イザナは、真一郎からの手紙を読み終わると。
イザナ(親が死んだ・・・。迎えに来ないのって
まさか?真一郎兄さんが今の親代わりって事は、いつかは迎えに来てくれる?)
その後、心配だった真一郎は、保護施設のスタッフと
相談して、1日お泊り許可を得ると、イザナを自分の
サノ家に招待する。
真一郎「ここがなぁ、今は俺とマンジロウとエマが住んでる家だ。」
イザナ「ここ・・・?屋敷、デカっ!?」
部屋の中に入ると、リビングにて2人は話す。
イザナ「母さんってオレの事を捨てたんだろ?」
真一郎「え?無いって。そんなの。そんな話、聞いてない。(嘘だけど。今のイザナは、精神的に不安定だ。
それを考えると、とてもじゃないが本当の事は言えない。ましてや、血が繋がって無いとか。ショック過ぎて言える訳ない、死なれるより、マシだ。)」
最初は、真一郎の優しい嘘だった。傷ついて欲しくなくて。そこに、玄関の開閉の音がなる。
「ガチャ(扉が開く音)」
マイキー「ただいまー。(ん?何か、見慣れねー靴あんな?)」
小学生から、帰って来たマイキーだ。
真一郎「マンジロウ〜。おかえり。」
マイキー「ん?だれ・・・?」
イザナ「!」
2人は初めて顔合わせする。
真一郎「マンジロウ、お前は会った事無かったよな?イザナだ。2番目の兄ちゃん。お前の。
イザナ?こっちは、俺が話してた弟のマンジロウ。手紙でも何回か、話したよな?二人共、仲良くやれよ〜。」
「ガチャ(また、玄関の扉が開く音)」
エマ「ただいまー!あ!?イザナお兄ちゃん?戻って来てくれたの!?」
真一郎「違う違う!エマ、1日お泊りしに来たんだ。
けど、いずれは引き取って皆で同居する予定だから!」
そして、それから更に1年後。
イザナはついに、正式にサノ家で同居生活を始める事になる。
真一郎「イザナ?もう、家の中では自由だ。好きにやれよ。」
イザナ「真兄〜!今日も夜は一緒に寝て!マンジロウばっかに構わないでっ!?風呂も一緒に入る!!」
今まで甘えてこれなかった為か?イザナは、真一郎を独占しようとする。
マイキー(イザナの奴、すっかり兄貴にベタベタしてんな?ま、俺は十分甘えるだけ甘えられたし、エマとでも
仲良くしてるか。譲ってやろう。)
真一郎は、マンジロウの事も気にしてか?説明をする。
真一郎「イザナは、ほら・・・自分だけ保護施設で預けられて愛情不足してんだ。だから、さぁ?悪く思わないでやってくれよ?」
マイキー「あぁー。大丈夫、俺はエマと仲良くしてっから!」
真一郎は、イザナにも伝える。
ミス発見!
「小学生から帰って来たマイキー」✕
「小学校から帰って来たマイキー」◯
です!