!?さっすが、私のマイキー♥」
イロハ「でも、倒れちゃったんだ。あれだけの、攻撃を避けながらじゃあ、疲れるよ。でも、最後はセンジュを首絞めにして、キメてくれたよ(笑)」
イバラ「いいなぁ〜♥私も見たかった!」
イロハ「あのセンジュの兄、明司って人、マイキーさんと知り合いぽかったよ?」
イバラ「知り合いなら、何で戦う流れに・・・?」
イロハ「マイキーさんは、忘れてたんだってさ?」
イバラ「記憶喪失?」

そのイロハの帰り・・・

謎人物「サツリクメンバーのイロハ君?」
イロハ「え?」
謎人物「ちょっと、話いーかな?」
イロハ「えーっと、誰ですか?」
謎人物「こっちで話そー。」

場所を少し、変えて。

謎人物「東卍メンバーの者だよ?」
イロハ「その東卍メンバーさんが、何の話を?マイキーさんに何かあった?」
謎人物「そう、このメール読んで。」

「スッ(謎人物が携帯を差し出す音)」

イロハ「ん?何も書かれてません・・・けど、ハッ?」

「ビリリリリ(スタンガンを当てられる音)」

イロハ「あっ・・・う?す、スタンガン??」

「ドサッ(イロハが地面に倒れる音)」

謎人物「い〜ね(笑)」

次の日、千冬達の元に・・・・・・。

「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」

千冬「はい?誰ですか。ん?えっと・・・(汗)」
イエス「サツリク兄弟の二男、イエスです。」
イブキ「こっちは、三男のイブキ。」
千冬「何の・・・用ですかね?」
イエス「話は中でしたい。」
千冬「分かった、どうぞ。」
イブキ「・・・・・・。」
イエス「実は・・・こんなのが、」

567:影虎◆Vs hoge:2023/09/05(火) 08:21 ID:tNw

イエス「四男のイロハが誘拐された。犯人の目的は、身代金。」
千冬「え?なら、警察の方が・・・。」
イエス「犯人からは、行動見られてて、下手に警察に行くとイロハを死なすって。」
イブキ「金は、200万。東卍のマイキーに持ってこさせろ。以上。」
千冬「マイキー、一人で、200万を犯人に?」
カズトラ「千冬、何の話をしてるんだよ?」
千冬「今、丁度部屋にマイキー君とカズトラ君とタケミチもいるから、皆で話しますか?」
イエス「何故、マイキーがここに?」
千冬「えっと・・・、それはバジさっいや、カズトラ君が言うには内面を心配したから、皆でマイキーのそばで様子見ようって。(本当は、バジさんからの命令だとは、伏せておこう。)」
ケイスケ(ハルチヨの件がある、マイキーの事は明司から守らねーといけねぇ。つっても、流石にハルチヨの話は、皆に言えたもんじゃねぇ。
皆に言うと、逆に、明司と真一郎の耳に入るとマズイ。
だから、わざわざマイキーの内面心配だから〜の伝え方にするしかなかった。にしても、ハルチヨが言ってた・・・明司の殺した理由、
本当の弟じゃないって、だけでフツー死なすか?
本当の弟も誰だよ?まさか、東卍の中にいたりしねーよな?
聞かれたらヤベーよ。)
タケミチ「マイキー君に、そんで200万をってその話、変っスよね?
身代金ならフツー、家族に持って来させるのが良くて、何故無関係の
マイキー君を?その、犯人・・・別の目的でも?あるんじゃないっスか?」
千冬「じゃあ、どうします?」
タケミチ「分かったっス!俺の知り合いに警察のナオトっているんスけど、コッソリ伝えてときます!」
カズトラ「大丈夫かよ?」
タケミチ「まさか、犯人は俺ら東卍までは、チェックしないか?と。
それにナオトにも警察ってバレない服で、来てもらえれば大丈夫っスよ?そんで、マイキー君に200万を持たせて、その後をナオトについてってもらう。上手くいけば、犯人をナオトがその場で、逮捕出来ればOKっスね?」
ケイスケ「・・・・・・。」
マイキー「すぅ〜すう〜(寝息の音)」

568:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 07:37 ID:tNw

ケイスケ「なぁ?カズトラ、タケミッチに言っといてくれ(汗)確かに話としては、悪くねーけど、今のマイキーの内面で犯人と関わるの危険じゃねーか?不安定だぜ?」

ケイスケに言われ、カズトラもその事を伝える。
その後、次の日。
タケミチは、ナオトとも連絡を取り合い、どうするのがいいのかを話し合った。
その結果・・・・・・?
その頃、明司家ではーーーー・・・。

明司「・・・・・・。」

回想

ベッドの上で縛りつけにされ、裸にされてるハルチヨが・・・。

ハルチヨ「明司兄さんっ何でっ!?こんなっ・・・、」
明司「(ハルチヨに薬物を覚えこませたのは、元々は俺だった。性行為で不安定になってるハルチヨに。)」

「ス(薬物をハルチヨに差し出す音)」

明司「どうだい?不安なら、これやってみろ・・・。(それから、ハルチヨは薬物にハマッた。不安な心には、もっともそれが1番合うからだ。SEXも気持ちが良くなる為、俺も一緒に使用して、二人で快感を味わった。しかし、その頃・・・本当の弟と名乗る奴が近づいて来た。)」

明司とその弟は、ハルチヨの知らない場所で、実際会う事もあった。

弟「SEXは、生でしてんの?なら、その弟君・・・、エイズになる危険性あんね?」
明司「?(奴の予想は、当たってしまった。ハルチヨは、その後・・・エイズになったかの様な、特徴が出る様になって、俺はもしこの事が明るみになれば、バレると恐れた。今までの行為が・・・。
病院でハルチヨが俺との事を喋ったら?エイズと発覚する前にハルチヨを・・・死なせようと。)」

いつもの様にハルチヨが裸で縛りつけにされてる時・・・

ハルチヨ「明司兄さん・・・っ??ブルブル(怯える音)」
明司「・・・。(ハルチヨには、嘘をついて、無理やり口の中に、大量の薬物を入れて・・・)
ハルチヨ「うっ・・・んんっ。」
明司「(手の縄は、後からほどいて、自殺に見せかけた。)」
明司「(ハルチヨは、しばらくするとーーーー死んでいた。)ハルチヨ・・・。」

回想終了。

569:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 07:49 ID:tNw

そして、その次の日。

タケミチ(ナオト共、色々話した末、マイキー君に似せた俺が、犯人の元へ。金を届ける役目をする事になった。)

タケミチは、髪の毛はマイキーに似てるカツラを被り、服装もマイキー君が着てる同じ物を着ている。

タケミチ(犯人がマイキー君と顔見知りじゃ無ければ、別人ってバレないかな?でも、どんな犯人だろ?手紙によると、場所は無人工場だ。
今はここは、手つかずになっていて古い。)

そのタケミチの後を、私服姿の警察官・ナオトが尾行していた。

ナオト(よし、犯人はどこにいる?花垣君が危険になれば、その時は正当理由で犯人を撃とう!)

約束場所の無人工場にタケミチがやって来ると・・・

タケミチ「き、来たぞ!?身代金だっ!」

「バッ(金が入ってる鞄を見せる音)」
「し〜〜〜〜〜〜〜〜ん」

タケミチ「?ま、マイキー。は、犯人はどこにいるっ?(あれ?何だか変だ。誰もいない。)」
ナオト(ん?犯人がいないなんて、おかしい。)
タケミチ(そもそも身代金、目的なのに・・・犯人来ないなんてどういう事?ま、まさか・・・俺達の話が犯人にバレてた?でも、この件知ってるのは、東卍メンバーでも少ないし、後はイバラ側の兄弟ぐらいしか、知らないはずなのに・・・?)

「ピルルルルル(タケミチの携帯の着信音)」

タケミチ「!?(携帯の音!?奥からだ。)」

570:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 08:00 ID:tNw

>>569
【(タケミチの携帯の着信音)では無く、(携帯の音がどこからか鳴る音)が正解です!間違い失礼しました、では続きをどうぞ。】

音が鳴っている、場所に近づくとーーーー・・・

タケミチ(あのドラム缶の上だ!)

奥にあるドラム缶の上には、携帯があった。

タケミチ(犯人からのかな?)

「キシ(床が軋む音)」

タケミチ(えっ?下が崩れ落ちっ・・・?)

「ズボッ(タケミチが下に落下する音)」

タケミチ「わぁああああああああっっ!??」
ナオト(あっあ〜〜〜〜!?おっ落とし穴!?何の為の!?)

「グサ(タケミチが仕掛けられてた鋭利なトゲに体を突き刺される音)」

タケミチ「うっ・・・・・・!」
ナオト「(下には、トゲがっ!?ヤバいっ・・・病院へ!もし、これが・・・マイキー君を一人で行かせていたら、トゲに刺されたまま、命を失くしていた?って事は、犯人の目的は初めからマイキー君の命!?)
もしもし?今すぐ来て下さいっ!場所はーーーー・・・」

ナオトは、救急車を呼ぶ事にした。
タケミチは、すぐに病院へと連れて行かれる。
何とか、死ぬ事は免れた。

571:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 08:17 ID:tNw

結局、この日・・・犯人は、姿を見せなかった。
犯人の罠だった。
その点、犯人の物と思われる携帯は、ナオトが持って警察へ。
詳しく、調べられている。

ナオト「っと、言う事ですみません!?花垣君はっ・・・病院で意識不明で、かなり、酷いです!もし、側に誰もいなかったら・・・。
犯人の目的は、初めからマイキー君の命だったかとーーーー。
金は、現在もこちら、警察の方で預かっています!」
カズトラ「・・・・・・!」
ケイスケ「おい・・・。」
千冬「・・・っっ?」
マイキー「・・・・・・そうか。」
ナオト「マイキー君は、犯人に心当たりはありませんか?」
マイキー「いや・・・、分からねー。」
ナオト「本当に何も心当たり無しですか?恨んでそうな奴、アナタを邪魔だと思ってる奴とか?」
マイキー「・・・・・・。」
千冬「ナオト君、タケミッチがやられて悔しいのは、分かりますけど、マイキー君も今、不安定だから。」
ケイスケ(マイキーを殺したそうな奴?ハルチヨの話なら、間違いなくそれは、真一郎か明司じゃあ?マイキーは、過去の記憶を失くしてるが・・・思い出されてその件を話されたら、マズイのは明白だ。
でも真一郎は幽霊だ。バレた所で別にーーーー・・・。
残るは、明司しか・・・。マイキーの記憶の件で気にしていたから。
つっても、マイキーにとり憑いてる真一郎と言い、この場で話していいかは、難しいよな。カズトラ使って、ナオトにだけは話して置くか?)
カズトラ「?」
ナオト「・・・・・・。」

その頃、明司家ではーーーー・・・

センジュ「明司兄?メール繋がらない!何でだ?」
明司「センジュ、それがな・・・いつの間にか無くなっていたんだ。
警察にも落し物として、話してある。」
センジュ「まだ、見つかんないのか?」
明司「あぁ。こんな時にハルチヨがいれば、携帯を借りられたんだが、それも無理か。」
センジュ「(!ハル兄。ハル兄との事は、ジブンには良い思い出がない。
ハル兄はーーーー・・・)」

572:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 08:32 ID:tNw

回想

センジュ「酷いっ!?酷い!ハル兄っ何でいつもっセンジュばっかり、イジメんのっ!?」
ハルチヨ「テメェがムカツクからだよ!?妹ってだけで、許されやがって(怒)(明司兄さんだってそうだ!?センジュには、酷い行為しない。それは、コッチが男だから!?女はいっつもズルい!?
女ってだけで許されてっ・・・!?性行為だってこっちばっかり耐えてんのにっ!?テメェばっかズルいんだよ!!センジュっ!?)」
センジュ「意味分かんないよ〜〜(泣)センジュそんなに悪い事してないよっ!?」
ハルチヨ「うっせぇー!こうしてやるっ・・・!?」

「ドサッビリビリ(センジュを倒して、服を破る音)」

センジュ「きゃぁあああああ!??や、やめ・・・てっハル兄!?何っするっ・・・の??」
ハルチヨ「ハァハァ」
センジュ「ききゃぁぁあああああ!」
ハルチヨ「へっ、どんなもんだっ!?これでこっち
と一緒だなっ!??」

回想終了。

センジュ(そうだ、ハル兄はジブンにあんな酷い事を・・・・・・!最後まで、仲良く出来なかった。正直、ハル兄が死んだ時もこんな兄貴、死んでくれて良かったと思うくらい嫌いだった。
その点、明司兄の方が好きだ。明司兄は、優しい・・・。)
明司「・・・・・・。」

「ピンポーン(明司家のチャイムが鳴る音)」

センジュ「ん?誰だ?」
ナオト「橘 ナオト、警察です!明司 タケオミ。アナタに聞きたい事があります。」
明司「何だ?」
ナオト「こっちの事件ですが、アナタ所有の携帯が現場に置かれていたんです!」
明司「!?」
ナオト「何か・・・心当たりは?」
明司「携帯を失くしていた所だ。こちらも探していた。」
ナオト「落としたんですか?」

573:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 09:02 ID:tNw

明司「いや、いつの間にか無くなっていて、盗まれたと思った。誰かに・・・。」
ナオト「誰かに盗まれたと?」
明司「まさか、そんな所で見つかるなど思わなかった。」
ナオト「携帯のメモにはこんな内容がーーーー・・・残されていました。マイキーを殺してやる、と。」
センジュ「!」
明司「いや、そんな内容は残していない。誰かがやったんじゃないか?」
ナオト「盗んだ相手しか、やりませんけど?その人がアナタに罪をきせたとでも?」
明司「それしか無いだろうっ・・・!?第一、そんな分かりやすく犯人などとメッセージを残しておくバカが、どこにいる?」
ナオト「確かに・・・それが変なんです。しかし、携帯にはアナタ以外の指紋は・・・ありません。犯人が他にいるとしても。それと、今回の事件とは別で、アナタは弟のハルチヨさんに性犯罪と薬物の件は、話をしたいんですか。」
明司「!?(ばっバレていた!?こ、これまでか・・・。)どこから、その話を?」
センジュ「明兄っ!?」

あの後、カズトラ通じて、ケイスケがナオトに伝えたのだ。しかも、その携帯のメールには薬物のやり取りもあった。そして、動画にはハルチヨとの性行為も残っていたのだ。
警察署では、明司は薬物と弟への性行為は認めた。
しかし、マイキーの件は否定し続けた。

その頃、半間とキサキの方ではーーーー・・・。

半間「あーぁ、マイキー死ななくてガッカリ。明司の奴も逮捕されちって、せーっかく、マイキー死んだら、犯人は明司にしてやりたかったのに?まぁーさか、マイキーのフリした花垣とかねー?ダリィー。」
キサキ「まぁ、半間ぁ?そんな、足はつかないだろ?警察も。よくやった方だよ!バレなきゃいーんだ!(笑)」

次の日。

カズトラ「センジュ、だよな?東卍のカズトラだ。兄の件は・・・酷いなって思ったけど、一つだけ、知りたいんだ!?マンダラの裏リーダーって誰なんだ?」
センジュ「明兄に紹介された相手、下の名前しか分からない。シュウジ・・・。」
カズトラ「え?しゅ、シュウジって・・・??」
ケイスケ(半間 シュウジ!?)
カズトラ「まさかっっ!?」
ケイスケ(半間がもし、マンダラに絡んでいたなら、明司との事も繋がりが・・・!?)
カズトラ「今、そのシュウジは何処に?」
センジュ「・・・いなくなった。タケミチの怪我が、発生した日の次の夜はメールも繋がんない。」

574:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 09:13 ID:tNw

ケイスケ「明らかに、そのタイミングは・・・おかしくねーか?って事は、犯人は半間??ヤベェ・・・明司が罪を被せられたとしか(汗)半間の野郎〜(怒)」

しかし、その半間は行方知れずだった。
その後は、イロハも開放されていて、イバラ達の元に戻り、イバラは退院。タケミチも退院。皆、元通りの生活を送っている。
センジュは、その後「マンダラ」を解散させて、東卍入りした。
マイキーもあれから元気になっている。
東卍は、復活した。
そして、刑務所にはカズトラが明司の面会に訪れている。

カズトラ「あ、あの・・・明司さんには、本当の弟がいますよね?名前って・・・?」
明司「(何故その情報を知っている?ハルチヨにしか、話してないはず。)そうか、シュウジが喋ったのか?弟はーーーー半間 シュウジ!だ。」
ケイスケ「!」
カズトラ「!?」

ようやく、謎が全て分かった。

ブラックコスモ「へっへっへっ〜今回は、真一郎と明司とハルチヨを悪人にまとめて、したやったモ〜♫一気に悪のエネルギー吸収!?」

こうして、満足したブラックコスモはまた、何処かへいってしまった。
黒い衝動とは、時に連鎖反応的にもなるのだ。



完結

575:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 13:02 ID:tNw

次に投稿する作品設定の説明です!
登場人物
メンバーの大体の年齢は、中学生設定。
ホワイトコスモの力によって、カズトラの性別が女性になります!(そういうの好きじゃない方は、読まないでね。)

羽宮 カズトラ(女になっても名前は変わらず、カズトラちゃんです)
バジ ケイスケ
千冬
サノ マンジロウ
ぱーちん(少し登場)
タケミチ(少し登場)
三ツ谷(少し登場)
ドラケン(少し登場)
橘 ナオト(警察官)

オリキャラ
バジ マルキー(義理のケイスケの息子)
シークレットオリキャラ(最後に出るんでラストに注目!)
ホワイトコスモ(今回は、力の中でも性別変える能力作動)

因みにホワイトコスモは、特殊な種類の力を作動させるんで、今回は性別を変える力ですが、性別を変えた後も
その人物の周りの情報も、コスモによって変えられるんで、変わった後も特に周りは、変わった事には気づきません!!その変えられた人物とコスモしか、知りません!

576:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 14:50 ID:tNw

タイトル【東京リベンジャーズ〜東卍絆編〜】

羽宮 カズトラ(男)現在は、小学4年生。

カズトラ(はぁ〜、キツイなぁ。体は男で、本当は、心は女なのが・・・。もし、女だったら、好きなバジとも付き合えたのかな?)
ホワイトコスモ「悩みキャッチ〜!?体を女に出来るコスモ〜♫男だった記憶は、アナタは残るけど、周りの人の記憶は変わるモ〜!」
カズトラ「えっ・・・でも、何でそんな事、してくれるの?」
ホワイトコスモ「コスモは、誰かの悩みを手助けしたいんだモ!さぁ、目を閉じるモ?女の体になった世界にGO!!」
カズトラ「うん・・・。」

「ス(カズトラが目を閉じる音)」

次に目を開けた時には、体が女になっていた。

カズトラ「わぁ〜?本当に女になってる!?っと、言ってもいきなり、男のふりしてた癖は、抜けなくて・・・言葉遣いは男のまんまだった。」

その後、学校にて。
カズトラ中学生。

東卍メンバー1「東卍にいる唯一、女ヤンキーのカズトラってさ、」
東卍メンバー2「ん?」
東卍メンバー1「顔は美人だけど、「俺」とか言ったり、男っぽくて残念だよな?あーぁ、あれがなきゃ、付き合うのに。」
カズトラ「悪かったね。男っぽくて(怒)」
東卍メンバー2「ゲッ!?本人に聞かれてた(汗)」
ケイスケ「陰口叩いてるテメェらも、最低だけどな(怒)マイキーに言いつけんぞ?あ?(怒)」
カズトラ「バジ!?」
東卍メンバー1「嫌だなぁ〜。嘘じゃないかよ(汗)」
ケイスケ「何が嘘だっ!?俺嫌いなんだよな?仲間のふりして、裏で陰口言ってる奴ら!」
東卍メンバー2「ひぃ〜〜逃げろぉーーーー!?」
カズトラ「何あれっ!?」
ケイスケ「ほっとけ、ほっとけ。たく、自分達だって、陰口叩いて女みてぇ〜なのにな?カズトラに言えたもんかよ。」
カズトラ(にしたって、せっかく女の体になってるのに、男ぽいって、思われてるなんてショック(汗))
ケイスケ「カズトラ、気にすんなよ?別にあっちの勝手な思い込みだからよ?」

577:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 15:02 ID:tNw

カズトラ「バジってさぁ〜、いつも俺に優しいよね?何で?」
ケイスケ「えっ・・・かぁあ(顔を赤くする音)べっ、別にどうだっていいだろうがよ!?そんなんっ・・・(汗)」

その学校の帰り。千冬も交えた3人で。

千冬「前から、思ってたんですけど、二人って付き合ったらお似合いなのにって。」
カズトラ「えっ!千冬、何言って!?かぁあ(顔を赤くする音)」
ケイスケ「そんなガラじゃねーよ!俺はっ・・・・・・」
カズトラ(え?バジは、俺との付き合い嫌って事?何かそれって、ショックだなぁ・・・。)

その夜。マイキーに呼び出された。

カズトラ「話って何??」
マイキー「俺と付き合って。」
カズトラ「(告白っ!?まぁ、マイキー・・・顔は格好いいし、両思いじゃないバジの事、忘れたい(諦めたい)から。)」

カズトラとマイキーは、恋人同士になった。

千冬「バジさん!?本当っスか?カズトラさんがっ・・・」
ケイスケ「あぁ〜、マイキーと付き合ったって?」
千冬「何か、信じられません。嘘と思いたい。バジさんとの方が、合ってたと思って。」
ケイスケ「俺に気を遣ってんのか?千冬。」
千冬「違います!本当にそう思ってましたよ!?」

別の日。カズトラは、マイキーとの1回目のデート。
仲良く手を繋ぎ、歩く。

マイキー「カズトラ、どこ行きて〜?」
カズトラ「あっ!花火やりたい!」

海で花火❤

「シュウーー(吹き出し花火の音)」

2回目のデート。

マイキー「どこ行く?」
カズトラ「えっと、パフェ食べる!」

578:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 15:15 ID:tNw

二人で、パフェを分けながら食べる❤

カズトラ「美味しぃ〜!!」
マイキー「モグモグ。うん、うめーな。これ。」

その日は、マイキーの部屋のベッドの上で・・・

カズトラ「あっ・・・かぁあ(顔を赤くする音)」
マイキー「カズトラ・・・。」

真っ直ぐに見つめるマイキーは、カズトラにキスした。

「チュ(唇を重ねる音)」

3回目のデートの時には・・・・・・

カズトラ「ま、マイキー。ドキドキ(緊張する音)」

「ドサッ(マイキーがカズトラをベッドに押し倒す音)」

マイキー「なぁ?やっていい?」
カズトラ「あっ・・・うんっ!」

「ギシギシ(激しくベッドが軋む音)」

カズトラ「ばっ・・・バジ!?」
マイキー「ん・・・?バジ?」
カズトラ「(しまった!?)ごめん、バジと間違えた!?」
マイキー「あー。いつも一緒にいたもんな?間違えて、当然か?」
カズトラ「ごめんっ・・・。(バジを忘れたいから、付き合ったのに。結局頭の中は、バジの事。)」

別の日。カズトラは、マイキーを呼び出す。

カズトラ「あのね、マイキー。お腹に赤ちゃん、出来たみたい。」
マイキー「え?(汗)俺らまだ、中1だぜ?無理だろ。」
カズトラ「って言っても金なんて、そんな持ってないし。」
マイキー「分かった。しばらく、俺の所で隠れてろ。バレたらマズイ。」
カズトラ「うん。」
マイキー「育てる金なんてねーから。」

マイキーの部屋に場所を移し・・・。

マイキー「つー事で、流産させてーから、腹パン(腹にパンチの略)な?」

「ドスドスッ(カズトラのお腹に激しくパンチする音)」

カズトラ「いたいっ痛いよ!?マイキーっ!!?」
マイキー「悪いっ、やり過ぎたっ・・・!流産するまでは、何度もヤルぜ?」

579:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 15:34 ID:tNw

カズトラ(えっ?この痛み、まだ我慢しないといけないの?そんなの、キツ過ぎるよ。)

次の日。

ケイスケ「なぁ?マイキー?カズトラ知らねー?学校にも、来てねーとか。」
マイキー「あーっと、喧嘩して家出してった。カズトラが。俺と会いたくねーとかで。(嘘)」
ケイスケ「そんな事っ何で黙ってんだよ!?お前、アイツの恋人だろっ?とにかく、そんなら千冬と二人で探す!」

学校のトイレ。バジの携帯に着信がかかってきて、カズトラだったので、急遽トイレへ避難中!!

ケイスケ「もしもし?」
カズトラ「バジ・・・?助・・・けて。」
ケイスケ「カズトラ!?今、何処にいんだ!?」
カズトラ「もうっマイキーと別れたい!ぐすっ・・・。」
ケイスケ「じゃあ、俺の所来いよ!?」

カズトラは、マイキーには黙ってバジの所へ・・・。

ケイスケ「何があった?」
カズトラ「お腹にマイキーの赤ちゃんいて、流産させようとしたけど、怖くてっ・・・。」
ケイスケ「う・・・産めよ!?俺が仕事して、面倒みる!マイキーの赤ちゃんなら、育てたいしな?」

その1年後。赤ちゃんも無事産まれ、(ケイスケの自宅にて)バジとカズトラと千冬は、3人でペットショップに働く。(店側には、理由ありと伝えて。)
その頃、マイキーはーーーー・・・。

マイキー(カズトラの奴、話だとバジの所にいるって?赤ちゃんは、どーなった?俺の・・・?)

その時、バッタリと3人は出くわしてしまう!!

マイキー「ん?バジ、カズトラ・・・その赤ちゃん?」
カズトラ「!ま、マイキーっ・・・(汗)」
ケイスケ「この赤ちゃんはな・・・俺とカズトラ二人の子だ。」
マイキー(つー事は、あの後、無事俺の子は流産?)
ケイスケ(嘘でも言って置かなきゃ、マイキーは赤ちゃんを殺しちまうから。本当の事は、言えねーよ。)

次の日、ペットショップ。

ケイスケ「千冬?」
千冬「はい?」
ケイスケ「お前にだけ、本当の事言うけどな。この赤ちゃんは、本当はマイキーの子なんだ。嘘つかねーと殺されちまうから。」

バジは、仕事場に赤ちゃんを連れて来ていた。カズトラは、面倒みるのを拒否ったので、バジが主にお世話をしている。

千冬「そう・・・だったんで・・・すか。でも、まぁそれなら、仕方ないですね。はい。」

それから、3年後。バジ達は17歳。マイキーの子は、マルキーと名付けられている。

580:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 15:49 ID:tNw

ケイスケ「今日は、東卍メンバー集合だ!カラオケ店にて!」
千冬「楽しみですね?バジさん?」

約束場所のカラオケ店。

マイキー「遅かったなぁ〜?バジ、カズトラ・・・千冬。ん?」
三ツ谷「?」
タケミチ「あれ?」
ケイスケ「俺の子、マルキーだ!?」
マルキー「さん・・・さい。」
マイキー「デカくなったなぁ?」
マルキー「ぱぱ!ぱぱ!」
マイキー「ん?ぱぱ?」
ケイスケ「お〜〜い(怒)パパは、俺だろ、マルキー???」
ぱーちん「マイキーに似てんなぁ?(笑)」
ドラケン「バジに似てる・・・。(汗)」
ケイスケ「知らねーのか?必ずしも、親に似るとは限らねーんだぜ?ばぁちゃんとか、じいちゃんとか、曾祖母ちゃんとか曾祖父ちゃんとか。」
千冬「そ、そういえば、バジさんのじいちゃんと会った事ありますけど、マイキーに顔が似てたんですよね?」
カズトラ(嘘・・・だけどね。やっぱり、バレるとマズイからなぁ。)

それから、更に2年後。
バジ達19歳。マルキーは5歳。
バジは、通っている幼稚園の先生に呼び出されていた。

ケイスケ「先生、話って何ですか?」
女先生「マルキー君なんですけど、他の子をパンチして怪我させたんです。正直、困るんですよ!?その親からも、クレームきてます!」

マルキーは、度々、他の園児に暴力を振るった。
その度にケイスケは、マルキーを連れて謝りにいったがーーーー・・・。

ケイスケ「すみません!」
マルキー「・・・・・・。」

マルキーが反省している様には、見えなかった。

女先生「もう、マルキー君には出てってもらうしかっ!」
ケイスケ「待って下さい!手間かかりますが、常にマルキーの側にいて、他の園児に、暴力振るいそうな時は、先生が止めてくれませんか?大人の力なら、まだ止めれるかと・・・。」

その後、何とか無事幼稚園を卒業する事は出来た。

581:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 16:05 ID:tNw

バジとカズトラとマルキー3人で住んでる家にて。

ケイスケ「何か、マルキーの奴・・・情がねー様な。」
カズトラ「そう?言葉の理解が遅れてるだけ、じゃない?それで、悪い行為を上手く理解出来ないとか?」

更にそれから、7年後。
バジ達、26歳。マルキーは12歳。

「ドッ(マルキーが父親のバジを殴る音)」

ケイスケ「ま、マルキー!?」

マルキーの力は既に、バジを追い越していた。

ケイスケ(力じゃもうっ・・・俺は勝てねー。(顔面蒼白))

親と子の立場は、逆になり、ここの家の主(あるじ)は、マルキーになっていた・・・。
元々、チカラなら、バジよりマイキーが強い。
受け継いだマルキーも、バジより強い。

ケイスケ(どうしたら・・・いいんだ?言葉も力も俺じゃ何もマルキーを止められねぇよ。)

次の日、ペットショップ。

千冬「えっ?バジさん!?カズトラさん??その顔の傷、どうしたんですかっ??」
ケイスケ&カズトラ「・・・・・・。」
ケイスケ「マルキーにヤラれた。今、アイツは学校行ってねー。」
千冬「えっ?」
ケイスケ「友達作れねーらしくて。カズトラかって。」
千冬「カズトラさんは、確かに友人作るの下手でしたけど・・・。」
ケイスケ「力も俺より上だから、やりたい放題。」

しかし、その後もマルキーは・・・。

「ドゴッ(マルキーがバジを足蹴にする音)」

ケイスケ「うっ・・・。」
カズトラ「マルキー!?もうっやめて!?バジ死んじゃうよぉ!?」
マルキー「・・・。」

「ドサ(マルキーがカズトラを押し倒す音)」

カズトラ「え?」
ケイスケ(マルキー、何しようとしてっ!?ま、まさか?)
カズトラ「あっん・・・?」

マルキーは、母親に性的行為をする。

582:影虎◆Vs hoge:2023/09/06(水) 16:23 ID:tNw

ケイスケ「マルキー!?やめろ!◯出しだけは、すんな!?」
マルキー「ハァハァ。」
ケイスケ(ヤベェ!妊娠は、さすがにマズイ!ピル使うか・・・?)

マルキーがHを覚えてしまったので、家の中では常にピルがある状態に・・・。

ケイスケ「カズトラ・・・ごめんな?」
カズトラ「何で・・・バジが謝んの?バジは、悪くないじゃん。ぐす(泣)」
ケイスケ(何で・・・マルキーは、母親にあんな事を?まさか、カズトラにマイキーがやってたのを受け継ぐ?)

東卍メンバー集会ではーーーー・・・

マイキー「遅かったなぁ?バジ。ん?カズトラとマルキーは、どうした?」
ケイスケ「二人共、別の予定入っちまって。今日は、俺だけだ。」
マイキー「その顔の傷、どうした?」
ケイスケ「来る途中、若いヤンキー達に絡まれちって。カツアゲされちまたったよ。ハハ(笑)」
千冬「・・・・・・。」

カラオケ店のトイレにて。バジと千冬の二人。

千冬「あの・・・バジさん、嘘つくの・・・止めませんか?」
ケイスケ「!千冬・・・??」
千冬「俺っこのまま、バジさんが死ぬの嫌です!?バジさんは、優しいから自分だけ我慢すれば、いいって思ってる!だけど、マルキーは、情が無いんですよね?」
ケイスケ「・・・・・・っ。」
千冬「って事は、カズトラさんだって、殺されるかもしれないっ・・・!?マイキー達に言いましょうよ!ね?」
ケイスケ「か、考えとくよ・・・(涙)」

しかし、次の日。

千冬(おかしいっ、バジさんとカズトラさんが来ない!?電話にも出ない!まさか・・・何かあった?)

バジさん家に来てみるとーーーー・・・

千冬「あっ!窓が開いてる!?」

中へ侵入する千冬。

千冬「バジ・・・さん?え・・・嘘。何・・・これ。」

千冬が見たのは、口から血を出すカズトラと、寄り添う様に同じく口から血を出し、全身傷だらけのバジの姿だった。

「ビクッ(千冬が二人の体温を確認する音)」

千冬(し・・・死んでる?一体何が・・・?ハッ)

「キシ(千冬の後ろから軋む床の音)」

千冬「ま、マルキー!?まさか、二人を殺し!??」
マルキー「・・・・・・。」
千冬(俺も殺されるっ逃げなきゃ!?)

583:影虎◆Vs hoge:2023/09/07(木) 08:08 ID:tNw

その後、千冬はマイキー達の元へ・・・。

マイキー「千冬、メールみたぜ?皆、集めて何だよ。」
千冬「さっき、警察にも電話したんですけど。マルキーがバジさんとカズトラさんを殺しました!」
マイキー「何で?」
千冬「ずっとバジさん達は、マルキーの暴力に苦しめられてたんです。」
マイキー「お前、知ってたのかよ(汗)」
千冬「まさかっ殺されるの早過ぎでっ・・・!」
マイキー「マルキー、探して来る!」
千冬「待って下さい!?まだ、隠してる事がっ・・・。」
マイキー「?」
千冬「マルキーは、マイキーの子供なんです!バジさんは、殺されるの嫌だから、嘘を・・・。」
マイキー「あの時の、俺とカズトラの子か!?」
千冬「はい。なのに、そんなバジさんをマルキーは殺しました。」
マイキー「行って来る・・・マルキーの元に。」
千冬「マイキー君。」

そして、場所はタコ公園。

マイキー「マルキー、ここにいたのかよ。」
マルキー「!」
マイキー「バジとカズトラ、殺したって?ケリつけようぜ?全力で来いよ。」

「ヒュヒョイ(マイキーの足蹴をマルキーが左に避ける音)」
「ブンッヒョイ(マイキーのパンチをマルキーが上にジャンプして避ける音)」

マルキーは、素早く動体視力もいい為か、避けるのが上手かった。

マイキー(コイツ、スピード速ぇ!?避けるの上手い、攻撃が当たらねー!?)

当てようとすればする程、避けられ
その度にマルキーはマイキーに、ローキックした。
気づけば、マイキーばかりが傷だらけに・・・。

マイキー(でも、コイツ・・・攻撃ばかりを避けるのは防御はそれほど高くないからなんじゃあ?一発でも当たればコッチが勝つ!!)

「フラァ・・・トス(ワザとマイキーが、地面に座り込む音)」

マイキー(さぁ、ヤバくなってるから、来いよ。)

「ザッ(マルキーがマイキーに飛びかかる音)」

マイキー「!」

「クイッガドスッゴッ(マルキーの足首がマイキーの右肩と首付近をとらえ、そのままの勢いからマイキーの頭を強く地面に叩きつける音)」

584:影虎◆Vs hoge:2023/09/07(木) 08:27 ID:tNw

マイキーの額からは、血が流れるーーーー・・・。

マイキー「(くそっ!?ムカツクッ・・・!?俺より強いとか、ふざけんな!?)本当にそれでもお前っ・・・俺の息子かよっ!?」
マルキー「?」
マイキー「大事なもん目茶苦茶にしやがって(怒)お前は何にも背負ってねぇだろうがっ!?」
マルキー「何言って・・・?」
マイキー「こっちはなぁっ・・・東卍背負ってんだっ!?(怒)負けられねーんだよっ!?ハァハァハァ・・・。」

「ビリビリ(マイキーが自分の衣類を破る音)」

マルキー(!服破って、何して・・・?)

マイキー(・・・少し、休むか。)

マイキーは、上半身裸になって、破った服を額から流れる血を止血する為に使う。
強く、額にキュッと結んだ。

マイキー(コイツと戦ってて気づいた。俺からしか攻撃してねぇ。避けてから、ローキックとハイキックしてくる。
攻撃VS攻撃だと、避けられなくなるからか?って事は、そっちからは来ねぇか。なら、休めるな?)
マルキー「・・・。」

「チャチャチャ〜♫(マイキーの携帯に着信音)」

マイキー「もしもし?」
タケミチ「マイキー君っスか!?」
マイキー「タケミッチ?」
タケミチ「今どこっスか!?マルキーは??」
マイキー「タコ公園。ここらへんで、タコ公園つったら、1箇所しか無いから分かんだろ?」
タケミチ「実はーーーー言わないといけない事がっ・・・!?千冬がっ・・・、」
マイキー「?」
タケミチ「千冬が自殺しましたっ!(泣)」
マイキー「はっ・・・?」

その1時間前。
とある、建物の屋上にて。

千冬「すみません。バジさん・・・カズトラさん。俺がもっと早く言っていれば、こんな事にはっ・・・。思い出す度に辛すぎます!リョースケ、ごめんっ・・・(涙)」

「ピッ(マイキーが携帯の電話を切る音)」

585:影虎◆Vs hoge:2023/09/07(木) 09:07 ID:tNw

マイキー「マルキー・・・、バジは最後、お前に何って言ってた?」
マルキー「!」
マイキー「聞いてたんだろ?」

回想

ケイスケ「ハァ・・・ハァ、(足がっ・・・骨折してる!?)か、カズトラっ・・・逃げろ。」
カズトラ「ヤダッ!?ヤダッ・・・(泣)!」
ケイスケ「いいからっ逃げろっ!?殺されんだぞっ!」
カズトラ「一人に・・・っしないで(涙)俺を・・・置いていか・・・ないでっ。」
ケイスケ「ハッ!?ま、マルキーっ!?」

「がしっ(マルキーがカズトラの首を持つ音)」

カズトラ「うっ・・・!?」
ケイスケ「や・・・めろ、マルキーィィーーーーっやめろぉぉおおおお!?」

「ボギィ(マルキーがカズトラの首の骨を折る音)」

ケイスケ「!??(ま、マルキーがっ・・・カズトラの首を締めてそのまま、首の骨折って殺した!?フルフル(体が震える音))」

「ブン!(マルキーがカズトラをケイスケに対して、ぶん投げる音)バッ(カズトラをキャッチする音)」

ケイスケ「かっ・・・カズトラ!?ごめんっっ・・・ごめんな?(泣)俺も・・・そっちにいくからよ?(涙)」
マルキー「・・・・・・。」

それでも尚、マルキーの表情に変化は、見られなかった。
何も情を感じていない様だーーーー・・・。

回想終了

マイキー「(そういえば、俺・・・コイツの事、あん時、殺そうとしたんだよな?赤ちゃんの時ーーーー腹パンで。)殺して置かなかった事っ!?後悔しかねぇよ!??(怒)」

マイキーの表情は、殺意の顔に変わっていた。

マイキー(そんなに当たんの嫌なら、こっちから当たるチャンス作ってやるよ!)

「ダッブンヒョイ(マイキーの繰り出すパンチをマルキーが右に避ける音)」
「ヒュ(マルキーのハイキックの音)」

マイキー(来たなっ?ハイキック!)

「がし(マルキーの足を手で掴む音)」

マイキー(俺のっ・・・ハイキックだ!?)

「ヒュ(マイキーの足蹴が、マルキーの顔面に近づく音)」

マルキー「!」
マイキー(これで、逃げられねー。)

「スカ(マイキーのキックが直前で避けられる音)」

マイキー「!(俺の懐に入って!?)」

マルキーは、足首をマイキーに固定され捕まりながらも一気に懐に入るとーーーー今度はそこからの、アッパーーーー!?

「メギぃ(マルキーのパンチがマイキーの顎にめり込む音)」
「ドッゴッドッ(更に宙に浮くマイキーの顎に連続でパンチの集中攻撃!!)」

マイキー(・・・宙に浮いてると避けようがねーから?コイツ、・・・これ待ってた・・・のか・・・よ?)

意識が遠のいていくマイキー。

タケミチ「マイキー君っ!?」
ナオト「マズイ!!」

そこへ、タコ公園の場所を知る、タケミチとナオトも駆けつける!?

「ドサッ(マイキーが血を激しく流しながら、地面に叩きつけられる音)」

586:影虎◆Vs hoge:2023/09/07(木) 09:24 ID:tNw

タケミチ「ヤバっ!?マルキーがまだ、トドメを刺そうと!?」

「スッ(地面に横たわるマイキーにマルキーが白目で近づこうとする音)」

タケミチ「やっやめろーーーーっ!!?」

「バッ(無我夢中でタケミチがマルキーに飛び込み、体で体当たりする音)」

ナオト「マルキーっ!?動くなっ!?警察だっ!」

そう言い、ナオトはマルキーに目掛けて、銃を向ける。

「スッ(しかし、まだ動こうとするマルキー。)」
「パァーーーン!(撃った銃の弾がマルキーの体をかすめる音)」
「チャカ(マルキーに手錠をかける音)」

こうして、マルキーはようやく・・・逮捕された。
マイキーは、病院へ。

タケミチ(マイキー君は、顎を粉砕骨折していて、病院にお世話になる事に。ドラケン君も見舞いに来てくれた。)

ドラケン「マイキー・・・(泣)ありがとうっ。最後まで、俺達の為に・・・戦ってくれて!(涙)
負けたって俺達は、お前について行くよ。東卍は、お前しかやれねぇんだ。代わりなんていねぇ・・・!」
マイキー「スゥー(目から、涙が流れる音)」

タケミチ(戦って負けても、失わなかったマイキー君。
最初から、何も失うモノなんて無かったマルキー。
そして、後で分かったのは、自殺した千冬の手紙の内容。そこには、皆知らなかった事実。)

千冬の手紙「皆へ。実は俺には、バジさんの子供、リョースケがいます。二人に頼んで産んでもらった。」

回想

千冬「いいなぁ〜。俺も子供が欲しいなぁー。自分の子より、バジさんの子供がいいなぁ〜?」

ケイスケとカズトラの家にて。(二人だけ。)

ケイスケ「てな事で、カズトラ!?千冬にサプライズプレゼントで、作らねぇか?(笑)マルキーには秘密な?皆にも。」
カズトラ「うん、まぁ〜いいけど❤ば、バジの子かぁ・・・千冬、喜ぶね(笑)」

回想終了

587:影虎◆Vs hoge:2023/09/07(木) 14:43 ID:tNw

今、そのバジの本当の子供・リョースケは千冬の親が
代わりに面倒を見ているらしい。

そして、その後。マルキーは刑務所にて、裁判も行われると法廷の場でーーーー

マルキー「出所しても、また人を殺したいと思います!」

っと言う一言を発して、周りをザワつかせた。
そんなマルキー被告に言い渡された判決は・・・

裁判官「被告人を終身刑に処す。」
マルキー「・・・・・・。」
タケミチ「!(少年法で守られなかった珍しいケースだ。マイキー君にも、伝えておこう!マルキー君は、バジ君やカズトラちゃんを殺した件についても・・・。)」

マルキー「殺したいから殺した。」
周り「ざわざわざわ」
タケミチ(この言葉も含めて・・・演技でもいいから、反省すれば刑は、軽くなったのに。
マルキーには、自分を守ろうとする心もない。)

しかも、終始マルキーは、裁判中も表情を変えなかった。

一方、マイキーは無事、顎の手術も終わり、皆の元に無事に帰って来た。

マイキー「持たせたな?俺の居場所は、ここしかねーから。でも、もう・・・バジとカズトラと千冬がいない、東卍なんだよなぁーーーー・・・。」
タケミチ「マイキー君、会わせたい子がいるんです。
リョ、リョースケ君?」
リョースケ「マツノ・・・リョースケです。初めまして。」
マイキー「バジにそっくり!?」
タケミチ「バジ君は、俺等には内緒で千冬の為に、赤ちゃんを一人だけ作ってました。」
マイキー「バ・・・ジ(泣)」
ドラケン「しっかし、バジ似だなぁ?本人の子だからか。」
ぱーちん「うっわぁ、やっべー。」
三ツ谷「感動する。」
タケミチ「これからは、皆でリョースケを可愛がろう?死んだバジ君達の分も!愛情を注ごう!?」

東卍には、リョースケも加わった。
その頃、刑務所にて。

看守1「マルキー、面会だ。」
マルキー「?・・・!!」



完結

588:影虎◆Vs hoge:2023/09/07(木) 14:49 ID:tNw

次に投稿する作品説明です。
タイトルは、変わってますがマルキー達のその後を描いた続編になります。
登場人物。
サノ マンジロウ
マツノ リョースケ
マルキー
過去にて
バジ ケイスケ
カズトラ
千冬もまた、出ます。

ドラケン
花垣 タケミチ
ぱーちん
三ツ谷 
サノ 真一郎
明司 タケオミ
因みに、ブラックコスモも出て、今回は真一郎と明司の二人に黒い衝動をかけています。
大体が、以上の紹介です。
では、投稿します!

589:影虎◆Vs hoge:2023/09/07(木) 15:03 ID:tNw

タイトル【東京リベンジャーズ〜マルキー&リョースケ伝〜】

マルキー面会にて。

マイキー「マルキー、会わせてぇ奴がいるんだ。」
マルキー「!」

リョースケが姿を見せる。

マルキー「と、父さんっ!?」

そのリョースケの姿は、ほぼケイスケと同じでロングの黒髪だ。
そして、顔も瓜二つ。

マイキー「ちげーよ。マルキー、コイツは、バジのもう一人の息子、リョースケだ。」
マルキー「!??」
マイキー「バジは、お前を傷つけねー為に嘘をついて、隠しながら千冬にリョースケの面倒をみてもらってた。
リョースケをお前に会わせなかったのも、その為だ。」
マルキー「・・・・・・っ。」

さすがにいつも無表情でいる事の多いマルキーにも、動揺が見られた。

マイキー「バジに似てるから、お前が嫉妬すると思ったんだろ。」
リョースケ「じーーー。(マルキーを見つめる音)」
マイキー「東卍にこれから、新しくリョースケは、入った。それを伝えたくて。(この時、リョースケはマルキーをずっと見ていた。
まさか、その後・・・あんな事が起きるとはーーーー・・・誰も夢にも思わなかった。)」

その後、リョースケは殺されたバジ達の眠る墓の所へ、やって来た。

リョースケ「父さん、母さん・・・千冬父さん。マルキーに会って来たよ。初めて見たけど、母さんとは血が繋がっているんだってね?マルキーは。」

回想

ケイスケ「千冬?どう〜だ?リョースケとは?(笑)」 
カズトラ「お邪魔ぁ〜!」
リョースケ「千冬父ちゃん、この人達、誰?」

この時、リョースケは幼稚園児。

千冬「東卍メンバーだよ!俺は、昔に暴走族やってたから。」
リョースケ「父ちゃんの仲間?前に暴走族やってたって?」
千冬「そうだよ。」

590:影虎◆Vs hoge:2023/09/07(木) 15:16 ID:tNw

リョースケ(何回か、ケイスケさんはコッチに度々、顔を見せに来てた。)

リョースケは、その時はまさかこの人が父ちゃんだとは、気づかなかった。
千冬父ちゃんが、父ちゃんだと思っていた。
だけど、あの日ーーーー運命の日。
千冬父ちゃんは、飛び降り自殺。

その後、千冬父ちゃんの親に引き取られて、

リョースケ「えっ?」

そこで、初めて聞かされた。

千冬婆ちゃん「リョースケ、いい?今から言う話。」
リョースケ「ん?何、婆ちゃん?」
千冬婆ちゃん「千冬の自殺した所にあった手紙。リョースケ宛も用意されてて。」

千冬の手紙「リョースケへ。先に死んでごめんね。だけど、もう耐えられなくて。言わないといけない事あった。
本当はリョースケの血の繋がった父さんじゃないんだ。
君の本当の父さんはね、「バジ ケイスケ」だよ。そして母さんは「バジ カズトラ」なんだ。」

リョースケ「そんな!?・・・う・・・そ。」

回想終了

それから、3年後。
リョースケは、ペットショップの仕事をする事になった。

マイキー「リョースケの奴、本当にバジにそっくり。やる事も同じ。」
ドラケン「ペットショップの仕事とか、ほぼ同じだな?親子は似るって言うがーーーー・・・。その点、マルキーは顔こそ、マイキー似だが、中身は似てないな?」
三ツ谷「カズトラちゃん寄りだよな?」
ぱーちん「だからか?カリスマ性とは、程遠い〜。アイツ、一生友達出来ねータイプじゃねぇ?」
タケミチ「いつも一人っス。」

591:影虎◆Vs hoge:2023/09/07(木) 15:38 ID:tNw

タケミチ「千冬が生きてた頃に言ってたんスよ。
マルキーは、幼稚園&小学生の頃も友達作らず、いつも一人だったって。バジ君は、その事も話していたって。
一人が好きなのか?コミュニケーションが下手なのか?
よく、分からないんスけど。」
マイキー「・・・・・・。」
ぱーちん「やっぱ、中身はカズトラ似だな?(笑)カズトラも仲良くする奴少ない!女なのに、女友達皆無!」
ドラケン「その点、リョースケは何も心配無さそうだな?今の所、特に問題もやらかしていない。」
三ツ谷「問題児マルキーと真面目なリョースケか。んー?」

ここは、刑務所。
マルキーがいる。牢の中、一人ーーーー・・・

マルキー「・・・・・・。」

マルキーは、過去の事を思い出していた。
マルキーは現在、14歳。
回想

マルキー「ねー、父ちゃん。何で悪い事したら、駄目なの?」
ケイスケ「それはな、例えばホラ、お前のお気に入りのオモチャ、誰かに勝手に壊されたら、悲しい〜とか、怒る!とかってなるだろ?だから、駄目なんだ。分かったか?」
マルキー「え?オモチャなら・・・壊せるけど?」

「ガシャ(躊躇なく、自分のオモチャを壊す音)」

ケイスケ「!?お前っ・・・何してっ?」
マルキー「ホラ、壊れた!?(笑)アハハハ(爆)」
ケイスケ「それっ大切なモンじゃ無かったのかよ!?」
マルキー「壊れたからって、だから何なの?」
ケイスケ「何言って!?(何だそれ?何で平気なんだよ??マルキーには、痛む心がねぇのか?)」
マルキー「アハハハ(爆)どーせ、壊れるんなら、早いか遅いかの違いだけでしょ?後、どーせ死ぬんなら、死なすのも悪くないと思うよ(笑)死ぬんだし!人間なんて。」
ケイスケ「(えっ?何言ってんだ。コイツ・・・?)ま、マルキー??」

その後、ケイスケはカズトラと二人っきり。

カズトラ「バジ、どーしたの?大丈夫?」
ケイスケ「あぁ・・・何でもねぇ。」

回想終了

マルキー(・・・こんな事もあったっけ?)

一方、マルキーとは違って、リョースケは真面目に仕事をこなしている。

店長「リョーちゃん、コッチの手伝って〜。」
リョースケ「はい!」

マイキーは、兄の真一郎のバイク店で、仕事中。

真一郎「じゃあ、ケイスケの息子は今は、ペットショップか?」
マイキー「あぁ〜、そうだよ?」
真一郎「よく、マルキーに会わせたもんだな?」
マイキー「バジは、もうマルキーが殺しちまったから、今の方が、いいかと思って。」
真一郎「って言っても、マルキーは、父親のケイスケを死なせた奴だろう?リョースケ、普通は憎むよなぁ??」

592:影虎◆Vs hoge:2023/09/08(金) 08:22 ID:tNw

マイキー「いや、意外にも・・・リョースケは、マルキーをずっと見つめてたな。じぃ〜〜〜って。」
真一郎「は?何だそれ?リョースケは、バジの息子だろ。怒ってないとか、変だな?」
マイキー「時々、リョースケは何考えてんだか、分かんねーな。」
真一郎「今度、コッチに連れて来いよ。バイクやっから。」
マイキー「え?いいのか、兄貴。」
真一郎「東卍の仲間なら、バイク必要だろう。」
マイキー「あんがと。まぁ、リョースケだけ、持ってねーのは、変か。(笑)」

休日の日。
マイキーは、リョースケを家へ呼び出す。

リョースケ「来ました・・・。」
マイキー「お〜。中に入れよ。コッチだ。俺の兄貴もいる。」
真一郎「お前がケイスケの子か?そっくりだな!マイキーの兄・真一郎だ。よろしくな?」
マイキー「兄貴はな、お前の父さん・ケイスケとも関わってた事あんだぜ?」
真一郎「アイス食うか?」
リョースケ「うん・・・。」
真一郎「今、何歳だ?」
リョースケ「今は、13歳です。」
マイキー「マルキーより、コイツは1歳下だぜ?」
真一郎「13か、若いな。バイクもやるけど、今日は泊まっていけよ?」

真一郎は、携帯を取り出すと・・・

真一郎「もしもし?タケオミ?今から、来れるか?バジの子いるぞ。13だ。後、アレ持って来いよな!?」
マイキー「兄貴、何でタケオミまで呼んでんだ?」
真一郎「ケイスケの息子、見してやりたくて。
タケオミ、懐かしがるぞ〜?(笑)」
リョースケ「?」
真一郎「ケイスケが若い時に、タケオミと会ってた事あるだろ?」
マイキー「あ〜、そういう事あったか?」
真一郎「何だよ、マイキー・・・覚えてないのか?」
リョースケ「?」
マイキー「記憶が何か、抜け落ちてんだよな。」
真一郎「ホラ、明司の家でお前とケイスケとハルチヨで!?プラモの時。」
マイキー「小学生から、中学生の間の記憶がなぁ・・・。

真一郎「まぁ、ショックな事あったからな?あのプラモの件とか。忘れていいぜ。」
リョースケ「あの、ボクの父さんもその時、一緒に遊んでたんですか?」
真一郎「あ〜、そうだ。3人は、仲が良くてな。当時は、特にマイキーとケイスケとハルチヨ3人で・・・。」
リョースケ「父さんは、主にその3人と仲良かったんだ?」

593:影虎◆Vs hoge:2023/09/08(金) 14:40 ID:tNw

リョースケ「全然、知らなくて・・・父さんの事。」
真一郎「じゃあ、タケオミ交えてもっと、話すか?」

「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」

明司「来たぞ?真一郎。ケイスケの息子、いるか?」
真一郎「あぁ、いるぜ。持って来たか?例の。」
明司「あぁ、持って来た。(笑)」
真一郎「よし、あがれよ。リョースケは、コッチだ。今日は、二人でやるか?」

真一郎は、マイキーとリョースケがいるリビングに
明司も連れて来るとーーーー・・・

真一郎「皆して、昼ご飯食ってけぇ。色々、話そう。」
リョースケ「父さんは、小さい頃、どんな子でしたか?」
マイキー「バジは、よく・・・ゲーセンに言ってたよなぁ?」
真一郎「リョースケは、行かないのか?」
リョースケ「ボクは、あんまり・・・。」
マイキー「そこは、父さん似じゃねーよな。千冬似かよ?モグ(食べる音)」
真一郎「ケイスケは、それで頭悪い。」
マイキー「頭もあんまし、良くねーけど、眼鏡かけてりゃいいって言ったら、中学生の頃は眼鏡してた。」
真一郎「普段しない、ケイスケがだろう?」
リョースケ「千冬父さんは、いつからバジ父さんと、知り合いに?」
マイキー「中学生の時だよな?元々、東卍メンバーには、最初いなかった。」
リョースケ「え?じゃあ、何で東卍に・・・?」
マイキー「カズトラいなかった時のバジにとっての千冬は、その穴を埋める存在だ。
同じ学校だった。」
リョースケ「カズトラ母さんは・・・?」
真一郎「あの、バイク泥棒が無けりゃあなぁ・・・。」
リョースケ「バイク泥棒?ムシャ(食べる音)」
マイキー「小学生の時、バイクの件でーーーー・・・。」

回想

カズトラ「バジ!?マイキーの誕生日プレをあげよ!?」
ケイスケ「何を?」
カズトラ「バイクに決まってんじゃん?」
ケイスケ「つってもねーだろ。」
カズトラ「盗むに決まってんじゃーん!?良い所、見つけたんだぁ〜❤あそこ。」

594:影虎◆Vs hoge:2023/09/08(金) 14:56 ID:tNw

ケイスケ「本当にやんのか・・・?」
カズトラ「裏口から、入れそうだから・・・コッチと。」
ケイスケ「おい、カズトラ。止めようぜ?」
カズトラ「ヤァ〜ダって?」

「キシ(誰かの足音)」

真一郎「何だ?・・・バイク泥棒か?」
カズトラ「ヤバっ!誰かいるっ・・・。」
真一郎「ん?その顔どこかで見覚えが、ケイスケか?」
ケイスケ「え!何で・・・ここに。(顔面蒼白)ハッ」

「ブワッ(カズトラが真一郎の後ろから凶器で殴ろうとする音)」

ケイスケ「カズトラっ・・・やめろぉぉおおおお!!?」
真一郎「!?」

「ポコッ(小さく当たる音)」

真一郎「いでっ・・・・・・(汗)」
カズトラ「えっ!?どうしようっ・・・バジ、この人死なないよーーーー(泣)」
ケイスケ「殺さなくていいって、そいつマイキーの兄ちゃんだ!?」
カズトラ「えっ(汗)」
真一郎「あのなぁ(怒)お前らっ!?一体、何なんだっ!!?説明しろ!?」

回想終了

真一郎「結局、そのバイク事件でカズトラちゃんは、逮捕され・・・その間、ケイスケは自宅待機されてた。」
リョースケ「って事は、ボクの父さんはヤンキーで、母さんは罪人だったんですか。」
マイキー「まぁ、東卍は、問題児だらけの集まりみてーなもんだからな?」
リョースケ「ボクと生活してた千冬父さんは、ペットショップの仕事で真面目な所しか知りません。」
マイキー「やっぱ、リョースケの中身は千冬似か?知れば知るほど、似てねー気がする。」
明司「あの時の頭を殴られた真一郎のタンコブ見た時は、笑ってしまったよ(笑)思わず、酷い腫れ方で。」

ご飯を皆で食べ終わった30分後・・・。

マイキー&リョースケ「くかぁ〜くかぁ〜(寝息の音)」
真一郎「よし、二人共寝てるな?リョースケを裸にして、」
明司「ヤルか?真一郎。二人で、楽しめるな?2度くらい。」

(この先、BL表現注意。)

リョースケ「んっ・・・んん?」
真一郎「バイクをタダでやる分のご褒美ってヤツな?悪く思うなよ?リョースケ。ハァハァ・・・。」

595:影虎◆Vs hoge:2023/09/08(金) 15:15 ID:tNw

その夜。

真一郎「ほら!これが、リョースケにやるバイクだ!」

バイクの色は、青で波マークが施されたカッコイイ
バイクだ。

リョースケ「これ、ですか?ありがとうございます!大事にします。仕事にも、このバイクで行ける。」

それから、更に3年後・・・。

マイキー「は?ペットショップを辞めるって急だな?どうした?」
リョースケ「刑務所の・・・看守の仕事をしようと思ってます。」
マイキー「どこの?」
リョースケ「サカキハラ刑務所。」
マイキー「そこって、俺の息子・・・マルキーがいる所だよな?何で・・・また?」
リョースケ「今の所とは、違う場所で新しくやってみたいんです!」

そして、サカキハラ刑務所。

看守1「マルキー、新しく看守として入ったリョースケ君だ。君の看守を主に務める事になった。」
マルキー「!?」
リョースケ「これから、よろしくね。マルキー・・・。」
マルキー「なっ・・・何で!?父親の件で俺に復讐しに来たのか!?恨んでいるんだろ??」
リョースケ「別に・・・そんなんじゃない。看守の仕事に興味があっただけ・・・。」
マルキー「恨んでねーわけないだろ(怒)嘘つきか、テメェ。何考えてやがる・・・っ??」
リョースケ「・・・・・・・・・。」

それからというもの、常にリョースケは、マルキーを見張っていた。看守だから。
何処に行くにも、何をするにも二人は一緒。
そして、いつもの様に二人で、風呂にいた時の事。リョースケは、見張り中。

「シャアアア(マルキーが裸でシャワーを浴びる音)」

リョースケ「マルキー君。」
マルキー「何だよ?」
リョースケ「ボクはね、君の事・・・初めて会った時から好きだったよ。」
マルキー「は?」
リョースケ「何でか分からないんだ。君がカズトラ母さんの血、混ざってるからかもしれない。」
マルキー(何だ・・・コイツ(汗)オレ達、男同士だろ。何言って・・・。いや、待てよ?コイツの言ってる事が本当なら、その恋心を利用して、何とか刑務所から出れねーか?よし、その方法で行こう!)

夜・寝る時間。

マルキー「なぁ?リョースケ。オレも何だか・・・お前ガ好きだ。(嘘)だから・・・さ?ここの刑務所から出るの手伝ってくれねーか?」
リョースケ「!」
マルキー「もし、外に出れたらそん時は、Hしよう!刑務所の中じゃ、無理だろ?」
リョースケ「・・・・・・言うと思ってたよ。その時の為に、金は仕事して貯めていたんだ。ボクは、最初からそのつもりで看守になったんだから。」
マルキー「!えっ?(何で、そんな事分かんだ?エスパーかよ。)」

596:影虎◆Vs hoge:2023/09/09(土) 07:42 ID:tNw

リョースケ「金は、あるから二人で外へ出よう!?一緒に自由になるんだ。二人で。」
マルキー「何でそこまでっ!?バレたら1番ヤバいのそっちだろ?」
リョースケ「構わないよ!その時は、その時で。地獄に堕ちたっていいんだ。」
マルキー(オレは、今まで・・・こんな自分を好きだと言ってくれる奴は、いないと思っていた。
父さんのマイキーですら、バジ父さんも、カズトラ母さんも、皆・・・あんな顔と言葉・・・。なのに、・・・コイツは、リョースケだけは違う。何で・・・コイツだけは、オレを・・・・・・。)

「ポタポタ・・・(涙が流れる音)」

そして、運命の日。

看守1「脱獄だぁあああああ!?」
看守2「マルキー容疑者がいない!?」
看守1「看守のリョースケもいないぞっ!?」
看守2「探せぇーーーーーっ!?」

その頃、東卍メンバーの方でも・・・・・・。

タケミチ「もしもし?マイキー君っ?ニュース見ました!?大変な事になってて(汗)今、ナオトと二人でいます!」
マイキー「朝っぱらから、何だよ?うるせーな??(怒)ん?ま、マルキーが逃げた!?」
タケミチ「はい!こっちは、二人で探しに行きます!じゃあ・・・っ?」

マイキーは、ドラケンとぱーちんと三ツ谷達を呼び集めると・・・

マイキー「マルキーは、また殺しをやるかもしれねー。見つけんぞっ!?」
ドラケン「にしても、何故リョースケまで、いなくなったんだ?」
ぱーちん「あの真面目なリョースケがありえない!きっとマルキーに洗脳されて、言う事を聞かされてたんじゃあ?」
ドラケン「それなら、尚更・・・早めに見つけないとな。よし、皆で探そう!行くか・・・。」

リョースケの家。

リョースケ「ここで待っててくれ。物置きに行ってくる。」
マルキー「何でっ!?」
リョースケ「金は、物置きの所に隠してあるんだ。それを取ったらすぐ、遠くへ行こう!?」
マルキー「・・・・・・。」

皆は、探し続ける・・・。

597:影虎◆Vs hoge:2023/09/09(土) 07:54 ID:tNw

マイキー「マルキー!?リョースケ?何処だーーーー!?」
ドラケン「マイキー、二人の行きそうな場所は?」
マイキー「さすがにタコ公園は、もうねーだろ。分かんねーな。」
ぱーちん「なるべく、遠くへ逃げそうな気がする。」
三ツ谷「それなら、船の方とか、飛行機の方じゃないのか?」
マイキー「ん?あのフード被ってる二人、怪しいな?」
マルキー&リョースケ「!」
ドラケン「そこの二人、止まれ!?」

フードの二人は、振り返る。

マイキー「リョースケ?」
ドラケン「マルキー・・・!?」
リョースケ(どうする?見つかった、こんな所でっ・・・・・・。)
マイキー「リョースケ、マルキーに脅されてたんだろう!?もう、大丈夫だ。マルキー(怒)また、お前かよっ!?あん時といいっ・・・。」
リョースケ(違う・・・マルキーは・・・。もう、駄目・・・だ。終わった。何もかも、終わりだーーーー・・・。)

「スッ(リョースケが隠し持っていた、銃をポケットから取り出す音)」
「バァーーーーーーーーン!!(撃つ音)」

マルキー「うっ・・・!?」

その弾は、マルキーの頭を撃ち抜いていた。

マイキー「えっ?ま、マルキー・・・!?(顔面蒼白)」

「ドサッ(マルキーが倒れる音)」

ドラケン「え?何だ・・・今のおい?」
ぱーちん「りょ、リョースケが撃ったのか!?」
三ツ谷「まマルキー、死んじまってる(汗)」
マイキー「なっ、何してんだよ!?リョースケっ・・・!大丈夫だって。マルキーに洗脳されてたって言えば、罪はそう重くならな・・・。
落ち着けって?(顔面蒼白)」
リョースケ「フルフル(頭を左右に振る音)違うっ!そんなんじゃ無い!?
誰にも、邪魔されたくなかった!?」

598:影虎◆Vs hoge:2023/09/09(土) 08:06 ID:tNw

リョースケ「ボクはっ・・・マルキーを愛してたっ!だからっもうこの場で二人っ・・・死ぬしか無いんだっ(泣)一人になんかしない!!ボクもそっちに行くからっ・・・・・・!?マルキー・・・。」

リョースケは、銃を自分のこめかみに当てている。

「バァーーーーーーーーン!(弾がリョースケのこめかみに当たる音)」

マイキー「りょっ!?リョースケーーーーっ!!?」

その後、タケミチの携帯にマイキーから、着信がかかる。

マイキー「もしもし、タケミッチ。リョースケとマルキーは、見つかったぜ?」
タケミチ「え、本当っスか!?二人はじゃあ、今一緒スか!?」
マイキー「二人は死んだ。」
タケミチ「はっ!?マイキー君、今何って!?」
マイキー「二人は・・・死んじまったよ。」

「ツウ〜〜〜〜〜(マルキーとリョースケ、二人の頭からは、多量の血が流れる音)」

その後、墓の前。バジ ケイスケ&羽宮 カズトラ&マツノ 千冬&リョースケ&マルキーの墓が並ぶ。
そこにマイキーは、一人佇む。

マイキー「ごめんな、バジ・・・カズトラ、千冬。
見つけてやらねー方が二人は生きてたかもしんねぇ。そっちで会えてるか?」

誰もリョースケの本心に気づける者など、いなかった。
密かな恋心を抱いている事にすらーーーー・・・
全ては、マルキーが悪いんだと、皆思い込んでいた。
だからこその起きた悲劇だった。

ブラックコスモ「へっへっへ〜今回は真一郎と明司を悪人にしてやったモ〜!悪エネルギー吸収!?さぁ、また誰かを悪人にするモ〜♫」


完結

599:影虎◆Vs hoge:2023/09/09(土) 08:19 ID:tNw

次に投稿する作品の設定説明。

ここの世界では、マツノ 千冬が性別、男では無く、初めから女設定になってます。(それが苦手な人は読まない様にね。)
登場人物紹介。
マツノ 千冬ちゃん(中学生・訳ありで東卍所属)
バジ ケイスケ(中学生・東卍所属)
サノ マンジロウ(中学生・東卍のリーダー)
羽宮 カズトラ(訳あり中学生・東卍所属)
半間 シュウジ(中学生・バルハラ所属)
半間 ナガレ(オリキャラ・半間の弟・小児愛者・バルハラ所属)
グッチ(オリキャラ・小学生・バルハラ所属)
ぱーちん(中学生・東卍所属)
三ツ谷(中学生・東卍所属)
ドラケン(中学生・東卍所属)

今回は、ホワイトコスモもブラックコスモも両方、登場しません!?
タイムリープ設定も無しです。
一部、BL表現があるんで、注意。

設定説明終了。

600:影虎◆Vs hoge:2023/09/09(土) 08:55 ID:tNw

タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ3トリオ〜】

千冬「んっいやぁ〜!?助けてーっ!?」
謎の人物「おらっ!コッチ来いっ!?」
ケイスケ「おい、女相手に何してんだよ!?(怒)」
謎の人物「お前は東卍のバジ ケイスケ!?」
ケイスケ「その女とは、隣のクラスの知り合いだ。手ぇ出すなっ!?」
謎の人物「ちっ・・・。」
千冬「あの・・・ケイスケ君(顔赤くする)助けてくれて、ありがとう!?」
ケイスケ「見かけたから、当然だ。それにゾクやってっから、喧嘩には強いんだよ!?」
千冬「東卍ですよね?(この人の釣りあいのとれる恋心になりたい。)」

次の日。学校にて。

マイキー「俺が東卍のリーダー、マイキーだけど何の用だ?」
千冬「マツノ 千冬です!女だけど、私も東卍入りしたいの!?」
マイキー「理由は・・・?」
千冬「バジ ケイスケ君に憧れて。」
マイキー「ま、いいぜ?」

そして、マイキーは千冬を皆に紹介する。

マイキー「つー事で、これから新しく入った奴。」
千冬「マツノ 千冬です!」
ドラケン「マイキー、女入れたのか?」
ぱーちん「喧嘩出来んのかよ?」
マイキー「別にいーだろ。それに少しは女もいた方が、盛り上がる。」
三ツ谷「そうだな?」
ケイスケ(千冬・・・。)
千冬「ケイスケ君、よろしくね!?」

学校帰り。

千冬「ケイスケ君!好きですっ・・・付き合って下さい!?」
ケイスケ「えっと、気持ちは嬉しいけど、俺・・・他に好きな奴いるんだ。ご、ごめん!」
千冬(え?好きな人?ケイスケ君の好きな人って誰?)
ケイスケ「なぁ〜?カズトラ、これからゲームしねぇ?お前の家で。」
カズトラ「いいよ!」

601:影虎◆Vs hoge:2023/09/09(土) 11:57 ID:tNw

カズトラの家。

カズトラ「今日さぁ〜、母さん仕事で夜遅いんだ。」

「ガチャ(家の玄関を開ける音)」

ケイスケ「なっ?近くで川あっから、遊びに行かねぇ後で。」
カズトラ「えっ?あのね、・・・実は、背中にその・・・父さんから、付けられたタバコの傷あって・・・。それを見られるのすごく、嫌なんだ。」
ケイスケ「えっ・・・。」
カズトラ「だから、裸になるのは、無理(汗)
だから、着替えの時こっちは、見ないで欲しい。」
ケイスケ「わ、分かった・・・。」

ケイスケは、コンビニで買ってきた、チョコバナナのお菓子をカズトラにあげる。

ケイスケ「ほら、あーん。カズトラの好きなチョコバナナだぞ?❤」
カズトラ「パク(食べる音)うん!おいし〜。」
千冬「(バジさんが、好きな女ってどんな人?)」

後日、気になって千冬ちゃんは、ストーカーした。

千冬(でも、何故か探しているのに、バジさんに女の影は無かったーーーー・・・。)

次の日、学校にて。

マイキー「ん?バジの好きな奴??知らねーな?いんのか?そんな奴。」
千冬「え?マイキーさんも知らないの!?」
マイキー「そもそも、バジに女の影ねーけど?」
千冬(じゃあ、誰なの!?バジさんの好きな人って!?これじゃあ、辿りつけない!?バジさんがいつも一緒にいるのはーーーー・・・)
カズトラ「今日は、どこ行く?バジ。」
ケイスケ「ん?」
千冬(羽宮・・・カズトラ!)

千冬は、ケイスケとカズトラの後を尾行する。

ケイスケ「そうだな〜、マイキーん家?お邪魔すっかぁ!?ゲームしにな!?」

学校帰り、マイキーの家にて。

マイキー「今日、泊まっていけよ?」
ケイスケ「いーのか?」
カズトラ「決まりぃ〜〜!?」

その夜。

602:影虎◆Vs hoge:2023/09/09(土) 12:18 ID:tNw

マイキー「3人で風呂入ろーぜ?」
ケイスケ&カズトラ「!」
カズトラ「ごめんっ!?俺ちょっと、体にキズあって・・・見られるの嫌だから、パス!」
マイキー「はぁ?何言ってんだ。お前、男なら体の傷とか気にすんな!?喧嘩のならっ・・・。逆にそこまで気にする傷とか、どんな?だ。」

「スゥ〜(マイキーがカズトラのシャツをめくる音)」

カズトラ「!?」

「パシ(そのマイキーの手を掴む音)」

ケイスケ「カズトラ、嫌がってんじゃん。やめろよ?俺とマイキー二人で、入るからカズトラは、一人で入れよ?」
カズトラ「うん、ありがと。」

次の日、ゲームセンターにて。

カズトラ(おっ?誰かの金かな?下に落ちてる。200円くらいなら、俺が貰っちゃお。)

「ヒョイ(金を拾う音)」

半間「ちょっと待って。そのお金、俺のなんだけど(嘘)今、取ろうとしたよね?」
カズトラ(!バルハラの半間っ!?)
半間「東卍のカズトラ君?店員に言いつけようかな〜?」
カズトラ「えっ・・・それはちょっと・・・。」
半間「じゃ、こっちに付き合ってくれる。」
カズトラ「うん!」

二人は、場所を変えて・・・。

カズトラ「どうすればいいの?お金なら、返すよ。」
半間「こっちの目的は金じゃないんだ。カズトラ君、バルハラの方へ
来て欲しくて・・・❤断るなら、今ここでリンチにかける。」
カズトラ「!」
半間「仲間も電話で呼んで。」
カズトラ(どうしよう・・・そうだ、バジに助けを・・・、)

「バッ(カズトラの携帯を奪う音)」

半間「はい。駄目〜助け呼ぶの。」
カズトラ「返してっ返してよっ??」
半間「おっと・・・、断るなら、この携帯も俺のモンね?♫」
カズトラ(そんなぁ(汗)携帯失くしたって、母さんに言ったら・・・、怒られてもう一回は、同じの手に入らないかも。ヤバいなぁ。)
半間「さぁ、どうしたいの!?カズトラ君っ・・・リンチ&携帯の両方になるけど?」

その、次の日。

ぱーちん「なぁ?マイキー、嘘だよなぁ?話では、カズトラが・・・」
マイキー「ん?」
ぱーちん「バルハラの仲間になったって。」
マイキー「そんな話、聞いてねーけど、マジか?それ。バルハラって言えば、半間だよな。バジ、カズトラから聞いてたか・・・?」

603:影虎◆Vs hoge:2023/09/11(月) 08:00 ID:tNw

ケイスケ「いや、俺も何も・・・。ワザと俺もあっちに入ってもいいか?」

さっそく、ケイスケはバルハラの半間の元へ、やって来る。

半間「何の用かな?東卍のバジ君?」
ケイスケ「俺もバルハラ入りしたくて、来ました。」
半間「その気持ち、本心かな?じゃあ、ちょっと待ってて。」
ケイスケ「え?」
半間「また、後で呼ぶから♫」

別の場所。

半間「東卍の千冬ちゃん?」
千冬「(何?この人。)何・・・ですか?」

「ドッ(半間が千冬の腹にパンチする音)」

半間「これで・・・よし。ニヤ(笑う音)」

バルハラアジト。
そこにバジは、呼ばれた。

千冬「いやぁあああああ!離してぇーーーー!?」
ケイスケ「え?千冬・・・?何で、ここに・・・。」
半間「バジ君、本当に入りたいならさぁ、千冬ちゃんを
レ◯プして。」
ケイスケ「えっ?」
半間「本心なら、出来るよね?バルハラの仲間になりたいなら、それなりの態度は見せてくれないと。千冬ちゃんのバージンは、バジ君にあげるから、後は皆で回そうか?」
カズトラ(皆で・・・回す?俺も裸になるって事?ヤバい、また嘘つかないと・・・。)
ケイスケ「・・・・・・。」
半間「どーしたの?ほらやって。ん?女の裸見ても逆に勃ってないとか、スゴイね逆に(笑)」
ケイスケ(ん〜〜〜。)

バジは、頭の妄想の中で、カズトラとHしてる様子を想像する。

ナガレ「はーぁ、つまんね〜な。外出てる。」

それを退屈そうに見ていたナガレも興味が無さそうだ。

半間(ナガレ・・・。)

「ビン!(ケイスケのアレが勃つ音)」

千冬「やぁあああああ!?」

千冬は、ケイスケから無理やりの性行為をされるハメになる。

ナガレ「グッチ、こっち来いよ。」
グッチ「(汗汗)」

小学生のグッチは、ナガレに手を無理やり引っ張られる。

604:影虎◆Vs hoge:2023/09/11(月) 08:31 ID:tNw

(ここから、BL表現注意)
ナガレ「ハァハァハァ。」
グッチ「・・・・・・・・・っ。」

そんな、ナガレはグッチに性的イタズラ中。

その頃、バルハラアジトではーーーー・・・

ケイスケ「ハァハァ・・・っ(最悪だ。別に本心じゃ、千冬とやりたかった訳じゃねーのに。)」
千冬「うう・・・(泣)」
半間「はい、次はカズトラ君!やってみようかぁ!?」
カズトラ「えっ!?おっ・・・俺は無理!!同性愛者だからっ・・・女の体じゃ勃つもの勃たなくてっ・・・!?」
半間「ふーーーーん、そういう事?じゃあ、別のやりたい奴ね。」
バルハラメンバー1「俺俺!俺やるっ・・・!」
千冬「バ・・・ジさ・・・ん。助け・・・て。バジさ・・・ん。(涙)」
ケイスケ「!(千冬・・・・・・。)」

しかし、バジは・・・助けてはくれなかった。

千冬「バジ・・・さん、助け・・・て(涙)」

行為終わり後・・・。

ケイスケ(カズトラ、同性愛者なんて、嘘・・・だよな?千冬をレ◯プしたくねーから、あんな嘘を。)

半間は、カズトラを呼び出した。

半間「さっきの話って本当?同性愛者って。」
カズトラ「う・・・ん?」
半間「だったら、話早いね。実は俺もね、バイセ〜(バイセクシャルの略)」なんだ。弟のナガレは、君と同じ。」
カズトラ「えっ!?」
半間「だったら、男同士のHもOKって事だ?」
カズトラ「えっ・・・あの!?」
ケイスケ「あの、半間君っ・・・カズトラじゃなくて、俺の相手にしてくれよっ!?」
半間「バジ君・・・?って言っても、バジ君は同性愛者じゃないのに?」
ケイスケ「そ、そのっ・・・そういうのに興味はあって。」
半間「あっ、もしかして、バジ君もバイセ〜?」
カズトラ「(バジっ・・・ごめん!?こっちの事、庇う為に嘘をっ・・・!?)」
ナガレ「あれ〜?兄貴、何してんだよ!?」
半間「おっ?ナガレ、いー所に❤俺とお前とバジ君の3Pで楽しんじゃおうか(笑)」
ナガレ「い〜ね❤兄貴。」
カズトラ(どうしようっ・・・バジが!でも、今・・・出てっても(汗)俺の力じゃ、無理だよ。)

コッソリと隠れながら、その様子を伺うカズトラ。
その頃、東卍の方ではーーーー・・・

マイキー「今日、メールが千冬から返ってこねー。」
ぱーちん「う〜〜〜ん?」
マイキー「千冬の性格上、キッチリ、フツーは返ってくるんだよ。何かあったのか?」
三ツ谷「姿も見かけてないぞ。探した方が良くないか?」
ドラケン「おいっ・・・!あれ・・・、」
マイキー「ん?」

皆の前に現れたのは、服がボロボロに破かれた千冬の姿だった。
中は、裸同然の状態だ。

千冬「・・・・・・っ(涙)」
三ツ谷「えっ!?何で裸っ・・・?」
マイキー「!!?」

「バッ(ドラケンが上着を脱ぎ、千冬の上半身にかける音)」

マイキー「何が・・・あった?誰に・・・された?」
千冬「バルハラとっ・・・バジさんにっ・・・うぐ(泣)」
マイキー「バジがっ!?何で千冬をっ・・・アイツ!?」
ドラケン「ひとまず、俺の店に来ないか?ピルが置いてある。」
千冬「うん・・・(涙)」
マイキー「頼んだぜ、ケンチン。」
ぱーちん「それにしても、許せねぇなー?(怒)」
三ツ谷「バジの奴っ・・・。」
マイキー「バルハラに戦い申し込む!もちろん、千冬の件とバジとカズトラ二人も、取り戻す為にっ・・・・・・!?」

こうして、3日後。
東卍&バルハラの戦いが始まる流れにーーーー・・・。

605:影虎◆Vs hoge:2023/09/11(月) 09:03 ID:tNw

その頃、ケイスケはカズトラを呼び出して、二人で海に来ていた。

ケイスケ「なぁ?カズトラ。隠してた事あったけど、俺な・・・同性愛者なんだ。お前が好き。」
カズトラ「えっ!?そ、そーだったんだ?実はさ、俺もね、隠してた事、嘘ついてたんだ。」
ケイスケ「えっ・・・?」
カズトラ「体に父さんから付けられた、タバコの痕があるって言ってたけど、アレ・・・。」
ケイスケ「!は?それが嘘って、でも何でそんな嘘!?」
カズトラ「体・・・女、だから。」

「チラッ(カズトラ自身で服をめくり、胸をチラ見せする音)」

ケイスケ「!?」
カズトラ「性同一性って言うんだ。これ。それがバレたくなくて。金貯めたら、体も変えようって思ってて。そーすれば、そん時に裸になっても平気だから、それまでは嘘を貫こうって。」
ケイスケ「もうっ・・・これで互いに隠しあいっこナシだな?ニカ(笑顔になる音)」
カズトラ「うん!バジは、いつでも変わらず側にいてくれたね。ありがと・・・!ニコ(笑う音)」

こうして、その3日後。
東卍&バルハラの対決の日。

マイキー「誰だよっ!?千冬レ◯プとか、考えた奴(怒)」
半間「はぁ〜〜〜〜い、俺ね(笑)」

半間は、右手を、あげる。

マイキー「ど〜してくれんだよ!?あれ以来、千冬の奴
男怖がって、現れてくれねーし、メールも無視されてんだよ!?おいっ!バジ(怒)お前もレイプの件は、反省してんのかっ!?」
ケイスケ「・・・・・・(汗)」
マイキー「戦い終わったら、東卍に連れ戻すかんな!?」
半間「じゃ、バジ君とカズトラ君はマイキーの相手よろしく!♫手加減ナシで(笑)」
ドラケン「2対1か、卑怯じゃないか・・・?」
ナガレ「そっちの相手は、こっち!ハデに行こ〜ぜ!?」

「ヒュ(ナガレがドラケンに蹴りを喰らわす音)」
「ヒョイ(ナガレの蹴りをドラケンが避ける音)」

「ヒュ(バジとカズトラがせーので、マイキーにパンチをする音)」
「ヒョイ(マイキーが二人のパンチをかわす音)」
「ドゴッ(マイキーの足がカズトラの首と肩の間に引っかかる音)」
「ドッ(すかさず、バジがマイキーに体当たりする音)」
「ゴッ(そんなバジをマイキーがパンチする音)」

ドラケン(ま、マイキー。チラ(マイキーに視線を移す音))
ナガレ「よそ見すんなよ!?戦い中だぜ!?おいっ・・・。」

606:影虎◆Vs hoge:2023/09/11(月) 12:50 ID:tNw

「がしっ(ナガレがドラケンの腕を両腕で掴み、前方に引っ張りながら、勢いよく蹴りを放つ音)」

ドラケン(おっ!?)

心臓をめがけて、重いキックが炸裂する!

ケイスケ「うっ・・・!?」

「ブワッゴッ(マイキーの足がケイスケの首〜肩に引っ掛け、そのままケイスケの頭を地面に落とす音)」

マイキー「カズトラぁ!?テメェもだっ!!?」
カズトラ「わっ!?」

「ガッドッ!(カズトラの首〜肩にかけて、足で引っ掛け、同じくカズトラの頭を地面に落とす音)」

カズトラ「ううっ・・・痛ぁ〜・・・っ!?ツウ〜(カズトラの額から、血が流れる音)」
ケイスケ(・・・・・・っ俺も血が出てる・・・。)
マイキー「千冬が受けた、心の痛みはこんなんじゃ、無かったぜ!?分かってんだろうなぁ!?(怒)
まだヤルか?何度も俺の技を喰らえば、その内・頭、使いもんにならなくなるぜ!?」
カズトラ「バジっ(泣)もうっ・・・体、動かせないよぉ(涙)うう・・・。ブルブル(体が震える音)」
ケイスケ(恐怖で体がっ・・・??カズトラっ・・・)

「スッ(ケイスケが、カズトラの前に立つ音)」

ケイスケ(俺は、どうなってもいいから、カズトラだけは・・・守らねぇと・・・!?)
マイキー「もう、戦えねぇってか?なら、いい。
おい、半間。テメェが次の相手だ!!
これで、終わりにすんぜ?」

「ドサッ(ナガレがボコボコにされ、倒れる音)」

ナガレ「ううっ・・・半間兄、悪いっ・・・もうコッチは、無・・・理だ。はぁ・・・。」
半間「ナガレ・・・。仕方ねぇな。ダリィ〜。俺でもう、最後とか・・・ね?」

「ヒュガッドゴッ!!(マイキーが半間の首〜肩に足を引っ掛け、地面に半間の頭を落とす音)」

半間「ピクピク(泡を吹く音)」
マイキー「おっ!?もう、動かねぇな?よし、んなら・・・バジとカズトラは、戻させてもらうぜ?
じゃ、連れて行く・・・。」

「ズルズルズルズル(マイキーに上着を掴まれ、引きずられるケイスケと、カズトラの音)」

何とか、この対決は東卍に軍配があがった。
マイキーの足技に勝てる者が、皆無だった様だ。
次の日、千冬の家の前にて。
マイキーは、千冬にメールを入れ、ケイスケとカズトラを連れて来ていた。

ケイスケ「千冬っ・・・悪かった!?」
カズトラ「本当っごめんっ・・・!」

二人は、千冬の前で土下座した。

マイキー「今は、無理かもしんねーけど、大丈夫そうになったら、戻って来てくれ!千冬。
皆、待ってるからーーーー・・・。」
千冬「んっ・・・ううっ(泣)」

千冬は、涙をポロポロ流す。
しかし、その後も千冬が戻って来る事は、無かったーーーー・・・。

607:影虎◆Vs hoge:2023/09/11(月) 14:27 ID:tNw

次の日。

東卍メンバー1「バジ、ちょっと顔貸せよ?」
東卍メンバー2「こっちこっち。」
東卍メンバー3「話あんだよ?」
ケイスケ「?」

人がいない場所に移ると・・・

東卍メンバー1「千冬の件、よく戻って来れたな!?」

「ドガッ(バジに蹴りを入れる音)」

東卍メンバー2「東卍の中でレ◯プしたのお前だけだそっ!?」

「ガッ(ケイスケを殴る音)」

東卍メンバー3「そのせいで明らかに千冬が戻って来ねぇーじゃねーか!?」

「ゴッ(ケイスケを殴る音)」

東卍メンバー2「テメェのせいだろ!?」

「ゴスッ(ケイスケに蹴りを入れる音)」

東卍メンバー1「ヒデー事しやがって!?仲間にっ・・・!」

「ガッ(ケイスケを殴る音)」

ケイスケ「かはっ・・・!(口から血を出す音)」
マイキー「で、お前ら何してんだ?」
東卍メンバー1「ゲッ!?マイキーさんっ・・・!?」
東卍メンバー2「何でもねぇ・・・!」
東卍メンバー3「に、逃げろーーーー!?」
マイキー「たく、集団リンチか?おい・・・。」

慌てて、リンチしたメンバー達は逃げて行った。

ケイスケ「なぁ?マイキーっ、俺っここにいない方がっ・・・?メンバーの空気良くねーし、千冬も戻って来にくい。」
マイキー「俺はさ、アイツらの気持ちも分かる。仲間ヒデェめにあったんだ。それにアイツらだって、ずっとは恨まねーだろ。もうちょい、我慢すればな?
それに、お前が出ていけば、ゼッテー千冬は、戻って来るか?」
ケイスケ「それは・・・。」
マイキー「だったら、お前が出てっても意味ねーだろ。」
ケイスケ「・・・・・・。」
マイキー「もっと、千冬と向きあった方がいーんじゃねーか?」
ケイスケ「どうやって!?俺、レ◯プ加害者だぜっ!?」
カズトラ「あのさぁ、バジ・・・だったら、千冬に手紙を書くのは、どう?刑務所に入ってた頃、くれたよね?
アレ、嬉しかったよ。」
ケイスケ(あっ・・・手紙、そうだ。俺、カズトラに手紙を書いてたん・・・だよな。)
カズトラ(俺とカズトラで小学生の頃、バイク店で盗みがバレて捕まった。)

カズトラは、自分だけのせいにして、バジは早めに外に出れた。その時、手紙をバジは書いていた。

608:影虎◆Vs hoge:2023/09/11(月) 14:42 ID:tNw

カズトラ(あの頃も女だったけど、コスモって奴現れて、女だってバレない様にしてくれたんだよな〜。)

東卍の皆で千冬に今、伝えたい事を書いた。
それを読んだ千冬はーーーー・・・

「カサッ(千冬が手紙の中を開く音)」

千冬「ううっ・・・ひくっ、」

涙を流したーーーー・・・。

千冬(本当はっ・・・戻りたいよっ!?でもっ怖くてっ戻れないっ(泣)バジさんの事はっ好きだけど・・・うくっ。あんな初めては、嫌だった(涙)今でもフラッシュバックで時々、嫌な記憶思い出しちゃうしっ・・・。)

手紙には、こう書かれていた。
手紙の内容「早く戻って来れたらいーな?マイキーより。
また、千冬と話したいなぁ〜。🐅カズトラだよ☆
皆で待ってるぞ?ドラケンより
千冬と会いたいなぁ?ぱーちん
無理だけは、すんなよ?三ツ谷
俺が悪かったから、千冬は悪く無いから、自分の事、思い詰めんなよ?バジより。」

それから、2年後・・・。

カズトラ「ね?見て、バジ?俺さ、ついに体・・・男になったんだ!じゃんっ!?」

カズトラは、バジの前で裸になって見せた。
  
ケイスケ「おっ、いいじゃん?良かったな(笑)裸になるの平気なんだもんな?」
カズトラ「これでもう、嘘つく必要が無くなった。スッゴーイ嬉しいよ!」
ケイスケ「なぁ、改めて言うのも何だけど、さ・・・俺と付き合うのとか、無理なんかよ・・・?なぁ。」
カズトラ「え?バジと・・・、えっとね・・・俺さ、千冬が好きなんだ。
女が良くって。」
ケイスケ「!そ、そうか。そうだよな、
無理言って悪い・・・。もし、万が一気が変わったら、そん時はずっと待ってるから。」
カズトラ「うん。」

609:影虎◆Vs hoge:2023/09/11(月) 14:49 ID:tNw

高校生になった東卍メンバーは、こうして、その後も交流を続け・・・

マイキー「東卍オフ会イェ〜イ!?」

またも、約束場所でメンバーが集合する。
その場には、カズトラ、ケイスケ、ぱーちん、ドラケン、三ツ谷もいる。
すると、まだ誰かが来た。

「スッ(何者かが、姿を見せる音)」

千冬「皆っ・・・!久しぶり!?」
皆「ちっ・・・千冬っ!!?」
マイキー「き、来てくれた・・・のか?」
千冬「うん。」
ぱーちん「もう、大丈夫なんか?」
千冬「大丈夫・・・何とか。」
カズトラ「久しぶりだけど、変わってないじゃん!?」
千冬「うん!あの後、カズトラ君も何回か手紙ありがとう。」
ぱーちん「今日は、最高な日だなぁ!?」
ドラケン「また、こうして揃うの久しぶりだな。」
三ツ谷「写真、撮ろうぜ?」
マイキー(俺達の東卍は、またここから新しく始まる・・・!)

久しぶりにメンバーが揃い、マイキー達は
話したかった事を沢山話す。
千冬の久しぶりの笑顔が、輝いていた。



完結

610:影虎◆Vs hoge:2023/09/11(月) 15:01 ID:tNw

続きましての、投稿作品設定紹介です!

登場人物
バジ ケイスケ(20歳以上)
オリキャラ・バジ 静香(しずか)(バジと同い年)
(この二人は、夫婦関係です。)
マツノ 千冬(20歳以上)
サノ マンジロウ(20歳以上)
サノ エマ(?)(最初の少し登場)
橘 ヒナタ(少し登場)
ドラケン(最初の少し登場)
三ツ谷(最初の少し登場)
ぱーちん(最初の少し登場)

オリキャラ・河野(こうの)ユージ(年齢不明)

橘 ナオト(警察官として、登場)

今回は、タイムリープはナシ。
ホワイトコスモもブラックコスモも登場なし。
一部にBL表現あります注意。

バジさんは、千冬と二人でペットショップ「ワンにゃん」を開いてます。

バジ カズトラ(5歳)(今回、カズトラはバジの息子設定)

今回のお話は、とある事件系としての東京リベンジャーズです。
大体の設定説明、完了です。

611:影虎◆Vs hoge:2023/09/11(月) 15:23 ID:tNw

タイトル【東京リベンジャーズ〜バジトライアングル〜】

バジ ケイスケの結婚式に、東卍の皆は、呼ばれた。

「リーンゴーン(ベルが鳴る音)」

千冬(うわぁ、キレイな女性だなぁ・・・・。)

千冬が見ているのは、ケイスケの結婚相手・バジ 静香だ。
ウェディングドレスを着ている。
バジはタキシードで腕を組みながら、歩く。

千冬「バジさんっ!お幸せにっ・・・!?」

「バッ(バラの花束を渡す音)🌹」

ケイスケ「お〜。千冬。あんがとな?」
マイキー「次、結婚するならケンチンか?エマと。(笑)」
ドラケン「なっ何言って・・・(顔を赤くする。)」
三ツ谷「ラブラブだな?」
ぱーちん「俺ん所だって、幸せだぞ?」
ヒナタ「うわぁ〜、花嫁さん、綺麗だね。」
エマ「いいなぁ〜(笑)」

最後は皆で集合結婚写真をっ・・・・・・!

「カシャ(シャッターを切る音)」

それから、次の日、ペットショップ。「ワンにゃん」

千冬「どうです?バジさん、あれから奥さんとは?」
ケイスケ「ん〜?上手くやってるぜ?後は、子供が欲しいんだけどな・・・。」
千冬「何って名前、付けるんですか?」
ケイスケ「男の子なら、カズトラ!」
千冬「いいですね、カズトラ!格好いい!?」
ケイスケ「だろ?男の子が欲しいんだよな・・・。」

そうして、それから1か月後。

静香「赤ちゃん、出来たわ!」
ケイスケ「本当か?」
静香「アナタの子よ。嬉しいわ。どんな子なのかしら。」

それから、バジの子誕生。

赤ちゃん「オギャアアオギャアア」

生まれたのは、男の子。
カズトラと名付けられた。

千冬「えっ?じゃあ、本当に男の子!?」
ケイスケ「それがそーなんだよ!(笑)最高なくらい嬉しいぜ!?待ってた分、尚更な!?」

カズトラは、成長していった。
0歳➡3歳➡5歳

バジは、とにかくカズトラを可愛がった。

ケイスケ「俺が風呂入れるよ。」
静香「いいの?ありがとう。(すっごく可愛がってくれる。手伝ってくれるし。この人、子供好きなんだわ。)」

612:影虎◆Vs hoge:2023/09/11(月) 15:39 ID:tNw

ケイスケ(へへっ、小せえーな。)

奥さんそっちのけで、子供を可愛がる。
しかし、周りからはイクメンパパと思われていた。

カズトラ「パパ〜!抱っこ。」
ケイスケ「おう!」

カズトラは、父さんにとにかく懐いた。

カズトラ「パパ好きぃ〜(笑)」
ケイスケ「へへっ!?(笑)」

カズトラは、マザコンと言うよりは、ファザコンだった。

カズトラ「面倒見てくれて、優しいパパが好きっ!」
ケイスケ「俺もカズトラが好きだぜ?休みの日、キャンプしに行くか!?(望んだ男の子も産まれた事だし、後は例の方向通りに進めねぇとな?)」

それは、カズトラが小学1年生の時。

静香「カズトラに携帯持たせる?早過ぎない?」
ケイスケ「今の時代、持たねー方が難しい。それに誘拐されたりもしたら、マズイから携帯で送り迎えしてぇんだよ。後、迷子になった時もあった方が、連絡ついていいだろ?」
静香「・・・。」
ケイスケ「ちゃんと、携帯代は、俺が払っておくから?お前に払わせるつもりもねーよ!?」
静香「・・・。分かったわ。アナタに委ねる。」
カズトラ「?」
ケイスケ「これで、カズトラも使える様になるなぁ!?」

朝は、カズトラを車で学校へ。

「ブォオオ(車が走る音)」

校門の前で降ろす。

カズトラ「バイバ〜イ!パパ!」

手を振るカズトラ。

ケイスケ「またな?」

昼になるとーーーー・・・

ケイスケ「今から、カズトラを迎えに行くから、千冬?店は、頼んだぜ。」
千冬「あ、はい!子供いると、ヤル事増えますよねー?」
ケイスケ「もうっ・・・慣れちまったよ。当然の事で。」

これが毎日のバジの日常。

ケイスケ「よーし、帰んぞ?カズトラ!」
カズトラ「おーっ!?」

「ブォオオ(車が走る音)」

その夜。

613:影虎◆Vs:2023/09/12(火) 07:46 ID:tNw

ケイスケ「あのな?カズトラ。」
カズトラ「何、父さん?」
ケイスケ「明日の学校の迎えについてだ。」
カズトラ「うん。」
ケイスケ「明日は、父さん無理そうなんだ。朝は大丈夫そうでも、昼は無理になったから、俺の知り合いの友人に頼んだ。」
カズトラ「どんな人?」
ケイスケ「いつも、帽子しててサングラスもトレードマークで、後・・・声が出せないんだ。」
カズトラ「へぇ〜、知らない人だぁ。何で話せないの?」
ケイスケ「何でも、声が最初から出なかったらしい。ただ、携帯のメールでやり取りは、Cメールで可能だ?」
カズトラ「じゃ、パパはCメール使って、お話するの?」
ケイスケ「その通り!つう訳で、よろしく頼んだぜ?」
カズトラ「その人と、どこで出会ったの?」
ケイスケ「ペットショップに訪れた客なんだ。動物を購入してくれて、その後もペットの相談をしたいからって事で、メールアドレスを交換した仲だ。」
カズトラ「お客さん?」
ケイスケ「名前は、河野ユージさん。後、ユージさんは俺に渡したいものも、あるとかで・・・」
カズトラ「え?」
ケイスケ「だから、一度ユージさんの家に寄ってから、家に戻る流れになる。分かったか?」
カズトラ「うん!」

「ピッ(カズトラが手をあげる音)」

そして、次の日。

ケイスケ「じゃ〜な、カズトラ?」

学校の校門の前。

カズトラ「うん!」

「ピッ(カズトラが手をあげる音)」

いつも通りの日々。

「ブォオオ(バジが車を走らせる音)」

その日の昼。ペットショップ「ワンにゃん」にて。

ケイスケ「千冬、今から隣の部屋で用事あっから、客の事を頼んだ。30分くらい、出て来ねぇーから。」
千冬「分かりました!ここは、俺に任せて下さい。(カズトラ君の迎えは、今日はナシなのかなぁ?)」

614:影虎◆Vs hoge:2023/09/12(火) 08:04 ID:tNw

そして、それから約束の時間。

「ブォオオ(ユージの黒い車が走る音)」
「キキィー(車が停車する音)」

待ちあわせ場所は、学校から近くにある、タコ公園🐙だ。

カズトラ(えっと、確か・・・タコ公園の近くって
パパに言われてた。ここら辺かな?それで、黒い色の車、ん?アレだ!?)

「バタン(カズトラが車に乗り込み、扉を閉める音)」

カズトラ「えっと、初めまして!カズトラです!?ユージさん・・・?」
ユージ「コクン(頷く音)」
カズトラ「(声、喋れないって言ってたしなぁ〜?)耳は聞こえるんなら、イエスなら頷いて、ノーなら首横に振っての会話なら、出来ますか?」
ユージ「コクン(頷く音)」
カズトラ「えっと、ユージさんって何歳ですか?20?21?22?23?」
ユージ「コクン(頷く音)」
カズトラ「あっ!23歳なんですね!?父さんのネットのホームページは観てますか?」
ユージ「コクン(頷く音)」
カズトラ「父さん、ペットショップ「ワンにゃん」のホームページも定期的にアップしてるんだ。」

「ブォオオ(車が走る音)」

カズトラ(ユージさんの家に行くの、初めてだなぁ〜。何を渡すんだろ?パパに。)

「キキィ(車が停車する音)」

カズトラ「ここが・・・ユージさんの家??」

周りは、少し民家とは離れた、自然豊かな場所だ。

「バタン(ユージが車から降りる音)」
「クィクィ(カズトラに来い来いと、手で合図する音)」

カズトラ「!」

「バタン(カズトラも車から降りる音)」

カズトラ「待ってぇ〜。」

「とててっ(カズトラがユージの元へ、走る音)」

カズトラ「お邪魔しまぁ〜す、ん?」
ユージ「・・・。」

「ス(お菓子の袋をユージが見せる音)」

カズトラ「あ!それっ・・・チョコバナナ味のお菓子!?何であるのっ!?え?くれるんですか、ありがと〜。これね、すっごく好きなお菓子なんだ(笑)」

615:影虎◆Vs hoge:2023/09/12(火) 08:17 ID:tNw

カズトラ「まず、中を開けるとお菓子のバナナがあるの。」

「バッ(バナナのお菓子をカズトラが、ユージに見せる音)」

カズトラ「ほら!次に爪楊枝(つまようじ)が出てくるから、これをバナナにグサッて刺す!」

「グサッ(バナナのお菓子が爪楊枝に刺さる音)」

カズトラ「最後に付属のチョコにバナナをつければ、チョコバナナの完成〜!!」
ユージ「・・・・・・。」

「スッチャカ・・・(ユージが手錠を出す音)」

カズトラ「え・・・?(警察の人がよく使う・・・手錠?)何で、ユージさんが持って・・・??」

「がしっ(ユージがカズトラの手を掴む音)」

カズトラ「わぁ!?何するんですか!!?やめてぇぇええええ!?」

「ガチャ(手錠で手を拘束する音)」

カズトラ「誰かぁあああああ!!?(パニック)」

「ペタ(カズトラの口にガムテープを当てる音)」

カズトラ「んん〜〜〜〜〜〜っ!?」

カズトラは、ユージの手に抱きかかえられて、そのまま部屋に連れて行かれた。

手も結束バンドで後ろ手に縛られる。

カズトラ(どっどうしよう!?何がっ・・・あったの?何でっ・・・こんな事っユージさんっ・・・するの?(泣))

怯えるカズトラに対して、ユージは「ニタ」っと笑った。
こうして、バジ カズトラは誘拐&監禁された。カズトラの携帯は、すぐにユージが取り上げてしまう。

カズトラ(パパっ・・・助けてっ!?(涙))

その夜。

静香「アナタ!?大変っ・・・カズトラが帰って来ないの!?」
ケイスケ「そっそんな訳!?どうして?(学校から、待ちあわせの場所、タコ公園まで、距離少しあるけど、まさか・・・その間に!?)
さ、探して来るっ・・・!?」

静香「アナタ!?アナターーーー!??」

616:影虎◆Vs hoge:2023/09/12(火) 08:37 ID:tNw

千冬「もしもし、えっ!?息子がいなくなった?嘘っ・・・カズトラ君が!?しばらく、仕事は休んでカズトラ君を探すっ!?分かりました・・・。」

千冬は、電話の通話を切ると、すぐに誰かに電話をかける。

千冬「マイキー君!?あの、バジさんの息子がいなくなったそうで、・・・東卍メンバーで探して下さい!?場所、タコ公園付近らしいです!」
マイキー「分かった。メンバーにも、声をかけておく。」

バジも探して、東卍メンバーもカズトラを探したが・・・見つからなかった。

タケミチ「恋人のヒナタの弟が警察官、やってるんスよ。今回の件でナオトが関わる事になって。」
マイキー「千冬、バジはどうしてる?」
千冬「それが・・・探したまんま、電話も繋がらなくて、メールも返ってきません。必死に探して、遠くへ行っちゃってるかも・・・。」

とある夜。

ケイスケ「ただいま・・・。」
静香「ずいぶん、遅かったわね?今まで、どこにいたの?」
ケイスケ「車の中で車中泊しながら、カズトラを探してたんだよ。色んな所を。」
静香「私が怒ってんのは、その件じゃないの(怒)帰れないなら、帰れないってメールくらいしてよっ!?出来るでしょ!?それくらい(怒)」
ケイスケ「カズトラを探して疲れてたんだよ・・・。」
静香「私が一人で家の中で、どれだけ不安だったと思ってるの!?」
ケイスケ「仕方ねーだろ(怒)カズトラ見つけてーんだから!??」
静香「カズトラカズトラって、私の事はどーでもいいわけ!?(怒)まさかっ・・・浮気でもしてんの!?」
ケイスケ「はぁ!?何言ってんだよ・・・(汗)こんな時に・・・。」
静香「何日も何日も、返事無いとかおかしーでしょ!?」
ケイスケ「疑ってるお前の方が変だろ!?」
静香「アナタって本当に私の事には、関心無い!?別れましょ・・・?もう、終わりね。私達・・・・・・。」
ケイスケ「分かったよ、お前が言うなら・・・。」

それから、バジはペットショップ「ワンにゃん」に姿を見せた。

千冬「ばっ・・・バジさん!?ひ、久しぶりです!?」
ケイスケ「・・・・・・っ。嫁と別れた。」
千冬「え!?」
ケイスケ「カズトラの件で揉めた。」
千冬「そんな!?タダでさえ、カズトラ君の件があるのにっ!??」
ケイスケ「なぁ、しばらく・・・一人にしてくんねーか?」
千冬「わ、分かりました・・・。大丈夫・・・ですか?いや、大丈夫じゃ・・・ない、ですよね?(奥さんとカズトラ君、両方失ったんだ。悲しくないわけ、ないよな?それから、バジさんはペットショップに戻って来なくなったーーーー・・・家にも姿を、見せなくなる。)」

一方、カズトラの方ではーーーー・・・

617:影虎◆Vs hoge:2023/09/12(火) 14:16 ID:tNw

(ここから、BL表現注意)

カズトラ「うう(泣)うゔ〜っ(涙)」
ユージ「・・・・・・。」

犯人から、性的なイタズラをされていた。

カズトラ(父さん助けてっ!?) 

目は、タオルで巻かれていて見えない状態だ。

ナオト達。警察署には、ケイスケの元嫁、静香が訪れる。

ナオト「また、奥さんの方ですか?」
静香「わるいですか?」
ナオト「いや、旦那さんは来ないのか?と。(汗)」
静香「あの人とは、別れました。」
ナオト「え?何故ですか。」
静香「息子との件で仲悪くなったんです。」
ナオト「旦那さんにも今回の事件の話を聞きたかったんですが?今、どちらに?」
静香「知りませんよ!別れた夫の事なんかっ・・・?」
ナオト(感情的になって。難しそうだな。(汗)一度も旦那とは、会えていない。)
静香「・・・(怒)」
ナオト「では、旦那さんの携帯番号いいですか?」
静香「教えても、あの人出ないと思いますよ?」
ナオト「何故ですか?」
静香「だって、あの人カズトラの件でも、大事な話出来てないのよ!?メールも電話も繋がんないっ!?」
ナオト「分かりました。では、夫の今いる住所分かりますか?」
静香「えっ・・・知らないわよ。別れてから、関わってない。」
ナオト「では、前に二人で住んでいた住所教えてもらえますか?」
静香「えぇ。場所は、・・・・・・、」

静香は、ナオトにだけ住所を詳しく教える。

ナオト「はい!ご協力どうもっ!(よし、これで夫の元に行ける。)」

「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」

ナオト「バジ・・・ケイスケさん、ですか?」
住人「いえ、私はアキラです。」
ナオト「最近、ココに引っ越して来たんですか。」
アキラ「はい。」
ナオト「では、バジ ケイスケという人は、知りませんね?」
アキラ「はい。」
ナオト(バジ ケイスケの足取りは無くなったか。一度も会えずじまいだ。)

ナオトは、また静香に電話をかける。
 

618:影虎◆Vs hoge:2023/09/12(火) 14:31 ID:tNw

ナオト「お聞きしたいんですが、ケイスケさんはカズトラ君行方不明の日、どこにいましたか?」
静香「ペットショップ「ワンにゃん」です。」
ナオト「いつも、朝から夕方まで仕事を?」
静香「はい、日曜日以外、毎日。」
ナオト「その日も仕事へ?」
静香「そうよ、私・・・見送ってるわ。」
ナオト「分かりました、どうもです。」

ナオトは、話に聞いた「ペットショップ・ワンにゃん」に訪れる。

千冬「ヒナタさんの弟さん?タケミッチから、話聞いてます!
マツノ 千冬です。」
ナオト「ケイスケさんは、ペットショップの店長ですか?」
千冬「オーナーみたいな。手伝ってくれますけど。」
ナオト「今、いますか?会って話がしたいです。」
千冬「それが・・・あれから、ここに来てなくて。」
ナオト「何故・・・ですか?」
千冬「息子と嫁のダブルの件で、ショックを受けて、一人にしてくれと言われました。」
ナオト「連絡は?その後。」
千冬「ありません・・・。」
ナオト「カズトラ君、不明の日は店にいましたか?ケイスケさん。」
千冬「はい!部屋で用事あるって、30分くらい、出て来ませんでした。でも、その後はちゃんと出て来てます。」
ナオト「外へ、出てた様子は?」
千冬「って、それバジさんの事、疑ってるんですかっ!??」
ナオト「いえ、聞いてるだけです。息子さんの送り迎えは、ケイスケさんがやっていましたが、何故その日は・・・・・・?」
千冬「う〜〜ん、特にバジさんからは詳しくは聞いてません。
その日は、バジさんの用事はあったから、カズトラ君は一人で帰ったんだと思います。」
ナオト「そうですか。(嫁に聞いた話だと、「夫が迎えに行ったんじゃ?」と言っていた。この辺に妙な感じの違和感を覚える。大事な事は喋らないと、嫁は言っていたが、伝えていない事でもあったのか?)」
千冬「?」
ナオト「もし、ケイスケさんが戻って来たら、警察の方で話があると
伝えて欲しい。」
千冬「はい。」

別の日。

タケミチ「それで、ナオト?あれから、何か手がかりあったか?」
ナオト「それが・・・・・・、」

619:影虎◆Vs hoge:2023/09/12(火) 14:51 ID:tNw

ナオト「全くと言っていい程、見つからなくて。単なる家出なら、戻って来てもいいが、その様子もナシ。金目的の誘拐もナシ。残るは、何処かで遊んでる内に、川に流されたか?事故か?
子供が特に一人になっている時は、危険だ。」
タケミチ「!」
ナオト「そういう時程、大人が側にいないと、危険なリスクが・・・。」

カズトラ不明から、7日後。

カズトラ「ん?目が見える!」

犯人のユージは、カズトラに巻いたタオルを外す。

カズトラ(あ!紙っ・・・何か書いてある!?)

カズトラは、紙の内容を読む。

カズトラ(今から外へ出すが、今までの事は喋るな?もし、今回の事を警察や親に言う様なら死なす!いいか?俺はヤクザ系の者だから、お前を見張ったり出来るし、いつでも死なすのは可能だ。
分かったな!?)

カズトラは、恐怖に震えた。

カズトラ「うん!分かった、言う通りにするよ(泣)だから、家に戻して!?父さんに会いたいよぉ・・・(涙)」

ユージは、また紙をカズトラに見せる。

カズトラ「(周りには、学校に戻る際・・・タコ公園で遊んだ後に近くにある、来た事ない道に入って、そこから迷子になって、少し川の水も飲みながら、自力で何とか外へ出れたと言え?)分かった、じゃあパパの所に戻れるんだね?うゔ(泣)」

場所は、タコ公園。

「スッ(ユージがカズトラを降ろす音)」

カズトラ「うっ・・・うゔっ(涙)」

「バタンッブォオオ(ユージが車のトビラを閉め、走り去る音)」

一方、ナオトは学校の近くで聞き込みをしていた。

ナオト「この子、見かけませんでしたか?」
住人1「その子なら・・・何日前に見たね。いつだったかな?近くの学校の子なのかな?タコ公園の方へ、歩いてたよ。」
ナオト「!(っと言う事は、やはりあの後、タコ公園で遊んでいたのか!?その後、何処へ!?よし、ここだ。近くに何か・・・証拠は?ん?)」

ナオトは、公園の周りを見渡す。

ナオト(ここの周りは、林へと繋がっている。そして、奥には・・・川が流れている、まさか?)

620:影虎◆Vs hoge:2023/09/12(火) 15:05 ID:tNw

ナオト「ハ!?あ、これは!??携帯かっ!?子供用だ。シールで少し、名前が消えかかっているが・・・。母親は、携帯を持たせていたと言っていた。行方不明の日。電話しても全く繋がらなかった。
川に流されていたのか?土だらけだ。」

あの後、ユージがカズトラから携帯をすぐに奪って、この場所に捨てていたのだ。川に携帯を遺棄していた。

カズトラ「うゔっ・・・。(泣)え〜〜〜〜〜んえ〜〜んん(涙)誰かぁあああああ(泣)」
ナオト「!?子供の鳴き声っ!?まさかーーーー・・・!」

ナオトは、声のする方へ向かう。

ナオト「か、カズトラ・・・君??」
カズトラ「う、うん・・・。カズ・・・トラ(涙)」

その頃、ユージはレンタカー店に訪れていた。

店員「では、7日間の貸した分の代金を払って下さい、この額になります。」
ユージ「コクン(頷く音)」

「タタタ(レンタカー店を出る音)」

ユージ「へへ、上手くいったな・・・?」

「ファサ(ユージが帽子とサングラスを外す音)」

ケイスケ「計画完了だ。(笑)」

そう、ユージはケイスケが作り出した偽物だった。成りすましていたのだ!?

カズトラは警察の方で、話をした後・・・千冬の元へ引き取られる事に。

カズトラ「迷子になってたんだ(涙)」

ユージに成りすました、ケイスケは最初の1日目〜5日までは、カズトラに少量のご飯を与えて、6日〜7日は、ご飯を与えない様にしていた。

ナオト(こんなに、やつれて。よく生きていたな。)
カズトラ「携帯も行く途中でどっかに落として。夢中であるき回ったから・・・えぐっ(泣)」 
ナオト「迷子・・・か。」

621:影虎◆Vs hoge:2023/09/12(火) 15:14 ID:tNw

カズトラは、千冬の元に・・・!

千冬「カズトラ君!?良かった、無事で(笑)」
カズトラ「千冬お兄ちゃん!?」

二人は、面識があり、知り合いだ。

千冬(そして、この後・・・バジさんも戻って来てくれた。何もかも、元通りだ。)

ユージに成りすましたバジは、あの時千冬に用事があると、部屋に閉じこもったが、実は窓からこっそり外に出て、レンタカーを借りてすぐに、カズトラとの待ちあわせ場所のタコ公園の近くまで、迎えに行ったのだ。
もちろん、ユージとして。

ケイスケ「戻って来たぜ〜!か、カズトラっ!?」
カズトラ「!パパ(笑)」

全ては、バジの計画だった。 男児愛であるが故にカズトラを独り占めする為のーーーー・・・。

「ギュ(バジがカズトラを抱きしめる音)」

2人は、笑顔で再会を喜んだ。

ブラックコスモ「へっへっへっ〜、ケイスケを悪人にしたモ〜♫
悪エネルギー吸収!!お腹いっぱいモ〜!次に行くモ〜。」


完結
(後、お詫びがありますが、読んだ人は間違いに気づいたと思いますが、ブラックコスモは登場します!すみませんでした。設定説明でミスがありました。お詫びします。)

622:影虎◆Vs hoge:2023/09/12(火) 15:29 ID:tNw

続いての投稿する作品の設定説明になります。
前回は、間違えてすみません。
今回のお話は、ホワイトコスモが作った創造の新しい東京リベンジャーズの世界です。猫人間幼女と化した、カズトラが登場します!
その名も「カズにゃんこ(小学生設定)」
猫耳とフリルのアイドル服が大好きな女の子。
この街では、歌うアイドルにゃんことして活躍中。
その他の登場人物。
バジ ケイスケ(高校生設定・ペットショップで働くがその後・・・?)
マツノ 千冬(高校生設定・バジさんと2人でペットショップで働く仲。)
サノ マンジロウ(高校生設定・ユーチューブで動画をあげたり、今現在は、東卍を解散させたが・・・?)
カズにゃんこの女性スタッフ達(アイドルのカズにゃんこをお世話しながら、仕事の手伝いをする、皆カズにゃんこファンのスタッフ達で構成されている。)
橘 ナオト(ここでも、懲りずに警察官役で登場)
花垣 タケミチ(高校生設定・現在は東卍は解散したので、バーガーの店員である。)
全部で、3巻まであるんで、まずは最初の1巻目。
一味違う東卍リベンジャーズの世界をお楽しみ下さい!
(その都度、設定説明も追加する形にします。)

623:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 07:46 ID:tNw

タイトル【東京リベンジャーズ〜カズにゃんこ編1〜】

ここは、ホワイトコスモが創った新しき世界。
その名も【東リベ町】
神様のコスモは、普通の人間1と、猫耳を持つ猫人間2の2種類を創る。
神様の名は【ホワイトコスモ】

ホワイトコスモ「コスモ〜♫」

東リベ町には、アイドルにゃんこがいる。
その名は【カズにゃんこ】

カズにゃんこ「にゃん!」

語尾には、時々「にゃん」と付けて、猫耳にはリボン🎀を両耳の下に付け、顎の両サイドには、大きな鈴2つをイヤリングの様に吊るすスタイルが、カズにゃんこ風である。

そんな、カズにゃんこのコンサートが今日、開かれる。

マイキー「持たせたな?で、二人の行きたい所って?」
ケイスケ「マイキー、遅せぇな。カズにゃんこのコンサートに決まってんだろ?」
マイキー「か、カズにゃんこ?」
ケイスケ「マイキー、知らなねーのか?カズにゃんこは、若い間じゃ、アイドル的人気だぜ?」
千冬「あの、トレードマークの鈴のイヤリングと、
喋った後の「にゃん」がカワイーんですっ!?」
マイキー「ふーーーーん。」
千冬「ティックタックでブームになってて!?」
マイキー「ふーーーーん。」
ケイスケ「声もロリってて、可愛いーんだ❤」
マイキー「ふーーーーん。」
ケイスケ「マイキー、興味ねーな(汗)」
マイキー「俺、あんまり流行とかどーでもよくて(汗)」
千冬「そ、そーですか。(汗)」

コンサートの中へ、入る3人。

マイキー「スゲェ〜、いっぱい・・・ファンばっかいる。」
ファン1「カズにゃんこ〜❤❤」
ケイスケ「騒いでんな!?いよいよ、始まるなぁ〜カズにゃんこのコンサート。」

「ヒュウ〜〜〜〜〜(舞台の幕が開く音)」
「パッパッパッ(カズにゃんこが複数のライトに照らされる音)」

カズにゃんこ「皆、今日はカズにゃんこの為にコンサートに来てくれて。ありがとにゃん!
カズにゃんこだよっ!?今日は、楽しんでいってね!?
じゃ、始めるよぉ〜〜〜??」
マイキー「カズにゃんこってあれ・・・♀か?ちんちんねー。」
千冬「どこ見て・・・(汗)」
ケイスケ「公式じゃあ、性別はNGになってる。だから、ハッキリ分かんねぇよ。」
千冬「可愛いーんで、どっちでもいーじゃないですか!?❤カズにゃんこ❤」
マイキー「顔は、男の子にも見える(汗)よく、分かんねーな(汗)(女の格好した男の子??)」

624:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 08:07 ID:tNw

カズにゃんこ「応援ソング、「カズにゃんにゃん❤」」

「♫♫(曲がかかり始める。)」

カズにゃんこ「今日も応援ありがとにゃん❤皆の応援ありがとにゃん💝」

カズにゃんこがマイクを持ち、体を動かす度に大きなぶら下がってる鈴が揺れる。

カズにゃんこ「にゃんにゃん応援、嬉しいにゃん🎵カズトラにゃんにゃん幸せにゃん🎵」
ケイスケ「か、可愛い〜❤❤たまらね〜!?」
マイキー「ふーーーーん、お前ら・・・こんなんが好きなんか?まぁ、歌は癒やされるけど・・・(汗)」
カズにゃんこ「皆の笑顔が大好きにゃん💝にゃんにゃんカズトラ応援にゃん♥」

カズにゃんこは、オシリをフリフリ揺らす。そして、尻尾付き!
曲が終わるとーーーー・・・

ファン2「カズにゃんこ最高だぜ〜〜〜〜〜!!?」
ファン3「もう一回!」
ファン4「カズにゃんこ〜〜〜〜〜!!」
カズにゃんこ「次は、これ。カズにゃん音頭♥」
マイキー「ここのファンってロリ好きか、ショタ好きしかいなそ〜だな(汗)」
千冬「そんな事ないですよ!?カズにゃんこのファッションが可愛いから、真似したくて同い年の小学生女児からも、支持されています!今日も、あのフリルの衣装!可愛いです♥」
マイキー「・・・・・・。」

「♫♫(曲が流れ始める。)」

カズにゃんこ「1、2、にゃん🎵3、4、にゃん🎵5、6、にゃん🎵7、8、にゃん🎵」

リズムに合わせて、カズにゃんこが踊る。

カズにゃんこ「こっちもにゃんにゃん🎵カズにゃんにゃん🎵
そっちもにゃんにゃん🎵カズにゃんにゃん🎵
カズにゃん音〜頭🎵祭り〜だよ〜🎵」

踊る度に鈴の音が「りん」と、鳴り響く。

カズにゃんこ「今日は、この2曲で終わりにゃん♥皆、また来てね?
バイにゃ〜〜〜ん👋」

コンサート終了後。

ケイスケ「ここでしか、買えねーグッズ買うぞ!?千冬っ・・・!」
千冬「はいっ!」

二人は、慌てる様にグッズの売られてる場所へ急ぐ!

マイキー「おいっ!?終わったんじゃねーのかよ(汗)お〜〜〜〜〜いっ!?たくっ、行っちまった。仕方ねー、待つか。」

30分後。

ケイスケ「悪い、マイキー。待たせたな?」
千冬「帰りましょう。ニコ(笑顔の音)」

二人は、手に買ったグッズを大量に持ちながらご帰還。

マイキー「腹減った。」
ケイスケ「どっか、寄って食べてくか?」
千冬「カズにゃんこのメイドカフェに・・・、」
マイキー「もう、勘弁してくれよ・・・(汗)」

625:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 08:32 ID:tNw

一方、ここはカズにゃんこの楽屋。
カズにゃんこの元には、沢山ファンからプレゼントが届く🎁

カズにゃんこ「こんなにっ!?」 

女性スタッフは、カズにゃんこに届ける。
その一つ一つを、カズにゃんこはチェックしている。

カズにゃんこ「嬉しいにゃん💝」

ファンの手紙も読む。

カズにゃんこ「ファン20番。バジ ケイスケ、カズにゃんこ様へ💝
コンサートに、いつも来てます。ペットショップの仕事してて、疲れてる時いつも、癒やされてます。また、コンサートに来ます。いつも、元気をありがとうにゃんだって?」
女性スタッフ1「この人、絶対コンサートの時も、どんな日もマメに来るよね〜?」
女性スタッフ2「ファンレターの束も、もうすごいよ?こんなに!?」
女性スタッフ3「よっぽど、カズにゃんこのファンなんだね??」

スタッフの中でも知られていた。

女性スタッフ2「中、何入ってたの〜?プレゼント、ケイスケさんから、きてるよ?」
カズにゃんこ「服〜〜〜💝」

「じゃん!(カズにゃんこがスタッフ達に服を見せる音)」

真ん中には、どデカい、水玉のリボンがついていて、フリルもついている。

カズにゃんこ「今日、これ着て帰ろう〜。」
女性スタッフ1「いいねっ!?可愛いいよ!カズにゃんこ♥」
カズにゃんこ「PS・カズにゃんこには、フリルが合うと思って、この服にしましただってにゃん🎵」
女性スタッフ2「好みにさっすが、気づいてるねー??」
女性スタッフ3「それでこそ、ファン!」 
カズにゃんこ「ふ、ふ〜〜〜〜ん🎵」

カズにゃんこは、直ぐ様、新しい服に着替えて・・・ご機嫌な様だ。

女性スタッフ3「カズにゃんこ〜?自宅まで、車で送るよ〜?」
カズにゃんこ「はぁ〜〜い。」

カズにゃんこの自宅の場所は、スタッフのみが知る。
ファンには、非公開となっている。
その頃、バジはーーーー・・・自宅にて。

ケイスケ「もっと、カズにゃんことお近づきになりてぇ〜な。そーだ!俺もスタッフになればっ・・・・・・!?」

その3日後。

女性スタッフ1「カズにゃんこ!?新しく入ったスタッフ!」
ケイスケ「バジ ケイスケです。よろしく♥カズにゃんこ。」
カズにゃんこ「あれ?もしかして、ファンの人??」
ケイスケ「(スゲェ、目の前にカズにゃんこがいる!?)あ〜、そうだよ。ファンのバジ ケイスケ♥これからは、君の為にスタッフの仕事を頑張るよ。よろしくね。」
カズにゃんこ「うんっ!!」

626:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 09:31 ID:tNw

ペットショップの仕事は、千冬に全面的に任せる事にした。

千冬「俺なんかが、バジさんの代わりを?バジさんは・・・?」
ケイスケ「他にやりてー仕事あんだ。」

とは、言え・・・スタッフの仕事は、真面目にこなした。
しつこく、カズにゃんこにはしない。
ただ、腹の中では何を考えているのか誰も分からない。

ケイスケ(車で送っても、すぐに周りに怪しまれるのは駄目だ。どうやるか?よし、良い方法、思いついた。自宅まで、もう少し。)

今、ケイスケはスタッフとして、カズにゃんこを家に届ける最中。

カズにゃんこ「すぅ〜すう〜(寝息の音)」
ケイスケ(ん?カズにゃんこ、眠ってる。眠らせて置こう。可愛いなぁ❤全てを俺だけのカズにゃんこに・・・するんだ。)

寝ているカズにゃんこを見つめるケイスケ。
次の日。
カズにゃんこ、楽屋にて。

ケイスケ「カズにゃんこ?今日もいっぱいファンから、プレゼントきてるよ?🎁」
カズにゃんこ「こんなにっ!?」
ケイスケ「それと、ファンから手作りクッキーのプレゼントも、あるよ🍪」
カズにゃんこ「食べる!」

疑いもせず、クッキーに手を伸ばすカズにゃんこ。🍪

「パク(クッキーを食べる音)」

カズトラ「美味しい〜、あれ?何か・・・ね、眠く・・・。」

「バタ(カズにゃんこが倒れる音)」

ケイスケ(はい、思った通り。)

バジが最初から、クッキーの中に睡眠薬を・・・。
眠ったカズにゃんこを、予めプレゼントが入っていない、大きめのもう一つのダンボールの中に入れる。
そのまま、プレゼントを運ぶ様に見せかけて、外へ出ると
自分の車にまで、ダンボールを運んで、トランクに積んだ。
それ以外の本当にファンからきてたプレゼントのダンボールも、積み荷を押しながら倉庫まで、運び保管しておく。

そして、他のスタッフがカズにゃんこがいない!と
騒ぎ出す!

女性スタッフ1「大変っ!いないのっ・・・?」
女性スタッフ2「カズにゃんこがっ(慌てる)」

どこを探しても見つからない為、警察官を呼ぶ。
そして、そこに橘 ナオトが現る。

ナオト「・・・・・・。」

627:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 14:37 ID:bFc

ナオト「今から、カズにゃんこ不明事件の捜査をする事になった、橘 ナオトです。まずは、一人ずつに話を聞きたいので、部屋でお願いします。」

まずは、女性スタッフ達から・・・。 

ナオト「カズにゃんこは、消える前に楽屋に?」
女性スタッフ1「いつも、大体楽屋です。」
ナオト「今日も?」
女性スタッフ1「はい。」
ナオト「消える前、会ってましたか?」
女性スタッフ1「いえ、今日は別のスタッフ・ケイスケさんが主に・・・・。」
ナオト「彼が最後にカズにゃんこと会ってた?」
女性スタッフ1「はい。」
ナオト「分かりました、では彼にもっと詳しい話を伺います。因みに、カズにゃんこは、何か悩んでいた事は?」
女性スタッフ1「そういえば、最近・・・変な事が。」

回想

カズにゃんこ「最近、携帯にね、公衆電話から無言なのきて怖いにゃん(涙)」
女性スタッフ1「きも〜い。」
女性スタッフ2「怖っ!!」
女性スタッフ1(変なファンがカズにゃんこに一方的にやってるって。その時ーーーー・・・)
ケイスケ「最近の携帯は、公衆電話からの着信はNGに出来るよ。ほら、これで大丈夫!はい。」

回想終了

女性スタッフ1「それからは、平気になったけど、今度はプレゼントで🎁差出人不明なの、届く様になって。」
ナオト「何が入ってたんですか?」
女性スタッフ1「それが何も・・・。だけど、余計に、不気味で逆に。(汗)」 
ナオト「カズにゃんこは、悩んでいた?」
女性スタッフ1「はい、怖がってました。」
ナオト(不気味なファンからの嫌がらせでアイドルが嫌になっての失踪?だとしても、このタイミングで?急過ぎる。)

628:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 14:53 ID:bFc

ナオト「バジ ケイスケ君。話、いいですか?」
ケイスケ「はい。」
ナオト「最後にカズにゃんこと会った時の様子は?」
ケイスケ「普段通りですが、あの時ファンからの・・・プレゼントをカズにゃんこに見てもらっていました。」
ナオト「!」
ケイスケ「差出人不明なの、またきてて・・・。」
ナオト「カズにゃんこの様子は?」
ケイスケ「怖がってた。」
ナオト「それ、まだありますか?」
ケイスケ「はい。」
ナオト「見せてもらっても?」
ケイスケ「これです。」
ナオト「!これ、女性の字じゃないかっ!?」
ケイスケ「え?無言電話の奴だと、思ってて・・・。」
ナオト「よく、事件で犯人の字を見るんですが、これは女性が書く字ですね。電話とプレゼントの相手は別人では?」
ケイスケ「女の字・・・?」
ナオト「手がかりになりそうなので、これはもらってきます。他のスタッフの話によると、楽屋の窓は開いたままだったと?」
ケイスケ「今は・・・コロナ中なんで、よく開けてます。」
ナオト「どれくらい?」
ケイスケ「大体、1時間。長くて・・・2〜3時間。」
ナオト「外から、誰か入って来た事はありますか?」
ケイスケ「今の所は無いです。」
ナオト「カズにゃんこの携帯は、楽屋に置かれてたんですが、手がかりになるので、こちらも持ってきます。」
ケイスケ「はい、どうぞ。」
ナオト「今日は、皆さん。帰っていいです。お疲れ様でした。」

バジは、車に乗り込んだ。

「バタン(車の、扉が閉まる音)」
 
カズにゃんこ「ん〜〜〜〜。」
ケイスケ「!(お目覚めかな?)」

「ブォオオ(車が走る音)」

カズにゃんこ「ん〜〜〜ん〜〜。」

バジは、自分の家の部屋にカズにゃんこをーーーー・・・

カズにゃんこ「ん〜〜ん〜〜(震える)」

カズにゃんこは、目には目隠しをされ、手首は結束バンドで後ろ手に縛られ、口には黒いガムテープを貼られていた。

「ぺりっ(ガムテープを剥がす音)」

カズにゃんこ「もしかして・・・ファンの人ですかにゃん?カズにゃんこは、皆の・・・アイドルだからコンサートある。か、開放して欲しいにゃん・・・っっ。」
ケイスケ「もう、俺だけのカズにゃんこだ。(声変えて喋る)皆のモンなんかじゃねぇ!?分かったか?」

こうして、カズにゃんことの同居生活が始まった。

629:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 15:04 ID:bFc

ケイスケ「ほら、ご飯だよ。」

スプーンに持ったご飯を、カズにゃんこの口元に運ぶケイスケ。

「パクッパクッ・・・(カズにゃんこが食べる音)」

カズにゃんこ「カズにゃんこ・・・トイレ。」
ケイスケ「こっちだよ。」

未だにカズにゃんこは、目隠しをされたままなので、ケイスケが手錠で
カズにゃんこを引っ張りながら、連れて行く。

ケイスケ「お風呂の時間だよ。」

「チャプ(二人で湯船に浸かる音)」

膝の上にカズにゃんこを乗せる。
家にいる時は、いつも一緒。買い物に行く時は、牢の中で手錠をかけて
出て行った。
夜になると男女の営みも・・・。

ケイスケ「カズにゃんこっ・・・!?」
カズにゃんこ「・・・・・・(怯える)何?されて・・・るんだろう?」

歳がまだ、小学2年生。
よく、分からない。

一方、ナオトの方では捜査を続けていた。
カメラやドライブレコーダーの確認をしたり、周囲の聞き込みも。

ナオト(入口のカメラには、怪しい者もいなくて、周りのレコーダーにも怪しい人物は、いないか。それどころか、カズにゃんこの姿すら、映ってない。どうやって、カズにゃんこは消えたんだ?
楽屋の開いてる窓から、外に出たにしても・・・窓近くに停車されてた車のレコーダーにも、映って無かった。
こつ然とカズにゃんこだけ・・・消えた?)
ケイスケ「もしもし?警察ですか?俺に話したい事?分かりました。そちらに向かいます。」

警察署。

630:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 15:23 ID:bFc

ナオト「カメラの映像を確認してて、アナタ・・・プレゼントを外へ運んで車の駐車場に向かってませんか?何故ですか?」
ケイスケ「あの日、カズにゃんこがファンのプレゼントを確認してた時、「これは、受け取れないから、気に入ったら持って行ってにゃん」と、言われました。俺は、気に入ったから、そのダンボールだけを
自分の車に、入れたんです。中には、電子レンジが入ってます。」
ナオト「?」
ケイスケ「好みもありますから、カズにゃんこと言っても。気に入らないのは、スタッフ達が貰っていくのが主にルールと言うか・・・。俺以外の女性スタッフも同じですよ、あの時は俺だっただけで。」

次の日。

ナオト(分からない・・・どうやって、カズにゃんこだけが消えたのかが。何度も映像を確認して、気づいた。まさか!?バジ ケイスケのダンボールの中にカズにゃんこが!?もし、彼の言っている話が嘘なら、ありえる。よし、彼の行動を徹底的にマークだ!)

ナオトは、その前にタケミチと会う。

タケミチ「ナオト、どうだ?カズにゃんこの件は?」
ナオト「怪しい奴を今、コッソリ調べてる。」
タケミチ「マイキー君の友人、千冬はカズにゃんこファンで、ぜひとも見つけてくれって。怪しい奴の名前って?」
ナオト「バジ ケイスケ。」
タケミチ「えっ!?それってバジ君!?そんなの、あり得ないッスよ!」
ナオト「知り合いですか。」
タケミチ「知り合いも何も、俺達東卍の仲間でっ・・・。マイキー君の幼なじみっスから!?」
ナオト「花垣君は、ケイスケさんがカズにゃんこのスタッフをやっていたのは・・・?」
タケミチ「しっ・・・知らない!千冬からも聞いてないっ・・・!」
ナオト「(仲間には、言ってない?ますます、怪しい。)
ケイスケさんには、今回の話、秘密にして下さい。」
タケミチ「分かった。」

ナオトは、バジの行動をマーク。

ナオト(今は、ケイスケさんは買い物中。もし、カズにゃんこが家にいるなら、2人分の食材を、買うはず?今日、ケイスケさんが買ったのは・・・野菜と飲み物?家の中で料理でもしてるのか?)

そして、ナオトが調べ続けた末、ようやく・・・。

ナオト(今日は、デパートへ何を?ん?)
ケイスケ「この服、買います。」
ナオト(ケイスケさんが着るには、おかしい女の子モノの服!?彼女もいないのに、変だ。まさかあれはカズにゃんこ用!?)

631:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 15:37 ID:bFc

ケイスケ(!何か・・・見られてんな?俺。
疑われてんのか?あれ、警察かよ?)
ナオト(やはり、カズにゃんこと同居しているのではっ!?だとしても、分からない。これは、監禁なのか!?
その後、意外にも話があると言ってきたのは、ケイスケさんの方からだったーーーー・・・。)

警察署。

ナオト「話とは・・・?」
ケイスケ「俺、嘘ついてましたーーーー(涙)本当は、カズにゃんこをかくまってました!」
ナオト「・・・ん?キョトン。」

こうなる数日前。

ケイスケ「カズにゃんこ、話がある。俺は本当はーーーーバジ ケイスケだよ(泣)隠してて、ごめん。ポロポロ(涙)」
カズにゃんこ「!!なっ何でなのにゃん!?そんなっ・・・。」

カズにゃんこの目隠しは、外されている。

ケイスケ「君の事が好き過ぎて、どーにかしてたんだ。でも、もうやめる。」
カズにゃんこ「!」
ケイスケ「その代わり、この事・・・警察には、言わないで欲しい。おかしなファンから、バジにかくまってもらってたって。じゃないと、君の大切な親を死なす。俺は、族だから・・・警察署にいても、そいつらに命じれば出来る。」
カズにゃんこ「かっ・・・開放してもらえるならっ分かったにゃん。(怯える)」
ケイスケ「でも、君の事を愛してたのは嘘じゃないから・・・(涙)」

っと、言うやり取りをしていた。口裏も、この時カズにゃんこと合わせる様に指示。
その後、バジはナオトを家の中に入れ、ナオトはカズにゃんこを確認。
その場でバジは逮捕された。
カズにゃんこは、警察署へーーーー・・・。

警察を家に入れる前に牢と手錠は、捨てていた。

632:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 15:55 ID:bFc

カズにゃんこ「かくまって、もらってたんだにゃん!変なファンが怖くて!?」
ナオト「かくまってもらう前に、警察や親に相談するのが普通では?」
カズにゃんこ「そんな事して、親の方に何かされたりしたら、怖くて!相手が調べるかもしれないにゃん?ダンボールの方法で消えれば、バレないってケイスケさんが考えてくれたにゃん!」
ナオト「何故?今、このタイミングで・・・?」
カズにゃんこ「スタッフのバジさんなら、信用出来ると思って。もう、疲れたにゃん・・・。」
ナオト(監禁では無く、かくまった!?これが、本当ならケイスケさんの罪は、軽くなるな・・・。)
カズにゃんこ「・・・・・・。」
ナオト(だが、本当にそうなのか?その後も二人の話に矛盾点は無く、家の中を調べても監禁の証拠は掴めなかった。
カズにゃんこの体には、アザや栄養問題も見られない。
それが全てだった・・・。)

その後、マイキーとタケミチ達の方ではーーーー・・・

マイキー「タケミッチ、バジが捕まったって?カズにゃんこ、かくまったって?本当かよ?何がどうなってんだ?」
タケミチ「そ、そーみたいっスね!?」
マイキー「そーみたいって、おい!?」
タケミチ「でも、良かったじゃないスか!?カズにゃんこ無事でっ!?」
マイキー「そりゃ、そーだけどよ。(汗)」
千冬「逆にバジさんがスタッフやってたの、何で教えてくれないのかっ・・・そっちの方が気になりますよーーーー!?」

裁判も行なわれ、バジの判決は・・・一ヶ月の同居期間という罪から、1年の服役となった。
カズにゃんこも今はまた、無事アイドルを始めている。
そして、それから・・・1年が経ちーーーー・・・バジ、出所の日。

「ザッ(雑草をバジが踏む音)」

ケイスケ「ん?」
タケミチ&マイキー&千冬「出所、おめでと〜う!」
マイキー「久々に皆でバイク乗らねー?」
タケミチ「いいっスね!?」
ケイスケ「よし、やるか!?千冬!」
千冬「はい!バジさんっ・・・!」

633:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 16:03 ID:bFc

「ブォオオ(皆でバイクに乗り、走る音)」

4人で乗り、走る久しぶりのバイクは格別だった。

そして、アイドルを続けていたそんな、カズにゃんこの元に・・・

カズにゃんこ「ん?」
女性スタッフ1「カズにゃんこ?今日ね、新しく入ったスタッフ来てるの。」

「スッ(その人物が姿を表す音)」

女性スタッフ1「ほらっ?」
ケイスケ「バジ、ケイスケです。よろしく、カズにゃんこ❤」
カズにゃんこ「えっ(顔面蒼白)な、な・・・・んで。(怯える)」
ケイスケ「また、君の為に仕事したくて、戻って来たよ?
ドキドキ(心臓の音)」
カズにゃんこ「!!?ゾク(恐怖する音)」

懲りずにバジは、また刑期を終えたら・・・さっさとカズにゃんこの
元に戻って来た。
カズにゃんこの恐怖は、まだまだ続く・・・?

ブラックコスモ「へっへっへ〜、今日は、ケイスケを悪人にしてやったモ〜♫これで悪エネルギーをまた吸収!
美味しかったモ〜。」

恐怖は、これで終わった訳では無く、まだまだ続くのだ。


続く。

634:影虎◆Vs hoge:2023/09/13(水) 16:11 ID:bFc

設定説明します。

前回と登場する人物は、さほど変わりませんが・・・
新たにオリジナルキャラの「マナブ」と言うキャラが
今回、登場します。
この人物は、ここでのオリジナル・暴走族グループ「海王(かいおう)」と、言う名に属してる人物です。

東卍の三ツ谷も少し登場します。(高校生設定)

今回は、タイムリープありで
ホワイトコスモも出ます!

前回の続きの第二弾です。
喧嘩も、ややあったりするんでアクションもお楽しみ下さい。
では、説明は終わりにします。

635:影虎◆Vs hoge:2023/09/14(木) 08:26 ID:bFc

タイトル【東京リベンジャーズ〜カズにゃんこ編2〜】

女性スタッフ1「バジ君!出所おめでとう〜!」
ケイスケ「ありがとう。」
女性スタッフ1「カズにゃんこに、頼まれてかくまって、あげてたって?」
女性スタッフ2「それなのに、刑務所に1年とか、酷いよねー?」
ケイスケ「カズにゃんこを守る為なら、これくらい。」
カズにゃんこ「フルフル(体が震える音)」
女性スタッフ3「バジ君、優しいよね!?」
女性スタッフ1「カズにゃんこ、震えてるよ?どーしたの?ほら、バジ君、戻ってきたよ?」
カズにゃんこ「な、何でもないにゃ(怯える)」

昼休み。
カズにゃんこと女性スタッフだけがいて、ケイスケはいない状態。

カズにゃんこ「皆、本当はカズにゃんこ・・・バジさんの家でっ・・・!?」

「コンコン(ドアをノックする音)」

カズにゃんこ「!?」
ケイスケ「あれ?何か・・・俺の名前言ってる?何?何の話してるの?俺も一緒に聞きたいな?カズにゃんこ❤」
カズにゃんこ「ばっ(汗バジさんの家で、かくまってもらってた時、すごく優しくしてもらってたにゃん!(嘘))」
女性スタッフ1「そ〜なんだ?良かったねー!」
女性スタッフ2「バジ君、優しいもんね!?」
女性スタッフ3「カズにゃんこの味方だもん!」
カズにゃんこ(どうしようっ・・・本当の事を言うの、やっぱり怖い!誰も信じてくれないかもしれないにゃん!やめよう・・・。)

バジが今回、戻って来たのはいずれは、カズにゃんこと
監禁では無く、結婚をしたかったからだった。

女性スタッフ1「そーいえば、バジ君って中学の頃
どんな感じだったの?」
ケイスケ「(ヤベェ、暴走族やってるとは、言えない。
よし、ここは・・・。)いやぁ〜、中学の頃はよくヤンチャなガキで、バカやって遊んでたよ!」
女性スタッフ1「へぇ〜、そうなの?ガリベンっぽく見える。」
ケイスケ「もちろん、その後は真面目に勉強もやってたよ?」
カズにゃんこ「・・・・・・。」
ケイスケ「眼鏡なんかも、かけちまったりして?」
女性スタッフ2「え〜?卒業アルバムのバジ君、見たーい!?」
女性スタッフ3「今度、見せて〜!」
ケイスケ「(中学の頃は、留年しちまったから、真面目に成らざるおえなかった。)携帯にある。中学の頃の写真!これ!」
女性スタッフ1「えっ!?これ、バジ君!?」
女性スタッフ2「本当にガリ勉〜!」
女性スタッフ3「ふふ(笑)思ってた通り〜。」

バジが女性スタッフに見せたのは、眼鏡をしてて頭も、真面目なスタイルになっていた頃の写真。

ケイスケ(スタッフの面接でも、眼鏡かけていったからなぁ〜。さすがにヤンキーです、なんて言えるかよ。)

その夜、マイキー達の方ではーーーー・・・。

マイキー「東卍オフ会!ん?バジがいねーな?バジは、どうした?」
千冬「それが・・・今日もアイドル・カズにゃんこのスタッフの仕事で来れない、と。(汗)アイドルは、テレビで
引っ張りだこで休みがないんだと。」
タケミチ「CMでは、どこのチャンネルもカズにゃんこだらけっス。音楽チャンネルとかも。スタッフのバジ君も、大変なんスね!?」

636:影虎◆Vs hoge:2023/09/14(木) 09:02 ID:bFc

三ツ谷「俺等も東卍チャンネルって、ヤンキーである正体は、隠して
やってるけどな。こんなの、やりましたコ〜ナ〜つってな?」
タケミチ「ヤンキーって最初から、バラしちゃうと周りからのイメージ悪いんスよね(笑)じゃ、マイキー君。今日もバジ君は抜きで、東卍チャンネルやりますか?」
マイキー「あぁ、じゃあ・・・今日は、スケボー初めてやりました、な?皆で、やんぞ?」

ここのホワイトコスモが創った、世界のルールでは
さほど年齢は、関係なく結婚出来る。
「結婚書」と言って、本人の同意しました、のサインは必要だ。
そこには、◯◯さんと結婚したいの表記の下に本人サインとして、
手形を押す。(印鑑でも可能)
これで成立するのだ。
だからこそ、バジもカズにゃんこと両思いになる必要がある。

かつての東卍は、マイキー達が中学を卒業するまでは、主に喧嘩主体グループだった。

回想

マイキー「もう、三年は卒業だな。皆に話したい事がある。
喧嘩主体だった東卍は、これからは生まれ変わる!
これより、東卍はユーチューブを使った、チャンネルグループだ!」
タケミチ「主にチャンネルで、何やるんスか?」
マイキー「東卍メンバーがやってみた事ないのを、始めるコーナーだ。」
千冬「いいですね!?」
マイキー「リクエストあったら、どんどんやっちまうぞ!?もう、大人になりてーからな?その為には、これがいい。」
タケミチ「マイキー君(泣)これからも、メンバーは変わらずっスね!?(笑)」

回想終了

東卍チャンネルでは、これまでも料理コーナーや、マシュマロキャッチコーナーや、千冬のオススメ!漫画コーナーや、三ツ谷ファッションデザイナーコーナーや、リスナーからのリクエスト曲歌うコーナーをやった。

リスナーとの間でのリクエストにも応じながら、楽しめるチャンネルを目指した。
当初は、バジも参加していたが、カズにゃんこの仕事スタッフをしてからは、東卍チャンネルに出なくなった。

「ブォオオ(ケイスケの車が走る音)」

ケイスケ(もう、夜の10時か・・・。)

カズにゃんこの家に到着。

ケイスケ「カズにゃんこ、今日もお疲れ様。これ・・・、」
カズにゃんこ「!」
ケイスケ「プレゼントだよ🎁」

「パカッ(蓋を開ける音)」

カズにゃんこ「黒の鈴のイヤリングにゃんっ!?」

637:影虎◆Vs hoge:2023/09/14(木) 09:25 ID:bFc

カズにゃんこ「これ・・・欲しいと思ってたヤツ?何で・・・分かったのにゃん??言ってないのに。」
ケイスケ「好きな相手の欲しいもんなら、大体分かるよ(笑)喜んでくれた?君の笑顔が見たくて。ニコ(笑顔)」
カズにゃんこ「うん!嬉しいにゃん。ありがとっ!?またねー?」

「タタタッ(イヤリングを両手に持ちながら、無邪気そうにカズにゃんこが走り出す音)」

ケイスケ「またねー。カズにゃんこ?」

カズにゃんこの家。
さっそく、つけてみる。

「リン(イヤリングの鈴が鳴る音)」

カズにゃんこ「うんっ!?いい感じになった🎵(カズにゃんこ・・・バジさんが怖い人なのか、優しい人なのか、・・・よく分からにゃい。)」

次の日。

「ザッザッ(雑草を踏む音)」
「ガッ(建物の開いてる窓から手をかける音)」

カズにゃんこの楽屋に忍び込もうとする、男が・・・・・・

謎の人物(世の中、どいつもこいつもうぜぇんだよ!?消えてなくなりゃいーんだ、クソがよ!?)

彼の名は、マナブ。
手には、小型包丁を所有。
今は、コロナ中なので、窓がよく・・・開いている。この男は、精神疾患を患っている。

マナブ(カズにゃんこの楽屋は、ここか!?) 

「カチャ(扉を開ける音)」

女性スタッフ1「え?誰っ!?」
女性スタッフ2「きゃぁあああああ!!?」
ケイスケ「ハッ!?」
女性スタッフ3「知らないっナイフを持った男が入って来たぁあああ!?」
カズにゃんこ「にゃっ・・・!??」
マナブ「カズにゃんこっ!?くたばれやぁあああ!?」

「ヒュ(マナブの小型包丁がカズにゃんこ目掛けて、近づく音)」

カズにゃんこ「にゃぁあああ!!?(目を閉じる)」

「ガッ(その小型包丁をケイスケが掌に受け止める音)」

マナブ「何だ?テメェっ・・・!?邪魔すんなやぁ!?」

「ググッ(小型包丁を掴むケイスケの音)」
「ファサ(ポニーテールしてた髪をバジがほどく音)」

ケイスケ「東京卍カイ・・・1番隊長・バジ ケイスケ」
カズにゃんこ「!??」

「ドガッバゴグギィ(マナブがケイスケに殴られ蹴られる音)」

マナブ(うっ・・・何だコイツ?つ、強ぇ?東卍つったら、ヤンキーじゃねぇか。)
女性スタッフ1「え?え?何起きたの!?」
女性スタッフ2「東卍カイって何っ!!?」
女性スタッフ3「バジ君だよねっ・・・!?まるで、別人みたいっ・・・。」
女性スタッフ1「バジ君って喧嘩出来るの!?嘘〜(汗)」

638:影虎◆Vs hoge:2023/09/14(木) 14:52 ID:bFc

ケイスケ「ハッガビーン(我にかえる音)」(しっ、しまったぁ〜〜〜!?やっやっちまったぁ〜〜〜!?つい癖が!?)あ、あ〜〜〜〜、実は中学の頃っ、よく喧嘩を売られる体質でっ・・・ボロにされんの惨めで、男は強くないとって思って、そんで俺の中学に喧嘩強いヤンキーいたから、喧嘩教えてもらうべく、弟子入りして強くなった。
そんで、喧嘩も売られなくなって、大丈夫になった所で今は、グループは抜けた!今も交流は、続けてるけどな!?」
女性スタッフ1「へぇ〜、そうだったんだ!?バジ君も、大変だったんだね?」
女性スタッフ2「でも、何か格好いいね!?」
カズにゃんこ「・・・・・・フルフル(震えてる音)」
女性スタッフ3「頼りになるよ〜!ウチら、女子は喧嘩出来ないから!?」
カズにゃんこ「た、助けてくれて・・・ありがとにゃんっ!?」
ケイスケ「うん・・・??」
女性スタッフ1「ねぇ?バジ君に惚れちゃった!?付き合って?」
ケイスケ「すみません。俺、スタッフの仕事したくて。恋愛しに来た訳じゃ・・・ないんです。」
マナブ(クソ!覚えてろよ!?東卍っ・・・(怒))

その後。マナブ、病院にて。
この男は、実はとある族の一人だった。
グループ名は、「海王(かいおう)」

マナブ「カタキ取ってくれやぁ!?東卍って、グループだ!?」
海王メンバー1「東卍?東卍つったら、聞いた事あんぞ?」
海王メンバー2「強いんだってな?マイキーってリーダー。」
海王メンバー3「勝てっかなぁ?」
海王メンバー4「何、卑怯な手使って、勝ちゃあいいんだよ!?」
海王メンバー2「少ない時を狙って・・・。」

そして、マイキーが千冬と二人でいた時。

千冬「はぁ〜〜(溜め息の音)なかなか、バジさんと会えない・・・。」
マイキー「飯でも食いに・・・ん?お、何だ?前から、後ろからもゾロゾロと(汗)」

海王メンバー1「俺らは、海王つー族や。」
マイキー「で?」
海王メンバー2「で、じゃねー(怒)テメェん所のバジ ケイスケに仲間が、ヤラれたんじゃ!?」
千冬「え?バジさんからは聞いてませんけど?」
海王メンバー3「ど〜オトシマエつけてくれんじゃ!?ゴラァ!」
マイキー「喧嘩は、もうやめ・・・、」

639:影虎◆Vs hoge:2023/09/14(木) 15:13 ID:bFc

海王メンバー1「逃げてもいいんじゃぞ?東卍は、100人にビビッて、逃げたってネットで広めてやる!?」
マイキー「逃げる(怒)って・・・言葉キライだっ!?(怒)」
千冬「マイキー君の背中は、守ります!二人でやりましょう!?」

「バゴッドガ・・・バキィ(マイキーと千冬が、二人して戦う音)」

30分後。

海王メンバー2「ま、マジかよ!もう20しか、いなくなった!?」
海王メンバー4「バケモンかよ、コイツらっ・・・!」

背中を敵に見せないのは、それが命取りになるから。
千冬も千冬で足手まといには、ならない為に。

千冬(卑怯な奴は、卑怯な手でくるんですよね。例えば、どっちかを脅しにかけるとか・・・?)

海王メンバー3「おい!?あっちの金髪の人質にとって、」
海王メンバー1「いや、駄目だ!コイツら守るのうめぇ!?隙を見せねぇ・・・っ!」
海王メンバー4「へっ・・・こんな時の為にバット持ってきて、良かったな!?」
マイキー&千冬「!?」
海王メンバー1「さすがにバットならいけんじゃろ!??」

「ドッドッドッガッ(複数のバットがマイキーの頭を打つ音)」

千冬「まっ・・・マイキー!!?」
マイキー「・・・・・・ツウ〜〜(頭から血が流れる音)」
海王メンバー皆「!?」
マイキー「・・・いってぇな!?(怒)武器使った事、後悔させてやんよぉ!!?」

「ヒュガッドゴッ(足首を相手の首〜肩めがけて、絡めて地面に頭を叩きつける音)」

その後も、マイキーは相手の体を踏み台にして、飛び上がり

「ガッビタン!ガッビタン!ガッビタン!(連続で複数の敵にも同じ技を繰り出す音)」

海王メンバー1「ばっ・・・バット食らって、何でまだそんなに戦えるんだよ!?こっ・・・コイツまさかっ!?」
マイキー「やんのかっ!?オラぁ!!?」
海王メンバー3「弱点ねーのか!?バケモンだろっっ・・・!!」
千冬(しかも、マイキーのこの足技は、相手の体を踏み台にしながらも、次から次の奴に、飛びかかる連続技だから、有利なんですよね。
複数相手にも。)

マイキー「ん?」
海王メンバー1「にっ逃げろぉ〜〜〜〜〜っ!!?」
マイキー「おい!?待てよっ・・・まだ、仲間くたばって、」
海王メンバー2「わぁああああああ!!?」
千冬「駄目ですね、逃げていきます。もう、戦う気、失せてしまったんじゃあ・・・?」

戦いに大事なのは、時に力より、恐怖を与える事でもある様だ。

640:影虎◆Vs hoge:2023/09/14(木) 15:36 ID:bFc

千冬「マイキー君、危ないんで手当しますよ?後・・・、もしもーし?今から伝える場所で、喧嘩がありました!はい、怪我してる人たくさん、います。今すぐ、急いで来て下さい!ピ(携帯を切る音)」
マイキー「・・・・・・。」
千冬「けっ、警察きちゃうっ・・・!?マイキー君、逃げますよ!?」

バジの元へ、千冬からメールが届く。

ケイスケ(ん!?ま、マイキーが入院!?何があった?)

この時ばかりは、女性スタッフに頼んで、仕事を休んでマイキーの元へ、急ぐ。

マイキー「よっ!」
ケイスケ「マイキーっ、それ!何があった!?誰にヤラれた!?」
マイキー「海王つーヤンキーグループ。めっさ、卑怯な奴ら。何でも、バジに喧嘩売られただの・・・なんだの。」
ケイスケ「!・・・(カズにゃんこ襲撃事件の男!?アイツっ・・・族だったのかよ!?)カズにゃんこを守る為に仕方なく、喧嘩しちまった!?本当にごめん!?マイキー・・・っ。お前らにまで、迷惑かけるつもりじゃ〜・・・。」
マイキー「別にいーよ。チームの問題は、チームが解決したって事で。」
ケイスケ「お詫びにこの・・・カズにゃん団子のお菓子を・・・」

「スッ(カズにゃんこの顔が、型どられたお菓子を渡す音)」

マイキー「帰れっ(怒)💢」
千冬「あっ、バジさんも来てくれたんだ!?久しぶりです。」
ケイスケ「ちっ千冬?来たのか。」
千冬「あっ!?それっ・・・カズにゃん団子のお菓子じゃないですか!?いいなぁ〜〜〜?」
ケイスケ「楽屋に置かれてたんだ。美味しいぜ?」
マイキー「千冬、食うならやんぞ?」
ケイスケ「何でだよ!?マイキー!お前にあげた奴だろうがっ!?」
千冬「じゃ、貰います。」
ケイスケ「千冬・・・(汗)」

東卍メンバーのチャンネルだけじゃ無く、カズにゃんこも自身のチャンネルを持っていた。

カズにゃんこ「カズにゃんこのなりきりチャンネルだにゃん!?🔔」

動画を配信中(リアルタイムで。)

カズにゃんこ「今日もファンがどれだけ、カズにゃんこになりきれてるかを、紹介していくよ?まず、一人目のファン・NO3・ももたんさん。
見てみて〜、これ💝耳のリボンの感じと耳下のイヤリングが、とってもキュート💗なりきり度は、80にゃん!」

次のファンからの画像が紹介される。

カズにゃんこ「次のファンは、NO15・ヨシカズさん!わぁ、すごぉ〜い!💗耳の色のリボンの色、同じにゃん!?耳下は・・・アレンジ?
なりきり度としては、50にゃんだけど、アレンジ度なら90にゃんいくよ!💝パチパチパチ(手を叩く音)」

641:影虎◆Vs hoge:2023/09/14(木) 15:55 ID:bFc

次のファンの画像に移る。

カズにゃんこ「次のファンはNO・20・ケイスケさん!
すごぉ〜い!?どこからどこまで、カズにゃんこのまんま💖
なりきり度は・・・100点にゃん!?服まで、同じの持ってるにゃん!(笑)よっぽど、カズにゃんこ見てくれてるんだね💗100にゃん
いったファンには、カズにゃんこからサインとカズにゃんこのパンを届けよ!バイにゃ〜ん!👋」

次の日、カズにゃんこの楽屋にて。

女性スタッフ1「ねぇ〜?バジ君、昨日のなりきりチャンネル、観た?」
ケイスケ「!」
女性スタッフ1「あれ、バジ君も出てたよね?可愛かったよ?(笑)」
ケイスケ「カズにゃんこの・・・ファン歴、長いもんで。つい、その・・・俺もやってみたいなぁ〜って。100点もらえて、サインとかパンも、貰えたんで満足です!」
女性スタッフ2「カズにゃんことバジ君って、お似合いだよねー?付き合えばいーのにっ・・・・・・。」

そんな人気アイドル・カズにゃんこだったがーーーー・・・
次の日、とある雑誌に衝撃の見出しがっ!!?
「カズにゃんこは元男の子!?衝撃の真実!!」

「ポト(ケイスケが読んでる雑誌を床に落とす音)」

ケイスケ「嘘・・・だろ?何だよ、これ・・・。カズにゃんこが元男の子って!?」

そこには、男の子だった写真まで、載せられていた。性別を変えて、その後・・・男の子になっていたと!?当時のクラスメイトも、カズにゃんこは「カズトラ」って名前だったと、バラしていた。
周りからは、早くも驚きと悲しみの声が寄せられる。

ファン1「ファンだったけど、元男の子とかショック。ファンやめる。」
ファン2「今は女でも、子供産めないって事だよな?結婚したいくらい好きだったけど、無しだな。」
ファン3「ごめん、元男の子って言うのが無理。」

特に男ファンからの失望が大きく・・・。

ファン4「別に性別とか、どーでも良くない?カズにゃんこは、カズにゃんこだよ!?」

女ファンは、庇ってくれる人も多かった。

カズにゃんこ「なっ・・・何これにゃん!?(顔面蒼白)何・・・で。」

テレビに出ているアイドルにとって、こういう話は、アイドルを続ける上では、かなりの大ダメージになる。
その後、カズにゃんこは家から、出て来なくなった・・・。

642:影虎◆Vs hoge:2023/09/14(木) 16:14 ID:bFc

女性スタッフ1「バジ君っ、大変なの!?カズにゃんこがっ・・・メールも電話も出なくて!?」
女性スタッフ2「ど、どうしよう!?」
ケイスケ「俺っ・・・カズにゃんこの所に行ってきます!」

慌てた様子で、バジは車でカズにゃんこの自宅へ向かう。

ケイスケ(ファンは、男が多いから・・・ライバルは、一気に減ったな。逆にこれ・・・カズにゃんこと両思いになれるチャンスじゃねーか?)

一方、コンビニではーーーー・・・

店員「ちょっと!やめて下さいよ!?」何すんですかっ・・・?店の雑誌を!?

「バッバッバッ(1箇所に雑誌を集める音)」

マイキー「よし、これで・・・全てだな?火ぃ点けろ。」

「ポィボワァアアア(雑誌が焼かれる音)」

店員「おっ・・・お客さん!?」
千冬「べ、弁償代の金です!?」
店員「えっ・・・(汗)」
マイキー「さ、千冬・・・。次は、別のコンビニの雑誌だ!?行くぞ。」

マイキー達、東卍はコンビニに売られている雑誌を、炎で焼きながら、歩いていた。

カズにゃんこの自宅にて。

カズにゃんこ「うっ・・・ううっ・・・(泣)」

「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」
「ガチャ(カズにゃんこが扉を開ける音)」

カズにゃんこ「!」
ケイスケ「カズにゃんこ、・・・あがってもいいかな?」
カズにゃんこ「・・・ぐすっぐすっ(涙)」
ケイスケ「あの、雑誌に書かれてある事って・・・?」
カズにゃんこ「ほ、本当だにゃん・・・。」
ケイスケ「今まで、隠してたのって!?」
カズにゃんこ「言うの嫌だったにゃんっ・・・!カズにゃんこは、女のまんまが良かったから。(泣)」 
ケイスケ「バレ・・・ちゃったね?これから、どうしたい?アイドルの仕事は・・・。女性スタッフは、皆・・・心配してたよ?」
カズにゃんこ「カズにゃんこっ・・・カズにゃんこは!もうっ・・・アイドルやめるっ!!?(涙)」
ケイスケ「やめる?そっか、後ろ・・・向いて。」
カズにゃんこ「!」
ケイスケ「アイドルの仕事は、続けなくていいから!その代わりっ俺と結婚して下さいっ!?」

「パカッ(指輪の箱が開く音)」

カズにゃんこ「カズ・・・にゃんこと結婚?何・・・で。だって、カズにゃんこは、子供産めないんにゃっ・・・!?同じ結婚生活は出来なっ・・・。」
ケイスケ「それでもいいんだっ!?」

643:影虎◆Vs hoge:2023/09/14(木) 16:28 ID:bFc

ケイスケ「君とっ・・・君と一緒にいられるなら!俺はっ・・・それで幸せだからっーーーー・・・(涙)」
カズにゃんこ「金の鈴の指輪!?嬉しいっ!?(きっと、結婚したいって言うの・・・この人しかっ・・・!?)」
ケイスケ「・・・?」
カズにゃんこ「分かったにゃん!?よろしくにゃん🎵💗」
ケイスケ「本当にっ・・・??(笑)」

そうして、その後はーーーーカズにゃんこは、テレビにて
アイドルはやめる。
そして、結婚すると、会見した。

周りのファン達は、結婚に驚く者が多かった。

いつから、恋愛していたのか?と・・・。

ファン5「カズにゃんこって、いつから恋愛してたの!?」
ファン6「そんな話、してなかったよね??」

楽屋にて。

女性スタッフ1「バジ君!?カズにゃんこと、おめでとう!?」
女性スタッフ2「すっごくお似合いだよ!」
ケイスケ「ありがとう。」
女性スタッフ3「二人で幸せになってね!?」
ケイスケ「君達スタッフは、これからどーするの?」
女性スタッフ1「私達は、カズにゃんこメイドカフェで、今度は仕事するよ!」
女性スタッフ2「ね?」
ケイスケ「そっか、なら良かった。」
女性スタッフ3「メイドにたまに、二人で遊びに来てね!?」

そして、バジとカズにゃんこの結婚式。
もちろん、東卍メンバーも呼ばれたーーーー・・・
マイキー&千冬&ドラケン&タケミチ&三ツ谷&ぱーちん等等。
女性スタッフも来ている。

ケイスケ「皆、今日は・・・来てくれて、ありがとう。最高のメンバーと会えて幸せだ。この度、カズにゃんこと結婚します!!皆にも、幸あれ!!?」

ウェディングドレスの姿のカズにゃんこがいる。
指には、あの鈴の指輪がはめられている。
そして、結婚式は終わりーーーー・・・。

ケイスケ「ここが、俺達の新しい家だよ!?」

鈴の形をしたドーム型の丸い家。色は、ホワイトだ。

そこで、二人は幸せに生活してゆく・・・が?

644:影虎◆Vs hoge:2023/09/14(木) 16:40 ID:bFc

マナブ「バジっ・・・ケイスケ!?」
ケイスケ「ハッ、クル・・・(振り返る音)」

「パァン(ケイスケが銃に撃たれる音)」

ケイスケ(う・・・そ、だろ・・・?コイツ・・・あん時の・・・!?)
マナブ「ニヤ(笑う音)」
カズにゃんこ「どっ・・・どうしたのにゃん!?」
ケイスケ「くっ・・・来んなぁああああ!?カズにゃんこっ・・・!?」
カズにゃんこ「えっ・・・?」

「パァン(カズにゃんこも撃たれる音)」

ケイスケ「かっ・・・カズ・・・にゃんこっ・・・。」
カズにゃんこ「!」

「パタ(カズにゃんこが倒れる音)」

マナブ「へへっ!やっと二人殺せたぜ!?幸せになんかさせるかっての!?(笑)」
ケイスケ「カズ・・・にゃんこっ・・・?」

バジは、倒れるカズにゃんこの元に体を引きずりながら、近づく。
手を伸ばし・・・カズにゃんこの手に触れる。

ケイスケ(何でっ・・・こうなっちまったんだろう!?あん時に、この男殺して置いた方が良かったのか!?)

次、目覚めた時にはーーーー・・・

ホワイトコスモ「ココは、コスモステーションだモ〜♫」
ケイスケ「え?俺は、死んだはずーーーー・・・。(汗)」
ホワイトコスモ「選択を選ぶモ!新しく輪廻する?それとも、リープする?」
ケイスケ「じゃ、じゃあ!?リープの方で!!」

死ぬ3時間前に戻る。

ケイスケ「かっ、カズにゃんこ!?今からココを早く出るぜっ!デート行こう!」
カズにゃんこ「な、何でいきなりにゃん!?(汗)」
ケイスケ「いいからっ・・・!!」

こうして、俺は・・・カズにゃんこを守るべく、リープしながら生きる事になった。



続く。

645:影虎◆Vs hoge:2023/09/15(金) 07:59 ID:bFc

タイトル【東京リベンジャーズ〜カズにゃんこ編3〜】

リープは、したもののマナブは、二人を始末するべく、二人の新居にスタンバイしている。

マナブ(いつ、帰って来るんだ!?クソッ!)

マナブは、あの1件以来、海王から追い出されていた。

マナブ(全部っアイツらのせいだ!?上手くいかなったのも、そーだ!?アイツらのせいでっ・・・。)

ケイスケもマナブの件を考えると、新居にはデートに出たまま、戻れずーーーー・・・

カズにゃんこ「?」
ケイスケ「そーだ。(メールで、マイキー?助けてくれ。新居に銃持ったヤバいが奴いる。)」

メールを確認したマイキーは・・・

マイキー(銃持ったヤバい奴?よし、タケミッチに・・・。バジの新居近くに銃持ったヤバい奴がいる。ナオトに頼めねぇか?)
タケミチ「(マイキー君からだ。ナオトにその件、伝えてっと。)ナオト?メール見たか?今から、バジ君の新居の住所に行って来て欲しいんだ。」

電話で、そう伝えるタケミチ。
ナオトは、バジとカズにゃんこの新居に足を運ぶ。
相手が銃を持っていると言う事で、顔にも強化ガラスを取り付け、銃を持ちスタンバイ。

ナオト「(何処だ?いた・・・あの男か!?)そこの君っ!?何しているっ!?じっとしていなさい!」
マナブ「!ヤベっ・・・サツだ!逃げろっ・・・!?」

「パァン(マナブがナオトに銃を撃つ音)」

ナオト(くっ・・・撃ってきたな?正当防衛で・・・、)

「パァーーーーーン!(ナオトが銃をマナブに撃つ音)」

マナブ「うっ・・・!?」

こうして、マナブは警察へ・・・・・・。

ナオト「何故っ、町人が銃を持っている!?違法だと知ってるはず。」
マナブ「くっ・・・売ってもらったんだよ。ネットの奴にっ・・・!?」
ナオト「相手の名前はっ・・・?」
マナブ「明司 タケオミ?」
ナオト「!明司タケオミ・・・?この男の名は、ヤンキーグループの梵天(ぼんてん)のリーダーの兄の方か。
女リーダー・センジュとハルチヨもいる3兄妹。」
マナブ「つっても、そいつの話だと、名だけ嘘って言ってるから、本名までは分かんねーよ。銃も直接、受け取ったんじゃなくて、荷物として自宅に郵便で届いた。」

646:影虎◆Vs hoge:2023/09/15(金) 08:17 ID:bFc

ナオト「名だけ、知り合いのを使っている?」

だが、ナオトが調査してもタケオミの知り合いから、怪しい人物を見つけ出す事は、出来なかった。

ナオト(未だに分からずじまいだ。薬物の売り買いにも、ネット上では、この男の名が使われている、と言うのに・・・。)

一方、無事にバジとカズにゃんこは新居に戻る。

カズにゃんこ「あっ!あれっ・・・?何か、血みたいの出てきたにゃん!?」
ケイスケ「!股の下から、何だっ?何かの病気かっ!?マズイ!病院へ、行こう!カズにゃん(汗)一緒に行くから?俺もーーーー・・・。」

病院にて。
すると、女の先生は・・・。

女医「月経です。」
ケイスケ「何の・・・病気ですか?それは。」
女医「女の体なら、必ずくる現象ですよ(笑)」
ケイスケ「では、病気じゃないんですね。良かったぁ〜。」
カズにゃんこ「にゃにゃあ〜(笑)」

ほっとした様子の二人。

新居に戻り・・・。

ケイスケ「けど、おかしいな?月経って、妊娠出来るんじゃあ?」
カズにゃんこ「!あの・・・実はね、信じてもらえないかもしれないけど、一度、二人、死んでるにゃん!?その後、コスモって言うのが現れて、この体にしてくれたにゃん!」
ケイスケ「!(それ、じゃあ・・・あの記憶・・・俺の気のせいじゃねぇ!?)同じだ。俺もコスモって奴に会ってーーーーつっても、この話を皆に言うのは、やめよう?信じてもらえない。」
カズにゃんこ「分かったにゃん!」
ケイスケ「でも、ヤベェよな?待てよ?これで、二人の間に子供出来たら、何って会見すれば、いいんだ?元男の子のはずなのにって。(汗)」

バジは、携帯でカズにゃんこの元男の子の情報を、調べたがそこには何故か、その件のワードが出てこなくなっていた。

ケイスケ(あれっ・・・??)

その別の日。
バジは、マイキーと会っている。

ケイスケ「なぁ?マイキー、カズにゃんこが元男の子って件・・・、」
マイキー「は?何言ってんだ?カズにゃんこは女の子だろっ!?」
ケイスケ「つ〜内容の夢を見たんだ。」
マイキー「ビックリした、夢かよ!?」
ケイスケ(やっぱり、そうだ。この世界、元男の子だって、話が完全に消えてんだよなーーーーだから、もう大丈夫だ。)

647:影虎◆Vs hoge:2023/09/15(金) 08:38 ID:bFc

一方、タケミチは、ナオトと一緒にいる。

タケミチ「何に悩んでるんだ?ナオト。」
ナオト「それが、事件の事で・・・・・・。以前、カズにゃんことバジの新居で捕まえた、マナブって男から聞いた話ですが、調べていた時
銃の受け取った話になった時、その相手が明司タケオミって人物なんですが、そいつは本名じゃないと。タケオミの知り合いを調べても、怪しい人物を見つけ出せなくて。」
タケミチ「それ!マイキー君のお兄さん・真一郎の知り合いじゃ!?」
ナオト「知ってる男ですかっ!?」
タケミチ「知ってるも何も、ブラックドラゴンのNO2をしてた人!」
ナオト「では、その真一郎さんに、聞いてみてくれませんか?タケオミが過去に何か、犯罪をしていた事は無いか?と。現在も。」
タケミチ「いいけど、何で?」
ナオト「友人になら、こーいう話もポロリと喋ってる場合があります。特に古くからの友人なら・・・。」
タケミチ「そっか、手がかりのヒントには、なるよな?分かった、聞いておくよ!」

タケミチは、真一郎にその話を伝えたがーーーー・・・

真一郎「そんな話、アイツからは一度も聞いてないぞ?何でそんな事、聞いてくるんだ?アイツの・・・。」
タケミチ「彼女の弟、ナオトは警察で、今事件を調べてるんスよ!そこで、明司タケオミのネームがネット上では、使われてるだとか?で。」
真一郎(タケオミの犯罪絡み?・・・長く付き合っているが、そんなの信じられない。よし、アイツを呼び出して聞いて、やってたらその時は、刑務所に・・・。)

タケオミは、過去にヤンキー・ブラックドラゴンNO2をしていたが、今は、梵天という名のグループを結成している。
リーダーは、妹のセンジュ。NO2は、ハルチヨ。NO3は、タケオミがしている。何故?梵天が結成されたかと言うとーーーー・・・

タケオミには、借金があった。
何とかしたかったが・・・グループを新しく創りあげると、裏では
銃の売り買い。薬物の売り買いで稼ごう!と、思いついた為だ。

回想

タケオミ「センジュ、新しく・・・グループ作らないか?昔、ブラックドラゴンだったが、他より強い誰にも負けないグループを、今度は家族で!?」
センジュ「ジブン、東卍ってヤンキーとやってみたい!?いいな、強くなるっ!?」
タケオミ「ハルチヨ、お前はNO2をやりなさい。」
ハルチヨ「えっ・・・?何だよっそれ!?センジュが上とか、ふざけるなよ!?(怒)」
タケオミ「ハルチヨ、兄の命令が聞けないのか??弟のクセして。」

648:影虎◆Vs hoge:2023/09/15(金) 09:06 ID:bFc

ハルチヨ(大体、いっつもそうだ!タケ兄はセンジュばっかり、特別でっ・・・こっちには!?そんなに妹のが可愛いのかよ!うんざりだぜ。)
センジュ「よ、・・・よろしく。は、ハル兄っ・・・。」
ハルチヨ「・・・・・・(無視)」
タケオミ「ちゃんと、返事しなさい。ハルチヨ、リーダーはセンジュだ。あまり、怒らせるな?分かっているのか?さっきから・・・。」
ハルチヨ「あ〜〜分かったよ(怒)よろしくな!💢」
センジュ「怒ってる声だ。」
タケオミ「全く・・・(汗)」

回想終了

その頃、真一郎の方ではーーーー・・・

真一郎「マイキー、今日はタケオミの所に行ってくるから!」
マイキー「兄貴っ!?(だけど、兄貴は・・・この日何故か、俺とエマの元には、帰って来なかった。)」

何があったかと言うとーーーー・・・
回想

タケオミ「話とは、何だ?」
真一郎「お前さぁ、もしかして犯罪とかしてないよな?」
タケオミ「!」
真一郎「もし、してたらやめろよな?俺はな、タケオミ・・・センジュやハルチヨ、家族がいて、悲しい思いさせて、1番辛い思いをするのは
誰か考えた事あるか?だからな・・・、」
タケオミ(何故、知らないはずの真一郎から、その件が出る?まさか、警察がコイツの元に来て、こっちの情報を探っているのか!?
だとしたら、このまま家に戻るのはマズイ。よしらならば・・・こうなったら真一郎を・・・!)

「チャカ(タケオミが真一郎に銃を向ける音)」

真一郎「!!た、タケオミ!??」
タケオミ「真一郎、一緒に来てもらおうか。でなければ、撃つ。」
真一郎(俺が死んだら、マイキーやエマ達が悲しむ・・・ここは、従おう。)

回想終了

次の日、マイキーの携帯に真一郎から、メールがきた。

マイキー「タケオミと話したら、こっちの誤解だと分かり仲直りした?二人で旅行しに行ってくる??しばらく、戻らないって・・・(汗)」

「チャチャチャチャ〜(携帯の着信が鳴る音)」

マイキー「あ、もしもし?兄貴かっ?バイク店は、ど〜すんだよ!?」
真一郎「マンジロウ、お前が代わりにやってくれ。手伝ってたから、分かるよな?後、タケオミがハルチヨも手伝わせるってさ!だから、二人で頑張ってくれ、じゃ。」

「ピ(真一郎が電話を切る音)」

真一郎「言ったぜ、タケオミ?これで満足か・・・?」
タケオミ「あぁ、満足だ。それでいい・・・・。」

タケオミは、銃を引っ込めた。

649:影虎◆Vs hoge:2023/09/15(金) 14:42 ID:bFc

その後、タケオミと真一郎は色んな所を転々とした。
センジュの元にも、同じ内容の電話があった。

センジュ「!旅行っ!?もしもし?明兄っ、何で遠くへっ!?いつになったら、戻って来るんだ!?」
タケオミ「まだ、考えていない。」
センジュ「ジブン、ハル兄と一緒は嫌だっ!すぐ帰って来てくれ!?」
タケオミ「どうした?センジュ。そんなにハルチヨがキライか?」
センジュ「キライだっ!?だから、戻って来てくれ(泣)」

「ポタ・・・ポタ(センジュが涙を流す音)」

タケオミ「すぐには、無理だ。ハルチヨには俺から言っておく。」
センジュ(だって・・・だって、ハル兄は、ジブンをっ・・・!?)
ハルチヨ「話、聞いたぜ?タケ兄・・・帰って来ないんだってな?」
センジュ(ジブンに酷い事するからっ・・・!?)

「ガン!(バットでセンジュを殴る音)」

センジュ「うっ・・・!?」
ハルチヨ「丁度いーや。久々にやってやるよ!センジュ?タケ兄が可愛がってるお前を、1番傷つけてやる!?」
センジュ「・・・・・・っ、!」
ハルチヨ「どーだ?久々だもんな。」
センジュ(最悪だっ!こーなるから、嫌だったんだ!?だから、ハル兄なんかキライなんだっ・・・!
ジブンは、ハル兄より、明兄の方が好きだ。こんな事・・・しないから。)
ハルチヨ「ヤラれる側よりは、やる側の方が気持ちいい。タケ兄にヤラれてる時よりかは・・・ハハハ!(笑)」

回想

タケオミ「ハルチヨ!?お前が悪いんだからなっ?いつもミスばかりしてっ・・・!だから、俺はお仕置きとして、こういう事をしないと、いけなくなるんだっ!?」
ハルチヨ「(あ〜〜〜〜〜もう、聞き飽きたんだよ。それは。それしか言えねーのかよ??もう何も感じねーんだよ、クソがよっ・・・。)」

タケオミは、躾と称しての酷い性暴行をハルチヨにしていた。

回想終了

一方、タケオミと真一郎はーーーー・・・

真一郎「タケオミっ!?もうっ・・・こんな事やめろって!?自首すれば、少しは軽くなるっ・・・、」

「チャカ(拳銃を真一郎に向ける音)」

タケオミ「いいか?真一郎。逃げるにも、金が必要だ。お前の分も引き出せっ!?」
真一郎「わ、分かったよ、やればいいんだろ!?やればっ・・・!」

650:影虎◆Vs hoge:2023/09/15(金) 14:57 ID:bFc

それから、一週間。

タケオミ(逃げるだけでは、駄目だ。では、どうする?そうか、この事件の主犯を・・・全て真一郎にしてしまえばいいっ!そうなれば、俺の罪は、軽くなる。)

崖にタケオミは、真一郎を誘い込む。

タケオミ「今から、こちらの言う通りに書け!でないと、ハルチヨ使って、マイキーを死なす!エマも!」
真一郎「!な、何って書けば・・・?」

真一郎の手紙内容「マイキーへ。 こんな事になってごめんな?事件の主犯は、俺なんだ。タケオミには、無理やり付き合わせて、売り買いする様に命じてた。全部・・・俺の罪だ。」

タケオミ「これから先は、お前の好きな様に書け!?伝えたい事を。」
真一郎「!」

真一郎の手紙の内容(続き)「こんな駄目な兄貴で、ごめんな?俺が死んでもお前らだけは、幸せでいてくれ。それが・・・俺の幸せだ。真一郎より。」

「ポタ・・・ポタ・・・(真一郎の涙の音)」

真一郎「これで・・・いいのか?タケオミ(泣)」
タケオミ「そこから、飛び降りろ。」

「バッ(真一郎が崖下に飛込む音)」

タケオミ「・・・・・・・・・・・・。」

真一郎(マイキー、エマ・・・。)

「バッ(タケオミが真一郎の携帯も投げ捨てる音)」

崖の下は、海になっている。
まず、助からない。

それから、タケオミは地元へ戻った。
テレビのニュースでは・・・・・・

リポーター「今日、崖下の海から、死体が発見され身元は、サノ 真一郎さんだと分かりました。」

マイキー「なっ、何で・・・だよ。(顔面蒼白)兄貴っ!?」
リポーター「崖上の手紙からは、本人のモノと思われる字で?遺書らしき、ものまであります!」
マイキー(兄貴がっ・・・俺を残して死ぬはずがねぇ!?)

その後、タケオミは警察へ自首。
罪は、軽く済む。

エマ「お兄ちゃ〜〜〜〜ん!?(涙)お兄ちゃ〜〜〜〜ん!(涙)」

エマとマイキーは、真一郎の死体と対面していた。

651:影虎◆Vs hoge:2023/09/15(金) 15:16 ID:bFc

タケオミは、銃の売り買いと薬物の件で2年の罪で済んだ。
主犯では、無い為だ。
真一郎の罪なら、10年だった。

真一郎の死亡から、2年・・・。タケオミは、出所した。
マイキーとハルチヨは、二人でバイク店を、続けている。

一方、バジとカズにゃんこはーーーー・・・

カズにゃんこ「お腹に赤ちゃん出来たにゃん!?」
ケイスケ「俺とカズにゃんこの子が!?これから、家族・・・増えるんだな。男なら、リョースケ、女ならカズみんにしよう!?」
カズにゃんこ「いいにゃん!!🎵」

二人は、幸せだが、こっちではーーーー・・・

マイキー「もう、2年か。兄貴が死んだの嘘みてーに実感がねぇ。」
ハルチヨ「その件だけど・・・、あれ、きっと・・・タケ兄の嘘だぜ?」
マイキー「はっ・・・!?」
ハルチヨ「アイツは、そんなヤベェ奴だ。自分の弟に性交するクズだぜ?本当、ヤバい奴。」
マイキー「それ、本当か?」
ハルチヨ「誰も信じねーけど、タケ兄の怖い一面は、よく目の前で見てる。毎度の事で麻痺る。どーしてあんなクズのする事は、許されて
こっちの罪は許されないのか・・・。世の中、おかし過ぎねーか?」
マイキー「・・・・・・っ!?」

マイキーは、タケオミの家にやって来た。

タケオミ「話とは、何だ?」
マイキー「チヨに、酷い事してるんだって?裏でそんな事する奴、信じられるかっ!?兄貴の事も脅してたんじゃねーか?」
タケオミ「(ハルチヨが言ったのか、あのバカ。後で、お仕置きだな!?)
マンジロウ、記憶喪失なんだろ?」
マイキー「は?」
タケオミ「何故だか、知りたくないか?」
マイキー「さっきの質問に答えろよっ!!」
タケオミ「それはなぁ、真一郎がお前を性交していたからだ。」
マイキー「なっ!?(顔面蒼白)嘘つくな!兄貴がそんな事、するわけねー!?」
タケオミ「嘘なもんか。現に記憶が抜けてるのは、ショックからだ。俺と真一郎だけが知ってる秘密だ。」
マイキー「!!」

タケオミの目的は、マイキーの心にショックを与え、自ら、絶望して死なす方向に向けたいから。

マイキー「上等だぁ!!?(怒)テメェ死なせて俺も死んでやるっ!?💢」

「ヒュ(マイキーがパンチをする音)」

ハルチヨ(マイキーの奴、完全にキレてる!?今、止めに入ってもさすがの力の差じゃ・・・無理だ。)

652:影虎◆Vs hoge:2023/09/15(金) 15:41 ID:bFc

センジュ「明兄に何するんだっ!?」 

「バッ(センジュが二人の間に入る音)」

タケオミ「!センジュ。」
マイキー「邪魔だぁ!?どけっ💢そいつ、ブッコロス!?」
センジュ「駄目だ!明兄は、傷つけさせない!?」

タケオミは、その隙にトイレに逃げ込むと・・・・・・

タケオミ「もしもし?警察ですか?知り合いが、暴れています!今すぐ来てください!?妹もヤバそうで・・・、」
ハルチヨ(ヤバい!サツ呼ばれてる!?今、マイキーが刑務所に入るのは、ごめんだぜ。急いでここを、出ねーと。(汗)」

「がしっ(ハルチヨがマイキーの手を引っ張る音)」

ハルチヨ「マイキー!?出んぞ!?サツが来る!!」
マイキー「まだっ、アイツ殺せてねー!??💢」
ハルチヨ「いいからっ・・・外出んだよ!?」
センジュ「はっ・・・ハル兄!?」

「ダダダ〜(ハルチヨとマイキーが逃げる音)」

センジュ「明兄っ・・・!二人とも、いなくなったぞ!?」
タケオミ「センジュ。今から、この家を出よう。」
センジュ「えっ・・・?」
タケオミ「マンジロウは、真一郎を失い、こちらが何故、兄貴の死を止めれなかったのか、恨んでいる。危険な中、関わらない方がいいだろう。」
センジュ「はっ・・・ハル兄はどうするんだ?」
タケオミ「アイツは、平気だ。マンジロウと仲がいい。さすがに仲のいい、ハルチヨには手を出さないだろう。行くぞ。」
センジュ「・・・・・・。」
タケオミ「(それに、ハルチヨが性交の件を喋ったら、警察にまで喋られると、こちらがマズイ。ここは、何も知らないセンジュと二人がいいだろう・・・。)」

その頃、マイキーとハルチヨは・・・。

ハルチヨ「マイキー!頼むっ!?かくまってくれ!?怖いんだ!?タケ兄が!?あの家に戻りたくなくてっ・・・。」
マイキー「いいぜ?」

ハルチヨは、それからマイキーの元に泊まっていたが、サノ家にある荷物が届く。
 
マイキー「タケオミから・・・?何だ?」
ハルチヨ「あっ!こん中の俺の私物だ!?けど、何で・・・?」

タケオミから、ハルチヨにメールが届く。 

ハルチヨ「これからは、マイキーの元で生きていきなさい?二人で仲良くやるんだぞ?な、何だそりゃ?ま、まさかーーーー・・・。」

二人が行った頃には、明司家は、もぬけの殻になっていた。
タケオミと、センジュは忽然(こつぜん)と、消えた。

マイキー&ハルチヨ「ぽかーーん。」

その後は、電話もメールも変えられたのか?繋がらない。
梵天は無くなったが、新しく「曼荼羅(まんだら)を創る。偽名も使い、久遠(くおん)➡センジュ。昴(すばる)➡タケオミと名乗り、センジュは、右目を、覆い隠し包帯も顔半分、見えなくさせて。女とバレなくする為、声は出ない設定。NO2の昴が代わりに話しをする側だ。」

一方、バジとカズにゃんこは、半年後・・・赤ちゃん・双子が産まれた。

カズにゃんこ「双子だったにゃん!嬉しいにゃん🎵🎵」
ケイスケ「一気に家族、増えたぜ〜♫」

653:影虎◆Vs hoge:2023/09/16(土) 09:02 ID:bFc

カズにゃんこは、猫型人間なので、妊娠出来る年齢が通常の女性より早い。
その為、小学生でも出産可能だ。

カズにゃんこ「カズにゃんこ、なりきりチャンネル〜🎵アイドルは、辞めたけど、チャンネルは続けるよ!ファンの皆との交流は、これからも大事にしたいと思ったからにゃん🎵🎵」

チャンネルも、変わらず続けている。
その頃、タケオミとセンジュはーーーー・・・ホテルを転々としていた。

センジュ(ジブンは、明兄が恋愛相手としても、好きだ。何とか、その気にさせたいから、お風呂上がりに・・・。)

緊張しながらも、ワザとセンジュは、裸のままタケオミの前に姿を見せる。

タケオミ「!せ、センジュ!?どうした??その格好では、風邪ひくぞ?」

「ファサ(タケオミがセンジュにタオルをかける音)」

センジュ「💢」

「ギュ(センジュが後ろから、タケオミに抱きつく音)」

タケオミ「!・・・センジュ。そうか、そんなに寒かったか、兄さんが温めてやる。」

「ギュム(タケオミがセンジュを抱きしめる音)」

センジュ(ち・が・う!💢💢)
タケオミ「?」
センジュ「明兄のバカぁあ〜〜〜〜〜!!?💢」

「ボグゥ(センジュがタケオミに顎アッパーする音)」

タケオミ「ぐっ・・・!?(な、何故っ・・・怒ってるんだ!!?(汗))」

その日の夜、ベッドでタケオミが寝ていると・・・

センジュ(寝込みを襲撃だっ!?)
タケオミ「んん??」
センジュ「(もう、無理くり性交してやる!!)」
タケオミ「センジュ!?何しているんだ?止めなさい!」
センジュ「ハァハァ・・・!」
タケオミ「・・・。(何故だ?そうか。考えてみれば、センジュも女。性に興味を持つ年頃だ。恋人もいない。)」

654:影虎◆Vs hoge:2023/09/16(土) 09:22 ID:bFc

タケオミ「性欲が辛いんだな?兄で良ければ、いつでも相手になってやる。」
センジュ「(まだ、恋愛感情に気づいてない!??)明兄のバカぁ〜〜〜〜〜!??」

「ボグゥ(センジュがタケオミに顎アッパーする音)」

タケオミ「ぐぁ!?(何故怒ってるんだ!?何か言ったか!?)」

その頃、タケミチの方ではーーーー・・・

タケミチ「マイキー君、知ってますか?新しく族が出来たって。」
マイキー「出来たのか?どんな奴らだ?」
タケミチ「その、族達・・・ユーチューブしてるんスよ。ほら、これです。ここのーーーー・・・。」

ユーチューブ「曼荼羅(まんだら)チャンネル!弟と兄が、喧嘩主体の生徒を集めてるよ!喧嘩の様子も流してるから、この動画真似してOK!?」

マイキー「何だ?コイツら、顔分かんねーじゃん?」
タケミチ「話によると、弟・久遠は、過去の喧嘩で、目を怪我して見られたくないそうです。兄は、単にサングラスが好きなだけだって。」
マイキー「喧嘩に怪我は、つきものだからな?コイツら、強いのか?」
タケミチ「弟は、強いんだそうっス。」
マイキー「戦ってみてーけど、今は喧嘩辞めてるしな・・・?」
タケミチ「そうっスよ!マイキー君が出るまでも、無いっスよ!」

その頃、タケオミはーーーー・・・
回想

真一郎「タケオミ?今日は、部屋に来いって。いいもん、見してやる。」
タケオミ「いいもん?エロビデオか?」

テレビで鑑賞中。

タケオミ「し、真一郎っ!?これ・・・弟か!?」
真一郎「いいだろう?二人で繋がったんだ。」
タケオミ「・・・・・・。」
真一郎「興奮、しねーか?たまんねぇよな?普通の性交より、脳が興奮するんだ。最高だったよ(笑)」
タケオミ「はぁはぁ・・・(それから、こちらまでハルチヨに躾と称してやる様になってしまった。全ては、真一郎の影響だった。)」

回想終了

タケオミ「・・・・・・夢、か?何故、今更・・・こんな夢を見るんだ?過去のだぞ?」

マイキー達の方も・・・。

ハルチヨ「なぁ?マイキー、タケ兄がお前に言ってた、真一郎の性交の件・・・、」
マイキー「は?性交?何の話だ?ねーよ。そんなのは、冗談きついぜ。」
ハルチヨ(ま、まさか!?ショックでまた、記憶喪失に!?ありえる。
その度に、マイキーは忘れていくのかよ。こっちは消えねーのに。)

ハルチヨは、それ以上、何も話せなかった。
忘れたままの方がいいんだと、思って・・・。
そして、ハルチヨも曼荼羅チャンネルをマイキーに聞かされた。

マイキー「新しく、族出来たみてーだ。」
ハルチヨ「曼荼羅!?」
マイキー「チヨは、梵天抜けちまって、東卍に入っただろ?今は。」
ハルチヨ「こっ・・・これさ、兄妹の勘ってヤツだけど、どことなく・・・タケ兄とセンジュっぽい。」
マイキー「確かか?」

655:影虎◆Vs hoge:2023/09/16(土) 10:07 ID:bFc

ハルチヨ「髪の色、変えてて顔は、隠してても二人に見える!そ〜じゃねーか?」
マイキー「曼荼羅が出現したのも、丁度二人が消えてから・・・ありえなくねーか?」
ハルチヨ「だったら、生徒に成りすまして曼荼羅の所に!?」
マイキー「行ってみる価値は、ありそーだ。戦いになっても俺は強いから、大丈夫だ。二人で行かねーか?チヨ。」
ハルチヨ「いーぜ。まだ、二人に言いてー事沢山ある。」

こうして、二人は曼荼羅の生徒になるふりをして、行く事に。
約束場所。タケオミとセンジュが待つ場所に、二人は現れる。

マイキー「チャンネルのカキコしたシュージとモルティーです、なーんてな?」

二人は、帽子を外し、素顔を見せる。

ハルチヨ「二人なんだろ?タケ兄、センジュ。」
タケオミ「ま、マンジロウ!ハルチヨ・・・か。」
センジュ「!バレてたのか!?」
ハルチヨ「センジュ、いい加減気づけよ!?タケ兄はなぁ、ヒデェ奴なんだよ!性交したり、真一郎だってタケ兄が何かしたんじゃねーか?」
タケオミ「真一郎の件は、証拠は無いだろう?奴が自分で手紙も書いた。崖上で、見つかった、ボールペンも指紋は本人のだった。俺の指紋は無し。脅したという証拠でもあるのか?」
マイキー「そ、それはねーけど、兄貴が悲しませるって分かってて、死ぬもんかよ!?」
ハルチヨ「そーだぜ!?」
タケオミ「警察に言っても、それじゃ話し合いにならんだろう?ニヤ(笑う音)」
マイキー「くっ・・・!」
センジュ「明兄!性交ってどーいう事だ!?何の話だ!それ・・・?」
ハルチヨ「小学生から、今の今まで躾とか言って、性交してたろ!?」
センジュ「!?」
タケオミ「それも、証拠はあるのか!?お前の話に過ぎない。」
マイキー「話し合いにならねーなぁ!?(怒)分かったよ、テメェをこの場で殺して地獄に葬り去ってやる!喧嘩だ!?」

「ス・・・チャカ(タケオミがマイキー達に銃を向ける音)」

タケオミ「これだから、ガキの相手は嫌いなんだ。すぐに、喧嘩などと。」
マイキー「じゅ、銃!?」
ハルチヨ「何でそんなもん、、持ってんだ??」
タケオミ「自首する前に隠してたんだ。また、必要になると思ってな。」
センジュ「あ、・・・明兄?」
タケオミ「銃と拳じゃ、そっちは勝てない。諦めろ。でないと、撃つ。」

656:影虎◆Vs hoge:2023/09/16(土) 10:20 ID:bFc

マイキー「そーやって、兄貴の事も脅してたのかよ!?ムカツクぜ!?テメェの思い通りになんか、なっかよ!?(怒💢💢)」
タケオミ「これだから、ガキは嫌なんだ。だったら、ここで逝け!?こちらは、正当防衛だ!」

「グサッ(タケオミが刺される音)」

タケオミ「!せっ・・・センジュ!?」
センジュ「もう・・・明兄やめてっ・・・!?(涙)」
タケオミ「!」
センジュ「これ以上の罪、重ねて欲しくないよ!?ジブンは、好きだった!それでもセンジュに優しい明兄がっ!!だから、ジブンが・・・そんな明兄を止めるんだ(泣)優しい明兄のままでいて欲しいからっ・・・!?」

「バタ(タケオミが、倒れる音)」

タケオミ「うう・・・」
マイキー「センジュ!?」
ハルチヨ「そんなっ・・・隠し包丁かよ!(汗)」
タケオミ「馬鹿は・・・こっちの方か。妹の恋愛感情にも、気付けない・・・なんて、な・・・?」
センジュ「明兄っっ好きだったよ・・・(涙)」
タケオミ「・・・・・・・・・(口に笑みを浮かべ、目を閉じる。)」

タケオミは、死に・・・センジュは警察に自首した。
自首で罪は軽くなり、センジュは10年の刑だった。
ハルチヨは、マイキーの家に、住みながらセンジュの出所を待つと言った。バイク店を二人で続ける。ハルチヨも、タケ兄との性交で歪んで痛だけだから、今後はセンジュとの関係も変化しそうだ。

その頃、バジとカズにゃんこはーーーー・・・

ケイスケ「リョースケ!カズみん?風呂入るぞ!?」
カズにゃんこ「ありがとにゃん🎵(リョースケとカズみんを可愛がってくれて、この人と結婚して、良かったにゃん!幸せだにゃん🎵)」

二人は、幸せな子供ライフを過ごしていた。

ブラックコスモ「へっへっへっ〜真一郎とタケオミとハルチヨを悪人にしてやったモ〜!悪エネルギー吸収!まだまだ、悪人増やすモ〜!」



完結

657:影虎◆Vs hoge:2023/09/16(土) 10:40 ID:bFc

続いての投稿、作品設定説明です。

登場人物
サノ マンジロウ(中学生設定)
バジ ケイスケ(中学生設定)
花垣 タケミチ(中学生設定・前編には出ない)
ドラケン(中学生設定)
ぱーちん(中学生設定)
三ツ谷 タカシ(中学生設定)
マツノ 千冬(中学生設定・前編には出ない)

新キャラ登場
シバ タイジュ(高校生設定)
シバ 八戒(中学生設定)
シバ ユズハ(中学生設定)
タイジュは、ブラックドラゴンのリーダーです。
しかし、八戒は東卍です。
南 サウス(後半に登場予定・高校生設定)

オリキャラ
クリフ(前編の登場は無し。後半に出ます。高校生設定)


新キャラも新しく加わった東京リベンジャーズの世界観をお楽しみ下さい。
一部と2部に分かれている物語構成になります。
BL表現あります、苦手な方は読まない様にね!

コスモの登場は、目立って出てくる回は、ありません。
では、説明を終わります。

658:影虎◆Vs hoge:2023/09/19(火) 07:56 ID:bFc

タイトル【東京リベンジャーズ〜TOV〜】

マイキー、バジ、ぱーちん、三ツ谷、ドラケン。
そして、カズトラの6人が東卍を結成したのは、カズトラがブラックドラゴンに目をつけられていたから・・・。

回想〜小学生〜時代〜

ケイスケ「カズトラ〜?今日、俺ん家寄っていけよ?部屋に。お前の好きなチョコバナナがある。食っていけよ。」
カズトラ「じゃ、食べる!さっすが、バジ!気が利くね?」
ケイスケ「いっぱいあるから、沢山食えよ〜?(笑)」

東卍が、ブラックドラゴンとの戦いを控えていた何日前の事だった。
バジの家。

ケイスケ「母ちゃん、今日もいねーから、いつも昼と夜の仕事掛け持ちして・・・大変だからさ?」
カズトラ「俺の所もそう!朝から〜夜まで、仕事しててさ?家に全く、いないんだよ。一人だよ。」

バジの部屋。

カズトラ「チョコバナナは・・・?って、あれ?無いじゃん。何処・・・?」
ケイスケ「俺の秘密の地下部屋あってさ?そこにある。ほらな?ここの下。」

「ガコッ(地下に続く扉が開く音)」

カズトラ「秘密の隠れ家みたい!?い〜ね?ここ。」
ケイスケ「だろ〜??」

二人して、階段を下に降りていく。

カズトラ「えっ!?何もない気がするけどっ!?あれ?(汗)」
ケイスケ「・・・・・・。」
カズトラ「それに・・・ここ、バナナのベッドにバナナのテーブル?バナナ尽くしのインテリアって・・・。(汗)」
ケイスケ「気に入ってくれた?今日から、ここがカズトラの部屋になる場所だ。」
カズトラ「え?・・・今、何て・・・?」

「ゴッ(ケイスケがカズトラの頭を殴る音)」

カズトラ「うっ・・・?うう・・・っ。」

「パタ(カズトラが倒れる音)」

ケイスケ「ニヤ(ケイスケが笑みを浮かべる音)」

カズトラが・・・忽然と消えた。
次の日。

マイキー「ど、ど〜いう事だ?何で・・・消えた?家出する様な奴でも、ねーだろ。何でだよっ!?」
ケイスケ「俺っ、昨日の夜!見ちまったんだよ!(涙)か、カズトラが!カズトラがっ・・・ブラドラの奴らに連れて行かれる所っ!??遠くからだったけど、あれは確かにカズトラだった!」
マイキー「!」
ケイスケ「すぐ後追ったけど、もう何処にもいなかった。どっかの建物に入っちまったかもしれねぇ!?」
マイキー「何で、ブラドラの奴らがカズトラを・・・?」

マイキーは、バジの嘘を信じた。

659:影虎◆Vs hoge:2023/09/19(火) 08:23 ID:bFc

マイキー「ブラドラの所に行くぜっ!?(怒💢)カズトラを取り戻すんだっ!?皆でっ・・・!?」

東卍は、ブラックドラゴンのテリトリーに侵入する。

ブラドラメンバー1「おいおい何だっ!?テメェら、ここがブラドラの縄張りだって分かってて入ってんのか!?(怒)って、東卍かよ?何しに来た?約束の日まで、まだの予定だぜ?」
マイキー「ふざけんな(怒)」
ブラドラメンバー1「は?」
マイキー「カズトラいね〜のに、戦いとかそんな場合じゃねーよ!カズトラは、どこにやったんだよっ!??(怒💢)」

「バキィ(マイキーが相手を殴る音)」

ブラドラメンバー1「何のことだぁ!?コイツらっ・・・言いがかりかぁ!?」
マイキー「そらしてんじゃねぇ〜!?カズトラ連れ去るのメンバー見てんだぞ!?」

「ドゴッ(マイキーが相手を蹴る音)」

ブラドラメンバー1「だから、知らねーって言ってんだろ!?」
マイキー「バジが嘘つく訳ねーだろっ!?(怒)」
ケイスケ「・・・・・・。」
ブラドラメンバー1「何なんだよ、コイツら!?(怒)言いがかりつけて、今日やろうってのか!?💢」
マイキー「話さねーなら、言うまでやってやるよ!?この場所にいる奴らっ・・・逃げんじゃねーぞ!?(怒)」

その後・・・。
ブラドラの数人程のメンバーは、ほぼ全滅。

マイキー「コイツら・・・少しは・・・口を割るかと思ったけど、全然割らねーな?何でだ?そんなもんか。はぁ〜はぁ〜(息を吐く音)」
ドラケン「マイキー、もしかしたらだが、コイツら・・・カズトラの事、殺しちまったんじゃ〜?殺しなら、もっと罪重くなるから、ひょっとしてーーーー・・・?」
三ツ谷「ありえない話でもないな?東卍VSブラドラの戦いの前にカズトラを殺して置けば、戦いしなくて済むから、ブラドラの完全なる負けは避けれる。ブラドラは、得する。」
マイキー「・・・・・・っ!その為にカズトラを殺したってのかよ!?許せねぇー(怒💢)」
ケイスケ「悪いっ!?マイキー、俺のせいでもあるんだっ・・・!?あん時にもしっ・・・カズトラを助けてやれてたらっ・・・!!(涙)」
マイキー「!」
ケイスケ「カズトラはっ・・・きっと、死なずに・・・・・・っ!?(泣)」
マイキー(それから、1年経ってもカズトラがーーーー帰って来る事は無かった。バジもバジで精神おかしくなっちまった。)

ケイスケは、マイキーを一人呼び出す。河川敷にて。

ケイスケ「あれから、1年かぁ〜。なぁ?マイキー。俺さぁ・・・東卍辞めるよ。」
マイキー「!」
ケイスケ「アイツを東卍に入れたのは、俺だ。つまり、カズトラを殺したのは俺も同然だ。」
マイキー「バジ・・・?」
ケイスケ「俺が仲間になんか・・・しなきゃ良かったんだ。だから、俺のせいだ。止めねぇでくれよ?もう・・・決めた事なんだ。」
マイキー「!クソ!?ブラドラ・・・許せねー(怒💢)」

バジが抜けた事で、マイキーも不安定になった。
ドラケンと三ツ谷は、常にマイキーの側にいた。
カズトラ行方不明の件はその後、親によって、事件性ありとなって、警察も捜査したがーーーー・・・
当然、東卍メンバーの6人は、ブラドラはカズトラとの間にトラブルがあり、揉め事を起こしていたとそう話している。警察は、ブラドラのメンバー達にも、話を聞いたがカズトラの件は、知らないと。しかしーーーーアリバイがあった者は、警察から白になったが、アリバイの無い者はクロとして疑われた。
だが、それ以上の進展は無く・・・カズトラの件は過ぎていき、その後・・・マイキー達は中学一年になった。

回想終了

660:影虎◆Vs hoge:2023/09/19(火) 10:48 ID:bFc

バジ母「ケイスケ、話あんだけど・・・?」
ケイスケ「何、母ちゃん?」
バジ母「あんたさぁ〜学校行ってないって本当?先生から聞いた。どうして?学校・・・楽しくない??」
ケイスケ「小学生の頃、仲良かったカズトラってダチがいなくなって、精神ずっと病んじまってて。学校もダリィ〜んだ。友達と関わる気力も無くて。閉じこもっててーんだ。」
バジ母「そんな事になってたって、母ちゃん気づかなかったよ。あんた、今辛いんだね。」
ケイスケ「でも、ちゃんとさ仕事はするから!待っててくれよ!?母ちゃんにずっと無理はさせねーから!」
バジ母「分かった。そん時までは待つよ。」
ケイスケ「母ちゃん、ありがとう!」

地下の扉は、小さなカーペットで隠して見えなくさせている。
その頃、バジはマイキーを呼び出す。河川敷にて。

マイキー「バジ、話って?」
ケイスケ「お前の兄・真一郎君・・・バイク店で仕事してるだろ。俺も仕事してーんだ。」
マイキー「だ、大丈夫なのか?」
ケイスケ「少しは・・・変化起こせば、何か変わるかな〜って、気持ちも。」
マイキー「分かった、兄貴に聞いてみる。無理あんましなくて済む仕事、あるかもしんねー。」

マイキーは、真一郎と話し合う。

マイキー「バジが今、精神病んでっけど、仕事してーって。」
真一郎「!店内の掃除とかどうだ〜?モップとか、バイク磨きとかもある。」
マイキー「いいな、それ?」

こうして、バジは仕事をする事に。

ケイスケ「真一郎君、よろしく。」
真一郎「あぁ、無理なくやれよ!」

しかし、バジの本当の目的は一人暮らしをして、カズトラと同居生活する為だった。
その頃、マイキー達の方ではーーーー・・・

八戒「東卍に入りたい!シバ 八戒だ!?」
マイキー「新しい仲間か、バジも抜けた事だし、増えてもいいか。いいぜ?これから、仲良くしていこうな?」
八戒「はい。ドキドキ(心臓の鼓動の音)」

しかし、八戒には隠している秘密があった。それはーーーー・・・
何日後。

太寿「弟の八戒の行動を調べて来い。」
??「はい!ボス!!」
マイキー「八戒、遅いぞー?」
八戒「おまたせ!」

その頃、太寿の方では・・・

??「ボス!大変ですっ・・・弟さんは今、東卍のメンバーになってました!?」
太寿「何ぃ!?アイツ勝手に入ったのかぁ!?(怒💢)」

そして、マイキー達の元にーーーー・・・

太寿「八戒は、何処だぁーーーーっっ!??(怒)」
マイキー「!ん?」
八戒「!!(顔面蒼白)」
マイキー「何だ・・・アイツ?」

とっさに八戒は、皆の影に隠れる。

太寿「隠れてないで、出てこーーーーい!?八っ戒!?いるのは、分かってんだぞ?」

しかし、八戒はガチガチに震えたまんま、言葉すら喋れなくなった。

マイキー「どうした?八戒・・・。」
八戒「・・・・・・っっ。」

661:影虎◆Vs hoge:2023/09/19(火) 11:10 ID:bFc

マイキー「ちょっと待て、何の用だよ?」
太寿「知らないなら教えてやる。八戒は、俺の弟だ。そして、俺はブラックドラゴンのリーダー・シバ 太寿だ(怒💢)」
マイキー「族かよっ!?そんな事っ・・・八戒は・・・!?」
八戒「ごめんっ・・・マイキー、本当は兄貴の族に入りたくなくて、内緒にして東卍入ったんだ!?本当ごめん!!」
マイキー「そういう事かよ、分かった!だったら、戦うしかねーな?東卍のリーダー・マイキーとして!?」

マイキーは、ドラケンに肩車してもらう。

マイキー「よし、」

更にドラケンの肩に足をかける。
スタンバイOK!?
そこからドラケンがマイキーを太寿に吹き飛ばす!!

「ヒュウ〜(宙を舞うマイキー。)」

太寿「!」

「ヒュウ(太寿の頭上を、空中浮遊中する音)」
「ガッ(そこからの首〜肩にかけて足を引っ掛けるが!?)」

マイキー(うっ・・・動かねぇ!?)

「がしっ(太寿がマイキーの体を掴む音)」
「ブン!(気に向かって、投げつけようとする音)」

マイキー「!」
ドラケン「まっ・・・マイキーーーーー!?」
マイキー「(後ろに木か、よし。)」

「ヒョイ(マイキーが空中でくるりと回転して、避ける音)」
「シュタッ(マイキーが地面に無事、着地する音)」

マイキー(危ねえー。もう少しで当たる所だった。(汗)けど、さっきので分かった。コイツにはーーーー・・・今までの技は通用しねぇ。鍛えられた体、その分の体重。それじゃあ、不利だ。だったらーーーー・・・)

「ヒュ(マイキーが再び、太寿に立ち向かう音)」
「スッ(そのまま、また宙を舞うマイキーの音)」

太寿(何だぁ・・・?また、上か・・・?それなら、またその足を掴んでーーーー・・・)

「スゥ〜(宙を移動するマイキーの音)」

太寿「(いや、これは・・・後ろ、か?)」

「ビュトス(太寿が後ろに繰り出すパンチを避けて、その腕を踏み台にしてまた頭上を飛ぶ音)」

太寿(また上っ!?)
マイキー(今だ!!)

「ドス・・・グチャア(マイキーの足が太寿の右目に直撃する音)」

丁度、太寿が真上を見ようと顔を上げたタイミングを狙って足を合わせた。

太寿「ぐぁあああああああ!!?」
ドラケン「た、っ・・・太寿の目がっ!?」
ぱーちん「潰れたっ!?」
三ツ谷「事故か・・・?」

「ヒュウ(目を潰しても、太寿の顔面を利用して飛ぶマイキーの音。)」
「ドスグチャア(今度は、左目にも足を当てる音)」

ドラケン「たっ・・・太寿の両目がっ!!?こんな戦い方してるマイキーは、初めてだっ!?」

662:影虎◆Vs hoge:2023/09/19(火) 11:29 ID:bFc

ドラケン「それだけ、変化させなきゃ勝てねー相手だって事か!?」
三ツ谷「・・・っ!?」
ドラケン「太寿っ!!両目が見えないんじゃ〜戦えない!?負けを認めろ!??すぐに中止するんだっ・・・!!」
太寿「うるせぇな!?引っ込んでいろ(怒💢)まだ、戦えるんだよっ・・・!?」
マイキー「だったら、終わらせてやるっ!!」

「ヒュ(マイキーが空中に飛び、足を大きく振り上げる音)」
「バババババババ(負けじと太寿が両腕を振り回し、マイキーの足を広範囲で掴もうとする音)」
しかし、マイキーは目でその様子が見えているらしく・・・避けながら・・・、

「グシャァアアああ(太寿の鼻を潰す音)」

この後も、マイキーは鼻と目を集中的に狙い続ける。

八戒(兄貴・・・っ!?(顔面蒼白))

血を流し過ぎた太寿は、ついに立ち止まり・・・やがて、動かなくなった。

ドラケン(まさかっ・・・!?死んだか!?)

ドラケンは、太寿の元に駆け寄り、手の脈を確かめる。

ドラケン(大丈夫だ・・・生きてる!)

太寿は、病院に連れてかれて、戦いはマイキーの勝ちで終わった。
その後の太寿は、両目はほぼ失明。
ブラックドラゴンのリーダーは、辞めて代わりに八戒がリーダーになる事になった。太寿がそう命令した様だ。
戦いからは、身を引き・・・家で過ごしている。
マイキーの元へ、八戒がやって来た・・・。

八戒「マイキー、ありがとう!兄貴は、家で大人しくしてる。」
マイキー「!」
八戒「あれから、家での兄貴のDVに苦しめられていたのが、嘘みたいだ。今は、姉のユズハとも、協力して兄貴の面倒を見てるんだ。東卍を抜ける事になったのは、辛いけど・・・。」
マイキー「離れても・・・ダチに変わりはねぇ・・・。元気でやれよ?俺達の絆は消えねーから、これからも?」
八戒「戦いたくねーから、東卍とは、終戦状態って事にしておくぜ?同盟を結ぼう!」
マイキー「あぁ!賛同する。やっぱ、元仲間って最高だな?(笑)」

回想

太寿がブラックドラゴンのボスだった頃、部下へのDVもあった。

663:影虎◆Vs hoge:2023/09/19(火) 11:51 ID:bFc

太寿「おいっ!?俺様の代わりに刑務所へ、行って来いっ!?」
部下「えっ?嫌ですけど・・・、」
太寿「何だっ!?お前っ・・・部下のクセして、ボスの命令を断るのか!!?(怒💢)だったら、命令聞くか、今この場で死ぬか、どっちか選べっ!?今すぐだ!さぁ・・・どうする!?」
部下「分かりました!喜んで刑務所に行きま〜〜〜す♫」
太寿「そうか、そうか。それならいい(笑)頼んだぞ?」

大半の部下は、太寿に恐れを抱いていた分、命令を聞き・・・刑務所に行くのを喜んだ。その方が太寿の暴力から身を守れるからだ。
仮にその場で部下を死なせても、また別の部下に殺しの罪を被ってもらっていた。太寿が逮捕される事は無い・・・。

そんな太寿も今では、部屋でーーーー・・・

太寿(ベッドから、左の壁へ移動。そこから、歩いて5歩で体を鍛える器具がある場所に辿り着ける。)

それでも、体は変わらず鍛える。

太寿(この後は、更に右に6歩進み、タンスに辿り着けるな。)

しかも、このタンスは、開ける度に自動で音声が鳴る仕組み。中に何が入ってるかを答えてくれる。

「がぁあ〜(タンスを開ける音)」

タンスの自動音声「今、開けた中には、靴下が入っています。」

右の引き出しは靴下。左の引き出しは、パンツ。
下の2番目の引き出しは、シャツ。
3番目の引き出しは、服。
4番目の引き出しは、ズボンだ。

着る物も前か、後ろかで分かりやすい作りになっていて、着替えが終わると下に落として置いて、後からユズハが確認して、洗濯してくれる。
更にこの部屋には、シャワールームも作り、中へ入ると携帯のボタンを押して、

携帯の音声「シャワーを出すボタンです。シャワーを出しますか?」
太寿「出す。」
携帯の音声「お湯にしますか?水にしますか?」
太寿「お湯。」

こちらの音声とやり取りしながら、携帯と連動してシャワーが出る仕組みだ。

携帯の音声「何分くらい、流しますか?」
太寿「10分でいい。」

この通り、この世界では一人で目が見えなくともこなせる。
携帯も、画面表示は無くて、ボタンだけが並べられている携帯電話で、
ボタンを押す度に「このボタンは通話ボタンです、電話しますか?」とか、「このボタンは、部屋のドアを自動で開けるボタンです、開けますか?」とか、聞きながら一連の流れを自由に選択出来るアイテムだ。

664:影虎◆Vs hoge:2023/09/19(火) 12:17 ID:bFc

そんな、ある日。

ユズハ「はい、兄さん・・・あーーーんして。」
太寿「子供扱いすんなぁあああーーっ!!?(怒💢💢)」

「ガシャーーーン(太寿がテーブルをひっくり返す音)」

ユズハ「きゃぁあああああ!?せっかく、作ったのに何って事すんのよー!?(怒💢)」
太寿「手で掴んで食えるモンがあんだろーー!??それ持ってこぉ〜〜〜〜い!?(怒)」
ユズハ「何よ、それ!?」
太寿「フライドポテトやハンバーガーだっ!?(怒💢)分かったか!?」

しかし、太寿にとっての今の自分での、恋愛は自信が持てなかった。女からの哀れみで付き合われるのは、太寿のプライドが傷つく。だが、性欲はある。その為かーーーー・・・(ここからBL注意)

太寿「ハッカ〜〜〜〜〜イ、こっち来い!!」
八戒「な、何だよ・・・兄貴?」
太寿「ベッドに入って来い。」
八戒「何で・・・?」
太寿「兄貴が性欲辛いのが、分からないのかぁ!?夜の相手をしろよ。でないとユズハにやる!」
八戒「!(それは、駄目だ。)」

八戒は、姉のユズハを守る為だけに、太寿の言いなりになった。

「ギシギシギシギシ(ベッドが軋む音)」

ただし、太寿が言う話を信用は出来ないので、なるべくユズハを近づけない様にして、自宅に来るヘルパーに太寿の面倒を見させた。
だか、ユズハは自ら太寿に近づく。

ユズハ「ねぇ〜、最近さぁ?八戒の様子が変なんだけど?」
太寿「だから、何だ?」
ユズハ「あんた、何かしてない?」
太寿「証拠でもあんのか?」
ユズハ「何よ・・・感じ悪っ!?」

それから、八戒はエイズになってしまった。

八戒(ヤベェ〜何でこんな!?部下にバレたら!?話せねー!)
ユズハ「どうしたの?八戒・・・顔色悪いよ?」
八戒「え、エイズになっちまった・・・・・・。」
ユズハ「えっ!?は?何言ってんの?ちょっと待ってよ、まさか・・・あんた?」
八戒「ごめんっ!」
ユズハ「ごめんって・・・(汗)」

八戒は、隠し続けるがそんな嘘もバレる日がーーーー・・・

「ギシギシ(ベッドが軋む音)」

ユズハ「ちょっ・・・ちょっと!?何してんのっ!?今、キスしてたよね!?」
八戒「ちっ・・・違っ!これはーーーー(動揺)」
ユズハ「まさかっ、あんた!?同性愛者だったの!?嘘でしょ!ねぇ!?あ!もしかして、待ち受け三ツ谷にしてたのも!?付き合ってたから!?」
太寿「くっ・・・(笑)くくくくくっ・・・(笑)」
八戒「違うって、だから今ブラックドラゴンの方で金に困ってるから、それで今、BLムービーでも作ろうって金の為に練習を(汗)男同士の関係の・・・。金が欲しいんだ。」
ユズハ「何?あんた、今・・・金に困ってんの!?だったら、もっと早く言ってくれればーーーー・・・。」
八戒「いいって、それは!これはブラックドラゴンの問題だ。巻き込む気はねー。」

ユズハが去った後・・・・・・

太寿「ハッカ〜イ♫さっきの話、嘘のままにしたくないだろう?どぉ〜だ?本当に売りに出しちまうか?なぁ・・・?」
八戒「何だよ!?誰のせいでこ〜なったと思って(怒)」
太寿「お前、ブラドラでの金の件は、どーしてる?ん?」
八戒「上手くいってねーよ。」
太寿「なら、丁度いいだろう。売るのは。」

そう、太寿がボスだった頃は、金に問題は無かった。 



 

665:影虎◆Vs hoge:2023/09/19(火) 16:46 ID:bFc

八戒がボスになってからは、金稼ぎが上手くいっていない。

八戒(部下に渡す金が少ないと、他のグループと比べられて、あっちのが金貰えるって、離れて行く奴らだっている。金で繋がり合ってる部下も多いから。これ以上、出ていかれるわけには、いかねーんだ。)
太寿「タイトルは、「本当は◯◯じゃないけど、」だ。本当は、同性愛者じゃないけど、肉体関係持ってみた、な?普通はガチのモノが多い中、こーいうガチじゃないって方が受けるだろう。物珍しさってヤツだ。
勝負すんなら、どこにでもあるモンじゃ駄目だ。コンセプトの売りはハッキリさせないとな?売る値段も倍くらいにしておけ!分かったか?」
八戒「あぁ・・・。でも、今・・・エイズになっちまってるから。」
太寿「それがどうした?なったぐらいで、死にはしない。薬ちゃんと飲め。その分の金も入るだろう。」
八戒「・・・・・・。」

その後、八戒はユズハに呼ばれた。

ユズハ「ねぇ?あんたが、エイズになったのって、太寿のせいなんでしょ??」
八戒「いいんだよ、もう・・・薬飲んで大丈夫だから。」
ユズハ「そ〜じゃなくて!?そ〜じゃないでしょ!?(やっぱり、あたしから兄貴に言おう。ガツンっと、言わないと。)」

太寿の部屋。

ユズハ「ねぇ・・・本当は、あんたが命令してやらせる様、言ったんでしょ!?」
太寿「八戒がそう言ったのか?」
ユズハ「・・・・・・。それで、八戒がエイズになったとか!?責任の一つや2つくらい、取りなさいよ!?」
太寿「その話か・・・。いいか、ユズハ?エイズになるって事ぐらい、アイツも分かってた。そうなるって分かって引き受けたなら、本人にも責任はある。」
ユズハ「は?何が・・・?って言っても、それ最初からあんたにデメリット・・・、」
太寿「それにエイズになる可能性なら、俺様にもあったからな?今回は、たまたま八戒の方になっちまっただけで。」
ユズハ「前から思ってたけど、あんたのそーいう弱み見せない所、本っ当に大っ嫌い!!」

ユズハは、再び八戒の元へ・・・。

ユズハ「八戒、あたしはあんたが好き。」

「チュ(ユズハが八戒のほっぺにキスする音)」

ユズハ「時々さぁ、何であんたが血の繋がった弟なんだろうって思う時ある。繋がってなかったら、良かったのにって。本気でさぁーーーー・・・?」
八戒「何言ってんだよ!そんなの・・・許される訳っ!?」
ユズハ「もうここの家さぁ・・・出ようよ?近くのアパートで二人で住んで。兄貴はヘルパーに頼めばいいよ。これ以上は、あたし達が犠牲になる事ないんだよ。その分、あたしも仕事して支えるから。ここから出よう?八戒。太寿には、秘密で。」
八戒(そりゃあ、今までいっぱい辛かったけど・・・。沢山の地獄を見て・・・やりたくないのにやらなきゃいけなくて。なんの為の人生なんだって。自分の人生がいつも、そこには無かった。操られてばっかりで。俺が俺の人生で生きるのがこんなに難しいんだって。性交だって、本当は脅しがなきゃやりたくなかったのに・・・!)

666:影虎◆Vs hoge:2023/09/20(水) 07:38 ID:bFc

八戒「分かった。出るよ、ここ・・・一緒に。」
ユズハ「そうだよ!そうしよう?」

こうして、その後は二人は・・・家を出て行った。

太寿「ハッカ〜イ、ユズハ??やけに静かだ。どこ行った?いないのか?出てったのか?」

太寿のいる家の隣のアパートに移り住んでいる。
太寿は、ヘルパーにお願いをする。

太寿「連絡したい相手がいる。目が見えないから、代わりにかけてくれないか?」
ヘルパー「構いませんよ。番号は・・・?」

太寿が電話したのは、ブラックドラゴンの元部下だった。

太寿「久しぶりだな。今、どうしてる?」
元部下「それが・・・生活に困ってて・・・。金が無くて借金しちまって、逃げてます。」
太寿「それは、丁度良かった。タダで住まわせてやるから、来い。」
元部下「いいんですか?」
太寿「あぁ、今・・・部屋が空いてる。そこに住め。(よし、同じ方法で他の部下達にも。)」

生活に困っているであろう部下達に電話をかけ、「住め」と優しい言葉をかけた。借金取りから、守ってやる、と。生活苦の奴らは集まり・・・、家から夜逃げしてきた部下に太寿はーーーー・・・

太寿「いいか?家には、タダで住んでいいが、その代わり俺の命令は、絶対聞け!分かったな?嫌なら出て行って構わない。お前らが生活苦に困るだけだ。どっちがまだマシか、考えるんだな。金が無きゃ、食い物も満足に食えねぇ。電気も使えねぇ。水道もとめられる。ガスも使えねぇ。何にも生活は、潤わねぇ。そんな生活に戻りたければ、だ。分かった?」
元部下1「いえ!有り難い話なんで、ここに住まわせて下さい!」
元部下2「オレも!太寿さん、ありがとうございます!」

断る者は、誰もいなかった。

太寿「いいか?家の事は、ご飯の用意とトイレの掃除。風呂掃除、洗濯はやって置くんだ。あぁ、後は家の掃除もだ。」

そんな中、久しぶりに八戒とユズハが様子を見に訪れた。

ユズハ「ちょ・・・ちょっと、これはどういう事!?」
元部下1「お邪魔してまーす。」
八戒「お前らっ!?兄貴の、ブラドラの元部下かよ!?」
ユズハ「ちょっと、どーいう事よ!?何で部下達がいるの!?」
太寿「その声は、ユズハ・・・か。八戒も来てるな?出て行ったクセに文句言うな。ここは、俺様の家だ。勘違いするな。」
元部下1「太寿さんを、責めないで下さい。俺等、助かってるんですよ?」
元部下2「そーです、困っている所を・・・逆に感謝しています。」
ユズハ&八戒「・・・・・・(汗)」

回想

667:影虎◆Vs hoge:2023/09/20(水) 07:53 ID:bFc

太寿が過去にいたブラドラでは、部下がグループを抜けるにも・・・

太寿「グループを抜けるだぁ?タダで、か?」
部下1「いえ、今までの貰った金は差し出します!」
太寿「そうか、そうかぁ?元気でやるんだぞ!?」

金のある者だけは、許された。しかし、金遣いが荒い者は、抜け出せない。
しかし、抜けた者も、金が無い分・・・次の仕事探す前にマトモに働きにつけないまま、結局は借金生活苦になる。
太寿は、金稼ぎは上手い男だ。
また、元のブラドラの生活に戻る者もいる。

回想終了

太寿「お前ら?金、稼ぎたいだろう?本当は、◯◯じゃないけどのムービー制作を手伝え!?」
元部下1「それって、裏モノで出てるヤツっスよね?観ましたよ。」
元部下2「弟さんと、やってるの。じゃあ、今度も・・・?」
太寿「今回のは、別ジャンルだ。本当は、男児じゃ無いけど、◯◯された。で、どうだ?」

撮影中。

元部下1「今から、アナタは男児です。1、2、3・・・はい。」

部下は、部下に催眠術をかける。

元部下2「ボクちゃん、5歳。リョウト。・・・あれ?ここは、どこぉ??キョロキョロ(周りを見渡す音)」

そこへ、目が見えない太寿おじさん登場!

太寿「坊やぁ〜、何してるのかなぁ?ココは、俺様の部屋だ。勝手に入って来ちゃったのかなぁ〜?」
リョウト「え・・・え?ひゃああああ!?」

「ピュウ〜〜〜〜(部下が逃げる音)」

太寿「そうだ、そうだぁ!?逃げろ逃げろぉ〜〜〜〜!?じゃないと、捕まえたら、やっちまうぞ〜?♫」

太寿は、見えない目を隠す為に、目にはバンダナを巻いているスタイル。
太寿おじさんに捕まったら、即刻性交が待っている!無事、リョウトは逃げれるのか?他の部下達は、二人を撮影する係だ。
緊迫した空気の中、撮影は始まったーーーー・・・。




続く。

668:影虎◆Vs hoge:2023/09/20(水) 09:30 ID:bFc

タイトル【東京リベンジャーズ〜TOV〜2】

太寿「坊やぁ〜?どこかなぁ?隠れてないで、出ておいで〜♫何もしないよぉ〜♫」

このDVD、部下はガチの同性愛者では無いので、演技と言うより、ここからはガチで逃げ隠れている。

リョウト(や、やられたくねー(汗))

しかし、誰かは男児役をやらないといけないので、

太寿「こっちには、いないなぁ〜?そっちかなぁ??」

ジャンケンで決まった様だ。
太寿は、目が見えない分・・・手を使い探り探り。

「コケッ(リョウトが足を躓かせる音)」

リョウト「うっ!?」

「がしっ(太寿がリョウトの足首を掴む音)」

太寿「捕〜まえた♫」
リョウト「ひぃいいいああ!??」
太寿「さぁー、こっちで気持いい事しようかぁ〜〜♫」
リョウト「ぎゃぁああああああ!?」

「ズリズリズリ(リョウトが引きずられる音)」

元部下2(ひぇ〜、男児役じゃなくて良かった〜!?ガタガタ(体が震える音))

ムービーを撮る方の部下も、顔面蒼白だ。
しかも、太寿のは大きいので・・・。

リョウト「ぎゃぁああああああ!!?」
太寿「気持いいからって、そ〜んなに大きな声出さなくていいんだぞぉ〜?もっと、ヤラれたいのかぁ〜?」
リョウト「ぎゃぁああああああ、壊れちゃうー!?もう止めてぇえええ!?」
太寿「だーっはっはっはっはっ(笑)」

このホラー&性交のミックスは、物珍しさでヒットした!
太寿達は、大金を稼ぎまくる。

その頃、八戒の方はーーーー・・・

ユズハ「ねぇ〜八戒、あたしさぁ?あんたにだったら、抱かれてもいいよ?」
八戒「何言ってんだよ、そんなの無理だって。もうっ・・・。いくら、二人で生活してるからって、さすがにそんなーーーー・・・(汗)」
ユズハ「何でっ!?だって、あんた・・・兄貴とは、やってたじゃん??兄貴はいいのに、あたしとは嫌なの?やっぱり、あんたって同性愛者なんじゃない?」
八戒「ちげぇ〜って。(だけど、脅されてたなんて本当の事は言えねぇー。怖い。何しでかすか・・・。)」

今、同居している部下達3人は、太寿の命令は絶対聞く。

ユズハ「だったら、何でよ!?」

八戒「(金使って、ユズハに何するか分かったもんじゃねー。)万が一でも、エイズ移っちまったら怖いからだよ!?同じめには合わせたくねー。分かってくれよ!?
ユズハ「あたしの為?あんた・・・優しいもんね。兄貴とは、違って。分かった、この話は無し。さっきのは、忘れて・・・。」

その頃、マイキー達の方ではーーーー・・・

マイキー「八戒、抜けて淋しくなっちまったな?ん?」
千冬「マツノ 千冬です!」
タケミチ「花垣 タケミチっス!」
マイキー「見ねー顔だな?東卍に何の用だ?」
千冬「東卍&ブラドラの戦い、影でコッソリ見てました!俺らも東卍、入りたいんです!」
タケミチ「お願いっス!」
マイキー「最近、仲間・・・減ってた所だからな〜?まぁ、いいぜ!よろしくなっ!?」

こうして、新しく千冬とタケミチも加わった。
次の日、八戒の方ではーーーー・・・

太寿「もしも〜し?八戒か?」
八戒「あっ兄貴!?」
太寿「二人して、離れて・・・それで逃げ切れたつもりか?」
八戒「!な、何の用だ?」
太寿「こっち来い!」
八戒「一人で・・・か?」
太寿「そ〜だ。一人でだ。金でなら、何でもする世の中、俺の周りも金で動く奴らだらけだ。その意味が分かるか?遠くにいても、お前ら二人をいつでも、自由に追い詰められるって事さ。逃げ場ありゃしねーぞ?」

太寿のいる部屋に八戒が、やって来る。

八戒「来たぜ?何だよ、用って。」
太寿「こっちに近づいて来い。ユズハは、いねーみてぇだな?大金欲しくねーか?ん?考えたが、ユズハも交えて、兄妹弟3P性交のムービーってのは、どうだ?処◯なら、もっとガッツリ売れる。」
八戒「何だよっ!?それ!ユズハも巻き込む気か!?ざけんなっ!?駄目に決まってんだろ!?俺とで、十分なはずだ。」
大金「お前、ユズハの行為には気づいてんのか??アイツ、気があるみてーだ。弟のお前に間違いなく。」
八戒「その件なら、断ったよ。兄貴はもう、関係ねーだろ。用、それだけなら帰る!?」
太寿「待て!たまになら、性交の相手していけよ!?じゃないと・・・ユズハが〜〜?」

669:影虎◆Vs hoge:2023/09/20(水) 14:44 ID:bFc

八戒「相手すればいいんだろ?分かってんよ。」

「ギシギシギシギシ(ベッドが激しく軋む音)」
「カチャ(部屋の扉が開く音)」

ユズハ「ちょっとー!?八戒いるんでしょーーーー!?」
八戒「ユズハ!?何でここに!?」
ユズハ「ねぇ・・・何やってんの?」
八戒「!・・・・・・。」
太寿「見て分かんねーかぁ?」
ユズハ「何よっ!?あんたって本っ当最低ーーーーっ!?」

「ブンバシィ(ユズハが太寿の頬を平手打ちする音)」

八戒「!?」

「ゴッ(パンチの方角からユズハの位置を確認し、太寿がユズハにパンチを返す音)」

八戒「もういいって!?止めてくれよ!家に戻ろー!」

「グィ(八戒がユズハの腕を引っ張る音)」

八戒(さっきの・・・パンチのきた方角から、相手の場所を理解して返してた。兄貴は、弱者なんかじゃねー。今までと変わらず強者のまんまだ。)

そんな、とある日。

部下1「あの〜、太寿さん。新しい奴をここに連れて来ていいっスかぁ〜?仲間多い方がいいんじゃないか、と。」

ブラックドラゴンに女の部下はいない。

太寿「女・・・か?」
部下1「いや、恋人とかそんなんじゃないんスけど・・・。」
太寿「そうか・・・。」

何故なら・・・回想。

太寿が女に近づこうもんなら、それだけで・・・

女性1「きゃあ!?何アレ!?こっわ!?(顔面蒼白)」
女性2「ヤバい奴!ヤバい奴!逃げよーーっ!?」

この通り、女に全くモテなかった。

太寿「何だぁ!?顔見るなり?(怒💢)」
部下1「きっと、恥ずかしがってたんスよ!?」

当然、部下も本音ではーーーー・・・

部下3「あーぁ、女にナンパしたくても、太寿さんいるから、逃げられる。」
部下4「あれ、自分の顔を鏡で見た事あんのかな?どーみたって、怖いからなのに・・・(汗)」

本人の前では言えない分、陰口が多かった。

太寿「ちっ。女は駄目だな?すぐ逃げるっ・・・(怒💢)おい!?お前らっ・・・性的相手をしろ!?」
部下5「えっ!?」
太寿「女が性交させてくれないんだ!?仕方ねーだろ?」
部下6「は、はいっ!!」

部下にとってはこれが1番最悪だった。同性愛者でも無いのに・・・・・・。

部下5「ぎゃぁああああ壊れるーーーーー!?太寿さんっ優しくしてぇーーーー!?(涙)」

「ギシギシギシギシ(ベッドが軋む音)」

太寿「はーっはっはっはっはっ(笑)そんなんで大声出すなぁーーーー!」

他の部下は、一人がヤラれていても無視していた。
自分達は、されたくないからーーーー・・・

部下達「ゾォ〜〜〜(顔面蒼白)」

回想終了

670:影虎◆Vs hoge:2023/09/20(水) 15:06 ID:bFc

新しい仲間が入って来た。

クリフ「クリフです。初めてまして、よろしく太寿さん。」
太寿「あ〜?顔が見えねぇな?ゆっくり、過ごしていけ。」
クリフ「あの・・・ブラドラの時点から、ずっと見てました。」
太寿「ずっと?俺様がやってた時から・・・?覚えてねぇな?」
部下1「えっ!?太寿さんっ・・・覚えてないんスか!?行く先々いつも大体クリフは、いたのにっ・・・!?」
部下2「影からコソっと。」
太寿「そんな事もあったかぁ?あの頃、俺は周りなんざ、見てなかったからなぁ??」

部下達だけで話し合う。

部下3「これは、俺の予想だけど、クリフは太寿さん好きなんじゃ?」
部下2「今、考えてもあれ・・・ストーカーだった(汗)」
部下1「けど、太寿さん気づいてなさそう(汗)」
部下3「ガチで同性愛者っぽいよなぁ?」
部下2「本っ当なぁ〜?」

そんな部下達の秘密話を聞いていた太寿は、クリフを呼び出す。

太寿「なぁ?俺様の事好きってのは、本当かぁ?」
クリフ「!は、はい。そうです。」
太寿「そうかぁ、なら付き合うかぁ?俺達。」
クリフ「いいんですか?」
太寿「最近、同性愛ってヤツに目覚めたんだ。これから、よろしくなぁ・・・?」
クリフ「はい!ニコ(笑う音)」

二人は、太寿の部屋にて。

クリフ「太寿さん、目見えないでしょう?耳掻きますよ?」
太寿「耳ぃ〜?なら、任せた。耳かきなんざ、母親ぶりだ。」
クリフ「太寿さんの母親ってーーーー・・・」
太寿「小学生の頃に死んだ。」
クリフ「気持いい、ですか?」
太寿「あぁ〜、気持ちいい。」
クリフ「じゃ、次は体のマッサージしますよぉ!?」
太寿「マッサージかぁ、された事ねぇな。」

「もみもみ(クリフが太寿の体を揉む音)」

太寿「気持ちいいなぁ。」
クリフ「本当!?嬉しいです、毎日でもやりますよ!」
太寿「俺のユズハや八戒なんか、進んでやりゃしねぇよ。こんな事・・・全く、だ。・・・・・・スゥ〜グガァ(寝息の音)」
クリフ「あれ?太寿さん?眠っちゃいました?お休みなさい!ボクも一緒に寝ようかな?」

二人は、同じベッドで寝た。
マイキー達の方ではーーーー・・・

マイキー「千冬、今まで誰にもやらせてなかった1番隊長、お前がやってくれ。」
千冬「な、何で・・・今まで誰にもやらせてなかったのを、俺に?」
マイキー「お前がいいって思った。元々は、バジ ケイスケって幼なじみがやってたんだ。今度、会わせてやるよ。兄貴のバイク店で仕事してる。」

次の日。

マイキー「バジ、コイツが千冬。代わりに今、1番隊長してる。」
ケイスケ「千冬・・・?俺は、バジ ケイスケ。」
千冬「初めまして、マツノ 千冬です。そもそも、どーしてバジさんは東卍抜けたんスか?何か理由でも・・・?」
マイキー「・・・・・・あの事件が無きゃなぁ〜今頃は・・・。」
千冬「あの事件?それってどんな?」

671:影虎◆Vs hoge:2023/09/20(水) 15:25 ID:bFc

マイキー「元々、東卍にはカズトラって奴もいた。そいつが消えた。」
千冬「消えた?」
ケイスケ「正しくは、ブラドラに誘拐されちまったんだ。」
千冬「え?」 
マイキー「もちろん、その件は警察にも皆で伝えた。けど、カズトラは・・・結局見つからなかった。」
ケイスケ「俺はいつしか、精神病んじまって、東卍を抜けた責任もあったからな。」
千冬「そーいう、事だったんだ。」

その後、千冬はタケミチにもその話をする。

千冬「それで、俺が1番隊長になったってさ?」
タケミチ「実は・・・俺も皆に秘密にしていた事が・・・あるんだ。
信じてもらえないかもしれないけど、未来から来たタイムリーパーなんだ。本当は!?」
千冬「え・・・?タイムリーパーってあの!?未来って。」
タケミチ「だから、過去に行く事も出来んだ。決めたよ、俺さぁ・・・この力を使って小学生に戻る!!そんで、カズトラ君を助けるぜ!?」
千冬「助け・・・られるのか?タケミッチ?」
タケミチ「やってみねーと分かんねーけど、助けたいから行くよ!」
千冬「!」
タケミチ「コスモ、小学生に戻してくれっ!?」

こうしてタケミチは、タイムリープしていった。
その頃、太寿達はーーーー・・・

太寿「クリフ、たまんねぇな?ムラムラしてきた。そろそろ、性交しねぇか?俺様と・・・?」

「しーーーん(周りが静まり返る音)」

太寿「あ?いないのか?どこいった?おかしいなぁ・・・何でいねぇんだ?」

何故かいつも、クリフは性交をしてくれない。

太寿「クリフ、耳掻いてくれ?」
クリフ「はい!」

「がし(クリフの手を太寿がつかまえる音)」

太寿「お〜ら、捕まえた!?もう逃げらんねぇぞぉ!?いいかげん
性交させろよっ!?」

「バタバタバタ(クリフが暴れる音)」

太寿「ん?おかしいなぁ、あるはずのもんがねぇ・・・?男のシンボルがねーな?何でだぁ・・・?」
クリフ「(汗汗)バレるから、嫌だったんです。体、女だって。体は、女で心は男の性同一性なんです。」
太寿(そうか、さては・・・コイツがブラドラに入らなかったのも、遠くから見てるだけだったのも・・・その為か?)
クリフ「・・・・・・。」
太寿「お前がブラドラに入らなかったのは、正解だ。もし、なってたとしても、女とバレた時点で、部下は、辞めてもらってた。何故なら・・・グループに大事なのは、皆同じの点なんだ。一人でも違う奴がいると、仲間内でのトラブルが起こる。それが良くねぇから。」
クリフ「分かってます、和が乱れるのは、望んでなかった。」

672:影虎◆Vs hoge:2023/09/21(木) 14:40 ID:bFc

太寿は、体面を気にしてか?クリフの件は、ユズハ達にも隠している。
一方、八戒達の方でもーーーー・・・

八戒「ユズハ。太寿兄貴の所にいる部下が、コッソリ話をしているの聞いたんだ。兄貴に恋人が出来たって・・・。
本当だと思うか?」
ユズハ「よく、あんな奴を好きになれたね!?その女っ・・・あたしだったら無理なんだけど。
でも変ねー?全然会った事無いとか。何で兄貴は、会わせてくれないんだろ?」

二人の間でも、謎に包まれていた。
クリフの存在は、隠されたまま。
その頃、リープしたタケミチは、マイキー達に近づく。

タケミチ「タケミチっス!よろしく。」
マイキー「お前も東卍に入りたいって?いいぜ。入れよ。」
タケミチ(よし、後はカズトラ君の側に常にいる事にしよう!ブラドラに連れ去られる所を邪魔して、変えないと!)

タケミチは、カズトラに近づく。

タケミチ「カズトラ君、一緒に帰ろう!?」
カズトラ「い〜よ。」

そして、例の事件の日。

カズトラ「あっ・・・今日はちょっと、バジん所に遊びに行く!」
タケミチ「えっ!?じゃあ、こっちも一緒に遊ぶ!?」

二人でケイスケの家を訪ねる。

ケイスケ「おいっ!?何だよっ・・・カズトラ?二人で遊ぶって約束だったじゃん!?」
カズトラ「ごめん!バジっ・・・でも二人で遊べばいっかなぁ〜?って。」
ケイスケ「だからってタケミチかよ?」
タケミチ「3人で遊びたいなぁ〜って(笑)」
カズトラ「別にいいと思うんだけど。」
ケイスケ(それが良くねーんだよ(怒💢)今日、カズトラを監禁する日・・・だったのに。コイツがいるから💢大体いつも一緒にいるじゃねーか!?)

当然、別の日も別の日もこんな感じ。

ケイスケ(クッソ〜💢このままじゃあ、カズトラ監禁出来ねーじゃねぇか!?(怒💢))

バジの苛立ちは、タケミチに向けられてゆく。
バジは、タケミチを呼び出した。

タケミチ「話って何かな?」
ケイスケ「ど〜いうつもりなんだよ(怒💢)お前いつもいつも!!」
タケミチ「え?」
ケイスケ「俺よりカズトラの側にいるって何だよ!?ポジション奪い過ぎもいい加減にしろっ!?」
タケミチ(えっ?バジ君にキレられてる?って言われても、カズトラ君を守る為には側にいるのが1番だからって思っただけなのに・・・。誤解されてる。)

673:影虎◆Vs hoge:2023/09/21(木) 15:02 ID:bFc

「ドガッゲシドス(ケイスケがタケミチを殴ったり蹴ったりする音)」

マイキー「おいっ!?何やってんだよ!?バジっ・・・やめろよ!?タケミチは、仲間だっ!ボコるな!?お前が1番グループの和を、乱すの駄目って分かってんだろ?何やってんだ!?冷静になれよ!熱くなっちまって、バジらしくないな。」
ケイスケ「頭・・・冷やしてくるわ。じゃ、そういう事だから、タケミッチ。分かったな?」
タケミチ「(た、助かったぁ〜。)ありがとう、マイキー君。」
マイキー「普段、バジは・・・あんな奴じゃねーんだ。お前が来てから、変だな。」
タケミチ(ってあれ?ブラドラの連中っていつになったら、カズトラ君連れ去るんだろう?あれから何日経っても来ない。何で未来がまるで・・・変わって??)
ケイスケ(仕方ねー。こ〜なったら!?)

ケイスケは、カズトラだけじゃなく、タケミチも呼び出す。(家に。)

カズトラ「チョコバナナどこ〜?」
ケイスケ「部屋の地下にある。二人、先に入れよ。」
タケミチ「ここって、隠し部屋みたいっスね?」
カズトラ「あれ・・・?チョコバナナが無っ・・・、」

「ガン・・・ゴッ!(ケイスケが二人の後ろから二人の頭を殴る音)」

カズトラ「う!」
タケミチ「あっ・・・!?」

「パタ(二人して、倒れる音)」

ケイスケ「よぉ〜〜〜〜し、これで上手くいったな?」

それから、少し経ち・・・。

タケミチ(はっ!?あれ?さっき、何が起きたんだ!?いきなり、後ろからっ・・・ってえ!?)
カズトラ「んんっ・・・。」

二人は、口はガムテープで塞がれ、手は後ろ手に結束バンドで縛られる。

ケイスケ「カズトラ、タケミッチ、今日から3人で生活していこうぜっ!?よろしくなっ!!」
タケミチ(何だ!一体どうなってるんだ!?何でっ・・・バジ君がこんな事!?あーーーー!?まさかっ、元々カズトラ君は、監禁されていて!?じゃあ、最初から犯人はバジ君!?って事は、ヤバい!今回、小学生の時点でこ〜なったって事は、未来では千冬とも会えず、監禁されてるままになってる?)

しかも、その後バジはーーーー・・・

ケイスケ「大変だっ!マイキー!?俺、見ちまった。カズトラとタケミチがブラドラの連中に、連れて行かれる所!?二人がいなくなった!?」

っと言う嘘を今度は、バジが伝えている。

マイキー「ブラドラにっ!?マジか?それっ・・・!?二人は、どーなった?それで・・・。」
ケイスケ「分かんねー。見失った、俺のせいだ!二人が今っ・・・ヤバい事になってるかもしんねーのに助けられねーっっ!?」


 

674:影虎◆Vs hoge:2023/09/21(木) 15:25 ID:bFc

その頃、タケミチはーーーーーー・・・。

タケミチ(だったら、何とかバジ君を説得しないと!?未来変えるのは、簡単じゃねー。どーやって!?)

一方、太寿達の方ではーーーーー・・・。

「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」

部下1「ん?どちら様で・・・?」
サウス「クリフは何処だ?いるんだろ?邪魔だ、どけ!?」
部下1「ちょっと!?勝手に入って来ないで下さいっ・・・、」

「ドガバキィ(サウスが部下を殴る音)」

部下1「うっ・・・。」
部下2「な、何やってるんですかぁ!?」

「ドゴッ(部下をサウスが蹴る音)」

サウス「うるせぇーー!?クリフ出せぇーーー(怒💢)」

部下3「ちょっと!何やって??(汗)」

「バキィ(サウスが3人目の部下を殴る音)」
「ガチャ(太寿の部屋の扉が開く音)」

サウス「クリフっ・・・!ここにいるのかー!?」
クリフ「ガチガチガチ(クリフが恐怖で震える音)」
太寿「クリフに何の用だ?お前は、誰だ・・・?顔が見えねぇ。」
サウス「まさかっ!?ブラドラのボスってのは、そっちの事か?シバ 太寿?」
太寿「あぁ、そうだ。俺様がシバ 太寿だ。元ボスの。」
サウス「(め、目が見えないのか!?クリフは、逃げてこんな奴を好きになったとでも!?こんな男のどこにっ・・・?)だったら、太寿!戦えっ!クリフは、元々こっちの恋人だっ!?」
太寿「何ぃ!?恋人だとぉ!?そんな話、クリフからは聞いてないぞっ?」
クリフ「すみませんっ・・・太寿さん!サウスさんと、最初は付き合っていたけど、度重なるDVに限界で、逃げて来てその後、太寿さんの元に来ました。隠しててすみません!?」

場所を変え、二人は戦う事にーーーーー・・・

この時、サウスは思った。目の見えない太寿では、こちらの攻撃は交わしにくい。パンチすらもサウスに当てられないだろう、と。
この喧嘩、こっちが勝つ!!

「ビュ(サウスが太寿にパンチを仕掛けようとする音)」

サウス「フォルテッシモ〜〜〜♫♫」
クリフ「サウスがっ・・・右パンチで太寿さんの右頬にパンチを当てよーとしてる!?」

「がし(太寿がサウスの右腕を掴む音)」
「グッ(掴んだ右腕を自分の脇に挟む音)」
「ドゴッ(サウスのみぞおちに蹴りを喰らわす音)」

クリフ「太寿さんがサウスの上に馬乗りになったぁ!??くっ・・・首に手をかけてっ締めてる!!!」

サウス「・・・っっ!?」

「ガッガッガッ(締めながらも、残る片方でパンチをする音)」

クリフ「締めながらもパンチしてるっ・・・??」

675:影虎◆Vs hoge:2023/09/21(木) 15:47 ID:bFc

サウスも太寿にパンチを返すが、寝てる状態ではダメージは、半減。立ってる時の半分しか、力を出せないでいる。
しかも、太寿は全体重を、右手にかけ続け・・やがて・・・、

「ボギィ(何かが折れる音)」

クリフ「!?(この音はっ!)」

それは、サウスの首が・・・折れる音だった。

クリフ(サウスは小さい頃、親のディノを殺した危険な男なのにっーーーー!?あんなアッサリと!?夢みたいだ!)

この戦いのサウスの負けは、一方的な思い込みによる油断。太寿が目が見えないからと、サウスは初めから自分は負けない、負けるはずがないと思いこみ過ぎた。
それが結果・・・太寿の本気に気付けなかった原因である。
太寿は、初めからサウスを死なす気だったーーーーー・・・

太寿「うぉおおおおおおおお!!?」

「しぃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん(周りが静まりかえる音)」

太寿「DVする男ってのは、負けてもしつこい。これ以上、クリフに何かされるぐらいなら・・・殺しといた方がいいだろうがぁ?なぁ・・・。俺様は、今の幸せだけは壊されたくねぇんだ。誰にもな?」
クリフ「!」
部下1「太寿さん。っと言う事で、俺がサウスを殺したって事で、警察に自首して来ます!」

こうして、太寿のサウス殺しは闇に隠されて、元の生活に戻るだけとなったーーーーー・・・。
その後、マイキーはバジを呼び出した。

マイキー「なぁ・・・バジ?何で嘘つくんだよ。」 
ケイスケ「えっ?何の・・・嘘だよ?」
マイキー「分かってんだよ、嘘ついてるって、カズトラ達の件。あん時は、黙ってお前の話、信じてるふりしてたけど、本当は知ってるんだ。あの日・・・二人が消える日。俺は隠れて後ろから、3人の後を付いて行ってたから。バジの家に入る所も、確認済みだ。」
ケイスケ「!」
マイキー「なぁ・・・?その後、タケミチとカズトラは出て来なかった。なのに、お前・・・ブラドラの件の嘘ついたよな?」
ケイスケ「・・・・・・っ。」
マイキー「何でだ?俺はさ、普段と違うお前の様子が気になってた。心配になって・・・後付いて行く事にした。
何か、お前が、タケミチにまたしねーか?って。」
ケイスケ(後・・・付いて来てた!?そんなんもうっ・・・誤魔化せねーじゃねーかよ!?ど、どうする?何か・・・。)
マイキー「それにお前、精神・・・病み過ぎだから。余計に何するか、気になっちまったんだよ。」

676:影虎◆Vs hoge:2023/09/21(木) 16:01 ID:bFc

マイキー「それで、二人は部屋でどうしてる?まさか・・・お前、二人を殺したんじゃ・・・ないよな?バジ・・・・・・。」
ケイスケ「嘘・・・ついたのは、認めるよ。俺も俺で、どうかしてたんだ。精神を病んでから・・・、誰かに側にいて欲しくてっ・・・!それで、つい・・・二人に住んでもらおうってーーー・・・。」
マイキー「住んでもらってたって(汗)それ、お前ーーー・・・。」
ケイスケ「二人は、元に戻ってもらうから、だから許してくれ!?マイキー(涙)」
マイキー「・・・・・・精神病んでて、悪い事も分からねーのか?バジ。やっぱり、普通じゃねーな。こうなる前に気づけねーってどうかしてるよ。お前。二人、生きてるなら良かった(汗)すぐ、元に戻してやれよ?それだけだ。けど、二度とこんな事はすんなっ!?」
ケイスケ「分かった(泣)これからは、やんねー。」
マイキー「淋しいなら、俺が側にいてやるから!だから、もう・・・やんなよ?そういう事。」
ケイスケ「ありがとうっ・・・マイキー!?(涙)もうっやんねーからっ!?」

こうして、マイキーの行動で、誘拐&監禁事件は解決した。
タケミチは、カズトラと二人で久しぶりの外へ出る!

タケミチ「ありがとう!マイキー君、何で分かったんスか!?」
マイキー「バジが変がだったからーーーー・・・。普段のバジならさぁ、グループの和を乱すなんて、しねーんだ。そんなアイツがお前の事をボコってたから。だから、おかしいって思った。そしたら、あんな事が・・・。」
タケミチ(そうか、マイキー君はちゃんと気づいてたんだ。だから、こっちも助かったんだ!良かった(笑)てか、なんの為に俺はリープしてたんだっけ??いっか、マイキー君が解決してくれたんだし!!この際、もうっーーーー・・・?)

その後は、東卍仲良く皆で、続けました、とさ。
これにて、一件落着!!




完結

677:影虎◆Vs hoge:2023/09/21(木) 16:14 ID:bFc

続いての作品設定説明です。

登場人物

バジ ケイスケ(14歳)
オリキャラ・ニャー太(14歳)猫人間で猫耳があって、頭はソフトクリームの様な髪型。ホッペは、猫ヒゲが2つある。身長は、かなり低い。(小学生並み)
バジとニャー太は、付き合っている。
シバ 太寿(高校生設定)
シバ 八戒(中学生設定)
サノ マンジロウ(中学生設定)
マツノ 千冬(中学生設定)
ドラケン(少し登場)
三ツ谷 タカシ(少し登場)
明司 タケオミ(20歳くらい設定)
サノ 真一郎(20歳くらい設定)
明司 センジュ(中学生設定)
オリキャラ・ソイジュ(20歳くらい設定)
八戒と・・・?

以上が登場人物になります。
今回の世界は、ホワイトコスモが若干創造した、カズにゃんこの世界に似ています。猫人間と普通の人間が共存する世界。
ひと味違う東京リベンジャーズの世界をお楽しみ下さい。
尚、BL表現にも注意して下さい。(主にショタがあります)
タイムリープは無し。
コスモの登場もほとんど無し。
では、説明を終わります。

678:影虎◆Vs hoge:2023/09/25(月) 07:47 ID:3fU

タイトル【〜東京リベンジャーズ〜ラブ💖東卍】

東卍のバジ ケイスケと付き合っているニャー太のお話である。
ここは、ホワイトコスモが創り上げた、猫人間と人間が同居して暮らす世界。
猫人間の方が、身長が低いという特徴がある。
そして、猫耳と尻尾もある。

語尾に「にゃ〜」とたまに付ける話し方も特徴的。

ニャー太「にゃぁ〜。」

「ギシギシギシ(ベッドが軋む音)」

ケイスケ「ニャ、にゃ〜ちゃん・・・。」

ケイスケは、よくニャー太をあだ名で、「にゃ〜ちゃん」と呼んでいる。

ニャー太「はぁはぁ・・・。」
ケイスケ「気持ちよかった。」

行為が終わり、東卍の特攻服に着替えるケイスケ。

ケイスケ「にゃ〜ちゃん、今日も東卍メンバーの所に行って来る。また、俺の部屋で待っててね??
ちゃんと、帰って来るからさ。」
ニャー太「いつ、帰って来るんにゃ?その間、暇だにゃ〜。」
ケイスケ「あーーっと、テレビ観たり、ネットとか
やっててよ?遅くなる。」
ニャー太「また、遅くなるんにゃ〜?」
ケイスケ「しっかたねーんだよ、こっちはこっちで。喧嘩しねーといけねーから。にゃ〜ちゃん、連れては行けねーし。喧嘩に巻き込みたくねー。にゃ〜ちゃんは、喧嘩出来ねーでしょ?暴れてくっからよ、じゃ?」

「バタン(扉が閉まる音)」

ニャー太は、ケイスケと二人で同居中。

ニャー太「暇にゃ〜。ネットやってよ!?」

「パカッ(パソコンを開く音)」

ニャー太(最近、ニャー太のマイブーム!ゲームで誰かと戦ってあっそぶにゃ!)

「ピコピコ(ゲームの効果音)」

ニャー太(今日の敵は赤いドラゴン?あっちで操作してる奴いるにゃ!)

「ピコピコ(ゲームの効果音)」

ニャー太「ニャー太の方は、ホワイトドラゴンにゃ!!(負けないにゃ!)」

ネット上で、遠く離れている相手同士とネットで戦ったりするゲームで、プレイヤー同士会話も出来る機能だ。
最近の若者の間で流行っている。

679:影虎◆Vs hoge:2023/09/25(月) 08:07 ID:3fU

「グガァ〜〜〜〜(ドラゴンの雄叫びの音)」

ニャー太「炎吐いてきたにゃ〜?避けるにゃあ!お返しの風おこしにゃ〜!」

「バッサバッサ(風おこしをする音)」
「ヒョイ(相手のドラゴンが攻撃を避ける音)」

ニャー太「あ!避けられたにゃ〜!」

「バシ・・・ガクン(ニャー太のドラゴンが転ぶ音)」

ニャー太「尻尾払いにゃ〜!?ホワイトドラゴンが倒れちゃったにゃ〜!?」

「ブァアアアアア(ニャー太のドラゴンが炎を吐かれる音)」

ニャー太「更にトドメの炎吐き!?ああああああ〜!?」

「バッタンキュウ〜(ニャー太のドラゴンが倒れる音)」

ニャー太「あーぁ、ヤラれちゃったにゃ〜、強すぎだにゃ〜(涙)ん?相手から、メッセージにゃ?」

太寿「俺のレッドドラゴン強いだろ〜?(笑)現実でも、ブラドラってのやってんだ。会って遊ぼーぜ?」
ニャー太「今からだにゃ?ん〜、会って遊ぶくらいなら、いーニャ!(最初は、友達だったんにゃ。)」

その頃、太寿の家ではーーーー・・・

太寿「ハッカ〜〜イ、遊んで来る?家、頼んだ。」
八戒(兄貴が・・・遊びに?誰と?ゲームの相手か??珍しいな。
っと、言ってもビジネスで言う、裏の仕事でストレス溜まって最近、ゲームにのめり込んでるからなぁ〜。そっちより、マシか。
普段、向けられるストレスは、俺か姉のユズハ。遊びの方がまだ、マシだ。ずっとそうならいいのに。あ、今日か・・・東卍メンバー集会に行かねーと。)

太寿は、ブラックドラゴンのリーダーで、弟の八戒は東京卍に入っている。
その頃、ニャー太の方ではーーーーー・・・・・海に来ていた。

ニャー太「広いにゃ〜!楽しいにゃ〜!」

無邪気に海遊びをしている。
この世界の猫人間は、水に濡れても平気なので、お風呂にも入るし海も大丈夫。

ニャー太「太寿も入ってにゃ〜!?」
太寿「俺はいい・・・。ここで、休んでる。良い眺めだぜ?チュウ〜(ストローで飲み物を吸う音)」

「バシャバシャ(海でニャー太がはしゃぐ音)」

太寿「(楽しそうだなぁ、ニャー太は。はしゃいでんなぁ?ずいぶん。)風邪、引くんじゃねーぞ?」

680:影虎◆Vs hoge:2023/09/25(月) 08:29 ID:3fU

太寿(去年の冬。12月は、東京卍とやり合って、マイキーに負けた。
この俺様が。あんなチビのガキに・・・。それから、ブラドラはーーーー立て直すのにかなり、時間が必要だった。ニャー太は、幸せそうで元気そうで、争いとは逆だな。
八戒とユズハとは、違って笑顔がある。あの二人にはそれが無い。
あの笑顔・・・・たまらねぇな??)

太寿(何だか、惚れちまったみて〜だ。ニャー太に・・・。)

普段の太寿と言ったら、女にはモテないので大体の肉体相手は、弟の八戒だ。

回想(ここから、BL注意)

八戒「何すんだよ!?やめてくれよぉ!兄貴っ・・・!」
太寿「弟のクセして、抵抗してんじゃねー!?」

「ゴッバキドゴ(太寿に殴られる八戒の音)」

八戒「うっ・・・!」
太寿「気持ちよくさせろ!?じゃねーと、ユズハにやんぞ!?いいのか?」

回想終了

その遊びの帰り。
太寿にとっては、初恋だった。

太寿「おい、ニャー太?」
ニャー太「んにゃあ?」
太寿「俺様と付き合わねーか?んん?」
ニャー太「言うの遅れたけど、先に付き合っている相手がいるから、無理ニャ!」
太寿「!恋人いるだとぉ!?明日、そいつに会わせろ!?」
ニャー太「会って、どうするんにゃ〜?ブルブル(震える音)」
太寿「話しておきてぇ事がある!明日だぞ?(怒💢)」

物凄い顔で怒りだす太寿に恐怖を覚えるニャー太。
次の日。

ケイスケ「にゃ〜ちゃん、会わせたい奴って?」
ニャー太「この人。友達の・・・シバ 太寿にゃ・・・。」
太寿「お前がニャー太が言ってた恋人のバジ ケイスケかぁ?(怒)」
ケイスケ(コイツって、確か・・・ブラックドラゴンの・・・ボスだよなぁ?マイキーから、話聞いたな。去年の冬、クリスマスイブ。教会で、シバ 太寿とやり合って勝った。
俺はあの日、にゃ〜ちゃんの風邪で・・・・)

回想

バジ「悪ぃ、マイキー。今日はにゃ〜ちゃん、熱出して行けねーんだ。外出んの勘弁だ。千冬にも言っといてくれ!にゃ〜ちゃん、熱下げよーね?」
ニャー太「はぁはぁ・・・バジにゃ〜・・・。」

回想終了

バジ(俺だけは、行けねーまま。話だけ、聞いたけどその太寿が何で・・・?)
太寿「ニャー太に関して、俺様と戦え!?勝った方が恋人になれる!!」
ケイスケ「なっ・・・?(こっちだって、50対1バトルやれるぐらい、強いんだ!?)分かった、戦えばいいんだな?やってやるぜ?」

「ドゴッ(太寿の右パンチがケイスケの左頬を殴る音)」

681:影虎◆Vs hoge:2023/09/25(月) 15:47 ID:3fU

ケイスケ「うっあ・・・?(何・・・だ?コイツのパンチ。比べもんにならねー程の圧がある。)」

「フラァ〜〜〜(ケイスケがよろめく音)」

その後は、バジも一つ2つとパンチを返すものの、太寿側のダメージはほとんど無かった。

太寿「この程度、か?」
ケイスケ(嘘・・・だろ?全力でこっちはいってんだぜ?なのに、その程度扱い、か?クソッ!マジで強いなぁ〜。)

「グキィ!(太寿の足がケイスケのお腹を蹴る音)」

その際、ケイスケの口からは血が出る。

ケイスケ「ニャー太・・・。」
ニャー太「ばっ・・・バジにゃ〜!?」

「がしっ(ケイスケの胸ぐらを掴む音)」

太寿「トドメだぁ!?バジィ!!」
ケイスケ「!(もう・・・駄目、だ・・・。)」
ニャー太「やめてにゃ〜!殺さないでにゃ〜!?恋人に、ちゃんとなるからっ!だからぁ、やめてにゃ〜〜〜!」
太寿「へっ・・・話が分かってんじゃねーか?ニャー太、行くぜ?」

「ドサッ(ケイスケが地面に倒れる音)」

ニャー太「バジにゃ〜、さよ・・・なら。」

ニャー太は、泣きながら震えながら、バジの方向を見る。

ケイスケ「ニャ・・・ニャー太。」

地面に倒れたまま、ニャー太の遠ざかる様子を見つめるケイスケだがーーーー。
次、起きた時はベッドの上だった。

ケイスケ「ニャー太ぁ!!?」

「ガバ(ケイスケがベッドから、起き出す音)」

千冬「あっ!バジさん良かった、目を覚ましてっ?」
ケイスケ「ち、千冬・・・?」
千冬「バジさんにメールしても、返って来ないから、気になって・・・。家の近くに来たら、倒れていたから。
何かあったんですか?バジさん?その傷、誰にやられて!?」
ケイスケ「今は、何も言いたくねぇ。」
千冬「分かり・・・ました。」

その頃、太寿の方はーーーーーーー・・・・

682:影虎◆Vs hoge:2023/09/25(月) 16:06 ID:3fU

太寿「八戒、ユズハに言っておけ。恋人出来たから、出ていく。二人で仲良くやってろ。俺様は、ニャー太と二人で過ごす!」
八戒(兄貴が出ていく?やったぁーーーーー!!これで、性相手されなくていいんだ!)

八戒の方は、一気に天国になった。
太寿とニャー太の生活は・・・・・

太寿「おいっ!?ニャー太?ここ、食べかすやら、汚れてるぞっ!?掃除してるのかっ!?」
ニャー太「し、してない・・・にゃ。(汗)ニャー太、基本汚れても、気にならにゃい。放って置く。フルフル(体が震える音)」
太寿「俺様は、気になるんだっ!?ちゃんと掃除しとけ!?」
ニャー太「命令だったら、受け付けないにゃ!!」
太寿「あぁ!?(怒💢)テメェ逆らう気かぁ!!?」
ニャー太「怒り過ぎだにゃー!不快ニャー!出てくニャー!(怒)」

その度にニャー太は、バジの元へ帰って来た。

ニャー太「太寿と喧嘩したにゃー!家出してきたにゃ〜!泊めてくれニャ!?」
ケイスケ「また・・・喧嘩したの?これで何回目?
俺と一緒だった頃は、喧嘩なんかしなかったよね?太寿、合ってないんじゃないかな?ニャーちゃんに。」
ニャー太「でも、優しい時もあるんにゃ。プレゼント貰ったり。」
ケイスケ「優しい時もある?それ、・・・DVだよ。」
ニャー太「えっ?」
ケイスケ「カッと怒って。その後優しいとか、DVだから。
ニャーちゃん、分からねーから。(汗)ニャーちゃんが馬鹿で気付かないと思ってやってんだ。酷い奴だね。分からないからって、やっていーってもんじゃねーから(怒💢)そーいうの・・・。」

そこへ、太寿もやって来た。

太寿「ニャー太、いるかぁ?来てんだろ?部下に見張らせてっから、分かってんだ!」
ケイスケ「ニャーちゃんなら、いるけど。」
太寿「いるけどじゃねー(怒💢)テメェも元恋人の分際で何家に上げてんだ、ゴラァ!?(怒)普通は、家出して来ても、戻る様言うのが、大人だろっ!?」
ケイスケ「人の恋人取った奴が、よくそんな偉そうに言えんな!?(怒💢)家出される様な事、言ってんのそっちの方だろっ!?言っておくけど、俺と付き合った頃は家出なんて、されてねーから!?」

683:影虎◆Vs hoge:2023/09/25(月) 16:21 ID:3fU

太寿「テメェと話に来たんじゃねー(怒💢)ニャー太!さっきは、言い過ぎたから戻って来てくれ。
俺が悪かった、この通りだ・・・。」

「スッ(太寿がニャー太に頭を下げる音)」

ニャー太「!」

しかし、これ・・・太寿の表面的な謝りだった。
家出されてるのは嫌で、戻ってもらう為の。つまり、本当の反省では無い。

ケイスケ(ニャーちゃんが馬鹿だからって 謝った演技!?)
ニャー太「分かったにゃ〜!じゃ、許すニャー!」
太寿「よし、帰ろうぜ!」
ケイスケ(コイツ・・・(怒💢)マジで許せねー!気づかねーからって、ニャーちゃん騙してやがる!?
こんな奴・・・ふさわしくねー(怒💢)よし、俺がニャーちゃんを助けるんだ。)

また、ニャー太が家出した日。

ケイスケ「ニャーちゃん、ごめんね?」

「ペタ(ニャー太の口にガムテープを貼る音)」
「バッ(大きいサイズのキャリーケースにニャー太を入れる音)」

そして、バジはこっそりと外に出て、山近くの第2の家にニャー太を監禁した。

ニャー太「ばっ・・・バジにゃ〜〜〜〜っ!?フルフル(体が震える音)」

ケイスケは、ガムテープを外している。

ケイスケ「初めから・・・こ〜して置けば良かったんだ。そーすれば、奪われる事も無かった。誰にもーーーーー・・・。
大丈夫だよ、ニャーちゃん。DVの太寿から君を守ってるんだ。」
ニャー太「!」
ケイスケ「太寿が諦めさえすれば、俺もーーー・・・自由を与えられるから。」

夕方になり、太寿がバジの家を訪ねる。
バジもスタンバイしていた。

太寿「ニャー太は、何処だ!?来てんの分かってんだ!?出せぇ!?」
ケイスケ「目ぇ、離した隙にいなくなった。窓が開いてて、部屋にはこんな手紙が残ってたよ。(嘘)」

684:匿名さん hoge:2023/09/25(月) 16:33 ID:Rjg

初めて拝読したのですが、頭を下げるとスッという音がするんですね⁉️とても面白いです‼️私にはそういった音は聞こえないのでどこからその音が出ているのか教えて頂けると嬉しいです‼️

685:影虎◆Vs hoge:2023/09/25(月) 16:40 ID:3fU

>>684
頭を下げる時の音って言っても、現実の方だと出ないんですが、物語りの中の世界だから、素早く下げる際に「スッ」と下げた頭の付近から出るのかな?と思います!
少しの風と言う感じに・・・。

686:影虎◆Vs hoge:2023/09/25(月) 17:05 ID:3fU

因みにゆっくりの頭を下げるだと「ペコ」にしようかと思ってます(笑)
スローなのか、素早い下げなのかで表現を変えてみました!面白いと感じて頂けなら、嬉しいです!

687:匿名さん hoge:2023/09/25(月) 17:21 ID:FtM

へぇ、ペコって音がするんですね‼️素晴らしい聴力をお持ちなんですね‼️あと、自分でブンブン速く頭を振っても音は出なかったのですがやっぱファンタジーだから音が出るってことですかね❓

688:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 07:53 ID:l8M

>>687
そうですね!ファンタジーだからって事になりますね!
現実だと、作品以外でもゲームでなる効果音も、現実だと
鳴りません!マリオとかで、ジャンプして跳ねる効果音とか、ゲームの中だけです(笑)
多分、効果音を付ける事で分かりやすくする狙いなのかもしれません?

689:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 08:24 ID:l8M

(作品の続き)
それは、バジがニャー太に書かせたものだった。

ニャー太の手紙内容「太寿へ ニャー太、太寿が嫌になったから、戻りたくにゃい。 ニャー太より」

太寿がバジの部屋の中を探しても、ニャー太は見つからなかった。

太寿「クソッ!ニャー太、どこ行った!?(怒💢)」

その後も太寿は、部下を使ってくまなく、ニャー太を探させたが、一ヶ月しても見つからず・・・。

太寿「こんなに、探していない訳がねぇ。バジの奴、怪しいなぁ。かくまってんのか!?
いいか?バジを見張れっ!!くまなくな?俺に命令されたって言うのは言うな!本当の事、喋ったらテメェ〜ら無事じゃ済まねーぞ!?あぁ!?」
部下達「はいっ!!」

太寿の恐怖によって、部下は絶対服従だ。

しかし、バジも後を付けられていると気づいていた。

ケイスケ(太寿の野郎か・・・よし。)

ケイスケは、携帯を取り出すとマイキーに電話をかける。

ケイスケ「もし〜?マイキー?後を付けられてる。ん?ブラドラの奴らだ。」
マイキー「そこは、東卍の縄張りだ。分かってて、入ってんのか?ケンチンと三ツ谷呼んで追い出しておく。」
ケイスケ「サンキュ〜、マイキー。」

マイキーに指示された、二人はブラドラの部下の元へ、やって来た。

ドラケン「おい!そこで何してる!?」
ブラドラの部下1「げっ!?」
三ツ谷「ここは、東卍の縄張りだ!」
ドラケン「何の目的で入った?」
ブラドラの部下1「しーん。」
三ツ谷「一回目は、許せても2回目は無しだ。もし、また入ったら、いいか?マイキーを呼ぶぞ。」
ブラドラの部下1「しーん。」

その間にバジは、隠れ逃げた。
ニャー太を監禁している、家に滞在中。

バジ(厄介だなぁ〜。ブラドラに見張られて、俺も出歩けねぇ。よし!んなら、千冬か?)

次にバジが電話をかけたのは、千冬だった。

ケイスケ「もし〜?千冬??太寿に疑われて外出れねー。今、隠れてーから、別の家にいる。前の家は、売り払った。で、頼みあんよ?郵便で段ボールで、送って欲しい。金は、やっから。」
千冬「バジさん・・・。」

690:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 09:01 ID:l8M

ケイスケ「太寿の思い込みで、俺まで誘拐されて脅されて殺されっかもしれねーだろ?だから、身を隠すぜ!?マイキー達にも、そう言っといてくれ。」
千冬「分かりました!バジさんの命が大事っスよ!今、ペケJランドの仕事で、金稼ぎいいんスよ。金の余裕あるんで、渡します!」
ケイスケ「いいのか?サンキュー。太寿の野郎・・・本当は、部下使ってニャー太を拉致って、死なせちまってるかもしれねー。
俺はそれが怖いんだ。
ニャー太がもう死んじまってるかもしれねーって。
知ってんだ、俺。ニャー太は、何度も家出してた。DVされてたんだ。
太寿は、ニャー太の家出が気に食わねーって。もしかしたら、それで
あの男、嫉妬でニャー太を殺して、その罪を俺に被せる気でいるかもしれねーんだ。」
千冬「それは、困りますよ!俺、バジさん守るんでっ!?」
ケイスケ「ありがとう、千冬。」

太寿は、マイキーを呼び出す。

マイキー「丁度良かった。こっちも話がある。
お前の所の部下、東卍の縄張りに入ってんぜ?ボスなら、命令しとけ。」
太寿「知らねーなぁ?そいつは。部下が勝手にやってんだ。
何故か?って。それはなーーーーー・・・、お前の部下のバジが、ニャー太を家にかくまってると、噂になってるからだ(怒💢)」
マイキー「は?その話なら、バジから聞いてっけど、かくまってねーぜ?それに太寿自身も目で見ていないの分かってんだろ?ん?」
太寿「バジの親いんだろ!?さすがに親の元にニャー太を預けられてたら、分からねー(怒💢)バジは、何処だっ!?」
マイキー「(しつけーなぁ、マジでコイツ、DVだ。)バジの件は、言えねー。」

話し合いになる訳もなく、この日はそれで終わった・・・。

マイキー(本当にバジの言う通り、危険な奴。バジを守らねーと。)

その頃・・・明司の方ではーーーー・・・

タケオミ(さすがに困った。センジュがこのまま、私を好きでいるのは。兄貴として、妹の良き相手を選んでやるか。
夫になってもらうなら、真一郎、マイキーがいいか?
知らない男より、知ってる方が信用も出来る。話に行くか・・・。)

最初は、マイキーの元へーーー・・・・

マイキー「お見合い?今、それどころじゃねーんだ!バジが大変なんだよ!東京卍でやるべき事も色々あんだ!その話パス!!」

次に真一郎。

真一郎「お見合い・・・?お前の所のセンジュとか。」
タケオミ「いいか?よく聞け、真一郎。お前、男児愛なのはい〜さ。
しかしだ、長い先々を考えてもみろ!?
一生、女と付き合わないのは、変に思われる!その内、同性愛だのと、
なんだのと噂まで出るとかな。センジュとは、表面的でもいい。
マイキーに外見が似ている。特に今。」
真一郎「!」
タケオミ「お前、マイキーが好きだろう?センジュは、女の割に全く女っぽくなくて男っぽい。お似合いだ!二人して、恋愛とは無縁な所も。
恋愛売れ残り同士、良い話だろう?それに今は、お前も族を抜けてバイク店の仕事。安心して、任せられる。妹をっ!」

691:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 10:18 ID:l8M

真一郎「そんなに・・・言うなら付き合ってみようかな?」
タケオミ「本当かっ!?ならば、デートの日もこっちで決めて置くぞ!」

センジュにも、その件を伝える。

センジュ「お・・・お見合いっ!?何で・・・何で相談せずに決めたんだっ!明兄の馬鹿ぁ!?ポカポカ(タケオミをグーで叩く音)」
タケオミ「よせっ!?私も適当に選んだ訳では無いっ!真一郎は、良い奴だ!長年一緒にいるから、信用出来る!お試しカップル感覚でどうだ?
嫌になれば、いつでもキャンセルOKの!」
センジュ「お試しの・・・付き合い?ん〜〜〜、それなら、まぁいいけど。」
タケオミ「本当か?デートの日も決めて置いた。二人で楽しんで来い。」

約束のデートの日。

真一郎「(タケオミの奴、センジュを女化したマイキーだと、思えばいいとか抜かしやがって。)ん?」
センジュ「き、来たぞ・・・。待たせたな。」
真一郎「(あ、あれ・・・?センジュってこんなにマイキーに似てたっけ?小学生の頃と違う様な・・・。)
久しぶりだな、センジュ?これから、どこ行こうか?」
センジュ「チョ、チョコミント・・・食べたいな。」
真一郎「じゃあ、アイスクリーム屋さんに行こう。」

真一郎が買って来てくれた。

真一郎「はい。」
センジュ「あ・・・ありがとう。」
真一郎「次、どこ行く?」
センジュ「明兄に聞いて、真一郎がバイク店の仕事してるって。バイクを見たいな?」
真一郎「あ、いいよ。じゃあ、今から俺の店に案内する。店の鍵持ってるから。」

二人は、真一郎のバイク店に到着する。
そして、店内に入る。

センジュ「へぇ〜、カッコいいなぁ〜このバイク。」
真一郎「だろう?新作なんだ。普段は、色はホワイトのノーマルタイプが多めなんだけど、こいつはブラックで普通よりも、スピードがあるんだ。」
センジュ「バイクで、ドライブデートがしたいな!」
真一郎「いいよ。じゃあ、乗る?俺、乗り慣れてるから、二人乗りしようか?」

「ブォオオ(バイクが走る音)」

692:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 10:35 ID:l8M

ドライブ中は、互いに何も話さず時間だけが過ぎた。
真一郎が運転して、センジュは後ろに乗っている。

センジュ「真一郎といると・・・落ち着くな。」
真一郎「本当?良かった。こっちもだよ。」

今回は、それでデートは終わったが、その後もデートを繰り返し、
一緒に家で過ごす中に・・・。
タケオミから、ハルチヨにも。

タケオミ「そういう訳で、センジュは真一郎の元で生活する。
これからは、私とチヨの二人生活だ。」
ハルチヨ(えっ・・・!?マジでか?)

真一郎からは、マイキーへ伝える。

真一郎「マイキー、センジュを覚えてるか?センジュと一緒に生活する事になった。」
マイキー「センジュ?あーーーー、小学生の頃に俺とバジとチヨの3人で、遊んでたなぁ〜?そのセンジュとか?いーんじゃねーか?」

その頃、太寿の方はーーーーーーー・・・・

太寿(どーしても、ニャー太の事が諦めきれねー!?こーなったら、あの手でいくか?)

八戒「もしもしっ・・・?マイキーか?◯月◯日、◯時◯分、タコ公園の所で、会って話したい事がある。一人で来て欲しいんだ。そう、一人で・・・。」

「ピッ(携帯の電話を切る音)」

八戒「言ったぜ?兄貴。これで・・・いいのか?」
太寿「あぁ、上出来だ。八戒。ニヤ(笑みの音)」

約束の日、タコ公園🐙。

マイキー「話って・・・ん?た、太寿っ?」

八戒の後ろには、太寿もいた。

マイキー「どーいう事だっ!?おい、八戒っ?」
八戒「ごめん、マイキーっ・・・。」
太寿「八戒を使ってお前を呼んだのは、この俺様だ。用があったからなぁ?」

「バッ(太寿が八戒の首に包丁を当てる音)」

マイキー「何のつもりだっ!?テメェっ・・・!!💢」
太寿「バジのいる場所を言え!じゃねーと八戒を刺す!」
マイキー「あっ?そーいう事かよ!?お前、弟殺してまでか!?それだけの理由でっ・・・。」
太寿「お前が言えば、死なねーよ。マイキー?弟は。
俺も憎くて死なす訳じゃねーんだ、なぁ?」
マイキー(バジの命と八戒の命、そんなの・・・天秤にかけられねーよ。どっちも大事なんだから。だったら、第3の選択だ!)

693:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 10:51 ID:l8M

マイキー「言っちまうとバジは、消えた。何日前、手紙を残して忽然と。」
太寿「あぁっ!?」
マイキー「何もニャー太が消えて心配してんのは、お前だけじゃねーよ。バジも同じだ。バジは、ニャー太を探して来るって。それから、分かんねー。バジから連絡がねーんだ。」
太寿(何処で何してるか分からねー??まさか、嘘まではつかねーか。八戒で脅して。クソッ!もう、終わりか・・・。)

その後、太寿は諦めて去って行った。

八戒「ありがとう!(涙)マイキーっ!?俺の為に嘘、ついてくれて・・・!?」
マイキー「バジもお前も見殺しに出来ねーからな?」

次の日。太寿は、八戒とユズハが住む家を訪れると・・・

太寿「ニャー太とは、別れた。だから、戻って来た。八戒、ユズハ・・・また、生活をしような?」

一気に八戒にとって、天国から地獄へ叩き落とされた。
しかも、ニャー太分の苛立ちをぶつけられるハメになる。

八戒「はぁ・・・はぁ・・・。」

「ギシギシギシ(ベッドが軋む音)」

同じく病んできた八戒は、ネットに助けを求める。

ネット上のやり取り
八戒「誰かに・・・支えて欲しい。家の中で兄貴に・・・暴力を振るわれてる。」

そこで知り合いになったのが、ソイジュだった。

八戒(この人といると、安心するなぁ。ん?今度、会って話さないか?何回か、関わってやり取りしていて、信用出来そうだ。会ってみるか。)

待ち合わせ場所に着くとーーーーーと・・・

ソイジュ「ソイジュだ。よろしくな?オレ自身は、同性愛者だ。」
八戒「そ、そーなんだ。俺も肉体関係は、出来る方だけど。」
ソイジュ「一緒に家で同居しねーか?」
八戒「え?」
ソイジュ「お前の所の兄貴、一緒に生活してる限り、お前に暴力振るうぜ?」
八戒「!」
ソイジュ「こっちに来れば、手出しはさせねぇ。」
八戒「けど、兄貴はめちゃくちゃヤベー奴なんだっ!?力だって、強いからっ!?」
ソイジュ「安心しろ。俺はこれでも格闘家だ。喧嘩には、慣れてる。」

そして、次の日。

694:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 10:53 ID:l8M

>>692
間違い発見!
「一緒に家で過ごす中に」では無く、「一緒に家で過ごす仲に」です!
失礼しました。

695:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 11:08 ID:l8M

太寿「会わせてぇ奴って、コイツか?八戒。」
八戒「兄貴・・・この人は、ソイジュって言って、恋人だ。」
太寿「恋人!?誰が作っていいって言った!?あぁ?(怒💢)」
ソイジュ「そこで、オレと、勝負しろ!勝った方が八戒の恋人だ!」

「ドゴッバキ(太寿とソイジュが殴り合う音)」

八戒(すげぇ〜戦い!力は、互角か!?)

太寿(つ、強いなっ・・・、足崩させてダウンからの、馬乗り首締めにでもいくかぁ?殺してやるよ!?)

「ヒュ(ソイジュのパンチの音)」

太寿(来たな?パンチ!)

「がしっ(太寿がソイジュの腕を掴む音」
「がしっ(更にソイジュが太寿の腕を掴む音)」

太寿(何ぃっ・・・!?)

「ブンッ!!(ソイジュが掴んだ腕を自分の肩に乗せて、後ろを振り向き背負投げする音)」

ソイジュ「背負投げだぁーーーーー!!?」
八戒「!」
ソイジュ「からの〜すかさず、後ろに回って首締め〜!!」
太寿「ぐっ・・・!」

「ガッ「ソイジュが太寿の首を締める音」」

八戒(あっ・・・兄貴が負け・・・る?苦しそうだし、動けねぇ。
あれじゃ〜。ソイジュが座った状態で、兄貴の膝の上に自分の足も
乗っけてる。)

太寿は、口から泡を吹いて倒れた。

「バ・・・タン(太寿が、地面に倒れる音)」

八戒「ガチで強い!?ソイジュ!これが、喧嘩のプロ!?体格も兄貴と互角くらいだし。」
ソイジュ「勝ったぞ(笑)八戒?」
八戒「(でも、俺だけ幸せでも・・・こんどはユズハがーーー)た、頼みがある。同居の時、俺の姉弟のユズハもいいか?3人で・・・。」
ソイジュ「あぁ、構わんさ!どんと来い!?」
八戒「あ、ありがとう・・・(嬉し涙)」

696:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 11:16 ID:l8M

こうして、それからは八戒とユズハの二人で家を出て、
ソイジュの元で3人同居生活。
ついに太寿からの地獄から、解放された。
そして、家で太寿は一人になったーーーーーーー・・・。

太寿「・・・・・・っっ!(ニャー太も失いっ、八戒とユズハも出ていった!?何故だっ!!何故、俺様ばかりがこれ程、不幸にっ!?クソがぁーーーーっ!?(怒💢)」

その後の太寿は、ブラドラのボスとして部下とは
付き合いを続け、仕事にますますのめり込み、金稼ぎをしまくった。
いつしか、太寿は大金を得て、信じられるのは金だけになった。

太寿「人は裏切るが、金は裏切らねぇ。信じられるのは、金だ。」

こうして、太寿は金に突っ走っていくのだった。
その頃、バジとニャー太はーーーーー・・・

ケイスケ「ニャーちゃん?散歩に行こうね?」
ニャー太「にゃ!」

手を繋ぐバジ。
二人で、幸せにやっている様だ。



完結

697:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 11:20 ID:l8M

気づけば、もう700までもう少しです。
無我夢中で投稿していました。ケイ君の作品も、残す事・・・後、2冊です。
もう、全部投稿し終えてしまいます(汗)
正直、投稿を終えたらどうしようか?考え中ですね。
ケイ君の作品、終わっても余ると思います。

698:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 11:33 ID:l8M

作品設定説明です!

登場人物
花垣 タケミチ(高校生設定)
明司 タケオミ(30代代設定)
明司 センジュ(高校生設定)
サノ 真一郎(30代設定)
サノ マンジロウ(高校生設定)
キサキ テッタ(高校生設定)
橘 ヒナタ(高校生設定)
橘 ナオト(この時点で、警察設定)
サノ エマ(高校生設定)
ドラケン(高校生設定)
オリキャラ・ケイイチ(シークレット)
オリキャラ・真一(シークレット)
オリキャラ・タケヒナ(シークレット)

タイムリープ設定あり
BLあり
ホワイトコスモ登場あり
ブラックコスモによって、真一郎とタケオミが悪人になっています。

バジは、ハロウィンの日で死んでる設定です。
だから、バジの登場はありません。

では、説明を終わります。

699:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 14:55 ID:l8M

タイトル【東京リベンジャーズ〜タイムリープ〜】

花垣 タケミチ。高校生での生活。

タケミチ(ヤバいな。マイキー君が気がかりだ。
何とかしないと!?今のマイキー君は、不安定で東京卍は、昔とは違う。
俺が何とかしないと、駄目だけど・・・どうして、いつもリープしてるのに悪い方にいくんだろ?
誰かが邪魔してる?怪しいのは、キサキだ。
だけど、その証拠は無いまんま。)

その頃、梵天NO・3の明司 タケオミ。

タケオミ「センジュ?そろそろ、東京卍のマイキーと戦えるな?用意は出来てるか?」
センジュ「準備なら、OKだ。」
タケオミ(この戦い、東京卍が勝とうが、梵天が勝とうがどちらでもいい。最初から、目的はーーーーマイキーだ。
マイキーをこの手に出来るなら、梵天が勝ってもマイキーをこちらの仲間にするつもりでいる。
そして、マイキーをリーダーにする。梵天が負けても東京卍に、センジュと入るつもりでいる。
最初から、操れる側でいたいのさ。)
センジュ「?」
タケオミ(巨大なグループを作って、大きくしていきたいんだ。
マイキーが闇に染まれば染まるほど、周りは恐れていくだろう。恐れられないグループは、その内、消える。
かつてのブラックドラゴンの真一郎の様に・・・。真一郎は、優し過ぎた。だから、巨大化する手前で、ブラックドラゴンは終わった。)

回想

タケオミ「ブラックドラゴンを解散させるだと!?(これからだって時に欲がなさ過ぎだ!)」
真一郎「どうした?タケオミ?不満か?もう、十分だと思うぜ?」
タケオミ(・・・お前はな?真一郎。)

回想終了

タケオミ(その点、マイキーは違う。闇に染まって、恐れる程に強く、今の俺には求めるリーダーなのさ。真一郎が死んだ今・・・最もリーダーになって欲しいのは、センジュでは無くマイキーだ。
センジュには、悪いが利用している。それだけの為に。)
センジュ「明兄、どっちのが強いと思う?自分とマイキー。」
タケオミ「戦った方が早いだろう。それなら?お前も強いさ、センジュ。負け無しなのだから。現時点では?

しかし、そんな中・・・東京卍のタケミチと、言う男が近づいて来た。

タケミチ「話が・・・あるんです!」
タケオミ「ん?」
タケミチ「東京卍対梵天の戦いはーーーーナシにして、もらえませんか?」
タケオミ「何故だ?」
タケミチ「今のマイキー君は、普通じゃ・・・無いんです!戦ったら、死なすかもしれない!そっちが殺されるのも、マイキー君が殺人犯になるのも、嫌なんスよ!?それだけはっ・・・!!」
センジュ「ドキ。」
タケオミ「その・・・為だけに、敵側のお前からわざわざ話を?」
タケミチ「いけませんか?敵って言っても、死は嫌なはず!マイキー君は、これまでも仲間だった相手すら、理性を失くすとボコボコにするくらい、危険になってます!」

700:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 15:26 ID:l8M

タケオミ「その相手が女でも・・・か?」
タケミチ「え?」
タケオミ「女にも容赦ナシか?」
タケミチ「いえ、女はボコってません!何で、女の事聞くんスか?」
センジュ「自分は・・・自分は、それでもマイキーとは戦いたい!」
タケミチ「話、聞いてたっスか!?死ぬかもしれないんスよ!??」
センジュ「死ぬのは怖くない!戦いに死は付きものだ!」
タケオミ「・・・・・・。」
タケミチ「そうっスけど、マイキー君を殺人犯にもしたくないんスよ!?協力して下さい!お願いします!!」
センジュ「ん〜、じゃあデートしろ!」
タケミチ「ハァ!?男同士っスかぁ!?」
タケオミ「いや、あのなぁ・・・センジュは、妹でれっきとした、女だ。これでも。」
タケミチ「えっ!?女だったんスかーーーーっ!?」
タケオミ「何を驚いている?単に建前で男として、周囲には通してるだけだ。」
タケミチ「え?女の妹をわざわざ、こんな男同士の戦いに巻き込んでるんスか?それって兄ちゃんとして、心辛くないんスか?」
タケオミ「(あぁ、いざとなったら銃もあるからな。)兄の私がただ黙って妹を死なすだけだと思うか?」
タケミチ(笑って余裕もあるって事は、この人単に言ってるだけじゃなく、守れる方法も考えてるんだ。こっちが出るまでも無い?
っと言う訳で、センジュとのデートの約束が決まっちゃった。)
センジュ「デートは、◯月✕日だからな?すっぽかすなよ!?」
タケオミ(タケミチか。真一郎に似ているな?調べて置くか・・・。)
マイキー「ここで、何してる?タケミッチ。」
タケミチ「!ま、マイキー君っ!?(何でここにいるってバレたんだ?誰にも言ってないのに?まさか、キサキにでも見られていたのか!?
それとも、マイキー君が・・・リーパーなわけ?)」
マイキー「何で、敵の梵天と会ってるんだ?ん?その顔、タケオミか?」
タケオミ「久しぶりだ。マイキー。梵天は、妹のセンジュがリーダーなんだ。驚いたか?真一郎は、バイク店の事件で残念だったな?」
マイキー「!うっ・・・。ズキン(頭が痛む音)」

回想

タケオミ「気持ちいいなぁ。はぁはぁ・・・」
真一郎「タケオミ、いいだろう?俺の弟は(笑)」
マイキー「うっ・・・ん?」

マイキーは、睡眠薬で眠らされている。

回想終了

マイキー「妹・・・?何言ってるんだ。タケオミ?兄妹なんて、いなかったろ?」
タケオミ「何言ってるんだ?忘れたのか?チヨもいただろう。プラモの件だ。」
マイキー「知らない。それより、タケミチ?何で勝手に話してんだ。
俺のいない間に?」
タケミチ「言って置きたい事があっただけじゃないっスか!?もう終わったんで、帰ります!!」
センジュ「ま、マイキー・・・!?」
マイキー「!誰だ?お前、梵天のリーダーか?戦いは今から一ヶ月先だったな?容赦しねーからな?」
タケミチ「その件なんスけど!マイキー君?センジュは、今から俺と付き合う事になって、恋人同士だから、戦いはナシになったんスよ!?」
マイキー「男・・・同士でか?そうか、タケミチお前は同性愛者か?ヒナタがいるのにな。梵天のリーダーが恋人か、なら頑張れ。
良かったな?」
タケミチ「(何で・・・こうなっちゃったんだろう?でも、待てよ?それはそれで、この戦い止めれそう〜?)そーだったんスよ!?
だから、ヨロシクっス!皆には、秘密にして下さいよ!
(ヒナタには、後でコッソリ、メールで事情を説明して置こうっと。東京卍対梵天の戦いを止める為だったって。ひとまずは。)」

701:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 15:49 ID:l8M

マイキー(キサキの話、本当だったな。タケミチの行動をキサキから聞かされた。最近のタケミッチは、単独で出歩いてるからなって。)

回想

キサキ「マイキー?タケミチはさぁ〜?色々心配だろ?弱いからさ?
常に見張って守ってやるよ。場所、教えてやっからね?」
マイキー「本当か?助かるな。」

回想終了

別の日。キサキは、タケオミと会っていた。

キサキ「んでさぁ?話って?梵天のタケオミさん?」
タケオミ「金は10万やる。タケミチについて、知りたい。」
キサキ「今度は、タケミチかぁ〜。前はさぁ、マイキーについて知りたがってたよな?知り合いなら、本人に聞けばいいのに、何で?」
タケオミ「マイキーとは、真一郎のプラモの件以来から、関わっていない。真一郎が、死ぬ前も全く。互いに気まずいんだ。色々と。」
キサキ「タケミチは、これまでも東京卍のピンチを沢山、乗り越えてきたよ!
アイツがいなけりゃ、それこそ東京卍は終わってた。」
タケオミ「ピンチを、か?何度も?」
キサキ「カズトラ対マイキーの時も!
太寿対八戒の時も!スーパーヒーローみたいにさぁ??」
タケオミ「スーパーヒーロー?弱いのに、か?」
キサキ「力は弱いけど、アイツはーーーー何だかんだで一番東京卍を
守ってんよ!」
タケオミ(何故、弱い男がそれほど、上手くチャンスを掴めるのだろう?いくら何でも都合良く、行き過ぎだろう?現実とは、本来残酷だ。
タケミチと言う男がこれほどチャンスに、恵まれていたとしても
今回の東京卍対梵天の戦いを無しにされたのはーーーー私の思いに反する。何とかして・・・・。)

先にセンジュとの約束のデートの日。

センジュ「約束、守ってくれたな?じゃ、行くぞ。」
タケミチ「うん。(色々な所で沢山楽しんだ。その終わり目前・・・)」
センジュ「アイス美味いな?今日は、楽しかった(笑)また、チョコミント食おう!?」

「スッ(銃が何者かによって向けられる音)」
「バァ・・・ン!(センジュが撃たれた音)」

タケミチ「えっ・・・?じゅ、銃!?誰がっ?何でっ!?せ、センジューーーーーー!!?」
センジュ「タケ・・・ミチっ、自分は・・・梵のリーダー・・・だから、はぁ・・命狙われるの・・・ありえるん・・だ。だから・・明兄に伝え・・てくれ。後は・・・よろしくって。」
タケミチ「!」
センジュ「デート、はぁ・・・楽しかった・・ぞ。」
タケミチ「駄目だ!!(涙)死んじゃ駄目だっ!!センジューーーーっ!?」

センジュをこのまま、死なせたく無かった。だから、俺はリープの力を使ってその何日前に戻した。

タケミチ「コスモ!何日前に戻して!?センジュが死ぬの嫌だから。」
ホワイトコスモ「モ〜!!」

702:影虎◆Vs hoge:2023/09/28(木) 15:52 ID:l8M

読んだ方は、気づいたと思いますが・・・今回の作品に真一郎が登場すると記載しましたが、間違えで過去の登場はするけれど、死んだ事にはなっていて、本格的な登場はありません!!
サノ 真一郎(過去の登場のみ)と訂正します!すみません!

703:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 08:03 ID:l8M

タケミチ(こ〜なったって事は、さすがにデートの約束は、出来なくなったなぁ。どうする?東京卍対梵天の戦いはどう避けたらいい?)

そこを、偶然にもタケオミの運転する白い車が通りがかる。

タケオミ「タケミチ?そこで何をしている!?」
タケミチ「タケオミさんっ!?丁度良かった、今アナタに伝えて置きたい事があって。」
タケオミ「話なら、車に乗れ!山にでも行くか?こちらも話して置きたい事がある。」
タケミチ「いいですよ!コッソリの方が今は・・・。」

山付近の場所に車を停めて、二人は外に出て話し合う。

タケミチ「タケオミさん、センジュとのデートの約束、無理になったんスよ。すみません!この先も無理で・・・言っちゃうと、俺ーーーーちょっと行動をとある奴(キサキ)に見張られていて。」
タケオミ「見張られてる?」
タケミチ「(多分、キサキなんだよ。センジュが撃たれたのも、もしかしたら・・・。)俺のせいで妹さんにも危険がって考えたらデートするの怖くなって。」
タケオミ「それは、それでいいがこの先、センジュが殺されるからか?」
タケミチ「!(え、何でこの人センジュが殺されるって知ってるんだ??)
タケオミ「不思議、か?何故なら、こちらもタイムリーパーだからだ。」
タケミチ「え!?」
タケオミ「そして、タケミチお前もタイムリーパーだろう?」
タケミチ「何で・・・知ってるん・・・スか?(顔面蒼白)」

「チャカ(タケオミがタケミチに銃を突きつける音)」

タケミチ「!」
タケオミ「気付かないのか!?ワザとセンジュを撃ったのは私だ!何故かって?お前をリーパーだと疑っていたから。目の前でセンジュを撃たれたら責任を感じて、もしリーパーなら、力を使うだろう?知っていたか?
同じリーパー同士は、例え時間が戻っても、記憶は消えないんだ。それは、こちらも同じ。だから、分かった。
力を使ってはいないのにセンジュが死ぬ前の世界に戻っている、と。」
タケミチ「あっ!」
タケオミ「私じゃ無いなら、もうお前が使ったしか無いんだ!?これから、こちらの言う通りにしろ。
でないと、お前の彼女・ヒナタを見張らせていて、いつでも梵天の部下に命令で殺せるんだ。死なせたくないなら、タケミチ?木で首を吊って死ぬんだ!
それなら、ヒナタだけは助けてやる!?」
タケミチ(そうか・・・初めからこの人の罠だったんだ。ヒナタ、やっぱり君が死ぬのは嫌だから、俺が死ぬ事にするよ・・・。)

木の枝に吊るされたロープの近くへ、震えながらタケミチは歩く。

タケオミ「ちゃんと、書き置きもしてから死ぬんだぞ?」

704:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 08:23 ID:l8M

タケミチの遺書内容「マイキー君へ。俺は君を助けたかった。だけど、何度やっても助けられ無かった。絶望したから、死ぬよ。無力な俺なんて・・・もうこの世には必要ないから。ヒナタ、さようなら。キサキと幸せになってくれ・・・。タケミチより。」

「キシキシ(吊るされたロープにぶら下がるタケミチの音)」

タケオミ「よし・・・。」
タケミチ(ヒナタっ・・・ヒナタ!?大好きっ・・・だよ!(涙))

タケミチ死後。
恋人のヒナタは悲しみに暮れていた。
花垣の墓の前ーーーーーー・・・

ヒナタ「うっうっ(泣)どうして!?何で私を残して死んじゃったの!?(涙)花垣君っ・・・分からないよ!?ぐす。」
キサキ「悲しいなぁ〜。まさか、アイツが死ぬなんて。」
ヒナタ「テッタ君!違うよっ・・・(涙)こんなの変だよ!?花垣君がヒナを悲しませるって絶対おかしいよ!?そんなのって無いよっ・・・ぐす。(泣)」
キサキ「ヒナタ・・・。(確かに変なんだよなぁ?今までのアイツならーーーーーーーって事は?)ヒナタ、アイツの代わりは無理だけど、付きあわねーか?俺と・・・。ずっと、前から好きだった。今でもずっとーーーーー・・・。花垣の分も守るから。」
ヒナタ「ありがとう・・・テッタ君。ヒナ、すぐには無理だけどもう少ししたら、・・・テッタ君と付き合ってもいいよ。でもっ・・・やっぱり、今は無理だから(泣)」
キサキ「今じゃなくていい!俺も花垣の死は、悲しいんだ。仲間だったからなーーー(涙)」

キサキは、涙を流す。
その頃、マイキーも・・・・・。

マイキー(タケミチが・・・死んだ。俺のせいで死んだんだ。兄貴も似てたタケミチも・・・大切な人は皆いなくなる。
もう・・・駄目だ。バジだっていない。頑張れねーよ。これ以上・・・。どうしたって、こんな暗闇からは逃げらんねー。)

それからのマイキーは、更に精神不安定になり、
東京卍対梵天の戦いが始まってしまった。
マイキーの顔は、死んでいた。
顔に生気が宿っていない。

センジュ「行くぞっ!?マイキーーーーっ!?」

「ヒュウ(センジュがマイキーの宙を舞う音)」
「フッ(マイキーが消える音)」

センジュ(!?き、消えたっ??)

「スッ(センジュの後ろ頭上に現れるマイキーの音)」

センジュ「(いつの間に上にっ!?見えないスピードで!?)あっ・・・(顔面蒼白)ヤバいっ!?」

センジュは、浮いているから避けられない。

705:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 11:42 ID:l8M

「ドガァ!(マイキーがセンジュの首から〜肩に足を引っ掛け、地面に叩きつける音)」

タケオミ「センジュっ!!?(頭がかち割られている、・・・もう無理だ!)フルフル(体が震える音)」

「バッ(タケオミがマイキーとセンジュの間に割り込む音)」

マイキー「!」
タケオミ「この通りだ!マイキーっ許してくれっ!?もうっ・・・センジュは、女だ。梵天は、これより東京卍の元に入る事にする!敵じゃ無くなった。」
マイキー「あぁ〜〜、勝手にしろよ。」
タケオミ(何って、冷たい目なんだ。マイキーは。目に生気が宿っていない。)

こうして、梵天は東卍と合体した。

タケオミ(ひとまずは、望んだ通りだ。もう一人いた、タイムリーパーのタケミチも死なせた。この力の特徴は、リーパー自身の死の場合のみ、もう二度と本人は生き返れないという決まりがあるんだ。コスモから聞いた。
そもそも、俺にタイムリーパーが身についたのは、真一郎がブラドラを解散後・・・数年後。
借金生活で困り果て、死にたいと崖から落ちた後。
あの世でホワイトコスモに会ったのがきっかけだった。
リープして、死ぬ前に戻った。
そこで気づいたのは、ブラドラ以外のデカイグループを作る事だった。そのトップにマイキーを!と。
キサキに近づき、話を色々聞きながら、その間は梵天で金も稼ぎつつ・・・そして、今やっと!それが叶った。
目の前にマイキーが!?この東卍は、もっとデカくなる!金ももっと大きくなる!世の中は、金が全てなんだ!)
マイキー「・・・・・・。」
タケオミ(しかし、他にもリーパーがいたのは気づかなかった。もしや、他にもいるのか?
邪魔をするなら、他の方法で死なすしかない!そいつも。)

それから、次の日。

マイキー「キサキ、久しぶりだな?あれから、ヒナと同居してるんだってな?ケンチンもエマと同居中だ。幸せだろ・・・?」
キサキ「あぁ〜、幸せだ。ただ、な?ヒナタは、タケミチの事を今も思い出しちってさぁ〜?なぁ?変だと思わねーか?いきなり、あんな・・・さ?」
マイキー「?」
キサキ「怪しい奴、知ってんだよ。タケオミって奴。」
マイキー「!た、タケオミ・・・?」
キサキ「アイツ、コソコソとマイキーやら、タケミチの事を調べまくって。タケミチが死ぬ前も俺に接触しに来てた。
大抵、コソコソしてる奴にロクなもんいねーよ?
俺もそーだから分かる。」
マイキー「タケオミがタケミチを・・・??まさかーーーーーーーー。」
その後、マイキーはヒナタの弟・橘 ナオトと会う。

マイキー「タケオミって奴がタケミチを死ぬ様に追い込んだじゃねーかって?」
ナオト「花垣君の件は、姉から聞いてます。死ぬのは、不自然ですよ。ここで、一つ。その男が犯人なら、自白する様に引き出しましょう!!良い手があります、こちらは隠れて聞いてますんで。」

706:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 12:04 ID:l8M

その後、マイキーはタケオミだけを呼び出す。

タケオミ「話とは、何ですか?マイキー君。」
マイキー「仲間になるって言っても、信用がいる。そこで、俺だけにしか言えない秘密を打ち明けて欲しいんだ。例えば、過去にした過ちとか?言いにくいって思う秘密を。信用出来ねー奴は、部下にしたくないからな。
どうだ?あんのか。」
タケオミ「そうだな・・・実はタイムリーパーで力を使える。」
マイキー「力・・・?」
タケオミ「そうだ。」
マイキー「(タケミチと同じリーパーだったのか!?って、自ら死ぬと、能力が、無効になるって知ってたんじゃ!?)だったら、タケミチを生き返らせるの可能だよな?」
タケオミ「いや、何故だか最近、その力が使えない。(嘘)今は、それは無理だな。」
マイキー「秘密は、それだけか?」
タケオミ「後は・・・そうだな。」
ナオト(言うか?花垣君の件を?自白さえ、すれば・・・その場で逮捕出来るんだ。)

ナオトは、隠れながらもマイキーとタケオミの会話が聞こえる位置にいる。

タケオミ「小児性愛の面がある。男児が好きだ。」
マイキー「!?」
タケオミ「こーなったのは、真一郎の影響だ。誘われて一緒に観た。それからだな。隠したい秘密なら、こんなもんだ。」
ナオト(花垣君の件は、言ってこなかったか。かなり、警戒心の強い男だ。警察に捕まるのは、余程嫌とみた。)

その後、話は終わり・・・マイキーは、ナオトに提案をする。

マイキー「あの男に余裕を与えるんじゃ上手くいかねーな?こっちのやり方で、やってもいいか?」
ナオト「警察として、協力しましょう!花垣君の為です!!無念で死んでいったからーーーーーー・・・。」

その頃、タケオミは・・・・。

センジュ「明兄!?自分、やっと普通に外に出て大丈夫な様になったぞ!(笑)」
タケオミ「良かったじゃないか?傷も平気か?」
センジュ「マイキーは、思ってる以上に強かった。自分じゃあ・・・とてもじゃないが、勝てなかったよ。」
タケオミ「お前は、よくやったよ。センジュ?これからは、東卍メンバーとして頼んだぞ?マイキーは、真一郎の弟だ。」

次の日、タケオミは再びマイキーに呼び出される。

707:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 12:26 ID:l8M

タケオミ「また、話とは・・・何だ?」
マイキー「タケオミっ!?」

「チャカ(マイキーがタケオミに、銃を突きつける音)」

マイキー「お前がタケミチを死に追いやったんだろ!?キサキから聞いた。コソコソとタケミチを調べて・・・!?同じリーパーって思ってたから、邪魔でタケミチを、死なす様に誘導したのか?自白しろよ、じゃないと、撃つぜ!!」
タケオミ「!」
マイキー「今、この場で本当の事を言うなら撃たない。」
タケオミ「(キサキっ・・・余計な事を!?)ちっ(舌打ちの音)」

「バン!(タケオミが隠してた銃をマイキーに撃つ音)」

マイキー「うっ・・・!?」
ナオト「!?(顔面蒼白)」
タケオミ「いいだろう!これから、死ぬお前にだけ、真実を話してやる!?マイキー・・・、タケミチは私が死に追い込んだ。」

マイキーは、撃たれた腹を押さえながら、背中を丸めつつも
顔だけは、タケオミの方を向いている。

マイキー「何で・・・だ?殺さないと・・いけなかった・・のは?」
タケオミ「タケミチは、邪魔をした。それだけだ。私は、自分の思い通りに事が進まなければ嫌なんだ。そもそもな?」
マイキー「ううっ・・・。」
タケオミ「脅して死ぬ方向に向かう様にと、ヒナタをいつでも殺せると嘘をついたよ。嘘だったんだ。」
ナオト(嘘っ!?)
タケオミ「だが、あの男は、その嘘を信じた。そして、死んだ。
ハハハ(笑)馬鹿な男で良かったよ!嘘にも気付かないんだからな?」
マイキー「くそっ・・・!(涙)」
タケオミ「そして、まだ隠している事があるんだ。」
マイキー「え?」
タケオミ「真一郎のバイク事件の件だ。あれな・・・本当は、私が死ぬ方向に向かわせたんだ。元々の世界線では、真一郎は死んでいなかった。何でだと思う?」
マイキー「はぁ?」
タケオミ「元々のは、バイク盗み未遂事件だった。店の警報システムが作動するからだ。だが、リープの力で戻り・・・バイク事件の起きる30分前に店を訪ねた。」

回想

タケオミ「真一郎、お腹を空かせてないか?差し入れだ。
ちょっと、トイレも借りるぞ?」
真一郎「タケオミ!ありがとう!!」
タケオミ「その間、差し入れの飯でも食っていろ。」

回想終了

タケオミ「トイレも嘘だ。本当は、警報システムをオフにしてたんだ。」
マイキー「なっ・・・!(驚)」
タケオミ「真一郎は、気づかなかったよ。」

708:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 12:41 ID:l8M

タケオミ「そして、あのバイク殺人事件は起きた。」
マイキー(って事は・・・カズトラもバジも、悪くならなかったって事か?兄貴が死ぬ事も、バジが殺される事も、カズトラが刑務所に行く事も・・・?
本当は、そ〜なってない、未来があったって?タケミチが死ぬ事もーーーーーーー・・・??全部、コイツのせいじゃねーかよ!?(怒💢))
タケオミ「まぁ、安心しろ。今、お前を撃っても私は、リープの力を使い、撃つ前に戻れる。
そして、こうなると分かったから、お前の元へは行かない。
今、話した真実も消える。お前は、死ななくても済むから、安心しろ。マイキー?」

「ヒュウ(マイキーが消える音)」

タケオミ「なっ!?マイキーが消えた?」

「バッ(タケオミの宙の上にマイキーが出現する音)」
「ドゴ(空中からタケオミの顔頬にキックを喰らわす音)」
「バッタン・・・(タケオミが床に倒れる音)」

タケオミ「な・・何故・・・だ?うごけ・・て?(お腹を撃たれてまだ、そんな力が・・・?)」
マイキー「悪いな?こっちも嘘ついてた。撃たれたふり、してたんだよ。防弾チョッキしてた。ナオトから借りて。」
タケオミ「何ぃ!!?演技だとぉ!??」
ナオト「今までの話しは全て聞かせてもらった!真一郎のバイク事件&タケミチ殺人の件で、タケオミ!!逮捕するっ!観念しろっ・・・!!」
タケオミ「罠・・・か、これはーーー・・・全て・・・・そうかーーーーー・・・。」

その後、タケオミは逮捕され罪も裁かれた。
マイキーはタケミチの墓の所へーーーー・・・。

マイキー「兄貴も死んで、タケミチも死んで、ようやく気づいた。
もう、俺・・・闇落ちなんてしねーから。東卍守るから・・・。それでも、もう誰も会えねーんだな(涙)死んじまったらーーーーー。」

それから、1年半が経ち。

ヒナタ「テッタ君、赤ちゃん産まれたね?タケヒナって名前にしたよ。」
キサキ「可愛いな。俺のベビー。」

同じくして、ドラケンとエマの間にも赤ちゃんの双子が・・・

709:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 12:55 ID:l8M

エマ「死んだお兄ちゃんと似てる真一って名前と、後はケイイチって名前でいい?」
ドラケン「あぁ、死んだバジがケイスケだから、近い名前がいいな。」

しかし、その後・・・3人が大きく成長する度に・・・・

タケヒナ「前の時に自ら死んだ。」
ヒナタ「え?どこで?」
タケヒナ「森で。首を吊ってーー・・・・。」
ヒナタ(あれ?花垣君と同じ場所?でも、そんな話してないのに。もしかして、この子の前世って花垣君!?(汗))

真一とケイイチも・・・・

真一「前は、バイク店で仕事してて殺された。」
ケイイチ「俺は腹を刺して死んだよ!」
エマ「えぇ〜??(汗)」
ドラケン「こら、母親のエマを困らせるな。」

3人は、同じ幼稚園にも通ってトリオとして、仲も良かった。いつも遊ぶ。
そして、マイキーもそんな3人と会う日がーーーー・・・

マイキー「タケヒナと、真一とケイイチだって?ん?
何か、似てんな。外見が兄貴とバジとタケミッチに・・・(汗)」
真一「マンジロウ!」
タケヒナ「マイキー君?」
ケイイチ「マイキー?」
マイキー「!お前らっ・・・まさかっ!?何だよっ・・・(涙)俺より小さくなったなぁ〜、すっかり・・・(泣)
こんな奇跡ってあるんだな。」

生まれ変わって、再び3人に会えるなんて、マイキーも思っていなかった。
また、こうして会えてマイキーは、嬉し涙を流す。
再びマイキーに会いたいから、3人も輪廻を果たした様だ。
ホワイトコスモの力だろう。


ブラックコスモ「へっへっへ〜!過去には、真一郎を悪人にして、現在ではタケオミも、悪人にしたモ〜!悪エネルギーチャージも!!」

そして、コスモが取り憑いているとも知らず悪事も、まだまだ続く。




完結

710:影虎◆Vs hoge:2023/09/29(金) 14:34 ID:l8M

ケイ君の作品としては、これで最後になります!
作品設定説明を始めます。

登場人物
シバ 太寿(小学生設定〜中学生設定)
シバ 八戒(小学生設定〜大人20歳設定)
シバ父(太寿と八戒の父親)
ここでは、3人暮らし設定

オリキャラ・ヨシミ先生・男(太寿の通う学校の先生・頭は剥げていて、メガネをしてる。生徒からは、「ハゲヅラ」とあだ名をつけられる)
ユズハ(20代・ハンバーガーに務める店員)
シバ タイシュ(シークレット)
オリキャラ・シバ クリフ(体は、女。心は男の性同一性。)
オリキャラ・シバ ヨッカイ(シークレット)

今回は、マイキー達は出ません!
主に太寿達家族に焦点が、当てられている物語になります。
タイムリープは無し。
ホワイトコスモは登場無し。
ブラックコスモも登場無し。
BL表現無し。

今までとは、変わった視点で作品をお楽しみ下さい。


では、作品設定説明を終わります。

711:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 07:59 ID:IZA

タイトル【東京リベンジャーズ〜八戒・赤ちゃんになる〜】

シバ家。
兄の太寿。弟の八戒。父さんとの3人暮らし。

シバ父「太寿、八戒。今日も父さんは仕事だ。」

母さんが病気で死んでからは、父さんは牧師になった。

シバ父「太寿、お前が長男なんだから、八戒はしっかり躾けろよ。」
太寿「コクン(頷く音)」

父さんは、夜遅くになって帰って来る事も多い。
二人は、まだ小学生だ。

シバ父「仕事が忙しくて、家の事はやってられん。」

父さんが帰って来ても、疲れてるからか?相手をしてくれなかった。
この家には、父さんがいる様で父さんの存在は薄かった。
その代わりに家の主(あるじ)になったのは兄の太寿だった。

太寿「またお前かぁ!?何度言ったら分かるんだ!?(怒💢)」
八戒「ごっごめっ・・・なさっ!?(汗汗💦)」

八戒は、そんな兄が、恐ろしくて恐ろしくて仕方なかった。しかも、太寿は殴る蹴るの暴力もふるった。

「バキィドゴ(太寿が八戒に暴力を振るう音)」

八戒「あーーーーーーーっ!!」
太寿「お前が悪いんだっ!これは罰だっ!?」

八戒は、日常的に暴力を振るわれた。

八戒「うっううっ・・・・(涙)」

そんな事が繰り返されたある日。

太寿「八戒!?💢またかよ!こっち来いっ!??」

八戒の心はもう、限界だった。
いつもの様に怒っていたある日。

太寿「これで分かったかっ!?返事しろっ!?💢」
八戒「・・・僕、赤ちゃん。」
太寿「はぁ?何冗談言ってんだ・・・?」
八戒「赤ちゃんだから、何言ってるのか分からない。」
太寿「!まっまさか嘘だろ!?本当に赤ちゃんになってる!??さっきは俺が悪かった!だから、元に戻れ!?」
八戒「?何言ってるか、分からない・・・。はむはむ(自分の指を噛む音)」

八戒の心が壊れ、ついに赤ちゃん化してしまった。

太寿「どっどーしたら、元に戻んだっ!?(汗)」

歩き方もよちよち歩きに。

太寿「ヤバい!本当にマズイ!?(父さんにバレたら俺が責められる!どうしようっ・・・。)」

父が帰る時間。

シバ父「今日も遅くなったな?ん?」

「よちよち(四つん這い歩きで父に近づく八戒の音)」

シバ父「八戒!?何、四つん這いになっている?」
八戒「何言ってるか・・・分からない。」

712:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 08:16 ID:IZA

シバ父「何だっ!?どうなって?太寿ーーーーーっ!?いるなら、出て来い!こっち来い!?」

父は、太寿のいる元に。

シバ父「一体、どういう事だっ!?説明しろっ!(怒💢)」
太寿「・・・俺は、ただ・・・父さんに言われた通りに、ちゃんと八戒を躾けてただけだ。」
シバ父「だったら、何故八戒が赤ちゃんになった!?」
太寿「それはっ・・・それは、ちゃんと躾ければ躾ける程、八戒の心を追い込み過ぎちゃってーーーー・・・。」
シバ父「お前、この先どう責任を取るつもりだ!?八戒があんなままだと、周りから色々言われるんだぞっ!?父さんも恥をかく事になるんだ!何って事をしてくれるんだっ!?(怒💢)」
八戒「?」
シバ父「恥ずかしく学校にも通わせられないじゃないか!?これは罰だ!愛してるから殴るんだ!」

「ドッゴッドゴッバキィ(父さんが太寿に暴力を振るう音)」

シバ父「何故だっ!?何故父さんの期待を裏切るっ!?こんなに愛してるいるのに!何故父さんにこんな辱めを与えるっ!?愛してるのにっ!?何故分からないんだぁああーーーーっ!!?(怒💢)」
太寿「うっ・・・ううっ。」

太寿の口からは血が出た。

「ドサッ(太寿が床に倒れる音)」

八戒「はむはむ(自分の指を噛む音)」

その様子をキョトンとした顔で見つめるだけの八戒。

太寿「クソっ!お前のせいで怒られたじゃねーかっ!?八戒っ・・・お前のせいでっ!??」
八戒「ご飯・・・ご飯🍚」
太寿「何も分かってねー!分からなくていいよな、お前は?」

八戒は、ご飯とも喋ったり、トイレとも言ったりお風呂や、眠いも喋ってくる。

八戒「眠い・・・。」
太寿「一人で寝てーなら、勝手に寝ろっ!?(怒💢)」
八戒「わぁああああああ(涙)」

叶えてもらうまでは、ずっーと泣き続ける。

太寿(💢)
八戒「ぁあああああああ〜(泣)」
太寿「何なんだテメェーーーっ!?全然寝れねーだろっ!?(怒💢)
八戒「ああああはあああああ〜(泣)」

713:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 08:35 ID:IZA

仕方ないから、一緒に寝た。

太寿「すう〜(寝息の音)」
八戒「す〜す〜(寝息の音)」

八戒は、一人じゃ何も出来なかった。

八戒「トイレ〜。」
太寿(だから、俺が頑張るしか無かった。)

ただ、そうなればそうなる程、学校に行けなくなったり、
行ける日があってもーーーーーー・・・。

太寿「婆ちゃん・・・。八戒、訳あって、心が赤ちゃんになった。俺
は学校行って来るから、よろしく!」

たまにしか、小学校には来れなくなった分、それまでの仲良くしてた奴からも良い風に思われず。

生徒1「ここずっーと太寿って、付き合い悪いよなぁ?」
生徒2「前はあんなに仲良くしてたのに・・・。」
生徒3「もしかして、俺等の事嫌いになったとか?」
生徒4「きっと、そーだ!あ、じゃあオレらも太寿を嫌いになろう?」

いつしか、太寿を虐めてくる様になった。
机に落書きをされて暴言を書かれる。

太寿(最悪だ・・・。何で俺が?こーなったのも、全部八戒のせいだっ!?)

もう、相手する気も失せて、ひたすら勉強をし続けた。
家に戻って八戒と二人。太寿は、勉強中。

八戒「ご飯〜🍚」
太寿「今、勉強中なんだよ!?(怒💢)見て分かんねーのか!?」
八戒「ご飯〜🍚ご飯〜🍚」
太寿「あ〜〜!?何であっちはこっちを理解してくれねーのに、こっちはあってを理解してやらねーといけねーんだよっ!?不公平だろっ!?
イライラするぅ〜〜〜〜〜っ!(怒💢)」
八戒「ご飯〜🍚ご飯〜🍚」
太寿「しかも八戒!?お前のせいで俺は学校で虐められてんだよ!?一人になったじゃねーか!!分かってんのかよ!?(怒💢)」
八戒「赤ちゃんだから、良いことも悪いことも分からない。赤ちゃんだから、ルールも分からない・・・。」
太寿「!だけど・・・アイツらは、皆俺から去って行ったのに、八戒・・・お前だけは、俺から離れて行かないんだな。よし、だったら俺もお前から、離れねーよ!!」

この頃、太寿の八戒に対する見る目は変わった。
疎ましいと思う存在から、大切な存在へと変わった。
自ら進んで八戒のお世話をする様になる。

外へ出かける時は、車椅子で周りがいない時間帯を狙って、外出した。

太寿「よし、これなら知り合いもいない。」

近くの公園で、遊んだ。

「キコォ〜キコォ〜(ブランコに八戒を乗せて、後ろから押す太寿の音)」

714:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 08:42 ID:IZA

>>713
間違い発見!
太寿のセリフの「こっちはあってを理解して」じゃ無くて「こっちはあっちを理解して」ですね!失礼しました。

715:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 15:18 ID:IZA

太寿(八戒がいると楽しいっ!!)

今度は滑り台を二人で楽しむ。

「スゥ〜〜(大きな滑り台を二人で、滑る音)」

それでも、父さんの目は厳しく・・・。

シバ父「なかなか、八戒は元に戻らないな?どうするつもりだ?責任を取り続けられるのかっ!?」

その一方で、父さんからの激しい暴力も続いた。 

「ドッゴッ(父が太寿に暴力を振るう音)」

太寿「大丈夫・・・大丈夫。俺には、守るべきモノがあるから・・・。」
八戒「たぁ〜た?(太寿の名前を呼んでいる)」
太寿「八戒・・・お前がいるから、俺は頑張れるんだ。」

その後の八戒は、少しずつ言葉を理解出来る様になってゆく。

太寿「八戒、ご飯だぞ?🍚」
八戒「ご飯〜🍚ご飯〜🍚」
太寿「八戒、オモチャだ。」
八戒「オモチャ〜🪀オモチャ〜🪀」
太寿(成長してきてる?前より、言葉と行動のセットで繰り返してるの
理解してくれたんだ。分かってくれた!?って言っても、相変わらず本人が嬉しいって言葉に反応してるのみだけど。ただ、それ以外の成長は特に見られなかった。)

それから、歳月は過ぎて・・・太寿は、中学生になった。

シバ父(おっ?コイツやけに、大きくなったなぁ!?中学生になってから、父親であるこっちと同じ体型だとぉ!?)

この頃くらいになると、父親からの暴力も無くなった。
父さんとしても息子に負けるのは、嫌な為争いたいとすら思えない。
それがプライドだ。

この頃、学校に行くとーーーーーー・・・

生徒1「太寿さん!」
生徒2「太寿さんっ!」

体もデカくて喧嘩も強いからか?気づいたら周りに友人が新しく、出来た。
学校では、普通は制服だが太寿だけが私服だった。周りと違う事をして注目を集める。
生徒1「見ろよ、太寿さん・・・カッコいいよなぁ〜。」
生徒2「知ってるか?太寿さんって、裏でボ〜ゾク(暴走族)やってるって?」
生徒3「えっ?名前、何って?」
生徒2「ブラックドラゴンって言うんだって。」
1「ブラドラぁ!?カッコいいなぁ〜!!?」

個性もある為か、憧れる生徒も多い。
そんな太寿を、よく思わない者もいる。

ヨシミ先生「コラァーーーー!!太寿っ?また貴様かぁーーーー!?何度言ったらわかるんだっ!?他の生徒を見てみろ!?ちゃんと制服を着ている!」
太寿「・・・・。」

716:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 15:38 ID:IZA

ヨシミ先生「お前も少しは見習ったらど〜なんだっ!?周りが真似したら、どーするっ!?(怒💢)」
太寿「・・・命令するから悪い。俺は命令なら聞かん。着たいから服も着てるだけだ。他が真似しようがそんな事、頼んだ覚えもねぇ。
俺に責任取らせようなんざ、分かりきったセリフいうが、頼んでもいない以上、本人が選んだ事だ。俺に責任はねぇ。」
ヨシミ先生「コラァーーーーー!(怒💢)太寿っ!どこ行くー!?まだ話は終わっとらんぞーーー!?💢」
太寿「・・・・・・(無視)」
生徒1「すげ〜よな?あんな言葉?俺なら先生の顔色を気にして言えねーよ!」
生徒2「うんうん!出来る太寿ってやっぱスゲ〜!」
ヨシミ先生「貴様らぁああーーーーーー!?太寿のどこが凄いんだっ!?貴様らが褒めるから、太寿が付け上がるんだ!その考えは捨てろぉーーーーーーっっ!?(怒💢)」
生徒3「ハゲヅラ、うぜー。いっつも自分が正しいとか思い込んでる。(小声)」
生徒4「メンドクセー。相手すんのやめよーぜ?(小声)」
生徒2「そーだな?オレ達も行こーぜ行こーぜ?(小声)」

授業中も太寿だけが寝てる。一人、屋上。
そこへ例のハゲヅラこと、ヨシミ先生登場!!

ヨシミ先生「寝る馬鹿があるかぁあーーーーー!?(怒💢)またココかぁあーー!?起きろ〜〜〜💢💢太寿ーーーーーっ!!?何度言ったら分かるんだぁーーーーっ!?いい加減同じ事を言わせるなぁーーーーっ!」
太寿「うっせ〜な。俺も何度も言ってるだろ。あんたは自分の考えが正しいと、思ってるんだろうが俺も俺自身の考えを正しいと思ってるんだ。
いくら先生って言っても、邪魔する権利は無いはずだ。
俺以外の奴にはなっ?」
ヨシミ先生「うるさぁーーーーーいっ!(怒💢)ルールはルールだ!従えーーーーーーっ!?」
太寿「じゃあ、ぶん殴ってみるかぁ?先生。キレてるならなぁ?体罰になんぜ?」
ヨシミ先生「ふんっ!話にもならんっ!?」
太寿「・・・・・・。」

ヨシミ先生は、去って行った。
そして、この頃・・・・太寿は、主に八戒の世話をブラドラの部下にやらせてすらいた。

太寿「八戒は、今日は大丈夫だったか?」
部下1「はい!」
八戒「たぁ〜たぁ〜!」

そして、更にそれから月日が過ぎて、中学卒業の後は父の元を去る。

太寿「八戒とふたり暮らしする。今まで、世話になったな?」

きっかけは、父親の再婚だった。
金は自力でも稼げるので、何の心配も無し。それから更に太寿が20歳の時。

717:影虎◆Vs hoge:2023/10/03(火) 16:00 ID:IZA

太寿「本日、20歳を期にブラドラは解散する!皆・・・今までご苦労だった。好きに生きろ!」
生徒1「そんなぁー!?太寿さんの金稼ぎを頼りに生きてこれたのにっ・・・!?」
生徒2「そーっスよ!オレらには、太寿さんがいないと生きれねーっス!?」
生徒3「解散とか、それこそ生活の破綻ーっ!??」
太寿「おーう、だったらこの後も八戒の世話係として、家に来るかぁ!?金はその分やる。世話代として。ただ、3人ぐらいまでだ。」

部下達はジャンケンで決めて、その中から3人だけ選ばれた。
しかし、これがまさか後々・・・あんな悲劇に繋がるとは。

太寿は、20歳で神父の仕事をする。(ここの世界では、大学に通って無くても神父になれる世界。)

太寿(八戒の件がある以上、女との付き合いは諦めている。アイツは赤ちゃんだから、自分を守れない。俺が守るっ!)

しかし、それから半年後ーーーーーー・・・・

「グサッ(太寿が脇腹を包丁で刺される音)」

いつもの様に教会へ向かう途中だった。

太寿「うっ!」

口から血を出す太寿。

太寿(さっ刺された!?誰だっ??)
元部下4「太寿さんが悪いんスよ!?ブラドラを終わらせるからっ!?(涙)そのせいで生活に困って借金だらけじゃないっスかぁ!!」

一方的な恨みで刺された。

太寿(八戒・・・・・俺には、まだ守りてぇもんがっ・・・!?八戒・・・・・っ。まだ、死ぬ訳にはーーーーーー・・・・。)

「パタ(太寿が地面に倒れる音)」

その頃、八戒の方ではーーーー・・・

テレビのリポーター「ニュースです!今さっき入ってきた話によると、刺された男性がいて・・・死亡しました。身元は、シバ 太寿(20)と思われます!」
元部下1「あれ?これ・・・太寿さんじゃないっスかぁ!?」
元部下2「本当だ!太寿さんが死んだっ!??」
八戒「あれ・・・?俺、今まで何を・・・してたんだ?って何で裸っ!?(汗💦)」
元部下1「あれっ?八戒さん、元に戻ってる!?」
八戒「え?誰だ・・・。お前ら?(汗💧)」
元部下1「けして、怪しいもんじゃなくて、1から理由を説明しやーす!」
八戒「理由・・・?」

説明は、終わり・・・。

八戒「そっか、俺・・・内面が赤ちゃんになってたんだな。そして今は大人?(兄貴はさっき、死んだ・・・?今から一人で仕事をしないと・・・か。)」

その後は、部下達は家から出て行き、八戒は一人仕事をして
生活する事になったが・・・。

八戒「新しく入って来た、シバ 八戒です!」
店長「皆、仲良くやる様に!!」

ハンバーガー店で仕事をする事になった。
そこで出会ったのがユズハだった。

718:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 08:08 ID:Oo2

しかし、中身は小学生のまんまな八戒は、周りからは下手に見られる。

店員1「八戒、こんな事も分からんの〜?」
八戒「えっ・・・・その!?(汗汗💦)」
店員2「お前って馬鹿だよなぁ〜?(笑)」

その為、イジメのターゲットに・・・・。

ユズハ「ねぇ?あんた達、何してんの?ここ、仕事する場所だから。真面目にやる気無いなら、店長に言いつけちゃおうかな〜?」
店員1「冗談だよ!なぁ〜?」
店員2「行こ行こ〜。」

店員達、二人は出ていった。

ユズハ「ねぇ?大丈夫だった?あたしは、ユズハ!」
八戒「!あ、ありがとう!」

照れた状態の八戒。

ユズハ「あたしさぁ〜、あんたの事好きなんだけど!?タイプ❤」
八戒「えっ?嬉しいけど・・・(照)」
ユズハ「じゃあ、付き合おうよ!?あたし達!」

こうして、二人は付き合い・・・デートを重ねーーーーーー

ユズハ「次、どこ行く〜??」
八戒「任せるよ。」

早くも結婚して、同居をする。
ユズハは、八戒の一人暮らししている家で現在は生活している。

八戒「ユズハはさぁ〜、何で俺に惚れたの?どこ好きになったの?
顔とか?」
ユズハ「顔もそーだけど、ウブそうな所とか!?後はーーーー優しそうな所とか!」
八戒(すごく、今・・・幸せだなぁ。兄貴は、死んだけどユズハと出会ってから、すごく幸せだなぁ〜。)

その夜。

「ギシギシ(ベッドが軋む音)」

そして、早くも赤ちゃんが出来た。

赤ちゃん「オギャア〜!オギャア〜!」

名前は、死んだ兄の名から取って「タイシュ」
それから、タイシュは4歳になった。
八戒と二人で休日に家にいた時・・・・・

タイシュ「八戒・・・覚えてるか?俺は・・死んだお前の兄・太寿だ。」
八戒「えっ?(顔面蒼白)(死んだ兄貴の話なんて、ユズハにも言ってねぇーのに?)何で、そんな事を知って・・・・??」
タイシュ「お前には、DVも振るったなぁ〜。二人っきりの時。」
八戒(タイシュは太寿(兄貴)だっ!?)
タイシュ「もう、内面が赤ちゃんなのは戻ったんだなぁ?だが、分からない。教えてくれ。あの女(ユズハ)は誰だ?母さんじゃない。」
八戒「はぁはぁはぁ(激しい呼吸の音)」

719:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 08:34 ID:Oo2

タイシュ「俺達の母さんは、病気で死んだはずだろう?」
八戒(何でだ?もしかして、これってーーー・・・輪廻転生かよ!?)

タイシュが記憶を思い出してから、ユズハとの仲が悪くなった。

ユズハ「ちょっとーーーー!?タイシュ何してんの!?」
タイシュ「うっせぇ!クソアマ!黙れ!(怒💢)」
ユズハ「はぁ!?だれがクソアマですって!?(怒💢)」
タイシュ「母さんじゃねー!お前なんか。」
ユズハ「ねぇー!八戒!?タイシュ、ムカツクんだけど!?てかさぁ、
可愛く無いし、言う事聞かないし、ムカツクしーーーーー・・・
何であんたに似なかったんだろう!?あんたに似れば可愛がれたのにっ!??」
八戒「それは・・・(俺の兄貴だから、中身。汗💦)」
ユズハ「あんたもあんたでさぁー、あの子に少しは言ってよ!?父さんなんだからっ!?あたしばっか、酷い母親じゃん!?」

イライラしてるユズハは、タイシュを叩く事もあった。しかし、年齢的には、中身の太寿はユズハより年上だ。だから、余計にユズハを下手に見る。

「ばしっ(ユズハがタイシュの頭を叩く音)」

ユズハ「あたしのが親で上だっつの!」

「ドッ(ユズハがタイシュを蹴る音)」

ユズハ「生意気言うな!?(怒💢)」
八戒「も、もう・・・その辺にしたら?(汗💦)(俺から兄貴に言える訳無いだろ?中身は兄貴なんだぜ!?)」
ユズハ「もう!どっちの味方なのっ!?」
八戒(子供の頃のトラウマ消えねーんだよ!?)
ユズハ「ねぇ!?どうしたの?八戒?何泣いてっ・・・・(汗💦)」
八戒「・・・・・・っっ(涙)」
ユズハ「あんたも何か、いつからか変じゃない?」
八戒(何でっ?何でっ!?あんなに幸せだったのにーーーー!?)
タイシュ(・・・・・八戒。)
八戒(こんなっ、こんな事になるんだっ!??)

八戒は、ユズハに携帯に映った、とある人物の写真を見せる。太寿と八戒の小さい頃の写真だ。

八戒「ユズハ、これーーーー見てくれ。」
ユズハ「これって!?携帯の写真!??え、写ってるのって・・・タイシュ!?」
八戒「違うんだ。俺には、今は死んだけど兄貴がいたんだ。この携帯は、兄貴のだ。」
ユズハ「!何で・・・タイシュに似てるの?」
八戒「気付かないのか?タイシュは、その死んだ兄貴の生まれ変わりだ。記憶が・・・ある。だから、ユズハを母親だと思えない。」
ユズハ「そんなぁ〜〜〜、嘘。(涙)」
八戒(だけど、この先どうしたって兄貴は兄貴だからーーーーー・・・。二人の仲がそれで良くなる事も無く。それから、タイシュが小学一年の時。)

ユズハ「ねぇ、もう我慢・・・無理。別れてっ!お願い?」
八戒「そんなっ!?そんな事言わないでくれよ!?何でっ・・・・?」
ユズハ「何でかくらい、分からないの!?二人でいたって、あたしばっか辛い!!支えあってないじゃん!?あたしばっか、我慢してさぁ〜!?」
夫婦じゃないからっ!そういうの!?いい加減、気づいてよ!?一人でだけ、頑張るのっておかしいでしょ!?(怒💢)
もう、限界だからっ・・・!?」
八戒「!」
ユズハ「もう・・・出てくから。」

「バタン(ユズハが玄関のドアを閉める音)」

八戒とタイシュは、二人っきりになった。

720:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 15:11 ID:Oo2

タイシュ「どうする?八戒。俺を父さんに預けて、ユズハとお前の二人暮らしなら、上手くいく。このまま俺を加えての3人暮らしなら、ユズハは離れる?どっちを選ぶ?
かつて、お前が、赤ちゃんに内面なっていた頃・・・俺様は、見捨てなかった。お前は、こんな俺を見捨てるのか?」
八戒「そんなっ・・・!そんな事、言われたってーーーーー!?(涙)俺はっ・・・兄貴みたいに強くねーんだっ!!?」

この後、八戒は逃げる様に部屋を出て行った。
慌てて、タイシュも八戒の様子を見に行くが八戒がいない。
探していると、ベランダのドアが開いている。

タイシュ「ん?八戒?八っ戒ーーーーーーーっ!!?」

目を離した隙に八戒は、家の窓から飛び降り自殺していた。
その話を聞いたユズハは、後悔した。
葬式は、終わり・・・・ユズハとタイシュが墓の前に。

ユズハ「あたしがっ・・・あたしがっあんな事言ったからぁ〜〜〜〜!?(涙)ごめんっ!八戒〜〜〜〜っ!?(泣)」
タイシュ「・・・・・・っっ!(墓の前。その後、俺様は、親父の元に引き取られる流れになったがーーーーーだが、そこにも俺様の居場所は無かった。)」

シバ父「何故っ言う事を聞かないっ!?」
タイシュ「(当然だ。孫とは言え、子育ての責任を押し付けられた側。)
嫌いだからだ。あんたを、前から。」

中学になると、家出を繰り返し自宅には、戻らなくなった。

「バタン(自宅のドアが閉まる音)」

それでも、タイシュは八戒の命日になると、墓の元へ。

タイシュ(誰か先に来てるな?)

そこにいたのは、ユズハだった。

ユズハ「あんたも来たんだ?タイシュ・・・・あたし、八戒じゃなくて、あんたがいなければって良かったのにって思うよ!
それなら、八戒と別れなかったからーーーーー・・・。」
タイシュ「!(・・・・八戒。俺様もお前には、会いてぇな。)」

回想

八戒「タァ〜タ!?(笑顔)」

回想終了

タイシュの頭に浮かんだのは、内面が赤ちゃんになっていた頃の八戒。
あの頃が懐かしい。
もう、その姿を見れる事は、二度と無い。

タイシュ(何で・・・死んじまったんだ?八戒・・・?)

「ポタポタ(タイシュの目から涙が流れる音)」

721:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 15:22 ID:Oo2

「サァーーーーーー・・・・(雨が降る音)」

まるで、タイシュの悲しみに答えるかの様に雨模様の天気になった。
傘もささず、タイシュは立ち尽くす。

それからは、同じ中学に通うクラスメイトのクリフと出会った。
クリフは、体は女だが、心は男性の性同一性だ。

タイシュ「そうかぁ〜。お前も俺様と同じ、居場所がねーのか?」
クリフ「はい・・・。」
タイシュ「付き合うか?俺達。」
クリフ「はっ、はい!」

二人は、その後・・・高校生ぐらいの時にタイシュは仕事をしながら、
やがて結婚し同居する。
家を持った。

クリフ「赤ちゃん・・・・出来ました。」
タイシュ「赤ちゃんか・・・。」

回想

八戒「タァ〜タ!(笑顔)」

回想終了

その後、八戒に似た子が産まれる。
名はヨッカイ。
そのヨッカイは幼稚園になる頃ぐらいからーーーーー・・・・

ヨッカイ「兄貴・・・?俺って前、八戒・・・・だったよな?(汗💧)」
タイシュ「!?(ヨッカイは、八戒の生まれ変わりっ!?)
戻って来てくれたんだな(涙)八戒。俺様の赤ちゃんになってーーーーーーーおかえり。(笑顔)」

タイシュは、涙を流しながらも笑った。
かつて、内面が赤ちゃんだった頃の八戒が、今度は本当に自分の赤ちゃんになって生まれてくれて、嬉しかった。
3人はその後、幸せに暮らしていったという・・・・。



完結。

722:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 15:33 ID:Oo2

ここで、お知らせがあります。
ケイ君の作品を再度チェックしていた所、まだ投稿していない作品が
1冊だけあったと判明してしまいました!
すみません!!

投稿する作品説明します!

登場人物
羽宮カズトラ(小学4年生)
バジ ケイスケ(小学4年生)
サノ マンジロウ(小学4年生)
パーちん(小学4年生)
三ツ谷(小学4年生)
ドラケン(小学4年生)

カズトラ母(カズトラの母親)
サノ 真一郎(マイキーの兄貴・バイク店で仕事)
バジ母(ケイスケの母親)
オリキャラ・カズシゲ(シークレット)

大体の簡単な説明としては、カズトラはヤンキー設定では、ありません!
それ以外のメンバーはヤンキー設定です。
ホワイトコスモの登場無し。
ブラックコスモの登場無し。
タイムリープ設定無し。

また、少し違った東リベの世界をお楽しみ下さい。
では、説明終わります!

723:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 15:50 ID:Oo2

タイトル【東京リベンジャーズ〜ヤンキー君とガリ勉君〜】

カズトラ(僕は羽宮 カズトラ。小学4年生。今日も母さんは、夜遅くまで仕事。母さんの期待に答えるべく、毎日を勉強に使っている。
でも、時々はストレスをゲームセンターで発散中!)

ゲームセンターで遊ぶカズトラ。

カズトラ「へへっ!今日も勝った(笑)」

「ピコピコ(ゲームの操作音)」

カズトラ(ん?ゲームの戦い求める?よし、引き受けたっ!!)

戦い相手を選びながら時には、求めに応じながら戦うゲームだ。

カズトラ「うっわ!?嘘っ!ヤバッ!?(汗💦)強い!ズタボロ!?」
ケイスケ「よっしゃ〜〜〜!!なぁ〜?勝っちまって、悪いなぁ〜?俺、バジ ケイスケ。」
カズトラ「初めまして!羽宮カズトラです!」
ケイスケ「あれ?もしかして、タメ(同い年)じゃん?小学4年かよ?どこ小?」
カズトラ「山猫小学校!」 
ケイスケ「同じじゃん?クラスは?俺は4の3。」
カズトラ「僕は4の1。」
ケイスケ「クラスは違うから、知らねーのか?」

二人はその後、不思議と気が合っていつしかダチになった。

カズトラ「ねぇ?バジって勉強はしてる?」
ケイスケ「え?💧」
カズトラ「僕は、超ガリ勉だから、やりまくりだよ。」
ケイスケ「・・・・・・。」
カズトラ「前なんかも、3時間はぶっ飛ばしで勉強した。学校終わったら、大抵はいつもそう!」
ケイスケ「たっ・・・大変なんだな!?💧」
カズトラ「大変って普通は、皆そ〜だけど?バジは、違うの?」
ケイスケ「なんつーか、勉強に身が入らねーつうか、やる気出ねーんだ。」
カズトラ「先の事を考えたらさ、やらないよりかはやった方が
いいんじゃあ・・・?ほら、仕事とか有利だし?」
ケイスケ「そ、そーなんだけどな(汗💦)けど、やっぱりやる気が出ねーや。(い、言える訳ねーよな。俺が本当はーーーー東卍つう〜族やってるなんて・・・よ?)」

そう、バジ ケイスケは暴走族だったのだ。
小学校時間、マイキー達だけサボり。

マイキー「おっ?皆集まったか?今日もバイク、飛ばすぜ?
学校なんて、行ってられっかよな。」
ケイスケ「なぁ、皆聞いてくれ。俺な、最近新しくダチが出来たんだ。」
パーちん「ダチ〜?どんな??」




 

724:影虎◆Vs hoge:2023/10/12(木) 16:15 ID:Oo2

ケイスケ「コイツ!携帯で写真撮った。羽宮カズトラだ!」

皆に携帯でカズトラと映った写真を見せるケイスケ。

ケイスケ「しかも、俺らと同じ山猫小。」
ドラケン「今度、会わせろよ。」
マイキー「!」
ケイスケ「いや、それは駄目。コイツ、ガリ勉だから。俺達、族とは住む世界がちげ〜よ。巻き込みたくねー。」
マイキー「ふーーん、カズトラ、な?」

ここの街では小学生でも走ってオッケーの小学用・ミニバイクが売られている。
エンジンは、家の電気でコードを使って充電するタイプ。
親も安心の完全に子供向けだ。
掃除機のコードの様にバイクの排気口から、線を伸ばして
充電するのだ。終わったら、また線を戻せばオッケー。

バジ達にとっては、これが日常だった。
道路も大人一般車が走る所と、子供ミニバイクが走る道路と
分けられている。

「ブォオオ(バイクが走る音)」

マイキー「ひゃっほー!」

出せるスピードも子供ミニバイクは、半分設定だ。
あまり、ハイスピードは出せない様にされている。

チンピラ1「おいっ!前にいる奴ら、邪魔だ!?そこどけっ!そこ!(怒💢)テメェら小ゾクか?生意気だなぁ〜?最近、結成された
東卍つ〜ゾクだな?その特攻服。」
ケイスケ「!」
チンピラ1「こっちのが先だからよ!ルール教えてやる!ゾク結成した方が上なんだよ!?分かったか!(怒💢)」
マイキー「・・・・・・うっせぇ〜。」
チンピラ1「分かったら、どけよ!!あっ?何かさっき言ったか?」
マイキー「喧嘩強い方が上っしょ??戦ってみる?」
チンピラ「上等だぁ!!?ゴラァ!(怒💢)」

場所を変えて・・・・・

チンピラ1「逃げんなら、今の内だぜ?」
ケイスケ「その言葉、マイキーに言うなよ(汗💧)」
マイキー「逃げる?逃げるって言葉・・・嫌いだ(怒💢)」
ケイスケ「ほらな?(汗💦)」

「ドガァドコ(チンピラが三ツ谷を殴る音)」

チンピラ1「オラ!この小ガキ共がぁ!?💢喰らえや!!」

「ゴッゴッ(チンピラにパーちんが殴られる音)」

チンピラ2「ナメた口聞きやがって!?分かったか?泣いてみろゴラァ!?」
パーちん「うっ・・・・。」
チンピラ3「コイツら、弱くねー?もう傷だらけじゃん!」

「ドッゴッ(チンピラがケイスケを殴る音)」

ケイスケ「ちっ・・・(怒💢)」
チンピラ2「ははははは(笑)」
ドラケン「よし、マイキー?やっちまえよ?」

「スッ(ドラケンがマイキーを肩車する音)」
「ヒュ(マイキーが高く飛ぶ音)」

チンピラ1「思ったより楽勝じゃんかー?(笑)」

「ガッズドン!(マイキーがチンピラの肩〜首に足を引っ掛け地面に頭を叩き落とす音)」

チンピラ達「し〜〜〜〜〜ん。え?何だ?今の?」

725:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 07:48 ID:Oo2

「ヒュビダンヒュビダン(マイキーが立て続けに他のチンピラにも同じ技を連続で喰らわす音)」

ケイスケ「おいっ!?マイキーっ、もう止めとけって!?」
マイキー「?」
パーちん「敵、皆倒れちまってんじゃん!?」
ケイスケ「本っ当マイキーは、良いところ取り過ぎ(汗💧)」
三ツ谷「俺等の活躍ねぇな、こりゃ?」
ドラケン「マイキーの足技は、ただ闇雲にやってるんじゃ無いんだ。上から高く足を落とす事で、倍のダメージを相手の体に与えてんだぞ?
ダメージをなるべく、相手に与える為にな。
足もギリギリ上にあげてからの・・・・。
ジャンプしてからのカカト落としを喰らう様なもんさ。
✕倍のダメージだ。」
マイキー「やるなら、徹底的に潰す!それだけだ。さ、帰んぞ〜?」
ケイスケ「待てって!?」
パーちん「バイクで海とか、行きたぁ〜。」
ドラケン「その体でか?」

先ほど、チンピラに殴られたので傷だらけである。

三ツ谷「はは(笑)」

次の日。
ケイスケは、カズトラを部屋にあげている。

カズトラ「え?バジ・・・その傷??」
ケイスケ「あ〜〜〜〜(汗💦)これか?ちょっとぉ〜転んじまって(汗💦)」
カズトラ「何それ?大丈夫??」
ケイスケ「平気平気。」
カズトラ「傷なのに放ったらかしてるの?変なの。」
ケイスケ「こんなのさぁ〜、勲章と変わんねーじゃん?」
カズトラ「へぇ〜、そういうもんかなぁ?普通は違うよ。前から思ってたけどさぁ、バジってさぁ〜変わってるよね?」
ケイスケ「あぁー、そうだな。俺は変人だよ。」
カズトラ「認めちゃった(汗💧)」
ケイスケ「正直、周りからどー思われてるとか、どうでもいいんだよな。そんな事。」
カズトラ「え?そうなんだ、バジってやっぱり・・・不思議だね。💧」

また、別の日。
学校休みの日・カズトラはお出かけ中。

カズトラ(え・・・・。ミニバイク?あれって・・・・まさか、バジ?)

ミニバイクに乗りながら、誰かと一緒に走行しているケイスケに気づく。

カズトラ(あの服って特攻服?暴走族ってヤツじゃ〜??💧)

ケイスケは、カズトラに気づかず視線は、マイキーを見ながら笑っている。

カズトラ(バジって・・・ゾクだったの!?そんなぁっ・・・そんな話聞いてないよ!何でっ・・・・。)

家へ戻ったカズトラはーーーーーーー・・・・

カズトラ「あの・・・さ。母さん、僕の友達さぁ暴走族だったんだけど。」
カズトラ母「それ本当!?ダメよ!ゾクなんてっ・・・いい?
ゾクなんてやってるって事は、真面目じゃないって意味よ!?
真面目に勉強してるあなたとは、違うのっ!!悪い子なのよ!?
そんな子と付き合うんじゃありません!!
それで、悪い影響受けたらどうするの!?それにゾクなんて、何しでかすか分かったもんじゃない!いつか、あなた殺されるかもしれないのよ!?」

726:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 08:09 ID:Oo2

カズトラ「分かった(涙)もう、バジとは会わないよっ・・ぐす(泣)」

それ以来、カズトラはバジを無視した。

ケイスケ(あれ?変だな。カズトラから、メールが来ねー。俺、何かしたか?返事も来ねー(汗💦))

気になったバジは、学校休みの日にカズトラの家に立ち寄る。
もちろん、行きはミニバイクで。

「カツンカツン(カズトラの部屋の窓に小石を当てる音)」

カズトラ(えっ?バジだ!?何でっ・・・(顔面蒼白))
ケイスケ「(!カズトラいんじゃん?怪我したとかじゃ、無さそうだ。)お〜〜〜〜〜いっ!?カズトラぁああああ!?
何でメール無視すんだぁーーーーーっ!俺何かしたかぁあああああ(大声)」
カズトラ母「何って大声出して迷惑な子なの!?あなたの友達はっ!?(怒💢)警察呼ぶわね!警察っ!!(怒💢)」
カズトラ「・・・・っっ。」

カズトラは、母さんの命令を中心に従う。
その後、パトカーが近づきーーーーーー・・・・

ケイスケ(あっヤベ!?パトカーだ。警察かよっ!?)

「ダッ(バジが慌ててその場を離れる音)」
「ブォオオ(バジがバイクを走行させる音)」

バジは、逃げて行った。

カズトラ(どうしようっ・・・!?母さんが言う通り、僕・・・このままだとバジに恨みで殺されるんじゃ〜っっ!??(汗💦))

体が震えて仕方ないカズトラ。

カズトラ(守らないとっ・・・僕自身の事っ・・・!?守らないとっ!!バジが怖いっ!!)

一方、バジの方ではーーーーーー・・・

ケイスケ「何か・・・さ。最近、カズトラの奴、俺を無視してんだよな。」
マイキー「何だ?喧嘩でもしたのか?」
ケイスケ「してねーよ。だから、分からなくて困ってんじゃん?」
マイキー「・・・(汗)💧」
ケイスケ「今度、アイツが学校行く所、捕まえとこ〜かな?」

カズトラが学校へ向かう途中。

「てくてく(カズトラが歩く音)」

そこへ、ケイスケが現れる。

ケイスケ「カズトラ!?」
カズトラ「えっ何でっ・・・(汗)」
ケイスケ「なぁ、話だけでもさぁ〜、」

「グサッ(ケイスケが腹を刺される音)」

ケイスケ「えっ・・・・?(顔面蒼白)」

小型の包丁を隠し持っていた様だ。

ケイスケ「カズっ・・・・トラ??」
カズトラ「ううっ(涙)」

「ダッ(カズトラがその場を離れる音)」

727:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 11:03 ID:Oo2

ケイスケ(嘘っ・・・だろ。俺?刺されたのか・・・?ヤベッ、
意識がっ・・・・・遠のく・・。)

ケイスケが目を開け、気づいた時には病院のベッドだった。

ケイスケ(生きてるっ!?俺・・・死んでねーんだ。
とっさにあの時、ナイフのカズトラの指紋は拭いちまったけど。)

警察が病室へ入って来る。 

警察官1「君の事、刺したのは顔見知りだった?」
ケイスケ「いえ・・・全然知らない、男の人で顔もよく覚えてないです(嘘)」
警察官1「そう、思い出したら言ってね。」
ケイスケ「・・・はい。」

その頃、カズトラの方はーーーーーー・・・自宅に戻っていた。
部屋にいる。

カズトラ(どうしよう!?どうしようっ??(涙)バジを刺しちゃった!)

しかし、テレビは怖くて観れず・・・・恐らくバジの事件が
報道されているものと思われるがーーーーーー。
しかも、この件がマイキー達の方でも伝わっていた。

ドラケン「聞いたかよっ!?マイキーっ!バジが刺されたって?」
マイキー「あぁ・・・。心当たり・・あんだ。バジを刺したの。
多分、カズトラだ。」
パーちん「何でっ!?」
マイキー「刺した理由は、分かんねーけど、ダチ傷つけた奴は許せねー(怒💢)例えそれがバジのダチだったとしてもーーーーーー・・・・
リンチしよーぜ?」

次の日。
カズトラが学校へ行こうとしている途中。

「ザッ(マイキー達がカズトラを逃げない様に囲む音)」

カズトラ「!」 
マイキー「カズトラだな?用あんだよ、バジの件でだ。」
カズトラ(バジが頼んだのかな・・・・?)

震えるカズトラ。

マイキー「逃げんなよ、こっちに来い。」

場所は、タコ公園🐙に移して。

マイキー「何でバジの事刺した?ダチだったんじゃなかったのかよ?あ?」
カズトラ「それはっ・・・、・・・・・・。」
マイキー「もういい。お前ら、やっちまえ・・・。」

「ドゴッ!ドッズドバシ(集団リンチでカズトラを殴る蹴るの音)」

マイキー以外のメンバーがリンチしている。

カズトラ「うっ・・・!?」

「ドサッ(カズトラが地面に崩れる音)」

パーちん「やり応えねー。こいつ、喧嘩出来てねーな。」
ドラケン「もう止めておくか。やる気失せる。」
三ツ谷「おい?立てるか?」
マイキー「まぁ、これでチャラだな?チャラ?バジの件はーーーー。」

728:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 11:22 ID:Oo2

カズトラ「だから・・・だから、ゾクなんてっ嫌いなんだよっっ!!(涙)」

「ダッ(カズトラが走り去る音)」

マイキー「あっ・・・行っちまった。」
パーちん「何だぁ!?あれ?バジの件、謝りも無しかぁ!!?バジは、あんな奴のどこを気に入ったんだよ〜?」
マイキー「バジもバジで変な奴だから、同じく訳分かんねー奴にでも
惹かれるんだろ??」
パーちん「悪い事して、謝りもしね〜とか、アイツが普通なら、
普通な奴って皆、あーなのかぁ?」
マイキー「さぁな?」

その頃、マイキー達はバジのいる病院へ、お見舞いしにやって来る。

マイキー「よぉ?元気でいたか?」
ケイスケ「ま、マイキー。皆・・・・!?」
マイキー「カズトラの奴はさ、ボコっといたから。」
ケイスケ「は?」
マイキー「まぁ、これでチャラになったからよ??」
ケイスケ「何・・・余計な事してくれてん・・・だよ。」
ドラケン「?」
ケイスケ「そんな事してくれとかっ!一言も頼んでねーじゃねーかよ!?(怒💢)何でやったんだよ!??アイツはっ・・・喧嘩なんか出来る様な奴じゃねーんだよ!!?💢」
ドラケン「おいおい、バジ・・・落ち着けって。マイキーは、お前の為に・・・・。」
三ツ谷「そーだぜ?何怒ってんだ?」
パーちん「やっばり、バジも意味分かんねぇな、こりゃ。(汗💧)」
ケイスケ「頼んでねぇーーーーだろうがっ!??(怒💢)頼んでもいねー事やんじゃねーよ!!?💢(しかも、完全にこれで俺が暴走族だって、カズトラにバレた。最悪だーーーーーー・・・。)」
マイキー「悪かったよ、勝手にやちまって・・・バジ・・・。」
ケイスケ「・・・・・もういい、もう・・・帰ってくれ。今日は・・。」

カズトラは、カズトラで今回のマイキー達による、リンチの件は
母さんには伝えなかった。マイキー達が怖かったから。
それから、1か月後。

カズトラ(お出かけに行こう・・・・ん?アレッて・・・・。)

カズトラの向いた視線には、道路をミニバイクで走るーーーーーー。

カズトラ(バジッ!?)
ケイスケ「!か、カズトラ!?」

「ブォオオ(ケイスケの走行するバイクの音)」

カズトラ「わぁあああああああ〜!!」

「だぁあああああ(素早くカズトラが走り逃げる音)」

ケイスケ「ちょっと待ってくれよ!?カズトラぁ!逃げずに聞いてくれよーーーーーーっ!?あん時の事っごめんって!!
謝りたいんだっ・・・(涙)マイキー達がリンチなんかしてっ・・・悪かったって!!俺はっ・・・今でもお前とダチでいたいんだって(泣)」

729:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 11:41 ID:Oo2

カズトラ「(えっ・・・・?あれって、バジが頼んだ訳じゃあ・・・無かったんだ。)バ・・・ジ・・。」

カズトラは、逃げようとする足を止めて、後ろを振り返る。

ケイスケ「なぁ!?もうっ・・・俺達っ仲良かった頃に戻れねーのか!?(涙)あの頃あんなに仲良かったじゃん!?俺等っ・・・(泣)」
カズトラ「・・・こっちもごめん。誤解・・・してたんだ。」
ケイスケ「カズトラっ・・・・!?」

場所を変えて、二人は話す事にする。
再び、タコ公園🐙

カズトラ「母さんがさぁ・・・ゾクとは、付き合うなって。」
ケイスケ「そ、そーいう事かよ・・・・。」
カズトラ「だから、無視してた。」
ケイスケ「お前は?お前は、どうしたいんだよ!?」
カズトラ「僕は・・・・バジとは、ダチでいたい。」
ケイスケ「じゃあ、コソコソ隠れながら会おうぜっ!?」
カズトラ「デパートに遠出するふりして、買い物と見せかけて会えばいーよね?学校で使うノートを、買っといたふりして買ったよ〜って、見せかければさ!?(笑)」 

その後。
ケイスケは、マイキー達と合流してーーーー・・・・

ケイスケ「カズトラと仲良く戻ったぜ〜(笑)」
マイキー「は?」
三ツ谷「いやいや、お前ら急過ぎるぞ(汗💦)」
パーちん「何だったんだよー!?本当に!?」
ドラケン「何があった?」

その後も二人は交友を重ね・・・・・

ケイスケ「なぁ?カズトラ、バイクに乗ってみねぇー?」
カズトラ「乗った事ないから、興味ある!乗るっ!!」

「ブォオオ(カズトラを後ろに乗せながら、バイクが走行する音)」

カズトラ(あっ!あれって母さん!?ヤバッ・・・・!)

母親が買い物をしに行く所を、発見するカズトラ。
明らかに母親の方もカズトラ達に視線を向けている。
カズトラは、逸らした。

ケイスケ「どうした?カズトラ。」
カズトラ「し、し〜〜〜。母さんがいたから・・・。」
ケイスケ「ま、マジかよ!?」
カズトラ「み、見られたかも・・・しれない。ど、どうしよう・・・。」
ケイスケ「・・・・・・。」

その後、カズトラの家。
母親のいる家に帰宅。

カズトラ母「カズ君っ!?どーいう事っ!?ゾクとは会うなって言ったわよね!??」
カズトラ「!」
カズトラ母「次、約束を破ったら引っ越します!!」

夜、カズトラはバジの元にーーーーーー・・・・

カズトラ「ど、どうしよう!?バジ・・・次バレたら、引っ越すって言われた。」

730:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 12:14 ID:Oo2

ケイスケ「仕方ねぇな、カズトラ?家出しねぇか?」
カズトラ「え?」
ケイスケ「俺の家に来い。」
カズトラ「いいの?」
ケイスケ「あぁ!!」

カズトラは、ケイスケの家でコッソリと泊まる事になった。
カズトラは、置き手紙で「家出する。カズトラより」と残し
バジの部屋に隠れる。

ケイスケ「母ちゃん、これからは飯は部屋で一人で食うから〜。」
バジ母「ちょっと待って、あんた・・・。何そのペヤング2個って(汗💧)」
ケイスケ「ほら!思春期きてからの成長中!ってヤツだよ。お腹すきまくって、仕方ねーんだ(笑)」
バジ母「ま、体大きくなっても男なら、いいわね?」
ケイスケ「だろ?」

本当は、カズトラと食べていた。

カズトラ「美味い!ペヤング美味いっ!!」
ケイスケ「だろ?ただ、あれだなぁ〜?お前の母さん、ぜってぇ俺を疑うと思うからよ?マイキーの所に行け!?話はつけておく。
アイツん所なら、分かんねーだろ(笑)」

次の日。

ケイスケ「つ〜訳で、頼めねーか?マイキー、お願い!?」
マイキー「!そーいう事ならいいぜ?任せておけ。」

その後、マイキーは・・・・

マイキー「兄貴、頼む!」
真一郎「分かったよ。弟の頼みなら聞かない訳には、行かねーもんな?兄ちゃんは。」

こうして、カズトラはマイキーの自宅に住む事になった。
 
マイキー「なぁ?家出したからには、もう後戻り出来ねーぜ?
どうすんだ?これから。エリート人生は、無しになったんだぜ?」
カズトラ「・・・そうだなぁ。仕事したいなぁ。」
マイキー「なら、兄貴の所のバイク店でいいか?他の所よりかは、その方が・・・・。」

その後、カズトラの母親はバジのいる自宅を訪ねて来た。

「ピンポーン(家のチャイムが鳴る音)」
「カチャ(バジ母が玄関の扉を開ける音)」

バジ母「何か・・・?」
カズトラ母「私は、羽宮カズトラの母親です。あなた、どういうつもり?」
バジ母「何の話?」
カズトラ母「しらばっくれないでっ!?私の息子が家出なんてする訳ないでしょ!?」
バジ母「だから?」
カズトラ母「そちらの息子さんが、そそのかしたんでしょ!?カズ君を!!部屋にカズ君いるはずよ!?(怒💢)」
バジ母「そんな事、ケイスケからは聞いてないけど。」
ケイスケ「疑うなら、部屋見ても構わねーぜ?その方が話早い。」

731:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 12:32 ID:Oo2

とうぜん、カズトラはいない。

カズトラ母「嘘!?本当にいないっ!??(汗💦)」
ケイスケ「これで、分かったろ?」
カズトラ母「じゃあ・・・どこ行ったのよ!?カズ君はっ・・!!」
ケイスケ「・・・・・。」

カズトラの母親は、帰っていった。

バジ母「何あれっ!?いきなり来て、疑って謝りもしないなんてっ・・・あんたの所のダチの母さん変な人。(汗💧)」
ケイスケ「・・・・。(やっぱ、マイキーの所にいて、良かったぜ?カズトラは、これで安心だ。)」

それから、1か月後。

ケイスケ「本当にいいのか?カズトラ。」
カズトラ「うん、いいよ。」
マイキー「何だよ?話あるって?」
カズトラ「東卍に入ろうと思う。」
マイキー「本当か?それ。」
カズトラ「うん!もう、決めたんだ!」

カズトラも東卍入りした。
東卍は、カズトラ加わり6人になった。
その時に記念の写真を撮る。

「カシャ(カメラのシャッターの音)」

中央には、マイキー。右に三ツ谷。左にパーちん。
右後ろにドラケン。左後ろにバジとカズトラが仲良く肩を組む姿。
東卍の旗も掲げられている。

それから、更に3年の月日が流れるーーーーー・・・・
中1にカズトラがなるとバイク店にて。

カズトラ「真一郎さん、これからバイク店で仕事します!よろしくお願いします。」
真一郎「そんな、かしこまんなって。マイキーから、話は聞いてるから。バイク店での仕事は、覚えりゃ簡単。掃除係だ。
店内をモップで掃除したり、バイクで綺麗にしたり、簡単だろ?」

こうして、仕事もしながら、日々は過ぎる。

カズトラ「家に泊めてもらってる分の家賃も、返します!」
真一郎「カズトラ君は、マイキーと同じ暴走族やってるけど、真面目な子だから、仕事も安心して頼めるよ。」 

「ブォオオ(ケイスケがバイクを走らせる音)」

ケイスケ(マイキー達も今は、中学生になって、カズトラ以外は学校に通っている。)

そんな、ある日。

カズトラ(母さん・・・あれ以来、どうしてるかな?まさか、死んだり・・・してないよね??)

気になっていたカズトラは、自宅付近をウロつく。

カズトラ(ちょっと、気になるなぁ。そうだ、少しだけなら、家を覗き見して、いいかな?少しだけだから。)

732:影虎◆Vs hoge:2023/10/13(金) 12:55 ID:Oo2

カズトラ(あっ!?あれってまさか!?)
カズシゲ「ママァ〜!?(笑)」

「てててぇ〜(カズシゲが走る音)」

カズトラ(この子は、僕の弟っ!?え、何・・で?だってここって・・・・っ!?)
カズトラ母「カズシゲ〜?」
カズトラ「!」
カズシゲ父「おい!カズシゲ、どこ行ってるんだ?お前はっ!」
カズトラ(ちょっと待って!?誰っ・・・あの男はっ!?💧知らない男もいて、弟までいるって何でっ!?)
カズトラ母「カズ君っ!?その顔っ、カズ君でしょ!??」
カズトラ「(ヤバッ!バレたっ・・・。(汗💦))ひ、久しぶり・・・母さん。」
カズトラ母「今まで何処行ってたの!?あれだけ、探してたのよ!?」
カズトラ「ずっーとブラブラしながら、ホームレス生活だよ。」
カズトラ母「でも、私・・・今、家庭があるの。あなたの家出後に仕事先の人に相談乗ってもらって、恋愛関係になって。弟も出来て。
カズシゲってあなたのーーーーーー・・・・。
だから、今あなたが戻って来ても・・・・。」
カズトラ「違うんだ。僕は、戻って来た訳じゃなくて、今は僕も仕事を始めてるから、大丈夫なんだって言いに来たんだ。
それに、母さんがどうしてるかも気になってたから。」
カズトラ母「そう・・・・。」
カズトラ「お互い、元気で幸せなら良かったよ。母さん!」
カズトラ母「カズ君っ・・・ごめんね(涙)」
カズトラ(きっとあの僕の弟が、今度は母さんのレールの上を歩かされるんだろうなぁ。エリート人生かぁ、今の僕にはもう必要無いや!!
もう、今はちゃんと・・・自分の幸せを見つけているから。
自分の事は自分で選んで決める人生だから。)

カズトラがバイク店に戻るとーーーーー・・・

「パン!(クラッカーの鳴る音)」

皆「カズトラ!誕生日おめでとうー🎂🎉」
カズトラ「えっコレ・・・バイクっ!?」
ケイスケ「真一郎君に俺等から頼んで、お前用の用意出来たぜっ!?」
カズトラ「皆、ありがとう!!」
ケイスケ「後悔してねーかよ?ん?」
カズトラ「してないよ(笑)」

満面の笑みをカズトラは見せる。
バイクも黄色の色をしたカラーだ。
これからが、カズトラにとっての新しい人生となる。
母親にも会い、気持ちは吹っ切れた様だ。



完結。

733:影虎◆Vs hoge:2023/10/14(土) 08:59 ID:Oo2

ケイ君の作品は、今回で最後です!ここまで、読んでくれた方
ありがとうございます!!
この先の投稿をどうしようか、悩みましたがケイ君がこの先も作品を
書いてくれる機会がまだ、あるかもしれないんで
投稿の機会があれば、また更新しようと思います!!
よろしくお願いします。
では、その時までしばらくは、お休みします。

734:影虎◆Vs hoge:2023/11/06(月) 12:40 ID:DqE

ケイ君が作品を書いたんで、久しぶりに投稿を開始します!
前より、投稿する回数は少なめでいこうと思います。

登場人物紹介

花垣 タケミチ(過去では小学生設定〜大人設定)
サノ マンジロウ(過去では小学生設定〜大人設定)
ホワイトコスモ(タイムリープの力を使う)
橘 ヒナタ(未来で大人設定)
橘 ナオト(未来で大人設定)

ドラケン(未来で大人設定)
パーちん(未来で大人設定)
三ツ谷(未来で大人設定)
バジ ケイスケ(未来で大人設定)
羽宮 カズトラ(未来で大人設定)
千冬(未来で大人設定)

サノ イザナ(サノ家で暮す)
サノ 真一郎(バイク店で仕事)
サノ エマ(サノ家で暮す)

明司 ハルチヨ(未来で大人設定)

キサキ テッタ(中学生設定)
半間 シュウジ(中学生設定)
シバ 太寿(高校生設定)
テラノ サウス(高校生設定)
明司 タケオミ(大人設定)

話の流れとしては、タイムリープあり。
多重人格設定あり。
BL少しあり。(苦手な人は注意。)

久しぶりの東リベ世界をお楽しみ下さい!

735:影虎◆Vs hoge:2023/11/06(月) 12:55 ID:DqE

タイトル【東京リベンジャーズ〜多重リープ編〜】

タケミチ(真一郎さんがタイムリーパーだった第一の世界。
俺がタイムリーパーだった第二の世界。
そして、今は・・・、俺とマイキー君が二人でタイムリーパーになった
第三の世界。)

過去に戻って目覚めてみると、二人は小学生だった。

タケミチ「嘘っ!?マイキー君と二人でっ?」
マイキー「マジか。小学生に戻ってる?コスモの力か。」
タケミチ「もしかして、マイキー君もあの世でコスモって言うのに会って?」
マイキー「あぁ、リープの方を選んだら・・・。」
タケミチ「俺もっス!その前は、死んでたんスけどね。マイキー君の件で。」
マイキー「悪いな、タケミッチ。高校生の俺は、お前を刀で死なせた。
後悔して、泣いてたんだ。そしたら、コスモが現れて、リープ出来た。」
タケミチ「二人して、タイムリーパーの力を使えるって事は、第二の世界より、スムーズに進むかもしれないっス!」
マイキー「皆には、どうする?未来の件、話すか?」
タケミチ「今の所は、言わなくていいかと思うっス!」
マイキー「そーだな、周りが変に思い始めたら、そん時に言うか?」
タケミチ「はい!けど、あれっスね?
今は、第三の世界っスけど、もしかしてその先の未来は、また
変わってかもしれないっス!って事で、マイキー君。俺は未来に行って、来るんでマイキー君は、ここ(過去)にいてもらってい〜スか?」
マイキー「!」
タケミチ「未来から、戻ったら、ど〜なってるのか言うんで!よろしくッス。」
マイキー「そーだな、まずは周囲の流れを知る事が大事だ。
二手に分かれるか?俺は過去の世界を調べる。分かったら、お前に言うぜ?タケミッチが戻って来たら、お互い情報交換だ。」
タケミチ「また、再会したらその時に会おう!」
マイキー「あぁ!」
タケミチ「コスモ?未来に行きたいんだ。」
ホワイトコスモ「分かったモ〜!目を瞑るモ〜!!」

タケミチが次に目を開けた時には、未来だった。
タケミチは、20歳。

736:影虎◆Vs hoge:2023/11/06(月) 15:03 ID:DqE

タケミチ(よし、ん?今の俺は大体・・・20歳くらいかな?
ヒナタは、どうなってる?よし、家に行ってみよう!)

「ダッ(家の建物の外へ、向かって走る音)

タケミチ(住んでる場所は、合ってるのかな?確認だっ!)

ヒナタの家に到着。
玄関に近づくと・・・

「ガチャ(ドアを開け、ヒナタが顔を見せる音)」

タケミチ「あっ!?」
ヒナタ「!は、タケミチ君?」
タケミチ「ヒナタっ!!(良かった〜って、ん?あれ?ヒナタの死んでない未来?)
ヒナタ「タケミチ君、今まで何処に行ってたの?メールの返信もしないまま、ずっと。」

「チャカッ(拳銃をタケミチに向ける音)」

ナオト「動くなっ!?花垣タケミチ!?」
タケミチ「えっ?ナオトっ!??」
ナオト「恋人である、姉さんの元へは、いずれは会いに来るだろうと
待ち伏せていた。観念しろ!!」
タケミチ「え?え?何で俺が・・・??」
ナオト「とぼけるなっ!」
タケミチ「何の・・・罪?分からない。」
ヒナタ「タケミチ君・・・。ナオト!落ち着いて!?」
ナオト「姉さんは、黙ってて下さい!花垣君、こっちに来て下さい。
警察署へ。」

タケミチは、ナオトに手錠をかけられて警察署に来た。

タケミチ「あの・・・ナオト、これって何の事件?」
ナオト「分からないんですか?自分の事なのに??(それに、目を見ても嘘の様子は無い。)」
タケミチ「あっえっとその・・・途中で頭を打って、そこから記憶がっ!💦」
ナオト「嘘ついてますね?目を見れば分かります。正直に。」
タケミチ「タイムリープの力を使って、過去から来たから、記憶が未来のは無いんだ。」
ナオト「嘘を言っていない目ですね、分かりました。信じましょう。」
タケミチ「ナオト、事件って何の??」
ナオト「・・・サノ マンジロウは、連続殺人犯です。そして、アナタはマンジロウと共に行動して、逃げる手助けをした罪です!」
タケミチ「え?え?えぇええええ〜!??」

驚きを隠せないタケミチ。

タケミチ「(何で!?未来でマイキー君が連続殺人犯にっ!??タイムリーパーなのにっ!?あり得ない!まさか、キサキ??
リープの力がバレてマイキー君は、その力をキサキに利用でもされてるのか!?あ、ありえる!あの男なら・・・。)」
ナオト「?」
タケミチ「もしかして、この事件にはキサキ テッタも関与してるのか!?ナオト!」
ナオト「いえ、そんな人物は関与していません。マンジロウとアナタの二人だけです。」

737:影虎◆Vs hoge:2023/11/07(火) 07:51 ID:DqE

タケミチ「えっ!?じゃあ、ますます分からないっ!何でマイキー君は!?・・・事件の動機は?」
ナオト「それが・・・警察側としても分からないんです。彼が何の為に人を殺し続けるのか。何故なら、加害者と被害者は必ずしも、顔見知りでは無い人物もいたからで。
勿論、我々警察側としては、快楽殺人では無いか?と考えていますが。
花垣君は、マンジロウさんがそーいう事する人には、見えますか?
知り合いのアナタから見て。」
タケミチ「いや、そんなっ・・マイキー君は、俺が知ってる限り
そんな快楽で人を死なす様な人じゃあ〜・・・キレたら、ヤバくなる時くらいなら、あったけど冷静さも少しだけあるし。」
ナオト「・・・・・。」
タケミチ「それに、未来の俺も変だ。そんなマイキー君を何故、手助けするんだ?いつもの俺なら、そんな事しない!!未来の俺とマイキー君は何をしてんだっ!?」
ナオト「それは、警察側も分かりません!記憶が無いとは言え、花垣君。
マンジロウを手助けした罪は、受けてもらいます。まぁ、すぐ出所出来ますよ。」

その後、タケミチの刑は、数ヶ月の服役になる。
それから、数ヶ月後・・・出所の日。

「ザッ(タケミチが地面の雑草を踏む音)」
「キキィ〜〜〜〜(車に乗ったナオトが停車する音)」

ナオト「待ってましたよ!花垣君。二人で話しましょう?」
タケミチ「ナオトっ!?」

場所を変え、二人は海の砂浜で歩きながら話す事に。

タケミチ「なぁ〜?ナオト。マイキー君は、どれくらい人を死なせたんだ?相手は何人?マイキー君の知り合いもいる??」
ナオト「!」
タケミチ「それに東卍のメンバーは、何してんだ!?そんなマイキー君を皆、無視してんのか!?」
ナオト「・・・・・、いえドラケン君と三ツ谷君とバジ君と羽宮君、千冬君とパーちんさんは無事ですよ。生きています、が・・・」
タケミチ「が?」
ナオト「マンジロウさんは、東卍の敵である人物を殺したりしてます。
花垣君の言っていたキサキ テッタもその中の一人です。」

738:影虎◆Vs hoge:2023/11/07(火) 09:17 ID:DqE

タケミチ「(えっ!?キサキが死んでるっ?そうか!だから、ヒナタは生きてる世界なんだ!やっぱり、第二世界の頃と違ってる。)
マイキー君がキサキをどうー死なせたの?一人で?」
ナオト「そのマンジロウさんによる、連続殺人の共通点は、ずばり
・・・睡眠薬です!」
タケミチ「手口は睡眠薬っ!??」
ナオト「キサキと、二人っきりで被害者宅にて、会って話して
・・・」
タケミチ「それで?」
ナオト「飲み物に入れられた睡眠薬で眠らされて首を吊って死なせたんです。」
タケミチ「自殺に見せかけて?」
ナオト「正確に言うと、眠らせてロープに吊らせたんで、本人の自死では無いのは明らかです。キサキの体内からは、睡眠薬の成分がありましたから。早めに、被害者の遺体を回収出来たので分かりました。」
タケミチ「・・・・。」
ナオト「キサキ以外にも、東卍以外のヤンキーグループである半間も
事件の日、マンジロウと接触しているのを二人が立ち寄ったハンバーガー店の防犯カメラに、仲良く昼ご飯を食べる姿が映っていました。
その店のコーラの中にマンジロウ加害者が、睡眠薬の様なモノ?を
入れる仕草が映っていて、眠った半間を、タクシーを呼んで連れ去る様子も確認出来てます。半間の自宅に向かって、半間の鍵を取り出すと
家の中に入り、家のベランダから落として転落死に見せかけて死なせた
模様なんです。半間自身に自死する動機は、無かったんですよ。」
タケミチ「・・・・。(マイキー君は、だけどタイムリーパーだ。わざわざ、連続殺人って選択を選ぶ必要性を感じない。)」
ナオト「次に犠牲になったのは、シバ 太寿。ブラックドラゴンのリーダーです。似た様に、睡眠薬の方法です。二人っきりで会い、酒の中に睡眠薬を入れ・・・眠らせてブラドラの建物内でプールがあるんですが、
そこに水死に見せかけて死なせたかと。」
タケミチ「!?」
ナオト「そして、更なる犠牲者は、テラノ サウス。この人物もまた、マンジロウと二人っきりで会い、二人がカフェにいる様子を防犯カメラは映していて、食べ物の中に睡眠薬の粉?を振りかける仕草が確認出来ていて、すぐにはサウスは眠らず、自身の車に乗り込み、その帰りに眠くなって相手の車と衝突して、即死。車はペチャンコでした。」
タケミチ「・・・・・。」
ナオト「最後の犠牲者が、明司 タケオミ。マンジロウと二人でいる時に睡眠薬を入れた飲み物をプレゼントされ、それを飲み・・・線路を渡る時に倒れて列車に轢かれて体はグチャグチャ。無惨でした。一番。死んだ中ではーーーーー・・・。飲み物は、アルコールだったので、線路内で寝てる酔っぱらいだと当初は、思われてました。列車の近くの防犯カメラには、二人の姿が映っていて、事件だとこの辺りで断定されたんですが。
全て、マンジロウさんが関与はしていた、とーーー!」

739:影虎◆Vs hoge:2023/11/07(火) 10:39 ID:DqE

タケミチ「(でもっ何でマイキー君っ!?リーパーなのに!)死んでる側って皆、敵側の相手!?」
ナオト「マンジロウ加害者は、鬱病の為・・・睡眠薬は、いつでも持ってられました。その睡眠薬を犯罪に彼はっ・・・使ってたんです!悪人ですよ!?」
タケミチ「でも、それって少し変だっ!東卍にとっての敵を睡眠薬で次々死なす?そんな事しなくたって、マイキー君は十分強いんだっ!?戦いには、十分勝てるんだ!!そんな男がそんな方法で相手を死なせたって
なんの意味があるんだ!?マイキー君らしくない、勝ち方だよ!!」
ナオト「変だと、感じる点は他にもあります。
そもそも、本来なら同じグループでも無い東卍のリーダー、マンジロウと何故、死んだ者達は二人っきりで仲良さげに関わったのか?です。」
タケミチ「確かに、フツーならありえない。被害者はマイキー君に何故、
疑いの心を持たなかったんだろう?一緒に食べたり飲んだりって、
友人関係みたいに・・・・。」
ナオト「それに、防犯カメラに映っていたマンジロウ容疑者は、女の格好をしていました。」
タケミチ「おっ女の格好!?」
ナオト「はい、つまり半間とサウスがマンジロウ容疑者と防犯カメラで
二人で映っていた時、女性用の服装とメイクをしているのが分かっているんです!」
タケミチ「えっいやそのっ・・・ナオトっ!?俺の知ってるマイキー君に女装の趣味なんてねーよ!!?それ、もうマイキー君じゃ無いからっ!そんな事しねーよ!?💦」
ナオト「!」
タケミチ「ってこれ、冤罪じゃないかな!?ナオト?」
ナオト「信じたくない気持ちは、分かりますがーーーー・・・・。」
タケミチ「誰かがマイキー君をハメる為にやったんじゃー!?」
ナオト「気持ちは、分かりますが・・・・。」
タケミチ「俺が知る第二の世界でマイキー君に似てる人物と言えば、明司 センジュ!見た目が似てる人物による犯行じゃあ??」
ナオト「センジュには、タケオミが死んだ日、アリバイがあります!
兄のハルチヨと仲良くショッピングしていた様子が店の防犯カメラに映っていました。タケオミと会っていたのは、間違いなくマンジロウ本人でしょう!?」
タケミチ「そっそんな!??あり得ない!?こんなのっ・・・そんなのマイキー君じゃない!!」
ナオト「・・・・。しかも、東卍メンバーに話を聞いても、マンジロウが半間と太寿とサウスと交流を持っていたと知る者は、誰一人いませんでした。メンバーには、隠していたと言う事になります。この3人を知る者にも、話を聞きましたがこの3人の知り合いにも、マンジロウ容疑者との交流を知る知り合いは、いませんでした。そこも謎なんですけど。」
タケミチ「東卍メンバーは、今皆何をしているの!?皆に会って話したい!」
ナオト「花垣君、東卍は・・・解散しました。」
タケミチ「はっ!??」
ナオト「リーダーのマンジロウ無しでは、続けられなかったのかと・・・。」

次の日。ナオトに教えられた場所にタケミチは、向かった。
元東卍メンバーに電話して集めてくれたのだ。
とある廃工場にやって来た。

ドラケン「タケミチ!お前っ・・・?」
三ツ谷「出所したか。」
パーちん「何だー?あの裁判?」
タケミチ(皆っ!?)

740:影虎◆Vs hoge:2023/11/09(木) 09:05 ID:DqE

カズトラ「裁判、テレビで流れてた!」
ケイスケ「俺と千冬も観た。」
タケミチ(良かった。第二世界の頃と違って、東卍メンバーが生きてる未来!!しかも、ヒナタも!
なのにっ、何で次の問題がマイキー君の連続殺人になってんだ!?)
ドラケン「タケミッチ、何でだ?マイキーの味方をしたのは?」
タケミチ「え?」
三ツ谷「俺達は、最初気づいてなかった。まさか、マイキーが連続殺人の犯人だと。」
タケミチ「三ツ谷君・・・・。皆は、今・・・仕事、何してるの?」
ドラケン「俺は、バイク店で仕事してる。」
三ツ谷「俺は、ファッションデザイナー。」
カズトラ「モデルの仕事と、ペット店の両立!」
ケイスケ「ペット店の仕事と、歌手活動。」
千冬「ペット店とバジさんの横で踊るダンサーもやってる。」
パーちん「カラオケ店の仕事!」
タケミチ「皆、仕事はしてるんスね。変に思われるかもしれないけど、
俺・・・よく覚えてないんだ。だから、教えて欲しい!
何でマイキー君が殺人犯になったのかを!?」
カズトラ「よく、分からない中・・・マイキーと行動を共にしてたの?」
タケミチ「ま、まぁ・・・(汗💧)」
ケイスケ「お前が大丈夫かよ!?タケミッチ!?」
ドラケン「マイキーが最初に人を死なせたのは、中学2年の頃。
キサキと半間の二人を・・・立て続けに。」
タケミチ「何でッスか!?マイキー君、鬱のせいっスか??」
ドラケン「いや、俺ら仲間でマイキーの精神がおかしいと思った奴はいない。一人もな。」
タケミチ「!」
ドラケン「それに俺らは、まさかマイキーが一人で殺人してる事すら、気づかなかった。」
タケミチ「誰も・・・?」
ケイスケ「そーだよ、誰もな?真一郎君もいたし、エマもいたし、イザナもいたし。考えてもみろよ?マイキーが鬱になる理由なんて、あるか?」
タケミチ「でも、ナオトは鬱の薬をマイキー君が所有してたって。
それで睡眠薬も手に入れ事件に・・・。」
ケイスケ「だからぁ〜、マイキー本人は俺らに鬱だって事すら、言ってねーんだよ!?」
タケミチ「隠してたって事っスか?」
カズトラ「それすら、分からない。変なのはマイキーの鬱の件を家族も知る者がいないって事。」
タケミチ「真一郎君も?エマちゃんも?イザナ君も?」
ケイスケ「ま、真一郎君はその件については、俺らも聞けてねーから、知ってたかもしれねーけど。」
タケミチ「え?」
ケイスケ「でも、エマやイザナもその件は知らないって言ってたよ。
ハッキリな。」
ドラケン「サウスの事件で、マイキーが店の防犯カメラに映ってるって警察が俺ら東卍の元に話をしに来て、そこで初めてマイキーの事件を皆で知った。マイキーは、時々一人で行動してる事も多くて、俺は「一人になるな」って言ったけどーー・・・、」

回想

マイキー「一人?一人になんて、なってねーだろ?変な事言うな。」
ドラケン「マイキー?分かってないのか・・・?(汗💧)」

回想終了

ドラケン「その時には、マイキーは戻ってすら来なくて、タケミッチ?お前もいなくなって、その後二人で逃亡したんだ。」
タケミチ(そりゃあ、マイキー君はリーパーだからピンチに気づいて逃げるんだ。でも、何で俺はっ!?協力したんだっ!?ヒナタもいるのにっ!!)

741:影虎◆Vs hoge:2023/11/09(木) 16:46 ID:DqE

タケミチ(タイムリーパー自身がこの力を悪い方に使えば、未来は最悪だ!何か、マイキー君の心変わりする理由を見つけて探さないと!?)
ドラケン「?」
タケミチ「マイキー君の女装は、いつから?」
ケイスケ「その女装した格好のマイキー自身、見たことねーよ!」
カズトラ「ま、趣味が、趣味だから隠してただけとか?」
千冬「言いにくい趣味ですからね・・・・。」
タケミチ「マイキー君、心が女性だったとか?性同一性とか。」
カズトラ「それなら、ありえそう!(笑)女装したマイキーじゃあ、相手もマイキーって気付けないだろうし?
恋愛関係になって、相手を油断させて、死なす機会を伺っていたとかさぁ?」
ドラケン「警察の方では、事件の被害者の携帯のメールのやり取りを調べたが、マイキーとのやり取りの事実は無かった。直接、会って関わっていた証拠だろう。だから、会話のやり取りは不明だ。」
三ツ谷「それでも、死んだ被害者皆が、マイキーを誘ったかはハッキリしないから、警察はマイキーが被害者を、誘ったと思ってるみたいだ。」
タケミチ「!」
ケイスケ「タケミッチ。マイキーの事をもっと早く知りたいなら、俺らより家族のサノ家に聞いてこい。俺らが知らねー事も、家族なら何か分かるかもしれねー。」
タケミチ「分かった。そうするよ!」

回想

マイキーは、中学3年には・・・シバ 太寿を死なす。そして、高1には、サウスとタケオミを死なせて、タケミチとマイキー逃亡後
東卍メンバーは、集まった。

ドラケン「どうする?これからの東卍は、リーダーがいない中。皆の話を聞きたい。」

東卍を続けるべきか、話し合う。

パーちん「マイキーがいない東卍じゃなぁ〜。」
三ツ谷「ドラケンが、代わりにどうだ?」
ドラケン「いや、元々リーダーになりたかった訳じゃないんだ。」

一度、マイキーの兄弟のイザナに頼んでみるのは?の意見もあったが・・・本人はーーーーー。

イザナ「東卍のマンジロウの代わりにオレがどうかって?代わりはごめんだ。それにオレはブラックドラゴンになる約束をしてるんだ。真兄に頼まれてる。」

断られた為、その後もリーダーになりたい者は現れず

ドラケン「辛いが、これより東卍は終わろう!マイキーの代わりなんていない。今までご苦労だった。」

高1の冬。東卍は、解散した。クリスマスの日だった。

回想終了。

次の日。サノ家を訪ねた。

742:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 08:05 ID:DqE

真一郎「マイキーの昔の過去について、詳しく知りたい??俺が知ってるのは、マイキーが鬱病を明かしてないって事と女装すら知らなくて。
隠されてたって怒りだけだ。何で一人でって💢」
タケミチ「何かサノ家で、ショック受ける事無かったんスか?」
真一郎「プラモの件だ。」
タケミチ「プラモ??」
真一郎「俺がプレゼントしたオモチャを、タケオミの妹、センジュが壊してマイキーは、それから少し怒りモードになったって事ぐらい。」
タケミチ「他には・・・?」
真一郎「若い頃に立て続けに親二人を亡くしたんだ。ショックだったと思う。もしかしたら、それで鬱になったのかもな。心配かけたくなくて、
黙っていたのかもな。」
タケミチ(何かこれ、話だけ聞いてると・・・精神面で不安定なマイキー君が犯した事件に感じてくる。)
真一郎「後、知り合いのダチから、睡眠薬を預かっていたのをマンジロウにコッソリ盗まれた事もあった。
アイツ、隠れてコソコソ盗む癖があったから。
タケミチ「それ、マイキー君は認めたんスか?」
真一郎「いや?だけど、警察にマンジロウが睡眠薬を持ってたって聞かれて、当時鬱病って話も知らねーから、てっきりマンジロウが盗んだって、そん時は思ってた。現に睡眠薬は、無くなってたし。」
タケミチ「(無くなる睡眠薬?でも、マイキー君は自分のもあるのに・・・・盗むかな?)」

回想(少しBL表現注意)

「ギシギシ(ベッドが軋む音)」

マイキー「んっ・・・んん?」

回想終了

この頃の真一郎は、タケオミに頼んで睡眠薬を手に入れていた。
入手先は、ハルチヨも鬱病になっていたから盗めていたようだ。
ハルチヨから、盗んだのをタケオミが真一郎に渡す。
そして、繰り返されたマンジロウへの性的行為。
マンジロウは気づかなかった。眠らされていて。しかし、この件を真一郎はタケミチには隠した。

真一郎「・・・・・・・。」

そんなタケミチの元にとある人物が近づいて来る。

イザナ「お前、タケミチって奴だろ?」
真一郎「イザナ。💧」
イザナ「二人で話がしたい。こっちに来てくれ。」
タケミチ「は、はい!分かりました。」

場所を変え、外の公園へ🐙

タケミチ「あのー、話しって?」
イザナ「真兄は、嘘をついてる。本当の事を言ってない。」
タケミチ「本当の・・・事?それって?」

743:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 10:43 ID:DqE

イザナ「オレは、見ちゃった事があるんだ、小さい頃に。」
タケミチ「何を?」
イザナ「真兄がマンジロウに、性的な事をする所。」
タケミチ「!」
イザナ「ショックだったよ、真兄がそんな酷い事をーーーーって。」
タケミチ「え?」
イザナ「どー考えたってマンジロウが鬱病になったのは、真兄のせいだっ!!分かるよな?」
エマ「・・・・。」

その二人の会話をタコ🐙公園の遊具に隠れながら聞いてるエマ。

タケミチ(そんなっ!?そんなぁ〜〜〜マイキー君がそんな酷い目にあってたなんて!?そうだ!ナオトにこの事を言おう!真一郎さんを逮捕だ!)

イザナが帰った後、タケミチは一人。
そこへ、隠れていたエマがやって来た。

エマ「違うのっ!!」
タケミチ「えっ?あ?君は、エマちゃん?」
エマ「ねぇ聞いて!?マンジロウ兄さんの性的な犯人って二人いるの!
エマも見てたの・・・真兄ともう一人はーーーーー・・・◯◯◯なの!」
タケミチ「えっ!?嘘っ・・・そんな、事って・・・。ありがとう!エマちゃん。俺は知り合いに警察もいるから、逮捕してもらうね!?」

その次の日、サノ家にナオトとタケミチが来て・・・・

ナオト「サノ 真一郎。弟に対する性的事件で逮捕します!」
真一郎「!なっ何で!?誰がっ?誰がそんな話をーーーーー!?」
タケミチ「サノ イザナ君だよ。」
イザナ「真兄、捕まって当然だよ。」
ナオト「いえ、アナタも逮捕します。イザナ容疑者!」
イザナ「・・・え?」

「がしっカチャ(イザナの手を取り、手錠をかける音)」

イザナ「はぁ!?どうしてオレまでっ??」
タケミチ「エマちゃんが話してくれたんだ。君は、真一郎君から睡眠薬を盗み、同じくマイキー君に性的行為をしてたと!」
イザナ「えっ・・・エマが!?」
エマ「酷いよぉ!?(泣)二人してっ・・・・マイキーの事!?お兄ちゃんなんだから、罪は償ってよ!!マイキー本人が気づいてなくたって、
ちゃんとこっちは見てて傷ついたんだからぁ!?ずっとずっ〜〜と!(涙)」
イザナ「悪かったよ、エマ。警察には、ちゃんと言うから。」
真一郎「全て・・・話します。」

その後、真一郎さんとイザナ君はパトカーに乗せられ
警察署へ。

「ブォオオ(パトカーが走る音)」

タケミチ「・・・(マイキー君が自宅でこんなに辛い思いをしてたなんて!?気づかなかった!ごめんね・・・マイキー君!
だけど、マイキー君本人は、その事実にどこまで気づいてたんだろう?気づいてたとしたらーーーー東卍メンバーの誰が一人には、言わなかったかな?もしや、それが俺?もし、そうなら俺だけは味方になるかもーーーーー・・・。)」

744:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 11:03 ID:DqE

タケミチ「まっまさか!?それでマイキー君の協力をして、逃亡してたのか!?俺っ??だったら、どーにかしてマイキー君とコンタクトを取らなきゃ!でも、携帯はマイキー君に通じない。」

その後の真一郎君達の裁判では・・・・

真一郎「今は、マンジロウに殺されたタケオミに頼んで、睡眠薬を手に入れました。
俺はその睡眠薬を盗んだのは、マンジロウだと思ってた。
まさか、イザナが盗んで俺と同じ行為をしてたとは気づきませんでした。エマに見られてたのも、知らなくて・・・。
マンジロウには、悪い事をしたと思ってます。」

一方、イザナ君の裁判ではーーーーーー・・・

イザナ「たまたま、真兄が自宅でマンジロウと性的な事してるの見て、最初はショックだった。だけど、兄貴がしても大丈夫な事なら、オレもやってもいいんじゃ?って思う様になって。
だから、真兄の真似をした。バレなければ、マイキー本人は傷つかないって。けど、やってる時にマンジロウ本人は、目を覚ましちゃって。本人に気づかれた。」

回想

マイキー「いっ・・・イザナ!?何してっ俺にっ!?」
イザナ「あっ!違うっ・・!!これはーーーーそのっ真兄の真似してただけで(汗💦)ごめっ・・もうしないから、言うなよ!?」

次の日。

マイキー「おはよう、イザナ。学校に行こーぜ?(笑)」
イザナ「(あれ?怒ってない?フツーだ。気にして・・・ないんだ。)」

回想終了

イザナ「マイキー本人が傷ついてないから、大丈夫だって思って、その後も繰り返してました。ごめんなさいっ人として最悪な事をっ・・・!
もうしませんっ!二度と!」

真一郎君は、刑は3年。イザナ君は、2年だった。

タケミチ(このせいでマイキー君は、鬱病になって精神病んだのか!?
そして、次から次へと人を殺し続けたのか!!そんなのって悲しすぎるよっ・・・・(涙))

その後、ナオトに呼び出される。

ナオト「花垣君!聞いて下さい。この未来では、アナタはマンジロウの協力者。けれど、過去からリープして今の花垣君。
って事は、マンジロウはその件を知らないって事ですよね?」
タケミチ「え、いや・・・ナオト。まだ言ってなかったけど、リープの力は今回、マイキー君も使えるんだ。二人で過去にタイムリーパー同士だから、マイキー君は俺がリーパーだって知ってるはずだ!だからーーーー。」

745:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 11:30 ID:DqE

ナオト「ちょっと待って下さい!二人して、リーパーって事は未来で警察側が彼の逮捕をなかなか出来ないのって、その力をあっちは使ってる。
だから、逮捕出来ないままじゃないんですか!?けど、彼は今も花垣君を味方と思ってるんですか?」
タケミチ「・・・・。」
ナオト「花垣君・・・?分からないままにして置くほど、彼も無関心ではないはず。つまり、いずれはアナタにーーーーー・・・会おうとするんじゃないか?と、その時は警察の逮捕に協力して下さい!!
マンジロウ容疑者を、引き止めながらコッソリと、メールをこっちに送って下さい!場所さえ、教えてくれればすぐに行って、その時が彼を逮捕するチャンスです!もう、その方法しかないですよ!?」
タケミチ「分かったよ、ナオト。(だけどーーーー、俺までマイキー君の敵になるみたいで・・・複雑だな。逆に話し合いは、無理なのかな?マイキー君・・・。今、どこで何してるんだ?)」
マイキー「タケミッチ。どこにいるんだ?離れてから、戻って来ねー。一人は、淋しいぜ。」
ハルチヨ「マイキー、これ。ご飯だ。」
マイキー「悪いな、ハルチヨ?」
ハルチヨ「いいって。望んで手伝ってる。こーいうの、同罪だろうけど。」
マイキー「!」
ハルチヨ「けど、な?マイキー、感謝してるよ。タケ兄を殺してくれて。何故かって?アイツは・・・あの兄貴は、クズだから。
弟に性行する。死んでどーぜんだ。」
マイキー「・・・・殺したって、記憶ねーんだ。タケオミに会ったのも、覚えてねー。後、前から記憶が抜ける時あって。」
ハルチヨ「記憶喪失ってヤツじゃねー?何かのショックな事あれば、人って忘れんだってさ?感謝してるよ、俺は。だから、味方してるんだ。タケミッチいる必要ねーだろ?」
マイキー「・・・・。」
ハルチヨ「アイツは、そんなお前を裏切ったんだ。マイキー、もう相手すんなよ。」
マイキー「聞けてねーんだ。直接。本当に裏切ったのかを。本人の口から。事件の件なんて、そもそも俺は全て覚えてねー。だから、逃げてんだ。(それに、タケミチとは過去で約束したから。もう、アイツ。それも忘れてんのか?東卍の未来を二人でいい方向にって。なのに、何で俺は罪人呼ばわりされてんだ?分からねー・・・。)
誰でもいいから教えてくれよ?タケミッチ?謎をーーーーー・・・。」
タケミチ「え、ま、マイキー君?」
マイキー「!」
ハルチヨ「!」
マイキー「た、タケミッチ!?」
タケミチ「え?は、ハルチヨ君??何で二人して、一緒に!?マイキー君!二人で話したいんだっ!?二人で!!」

二人っきりで久々の会話。

タケミチ「マイキー君!何で!?」
マイキー「記憶ねーんだ。抜けてて。」
タケミチ「はっ!?」
マイキー「事件を起こしたって記憶。身に覚えねーから、逃げてた。」
タケミチ「何で・・・忘れちゃったの??」
マイキー「分からねー。」
タケミチ「じゃあ、どうしたら・・・。」
マイキー「一つだけ、方法あんぜ?」

マイキー君に言われて、俺はリープの力を使って、マイキー君が最初の殺人をする前に戻った。
そこでマイキー君に接触しようとしたんだ。

746:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 14:19 ID:DqE

>>745
読んでいて、説明不足な点があるのに気づいたんで追加説明。
ナオトとタケミチが二人で話し終わった後、タケミチは一人で歩き出します。
その後、マイキーとハルチヨが二人で話してる場面に切り替わり、その二人の元に偶然、タケミチが遭遇したって状況です。

説明不足になり、申し訳ありません。
多分、読んでて意味が分かんなくなった人がいると思います。
説明不足これにて終了します。

747:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 14:51 ID:DqE

道端を歩いているマイキーの後ろ姿を発見した、タケミチが近づいて声をかける。

タケミチ「マイキー君っ!何・・・してるの!?」
マイキー「!誰?あんた。」
タケミチ「この声っ!?マイキー君の声じゃない!?化粧に髪型も変えて、両耳にリボンってーーーーき、君って!?」
ミスズ「マイキー?知らない人だよ、だってあたしはミスズって言うの。今からさぁー、用あるから邪魔しないで?」
タケミチ(中身は、マイキー君本人じゃなくて、別人だ。確かこれって多重人格って言うんじゃーーーーっ!??って事は、殺してたのはこのミスズって人格??こんな女の子が!?)
ミスズ「ねぇー、もう行くから!」
タケミチ「君!何歳?俺はタケミチ!中2だよ。暇なら今からどっか行かない!?」
ミスズ「ん〜〜〜、ナンパ?コッワイ!ミスズは、今は中1だよ。」
タケミチ「(え?マイキー君より、一つ下?)好きな物、何でも買ってあげるから〜。」
ミスズ「ま、い〜よ。約束ね?」
タケミチ「あ、でも!飲み物と食べ物はNGだよ!?俺さ、服とかカバンとか買ってあげたいから!」
ミスズ「え〜〜〜〜?ショッピングぅ〜??ミスズ、つまんなぁ〜〜〜い。」
タケミチ(一緒にいて分かったのは、このミスズちゃんが他人格でマイキー君じゃないって事。睡眠薬で相手を眠らせた後は、どーなってるかを知りたくて、先に殺されるキサキに話しをつけて、協力してもらった。
俺もキサキの住む部屋のクローゼットにスタンバイ!)

クローゼットの中に潜むタケミチ。

タケミチ(来るかな?キサキとミスズちゃん。ドキドキ)

「カチャ(部屋のドアノブが開く音)」

キサキ「話しって何かな?マイキーの件で?二人で?」
ミスズ「そぉ〜、ミスズ。マイキーから、頼まれて。その前にさぁ〜?近くのコンビニでジュースと食べ物買ってきたの!お腹空く時間じゃん?昼って!はい!」
タケミチ(ミスズちゃんは、キサキとは友達ポジションでマイキー君とは、知り合いってキサキに言ってるらしい。キサキから、そう聞かされた。)

キサキとミスズは、二人で昼ご飯を食べる。

キサキ「マイキーにさぁ?ミスズちゃんの事を聞いたら、「そんな女知らねー」言われちったよ?どういう事?」
ミスズ「マイキー、恥ずかしくてとぼけたいんでしょ?知ってる?
マイキーの好きな人ってミスズなんだよ!?つまり、あたし達裏でコッソリ付き合ってるの!♪驚いた??」
キサキ「ま、マジかよ?だからかー・・・。」
ミスズ「そ、皆にはナイショにね?って。でも、キサキ君は友達だから
言うけど、秘密だよ!!」
キサキ「あ、あれ・・・?何だか・・・ねみぃな。」

「ドサッ(キサキが床に倒れる音)」

キサキは、眠った。
睡眠薬が入っていたのだ。その瞬間、ミスズちゃんの人格が切り替わった。

ミスズ「全てはマイキーの為にやるんだ。悪く思うなよ。主人格を守るのは、他人格の役目だ!敵には、死あるのみ!」
タケミチ(あれ・・・?この声、男だ。ミスズちゃんじゃない。
そうか!?殺しを行っているのは、また別人格なんだ!って事は、今までのも?睡眠薬の流れまでは、ミスズちゃんで殺しはこの男??しかも、主人格の為!?)

「カ・・・タン(タケミチがクローゼットの中で音を立てる。)」

748:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 15:13 ID:DqE

ミスズ「ん?何だ、今の音。まさか、誰かいるのか?」
タケミチ(音、出ちゃった!ヤバい!!)

タケミチは、小さめの小声を出しながら・・・

タケミチ「コスモ、未来に戻って、また、元の前の未来に。💦」
ホワイトコスモ「分かったモ〜、目をつむるモ〜!!?」
タケミチ「は、早くーーーーーっ!」


「バッ(クローゼットの中を開く音)」

ミスズ「何だ、誰もいないじゃないか・・・。」

次に目を開けた時には、未来だった。

タケミチ「あ、あ、危なかったぁ〜〜〜〜〜!!?(何だっ?何だっ?あれは??マイキー君じゃない!他人格だっ!?声まで違ってた。
まさか、この事件っ多重人格殺害事件!?マイキー君本人の記憶が抜けてたのも、人格達がその記憶を所有してたからかーーーーー!!)」

タケミチは、またリープしてそれまでの事件も調べる。
半間の場合。

ミスズ「わっ!?」

「ドンっびしゃあ(半間にぶつかり、紙コップに入った飲み物がかかる音)」

半間「!??」
ミスズ「ごめんなさいっ!よそ見してて、前見てなくて!?」
半間「どうしてくれんの?これぇ・・・(汗💧)」
ミスズ「抜いても取れないかなぁ??すみませんっ・・・あの、代わりにご飯をタダでオゴるんで?」
半間「タダ?ま、そんならい〜よ。ハンバーガー店ね。」
ミスズ「はい!好きなの頼んでいーんで!!(計画ど〜おり♪)」

ハンバーガー店の中にて。椅子に座り、注文したのがくると
ミスズは、店員から受け取り、そのコーラの中にすかさず睡眠薬を入れる。
半間「悪いねー。こんな高いのタダで頼んで?」
ミスズ「いいです!いいです!はい、コーラです!」

テーブルの上には、複数枚に重なりあったハンバーガーと、飲み物のコーラが並ぶ。
その後、半間は眠り・・・ミスズちゃんは会計を済ますと、タクシーを呼び運転手に半間を乗せてもらい、半間の自宅までくると別人格に切り替わり、半間の鍵を使って中に侵入。
そして、半間君を担いでベランダから落として殺した。

「ドサッ(地面に半間が落ちる音)」

太寿の場合。
ここでは、ミスズちゃんが偶然を装い太寿に近づく。
仲良くなって、二人は恋人同士になっていた。この時、太寿はミスズを男だとは気づかなかった模様。

太寿「ミスズー、モテナイ俺様を好きになってくれたのは
お前だけだ。今日、俺様のアジトに来い!」

アジトには、プールがあって、ミスズを誘ったのは太寿の方だ。二人の付き合いは、周りには秘密にされていた。

749:影虎◆Vs hoge:2023/11/10(金) 15:34 ID:DqE

ミスズ「ねぇー?プールの前にさー?太寿君って酒呑める??あたし、酒呑める男の人って大人びてて好きぃ〜!!呑んでみてよ??
あたしの前で。出来るよね??呑むくらい!」

「ポト(隠しながら、睡眠薬を酒の中に入れる音)」

太寿「おう!?男は、酒ぐらい呑めねーとなぁ!?どれ・・・?」

「グビグビ(酒を一気飲みする音)」

そして、眠った太寿を見ると別人格に切り替わり、プールに沈めて
太寿君は水死。

「ボジャン(プールの中に太寿が沈む音)」

サウスの場合。

サウス君にも、ミスズちゃんは偶然を装い近づくと、二人は恋仲になり
最初のデートの日・カフェに立ち寄る。

ミスズ「ミスズぅ〜、オムライスが好きぃ〜!ね?カフェ行こうー!?
カフェ!二人で頼もう〜♪」

カフェに入るなり、注文したメニューがくると、丁度サウスは
トイレ中。
そのオムライスにも、コッソリと睡眠薬の粉をふりかける。

「ババババ(オムライスに粉をふりかける音)」

種類としては、すぐに眠くなる睡眠薬では無いので
食事後、二人は帰る。

ミスズ「ミスズぅ〜、この後用事あるのー!!先に帰るね?じゃあ!」

「ダッ(ミスズがダッシュで離れる音)」

サウス「おう、気をつけてな??」

車を運転して帰る途中だったサウス君は、眠くなり事故を起こした。

「キキィーーーーードォン!(ハンドル操作が狂い、車がぶつかる音)」

サウス死亡。相手の車も巻き添えで車体は、ペチャンコになった。

タケオミの場合。踏み切り近くでミスズと待ち合わせ。

タケオミ「真一郎から、俺に酒の差し入れとは・・・。」
ミスズ「ねー?ミスズ、サノ家に最近行っててマイキーの友達。それと、真さんから伝言を預かっててさぁ〜??」
タケオミ「何のだ?」
ミスズ「先に酒呑んでくれたら、答える!」
タケオミ「ゴクンゴクン・・・これでいいか?」
ミスズ「踏み切りを渡って、公園行こっ!?そこで話す!!」
タケオミ「たく、大人を、あまりからかうな・・・。」
ミスズ「こっちこっち!!」

踏み切りに足を踏み入れた途端に、睡魔に襲われたタケオミ。
突然、倒れる。

「ドサッ(タケオミが地面に倒れる音)」

ミスズ「あっ!タケオミさぁーーーーん!?ちょっとぉ〜〜?!」

「カンカンカンキキィーーーーーーーッ(列車はブレーキをかけたが間に合わず)」

750:影虎◆Vs hoge:2023/11/11(土) 07:36 ID:DqE

タケオミは、列車に轢かれて体は、グチャグチャだった。

ミスズ(計画ど〜おりだね♪)

「ベッ(ミスズが舌を出す音)」

全ての真実を知ったタケミチは、思ったーーーーー・・・

タケミチ「(これってマイキー君の他人格のせいなんだよなぁ!?どうする!?マイキー君本人に言った所で意味ない!どうしたらっどうしたらいいんだっ!?そ、そうか・・・もしかしたらーーーーー。)
コスモ、事件の発生しない中1ぐらいに戻って。」
ホワイトコスモ「分かったモ〜!目をつむるモ〜!リープリープモ!」

中1の頃に戻って来たタケミチは、マイキーを呼び出す。

タケミチ「マイキー君!君は中2から、殺人をする様になる!未来で確認してきたから、本当!だから、俺と逃げて。二人で生きよう!この先は、それしか無いんだ!」
マイキー「リープの力の事は、俺も分かってる。そうか、そんな未来になってたのか。・・・東卍のトップでいるのは、無理なのか?」
タケミチ「いえ!俺からは、皆にメールでマイキー君の考えを伝えるんで!側にいなくなるってだけで命令は、可能です!メール内だけでは、交流も続けられる!東卍は、トップはオモテに姿見せなくとも、続けられるっスよ!?東卍の喧嘩もマイキー君無しでも勝てる場合、出る幕ナイっスから。マイキー君が必要な戦いのみ、俺もいる状態で出てもらう形にして。」
マイキー「ありがとう!タケミッチ。」

こうして、二人の新しい人生が始まるのだったーーーーーー・・・。
未来では、タケミチはヒナタをマイキーと同居するマンションの隣に住んでもらっている。マイキーの様子もみながら、ヒナタとも関わる。
仮にマイキーの他人格による、殺害が発生してもタケミチがリープの力を使い戻るから、安心と言うわけだ。

ブラックコスモ「へっへっへっ〜、今日は真一郎とイザナを悪人にしてやったモ〜!!悪エネルギー補充完了モ〜♪」




(お詫び・説明紹介でブラックコスモが出るという、表記だけ忘れていました。すみません。ブラックコスモは、登場します。失礼しました。)

751:影虎◆Vs hoge:2024/01/16(火) 14:40 ID:twU

久しぶりのケイ君の作品を投稿します!

登場人物紹介

サノ イザナ(この世界では、マイキー達や真一郎達と住んでる設定に変わっていきます。年齢は小学生〜中学3年)
サノ マンジロウ(小学生〜中学1年)
サノ 真一郎(大人年齢。バイク屋で働く)
サノ エマ(小学生〜小学校高学年)

東京卍
ドラケン(中学生)
バジ ケイスケ(中学生)
三ツ谷(中学生)
千冬(中学生)

羽宮 カズトラ(中学生。一人だけ、まだ普通の生徒。後に東京卍入りする。)

キャットフィッシュ
ケンジ(カズトラとトラブルを起こす。)

ブラックドラゴン
ユタカ(仲間思いの優しい奴。ただ、過去にてある悲劇に・・・?)
明司 タケオミ(大人で現在は、梵天の仲間入り)

ホワイトコスモ(タイムリープ能力を与える存在)

BL要素があるんで、苦手な方は読まない様にお願いします。
では、久しぶりに投稿します。

パーちん(中学生)

752:影虎◆Vs hoge:2024/01/16(火) 14:57 ID:twU

〜東京リベンジャーズ〜キャットフィッシュ・イザナ編〜

イザナは、幼い頃に母親に保護施設だという場所に
預けられる。
母親一人では、2人の世話は大変と言う事で、兄のイザナだけ
預けられた。
1ヶ月、2ヶ月。長ければ、1年〜3年までと、預ける期間を選んで
預けるのが魅力の施設だ。
白く大きな建物。入り口には、「保護施設」と看板が。

母親は、施設長にイザナを引き渡し、建物の中へと入ってゆく。

施設長「イザナ君の部屋は、ここね。503号。」
イザナ「ここ?」
施設長「先にここには、3人の子供達がいるから、仲良くね。」
イザナ「・・・。」
施設長「皆〜。今日から、ここに入る事になった黒川 イザナ君です。」
イザナ「黒川・・・イザナです、よろ・・・しく。」
ジャンク「へぇー、目何か普通と違う?」
グース「何で・・・?」
パート「黒い瞳じゃねー。外国人?」

こうして、イザナは早くから入る事になったが・・・。その話は、1番上の兄の真一郎だけ知る事になっていた。
しかも、そこで、真一郎はイザナが血が繋がっていない事実まで
聞かされていた。
それから、数日が経ち・・・・。

施設長「イザナ君、手紙が届いていたよ。」
イザナ「誰・・から?」
施設長「真一郎兄さんからだって。イザナ君のお兄さん。」
イザナ「お兄さん?そんな・・・人いたっけ?」 
施設長「兄弟多いんだね〜。真一郎君にマンジロウ君、エマちゃん、
イザナ君は知らなかったの?」
イザナ「・・・エマしか、知らない。」

しかし、イザナはここの保護施設にて。

パート「ちょっと来いよ!外国人野郎ー!」
ジャンク「母国に帰れ!」
イザナ「!・・・・っっ、(黙り)」
グース「お前だけ違うんだ!当然だろー。」

周りは、気づかない中虐められていた。

753:影虎◆Vs hoge:2024/01/16(火) 15:31 ID:twU

大人しいイザナは、最初こそ黙っていたが・・・。
次第に何度も何度もエスカレートしてゆく。
預けられて1ヶ月後。

グース「お前、捨てられたんだろ!イザナ!?」
イザナ「ちっ違うよ!母さんは預けたって言った。」
ジャンク「そのクセ、じゃあ、何で1ヶ月も会いに来ねーんだ?俺なんか、母親は時々5日に、1回は来てるぜ?」

保護施設で育つ子は、親の愛情に飢えている子が多い。
その為、心の穴を埋める為だけに、彼らはイザナをターゲットにして
自分達のが上って思う事で、心の満足を得ている。

こういう場所で発生している件だ。
イザナは、激しく心を痛めている。

イザナ(何でっ!?何でっ?ただ、オレはっ・・・皆と普通でいたいだけなのに!?何でっ?虐められないといけないんだっ!?
何で、皆と、同じ普通じゃいられないんだ!?
だったら、こんな場所にオレの居場所なんてないじゃないか!!)

この件で完全にイザナは、心が病んでいた。
我慢し続けて・・ついには、壊れた。

イザナ(物を壊すのが犯罪なら、心を壊すのは犯罪じゃないのか??
おかしーじゃん。)

また、ある日のいじめでもーーーーー・・・

パート「やっぱ、お前捨てられたんだなぁ!?イザナ?」
グース「お前みたいな外人そりゃ、捨てるって!」
イザナ「・・・・・・っっ。(あれから、2年経ったけど母さんは、来ない。もしかして、オレは本当に捨てられた・・・?)」
パート「す〜てられた!イザナは、捨てられた!」
ジャンク「やっぱ捨てられたんじゃん!?あれから、2年だぜ!?オレら正しくね?」

「プツン(イザナの中で何かが壊れる音)」
「バキッドゴ!(イザナがパートやジャンクを拳や足で殴ったり蹴る音)」

ジャンク「あーーーー!!」
グース「イテェーっ!?」
パート「何すんだよっ!イザナー!?」

「ゴッドッドッ(立て続けに執拗に蹴り続ける音)」

イザナの元に世話している大人達もやって来た。
騒ぎに気づいた様だ。

お世話人1「何してるのー!?」
グース「先生っ!助けて!?イザナがっ突然俺たちを殴った(泣)」
ジャンク「俺ら何もしてないのにっ!?」
パート「うえーん!」
イザナ「!?」
お世話人1「イザナ君っ!?何でこんな事するのっ!??」

754:影虎◆Vs:2024/01/18(木) 07:59 ID:twU

イザナ(オレが悪になった?オレが悪いのか??何だよ、ここにはもう
敵しかいねーじゃん。
皆、敵だ。味方なんかいねー。アハハ!もう・・・誰にも心は開けねー。)

その後、イザナは今回の件を兄だと名乗る真一郎に
手紙で話す。

手紙の内容「真一郎様へ
今日さぁ、オレをいじめてきた奴ら皆ぶっ飛ばしてやった!スッキリしたよ!!?ざまぁ〜みろってな?ハハ(笑)イザナより」

しかし、この何日前・・・真一郎の方でも母親と父親を亡くしていた
ばかりで、父さん側のオジに引き取られて、そこで
兄弟3人は、暮らす事になっていた。

バイク屋にて。

真一郎「いらっしゃいませ〜。」

仕事をしなければ、いかない為・・・高校を行くのは辞めて
バイク屋で仕事中。

真一郎(イザナの奴・・・いじめられて心がヤバい。出来るだけ早めに引き取らないと!じゃないとっ・・・この先アイツ!
保護施設の人をナイフで襲いまくるかもしれない!!そーなる前に金を
貯めねーと!イザナの為にも!?)

ブラックドラゴンを中3の頃に終わらせたのも、親の件が関与している。
回想

真一郎「ブラドラは、これより、中3をもって終わる!今までありがとう!!皆・・・離れてもダチでいてくれ!」
タケオミ「真一郎、お疲れ様。」

涙を流す真一郎に、そうタケオミは言葉をかける。

回想終了

真一郎は、手紙の返事をイザナに返す。

手紙の内容「イザナへ
辛かったなぁ。母さんと父さんは、死んだ。今は、サノ家の爺ちゃんの所に3人でいる。金無いとヤバいから、バイク屋で仕事中。
俺達も今、辛いから・・・イザナ?いつか、兄弟4人で同居しよう。
迎えに行く。その準備が出来たら。
それまでは、待っててくれ。 真一郎より」

755:影虎◆Vs hoge:2024/01/18(木) 14:26 ID:twU

イザナは、真一郎からの手紙を読み終わると。

イザナ(親が死んだ・・・。迎えに来ないのって
まさか?真一郎兄さんが今の親代わりって事は、いつかは迎えに来てくれる?)

その後、心配だった真一郎は、保護施設のスタッフと
相談して、1日お泊り許可を得ると、イザナを自分の
サノ家に招待する。

真一郎「ここがなぁ、今は俺とマンジロウとエマが住んでる家だ。」
イザナ「ここ・・・?屋敷、デカっ!?」

部屋の中に入ると、リビングにて2人は話す。

イザナ「母さんってオレの事を捨てたんだろ?」
真一郎「え?無いって。そんなの。そんな話、聞いてない。(嘘だけど。今のイザナは、精神的に不安定だ。
それを考えると、とてもじゃないが本当の事は言えない。ましてや、血が繋がって無いとか。ショック過ぎて言える訳ない、死なれるより、マシだ。)」

最初は、真一郎の優しい嘘だった。傷ついて欲しくなくて。そこに、玄関の開閉の音がなる。

「ガチャ(扉が開く音)」

マイキー「ただいまー。(ん?何か、見慣れねー靴あんな?)」

小学生から、帰って来たマイキーだ。

真一郎「マンジロウ〜。おかえり。」
マイキー「ん?だれ・・・?」
イザナ「!」

2人は初めて顔合わせする。

真一郎「マンジロウ、お前は会った事無かったよな?イザナだ。2番目の兄ちゃん。お前の。
イザナ?こっちは、俺が話してた弟のマンジロウ。手紙でも何回か、話したよな?二人共、仲良くやれよ〜。」

「ガチャ(また、玄関の扉が開く音)」

エマ「ただいまー!あ!?イザナお兄ちゃん?戻って来てくれたの!?」
真一郎「違う違う!エマ、1日お泊りしに来たんだ。
けど、いずれは引き取って皆で同居する予定だから!」

そして、それから更に1年後。
イザナはついに、正式にサノ家で同居生活を始める事になる。

真一郎「イザナ?もう、家の中では自由だ。好きにやれよ。」
イザナ「真兄〜!今日も夜は一緒に寝て!マンジロウばっかに構わないでっ!?風呂も一緒に入る!!」

今まで甘えてこれなかった為か?イザナは、真一郎を独占しようとする。

マイキー(イザナの奴、すっかり兄貴にベタベタしてんな?ま、俺は十分甘えるだけ甘えられたし、エマとでも
仲良くしてるか。譲ってやろう。)

真一郎は、マンジロウの事も気にしてか?説明をする。

真一郎「イザナは、ほら・・・自分だけ保護施設で預けられて愛情不足してんだ。だから、さぁ?悪く思わないでやってくれよ?」
マイキー「あぁー。大丈夫、俺はエマと仲良くしてっから!」

真一郎は、イザナにも伝える。

756:影虎◆Vs hoge:2024/01/18(木) 14:28 ID:twU

>>755
ミス発見!

「小学生から帰って来たマイキー」✕
「小学校から帰って来たマイキー」◯

です!

757:影虎◆Vs hoge:2024/01/18(木) 14:51 ID:twU

真一郎「イザナ〜?せっかく、家族として過ごせる様になったんだから、どうせなら家族皆で仲良くしよーぜ?」
イザナ「・・・。」
真一郎「マンジロウもエマも、誰もここではお前の敵じゃないんだ、ん?」

とある日。イザナの部屋にて。
時々、施設でのいじめを思い出してか?イザナはフラッシュバックで暴れまわる時もあった。

イザナ「ああ〜〜〜〜〜っ!クソっ!?」

「ドゴッゴッゴッゴッ(壁に対して連続グーパンチする音)」

イザナ「アイツらっ!?オレだけ仲間外れにしやがって!?何だと思ってんだよ!?人の事!」
真一郎「イザナ?何してる?」
マイキー「お前・・・。」
エマ「イザナお兄ちゃんっ!?大丈夫っ??」

「ギュ(真一郎が優しくイザナを抱擁する音)」

真一郎「大丈夫・・・ココには、もうお前の敵はいない。イザナ、だから大丈夫。」
イザナ「!真兄・・・。真兄って、何でそんなに優しいんだ??」
真一郎「俺は、お前の兄貴だぜ?心配すんのも優しくすんのも当たり前だろ?家族には、幸せでいて欲しいんだ。
もう、親は・・・死んだから、兄弟4人で仲良くって。」

その夜。
真一郎の部屋にはイザナもベッドで一緒に寝る。
(ここからBL注意)

真一郎「イザナ?愛してるから、こういう事すんだぜ?お前だけ、特別だ。」
イザナ「愛してるから?それって、どんな?真兄さん?
オレだけ、特別?」

真一郎には、小児性愛的傾向があった。
マイキーからは、拒否られだか、イザナに求めた結果拒否られず。この2人は、周りには秘密でそーいう仲になる。
真一郎は、拒否られないのが嬉しくて、ビデオに撮る事もあった。

次の日。

真一郎「マンジロウ、イザナ?話がある。俺は中3でブラドラ終わらせただろ?で、そのブラドラを受け継ぐ相手を決めようと思って。ブラックドラゴンはーーーーー、
イザナ・・・・お前だ!」
マイキー「!」
イザナ「オレっ?や、ヤッタ〜!!」
マイキー「・・・よ、良かったな、イザナ・・・。」
真一郎「マンジロウ?お前は、友達が沢山出来ただろ?ケイスケにドラケン、パーちんとか。喧嘩強いんだってな?お前は、自分で族創ったら、どーだ?自分で族創るのも、カッコいいんだぜ?」
マイキー「そーだな、そうしようかな。」

こうして、マイキーは小学3年の時に東京卍というグループを創った!
リーダーは、マンジロウ。部下は、ドラケン、パーちん、千冬、ケイスケ、三ツ谷の6人で形成される。
次の日。

ケイスケ「マイキー?今日は、ちょっと友人のカズトラん所に行って遊んで来るぜ?」
マイキー「おー。」

カズトラは、ゲームセンターで、バジと偶然出会い、仲良くなった友人だ。しかし、ケイスケは暴走族とは、隠している。

758:影虎◆Vs hoge:2024/01/19(金) 07:54 ID:twU

約束の場所に到着。

ケイスケ「よぉ〜!カズトラ!」
カズトラ「遅いよ、バジー。ゲームセンター行く?」
ケイスケ「おうよ!」
カズトラ「でさ、ネットで知り合った同じ年くらいの
ケンジって奴いてさぁ!?そいつにね、✕月16日に△□✕って場所の廃墟は知ってる?
そこで肝試しする予定!」
ケイスケ「え、何時?」
カズトラ「夜の・・・11時。あっちは、友人4人くらい連れて来るって!」
ケイスケ「一人で、11時に夜に出歩くって危なくねー?変なのに巻き込まれたら、どうすんだよ。」
カズトラ「うーーん・・・。」
ケイスケ「だって、お前小学4年だぜ?なぁ〜?俺も行っていい〜?あっちも友人4人連れてくんだろ?いーじゃん。」
カズトラ「うん!行こっか!!」

別の日。バジは、その話を、仲間の千冬にも伝えていた。

千冬「え、バジさん△月16日に廃墟行くんスか?一人で?」
ケイスケ「いや、カズトラって友人と!」
千冬「あ、じゃあ・・・俺も行きます!」
ケイスケ「いや、い〜よ。族ってバレたくねーからよ。」

そして、約束の△月16日。

カズトラ「あ、着いた。ここだ、ここ。」
ケイスケ「不気味だなぁ〜、ホント。」

辺りが暗いのはもちろんだが、窓ガラスは割れだらけで、
所々に亀裂も目立つ。4階建ての廃墟だ。

?「おい、例のガキ。来たぜ?って何だ!?2人?ちっ!一人で来なかったのかよ。」

そんな2人を覗きこむ様に何者かが、木から様子を伺っている。建物の入口付近にある木からだ。周囲は、木々で囲まれている。

ケイスケ「何か、今・・・あそこの木の所で光らなかったか?」
カズトラ「ちょっ!怖い事言わないでって!さ、中行こ!中!?」
ケイスケ「そーだな、待ってるかもしんねーし。」

2人が中へ入ると、そこにはーーーーー・・・。
ケンジと思われる人物がいたが。

カズトラ「え・・・何か、あれ?ケンジ・・・さん?」
ケンジ「カズトラ君〜〜〜何で一人で来なかったのかなぁーーー??」
カズトラ「えっ。」
ケンジ「誰?そっちの子?あ〜、俺がケンジだよ。ビックリした?」
ケイスケ「え・・・高1くらいに見えんぞ?嘘?」
ケンジ「その通り!」
ケイスケ(それに、コイツら変だ。年も嘘ついてて、明らかに4人じゃなくて、30人以上はいねーか?
何だ、これ・・・。コイツらのこの服、族じゃねーか。でも、見た事ねー。こんな服の族、いたっけ?
この辺の族じゃねーのか?って、俺らの入ってきた
入口にもいつの間にか、スタンバイしてやがる!?
逃げらんねー。挟まれた・・・。)

759:影虎◆Vs hoge:2024/01/19(金) 14:51 ID:twU

ケンジ「ごめんねー。カズトラ君。全部ウソ!俺は、ケンジじゃ無いんだ。偽名。ケンだよ。」
カズトラ「・・・え?何で・・・?」
ケン「最初から・・・目的は、ここに来てもらう事。
廃墟に。何故かって?カズトラ君を、脅す為!
分かんないよね〜小学生だから。ネタバラシするよー、
これから。」
ケイスケ「!?」
ケン「カズトラ君にお願いがあるんだよ。君の親、いるでしょ?その君の親の金、通帳とかさぁ?場所分かる?盗んで来て欲しいんだ。
あ、警察に言ったら駄目だよー。言ったら、カズトラ君の家族皆殺し、ね?
仮にオレらの誰かが捕まっても、捕まってねー仲間で
リンチすっから。」

その間、ケイスケは、カズトラを使って見えにくい様に
しながらも、千冬にコッソリと携帯で電話をかけた。

カズトラ「わぁ〜ん!わーん!怖いよぉーーーっ!」

側でカズトラは、ギャン泣きしている。
もちろん、ケイスケ自身は無言だ。気づいて欲しかった。
SOSに。

ケイスケ(頼むっ!千冬・・・気づいてくれ!)

目を閉じながら、携帯はポケットに隠す。
その頃、千冬の方ではーーーー・・・

千冬「あっ!?バジさんから、電話だっ!?もしもーし?ん?バジさん・・・あれ?」
電話の声「わぁーん、わーん」

カズトラの泣き声が響く。

千冬「カズトラ君の泣き声?何で、バジさん本人は出ないんだ?もしかして、バジさん達に何かあった?よし、マイキー達を呼んで、皆で行こう!場所は、知ってるから。」

急いで駆け出しながら、千冬はマイキー達にも
連絡をすると、東卍のメンバー5人でバイクに乗り向かう!

「ブォオオ(バイクを走らせる音)」

その頃、ケイスケ達はーーーーー・・・

ケン「カズトラ君、そっちの友人は誰?」
カズトラ「うわーーんっ!」
ケン「携帯持ってんじゃー?そいつの盗めっ!」
ケイスケ「!」

ケイスケのポッケの携帯に、気づいた相手に盗られてしまう!

族仲間1「ん?ロックかけられて見れねー。おいっ!ロック外す番号言えっ!」
ケイスケ「(良かった。さっき、千冬に電話した後、ロックかけといて。)あの!怖くてっ・・・俺も、その番号をど忘れしちゃいました!」

ケイスケは、涙を流して恐怖する演技をする。

760:影虎◆Vs:2024/01/23(火) 08:06 ID:twU

ケイスケ(クッソー!本当だったら、こんな奴らっ
こっちは喧嘩に慣れてっからボコボコにしてやりてー
のに!!カズトラを人質にされたら、不利だから
大人しいふりしてるしかねーっ!!
しかもコイツら、家族をリンチするとかカズトラの家族もヤベー!)

そこへ、バイクに乗ってきた東卍メンバーも来た、が・・・。

?「おい、誰か来た!バイク・・・。5人くらいか?」

外には、キャットフィッシュの見張り役もいる為、
その様子はあっちに伝わってしまう。
建物内では。

ケン「(ん?メールか。あ?誰か来た?バイクで、5人も?ちっ!肝試しかっ!?)おーーいっ!お前ら、逃げんぞ!?い〜か、今回の事は警察に言うなよ!?言ったら、家族事痛いめみるぜ!」

廃墟で建物の窓は、ブチ壊されてる為に、彼らは一気に
窓から外に出て、停めてあるバイクに乗ると走り去って行った。
因みにキャットフィッシュが逃げたのは、建物の裏側の窓からだから、正面にいるマイキー達と出くわす事は無かった。
その為、マイキー達がバジの元へ来る頃には
誰もいなかった。いたのは、ケイスケとカズトラのみ。

マイキー「あ?何だよ、バジとカズトラ2人だけじゃん!」
ケイスケ「ま、マイキー!」
カズトラ「わぁ〜〜ん!」
マイキー「まさか、お前ら肝試ししてお化け怖いって理由で俺らを呼んだんじゃねーよな!?」

少し怒り気味のマイキー。

千冬「確かに。言ってた相手の友人4人っていませしね。まさか、バジさん!?」
ケイスケ「ちげーって!理由は、後でマイキーに言う。カズトラ、ごめんな。見て分かっちまったろ?
俺、族なんだ。東卍って言う。隠しててごめんっ!」
カズトラ「!」
ケイスケ「・・・けど、お前も体鍛えねー?また、同じ事あった時の為に強い方がい〜じゃん?東卍に入れば、強くなんだぜ!?」
カズトラ「・・・っえ、俺も?うん!強くなりたい!!
入るっ!東卍に!よろしく!!」

こうして、羽宮カズトラも東卍入りする。

カズトラ「じゃん!」

東卍の特服を着てみせるカズトラ。嬉しそうに笑う。
マイキー達も、微笑んでいる。

ケイスケ「似合うなぁ!カズトラ!?」
カズトラ「こんなの着るの初めて!」

次の日、バジは昨日の件をマイキーに話す。

ケイスケ「ネットで知り合いになった友人と思ってた奴が、廃墟の待ち合わせ場所に行ってみたら全てウソだったんだ。カズトラは、それでショック受けて泣いてた。
奴ら、どこぞの族なんだと思う。高1くらいで、俺らより、上。名前も、年もデタラメ!」
マイキー「相手の本名も族名も聞けなかったんかよ?」
ケイスケ「微妙だ。偽名の可能性があっから。」

761:影虎◆Vs:2024/01/23(火) 14:50 ID:twU

ケイスケ「奴らの目的は、どうも金でカズトラが
小学生ってネットで分かってから、脅しにかけて
金系を親から盗む様に命令して来た。
従わなかったり、警察に言ってら、相手の誰かが捕まっても、捕まってない仲間が報復でカズトラの家族を死なす!だとか、言われちまってよ。何も出来ねーだろ?
それじゃあ〜、だから、警察にも言えねー。」
マイキー「・・・さすがに族全員逮捕すんのは、難しいよな。」
ケイスケ「でも、変だよな?アイツらーーー、マイキー達が廃墟に来たって事、気づいて逃げてった。」
マイキー「!」
ケイスケ「外に奴らの仲間がいて、知らせねーと、ありえねー?窓から逃げて、バイクで逃亡した。」
マイキー「随分、手慣れてる感じだよな?そいつらって、他の奴らにも同じ事してる可能性あんな?」
ケイスケ「あぁー。だから、マイキー?
仲間の皆にも、ネットの奴らは気を付けてくれって
言っといてくれ?特に廃墟だとか、人気が無い場所に誘う奴には、余計に注意なって。頼んだぜ?」

その話を、マイキーは真一郎にも自宅にて話す。

マイキー「って事があったんだよ。俺ん所のバジの友人・カズトラ。ま、今は東卍入りさせたんだけどな?」
真一郎「そいつらって、キャットフィッシュって奴ら・・・かもな?」
マイキー「キャットフィッシュ?兄貴、知ってんのか?」
真一郎「知ってるも何も俺らブラドラとの間にもトラブルがあったんだ。過去に、な?
俺の仲間のユタカって奴がーーー。」

回想

中学1年の頃だった。ユタカは、ブラドラのメンバーで
仲間思いの優しい奴。でも、ネットで知り合いになった
友人に誘われるがまま、どこかに待ち合わせして
行って来るって、言ったきり帰って来なくてーー・・・・
次の日、ユタカはボロボロにされた体で帰って来た。

真一郎「ユタカっ!?ユタカーーーーっ!!」

顔にも、手にも足にもアザだらけで
明らかに暴力振るわれたって分かったよ。
慌てて、病院に連れてったさ。怪我の感じから、相当殴られてリンチされた感じだったから、ユタカが口を聞ける様になって、聞いたよ。

真一郎「なぁー?誰にヤラれたんだよ!?ユタカ?相手は、族なんだろ!?言ってくれよーっ!カタキ取ってくるから。」
ユタカ「・・・いーよ、オレの問題だから。ブラドラにまで・・・迷惑かける気ねー。オレの・・・怪我だけで、もう十分っスよ。リーダー・・・?警察には言わねーで。」

結局、ユタカは最後まで敵の事を話してくれなかった。
俺は納得出来なくて、タケオミにその件を話した。
そしたらーーーー・・・

762:影虎◆Vs:2024/01/23(火) 15:07 ID:twU

タケオミ「そいつ、キャットフィッシュじゃないか?」
真一郎「キャットフィッシュ?何だ、そのグループ知らないなぁ。」
タケオミ「知らなくて当然だ。この族は、普通の族と違う!主に喧嘩主体じゃなくて、コイツらは金主体で動くグループだ。
金の為なら、何でもやる奴ら。アジトも持たない。だから、どこにいるかも分からない。本名も隠しながら、ネットで罠を張って、相手は子供〜青年を中心に。女の場合もある。」
真一郎「!」
タケオミ「従わなければ、リンチだ。ユタカも・・・引っ掛けられたかもな?断ったんだろう。キャットフィッシュの奴らは、ある程度他の族の名前は知ってても、部下の奴らまでは把握してないから、ユタカがブラドラとは分からず、引っかけたんだ。
これがお前や俺だったら奴らも手出しはしなかったはずだ。」
真一郎「そんなっ!?そんな、だからって諦めろって言うのかよ!?アイツがっ・・・あんなヒデ〜めにあったのに!ぐすぐすっ・・・ポタ。(涙が流れる音)なぁ〜!?タケオミ!?ユタカはっ優しい奴なんだっ・・・。アイツ一人の犠牲で済ませろって・・そんなのねーよ!」
タケオミ「っと、言っても・・・。アジトを持たないんじゃ〜探し様が無いだろ。普通に考えて。見つけ出さなければーーー。」

回想終了

真一郎「って事があったんだ。けど、今の・・・お前の話し聞いて分かった。言わなかったんじゃなくて、言えなかったんだな?ユタカ。
脅されてたからっ!もし、言ってら、自分の家族にも迷惑かけるって。今は、分かったよ!アイツが言えなかった理由が!?」
マイキー(・・・キャットフィッシュって言うのか。クソ!分かっても、アジトがどこか分からないんじゃー、見つけてボコれねーじゃねーか!正体分かっても、奴らの方が有利なんかよ!?胸糞悪いなぁ!)

その後、イザナの方と言うとマイキーと同じ小学校に通う。
教室にて。クラスメイトと談笑中。

生徒1「なぁ〜?イザナってさ、家族ってあのサノ家だよな?」
イザナ「?うん、そーだけど?」

763:影虎◆Vs hoge:2024/01/24(水) 07:54 ID:twU

生徒1「東卍って、弟のマンジロウって奴がリーダーたろ?族だから、お前の弟有名だぜ。妹は、エマちゃん。何か、イザナだけ顔似てなくねー?」
イザナ「!」
生徒1「兄弟ってさぁ〜、もっと顔似ると思うんだよなぁ〜?普通は。」
イザナ「!(そ、そーだよな。何で・・・オレだけ、似てないんだろ?捨てられがちだったのもオレだし。本当に血、繋がってんのかなー?)」

イザナは、学校から帰るなり真一郎に聞く。

イザナ「真兄、オレの出産証明書って知ってる?見たいんだ。」
真一郎「何でまた?」
イザナ「学校で友人に言われたんだ。オレだけ、兄弟に似てないって・・・。」
真一郎「そんなの、真に受けなくてい〜って。それに家族でも似ない事なんてあるんだよ!(・・・マズイな、見せたらバレる。血が繋がって無いって。けど、断ったらもっと怪しまれる。どーする?そうだ、タケオミに!!)」

タケオミに相談すると・・・。

タケオミ「ならば、偽のを見せるといい。俺の知り合いにそーいうのを作るのが上手い奴がいる。」
真一郎「いーのか?タケオミ、ありがとな!その礼に、例の俺とイザナのDVD、タダでやるからさ?助かるよ!」

真一郎は、さっそく偽の出産証明書をイザナに見せる。
自宅にて。

イザナ「こ・・・れ?」
真一郎「なぁ〜?家族だろ!」
イザナ「本当・・・だ。母さんと父さんの名前、そしてオレ・・・。」
真一郎「これで安心したろ?さ、もうそーいう話は気にしなくて済むだろ!!」

しかし、イザナはまだ、どこかで引っかかっていた。
そこに白くて丸い球体のホワイトコスモが現れる。

ホワイトコスモ「悩みエネルギーキャッチモ〜!!」
イザナ「え?何っ!?」
ホワイトコスモ「コスモは、悩みを解決するべく現れたモ〜!タイムリープして、過去を調べられるモー!」
イザナ「じゃ、じゃあ!オレの生まれてくる少し前に戻って親の事、詳しく知りたい!」
ホワイトコスモ「オッケーモ!」
イザナ「い〜の?」
ホワイトコスモ「目を閉じて、念じるモ〜!過去にリープするモ!さぁ、出発モ!!」

過去へと、タイムリープした。

イザナ「ここが昔の世界?」
ホワイトコスモ「こっちモ〜。着いて来るモ〜!」

ふよふよと空中を飛びながら、コスモの後ろを着いて行く。
イザナが生まれる前の場合、幽霊の様な体で周りからは見えない状態だ。
イザナの母の家に到着。

イザナ「え・・・ここって、母さんの前住んでた場所じゃない?どこ、ここ?」
ホワイトコスモ「あれが、イザナの母さんモ〜!」
イザナ「えっ?オレの知ってる母さんの顔じゃない!」

そこで、イザナは全てを知った。
自分だけが、血が繋がっていなかった事実を!真一郎や、マンジロウ、そしてエマともーーーーー・・・。

イザナ「ウソだ!ウソだ!ウソだっーーー!って事は、あの真兄が見せたのって偽物だったんだ。ウソっつき!嘘つき!!真兄の嘘つき!家族のオレに嘘教えたっ・・・!?嘘つきぃぃーーーーーーーっっ!!」

764:影虎◆Vs hoge:2024/01/25(木) 07:56 ID:twU

現代に戻り、コスモは帰ってゆく。

ホワイトコスモ「真相分かったから、帰るモ〜!」
イザナ「・・・・・。もう真兄も信用出来ない。誰も・・・誰も。ここはーーーー・・・。」

ショックで体が震えるイザナ。
それから、イザナは学校に行かなくなって、部屋に引きこもった。

真一郎「おい!出てこいよ!?イザナ!どうしたんだよ!?あんなに学校楽しそうだったろ!」

イザナの部屋の扉の前に立ち、どんどんっと手で叩く真一郎。

真一郎(いきなり、どーして?家族側の問題じゃ〜無いよな?まさか、学校でいじめられてる?施設でもいじめられてたけどーーーー・・・。)

扉の前の床に作った朝ご飯を置く。

真一郎「ご飯は、せめて食べておけよ。置いておくから。


バイク屋の仕事もある為、イザナに構う余裕は無かった。

イザナ「・・・・・・・。」

布団を被って潜りこんだまま、黙るイザナ。
真一郎やマンジロウ、エマがいないのを確認すると
ようやく布団から、出てきてネットをやりながら
友人をそこでつくろうとする。
ネット上では、ネームは「69」と名乗る。

69「なぁ〜?聞いてくれよ。オレの家族さ、お兄ちゃんに嘘つかれたんだ。」
コットン「それは、ヒデーな?普通、家族に嘘はつかねーよ!」

最初は、慰めが欲しいだけだった。

イザナ「皆、同意してくれるんだ。嬉しいなぁ〜。」

69「最近までは、戦いも覚えて強くなったんだ。」
コットン「戦い強いの羨ましい〜」

イザナ「へへ!嬉しいな。ん?」

コットン「オレらは、キャットフィッシュって族だ。」
ニクシ「そりゃ、俺らも騙す相手には、嘘つくぜ?けど、それは生きる為だから。金ねーと生きれねーじゃん?だからって仲間に嘘はつかねーよ?」
クロード「お前の兄貴、サイテーだな、なぁ?オレらの仲間にならねー?オレらなら、お前に嘘はつかねーから。こっち来いよ!」

イザナ「・・・そーだよな。普通は、嘘・・・つかねーよな。ハハ。やっぱり、オレが血繋がって無いから、なんだ。もう、ここにいるのは嫌だ。コイツらのグループに入って、新しい仲間をつくろう!」

こうして、イザナは出ていく準備をして置き手紙だけ
書いて「もうここにいるのは、嫌になった。家出します。」っと残し、姿を消した。
マンジロウとエマが学校から、帰ると・・・・。

マイキー「あれ?イザナの部屋のドアが珍しく、開いてる。イザナ〜?入るぜ〜。ん?」

765:影虎◆Vs hoge:2024/01/25(木) 14:55 ID:twU

マイキー(何だ!?この書き置きっ??家出しますってアイツまさかっ!?やっべー!兄貴の所に行かねーと!イザナが消えた!出てったんだ。自らここをーーーー・・・)

まさか、キャットフィッシュの所にいる等とは
思わないマイキー達。警察に家出届けを出したが、イザナが見つかる事は無く、それから・・・3年の月日が経った。

真一郎(ごめんな!ごめんな!イザナ!?こんな探しても見つからねーって事は!?自殺して山で死んでるかもっ・・・。)

ポロポロと涙を流しながら、泣く真一郎。
その後、マイキーは中学1年生になった。

マイキー(結局・・・あれから、メンバーとも探したけど、イザナは見つからなかった。もう、会えねーのか?2度?一生ーーーーー??)

学校の校舎の屋上で、マイキーはサボりながら
仰向けになり、空を見上げている。
そんな、とある日。

エマ「ねー、マイキー?ネットで「ゆみ」って子と
知り合いになって、今度の休み「廃墟で肝試ししよ〜」って誘われちゃった!行ってもいい?」
マイキー「女・・・2人でか?そいつは、危ねえーな。それにその場所・・・カズトラの件の時と似てんな?
まさか、キャットフィッシュか?もし、キャトフなら、カズトラの時の件でブチのめせてねーから、今度こそチャンスだ!キャトフだったら、兄貴の件のも含めてボコボコにしてやる!逃げまくって、戦えてねーのとかムカツクから、やってやるぜ。」
エマ「??」

今回の件でキャトフに逃げられない様にするべく
相手のバイクは、スタンバイしてあるの全てを壊して
置こうと計画した。
先に廃墟でスタンバイしてる東卍メンバーで、後から来た相手のバイクを走れない様にする。
メンバーで作戦会議中。

ドラケン「バイクさえ、壊してしまえば俺らのバイクで追いかけるまでも無いだろう。
後は、キャトフの見張りの奴も先に潰しておく必要がある。三ツ谷、頼んだぜ?その役目は!」
三ツ谷「任せておけ。」
ドラケン「後は、俺らのマイキーがやってくれるだろう。皆でブチ壊すぞ!」
ケイスケ「この戦い、余裕だな?」
ドラケン「相手のチームは、80人くらいだが、廃墟に来るのは30人。まだ、勝てるレベルだよな?」
マイキー「おう!イケんだろ?今のレベルなら、な?」

そして、エマは約束の日。一人で待ち合わせの廃墟に向かう。

エマ「!(あそこだ。)」

マイキー達は、先に廃墟でスタンバイしている。

766:影虎◆Vs:2024/01/31(水) 07:52 ID:twU

エマ「来たよ〜。ネットで話してた「エブリ」って
ネームのエマだよ!?あ、あれ・・・?」
イザナ「エマ・・・?」
ケン「ん?どうしたんですか、イザナさん。」
イザナ「え、エマなのか?まさかーーーーー・・・。」
マイキー「残念だったな!?俺等、東卍もいるぜ?」
イザナ&部下「!!?」

「バッヒョコ(朽ち果てている廃墟の窓の下から
顔を出す東卍メンバーの音)」

外でスタンバイしていたマイキー達だ。

ケン「お前らっ!?罠かよっ?」
イザナ「!まっマンジロウ!?」
マイキー「えっ?イザナ?何で・・・お前、キャトフにいるんだ?家出してたはず。生きてたのかよ!?兄貴は、死んでたって思ってたんだぜ!?」
イザナ「・・・言えない。理由は、今はもう
オレは、キャットフィッシュのリーダーだ。」
マイキー「分かった。けど約束してくれよ?もし、東卍の俺が勝ったらキャトフを抜けて、東卍に来いって。
一対一の戦いだ!」
イザナ「その約束、受けるかどうかは・・・終わった後に決めるよ。マンジロウ。」
エマ「イザナ・・・お兄ちゃん。」
マイキー「エマは、そこで見てろ。ケンチンと。」
エマ「うん・・・。」
ドラケン「エマ、こっちだ。」

ついに2人の戦いが始まった!

「ドッ(マイキーの足とイザナの足が互いに向けてぶつかる音)」

ケイスケ「マジかよっ!?マイキーの兄弟同士の戦いとか!?」
カズトラ「こんな事って・・・。」
千冬「大丈夫ですよ!マイキーは負けないっ!!」
イザナ「マイキーーーーっ!!」
 
「ヒョイゴッ(イザナのパンチを上に飛び避けると、右足でイザナの頬を蹴る音)」

マイキー「イザナっ!?目覚ませよっ!戻って来いっ!?」
イザナ「俺は・・・正常だよ。マンジロウ。」

「むくっ(体制を整えて、イザナが立ち上がる音)」

エマ「イザナお兄ちゃんが、何でキャトフにいるんだろー?」
ドラケン「あれか?金が必要だと思ったイザナが、、自らキャトフ入りした可能性。ありえなくないぞ?それならーーーーーー。
家出中は、どの道・・・金が必要になるからな?」

767:影虎◆Vs hoge:2024/01/31(水) 14:44 ID:twU

ドラケン「それにーーー、キャトフはアジトを持たない族だ。居場所を知られる必要も無い。身を隠したいイザナにとっては、良い族だからな。」
ケイスケ「喧嘩は、マイキーが有利だ!見ろ、イザナの奴・・・少し疲れてきてる。」
千冬「さすが、我らのリーダー・マイキー!」
イザナ「ははっ!さすが、強いなマンジロウ。(どうする?このままじゃ、勝てない。マンジロウが得意なのは、あの足技だ。アレを当たらない様にしないと。んーー?)」

イザナの視線は、廃墟の壁から突き出ている先端が尖った鉄柱に釘付けになる。

イザナ(廃墟だから・・・ボロボロになって折れた箇所がある。よし、良い事考えた!)

突き出ている鉄柱を隠す様にイザナは、立つ。

イザナ(どーせ、マンジロウはオレを狙うだろ?)
マイキー「イザナ!!トドメ刺してやんよ!」

「ブワァ(空中を軽く飛びながら、イザナの元に近づく音)」

イザナ(やっぱ、来るよな〜!?その足技!!)

隠しながらも、イザナは不敵な笑みを浮かべる。
マイキーの足技が当たる前にイザナは、地面に伏せた。

マイキー「!」

マイキーは、体を避ける事が出来ず、尖った鉄柱に右足を
ぶつけてしまった!

「ドッ(鉄柱にマイキーの右足が当たる音)」

東卍皆「マイキーーーーーっ!?」
マイキー「くっ・・・」
ドラケン「マイキーっ後ろだ!イザナがっ!?」

「ガッズキ(マイキーの背後から、イザナが右足を狙って蹴る音&マイキーは足を痛がる音)」

マイキー「くっ・・・。」
イザナ「マンジロウ〜?オレしか見てなかったんだろー?ちゃんと、周りも見ないと駄目だぜ?くくく、その右足、痛々しいな〜ーーー!?怪我は戦いに付き物だからな!」
マイキー「(ヤベっ・・・さっきので、右足を痛めた。これじゃあ〜足技がっ?)イザナー?怪我すれば、俺には勝てるのか?
イザナ「あぁ〜、そうだよ。何故かって?お前が得意なのは足技だろっ?怪我して使えなくなったら、まだこっちに勝てるチャンスあるんだよ!?
怪我したマンジロウなんて、その辺の奴と喧嘩すんのと
変わんねーんよ!分かったかぁ!?」

768:影虎◆Vs hoge:2024/01/31(水) 15:16 ID:twU

ケン「イザナリーダー!そのままやっちゃえ〜!?」

キャトフのメンバーは、笑い始める。

ケイスケ「やべっ!マイキーの奴、足を引きずり気味だ!?さっきので怪我したんだ!」
カズトラ「ま、マイキーっ!?」
千冬「さすがのマイキーでも、怪我じゃあ・・・勝ち目なんて。」
イザナ(そしてっ!?怪我した右足を攻撃しまくれば!その内っマンジロウは立てなくなるだろ!?第一、痛めた右足じゃあ〜、得意のキックすら出せない!勝ちはこっちのモノだぜっ!?マイキーーーーっ?)

「トン(左足をバネにして、マイキーが上へ飛ぶ音)」

イザナ(左でキックするつもりか!?マンジロウ!!) 
ドラケン(いや、マイキーは慣れない方でのキックは、出来ないはずだ。いつも、仕掛けるとしたらーーー。っと言う事は、まさかマイキー!?)

「ヒュゴッ(マイキーの右足がイザナの頭を蹴り飛ばす音)」

イザナ「(・・・え?)」

「ズダーン トサ(地面に倒れ込むイザナの音&地面に左足で着地するマイキーの音)」

イザナ「はぁはぁ・・・(今、怪我した右足で使ってきた・・のか?痛いはずなのに・・・駄目だ。)
頭がクラクラする。もう戦えない、オレの負けだ。マンジロウーーーー。」
マイキー「いや、俺ももうさっきので、右足を駄目にして立てねーよ。引き分けだなーー?イザナ。
けど、答えてくれよ。何で、家出したんだ?原因は、何だ?」
イザナ「血が・・・繋がってなかったんだ。しかも、真兄はそれ件でオレに嘘をついてた。ショックだったんだよ。家族じゃないからっ・・オレは嘘をつかれたんだって!!なぁー?最悪だろ・・・?」
マイキー「・・・・血とか、繋がって無いと家族になれねーのかよ。それは、絶対か?なぁ、イザナ。俺の母さんと父さんだって元は、赤の他人だろ?血なんか、繋がってねーじゃん!繋がってねーけど、そっから家族になったんだろ?違うか!?」
イザナ「そうだな・・マンジロウ。ありがとう。オレ、どうかしてるよなーーー?けど、やっぱりオレさぁ
もう、戻る気は無いんだ。キャトフが好きなんだ。だから、帰らない。家にはーーーー・・・。」
エマ「!イザナお兄ちゃん・・っ。」
イザナ「出ていったのも、自分の意思だから。ただ、まぁーーーアドレスとかはさ、渡しておくよ?電話番号も。」
マイキー「!!」
イザナ「これで、いつでも話したりは出来るからー。何かあったら、かけてくれ。マンジロウ・・。」

この戦いで東卍とキャトフは、和平を結ぶ事になった。今まで通り、ネットでの犯罪は続けるが、「東卍」と名乗ってくれたら、東卍のメンバーには手出しをしない。
その約束だ。

769:影虎◆Vs hoge:2024/01/31(水) 15:34 ID:twU

エマ「お兄ちゃん!良かった!?エマ!嬉しいよ。仲直りしてくれてっ?


マイキーとエマ達が自宅に戻ると、真一郎にもその件を伝える。

マイキー「兄貴、話がある。イザナとさ、会って来たよ。」
真一郎「はっ!?どこで?アイツ生きてたって嘘だろ?死んでたんじゃ無かったのかよ!?
マイキー「アドレスと番号を兄貴にも教えておく。あー、けど
家出した理由は、聞かねーでくれよ?アイツ今・・・キャットフィッシュのリーダーしてんだ。生きるのに必死で金の為にーーー。」
真一郎「え?(よりにもよって、何でキャットフィッシュ?そのグループには入らないで欲しかった。ブラックドラゴンは、イザナにって、言ったのに!?本当に大丈夫なんだろうか?キャットフィッシュにいて。)」

バイク屋の仕事終わり後、イザナに真一郎は電話をかける。

真一郎「もしもし?イザナか?家出の理由は、いーよ。言わなくても。」
イザナ「久しぶり。」
真一郎「今、キャットフィッシュにいるって本当か?」
イザナ「あー。」
真一郎「先々の事は、考えてるんだよなー?キャトフは、逮捕されねー訳でもない。それ含めてリーダーになったって事だよな?」
イザナ「そーだよ?」
真一郎「逮捕とかされたらどーすんだ!?ムショの中にって事になるんだぜ?それでもい〜って言うのか?」
イザナ「うっせーな。もうオレガキじゃねーんだぜ?心配しなくていーよ!自分の事は、自分でどーにかするから!元気でやってるよ、こっちは。あ、ブラックドラゴンのリーダーになれなくてごめん!相変わらず、真兄は、心配性だな。今も、マンジロウやエマの為に仕事してるんだろー?オレ分の負担無くていいじゃん。金とかもさ、こっちに渡して
こなくていーから?キャトフで生きていける。じゃ、また。
これから、他のやる事あるから切るよ。」

しかし、電話ではそう言っていたイザナだが・・・キャトフには
ルールがあって、警察に捕まりそうになったら、捕まる前に死ぬ。
他の仲間の件をバレない様にするべく。もちろん、大金を得たら遠い場所に離れるのも手だ。捕まらないとは限らない。
今はイザナもそれを覚悟でキャトフにいるのだ。
その先の未来は、誰にも分からないーーーー。

ブラックコスモ「へっへっへっ〜!真一郎とタケオミとイザナを悪人にしてやったモ〜?悪エネルギー吸収〜!!」



完結。

770:影虎◆Vs hoge:2024/02/08(木) 10:59 ID:QUQ

久しぶりに自身の小説ネタが浮かんできたんで
短めにだけ、投稿します!また、ケイ君の作品投稿に戻る予定。

ヴィンランド・サガ

アシェラッド兵団によって、ビョルンはトールズの
息子・トルフィンを人質にとって、絶体絶命なピンチの
中、物語りは始まる。

ビョルン「そこまでだ!動くなよ?」
トルフィン「とっ!父さん!?」
トールズ「!(トルフィンを人質にする気か。このまま、奴らの言いなりになっても、私自身が死ぬか。ここは、一か八か。)トルフィンを始末したいなら、すればいい。」
ビョルン「!?」
アシェラッド「な!?」
トールズ「その代わり、トルフィンが死んだら、私は
お前らを始末する。(頼む!演技だと気づかないでくれ!?)」
トルフィン「うっううっ。父さんに見捨てられたよーーーーっ!うわーーーんっ!!」
ビョルン「お前、見捨てられちまったな・・・。」
トールズ「どうする?」
アシェラッド「・・・これは、これは困りましたね〜。
弱点とか、無いんですか?アナタって方は。(普通に考えて、この男の言いなりになっても、何もこちらは得しない。逆にフローキと約束した、トールズの首の土産も無しとか馬鹿らしいだけだ。俺等が始末されて、どうするんだ・・・。)」
トルフィン「わぁ〜〜ん!わぁ〜〜ん!父さ〜〜ん!ぐすっひぐっ。」
アシェラッド「・・・・。」
トールズ(すまん!トルフィン!耐えてくれ!この間だけ!?)
ビョルン「アシェラッド?どーする?」
アシェラッド「・・・もう、考えられる選択肢がねぇ。
お手上げだ。ビョルン、もういい。息子は、離してやれ。」
トールズ「!」
ビョルン「分かったよ!ほらっ!」
トルフィン「うゔ〜〜っうゔ〜〜〜〜〜っ!!」
アシェラッド「(フローキの所には戻れねーから、このまま船に乗って逃避行でもするか。逃げたもん勝ちだ。)
お前らっ?行くぞ!」
ビョルン「おうっ!」
こうして、アシェラッド兵団は自身の船に乗り込むと大海原へと消えていった。
奴らの姿が見えなくなると、泣きじゃくるトルフィンをトールズは、抱きしめる。
トールズ「トルフィン!さっきのは、お前を守る為の
全て嘘だっ!ごめんな?だが、無事で良かった!
本当に無事で!?」
トルフィン「・・・!と、父さん?本当に?
うっうっ、良かった・・ぐすっ本当に見捨てられたかと
思った。」
トールズ「本当な訳無いだろう?さぁ、これで、皆の元に帰れる。もう、野蛮なバイキング達はいなくなった。
戻ろう、故郷へ。ただし、帰ったら故郷も去る事になる
な。また、怖い人達が私達家族を狙う。
だからな、トルフィン?ヴィンランドを目指そう!
そこに家族で住むんだ。レイフのおじさんから聞いた事あるだろう?」
トルフィン「じゃあ、また冒険!?楽しみだなぁ〜!」

こうして、トールズとトルフィンは
故郷へ戻って行きましたとさ。めでたし、めでたし。

771:影虎◆Vs hoge:2024/02/08(木) 18:19 ID:QUQ

引き続き、続編も浮かんできたんで投稿します。

ヴィンランド・サガ2話

トールズとトルフィンが船でレイフ達のいる自分達の村へと
戻った所から、スタートします。

トールズ「急ですまない!今から、出ていく準備を始めてくれ。
必要最低限な荷物だけを持って。事情は、後で村の者達も集めて
説明する!」
ユルヴァ「ちょっと!いきなり過ぎでしょ?何で?」
トルフィン「幻の島目指して、海の冒険するってさ!?」

トールズの急な準備に嫌嫌ながらも、用意を始める長女のユルヴァ。家族全員の準備が終わると、外に出てレイフ達含めた村の者達と作戦会議するトールズ。

トールズ「本当に急で申し訳無いが、昔の知り合いの追ってに
ここにいる事がバレた以上、他の場所を目指す。そこは、ヴィンランドだ。」
レイフ「何やら、ヤバそうな連中に目をつけられてる様だな。行くのか、ヴィンランドへ?道中、危険だぞ。」
トールズ「他の者が行きたくないと思う場所であれば、奴らも追いかけて
こないさ。そこで、レイフさん達に頼みがある。
城の連中がもし、ここに来たら私達一家は、幻の島を目指して船旅行したと伝えてくれ。いつ戻って来るかは分からないが、またここへ戻って来ると。もちろん、それは嘘だが・・・その後も奴らはしつこく戻って来たか、来るだろう。しばらくした頃に、「おかしいなぁ〜。こんなに遅いのは変だ。トールズは、約束は守る男だ。島への道中は、危険な海域が
あって、もしかしたらそこで海の事故に巻き込まれてトールズ一家が死んでるかもしれん!ワシも若い頃、その危険な海域を渡る途中
仲間は死にワシ一人だけが生き残った。トールズ達に何かあったなら、村人総出で、探しに行ってやらんと!」と連中に、伝えて欲しい。」
レイフ「そうか、危険な海域での水没と見せかけるのか。」
トールズ「連中は、それでもレイフさん達に疑いの目を向けそう
ならば、私達一家を探しに行くと言う、名目の元・・・この村を船に
乗って離れて、探しに行くふりをして実際は、全員で別の安全そうな
島の村に移って、そこで暮らしていただければ良いです。連中に殺されるよりは、マシだ。レイフさん達が村に戻って来なければ、連中は危険な海域の怖さに恐怖して、探しに近づきたいとは思わないでしょう。立て続けにレイフさん達までもが水没したと見せかけるんです。」
レイフ「分かった。やってみよう!お前さん達、元気で過ごしてくれ。」
トルフィン「またなー!レイフのおっちゃん!」

こうして、トールズ達一家は、住み慣れた村を離れて
レイフさん達が用意してくれた船に乗り、島を後にしましたとさ。



トールズ「今まで、ありがとう」

772:影虎◆Vs hoge:2024/02/08(木) 18:22 ID:QUQ

上のミスありますね!

トールズ「今までありがとう!」




です。

773:影虎◆Vs hoge:2024/02/09(金) 16:54 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ3話

一方でトールズの首を狙う様にアシェラッド兵団に命じていた、スヴェン王のいる城の配下・フローキはなかなか
アシェラッドからの報告が無い事に不信感を抱く。

フローキ(何故だ?あれから、何の音沙汰も無い。まさか?トールズにアシェラッド兵団がヤラれたのか?もし、トールズが死んでいないなら、地元に戻っている可能性がある。よし、様子を見に行くか。)

フローキは、兵士を連れ船に乗りトールズ達のいる村を
目指す。
そして、到着すると。

フローキ「トールズは、いるか?」
レイフ「!(来たな。ついに。)トールズなら、あの後、帰って来て何やら、幻の島を目指して家族で船旅行すると行ってしまったわい。」
フローキ「何ぃ!?」
レイフ「前に、トールズの息子に話をした事があってなぁ〜、トルフィンが行きたがるから、行ってみる事に決めたんだとさ。」
フローキ「いつ、戻ってくる?」
レイフ「そんなのワシが知るか。海の航海だ。長くはなるだろて。幻の島に着いた後は、またここに戻ると言っていた。」
フローキ「トールズの家の中を見させてもらっていいか?」
レイフ「あぁ。」
フローキは、トールズの自宅に入るなり、周りを物色する。
フローキ(さすがに隠れている訳じゃ無さそうか。)
レイフ「荷物も大分、残ってるだろう?必要最低限の持ち物と食料と飲水を積んでいった。」
フローキ「・・・・。」
レイフ「ただ、一つ心配な事は、トールズ達が目指した幻の島の海域は、とても危険な場所なんじゃ。」
フローキ「危険?」
レイフ「ワシも目指した事があるが、若い頃に海の恐怖を知り、仲間達は皆死んで、生き残ったのはワシ一人だけ。よほどの者じゃ無い限り、あそこの海域は通るべきでは無い。お主らの船とて、水没するぞ?」
フローキ「・・・・・そうか、ならばトールズ達が戻って来た時に話があると、伝えてくれ。また兵士を訪ねさせる。」
レイフ「分かった。戻って来た時に伝えておこう?」
こうして、フローキ達は帰って行った。
レイフ(よし、また次に来た時が楽しみだな。)
その様子を見ながら、レイフはニヤリとすると
村人達と話をする。トールズの計画通りに進行する為だ。
その頃、トールズはオールを使って長女のユルヴァと
船を漕ぐ。その様子を妻のヘルガも見ている。
ヘルガ「大丈夫ですか。あなた、ユルヴァ?」
ユルヴァ「平気平気!アタシの村で鍛えたバカ力で余裕だから〜。」
トルフィン「力もちー!」
トールズ「お前ら2人は海に落ちない様に気をつけてくれ。」
ユルヴァ「おらぁあああああ!!」
トールズとユルヴァ分のスピードで船の速度は、余裕で
進むと危険な海域へと突入間近であった。
トールズ「ユルヴァ!油断はするなよ?もう少しで、危険な海域突入だ。これまでとは違って、船の上の操作も手こずるぞ?」
ユルヴァ「分かってるってー!任せなさいよー!!」
危険な海域は、すぐ目の前だ。


774:影虎◆Vs hoge:2024/02/10(土) 07:47 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ4話

危険な海域に突入するトールズ一家が乗る船。波の揺れが激しくなってきた。
トールズ「ユルヴァ!一気に切り抜けるぞ!?」
2人がかりで必死にオールを漕ぐ。
トルフィン「うわぁー!凄い揺れだぁ〜。」
ヘルガ「トルフィン、ちゃんと握っていて!落ちない様に!」
物凄い揺れで船が左右にグラングランとなる。
ユルヴァ「さすがにこの揺れキッツ!?」
トールズ「もう一息だ!」
トールズのバカ力とユルヴァのバカ力で何とか船は沈ますにすんでいるが、波が入ってきた。
トルフィン「わぁ〜!波だぁー、沈んじゃうよー!?」
ヘルガ「樽に海水を入れて海に返すのよ!」
海水を必死にヘルガは、掻き出している。
トールズ「すまないっ!ヘルガ!?持ちこたえてくれ?」
その間、トールズとユルヴァはオールを力いっぱい漕ぎ続ける。そして、ついに危険な海域を乗り切った。
ユルヴァ「だいぶ、激しい揺れなくなったんじゃない?」
ヘルガ「あれ?トルフィンは?」
トールズ「!?」
周りを見渡すと、トルフィンの姿が無い。
ユルヴァ「父さん!あれっ!!」
ユルヴァの指差した方角には、波の上で今にも溺れそうなトルフィンの姿があった。
トールズ「待ってろ!今行くぞーーー!?」
海に飛び込むと、トールズは泳いでトルフィンの元へ。動かず、グッタリしている。
トールズ「トルフィン!?(息をしていない。海水を飲んだか。)」
トルフィンの体を掴むと、船へと戻るトールズ。
トールズ「人工呼吸をする!」
ユルヴァ「ちょっと!?トルフィン?何してんのよ!大丈夫なのーーーー!?」
ヘルガ「いつの間に落ちたのかしら。」
必死の人工呼吸をしていると・・・
トルフィン「んっ・・・ぷはぁ〜!」
海水を吐き出し、何とかトルフィンは息を吹き返す。
トールズ「はぁはぁ、トルフィン良かった。無事だったんだな。」
トルフィン「・・・あれ?」
ユルヴァ「もーう!あんたねー!何海に落ちてんのよ!?心配したんだからねー!?」
ヘルガ「良かった!トルフィン!!」
ギュっとトルフィンの体を抱きしめるヘルガ。
トルフィン「さっき、激しく船が揺れて海水が入った時に、一緒に流されちゃったんだ。」
目指す、ウィランドラまでは、もう少しだ。
もちろん、危険な海域はトールズとユルヴァだから乗り切ったのであって、他の者が真似していたら水没していただろう。


775:影虎◆Vs:2024/02/15(木) 16:44 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ5話

それから、数ヶ月が経った頃。
レイフ達がいる村に城の使いが現れる。
城の使い「どうだ?トールズの様子は。あれから、帰って来たか?」
レイフ「・・・帰っとらん。心配だ。これほど、遅いとは。何かあったかもしれん!もしかしたら!危険な海域で水没しとるかもしれんっ!」
城の使い「水没っ!?」
レイフ「きっと、そうに違いない!トールズは、約束は守る男だ。そんな人物が戻らないのは、おかしい!」
村の男1「レイフさん、皆でトールズさん達を探しに行きませんか?」
村の女「ちょっと、私達を残して行く気?」
村の男「海は、危険なんだぞ。」
村の女「ユルヴァちゃんや、ヘルガさんを心配してる
のは、男達ばかりじゃないよ!?」
レイフ「危険な海域だ。」
村の女「捜索なら、出来るだけ人数多い方が有利でしょ?料理だって、作れる!」
村の男「仕方ないなぁ〜。」
レイフ「村人総出で探しに行くか!?ワシもまだ、体力は負けとらんわ!」
城の使い「!!?そんな、大人数で?村がもぬけの殻!」
レイフ「また、戻って来るわい。それ程、トールズ一家を思う者が多いと言う事だ。オール漕ぐのも余裕。」
城の使い「では、フローキ殿にもその件、伝えて来ます。」
レイフ「うむ!皆〜、さっそく準備に取りかかるぞ!?」
船に食料を詰め込み、野菜も日持ちする様に漬物にしたりと、飲水の確保。等等。
レイフ達は、次の日には村を出発する。子供達もいる。
船は、村にある船の全てが使われ、海へと繰り出す。
城の使いの者も慌てて、スヴェン王のいる城へと
戻る最中であった。
レイフ「出発じゃー!良い天気だ。」
村の男「・・・計画、上手くいってますかね?」
レイフ「大丈夫じゃろう。まぁ、あのフローキって男は、なかなか勘が働く奴じゃろうが、海に出てしまえびワシらがどこにいるかは分からん。何せ、危険な海域がどの辺かまでは、教えとらんからなぁ〜!それに、ワシらは危険な海域を目指したと見せかけ、ここから別の島の街に移動する予定だからな。」
村の男「新しい住居、良い所だといいなぁ〜。」
こうしてレイフ達・村人は、居住地を目指し、村を後にした。

776:影虎◆Vs:2024/02/19(月) 14:29 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ6話

その頃、トールズ達はヴィンランド島へ
もう少しの距離であった。
トルフィン「父上ー。あれがヴィンランド島?」
指差すトルフィンの方角を見て、頷くトールズ。
トールズ「そうだ、あれがヴィンランド島だ。レイフさんの話では、原住民が住んでいるらしいが。」
船が島に近づくと、無数の矢が船へと突き刺さる。
ユルヴァ「何よー!」
ヘルガ「危ないわ!?」
トールズ「隠れていなさい。私が話をつけてくる。」
トールズは、武器を持たない状態でジェスチャーで
大きく手を振って争う姿勢は無いとアピールするが
原住民は、また矢をトールズに放つ。
トールズは、姿勢を屈んで避けた。
トールズ(話し合いは、無理そうか。ならば・・・。)
物凄い速さで船から、島の岸へ渡ると
原住民達に攻撃を仕掛ける。
そして、一人の原住民を捕らえると、
トールズ「もし、私がここの者達に勝つ事が出来たら
その時は私共をこの地に住ませて欲しい。」
と申し出る。
原住民は、その申し出を受け入れる。
トールズは、次から次へと武器は使わず
素手で挑むと、首に打撃を加えたりして気絶させながら
原住民達を大人しくさせてゆく。
トルフィン「やれー!父上!がんばれー!」
トールズ「とぉ!」
原住民は、武器を使ってトールズに仕掛けようと
するが鮮やかに避けると、武器を掴んで宙に放り投げ
またもや、手を使って原住民の首をめがけてチョップ。
トルフィン「やったー!!父上強い!」
トールズ「ふぅ。こんな所か。」
周りを見渡すと、原住民は皆気を失っていた。
ユルヴァ「すごっ!一人でこんなやっつけたの!?父さん何者なのよ!?」
ヘルガ「・・・・。」
トールズ「勝ったぞ。」
その後、原住民達は意識を取り戻すとトールズには
敵わないと思ったのか?
皆、受け入れてくれる様になった。
トールズ達一家に、村のご飯をご馳走する。
トールズ「旨い。もぐもぐ。」
トルフィン「おいし〜い!もっと食べた〜い!」
ユルヴァ「良い所じゃん!ここー。」
ヘルガ「有り難いわね。パクパク。」
トールズ「長く住むにしても、自然豊かで食料も豊富にある。困らないな、ここは。」
トルフィン「魚もいっぱーい!」
賑やかに原住民達と、ご飯を囲んで楽しそうだ。
こうして、ヴィンランド島での生活を今後は、満喫する
事になりそうだ。
トールズ「レイフさん達も無事に村から、逃げている
といいんだが。」
一方で、レイフさん達村人が気になるトールズ。
トルフィン「大丈夫なのかなー?」
ユルヴァ「・・・さすがに、城の奴等に全滅されてなきゃいいけど。嘘バレてなきゃ、ね?」
ヘルガ「・・・連絡の取りようが無いから。」
トールズ「そうだな、心配だな。」
この時代、携帯は無い為不便である。しかも、ヴィンランド島では、手紙のやり取りすら難しい。

777:影虎◆Vs:2024/02/26(月) 08:13 ID:QUQ

ヴィンランド・サガ7話

その頃、フローキ達がいる城の方では使いの者が戻って来る。
城の使い「ただいま、戻りました。スヴェン王様、トールズは村に戻って来ないまま、水没した模様です。
村の者達は、捜索の為に探しに行ってしまいました。」
スヴェン王「何?水没?」
フローキ「危険な海域が存在している様で。」
スヴェン王「死んだなら、死んだで悪い話では無いな。」
クヌート「・・・。」
スヴェン王「クヌート、お前より運が悪い男だ。」
トルケル「トールズが死んだぁ〜??その話、信じられねぇな〜。」
フローキ「どういう事だ?トルケル。」
トルケル「あの男がそう簡単に死ぬかってんだ!」
フローキ「現に帰って来ないのは、死んだって証拠だろう?」
トルケル「そんな事あるもんかぁ、よし!ここは、オレがその危険な海域を目指していってやらぁ!」
クヌート「トルケル!?」
フローキ「本気か?」
トルケル「もし、行ってトールズを見つけ出したら、そん時は戦いの始まりだーーーー!!」
フローキ「スヴェン王様、どうしますか?」
スヴェン王「行かせてやれ。もし、本当に万が一
トールズが生きていたら、大変だ。始末する必要がある。」
フローキ「分かりました。船の用意をさせます。(確かに城の者なら、ともかく・・・トルケルなら、行かせても抵抗無いな。)」
トルケル「おし、きた!待ってろよ〜、トールズ!
見つけ出してやるぜ、必ずなぁ?」
船の準備は進み、トルケルとそのトルケルの手下達は
ヴィンランド島を目指すべく
久しぶりの船の旅へと急ぐ。
フローキ「いいか?万が一、トールズが見つかったら
生かすな。始末するんだ。」
トルケル「見過ごす気はねぇよ〜。さ、お前ら行くぞ!?」
こうして、トルケル率いる船は方角をヴィンランドに
向けて出発する。
トルケル(あの男は、かつてヨームの戦士団をしてた頃に一度戦場で命をおとすフリして、生きてやがったからなぁ〜?今回も死んだなんてハッタリだろう〜?
なぁ、トールズ?)
トルケルは、トールズを見つけ出すべく
楽しそうな、表情で城を離れた。
長い長い航海になりそうだ。

778:影虎◆Vs hoge:2024/03/01(金) 12:32 ID:a5k

ヴィンランド・サガ8話

その頃、レイフさん達村の者はヴィンランド島から
近いとある島に到着。
レイフ「ここが良さそうだなぁ〜。」
村の者1「良さそうな港街だ。」
レイフ「本名は、隠さんといかんから、偽名暮らしじゃなぁ〜。」
村の者2「新しい街で、村人と仲良く出来るかしら?」
さっそく村の者と会話をしながら、住居への居住手続きを行うレイフ達。
何とか、よそから来た部外者でも受け入れてくれそうだ。
そして、その頃・・・トールズ達が暮らすヴィンランド島
では、黒い影が忍び寄って来ていた。
トルフィン「父上、あれ?」
トールズ「ん・・・?船?いや、まさか一般人の乗る船はこんな危険な海域を突破出来る訳が・・・。」
トルフィンの指差す方角には、船の影が遠目に見える。
トールズ「ま、まさか・・・!?あれはっ!」
そう、トルケルはあの危険な海域をーーーーー
突破していたのだ。
〜回想〜
トルケルの手下1「うわぁ!なんて激しい波の揺れなんだ!!」
トルケル「そうか、これが危険な海域だなぁ!丸太よこせぇー!」
そう言って、船に積んであった丸太を手で掴むと
丸太をオール代わりにして危険な海域の波を上手く操るトルケル。
トルケルの手下2「おぉ!さすがトルケルさん!
船の揺れがだいぶ、収まってる!」
トルケル「このまま、突破するぞーーーー!?」
トルケルの手下達もオールを漕ぎながら、皆で力を合わせ
て危険な海域を乗り越えてゆく。
そして、ついにトルケル達はトールズ同様に
危険なエリアをクリアーしてしまった。
トルケル「・・・ヴィンランド島は、もう少しだな?」
そう言って、にやりと笑みをこぼすトルケル。
トールズ達の元に危険が忍び寄っていた!

779:影虎◆Vs:2024/03/05(火) 08:13 ID:a5k

ヴィンランド・サガ9話

トルケル「おぉーーーーーー!?トールズ!?やっぱり
生きてやがったなぁ!?そぉ〜〜〜れっ!」
船に積んでいる丸太を手に掴むと、トールズ達のいる
方向に投げ飛ばす!!
トールズ「ヘルガ!ユルヴァ!トルフィン!!奥へ
逃げて隠れろ!ここは、危険だっ!後、原住民の人達も!?」
ヘルガ「きゃあ!」
ユルヴァ「ちょっとちょっと!まじであの男何なのー!」
ヘルガ「・・・知り合いよ、血縁関係あるわ。あなた達の大叔父。」
ユルヴァ「何でその大叔父がこんな事すんのよー!?」
トルフィン「逃げろ逃げろーーー!!」
丸太は、凶器となり島に降り注ぐ。
トールズ「!ワザとこっちの的は、外している?
そうか、フリだな。」
トルケル「おーーーーいっ!!トールズ!オレと勝負
しろぉーーーーー!?」
トールズ「いいだろう!だが、島の原住民や家族には
手を出すな!関係無いんだ。戦いに。」
トルケル「ラッキー!じゃあ、こっちから行くぜー!?」
丸太を楽々振り回すトルケル。
トールズ「むんっ!」
その丸太がトールズを直撃しそうになる手前、軽くジャンプして丸太の上に乗ると、そのまま丸太の上を走り
トルケルの元へと向かうトールズ。
トルケル「おっ!?こっち来る?そうは、させるかぁ!」
丸太を今度は遠くへと投げようとするトルケル。
しかし、それを瞬時に見抜いていたトールズは、
丸太の上で高くジャンプすると、トルケルの後ろに
回り込み首辺りを手でチョップした。
トルケル「うっ!?」
投げた丸太は、奥の木に直撃している。
トルフィン「父上すごーい!強いっ!?」
草むらに隠れて、その様子を見ているトルフィン。
トルケル「何でだー!?どうして戦場から姿を消した!?守りたいモノってこの島にあるのかぁーーー!?」
トールズ「家族が出来た身、そう簡単に死ぬのは無理になっただけだ。私が亡くなれば、ヘルガ達が苦労する。それじゃあ、
責任は果たせない。」
トルケル「むむっ!だからもうヨームの戦士団には、
帰ってくる気は無いとっ!?」
手を大きく振って、トールズの顔面にパンチしようと
するトルケルだがーーーー
トールズ「あぁ!もう、ヨームに戻るつもりは無い!」
そのパンチをかわして、逆にトールズがトルケルの顔面に
パンチしてからの首にチョップの連続ワザを披露する。
トルケル「ううっ!」
トルフィン「父上ー!やれやれっ!!」
トルケルは、2度の首へのチョップを喰らい、地面に倒れた。
トールズ「・・・勝ったか?」
見ていたトルケルの部下達は、トールズの強さにただ
驚く。

780:影虎◆Vs:2024/03/09(土) 08:05 ID:a5k

その後トールズとヘルガは、トルケル達に鍋をご馳走
する。
トールズ「フローキだろう?お前がここに来た理由は。城の者に頼まれたのか。」
トルケル「そうだぜ。」
トールズ「頼みがある!フローキには、伝えないでくれ!私達の事をっ!その代わり、ここにいればいつでも
お前の戦いの相手になってやろう!」
トルケル「それっ本当だなっ!?トールズ!?
なら、フローキの元には戻らね〜。」
トルケルの部下1「いいんスか!?」
トルケル「構わね〜よ。オレは、元々戦が好きだから、フローキの城にいる事にしただけだ。
それが、今はみろ。大して、面白くもない戦いばかり。
退屈でしかねぇ〜。あんな所、ごめんだ。」
トールズ「そうか!よし、ウィンランド島は、とても
良い場所だぞ!」
ヘルガ「良かったです。」
ユルヴァ「ははっ、何かすっかり仲良しだね!?さっきまでと大違い。」
ヘルガ「娘のユルヴァと息子のトルフィンです。」
トルケル「おぉ〜!!大きくなったなぁ〜!」
トルフィン「つよそー!体デカイ!」
トルケル「よしよし、肩車してやるー!」
何だかんだで、トルケルは2人を可愛がってくれた。
それから数ヶ月経ち、フローキ達のいる城の方ではーーー・・・
フローキ「スヴェン王様!大変です!トルケルもあれから、帰って来ません!?」
スヴェン王「・・・そうか、危険な海域。あのトルケルでも無理だったか。」
フローキ「どうします!?」
スヴェン王「これ程の犠牲が生じる海域、近づかぬ方が
良いだろう。これ以上は、首を突っ込むな。」
フローキ「分かりました。城の兵の犠牲は、損害でしか
無いですからね。諦めも肝心です。」
クヌート「父上、トルケルの代わりはいないと思いますが・・・。」
スヴェン王「お前はまだ早い!引っ込んでいろ。
お前には、付き人のラグナルがいるだろう!」
クヌート「・・・分かりました。」

781:影虎◆Vs:2024/03/11(月) 07:49 ID:a5k

ウィンランド・サガ10話

こうして、ウィンランド島では
トールズ・ヘルガ・ユルヴァ・トルフィン・トルケル
・トルケルの部下達・原住民で暮らす事になり
何事もない日々が流れている。
レイフ達は、新しい島で暮らしながら日々を過ごす。
そして、アシェラッド兵団達は海を航海しながら
フローキ達から逃げ続ける日々。
ほとぼりが冷めたら、街に戻るつもりだ。
そして、スヴェン王達はと言うと・・・スヴェン王は早くも病で亡くなられる。この影では、ラグナルが関与して
いたと思われ、クヌートを邪魔に思っているスヴェン王に
ワザと毒を盛る様に、料理人に高い金を払い
裏で指示していた様だ。
スヴェン王は、自分の死期を悟ると後継者は
息子で兄のハラルドにする様に周りには告げていた。
クヌートは、この時点では選ばれていない。
まだまだ、こちらの城では何やら不穏な空気が流れる
事になりそうだ。
そのスヴェン王が、死んだと噂で聞いたアシェラッドは、
フローキさえ後はいなくなってくれたら、逃げる人生
とはおさらばなのにと思う。
そんな事になっているとは、ウィンランド島で過ごす
トールズ達の耳に入る事は無い。
トルフィンは、ウィンランド島がすごく好きだった。
自然に囲まれ、食料も豊富なこの土地が何より好きだ。
この先もトールズ達一家は、このウィンランドの地で
過し続ける事になるだろう。

完結。

782:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 14:34 ID:a5k

ケイ君の作品が仕上がってるから、また東京リベンジャーズの投稿開始。今日は登場人物紹介から。

サノ 真一郎(高校生〜大人)
サノ マンジロウ(小学生〜中学生)
明司 タケオミ(高校生〜大人)
明司 センジュ(小学生〜中学生)
明司 ハルチヨ(小学生〜中学生)
バジ ケイスケ(小学生〜中学生)

東卍メンバー
ドラケン(中学生)
羽宮 カズトラ(中学生)
千冬(中学生)
三ツ谷(中学生)
ぱーちん(中学生)

バルハラ
半間シュウジ(中学生)
半間ナガレ(中学生・オリキャラ・半間の弟)

ブラックドラゴン
シバ タイジュ(高校1)

まだ、マイキーが小学生の頃から話がスタートします。
BL表現無し。
タイムリープ無し。
コスモの出番無し。

以上な感じです。投稿内容は、別の日にします!
皆さん、お楽しみに。

783:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 14:57 ID:a5k

マンガ手元にあるから、ちょこっとだけ投稿しよう(笑)
・東京リベンジャーズ〜センジュ自伝〜

マンジロウが小学生の頃。タケオミの家に遊びに来ていた時。

真一郎「お邪魔するぜ〜?タケオミ。」
タケオミ「おう、いいぞ。」

やって来た真一郎とマンジロウの2人。
この時、真一郎はタケオミと2人で話、マイキーはハルチヨと
センジュとケイスケの4人で別の部屋で遊んでいた。

マイキー「兄貴が買ってくれたコンコンドルだー!」
「ビュウ〜(マイキーが手に持つコンコンドルを宙に浮かせ遊ぶ音)」
ハルチヨ「いいなー!」
ケイスケ「俺も欲しい〜!」

それを見ていたセンジュも。

センジュ(いいな〜。アレ、飛ばしてみたい!!)

そして、センジュを部屋に残して3人は、別の所へ。

センジュ(マンジロウのコンコンドルだ!!いいな〜、ちょっとだけ
ならいいかな?またすぐに元の場所に、戻して置けばーーー!)

「バッ(センジュがコンコンドルを手に持つ音)」

センジュ「ブゥ〜ンブゥ〜ンブゥ〜ン!あっ・・・、」

「ひゅう〜〜〜〜グチャ!(手からコンコンドルが離れ、壁に追突して壊れた音)」

マイキー「おい・・・そこで何してるんだ。」
センジュ「!」
マイキー「ん・・・?それ、俺のコンコンドルーーーー・・・?
何でっ壊れて!?誰がやった!?お前かぁーーーーーっ!!?」
センジュ「うっう、うん!ごめっ・・・すぐに戻そうとしてたけど・・、」
マイキー「っっ!」

「ゴッ(マイキーがセンジュの顎を空中にアッパーする音)」

センジュ「きゃああああああああ!」

センジュの叫び声を聞きつけて、皆が集まって来た。

ハルチヨ「何だ?何だ?」
ケイスケ「センジュの声だ。」
タケオミ「どうした?センジュ。」
真一郎「マンジロウ、どこだ?

そこで、4人が目にしたのはーーーーーー・・・・

784:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 15:25 ID:a5k

真一郎「えーーーーーー・・・?」
タケオミ「センジューーーーーーー??」
真一郎「ま、マンジロウ・・・・?お前、何してんだ?」
マイキー「・・・。」

「クルッ(4人の方向を顔に血がついたマイキーが振り向く音)」

4人「!!?」
マイキー「センジュが・・・悪いんだ。俺のコンコンドル壊すからー・・・。」
真一郎「!だからって、お前!?センジュを殴ったのか!?やり過ぎだっ!!」
タケオミ「おい真一郎?親がいない代わりにマンジロウを躾けてるの
は、お前だろう?何って育て方してるんだ!?弟にこんなっ人を殴ってもいいと教えてるのか!?しかも女相手にっ!」
ケイスケ「救急車呼ばねーと!?」
ハルチヨ「オレが呼ぶ!」

この後、両口が裂けた状態のセンジュは、救急車に運ばれていったが。

「ピーポーピーポー(救急車が道路を走る音)」

顔のが消える事は無かった。
病室にて。ベッドに寝かされているセンジュ。

タケオミ「センジュ・・・・っ。」

その後、タケオミは親に怒られた。

タケオミ父「兄であるお前が付いていながらっ!?何をしてるんだぁー!!」
タケオミ「・・・・。」
タケオミ父「妹にあんな、顔の傷を負わせてっ!!?」
タケオミ「すみません、父さん。俺は助けたいが助けられなかった。
センジュの為に生きます。これからはーーーー。
センジュ優先だ。」

タケオミは、この時考えていた。どうしたら、この親の怒りを
鎮められるのか?とーーー・・・。
ハルチヨは、その様子を見ながら怯えていた。

ハルチヨ「・・・・・っ。」

センジュは、その後自宅に戻って来たがーーーー・・・。
鏡の前で自分の姿を見る様子。

センジュ「(何でっ何でっ!?こんな顔にっ!?酷いっ!こんなの酷いっ!元の顔に戻りたいよっ!そりゃジブンだって、悪かったけど!?だからってこんな顔にされて、どー立ち直ればいーの!?)
うっううっ・・・。」

涙を流すセンジュ。

785:影虎◆Vs:2024/03/13(水) 15:27 ID:a5k

>>784
誤文字発見!

「顔のが消える事は無かった」✕
「顔の傷が消える事は無かった」◯

786:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 07:48 ID:a5k

その後、センジュが学校に行くと。

生徒1「その傷何ぃ〜?」
生徒2「何で顔に傷あんの?」
生徒3「怖い〜口裂け女だぁ〜〜〜〜!」
センジュ「!」

センジュは、イジメのターゲットになった。

センジュ「(何でっ?こーなるのも全部ジブンが悪いのっ!?!全部ジブンの責任なの!?ジブンが全部、引き受けないとダメなの!?)」

そしていつしか学校にも行けなくなったセンジュは、自宅
にこもって部屋に閉じこもる。引きこもりだ。
センジュ以外にもあのプラモ事件で傷ついている。

ハルチヨ(・・・もう、こんな家にいたくねーな。あれから、家族皆ピリついちまってるし。出ようかな?)

ハルチヨだ。
ハルチヨは、家が嫌になって出て行った。
その後とある東卍の人物の元で暮らす事になる。

タケオミ(ハルチヨは出ていったか・・・それなら、俺が
センジュを支えるしか無いな。)

当然ハルチヨは、この頃から東卍入りしてる事にもなる。
小学4年の頃にマイキーは、東京卍を作った。

マイキー「今日から俺は、リーダーだ。皆、東卍として
よろしく。」

タケオミは、センジュの望みなら全て応じてきた。
仕事もしながら。それから、センジュはーーーーーー。

センジュ「明兄・・・。ジブン、格闘を習いたい!」
タケオミ「格闘?何故だ。お前を苦しめたのは、暴力だ。また、その顔に怪我でもしたいのか?」
センジュ「違うっ!ジブンを苦しめたのが暴力だからこそだ!!マンジローみたいに強くなれば、弱かったジブンはもう惨めじゃないっ!惨めなジブンでずっといたくないんだ!変わるなら、強くなるしかない!!」

787:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 12:51 ID:a5k

タケオミ「そうだな。長く引きこもりでいるぐらいなら、人と関わりながらも生きるのも人生か。ボクシングで良い所を知っている。そこへ行けば、今より強くなれるだろう!とことん、付き合ってやる!!」

こうしてセンジュは、ボクシング部へ・・・!
そこのボクシング部でセンジュは、メキメキと強くなっていった。

「パスパスパス(サンドバッグにセンジュが両拳を打ち込む音)」

マンジローへの復讐心を胸に燃やしながら!
センジュの心の支えになっていたのは皮肉にもマンジローへの復讐心だった。
ボクシング部の他の男相手にも負けじと戦うセンジュ。

「ひゅう〜〜〜〜(センジュが宙に体を浮かせる音)」
「ゴットンドッ!トサ(相手の頭にセンジュの足が当たり、片足で宙に再度浮くと、また頭に足がヒットして
相手は床に倒れる音)」

センジュの主なワザは空中で浮いてからの相手への
カカト落としで、相手に一度与えてももう一回
片足で蹴って上へ飛ぶとまた空中カカト落としの繰り返し。
その名も「空中連続カカト落とし」
相手が立たずにダウンしたら、ようやくセンジュも下へ
降りる。

トレーナー「凄いな?タケオミ?お前の妹。今じゃ誰にも勝たせないぐらい強いぞ?」
タケオミ「あ〜。(センジュは、負け無しだ。っと言う事は族のトップにもなれるだろう。この先はーーーー。)」

もう、この頃にはセンジュは中学1年だった。

タケオミ「センジュ、話がある。」
センジュ「ん?何だ、明兄?」
タケオミ「お前の為に族を作った。梵天だ。」
センジュ「ぼ、梵天?」
タケオミ「かつて、昔にブラックドラゴンのNo.2をしていたが、今や敵無しだろう?チームを作れるくらいの
器もある。どうだ?トップになれば、いずれはマンジロウと戦えるんだぞ?」

788:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 14:47 ID:a5k

センジュ「そーだな。戦いたいな!ジブン、あの日の
復讐を果たす為にーーーーーー!」

東卍のマイキー達も今や、中学生だ。
この辺では、東卍と梵天が強いっと囁かれているぐらいだ。この両者を戦わせたら?と考える者もいる。
待ち望む声。
今の所どちらも負け無しだ。

ドラケン「マイキー。聞いてる話では、この辺では梵天って族が強いんだと。」
マイキー「梵天?あー、それ千冬も言ってたな?
この辺で、東卍以外の敵をねじ伏せてるんだって?
強いんだってな?その梵天のリーダー。俺以外にも、
強いヤツいるんだ。」
ドラケン「お前に似ていて足から繰り出すワザが
得意なんだと。口元には、黒いバンダナを巻いてるのが
トレードマーク。どっちが強いのか気になるだろう?
戦いたいか?」
マイキー「相手の名前って?」
ドラケン「瓦木センジュだ。」
マイキー「センジュ・・・?」
ドラケン「ん?どうした、知り合いかーーーーー?」
マイキー「いや、昔そんな知り合いがいたってだけだ。
そいつは、男だろ?」
ドラケン「男だ。」
マイキー「なら、違う。」

プラモ事件の日から、兄貴はタケオミと仲悪くなった。
回想

真一郎「タケオミから、あの日以来から絶交されちったよ。」
マイキー「え。」
真一郎「お前の弟は危険過ぎる!センジュとハルチヨには、会わせない!って、縁切られた。
ま、当然っちゃ当然かぁ〜。」
マイキー「・・・・!」
真一郎「あんな事になっちまったからな。俺は、謝っておいたよ。」
マイキー「壊した・・・センジュが悪い。プラモ壊されなかったら俺だって、センジュを壊さなかったーーーー。」
真一郎「気持ちは分かるよ?けど、相手・・女の子だ。
デコピンくらいで良かったろーーー?」
マイキー「デコピン・・・・。」
真一郎「両口の横に傷が残っちまったんだって?
女は顔が命だ。可哀想過ぎるだろ・・・。」
マイキー「・・・・。」

789:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 15:02 ID:a5k

回想終了

梵天が最初に戦ったのは、バルハラだった。

センジュ「梵天だーーー。」
半間「見かけない新しいグループだなぁ?」
センジュ「バルハラのリーダーってのは、オマエか?」
半間「そ、俺。今後よろしく。強いのかよく分かんねーけど、戦ってやってもい〜ぜ?」
センジュ「ーーーーー・・・やろうか?」
半間「思ったより、小柄だなぁー?そんなんで俺に勝てんのかなー?」
センジュ「・・・。」

「シュッ(先制パンチを繰り出す半間の音)」
「ヒュウ〜〜〜〜(宙にセンジュが体を浮かせる音)」

半間「(上?)」

「クルクルクルドスッッ!!(センジュが体を回転させながら、半間の頭にカカト落としする音)」
半間「!?」

「グッビュウ(半間がパンチを返そうとする音)」
「クルクルクル(回転しながら後ろへ下がるセンジュの音)」
「トサ(センジュが地面に着地する音)」

半間「(頭に攻撃を受けた時に、こっちもパンチしたら、当たるどころか、クルクル体を回転させて避けられた。
コイツーーー強い!)」
ナガレ「兄貴っ!?大丈夫かよ!相手傷を負わねーじゃん!?どーすんだ!」

「バックルクルクル(センジュが体を回転させる音)」

半間「(また来たーーーーー!??避けてからの・・)」

「ヒョイ(半間が体を右にズラす音)」
「クルン(それを察したセンジュが、右に回転の向きを変える音)」

半間「何!?」

790:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 15:19 ID:a5k

「ドス!!(再度半間の頭にセンジュのカカト落としが直撃する音)」

ナガレ「空中でまた体を方向転換したぁーーー!?」

「びゅうーーーーー(半間の頭から血が吹き出す音)」
「パタン(地面に半間が倒れる音)」

ナガレ「つ、強いーーーーーっ!!?」
タケオミ「(・・・さすが、センジュだ。タイマンならまず負け無しだな。)」

梵天は、タイマン申し込み式がほとんどだ。この戦い梵天の勝ち!

ナガレ「このセンジュってヤツ、クルクル回して頭を攻撃した後に
もう片方の足でクルクル戻って、相手の攻撃避けた!?バランス良すぎだろーーー!隙ねーじゃん!?」

次に戦いをした相手は、ブラックドラゴンのタイジュ。

タイジュ「タイマンだとぉ?死ぬ気かい、お前ーーー・・・。言っとくが小せぇ体で俺様に勝てるとでも?ナメられたもんだなぁ。」
センジュ「!・・・ナメてるのは、どっちだかな?」
タイジュ「あぁっ!?」
センジュ「体格でこっちが勝てないと決めつけてる。本当に強ければ、勝つよ。ジブンはーーーーー負けない。」
タイジュ「上等だぁ〜〜〜〜〜オラァーーーーっっ!」

「ダッ(センジュの元へタイジュがダッシュして向かう音)」
「ブン!(タイジュが右パンチをセンジュへ放つ音)」
「クルクルクル(回転して、センジュがパンチを躱す音)」

タイジュ「(ちっ!当てようとすればする程、チョコマカと!?
攻撃はあくまで受けねー気でいるなぁ!?)」

「クルクルクルゴッ!(センジュが体を回転させ、タイジュの頭にカカト落としする音)」
「トスンクルクルクルゴキッ!(更に高い上から回転がかけられる音)」

あの高さでは、頭にかかるダメージは倍だ。

「ドス・・・ン(タイジュが地面に倒れる音)」

タイジュが弱かった訳じゃない。それを上回る程、センジュが強かったのだ!ワザが!!

センジュ「・・・・・・。(頭に受けるダメージは、女も男も同じだ。違いは無い。頭蓋骨の硬さに性別の違いは無い。同じだーーーー。)」

梵天は、バルハラもブラドラも潰したーーーー!

791:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 15:57 ID:a5k

センジュ「後は、東卍のマイキーのみ。」

センジュの勝ちで終わった。
力のタイジュに技のセンジュ。この戦い、技が力を上回った。

センジュ「(後はーーー復讐を果たすのみ。負けないぞ!)」

後もう少しであの日の辛い記憶に別れを告げられる。
それは、長く待ち望んでいた事。

「ファサ(自宅にて、黒いバンダナを外す音)」

センジュ「(ジブンが長くそれでも生きて来れたのは、この傷があったから。逃げすに立ち向かうっ!!)」

その頃、マイキー達はーーー空き地にいる。

ケイスケ「マイキー?梵天から戦いの話がきた。どうするよ?」
マイキー「戦うに決まってんじゃん?どっちが強いか
決めよーぜ?楽しみだ。」

そしてついに、戦う時が来た!!
東卍VS梵天

センジュ「梵天からの条件は、タイマンだ。その条件のむか?」
マイキー「問題ねー。俺は一人でも強い!」
ケイスケ「すげーな。相手も強そうだ。」
ハルチヨ「じーっ。(センジュを見つめる音)」
マイキー「負け無しなんだって?さっさと戦っちまおーぜ?」

こうして始まったマイキーVSセンジュの戦い!

「クルクルクル(センジュが体を回転させて、マイキーに近づく音)」

マイキー「おっと!?」

「ヒョイ(マイキーが左に体をズラす音)」

タケオミ「(しかし、避けるだけ無理だぞっ!?マンジロウ!方向転換して再度、相手にしつこく向かうからな!?逃げられないんだ!当たるまで!?)」

「ビュウ(マイキーが向かってくるセンジュにキックを当てようとする音)」

センジュ「(ハイキック!?)」

「ヒョイクルクルクル(そのキックを避けてセンジュが戻る音)」

マイキー「(方向転換して逃げられた、ちっ!)」
ドラケン「(マイキーの足技がヒットしないのは、かなりキツイ!今までの敵も大抵は足技で倒してきたからな。しかし、マイキーも攻撃は受けてない、か。)」

この後は、どちらの攻撃も当たる事無く、その繰り返しだった。

「クルクルクルスッ(回転するセンジュの体から黒い布が取れる音)」

ケイスケ「おいっ?何かセンジュから、バンダナが取れたーーーー・・・?」
千冬「顔が・・・。」

「トス(手で唇を覆いながら地面にセンジュが着地する音)」

ハルチヨ「(しつこいぐらいにあの口元を隠すあの仕草ーーー。まさか、あれは妹のセンジュ?ありえるーーーー。タケ兄もいる。まさか、タケ兄のヤツ。この梵天は妹の為だけに作ったチームなのか!?そうなのか?
だとしたら、この戦いはマイキーへの復讐。)」

792:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 16:16 ID:a5k

「スッ(マイキーがキックをセンジュに当てようとする音)」
「クルクルクル(センジュがそれを回転させながら避けて戻る音)」

マイキー「(また、避けたかっ!)」
タケオミ「(マズイ。センジュの技が決まらない。この状態だとマズイな。今までの相手は技が決まったからこそ、センジュが有利だった。しかし、これではーーーー。
このままでは、センジュが不利だ。それなら・・・)」

「スッ(タケオミが服に隠し持っていた銃を取り出す音)」

タケオミ「(今、売ってしまおうーーーーー!!)」

マイキー「?」
センジュ「!はっ、何してるんだっ!?ジブンの戦いにドロを塗る気か!?タイマンの邪魔はするなっ!!」
タケオミ「(しかし、このままではまたセンジュの顔に傷がーーーーーっ。どうするーーー?)」

時間が経つほどに不利になったのは、センジュだ。

センジュ「はぁ〜、はぁはぁ。」

無理も無い。回転すればする程、体力を削ってゆく。
センジュにはもう、戦う力は残されていない。

センジュ「(こんなにーーー長く攻撃が当たらないなんて。もう、体が・・・無理だ。)はぁはぁ。(このままだと、負けるっ!)」 
マイキー「終わりにしてやるよ・・。」

「ヒュウ(マイキーがセンジュに向けてキックを放とうとする音)」

センジュ「・・・・っ。」

目をつむるセンジュ。

「バッ(その間に割って入って来たハルチヨの音)」

ハルチヨ「(俺だけ・・・逃げてた。タケ兄も
センジュも、もがき立ち向かったのにーーーーっ!)」
センジュ「(ハル兄っ!?)」
ハルチヨ「(家族の中で逃げた。もう、それが嫌になったんだ。いい加減っ!)」
マイキー「!」

「ドゴッ(避けきれず、マイキーのキックがハルチヨに直撃する音)」

センジュ「!!」
マイキー「ハル・・・チヨ、何でーーー?」
タケオミ「!?(ハルチヨっ!?)」
センジュ「ハル兄・・・何でっ!?」

ハルチヨ「不思議なもんだなぁーーーー?出て行っても尚、家族への想いって消えないんだ・・・・。
センジュ・・もう戦いなんてやめろよ。じゃないと、
代わりにオレがマンジロウの攻撃を受ける。」
ケイスケ「ムチャだ!!いくらっお前でもマイキーには勝てないっ!?死ぬ気かよ!?ハルチヨ!!」

793:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 16:40 ID:a5k

「ガッドッゴッ(マイキーがハルチヨに攻撃を当てる音)」

センジュ「は・・っハル兄っ!?」 
ドラケン「マイキーっやめろーーーー!!ハルチヨは
味方だっ!?何してんだっ!やめろぉーーーーっ!」
マイキー「邪魔・・・すんな。ハルチヨ。
そいつに勝てねーと、戦い終わらねーだろ?」

「ポタポタ・・・(ハルチヨの頭から血が落ちる音)」

ハルチヨ「・・・・・・。センジュ、お前しか
オレを止められねーよ?分かってるよな・・・。」
センジュ「!〜〜〜〜っっ!」
ケイスケ「見ていられねー!俺は行くぜっ!?」

「ダッ(ケイスケがダッシュする音)」

カズトラ「バジっ!」
千冬「バジさんっ!?」

「バッ(ケイスケがハルチヨとマイキーの間に割り込む音)」

マイキー「!」

「ヒュウピタッ(マイキーのパンチが停止する音)」

ハルチヨ「!」
センジュ「?」
マイキー「お前も邪魔・・・すんのか?バジーーーー。」
千冬「バジさんっだけじゃないっスよ!俺もっ!」
マイキー「千冬・・・。」
カズトラ「俺もっ!」
マイキー「カズトラ・・・?」
ドラケン「俺もーーーー・・。」
マイキー「ケンチン。」
三ツ谷「俺もな?」
マイキー「三ツ谷・・・。」
ぱーちん「俺もだ!」
マイキー「ぱーちん。」
タケオミ「(東卍の方では、一体何が起きている?仲間割れ・・・か?これだと、マンジロウVS東卍の流れになっちゃうんじゃないのか?)」
マイキー「何だよ・・・?皆して、か。そうかーーーー・・・俺の味方するより、仲間同士でかーーー。
もし、このまま俺が戦っちまったら、お前ら仲間殺して俺一人の東卍になんぜ?」
センジュ「!」
マイキー「分かった。俺は、この戦いーーー降りる。」
皆「マイキーーーーーー・・・・。」

「ざっざっざ(雑草を踏みしめながらマイキーが一人、その場を立ち去る音)」

東卍の戦いで・・・こんな終わり方なんて無かった。
それほど、衝撃的だった!
バルハラとの戦いでも、ブラドラとの戦いでも
予想出来ない終わり方ーーーーー・・・。

東卍VS梵天の戦いは、終わった。

マイキー「・・・。」

次の日。

794:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 16:50 ID:a5k

マイキー「ハルチヨーーーー。センジュに話してぇ〜事ある。」
ハルチヨ「戦いの邪魔して、ごめん、。」
マイキー「もう・・・そんなの気にしてねぇよ。」
ハルチヨ「今、センジュを呼んでくるから。ここで待っててくれ!」

ハルチヨは、センジュを連れて来て2人っきりにする。

センジュ「話ってーーー何だ?そっちからーーー?」
マイキー「許してくれとも言わない。愛してくれとも言わない。
責任は取る。だからーーーー・・・俺と結婚して欲しい。」
センジュ「えっ!??何でっーーージブンとっ?告白なんてされた事
無いっ。恋愛なんて、諦めてた。」
マイキー「俺はーーー、強い女が好きだ。」
センジュ「!・・・ありがとう。ジブン、結婚するよ。」

その後、センジュは梵天を辞めて代わりに東卍を抜けて、ハルチヨが梵天のリーダーになった。
マイキーは、変わらず東卍を続ける。
梵天の終わりに他のグループは、色々な噂をしたが謎に包まれている。
ハルチヨは、マイキーともこれから家族になる事になる。

マイキーとセンジュ、2人が住む新居。

センジュ「マンジロー!ただいまっ!」
マイキー「おーっ!」

そこには、オシャレをしたセンジュの姿があった。
口元の黒いバンダナも外している。
2人の幸せな生活がこれから、始まりそうだ。



完。

795:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 17:00 ID:a5k

とりあえず、ケイ君のマンガはこの30巻で
止まってるけど今後、ネタが浮かぶかは分からない状態です。ここまで読んでくれた方は、ありがとうございます!
読者あってこその作品なんで、読んでくれる人が少数でもいたら嬉しいです!!長く付き合ってくれてありがとうございます!m(_ _)m

今後については、自分が他の相方とタッグして描いた
マイホームヒーローの二次創作が仕上がっています。
そちらに今度は、力を入れようと思います。
今度ともよろしくお願いしますね!!

796:影虎◆Vs:2024/03/14(木) 17:03 ID:a5k

後、前々から思っていたんですが、タイトルが影虎作品集なだけに、ケイ君はケイ君の作品で分ける方が良いと判断したんで、新しくケイ君作品集を立てて、そこに今までのケイ君の作品を移そうかと検討しています。
さすがに分けた方が良い気がしてます。
また、別の日にやりましょうかね。

797:影虎◆Vs:2024/05/07(火) 12:14 ID:UrI

ここからは、ケイ君じゃない別の相方と作った作品になります。
題材は、マイホームヒーローです。
注意点・BL表現あり。
オリキャラの出番あり。苦手な方は、読まない様にお願いします。

登場キャラ紹介
@鳥栖テツオ
A鳥栖歌仙
B鳥栖レイカ
C麻取ヨシタツ
D麻取延人
Eオリキャラ・カイト
Fキョウイチ
Gその他・部下達

798:影虎◆Vs:2024/05/07(火) 12:28 ID:UrI

マイホームヒーロー〜カイト〜

鳥栖テツオは、娘のレイカの彼氏・延人を死なせてしまった。
延人の親は、ヤバいグループの人物で、これがバレたら即アウト!
そこで、テツオが考えたのはーーーーー。

延人の替え玉を、用意する事だった。
それが役者志望のカイト君だ。
レイカに協力してもらって、何から何まで延人に似せた。

カイト(・・・延人になれたか?)

ホクロもタトゥーで掘ってもらって、実際の延人のホクロ位置に
タトゥーのホクロがある状態にした。
本人に近づいた。

声も髪型も仕草も全て、合わせた。

カイト(そして、後は延人として戻る。)

この段階のカイトは、服装も延人失踪前のと同じ洋服にして
髭は、伸び放題にしてある。
テツオからの指示で、記憶喪失のフリがしやすい多重人物の
設定での延人を演じる事に。

カイト(その前にあっちから、見つけてくんねーかな?)

そう思ったカイトは、麻取の自宅付近をウロウロする。
ワザとウロウロしているとーーーー。
そこへ、車を運転する麻取の部下・キョウイチが現れる。

「キキィーーー(キョウイチの車がブレーキをかけ停車する音)」

キョウイチ「延人さんっ!?延人さんですよね!?」
カイト「(ビンゴ!)誰だよっ!?オレは、延人じゃねー!」
キョウイチ「え?延人さん、まさかーーー記憶喪失になってる??」
カイト「オレは、ザキだ。」
キョウイチ「え、あのー?」
カイト「延人は、今・・・出てこねーよ。」
キョウイチ「延人は?え?」
カイト「延人の人格は、眠ってるんだ。」
キョウイチ「人格ーーー?え、延人さん。多重人格っっ??」

799:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 12:56 ID:UrI

キョウイチ「(本人の人格が出てこなかったから、戻って来なかったのか?何があったー?)ザキ君、とりあえず。お腹とか空いてませんか?俺、飯をおごるんで。食べに行きましょう。」
カイト「何で知らねー奴と。誘拐犯か!」
キョウイチ「延人さんとは、声も違いますねー。ザキ君、仲良くしたいだけじゃないですか。」
カイト「キメェ〜(気持ち悪いの意味)」
キョウイチ「お腹、空いてるでしょう?金持ってますか、今。」
カイト「そーいえば、サイフはどっかに無くしちまった。」
キョウイチ「なら、腹空いてますよね?行きましょう!」

カイトは、多重人格の演技中。

カイト「(テツオさんに、これも頼まれた。どこまで、欺けるかな〜?)
分かった。行くって!」

場所を変えて、近くのファミレスにて。

キョウイチ「ザキ君、先にご飯食べていいです。俺はトイレ行って来るんで。」
カイト「あー。パスタうまそぉ〜!」
キョウイチ(ヨシタツさんに電話だ。コッソリと。)

ファミレスの男子トイレにて。

キョウイチ「もしもし〜?ヨシタツさん。延人さん、見つかりました。ただ、何か・・・本人じゃなくて。ザキ君って人格です。多重人格になってるみたいです。もしかしたら、延人の記憶が無くなってて
戻って来なかったかもしれません。
何とか、そっちに戻る流れには、持っていきますね。はい、上手くやります。」
カイト「うめー!うめ!」

「ずーずーモグモグ(カイトが、パスタを食べる音)」

そこへ、トイレからキョウイチも戻って来た。

キョウイチ「ザキ君、金無いなら家はーーー俺の所に泊まりません?
タダで大丈夫です。」
カイト「何で?」
キョウイチ「心配だからですよ。一人でどっか外でとか。そっちにとっても悪い話じゃないでしょう。ご飯も用意します。」
カイト「分かったよ!行きゃ〜いいんだろ。」
キョウイチ(よし、上手くいった。)

「バタン(2人は、ファミレスから出て車に乗り込む音)」

しかし、キョウイチが車で向かったのは
ヨシタツの住む家だった。

ヨシタツ(キョウイチ君から、メール?今、そっちに向かってます、家の鍵を開けて置いて?よし、延人が帰って来るんだ!久しぶりだな。
すっかり、死んでしまったかと思っていたけど。
多重人格?何が原因かな?)

800:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 14:54 ID:UrI

「キキィー(ヨシタツの自宅前にキョウイチの車が停車する音)」

キョウイチ「着きましたよ。こっちです。」
カイト「ここが、オマエの家なんかよ〜?デケー家。一人でこんな広い
所に住んでんの?」

家の中に入ると・・・

ヨシタツ「のっ、延人!?」
カイト「!て、テメェー!?騙しやがったなぁー!」
キョウイチ「・・・・・。」

「がしっ(キョウイチが後ろから、カイトの両腕を掴み手錠で
拘束する音)」

カイト「何すんだぁーーーっ!?」
ヨシタツ「確かにこの声っ、延人じゃない!どう関わればいいの?」
キョウイチ「騒がないでっザキ君!?」
カイト「誰かぁーーーーー!?監禁されてるぅーーー助けてーーーっ!!」

大声をあげて、周りの住人に警察を呼んでもらう作戦だ。

「ぺた(カイトの口にキョウイチがガムテープを貼る音)」

ヨシタツ「キョウイチ君っ・・・?ここの家より、第1アジトの方が
いいんじゃー?周囲が気になる。別の場所にしよう!」

ヨシタツ側の組織には、アジトだけでも国内で2つ。
外国で3つある。
その国内の2つ目は、ヨシタツ所有の土地で周囲は、林になっており
壁に囲まれ、防犯カメラだらけ。

その後、ザキから延人の人格へ。

カイト「あ、あれーーー?俺、何してたんだ??」
ヨシタツ「その声、延人っ!??」
カイト「あっ父さん!」
ヨシタツ「良かった!元の人格に戻ったんだね。」
キョウイチ「今の内に第1アジトに行きましょう!延人さんの内に。」
カイト「何がだよ!?」
キョウイチ「話は、後です!さ、早く車へ。」
ヨシタツ「大丈夫だよー?延人、一緒に行くから!」
カイト「だから分かんねーって!?」

「バタンヴォオオ(3人が車に乗り込み、走り去る音)」

第1アジトの部屋にて。

ヨシタツ「これから、どう延人と関わればいーのか分からない。」
キョウイチ「いつも通りで大丈夫です。ただ、ザキ君の場合
@受け止めるAある程度の信用を得る、の2つは大事にして下さい。
そこを気をつけていれば、やがて心を開いてくれます。」
ヨシタツ「じゃあ、こっちが延人の側にいない時は、キョウイチ君が
延人をよろしくね。」

801:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 16:13 ID:UrI

次の日。

多重人格中の延人・小学生のノト君(10歳)出てくる。

カイト「公園行って遊ぶー!!」

「ピョンピョン(ノト君が飛び回る音)」

キョウイチ「あ、ノト君ですか。今日は、公園はダメです。用事に付き合ってください。」
カイト「キョウイチのバーカ!カス!」
キョウイチ「・・・何言ってもムダですよ。」
カイト「どこ行くの?じゃあ〜。」
キョウイチ「デパートに買い物です。」

デパートにて、用事を済ませたその帰り
パフェ屋にて。
2人のキョリは、近くなっていく。

キョウイチ「はい、ノト君。あーーん。」
カイト「あーん、パク!(恥ずかしい)」
キョウイチ「これ、終わったら自宅に帰りますよ?ヨシタツさんに
バトンタッチです。俺は他にやるべき事があるんで。」

キョウイチには、とある目的がある。
この組織のリーダーになる事。

キョウイチ(その為には、ヨシタツさんに認められる必要がある。
それが、彼が愛してる延人さんを俺も大切にする事だ。)

パフェの帰り、車の中にて。

カイト「あれ?俺・・・今、ここにいんのか?何してたかの記憶ねー。」
キョウイチ「延人さん?ようやく、戻りましたか。話があるんですけど、俺達ー・・・付き合いません?アナタの事、ずっと支えたい。
俺だったら、それが可能です。」
カイト「(え?つ、付き合う??)
キョウイチ「言わせてもらいますけど、アナタの様なタイプ程
付き合う恋人は、能力低いタイプを選ぶべきじゃない。
何故なら、能力低い恋人を持つと、アナタが不幸になるからです。
俺は違う。」
カイト「!」
多重人格になってるアナタでも、こ〜して支えていけてる。俺こそ、
相応しい。」
カイト「大した、自信だよなぁー?まぁ〜、付き合うの自体
別に嫌じゃねーけどさ?父さん、ビックリすんだろ〜な。これ、知ったら。」
キョウイチ「そうでも無いです。延人さんは、元々
バイセクシャルじゃないですか。」
カイト「!(そ〜だったんだ。テツオさんからは、聞いてない内容だ。)そーだな!そ〜だったよな。」

802:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 16:20 ID:UrI

>>801
ミス発見!
キョウイチの名前入力だけされてない箇所ある。

キョウイチ「多重人格になってるアナタでも、こ〜して支えていけてる。俺こそ、
相応しい。」
↑の本来この表記。

803:影虎◆Vs hoge:2024/05/07(火) 16:43 ID:UrI

そんな2人の関係に、ヨシタツも気づく。

ヨシタツ「キョウイチ君っ!?君、延人の何なのかな?恋人関係に
なってない?」
キョウイチ「はい。俺達、付き合う事にしたんです。そーいう仲に
なって。」
ヨシタツ「君さぁ〜、延人の事は取らないで欲しいなぁ。」
キョウイチ「う、奪う気は無いです。もし、アナタが死んだ時に
組織のリーダーに俺を選んでくれたら、その時は延人さんを俺が守ります!それなら、いいでしょう?」
ヨシタツ「!」
キョウイチ「ヨシタツさん自身が死んだ後、延人さんの件
不安かと。だったら、有能な俺が1番どーにか出来る!延人さんにも
苦労はさせない!組織で稼いだ金は、ちゃんと延人さんにも差し出す。」
ヨシタツ(延人を残して死んだ時?確かに延人を一人にするのは、不安はある。無いと言えば、嘘になる。
キョウイチ君の様にしっかりした人物に、その後は任せておきたい気持ちもあるがー。延人をいつかは残して、死ぬなんて・・・。)

一方で、カイトの方でも悩む。

カイト(生きてた頃の延人さんって、バイセクシャルで恋愛も恋多き
人だった。なら、もっと本人に近づかないと!?よし、考えた。組織の
とある年下の部下を誘うか。恋愛志向が変わってたら、周りに延人じゃないって勘付かれる。)

別の日。

カイト「おい!ナオヒト?お前、今日は俺が飯代をタダで奢ってやるから行かねー?」
ナオヒト「はい、延人さん!」

2人は、歩いて外へ。
ヨシタツから、延人の見張りを頼まれているキョウイチは、2人の後を
追う。

キョウイチ(延人さん?ナオヒトと、どこへーーー?)

ファミレスへと入った。

カイト「好きなの、頼めよ。」
ナオヒト「じゃあ、グラタン!」
キョウイチ(!・・・食事中?)

2人は、食事をしながら普通に昼食を済ます。
その後、ファミレスから出るとーーー。

カイト「なぁー?ナオヒト。この後、ホテル行かねー?」
ナオヒト「えっ!?ほ、ホテルですか!?それはちょっと・・。」
カイト「テメェー!断わんのかよ!?タダで飯を奢ってもらって?
そんな態度か??あぁ?」
ナオヒト「わっ分かり・・・ました。い、行きます・・・っ。」
キョウイチ「・・・・。(ホテル。まさか、延人さん。浮気してる?
俺と言う恋人がいるのに?こんな分かりやすく、浮気?まさか、
見せつけてる??)」

行為終わり後。

カイト「いーか?隠し撮りもしたから、これからも誘いに応じろ!じゃねーと、テメェーが損するんだよ。ま、礼の金は渡してやるから。」
ナオヒト「は、はい。」

ホテルから出てきた所で、キョウイチが現れる。

キョウイチ「延人さん・・・。家まで、送ります。」
カイト「お?あぁ、サンキュー。」

804:影虎◆Vs hoge:2024/05/08(水) 08:20 ID:UrI

キョウイチ「あの、浮気してました?」
カイト「あ?それが何だよ・・・。言っとくけどなぁ〜、恋人は一人にするなんて、約束はしてねーよ!?
邪魔すんなら、別れる!」
キョウイチ「!」
カイト「別にい〜んだぜ?俺にとっては、絶対お前じゃ
なきゃいけねーって訳じゃね〜から!?」
キョウイチ「・・・・・。(こっちにとっては、延人さんである必要がある。別れたい訳じゃない。体目的の浮気ぐらいなら、目をつむろう。
別れるよりマシだ。そして、いつか組織のトップになる
んだ!ヨシタツさんに認められるまではーーー、頑張ろう。)」

本来のカイト自身なら、こんな恋のやり方はしないが
延人に成りすましてる身。

カイト「俺ってすげ〜モテんだろ?」
キョウイチ「・・・そーですね。」

ありのままの自分では、いられない。
偽り続ける。
それ以外でも、金をエサにして女達にもモテる。
キャバクラの女性達だ。(キャバクラのお店に来店中。)

カイト(凄いよなぁ〜。こーいう世界の人達って。
金をエサに女性もゲットしてる。こんな派手派手な世界、普通の俺ならあり得ない。金感覚が変になる。
金さえあれば何でも手に入ったよ。)

キャバクラの女性1「キャア〜!延人ぉ〜!会いたかったぁ!久しぶりぃー!?」
カイト「ひ、久しぶり・・・・。(誰?)」
キャバクラの女性1「ねー?何で今まで会いに来てくれなかったの?」

困った時は、多重の演技で誤魔化す。

カイト「どこー?ここぉ〜〜!!帰るー!」

「ピュウー(足早にカイトが店を出る音)」

キャバクラの女性1「え?延人!?どうしちゃったのー?」
キョウイチ「ノト君、帰りましょうね?
説明すると、延人さんはですね。多重人格になってしまったんですよ。だから、今まで通りの関わり方は出来なくなりました。」
キャバクラの女性1「えー?そうなの〜??そっか、だから、来なかったんだね。普通の延人なら、ここに来るもーん。」

こんな延人に失望して、離れていく女性もいる。
しかし、カイトにとってはその方が良かった。
(只今、ヨシタツの自宅にて。)

カイト(また、1から恋人を作んぞぉ〜!前の延人さんの彼女だと、別人って万が一、バレねーか怖すぎる!
その前に今日は、部屋で休もう。色々と疲れちまったなぁー。)

「バフッ(自分の部屋のベッドに仰向けになって倒れる音)」

その頃、キョウイチはヨシタツとリビングで
何やら話をしている。

805:影虎◆Vs hoge:2024/05/08(水) 15:26 ID:UrI

キョウイチ「ヨシタツさん、延人さんの多重人格の件
なんですが、何事も原因ってあります。」
ヨシタツ「原因!?」
キョウイチ「原因無くして、今の結果は発生しません。
っと言う事は、延人さんにとって長期のストレスか、
強い突然のストレスによって、多重人格になったはず
です。心当たり、ありませんか?」
ヨシタツ「いや、延人との関係は、ストレスなんて
無かったと思うよ?悩んでいる様子なんて、少なくとも
こっちには、見せていなかった。
相談も無いし。」
キョウイチ「ヨシタツには、ストレスに見えてないだけ
で、本人はストレスを感じてた可能性ありますよね? 
もし、親子関係に原因が無いなら、レイカの件か。
レイカとの仲もあまり良くなくて、元々金目的の付き合い
。ミッションを、果たす重圧はありました。」
ヨシタツ「延人の考え方なら、不満あれば口に出すタイプだと思うけどなぁ〜?
溜め込むタイプじゃないと思うんだ。ストレス溜めやすいのって、例えば大人しい子とか、気を使う子でしょ?
延人は、それじゃないよ。」
キョウイチ「だったら、あのレイカの家にいた時。メールの返信しなくなった時。アレを最後に、消えたから
やっぱりレイカとの関係が濃厚だと思います。
それが原因なら、鳥栖家の相手と関わらせるのやめましょう。」
ヨシタツ「そうだね、延人はやりたくなかったのかもしれない。」
カイト「俺が何だって?」

盗み聞きしていたのか、姿を表す。

カイト「(ここは、その話に乗っかろう。)なぁー?
もうレイカと関わんなくていーのかよ!だとしたら、
最高〜!マジであの女、ナマイキでムカつくかんな!?」
ヨシタツ「延人、ストレスになってたんだね!」
延人「つーか、もうミッションやらなくていーんだろ?
あの女の顔、見なくてスッキリするぜ!」
ヨシタツ「もちろんだよ!延人!良くなってくれるなら、その方が嬉しいよ!」

806:影虎◆Vs hoge:2024/05/08(水) 16:33 ID:UrI

カイト「多重だとかって言われても、実感無くてさー。
記憶ねーんだよ。他人格の。」
キョウイチ「他の事なら、俺に任せて下さいよ。
延人さん。協力なら沢山しますから。ね?有能な俺がパートナーで良かったでしょー?この先も。」
カイト「あぁ。(・・・そろそろ、テツオさんの言っていたプランBに移るか。ここからが、本番だからなぁ。)」

そのプランBについては、テツオとカイト君の2人だけ
が知る。秘密の情報。

カイト(もう、騙しの演技も続けられねーからなぁ?
色々とーーー・・・。最初から、目的は騙し続ける事
じゃなく、この流れを、いずれはーーーー・・・。)

次の日。
第1アジトには、ヨシタツと延人を演じるカイトの
2人だけがいる。他メンバーは、第2アジトで詐欺の
仕事中だ。

カイト「・・・父さん、俺さ・・・本当は、延人じゃないんだ。」
ヨシタツ「えっ!?何・・・言ってるの??」
カイト「・・・別人で、目的はあんたらの所の組を潰す事。元々、別のグループのメンバーなんだ。
あ、どこのグループかは教えないぜ?
中でも、顔があんたの息子の延人に似てて、そんで
延人に成りすまして近づいた。
本物の延人は、俺等のグループに監禁されている。」
ヨシタツ「・・っ監禁!?延人を返してほしい!金ならあげるからっ!君の欲しいぐらいの金ならっ!
5000万でも用意するから!?そっちの組織を裏切って欲しいっ!!」
カイト「だから、目的は金じゃねーって言ったろ?
それに俺は、組織を裏切るつもりもねーんだよ。
こっちの言う事を聞けっ!い〜か?命令に逆らうなら、
延人は始末する!しかも、残忍な方法でだ。
指を一本ニ本、骨折させたり。指の爪剥がしたり、散々痛めつける!」
ヨシタツ「そんな、酷い方法でっ!?(延人っ・・・)
一つ聞いていい?断わったら、延人だけ?殺されるのは。」
カイト「ちげ〜よ。この話を知ったテメェも始末するし、別のプランBで、いずれは組織を潰す予定だ!
プランAなら、延人だけは助けてやる。
プランBは、テメェも延人も死ぬんだよ!分かったか!?」
ヨシタツ(延人が死ぬプランBよりは、延人が助かるプランAがいい。それにしても、どこのライバル組織だろう・・・?思い当たる組織が多くて絞れない。)

807:影虎◆Vs hoge:2024/05/13(月) 08:15 ID:UrI

カイト「あんたがーーー、話が分かる相手で良かったよ。ヨシタツさん。(よし、上手くいった。テツオさんに言われてた通りの流れだ!)
いいか?他の奴らには、言うなよ?俺の事を殺そうとしても、携帯でメンバーとやり取りしていて、いつでもあんたとの会話も、あっちに聞こえてっから?」
ヨシタツ「わ、分かった・・・。」
カイト「あんたが、裏切ったらノブトを始末する様にってルールを、共有してんだ。」
ヨシタツ「わ、私はーーーー・・・?どうすればいーの。主に??」
カイト「そーだなぁ?今から言う通りの行動を取ってもらう!」

次の日。
ヨシタツに呼ばれて、部下達が集結。

ヨシタツ「皆?ボス命令だよ。いい?何日置きに外国の方のアジトに行って、詐欺仕事してもらう予定だから!
行く時の用意しといてね!?」
キョウイチ「ヨシタツさん、俺も行く事なります?」
ヨシタツ「いいや?君には・・・ノブトの世話をして
置いて欲しいから、君だけ残って欲しい。
残りの皆は、外国に!」
ヨシタツ「でも、行く時は1日一人ずつとかだよ?
警察官も最近は、色々とそーいう事件にうるさいし、
少しでも怪しまれにくい様にしないと。
多めより、個人にした方がいいと思うんだ。よろしく。」

カイトは、ヨシタツが変な行動をしないか常に側にいた。

カイト「さみしくなんなぁ?キョウイチだけとか。
ま、仕事だからしゃーねぇか?」

キョウイチは、まだ気づく事も無く・・・。

ヨシタツ「キョウイチ君、これからスーパーに買い物
して来て!?」
キョウイチ「分かりました。」

他のメンバー達は、アジト2で詐欺の仕事中。
外国に行く、タツヤと言う部下だけが残る。

カイト「いいか!!多く掘るんだ!」

その前に夜、アジト1の外の森の土を、2人でシャベルで
掘っていた。

カイト「よし、こんぐらいあれば十分だ。
いいか?明日、タツヤを始末しろ。俺も一緒にいる。
もし、タツヤが反撃してきても、俺が銃で始末する!」

808:影虎◆Vs hoge:2024/05/13(月) 12:53 ID:UrI

地面にシャベルで大きな穴を掘ったヨシタツ。
そして、昼頃になりキョウイチには、買い物へ行く様に
指示。今、アジトにいるのは、ヨシタツとカイトと
タツヤの3人。

ヨシタツ「タツヤ君、外国行く前にちょっといいかな?
話がある。」
タツヤ「はい?」
カイト「俺も行く!!」

3人は、外へと出る。

タツヤ「話って何ですか?ヨシタツさん。」
ヨシタツ「あ、それは・・・。」
カイト「いい、俺から言う。(タツヤが俺の方向見てる内に撃て!)」
タツヤ「?ノブトさんの話って?」

「スッ(ヨシタツが服から、隠してた銃を取り出す音)」

そして、ついに。

「バァ〜〜〜ン!(タツヤを銃で撃った音)」

タツヤ「う・・ううっ、ヨシタツさん・・・何・・で。」

地面に倒れ込んだタツヤは、息はまだあった。

ヨシタツ(撃ってしまった相手をっ!?私が殺しをっ!?)
カイト「よし、よくやった。穴にコイツ・・運んで埋めるぜ。」

タツヤは、動かなくなった。息もしていない。

カイト「せぇ〜の!」

「ドサッ(ヨシタツとカイトでタツヤを穴に放り投げた音)」

少し、見えにくくする為に土を被せるが・・・。

カイト「その辺でいい。まだ、明日も始末するから。
もうちょい、横の穴を広くしとくぜ?」
ヨシタツ「分かった・・・。」
カイト「夜にな?今はいい。キョウイチが帰って来るから。所で、1日に2人始末しねーか?」
ヨシタツ「えっ!?殺したのなんて、今が初めてで
一気に2人も!?」
カイト「殺しなんて、慣れてくれば余裕だ。やり続けてる内に普通になる。」
ヨシタツ「そんなものかな?」
カイト「・・・。キョウイチ達には、相手の部下が
仲いいから、どうしても「2人で行きたい」って言ってきたから、許可したって伝えときゃいい。
まぁ、他に良い提案あれば、そっちに変えるけど。
だから、次は2人だ。後ーー・・俺が注目させてる時に
2人を後ろから、撃て!」
ヨシタツ「私が・・・2人を?分かった。」
カイト「そーすれば、他の仲いいメンバーも「2人で行きたい奴」は、自分から言ってくんだろー?」

しかし、これもカイト君の演技だ。
心の中では彼もショックを受けている。

カイト(マジでキツイ。早く、終わらせたいーーーー。)

キョウイチが、買い物からアジトに戻る。

キョウイチ「・・・あれ?タツヤはーーーー?」
カイト「出てった。空港に行ったぜ?まぁ、そろそろ時間だったしなぁ。」
ヨシタツ「スーツケースも、持って行ったよ。荷物も無い。」
カイト「それよか、早く昼飯食いてー。腹空いた。」
キョウイチ「ランチにしますか。作ります。
3人分ですね。」
ヨシタツ「いつも、助かるよ。キョウイチ君。今日もよろしく。君の料理は、最高!」

809:影虎◆Vs hoge:2024/05/13(月) 16:54 ID:UrI

キョウイチ「俺の・・・死んだ父さんが、料理を作るの
得意だったんです。それで俺も食堂に憧れてて。」
カイト「へぇ〜、そーだったんか。」
キョウイチ「あれ?ノブトさんには、前に話してませんでしたか。」
カイト「オ〜ナァ〜カ!?空いたぁー!早く作ってー!」早くぅ〜!?
キョウイチ「あ、ノト君ですね?分かりました。すぐに
作りますから。だから、大人しくテレビでも観てて下さいね?」
ヨシタツ「ノト君、こっちだよ〜。一緒に観ようね?テレビ。」
カイト「うん・・・。」
キョウイチ「ヨシタツさん、ノト君の事をよろしくお願いします。」

テレビの近くのソファーにヨシタツとカイトで
腰掛けている時。

「ピロリン(タツヤの携帯に、メールを受信した音)」

ヨシタツ「!(タツヤ君の携帯のメール音?)」
カイト「誰からだ?」
ヨシタツ「送信相手は、キョウイチ君!?」
カイト「何って送ってきた?」

とっさにカイトは、テレビのボリューム音をあげる。

ヨシタツ「・・・「今どの辺にいる。もう着いたか?」って。
カイト「いいか?タツヤに成りすまして返せ。」
ヨシタツ「わ、分かった。」
カイト「今までのメール文を真似て、だぜ?」
ヨシタツ「「もう少しで着く所。コッチ忙しくなるんでまた、後で!」っと。」
カイト「・・・・・。」

台所にいたキョウイチは。

キョウイチ(そろそろ、着くか。
さて、もう少しで3人分は完成だ。皿を出す用意をするか。)

テーブルへと、場所を移して皿に入れた料理を置く。

キョウイチ「ヨシタツさん。完成しました。ロールキャベツです。」
カイト「なぁ〜?キョウイチぃ、食べさせろー!」
キョウイチ「自分で食べて下さいよ。ノト君、たまには。」
カイト「ちっ!」
ヨシタツ「美味しいよ!いや〜、キョウイチ君の作るご飯は、本っ当に美味しいね。」
キョウイチ「嬉しいです!・・・俺がノブトさんの恋人なら、毎日2人の為に作りますよ。苦じゃないです。」

その後、料理を食べ終わり
ノト君は、ベッドで眠りにつく。

キョウイチ「ノト君・・・?布団、かけますよ。」
カイト「ん〜むにゃむゃ。」

次の日。

ヨシタツは、メールにて部下のフキとロジには、
アジトに残る様に伝える。キョウイチもいる。

ヨシタツ「今日も、昼ご飯の買い物をよろしく〜。キョウイチ君。」
キョウイチ「はい!」

他のそれ以外の部下は、別アジトで詐欺の仕事中。
その間、フキとロジを外に連れ出す。

810:影虎◆Vs hoge:2024/05/16(木) 07:53 ID:UrI

フキ「話って何ですか?ヨシタツさん。」
ヨシタツ「・・・。」
カイト「俺から言う!皆コッチに注目!」

2人の視線をカイトに向けさせて、その後ろから
ヨシタツは、銃を取り出し・・・

「バァ〜ンバァン!(ヨシタツが銃で、フキとロジを背後から撃つ音)」

カイト「上出来だ。大分、始末するのも慣れてきたんじゃねー?」
ヨシタツ「・・・そ、そーだね。これが終われば、ノブトは助かるんだね!?
所で、本当に約束は守ってくれるんだよねー?こっちが死んだ後、ノブトも始末するとかじゃぁ〜?」
カイト「安心しろよ!ちゃんと守るって!!さすがにノブト一人じゃあ、組を再開出来ねーって。
そんな奴、最初から敵だとも思ってねー!始末する価値ねーんだよ。」
ヨシタツ「そ、そう〜。じゃあ、価値のない相手は
始末しないんだ?(価値のある人物だけ、始末して置きたいのか。ノブトも能力を低く見られたもんだ。)」
カイト「それと、フキとロジに成りすまして、キョウイチにメールを送れ!「俺等の頼みでヨシタツさんにお願いして、2人で外国のアジトに行く事になった。」って。
「了解されて、今空港に向かってる」ってな?」
ヨシタツ「分かった。」
カイト「ちゃんと、送ったかどーか、内容は見せろよ?
隠れて、違う内容を送るのはダメだぜ?」

買い物中のキョウイチの元に、メールが届く。

キョウイチ「ん?2人で向かう様に頼んでOKもらえた?もう空港に行ってる所、か。(大体、出発の時間は昼一時。そのタイミングだなーーーー。)」

その日の夜・アジトにて7時。

ヨシタツ「ん?電話だ!フキ君の携帯に、キョウイチ君から!!」
カイト「アイツ・・・たまたま、話してぇ事でもあんのか?」
ヨシタツ「どっどっ、どうしよう!?さすがに声真似までは、出来ないっ!!」
カイト「そのまま出んな!今、詐欺の仕事中で忙しい。用件あるなら、メールでお願いです!ってそう返しとけ!
メールで。」
キョウイチ「!(今は忙しい、か。真面目に仕事してる証拠か?あれから、タツヤもメールでは忙しくなるから、電話よりメールでって、返ってきて詐欺の仕事をしてる
様子だったからな。)」

次の日。
この似た様なペースで、次から次へと部下は始末され続けた。
一ヶ月で、61人も死んだ。
その度に外国のアジトに、送り込んだ事にしていて、
ついにはメンバーは、キョウイチ一人になる。

キョウイチ「メンバーは、俺一人だけになってます。
ヨシタツさん、大体・・・いつになったらメンバーを
こっちに戻す予定ですか?」
ヨシタツ「かなりの大金、詐欺で稼いでもらったら
だね。売り上げは、多い方がいいよ。うん。
皆で、分けるんだ。多い方がいいよねぇ?そー思わない??」
キョウイチ「・・・得ですよ。」
カイト「キョウ〜、何やってるのー?オナカ空いたぁ〜。」
キョウイチ「あ!ノト君。分かりました。今、作ります。」
カイト「早く作ってー!早くぅ〜〜!!」

811:影虎◆Vs hoge:2024/05/16(木) 09:20 ID:UrI

キョウイチ「今日は、何がいいですか?」
カイト「カレー。」
キョウイチ「カレーライスですね。分かりました。」
カイト「キョウ〜が作るメシってうめぇ〜。もっと食べたい!」
キョウイチ「いいですよ。」
カイト(・・・そろそろ、もうキョウイチでピリオドか。長くて短い様な〜もう、偽りのノブト人生も終わりだ。
早く、カイトとしての人生に戻りたいな。もう少しなんだ、後。
俺としては、あんたら2人に恨みなんて無い。テツオさんに頼まれて、役目を果たしてるだけ。)
ヨシタツ「キョウイチ君。話があるから、ご飯食べたら外でいい〜?」
キョウイチ「はい?」
カイト(・・・これで、最後だ。)

最後の晩餐だ。

カイト「ぱくぱく。うめぇ〜。」
ヨシタツ「美味しそう。どれどれ、パク。」
カイト「あ・・・あれ?何だ?ねみぃ・・ま、まさかっ!?」
キョウイチ「・・・・・・。」
カイト(キョ、キョウイチ!?)
ヨシタツ「何か、眠い様なぁ〜・・・。」

次に2人が目を覚ますと、ロープで体を縛られていた。

カイト「!?キョーウ!?」
ヨシタツ「何でこんな事っ!?」
キョウイチ「知りたいのは、こっちの方ですよ!?ヨシタツさん!!
ノブトさん、2人してどうして部下を裏切るんですか!?」
カイト「え?バレてる。何で・・・いつから?」
キョウイチ「・・・2人には、内緒にしてたんですが。俺は信じられない部下は、裏切るんじゃないかってこっそりと、携帯を使ってよく
会話を盗聴してたんです。知ってます?盗聴って携帯からも、出来るん
ですよ。」
カイト(って事は、あーーーー!!)
キョウイチ「たまたま、とある部下の携帯を盗聴して、聞いていたら
2人の犯行を知ってしまって・・・。」
カイト(ダメだ!誤魔化しが効かねー。)
ヨシタツ「(あれ?本当の事を言ったら、人質のノブトは始末される?)何も言えない。」
カイト「・・・トス テツオに頼まれて、俺はノブトに成りすまして
後でヨシタツにだけバラして、部下を全員始末したら、部下殺しの犯人であるヨシタツに、自死してもらう予定だった。
これが終われば、俺は元の自分で生きれるんだ。だからーーーー。」
ヨシタツ「えっ!?ど〜いう事ぉ!?こっちが聞いた内容と違う!」
カイト「嘘だって。」
ヨシタツ「!」
カイト「本当は、ノブトさんはテツオさんが始末した。もう、死んでんだよ。ノブトは、生きてない。」
ヨシタツ「って事は、最初っからハメて、部下を始末させて
ノブトの死を隠すつもりだったんだね?よくもっよくもっ息子のノブトをーーーーっ!!?」
カイト「・・・・・っ。」
ヨシタツ「トス テツオ!許せないっ!家族皆殺しだぁーーーーっ!!
キョウイチ君、このロープを解いてっ!?テツオ一家に復讐をーーー!」
キョウイチ「・・・もう、いいじゃないですか。ヨシタツさん・・・。」
ヨシタツ「・・・・え?」

「スッバァン!(隠し持っていた銃をキョウイチが、ヨシタツに撃つ音)」

カイト「えっ!?」
キョウイチ「俺とあなたの2人だけで、どうすれっていうんだ。
俺達の負けだ。あなたは、可哀想な人だ。
ヨシタツさん、ノブトさんの元に行ってあげて下さい。一人で淋しいと
思うんで・・・。」
ヨシタツ「の・・・ぶと。キョウ・・イチ君、あ・・・りが・・とう。」

ヨシタツは、息を引き取った。

カイト「何でっ!?味方じゃなかったのかよ!?(コイツっやべぇ〜!俺も始末されるーーーーっ!)」

「バタバタ(カイトが体を、バタつかせる音)」

キョウイチ「・・・あなたの事は、始末しません。元々俺は、普通の人間だ。最初から悪人じゃない。」
カイト「え・・・・??」
キョウイチ「俺の父さんは元々、食堂やってたタダの父親。その父親を死なせたのは、悪人だ。それ以来、正義は力が全て。そう思ってた。
だけど、トス テツオは力じゃなくて、頭で勝とうとした。
初めてだ。そんな男。諦めてた、俺の心に最後の光をくれた。どこかで本当は、俺自身望んでた。父を死なせた悪人への復讐を。
後の事は、任せろ。」

812:影虎◆Vs hoge:2024/05/16(木) 12:10 ID:UrI

カイト「任せろって・・・どーするつもりなんだよ!?」
キョウイチ「いーから、ここから逃げろ。そして二度と戻って来るな。
分かったな?」
カイト「あぁ・・・。(そっか、コイツの親って悪人によって
死んでたんだな。なのに表面的にだけ、悪の味方してたって事か?
複雑だ。)」

キョウイチの言葉通り、カイトは外へと出ていった。

キョウイチ「さてーー、残りの後始末。俺がやるか。」

ヨシタツの死体には、灯油をばら撒き、家全体も灯油をばら撒いた。

「ボワァ〜〜〜〜(アジトに、炎が舞い上がる音)」

そして、キョウイチは火を点けて外へと出る。

キョウイチは、死ぬ前に紙に遺書を書き残す。
そして、遺書を自分の側に置いたまま、銃を自身のこめかみに向ける。

キョウイチ「カイト君・・・。後は、よろしく頼みます。
俺は、死んだ父親の元へ行ってくる。父さんーーーー・・・。」
カイト「(ま、まさか!?キョウイチ!?)」

その様子をアジトから、少し離れた木に隠れて見るカイト。

「バァ〜〜〜ン(キョウイチが銃を自分に撃つ音)」

カイト「ヨシタツも死んで、キョウイチも・・・死んだ。
俺が殺した訳じゃないーーー、だけど。何で素直に喜べないんだろう。
もし、悪人側にいなければ、この2人はきっと幸せだったんじゃあ?」

こうして、ヨシタツとキョウイチが死にその後、アジト1は、警察に
調べられる。
燃えた中から、ヨシタツの遺体。
林からは、部下達の遺体。外には、キョウイチの遺体だ。
ヨシタツを撃った犯人は、キョウイチでクロ。
部下の死に関しては、ヨシタツ所有の銃なのでヨシタツがクロ。
遺書には、こう書かれていた。

キョウイチの遺書「全ては、ノブトさんがいなくなった事から
始まった。ヨシタツさんは、ノブトが見つからない事で精神的におかしくなって、部下に疑いの目を向けて、次から次へと銃で脅して部下を
死なせ始めた。俺は、他の部下の携帯を盗聴する事で、未然に
ヨシタツさんの犯行に気づけた。だから、最後にヨシタツさんを
俺の手で死なす事にした。けど、もう全て終わりだ。人殺しになった
未来に希望は無い。だから、自分もこの世を去る。
母さんは、何もこの事は知らない。さようなら。」

加害者が既に死亡すると言う、異例の事件で終わる。
テツオも、たまたま歌仙とレイカの3人で、テレビに流れる事件を
観ている。

テツオ「あれっ!?この人物ってキョウイチ君とヨシタツ。このヨシタツってまさか、ノブトのーー!?」
レイカ「本当だぁ〜〜!息子の尚、ノブトについては
行方知れずとか言ってるぅー!!」
歌仙「テツオさん!?カイト君きっと、上手くやってくれたのね!」
テツオ(あれ?けど、これ・・・カイト君に頼んだやり方じゃないぞ?
もしかして、変えざる終えない流れなってたか?
彼自身も無事だと良いが。頼むっ!逃げ切ってくれ!?)

一方で、カイト君に関する証拠は、キョウイチが死ぬ前に上手く隠していて、警察もその事実に気づく事は無かった。
そして、その後のカイト君はと言うとーーーーーー・・・。

マネージャー「カイト君っ!?今日のドラマの役をよろしくね!」
カイト「あっ、マネージャー。今行きます!」

彼の夢だった、ドラマの仕事をしている。
テツオ達はと言うと・・・。

テツオ「レイカー?カイト君が出るドラマ、始まったよ?」
レイカ「待ってー?今行くぅ〜!!」
歌仙「3人で観ましょう!」


END

813:影虎◆Vs hoge:2024/05/16(木) 13:39 ID:UrI

因みにキョウイチがヨシタツを銃で死なせていない場合は、
ロープを解かれたヨシタツが、まずノブトを守れなかった罪だとかで
キョウイチを撃つ。そして、テツオに加担した罪でカイト君も撃つ。

その後は、トス家に復讐するべく
テツオが朝の仕事へ行く時間を狙って、出てきた所を
袖で隠した銃をテツオに向けて、「騒ぐな。言う通りにしないと撃つ。
家の中に入れ。」
っと脅して、トス家の中に侵入した後、歌仙とレイカも1箇所に
集めさせて、カイト君の件やノブトが殺された件も知ってる
と説明して、4人でしばらく会話を交わすが
ヨシタツの目的は、「復讐だ」と言い3人をその場で射殺。
最後は、ヨシタツも自分を撃って倒れる。

っという流れの完全バッドエンディングになってた。

814:影虎◆Vs hoge:2024/05/17(金) 07:37 ID:UrI

引き続きも、マイホームヒーローの設定を変えたまた
違うカイト君ヴァージョンになります。

登場人物紹介

@トス テツオ
Aトス レイカ
Bトス 歌仙
C麻取 ヨシタツ
D麻取 ノブト
Eキョウイチ
Fカイト(オリキャラ)ノブトの替玉役をする。
Gしずく(オリキャラ)カイト君の高校の同級生
H麻取の部下達

注意点・原作には無い親子間BLあり。苦手な方は、
読まない様に。

では、始めます。

815:影虎◆Vs hoge:2024/05/17(金) 07:59 ID:UrI

マイホームヒーロー・〜カイトヴァージョン〜

キョウイチ「いいか・・・?後、一週間過ぎても、ノブトさんが
見つからなかったら、お前ら家族を皆殺しにする。分かったな?
その間だけ、手を組む。」

キョウイチとテツオ。2人がいるのは薄暗い、建物の中。

テツオ「(どうして、こうなってしまったんだろう?全てはあの日から、始まった。)分かりました・・・。(娘のレイカが付き合ってるノブト君を、死なせてからだ。
そのノブト君が、闇組織側の息子さんで・・・)」

回想

ノブト「クソっ!あのレイカぁ!?死なす!始末してやる!」
テツオ(!れ、レイカを死なすっ!?)

たまたま、レイカの家の部屋のクローゼットに隠れていた私はーー・・・
レイカを守る為に、ノブト君をこの時死なせてしまった。

「パタッ(ノブトが血を流して、床に倒れる音)」

回想終了。

そして、今この組織の男・キョウイチに私は、ノブトの件で疑われている。何としてでも、疑いを逸らさないとっ!!
家族皆、死んでしまうかもしれないっ!
この残りの一週間、全てを賭けよう。

キョウイチ「ちゃんと、携帯は手元に持って、いつでもこっちの
連絡は、受け取る様にしろ!」
テツオ「はい。」

その後、場所は代わり、テツオの自宅。
家には、妻の歌仙と娘のレイカ達が待っている。
テツオが、部屋の中に入ると。

レイカ「父さんっ!?ど〜したのその頭っ!!」
歌仙「貴方っ!?」
テツオ「ちょっと〜転んじゃって。(よし、後はホワイトボードで
言葉を書いて、伝えよう。)」

妻の歌仙とレイカにも、既にノブトを死なせた件は、伝えている。

ホワイトボードの内容を見た2人は。

歌仙「(組織の連中にやられた!?)」
レイカ(パパっごめん!)

一度前に、この家から盗聴器を見つけてからは、盗聴の恐怖に怯え
それ以降、ホワイトボードでの会話になった。

ホワイトボードに更に追加して《私の携帯も、盗聴されている。》

テツオ(聞かれたくない内容は、こっち。)

ホワイトボード《頼む!レイカ?今から、私の言う通りの行動を、起こしてくれ!》

レイカ(分かった!元はと言えば、私のせいだしなぁ〜。)

816:影虎◆Vs hoge:2024/05/17(金) 12:52 ID:UrI

次の日、1日目。ここは、レイカの部屋。

レイカ「(えっと、まずはコレ〜!)」

レイカは、自身のスマホのネットにて。
ネット投稿内容《個人のムービーに、出てくれる役者さん募集!
主に、このイラストの主人公に、顔が似てる人。
出演してくれる人には、高い金を支払うよ!》

そのイラストは、ノブトの顔に似ている。
レイカの投稿内容に、心惹かれたのがノブトに顔が似ている
役者を目指して、頑張っているカイト君だった。

カイト(ギャラ高めかぁ〜。悪い話じゃないな。役者の仕事を目指してる
ものの、両親には迷惑かけてる。高めのギャラ貰えんなら、やりたい!
母さんにも渡せる。)

カイト以外にも、ノブトに顔が似ている10名ぐらいが応募してきた。

待ち合わせ場所は、レイカの家の近くにあるカラオケ店。

レイカ「ごめんねー。こんな場所で、オーディションして。
もっと、更に1名に絞りたくて。」

レイカは、その10名を自分の知る、カラオケ店に呼び集めた。
そこで、背も血液型も顔もソックリな、カイト君が選ばれる。

レイカ(声とか、歩き方は似てないけど、10名の中ならダントツ!
見た目なんか、双子!)

二日目、レイカは自宅にカイトを呼んだ。

ホワイトボードで会話中。

レイカのホワイトボード《パパ、見て!カイト君って人に決まったよ!》
カイト「どうも。」
テツオのホワイトボード《よくやった!レイカ!ノブトにソックリだ!》

テツオ「レイカの友達なんだって?よろしく、寛いでいって。」
カイト「はい。」

テツオは、キョウイチに怪しまれない様に、嘘の情報を伝える。
すぐにリビングの方に行って、レイカとカイト君とは距離を取る。

歌仙「レイカちゃんも、男友達が出来る年頃になったのね。」
テツオ「邪魔したら、悪いからそっとして置こう。」
歌仙「そうしましょう。」

レイカは、自分の部屋にカイトを招きいれる。
ホワイトボードで、更に会話は続く。

レイカのホワイトボード《ここで、カイト君に頼みがあるんだ。
この、オーディションって本当は、嘘なの。》
カイト(え?嘘?)
レイカのホワイトボード《うん、本当はね、カイト君には
ノブトって人を、演じて欲しいの。ノブトって人に、成りすまして生きて
欲しいの!》
カイト(何で?その、ノブトって誰だ??)
レイカのホワイトボード《ノブトは、付き合ってた彼氏なんだけど
ある日、消えちゃって。そのせいで、私の親が彼氏の組織から
疑われて、家族3人今、ピンチなの!
ノブトが現れてくれないと、最悪「始末」って状態なの!》
カイト(!始末?)
レイカのホワイトボード《警察じゃあ、助けてくれそーに無いし
もし、カイト君がノブトに成りすましてくれたら、その分のギャラは
毎月35万、振り込むから!だから、お願いっ!》
カイト(35万・・・。普通に役者の仕事しても、俺だとそんなに
貰えない。)

カイトは、手をグーにして承諾した。

817:影虎◆Vs hoge:2024/05/17(金) 16:11 ID:UrI

三日目。

レイカは、カイトと外で会っては、延人の情報を伝えて
色々とレクチャーする。

レイカ「延人の歩き方はねー、こう!」
カイト「特徴的ですね・・・。」
レイカ「後〜、カイト君の声より、延人の声はもうちょっと太め!待って、延人の声を携帯で、撮って置いてるの。この声!」
カイト「!勉強になる・・・。」

カイトは、小さい頃からキャラに成りきるのが
好きな子だった。

カイト「役に成りきるのも、声を真似るのも得意です!」

レイカのお陰で、カイトは延人に完全に、似てくる。

レイカ「延人がよく好んでた服も、カイト君にプレゼント!最後、いなくなった時に、着てた服だよ!」
カイト「ありがとうございます!髪型は、どうしますか?」
レイカ「そーだね!延人に近づけよっか?」
カイト「はい!」

そして、完成したのがーーーーー・・・。

レイカ「いいね、いいね!完っ全に延人!?」

そして、四日目。

カイトは、自分の自宅を訪れると、親に嘘をつく。

カイト「母さんっごめん!友人の借金を背負わされちゃった!迷惑かけたくないから、このまま逃げて、消える!
本当っごめんっ!」
カイト母「借金!?どれくらいの?」
カイト「ご、5000万。」
カイト母「そんなにっ!?」
カイト「母さんには、迷惑かけたくないから、俺が逃げたって事にしておいて!」
カイト母「いつ、戻るかも分からないの?」
カイト「今は、分からないっ!ごめん!もう行くからっ!」
カイト母「カイトっ!?カイトーーーーーっ!!」

延人になって生きる為、何もかもを捨てないと
いけなかった。

カイト(後は、友人か。)

メールでも、母に話した内容と同じのを送る。
中には、心配してくれて「金貸そうか?」の声を
くれる者もいた。

カイト(ありがとう!皆。こんなに優しい友人に囲まれて、幸せだなぁ〜。でも、延人になって生きるには、
もう、いない事にしないといけないんだ。
だから、もう・・・。)

そして、五日目。

ここは、ヨシタツの自宅。
家の前には、組織側の待機組と呼ばれる面々が
車の中で見張っている。

部下1「ん?あれ・・・延人さんじゃないっスか?」
部下2「本っ当!延人さんっ!?」
部下1「でも、何かウロウロしてて、変じゃないっスかね〜?」

待機組とは、分かりやすく言うと、ヨシタツの身の安全を見張る係りの事。

818:影虎◆Vs hoge:2024/05/22(水) 08:05 ID:UrI

部下1「とりあえず、家の中にいる麻取さんに
メールだ!」
メールの内容「ノブトさん、家の前でウロウロしてるっスよ。あ、今チャイムを鳴らしてます。」

「ピンポ〜ン(麻取の家の、チャイムが鳴る音)」

メールの返信「本当にノブト?今、外に出る。」

「カチャ(ヨシタツが玄関のドアを開ける音)」

ヨシタツ「ノブト・・・?」
カイト「と、父さん。」
ヨシタツ「!その声、その顔!?のっノブトだ!!
ノブトォ〜〜〜〜〜〜!」

中へと、招き入れる事に。
リビングのテーブルと、椅子の所で話し合い。

ヨシタツ「ノブト、けど何で?消えてたの?」
電話もメールも、どうして返信してくれなかったの?」
カイト「・・・・記憶、失くしてた。」
ヨシタツ「えっ!?それって、記憶喪失っ??」
カイト「何も分からなくてなってて、自分が誰なのかも。何処に、住んでたのかも。」

「ガチャ(ヨシタツの玄関が開く音)」

キョウイチ「麻取さんっ、今戻りました!」
ヨシタツ「キョウイチ君、お疲れ。」
キョウイチ「ノブトさんが、戻って来たって話は、本当ですか!?怪しいのは、あの鳥栖家だと思ってたんですが。」
ヨシタツ「あ〜、もう。その件は、いいよ〜。だって、ノブトは戻って来たから。」

カイト(ノブト)が話した、内容はこうだ。
いきなり、記憶が失くなっていて。(レイカと同棲してる家にて。)

カイト「あれ、俺誰だっけ?ここ、どこだっ!?他人の
家っ?俺の家じゃないなら、他人の?やばいっ!早くここから、出ないとっ!
よくよく、見たら女住んでそうな部屋じゃねーか!?とりあえず、外に出っ・・・!(いや、待てよ?俺がここの住人じゃねーなら、そのまま表から出るのは、マズイか。窓からだ!)」

彼は、窓から外に出る。
見張っていたキョウイチからは、その窓は見えない場所にある。
外に出たノブトは、しばらく歩いてると、携帯と財布に気づく。

カイト「はっ!あれ?俺、携帯持ってる?だけど、誰のだ?まさかっ!?さっきの部屋の女の?俺が盗んだみてーじゃん!やべっ!警察に捕まる!?」

身に覚えが無かった為、他人のだと思い込み、川に捨てた。

カイト「捕まんのだけは、勘弁だぜ〜。」

「ドボン(携帯を、川に投げ捨てる音)」

その時に、財布から現金だけを抜き取って、財布だけ川に捨てた。

カイト「もしかして、俺・・・他人の女の部屋に、盗み目的で入ってたのかー?マジでヤベ〜所だった。」

どこが、家なのか?分からないまま、彷徨いながら
ホームレス状態。
財布から、抜き取った金で、空腹を満たす。
それから、五日目。
少し、記憶が戻る。

819:影虎◆Vs hoge:2024/05/23(木) 07:48 ID:UrI

カイト「思い出したっ!俺は、麻取ノブトだ!!
で、後・・・父さんは、ヨシタツだ!顔も分かる。
住所も、思い出した!よし、記憶頼りに行ってみるか。」

回想終了。

カイト「それで、ウロウロしつつも、戻って来たんだ。」
キョウイチ「って事は、ノブトさん?もしかして、レイカの件も、忘れてます?」
カイト「!れ、レイカ?誰だ、その女・・・。」
キョウイチ「・・・覚えてませんか。(レイカの件を、覚えていないなら、計画は、台無し。レイカから、金取る件も潰れた。)」
カイト「てか、あんたらがまず、誰だよっ!?」
キョウイチ「覚えてないんでしたねー。ノブトさん?
初めまして、キョウイチです。
麻取さん、ノブトさんを病院で診てもらった方がいいんじゃないでしょうか?」
カイト「!何でっ!?別にどこも痛い訳じゃねーし!
ホームレス生活で、疲れてるし!?それに、行った所で記憶は、戻る訳じゃねーんだろ!?」
キョウイチ「確かにそーですが、どこか悪くしてないかだけでも・・・。」
カイト「しつけ〜な!?誰とも会いたくねーし!外に出たくねーんだよ!?一人にしてくれっ!?」
ヨシタツ「キョウイチ君、他の皆?もう、今日は帰っていいよ。ノブトには、無理して欲しくない。」
キョウイチ「分かりました。早く、ノブトさんの記憶・・・戻るといいですね。」

ヨシタツの家から出たキョウイチは、自身の車に戻る。

キョウイチ(ただ、あの鳥栖家の奴ら、特に親2人は
怪しかった。何かを隠している。ノブトさんが記憶喪失になったのは、あのテツオって奴のせいじゃあ?
あの日、2人は会って喧嘩になり、ノブトさんは、壁に頭を打ちつけ、そのせいで記憶喪失になったんじゃないか?それを、アイツらは隠したくてーーーー?
っと言っても、戻って来た以上、深く首は突っ込めない。鳥栖家からは、離れるか・・・。)

その頃、鳥栖家はーーーー。

テツオ「ついに、ついに!キョウイチからね、ノブトが見つかったから、もういいってメールきたよ〜〜〜〜!!」
歌仙「やったじゃない!?テツオさん!」
レイカ「やったね〜パパ!!カイト君が、上手く演じてくれてるんだね?ちゃんと、お金は振り込んで置いてねー!?」
テツオ「大丈夫だよ!レイカ、ちゃんと振り込みしといたからっ!」

鳥栖家は、ノブト殺しの疑いから、開放されて幸せムードに!盗聴される心配も無くなり、嬉しそうだ。

820:影虎◆Vs hoge:2024/05/23(木) 17:07 ID:UrI

その頃、ノブトのフリをしているカイトは。
現在、ノブトの部屋にて。

カイト「ここが、ノブトの部屋か。初めて入った。」

カイトは、レイカからの情報で体に、タトゥーで彫った
ホクロも、本人と同じ位置にしてある。

カイト「よし、ノブトさんの好みのパンツとか、この部屋で知ろう!服の好みも、何から何まで同じに。ノブトにもっと、近づくんだ!」

しかし、その夜。(ここから、BL注意)

ヨシタツ「ノブトぉ〜〜〜〜?こっちへ来なさ〜い。」
カイト「何だ?もう、寝る時間なのに。(部屋に呼ぶとか、何かあんのか?でも、行かないのもあれか。)」

ヨシタツのいる寝室にやって来た、カイト。

ヨシタツ「こっちこっち!布団に入りなさ〜い。」
カイト「(何で?布団に?)」

そこで、カイトがされたのは衝撃な行為だった。

カイト「(はっ?こんな事、俺の父親だってしなかった!ここの家では、それが普通なのかよ!?聞いてないよー!)」
ヨシタツ「ノブトぉ〜〜〜〜〜!」

「ギシギシ(ベッドが軋む音)」

行為終わり後。
カイトは、反発した。

カイト「父さんっ!?俺、もうい〜大人だぜ!?そーいう事、しなくていいからっ!」
ヨシタツ「何言ってるの〜?ノブト。親にとっては、いつまでも子は、子だよ〜?親が子供に教えるのは、義務だから!父さんは、悪い事してないよ?ん?」
カイト(え?自分が悪い事したって、自覚もねーのか?んなら、伝わらねーじゃん!)

次の朝。

カイト(ここの家の親、異常者じゃねーか!?そういえば、そーいう人程、自分のおかしな面に、気づかないって言うよな。こんな、父親と住んでて、本人はおかしくならなかったんだろうか?それか、麻痺してて普通って思ってたのか?)
ヨシタツ「ノブト〜?ノブト〜?朝ご飯だよ〜?」

「コンコン(ノブトの部屋のドアを、ヨシタツがノックする音)」

カイト「いや!一人で食べるからいい〜〜〜!」
ヨシタツ「朝ご飯くらい、2人で食べよぉ〜、ノブト〜?」
カイト(ノブトの父親って、ほぼウゼェ〜!)

リビングへとやって来て、テーブルの近くの椅子に
腰掛ける、カイト。
もう、朝食の準備はバッチリ。

ヨシタツ「ほらほら?ノブトの好きなの、用意したよー?」
カイト「(す、好きなの・・・?)」

821:影虎◆Vs hoge:2024/05/25(土) 08:05 ID:UrI

ヨシタツ「あれ・・・?どうしたの、何だか嬉しそうじゃないね。」
カイト「覚えてる記憶情報で、好きなもんとか忘れてんだよ。ほら、記憶が一部しか、戻ってねーから。
けど、俺の為にわざわざ、ありがと!気持ちは、嬉しいよ。父さん。(これで、ノブトの好みも覚えれる。逆にラッキーか?)」
ヨシタツ「じゃ、ノブト!父さん、仕事してくるから!?家でのんびりしてるんだよー?」
カイト「分かった、いってらっしゃい。父さん!」

「バタン(ヨシタツが家から、出て行く音)」

カイト(はぁ〜、やっと一人になれた。でも、ん?
窓の外!?車が待機してる!人乗ってるし。家の前には、見張りいんのかよ!マジでうぜぇ〜!?下手にどっか行こうもんなら、バレるか。)

その間、色んな部屋をグルグルと回って、カイトは調べていた。アルバムを、ヨシタツの部屋にて、見つける。

カイト(これか!?ふ〜ん、母はこんな人か。でも、何で?今はいないんだ??別れたのか?
別れた原因って、何なんだろう?ここの家族ーーーー。)

ヨシタツと、夜ご飯をしてる時に、聞いてみた。

カイト「どうして、母親っていないんだ?」
ヨシタツ「出てった。」
カイト「何で・・・?」
ヨシタツ「ノブトとの仲に嫉妬して?息子が出来てから、ノブトしか可愛がらなかったからね!」
カイト「えっ?」
ヨシタツ「不器用な人間だから、両方愛するとか
出来ないタチでね。」
カイト「!?」
ヨシタツ「それこそ、夜のノブトとの営みを、妻は知っていた。女としての立場すら奪われたと思って出て行ったよ!」
カイト(!普通〜、そんな家庭ねーだろ!?やっぱ、この父親が異常だよな。もしかして、初めから同性愛者?)
ヨシタツ「ノブトは、離れていかないよね〜?」
カイト「・・・あぁ。」
ヨシタツ「良かったぁー!ノブトまで、失ってしまったら、何も無くなるんだぁ〜。ノブトさえ、いてくれれば幸せだぁ〜!」

次の日も、カイトはヨシタツの部屋を調べる。

カイト(おっ!?ムービー出てきたっ!もしかして、これに生きてるノブトさんが?)

ムービーを、作動してみると。

カイト(やっぱり、ノブトさんだっ!?でも、何かこれ、映ってるの、ノブトさんばっか!?)
 
それだけ、ヨシタツがノブトばかりに、関心を寄せていたかが分かる。

カイト「ん?(このムービーも、ノブトさんのか?)」

カイトは、色んなのをチェックしてみるが、その中には
もっと、ショッキングなものまであった。
そこには、ノブトとの営みすら、映っていた。

カイト「!営みのやり方を、小学生のノブトに教えてんのか!?やべーよ、これ!相手、小学生だぜ!?何なんだよ!この父親!?さすがにもう、観るのは止めよう!」

ムービーから、得た情報で更に、カイトはノブトに、似せる。

822:影虎◆Vs hoge:2024/05/27(月) 14:46 ID:UrI

カイト「少し、記憶・・・思い出した。飼ってた犬いたよな?」
ヨシタツ「あー!思い出したんだねー?ノブト!?
そーだよ!犬プレゼントしたんだ!ノブトには、友達が出来なかったから。」
カイト「え?何で友達出来なかったんだ?」
ヨシタツ「ノブトだけが、ありのままの子供だったから。それ以外のクラスメイトの奴らは、ルールで躾けられた子供達だった。ノブトだけが、違うって理由でアイツらは、イジメてきたんだ!家族なら、ありのままのノブトを愛せるのに!?クラスメイトの奴らは!?愛せないからって理由だけで、ノブトを虐める野蛮な奴らだ!!気にしなくていいんだっノブト?」
カイト「!」
ヨシタツ「ノブトだけが、ありのままだっただけで、
悪い事なんてしていない!受け入れられない奴らが悪いっ!」
カイト(何言ってんだ?この父さん。自分の異常に気づけてない。色んな親子の形があるんだろうけど、俺には理解不能だ。)
ヨシタツ「ありのままのノブトには、『価値』かあるんだよ〜?周りの奴らは、そんな『価値』の無い自分を、認めたくないだけだよ!」

それから、1年の月日が過ぎた。

ヨシタツ「ノブトぉ〜?そろそろ、どぅ〜?外に出る気はない?父さん、ノブトの事は、愛してるけど。
さすがに死んだら、ずっとは、守ってあげられない。
父さんいなくても、ノブトには、仕事して生きれる様でいて欲しい。」
カイト「!」
ヨシタツ「大丈夫だよ!?ちゃんと、ちょっとずつ教えるから。父さんのそばにいて、覚えていけばいいんだ!」
カイト「わ、分かった。」
ヨシタツ「キョウイチ君にも、頼んでノブトの出来ない事は、カバーさせる様に言うからね!」
カイト「あっ!そーいえば、父さん?護衛用の銃って、俺も、持って置きたいをんだ。」
ヨシタツ「ん?」
カイト「やっぱ〜、万が一・・・命を狙われないとも、限らないし。俺、殺されんのごめんだ。」
ヨシタツ「大丈夫!その為に、ノブトのそばに常に、待機組を、スタンバイさせてるから!」
カイト「いや、そ〜いうんじゃなくて!!気持ち的に、銃が手元にあった方が、安心感あんだろ?」
ヨシタツ「あーーーー、そう。分かった。ノブト用の銃、持たせて置くから!後で、用意して渡して置く。」

次の日。場所を移して、アジトにて。

ヨシタツ「キョウイチ君。君が、ノブトのそばで教えてあげて。仕事のやり方を。」
キョウイチ「分かりました。ノブトさん、よろしく、これから。」
カイト「おぅ。」
キョウイチ「そーいえば、ヨシタツさんから、頼まれてた銃です!ノブトさん、どうぞ。」
カイト「ありがと・・・。(この銃があれば、バレた時にそん時に・・・!!)」

823:影虎◆Vs hoge:2024/05/28(火) 07:55 ID:UrI

カイト(父さんは、電話で何してるんだ?詐欺の話?)
キョウイチ「ヨシタツさんの仕事ぶり、いいものです。ノブトさんは、どれから出来そうか。覚えてしまえば、簡単ですよーーー?」

今日は、仕事を少し覚えて終わり、ヨシタツの自宅にて。

カイト「父さん、風呂入ってくる。」
ヨシタツ「あぁ!」

ノブト(カイト)が風呂に入ってる間、ヨシタツはーーーーー・・・。

ヨシタツ(そーいえば、ノブト引きこもってて、部屋の掃除していないなぁ〜?よし、片付けるの手伝おう!)

部屋に入って、掃除をしているとーーーー。

ヨシタツ「ん?何だ、これは?」

引き出しを開ける。
その中にはーーーーー。

ヨシタツ(これは、身分証!?名前、カイト?え?
これって!!?)

カイトは、風呂からあがる。

カイト(ふぅ〜〜〜、やっぱり、銃があるってだけで、心的に安心だなぁ〜。何か、襲われてもこれさえ、あれば・・・・・。)

カイトが、風呂場から、出ると廊下には、ヨシタツが
立っていた。

カイト「あれ・・・?父さん。どうしたの?そんな所で、立ち止まってーーー・・・。」
ヨシタツ「・・・・。君、ノブトじゃないの?」
カイト「えーーーー?」
ヨシタツ「カイト君。何で、ノブトに成りすましてるの?」
カイト「(ば、バレたぁーーーー!?こ、こ〜なったら!?)」

「スッパァ〜ン(カイトが銃を取り出し、ヨシタツに向けて発泡した音)」

ヨシタツ「の・・・ブと・・・・。」

「パタ(撃たれたヨシタツが、床に倒れる音)」

カイト「ごめんっ!麻取さんっ!?貴方に罪は、無いけど俺ーーー今、バレる訳にはいかないんだっ!ごめんっ!!(どうしようっ!?こんな早くっバレる訳無いって、思ってたけど、バレたっ!)ひ、ひとまずー、外に出て逃げよう!?」

「ダッ(カイトが、ヨシタツの家から、外へ出て走り去る音)」

外には、待機組の部下達。

部下1「あれーー?あれ、ノブトさんっスね。何処に出かけるんだ?麻取さんと、メール繋がんないっス。中入ってみるかー。発砲音したよ〜な?」
部下2「!?ま、麻取さん!?死んでる!まさか、ノブトさんに殺された!?」
部下1「おい、どうする?このまま、ノブトさんを警察に調べられたら、警察に俺らの捜査までされる羽目になる。」

ヤバいと思って、彼らは麻取さんの死体を
運ぶと、車に乗せて山へ行き、地面に埋めて、事件にしない様にする。

824:影虎◆Vs hoge:2024/05/29(水) 07:56 ID:UrI

それから、2日後。
アジトにて。

「カチャ(カイトが、アジトのドアを開ける音)」

部下1「ノブトさんっ!?戻って来たんスか?」
部下2「何で、父さんであるヨシタツさんをっ!?」
カイト「ちっ違うんだっーーーー!大変な事になっちまったーーー!」
部下1&部下2「!?」

カイトが皆にした話は、こうだ。

また、記憶喪失になってしまった。

カイト「ど、どこだっ!?ここ!」
ヨシタツ「ノブト・・・?」
カイト「誰だよっ!」
ヨシタツ「また、記憶失くしちゃったのー?君は、ノブトで、こっちは父さんだよ。落ち着いて・・・。」
カイト「そんな記憶ねー!嘘つくなよっ!?まさか、俺を監禁してる!?」
ヨシタツ「何言って!?」

「がしっ(ヨシタツが、暴れるカイトの肩をつかむ音)」

カイト「外に出るーっ!外にーっ!?」
ヨシタツ「待ちなさいって!」
カイト「離せ〜〜〜っ!!」

暴れながらも、銃を所持していると気づいたカイトは。

ヨシタツ「のっ、ノブトっ!?や、やめて・・・の・・ぶと・・・。」
カイト「俺は、ノブトじゃない・・・!そんな、名前の記憶なんてねー!」

「パァ・・・ン!!」

回想終了。

キョウイチ「では、ノブトさん本人としては、殺したかった訳では、無いと・・・?」
カイト「後から・・・記憶戻って、怖くなって逃げた。
けど、やっぱり、皆には真相を話して置かないとって思ってーーーー!
父さんの事っっ、ショックで訳分かんなくてっ!どうしたらっいいのかも!?
なぁ・・・?俺やっぱり、自首しようかなぁ?
警察に。」
キョウイチ「ノブトさん、殺したくて殺した訳じゃ無いなら、自首すればヨシタツさんが、悲しみます!
それは、止めて下さい!代わりにヨシタツさんのいた
ポジションを貴方がやるべきだ。
それが責任と言うものでしょう。いなくなった分の穴埋めは、貴方が果たして下さい!」
カイト「わ、分かった。組織の為に頑張るよ。(俺としては、ノブトに成りすますより、刑務所にいる方が安心なのになぁーーー?)」

それから、半年経ち、ノブトは組のトップになっていた。

キョウイチ「ノブトさん、新しく仲間が、入って来ましたよ?」
カイト「ん?誰だ?」
しずく「しずくです!」
カイト「!(えっコイツってーーー!?俺の高校の時の仲いい〜、しずくじゃんか!?知り合いキターーーー!)」
しずく「貴方が、リーダーのノブトさん?あれ、何か・・オレの友人に、顔が似てる様な・・・?」
カイト「あっ?誰が似てるって?俺は、ノブトだ!」
しずく「あ!すいませっ・・・声とか、髪の色は
違うんで、気にしないで下さい!!」
キョウイチ「?」

825:影虎◆Vs hoge:2024/05/29(水) 14:34 ID:UrI

次の日。

カイトの母親の住んでいる家の前に、しずくの姿があった。

しずく(カイト、そーいえば元気にしてるかなぁ〜?久々に家に来た。)

「ピンポーン(しずくが、家のチャイムを鳴らす音)」

しずく「あれ?カイトの母さん?久しぶりです、しずくです。」
カイト母「あ、カイトと仲の良かった?」
しずく「久しぶりに、カイトに会いたいなって。」
カイト母「カイトは、いません・・・・。」
しずく「え?」
カイト母「正しくは、理由あってもう、帰って来ません。」
しずく「どうして?」
カイト母「理由は、言えないの。ごめんね。」
しずく「わ、分かり・・・ました。(久しぶりに顔見たかったな。カイトーーーー。今、どこにいるんだろう?
会えないのかな、もう?)」

その頃、カイトはキョウイチと、二人っきり。

キョウイチ「ノブトさんーーーー・・・、新入りのしずくとメールで、連絡が繋がりません。組のルールとしては、いつ、誰と会うか?何処に行くか?伝える掟があります。しずくに、伝えた方がいいですよ。」

しずくが戻って来た。

カイト「しずく?ちょっと、今日の夜、飲みに行こうぜ?一緒に。俺の奢りだ。」
しずく「ノブトさん?ありがとうございます。」
カイト「あ、キョウイチは、来なくていいぜ?2人で話したい。」
キョウイチ「分かりました。」

ファミレスにて。

カイト「なぁー?しずく、お前今日、何処に行ってた?
もうちょっと、組に入ってるって自覚しろよ?
どこ行くなら、「◯◯に行きます。」誰と会うなら、「◯◯に会います。」って、メールぐらいよこせ。
もう、お前一人の問題じゃなく、チームの問題なんだぜ?」
しずく「はっ、はい!すみません!今度からは、そーします。」
カイト「で?今日って、どこ行ってたんだよ?一応、リーダーとして、知った置きたい。」
しずく「・・・久しぶりに、高校の友人の家に。けど、母親は出たけど、本人はいないって。」
カイト「(え?)ま、まさかそれって、俺に似てるって言ってた奴の所!?」
しずく「はいっ。でも、何故いないのかは、話してくれませんでした。」
カイト「あのな!もう、フツーの奴らと関わるなっ!?
俺らの組に関わってる以上、俺らだけと交流するんだよ。そもそも、ルールに従えねーなら、こんな組にいない方がいーぜ?他の所に行っちまえ!何でここに来たんだ!?」
しずく「・・・とある、友人に借金を、背負わされちゃって。そんな、大金返せない。こーいう、悪い世界に足を踏み入れたら、その方がすぐに、大金も返せるかな?って思って。今の俺には、居場所なんて無い。」
カイト「(しずくーーーー。)そ、そーいう事か。
なら、しんどいな?これから、力を合わせて、頑張って行こうーぜ?」

826:影虎◆Vs hoge:2024/06/04(火) 08:03 ID:xuI

キョウイチは、アジトにて考え中。

キョウイチ(ノブトさんって、本当にノブトさん本人なんだろうか?前々から、気になっていた。
やったら、病院に行くことは、拒絶していた点。
少し、おかしい所がある。半分、信じたいが。
半分、疑っている。このまま、もやもやしまくるのは、微妙だ。そうだ、DNAを調べたら、本人って分かる。
一か八か、やってみるか。
本人だって、分かれば分かったで、その方が安心だ。)

キョウイチは、カイト(ノブト)を呼び出す。

キョウイチ「ノブトさん、酒持って来ました。一緒に呑みません?」
カイト「ん?あぁ。皆は、どうした?他の奴らは?」
キョウイチ「詐欺電話や、詐欺メールかける仕事してます。忙しいんで、2人で呑みましょう。」

「チョロチョロ(キョウイチが、酒を注ぐ音)」
「ゴクンゴクン(カイトが、酒を呑む音)」

キョウイチ(よし、呑んだ。これで、DNAを!怪しまれない様に、俺も呑んでーーー・・・。)

「ゴクンゴクン(キョウイチも、酒を呑む音)」

カイト「ふぅ〜、少し酔ってきた。」
キョウイチ「後は、俺が片付けます。ノブトさんは、休んでいいですよ?(よし、これを病院に持って行けば!DNAを、調べてもらおう!)」

「スカァ〜スカァ〜(カイトが酔って、眠っている音)」

そうとも、知らずカイトは、寝ていた。
その後、検査の結果が出て・・・。

キョウイチ(・・・ノブトさんのDNAと、一致しない!?全くの赤の他人っ!?嘘だろ、嘘だ。俺は、信じたかった。けど、これじゃ1〇〇%も、信じられない。
誰なんだ?アイツーーーー?
何で、わざわざ、ノブトさんに成りすましてる?
あの男が、ノブト本人を死なせて、ノブトに成りすましてる犯人なのか?何の為に??ノブトさんの知り合いには、いなかったはずーーーーー・・・。)

キョウイチは、他のメンバーである
5人にも、その話を伝える。

キョウイチ「ノブトさんは、本人じゃなかった。」
部下1「えっ!?じゃあ、誰っ??」
キョウイチ「いや、誰かまでは、分からない。ただ、その為にこれから、皆で聞き出すんだ。」
部下2「どうやって?」
キョウイチ「今の偽物は、銃を所持してる。まず、こっちは、5人で銃を向けて、偽物を脅す。「本当の事を言ったら、撃たない」とか言って。
まぁ、勿論そんなのは、真実を聞く為の嘘だが、場合によっては、ノブト殺しの犯人として、死んでもらおう。」

827:影虎◆Vs hoge:2024/06/06(木) 08:18 ID:xuI

しずく(嘘・・・だろーーー?あれが、ノブト本人じゃなかったって事は、まさか・・・カイト?
ありえる!だから、会いに行っても居なかった。
カイト・・・だったのか?カイトーーーー・・・。)

キョウイチの話を聞いて、しずくだけが顔面蒼白になっていた。
そして、キョウイチ率いる、5人のメンバーで
カイト(ノブト)の元に。

キョウイチ「ノブトさん、話があります。」
しずく「・・・・・。」
カイト「ん?何だ、皆して?」

「ジャカ!(5人が拳銃を、カイトに向ける音)」

カイト「!何だよっ!?皆して!誰に対して、銃を向けてんのか、分かってんのか!?」
キョウイチ「貴方が、ノブトさん本人じゃ無いからですよ!?分かってるんです。DNAで!」
カイト「DNAっ!?何でっ!?」
キョウイチ「酒を一緒に呑んだ時ですよ。その時に、調べてました。」
カイト「キョウイチっ!?テメェ〜〜〜〜!」
キョウイチ「教えて下さいっ!何故、ノブトさんに成りすましているんですか!?目的を教えて下さい!!」
カイト「(クソ!もう少しだったのに!?・・・こんな所で、せめて言うくらいなら、悔しい〜から、何も言わず死んでやる!?)」

「チャカ(カイトが、銃を自身の米噛みに向ける音)」

キョウイチ「何してるんだっ!?まさか、死ぬ気か!?待て!真相を言ってから、死ーーーーっ!」

「バンバン(銃が、キョウイチを貫く音)」

キョウイチ「!えっ・・・?」
しずく「うっ・・・・。」
部下1「しずくーーーー!?何で、お前?」
しずく「〜〜〜〜〜っ!」
部下2「味方を撃ったのか?今ーーー?」
部下3「え?」
カイト「こ〜なったら!」

「バン!バン!(カイトが持ってた銃で、部下を撃つ音)」

部下1「うっ!」
部下2「あー!」

撃たれた部下は、しずく以外
倒れてゆく。

カイト「逃げんぞっ!?しずくっ!」
しずく「カイト・・・!」
カイト「表は、駄目だ。待機組がいる!裏の出口から、逃げんぞ!来いっ!?」

2人は、裏口から外へと、逃げた。
一方で、外の待機組も、銃の音に気づき様子を見に来る。

待機部下1「おい!音したよな?銃の。今、中から?」

「ガチャ(部屋の扉を開く音)」

待機部下2「おい!皆!?」
待機部下1「何があった!?」
待機部下2「あれ?ノブトさんと、しずくの2人だけ
いない?」
待機部下3「前にも、こんな事ありませんでしたか?」
待機部下1「もしかして、ノブトさん
また、記憶喪失になったんじゃあーーーー?」
待機部下2「ありえる!それで、父さんを死なせた時あったし。って事は、記憶戻れば、帰って来るかも?」
待機部下3「何で、しずくはいない?」
待機部下1「あれだよ!しずくを人質に使ったんだ。
しずくで、脅せば周りは、ノブトさんを撃てない。」
待機部下1「今も、一緒にいるのかーーー?2人は?」

その頃、2人はーーーー。

しずく「カイト!?カイトなんだろ!?何で、他人になってーーー??」
カイト「ごめん!詳しくは、言えないんだ!」

走りながら、会話をする2人。

828:影虎◆Vs hoge:2024/06/10(月) 07:48 ID:VGw

しずく「どうして!?」
カイト「言えないのがルールだから!もう、カイトなんて捨てたんだよ!俺はっ、カイトなんかじゃないっ!!
もう、忘れてくれよ!そんな奴ーーーーっ!お願いだからっ!」
しずく「何で?そんなに自分をっ?捨てるだなんて。
前のお前なら、そんな言葉を言わなかったのに!?
お前、誰かに洗脳でもされてんのか!?ノブトになれって?おかしいだろ!こんなのっ・・・。」

その後、二日間は、ニ人でフラフラとした後ーーーー。

カイト「しずく、戻んぞ。いい方法を考えた。」
しずく「え?」
カイト「今から、俺の話を聞いてくれ。
多分、上手くいく。それでーーーーー。」

キョウイチと、撃たれた残りの三人の部下は、死亡。
だが、待機組のメンバー達は、それでも事件をもみ消した。
四人の死体を、山に埋めたのだ。
何故なら、警察の捜査に協力したくないメンバーが
多いからだ。自分達も悪い行為をしているからだ。
因みに埋めた山は、彼らが所有している土地だったりもする。部外者は、入らない様にしている。
待機組の元へ、ノブトとしずくの二人は、姿を見せる。

部下1「ノブトさん!?」
カイト「・・・・。」
部下2「しずくもいる!」
カイト「ごめん。また、記憶喪失になって、混乱して撃っちまった。しずくを人質にしながら。俺は、また罪を。
今度こそ、自首するよーーー。」
部下1「え!?何言ってんスか!?責任取るなら、自首じゃないですよ!?ノブトさんっ?組織の為に生きるのが、筋でしょ!?」
カイト「そーだよな・・・。ごめんな。俺一人だけ、楽になろうとして。これからも、組織の為に頑張るよ!」
部下2「はい!そーして下さい!」
カイト「しずく?お前も、一緒に頼んだぜ?」
しずく「はい!よろしくお願いします!」

鳥栖家からは、35万が今も、振り込まれている。
カイトは、いずれはバレたとしても、このお金で遠くへ
行って、しずくと逃げるつもりだ。
今はまだ、バレていないから安心。
鳥栖家の三人も、日々幸せな時を、過ごしている。
それは、決して当たり前では無いんだと、それぞれが
実感しているーーーー・・・。

マイホームは、こうしてヒーローに守られている。
二人のヒーローによって。

完結。

829:影虎◆Vs hoge:2024/06/14(金) 17:14 ID:VGw

続いての作品も、マイホームヒーローです。
作品設定の世界観と、登場人物紹介を先にします。

この作品は、ヨシタツにカイト君が、ノブトだと
バレた所から、展開が始まります。

登場人物紹介
@カイト(ノブトの替え玉をしている。)
A麻取ヨシタツ(ノブトの父さん。)
B鳥栖テツオ(犯罪に手を染めたノブト殺しの犯人。)
Cキョウイチ(ヨシタツの部下)
D男児(過去に、ノブトが、死なせた被害者。)

内容の投稿は、別の日にします。
ラストは、かなり原作とは異なる展開なのと、
BL表現も、含むので苦手な方は、読まない様にして下さいね。
楽しみに読んでくれている方には、感謝します!
読むのに、付き合ってくれて、ありがとうございます。

830:影虎◆Vs hoge:2024/06/17(月) 07:59 ID:VGw

マイホームヒーロー・〜カイト編〜

今、ここは、ヨシタツの自宅。
廊下にて、ヨシタツと、ノブトに成りすましてるカイトが
、向き合う様に立ちつくしている。

カイト「(ヤバい!ノブトじゃないってバレたーーー。)
俺は、その理由は言えないんです!」
ヨシタツ「ノブトじゃなかったの、ショックだよ!ノブトだって、信じていたんだよ!?君は、ノブトの知り合いなの?
いや、そもそも聞かなくても、ノブトに成りすましてるって、変だよね。もしかして、もう、ノブトは死んでる?
そうなんだ。きっと、そうだねーーー。
だから、言えないんだ。」
カイト「あ、あのーーー?」
ヨシタツ「君、銃持ってたよね?殺してよ、君が。
もう、ノブトがいないんじゃあ、生きる意味なんて無い。君の手で、殺してくれたら、恨まないよ。
だって、君はノブトに似ているからね。もう、疲れたよ。ノブトを探すのはーーーー。こんなに探しても、いなかったんだから!」

「チャカ(カイトが、持っていた銃を、ヨシタツに向ける音)」

カイト「・・・・っ、で、出来ません!」
ヨシタツ「え?」

「ギュ(カイトが、ヨシタツをハグする音)」

ヨシタツ「!」
カイト「死にたいなんて、言わないで!確かに俺は、ノブトじゃないけど。一緒に生活してる内に、本当の親の様に思ってた気持ちに、嘘なんて無いんだ!
せめて、本人が戻って来るまでは、俺をノブトとして
可愛がり続けて欲しいっ!?お願いっ!
だから、死にたいなんて、言わないでっ!?」
ヨシタツ「!何で、君はそこまでしてーーー?
まるで、本当にノブトみたいじゃないか、これじゃあ・・・っ。
分かった。君の事、ノブトの様に思っていい。
今は、それが、生きる意味になるからーーーっ!」

次の日、カイトは、公衆電話にて。
テツオに電話をする。

831:影虎◆Vs hoge:2024/06/19(水) 08:04 ID:VGw

カイト「すいませんーーー。離れてからは、滅多に
電話しない決まりでしたが、伝えたい事があって。」
テツオ「何?(まさかーーー?)」
カイト「ノブトじゃないって、バレました。」
テツオ「え?じゃあ、鳥栖家に、頼まれたって事も全て
話したのかなぁ!?」
カイト「いや、まだーーーーー。」
テツオ「じゃあ、今から言う通りにしてくれる?
まだ、何とかなると思うんだ!」
カイト「何とかってーーー?」
テツオ「いいかい?君に、成りすます様に頼んだのは、ノブト本人って事にするんだ。
、理由は反抗期!いい加減、親とベッタリにうんざりしてきた!だから、失踪とバレない様に、忽然と消える事にした!と。」
カイト「確かに、その方法ならーーー。分かりました。
ありがとうございます!テツオさん!」

カイトは、再び、ヨシタツのいる自宅に戻った。
リビングのテーブルと椅子にて、座りながら、話し合う。

カイト「い、言いにくいから、言えなかったんだけど、
俺にノブト成りすましを、頼んだのはーーーー・・・
ノブトさん本人なんだ。」
ヨシタツ「え!!?ノブトが君にっ!?って事は、ノブトと関わってたの!?」
カイト「さ、最初は、金目的で、ネット上で、仕事を探していたら、「高バイト」って見つけて、メールしたら
、それがノブトさんだった。」
ヨシタツ「!」
カイト「「何のバイト?」って、聞いたら「俺に成りすまして欲しい。もし、変わってくれるなら、5000万は、やる」って言われて。つい、金が欲しくて受ける事に。」
ヨシタツ「・・・っ。」
カイト「ノブトさんに、コッチの顔画像を頂戴って言われて、送ったら「似てるから、オッケー」って、話が進んで。最後は、2人だけで、一回だけ会った。」

回想

ノブト「これ、金入ってるから。後は、よろしくな?」
カイト「あ、あのー。何で、成りすまして欲しいんですか?」
ノブト「父親に対する、反抗期。もう、嫌になったんだよ。ベッタリな距離感に。うざくなった!
俺は、一人で生きる!後は、ここに、体のホクロの位置とか、俺に関する情報も、入ってるからよ?なるべく、近づけてくれよな?頼んだぜ?な?」
ヨシタツ「え・・・・?って事は、ノブトが去ったのは、親が嫌いになったから!?そんなーーー!!
だから、親には何も言わずに!?あんな事件に見せかけて消えたのも、フェイクっ??そうか、この事は、2人だけの、秘密にしよう。カイト君?」
カイト「はい、分かりました。」
ヨシタツ「他のメンバーには、言いにくい内容だからね。
知られない方がいい。」
カイト「俺も、そう思いますーーー。」

こうして、何とか、俺とヨシタツさん2人で協力して、
やって行く流れになった。

832:影虎◆Vs hoge:2024/06/20(木) 08:14 ID:VGw

ヨシタツ「けど、あれだね。ノブト本人で、望んだ失踪って事は、このまま下手したら、ノブトは、戻って来ない可能性が高い。」
カイト「そうだと思います。」
ヨシタツ「だとしたら、見つかりたくないから、外国にでも、行ったかな?ノブト、もう会えないかな?」
カイト「・・・・。」
ヨシタツ「ん〜?でも、ノブト一人で、あのキョウイチを欺くのって、難しいはず。」
カイト「!」
ヨシタツ「って事は、ノブトの家出を、キョウイチ君も手伝ったんじゃあ〜?グルかな?ノブトの協力してたって事も、ありえる。
大金を渡せば、あのキョウイチ君でも、ノブトに応じるだろうし、そーいう事か。うん。」
カイト「あの、ノブトさんって組織の中では、メンバーと仲は良かったんですか?」
ヨシタツ「あ、知りたい?ノブトは、バイセクシャルだから、組織の一番年下の子と、仲良かったよ?実際、ノブトは可愛がり、恋仲だったぐらいで。
キョウイチには、常にノブトを、見張らせていたから、」
間違いない。
ある時、ノブトが「男児で性的な相手が欲しい」って、
言ってたから。気に入りそうな男児を、誘拐した事だってあった。3人ぐらいね。でも、ノブトはいずれも
キレて、全ての男児を、死なせてしまったけどね!」
カイト「えっ!?ノブトさんって、人殺しをしてるんですか!?」
ヨシタツ「それまでも、付き合ってた女も2人
死なせてるよ。男児の3人を合わせて、5人。」
カイト(そういえば、何年前にニュースで、立て続けに
男児行方不明って、観た事ある!まさか、組織が関わってたなんて!コイツらが、関与してたのか。
考えてみれば、とんでもない所の仲間入りしちゃったよな。人を死なせても、もみ消してるのかと思うと。)
ヨシタツ「ノブトの男児愛好家は、一部しか知らない。」
カイト(色々、ノブトさんの事は、分かってきたけど
もっと、近づいていきたいな。
今、どれくらい、ノブトさんに近づけてるんだろ?
出来る限り、近づかないと。もっと、もっと。出来る限りーーー。)

次の日。
ノブトは、キョウイチが運転する車の中にいる。

カイト「なぁ〜?キョウイチ、少し記憶を思い出した。
確か、過去に男児行方不明事件ってあったよな〜?」

カイトは、ちょっとずつ、記憶を取り戻す演技をしている。

キョウイチ「!思い出しましたか?ノブトさん、ありましたよ。」
カイト「3人ぐらいの男児、死なせちまったんだっけ。」
キョウイチ「そもそも、実行役は俺なので、よく覚えてます。ヨシタツさんに頼まれて。
1から狙う男児も、決めながら計画は、進んでいた。」
カイト「一部しか、思い出せねーんだけど。まだ、記憶が・・・。」
キョウイチ「じゃあ、俺が説明します。」

回想

そこの男児は、家族何人で、住んでるか?とか。
時間は、帰って来るのはいつか?とか。
下見をしながら。
ピッキングで、まず家の中に入って、盗聴器を仕掛けて
家族の予定も盗み聞きしながら、情報を集めて。
ただ、やみくもに外にいる男児を誘拐するのは、真っ先に事件になるから、家の中にいる時に誘拐しよう!と、
決まった。
家族が寝てる夜中に、家に入ってーーーー・・・

833:影虎◆Vs hoge:2024/06/24(月) 07:58 ID:VGw

寝ている男児の部屋に入って、男児の口に手を当て
スタンガンで、気を失わせた。

キョウイチ(よし、成功だ。)

そうやって、まんまと男児を、外に運び出して
家の鍵をかけた。
車で連れ出して、その場を後にする。
事件の次の日、親は気づいて警察に通報して
テレビでは、ニュースにもなった。
が、自宅が密室だった事から、犯人は親じゃないか?と、
周りは疑った。
虐待の末の犯行なんじゃないか?と。
周囲がそう、勝手な予想で騒げば騒ぐ程、俺ら組織側
には、有利だった。

ヨシタツ「キョウイチ君!男児の見張りと世話も、頼んだよ?」
キョウイチ「分かりました。任せて下さい!」

ここは、組織側の土地のアジト。

男児「んっ!やめてっ・・・!」

男児は、全裸にされて、手も拘束されながら、ベットに
仰向けにさせられている。

ノブト「大人しくしてろ!?言う通りにしたら、帰してやるよ。(嘘)・・・楽しませたらな?」

俺は、その二人の様子を、入口のドアの前で立って、
見ていた。

「ガブ(男児が、ノブトの手を噛む音)」

ノブト「いてっ・・・?このガキっ!噛みやがった!?ふざけんなっ!!」

「ゴッバキ(ノブトが、男児の顔を殴る音)」

男児「あぁ〜〜〜〜〜!!」
キョウイチ「!ノブトさんっ、やり過ぎですよ。それ以上やると、死んじゃいます。」
ノブト「あ?誰に意見してんだ、テメェ〜?
・・・キョウイチ、薬物よこせ?持ってんだろ、用意させたの。コイツに、注射しろーーーー。」
キョウイチ「は、はいーーーー・・・。」

「プス チュウ〜(キョウイチが、男児の腕に薬物を注射する音)」

男児の目は、トロンとしてきた。

ノブト「よし、大人しくなったな。へへ!これで、楽しめるぜ!?」
キョウイチ「・・・・・。」
ノブト「気持ちぃ〜、マジで最高〜!」

大抵の男児は、何も食べなくなって、やせ細ってゆく。
ノブトは、その前に殴り死なせた。
男児達にとって、死ぬ事でしか、この苦しみから抜け出せない。男児の死体は、キョウイチが「組織側」の所有する土地にて、埋める。

「ザッザッザッ(キョウイチが、地面をスコップで掘る音)」

その土地の周りは、コンクリートの厚い壁で
囲まれている。

834:影虎◆Vs hoge:2024/06/26(水) 07:58 ID:VGw

入口には、防犯カメラも、設置中。
この方法で、二人の男児も似た方法で、誘拐して
ノブトは、死なせている。
主に、ノブトは、性的にやるのみだ。

ただし、キョウイチは、自死をした父親の飲食店の
借金も返すべく、この闇組織に入った為、言いなりに
なるのは、当然の流れ。
男児に、情はかけなかった。
そのビデオを、撮った後はーーーーー。

ノブト「よ〜く、撮れてんじゃん。これ、裏モノとして
売っておくか?へへ!金には、なるしな?売り金、お前にも渡してやる。キョウイチ?」
キョウイチ「ありがとうございます。ノブトさん。
・・・・・・。」

回想終了。

あまりの信じられない話に、カイトは
ショックを受ける。

それから、別の日。
カイトは、キョウイチと外で、歩いてお出かけ中。

キョウイチ「ノブトさんって、本当に、本人ですよね・・・・?」
カイト「あ?何で。」
キョウイチ「前から、気になっていて。病院に行きたがらない辺り、もしかして、何かバレるの怖いとか?」
カイト「!分かったよ!そんなに言うなら、行ってやる!その代わり、本人って分かったら、謝れよ!?」
キョウイチ「・・・・・。」

カイトには、考えがあった。
ここは、近くにある病院。診断室で、カイトは
医師と二人きり。

カイト「先生?大金なら、やるからさぁ。偽の診断書を作ってくれねー?」
医師「大金?その話、乗った。」

世の中、どこにでも金の為なら、何でもする人間が
いたものだ。
カイトは、そこを利用する。

カイト「あ、でもコイツが来た場合、話さねーでくれよ?この携帯の写メに写ってる、キョウイチって男。
そん時は、また、偽の診断書を見せてくれ。やってくれたら、追加で払う。」

事を済ませると、キョウイチにカイトは、偽の診断書を
見せる。

カイト「どーだ?DNA、一致したぜ!!父親とな!?」
キョウイチ「本当に本物ですよねー?偽物って、可能性ありませんか。俺が病院に行きます!」
カイト「どこの病院?」
キョウイチ「ノブトさんが、行ったのと同じ所です。
行ってきます。血液、採らせて下さい。この後、ヨシタツさんの血液も、持っていきます。」
カイト「あぁ〜。」

その後、診断の結果が、キョウイチに届く。

キョウイチ「・・・!同じ、結果か。(さすがに信じるしか無いのか?)」
カイト「なぁ〜?同じ、だったのかよ?」
キョウイチ「・・・同じ、でしたよ。俺の負けです。
すみませんーーーー。」
カイト(けど、コイツ。唯一、疑ってきた。それからも、疑い続けるんじゃねーか?もし、コイツのせいで
バレたら、どうする?
隠してたのを、周りにバラされたら?困んだよ。
そーなったら!?だから、考えないと。
そ〜か、コイツの弱みを、作ればい〜のか?)

835:影虎◆Vs hoge:2024/06/27(木) 07:50 ID:VGw

注意〜ここから、BL表現注意〜

次の日。カイトとキョウイチは、アジトで二人っきり。
主にキョウイチが、ノブトの世話役だからだ。

カイト「なぁ〜?キョウイチ。俺と性的な関係にならねー?」
キョウイチ「!あの・・・、俺は、同性愛者じゃないんで、お断りします。」
カイト「はぁ!?お前、自分の立場分かってて、言ってんのかぁ!?言っとくけどなぁ!?
お前のいる、ポジションより、俺の父さんの方が、上なんだよ!?いーんだぜ?そっちが断るなら、コッチだって考えがある!
嘘の情報を父さんに話して、不利にさせて、組織から
追い出してやんよ!?俺の父さんは、嘘を信じてくれるんだ!当然だろ?子供の絶対的味方は、親なんだよ!
本当の事を言うお前の方を、信じない!」
キョウイチ「!(そうか。二人は、親子でヨシタツさんは、子供に盲目な人だ。不利なのは、こっちか。)
わ、分かり・・・ました。」
カイト「よし、じゃあ・・・裸になれ。逃げんなよ?
お前、そ〜いえば、手錠持ってたよな!?これ、借りんぜ?」

「カチャ(キョウイチの両手が、手錠で拘束された音)」

その際、その様子をビデオで、撮影しようとするカイト。

キョウイチ「ビッ、・・・ビデオは、やめて・・・くれませんか?」
カイト「言う事、聞いてろ!じゃねーと、父さんに言うぜ?」
キョウイチ「・・・・・っっ。」

「ギシギシ「ベットが激しく、軋む音」

キョウイチ(は、恥ずかしい・・・・。)

キョウイチは、顔を赤らめた。

カイト「おいっ!ちゃんと、画面をみろ!」
キョウイチ「・・・はいっ。」

行為後。

カイト「周りにこの事、言うんじゃねーぞ?言ったら、このビデオを流す。仲間内に。」
キョウイチ「い、言いませんよ。」
カイト「つーか、俺さぁ・・・本当は、ノブトじゃないんだよな?」
キョウイチ「え?」
カイト「これも、言うんじゃね〜ぞ?まぁ、詳しくは言わねーけど。」
キョウイチ(の、ノブトさんじゃないって何だ!?別人?あんなに前は、「本人だ」って言ってたのに?
逆にこんな、アッサリとーーーーー?ワケが、分からなくなる。もはや、何が本当なのかすら。一体、何なんだ。
真相が掴みづらい。ワケが分からない。)
カイト「じゃ、俺は、帰るわ。(キョウイチは、完璧度が
高いから、こーでもしなきゃ、弱み握れねぇ。悪く思うなよ。)」
キョウイチ「・・・・・。」

次の日。

836:影虎◆Vs hoge:2024/07/03(水) 08:07 ID:5ss

アジトにて、キョウイチは、ヨシタツを呼び出して
二人で話す。

キョウイチ「あの、ヨシタツさん。話があります。」
ヨシタツ「何かな?」
キョウイチ「ノブトさんには、俺が言ったって言わないで欲しいんですが、アレ・・・ノブトさんは、偽物です。
本人が言ってたんで、間違い無いです。」
ヨシタツ「!」
キョウイチ「普通、本人が言わないじゃないですか。そんな事。ヨシタツさんから、指示出してくれませんか?
偽物を拘束しろって。俺は、上手く捕まえますよ。」
ヨシタツ「(えーーーーー?カイト君、何で?バレたのかな?聞かされてないぞ。)キョウイチ君、君さぁ〜
その話、他の人には言わないで欲しい。」
キョウイチ「は?」
ヨシタツ「いい?この大金は、渡して置くから。」
キョウイチ「何でですか!?あれは、ノブトさん本人じゃないんですよ!」
ヨシタツ「・・・君には、関係無い。もし、この件を話すなら、いいかい?君の母親を始末するから!警察に言っても、無駄だよ。」
キョウイチ「わ・・・分かりました。」
ヨシタツ「君なら、どっちの方が得か、分かるよね?」
キョウイチ(何がどうなってるんだ!?
ヨシタツさんは、偽物の味方なのか?本物の件は、どーなった!?何かが、おかしい!だが、その何かが分からない。)

別の日。

いつもの様に、キョウイチに自宅へ
車で送ってもらっていた、カイト。(ノブト)

「バタン(カイトが車から、降りる音)」

カイト「この辺でいい。じゃあ〜。」
キョウイチ「・・・・・。」

「ガチャ(カイトが、玄関の扉を開く音)」
「ビリビリ(カイトが、自分の服を手で破る音)」

ヨシタツ「あれ?カイト君、話しあってーーー。」
カイト「え?」
ヨシタツ「キョウイチ君さぁ〜、カイト君が偽物って
知ってたよ?カイト君が、話したの?」
カイト(アイツ!言うなって、脅したのに!??クソっ!こーなったら!)
ヨシタツ「その前に、その服ど〜したの?ビリビリだね。破れてる・・・。」
カイト「俺っ!キョウイチに襲われたっ!?」
ヨシタツ「えっ!?」
カイト「いつもの様に、車で送ってくれると思ってた
のに!?アイツーーーーっ!」

偽の回想。
数時間前ーーーー、二人っきりの車内にて。

カイト「あれ・・・?この車、自宅に向かってねーじゃん。ちゃんと、戻れよ!おいっ、キョウイチ!?」
キョウイチ「・・・・。」
カイト「(駄目だ。走行してる今、外に出ても、俺が怪我して、危険だ。どこに向かってるんだ!!?)」

しばらくして、山に到着。
周りに、人の気配は無い。

カイト「何だよ?周り、山じゃん?えーーー?」
キョウイチ「ノブトさんっ!!」

(ここから、BL注意)

キョウイチに手錠をかけられて、無理やり性行為をされた。

カイト「やめろー!やめろー!」

偽の回想終了。

ヨシタツ「何で、キョウイチ君。そんな事ーーー?」
カイト「・・・腹いせだって、言ってた。俺が偽なのに
守られてんのが気に食わないって。だから、アイツひでぇ〜事・・・。」
ヨシタツ「ゆるせないなー。それ。君に腹いせなんて!」

次の日。

ヨシタツ「キョウイチ君、ちょっと三人で話そうかー。」
キョウイチ「?はい。」
カイト「・・・。」

アジトの部屋にて、話し合い。

ヨシタツ「君さぁ〜、そんなに気に食わなかった!?」
キョウイチ「何がですか!?」
ヨシタツ「ノブトの件だよ!性行為したんだって?いくら、男でも犯罪だよ。それ。」

837:影虎◆Vs hoge:2024/07/03(水) 16:31 ID:5ss

キョウイチ「えーーーー?俺っ、そんな事してません!!」
カイト「そりゃそーだよな!?加害者にとっては、自分の非を認める方が不利になる!そりゃ、全力で否定するわなっ!?」
キョウイチ「はぁ!?」
カイト「俺っ、もうキョウイチとは、仕事したくねー!」

涙をポロポロ流しながら、そう訴えるカイト。

ヨシタツ「君ね〜!?どんなに一人息子を、大切に育ててきたか分かる!?そんな子を、ヒドいめに遭わされたんだよ!!」
キョウイチ「〜〜〜っ。」
カイト「うっうっ〜うぅっ!」
ヨシタツ「じゃあ、逆に聞くけど。これがノブトの嘘だったとして、
何か本人は、得する?」
キョウイチ「え、いや。そのーーーー。」
ヨシタツ「しないよねー?明らかに!普通、嘘って自分が得するから
つくと思うんだ。」
キョウイチ「・・・・・。」
ヨシタツ「この、大金をあげるから、組織を出てって欲しい!本当だったら、君も家族も始末してやりたい所を!!
百歩譲って、大金持たせるって言ってるんだよ!応じないなら、始末するし。出てった後は、君みたいのは恨むだろ〜から、ノブトに何かしたら、君と君の母親の命を、奪うまでだからね!?」
キョウイチ「〜〜〜〜〜、わ、分かりました。出ていきます・・・。
ノブトさん、酷い行為して、すみません・・・でした。
今まで、お世話になりました。ありがとうございます!」
ヨシタツ「もうっ、二度とノブトには、近づかないでね!?」
カイト(よし!キョウイチの追い出し成功だ!これで、組織の中で
ノブトじゃないって気づく奴は、いなくなったなーーー?脅威は、去ったぜ!)

次の日。
カイトは、外で歩いていると一軒の店に、足を止める。

カイト(お?食堂??ここ、新しくオープンしたのかーーーー?)

カイトが気になり、店の中へ入ると。

キョウイチ「!いらっしゃ・・・あ、ノブトさんっ!?」
カイト「え?ここって、お前の食堂なのかよ?」
キョウイチ「はい!・・・お蔭様で、オープンしました。貰ったお金で食堂を、開いたんです。夢だったんですよーーー。
ノブトさんの事。一つだけ、聞きたいです。
組織は、離れたから、他の奴に言う気はありません!だから、教えて下さい!アナタが、ノブトさん本人じゃないなら、アナタは、誰なんですかーーー?知りたいんです。」
カイト「・・・・・・。俺はーーー、本名なんて忘れちまった。
今はもうーーー、ノブトだ。
元気にやれよ。キョウイチ。俺は、今も組織にいるからーーー。」

最後の最後まで、カイトは本名を、明かさなかった。
その後も、ノブトとして彼は、生き続ける事になるーーーー・・・・。


完結。


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