寺子屋教室

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36:Nes.:2012/08/30(木) 08:05

【分からない問題】
濃度不明のシュウ酸水溶液を25.0mlはかり取り硫酸酸性にした後、0.0200 mol/Lの過マンガン酸カリウム水溶液で滴定したところ、20.0ml滴下したところで溶液の色が変化した。

硫酸酸性の過マンガン酸カリウムとシュウ酸はそれぞれ次の式のようにはたらくものとし

MnO4^- +8H^+ +5e^-→Mn2^+ +4H2O

H2C2O4→2CO2+2H^+ +2e^-

次の問に答えてください!

問1
酸化されたシュウ酸の物質量は何molか。
問2
シュウ酸水溶液のモル濃度は何mol/Lか。
【何が分からないか】
これもまた全体的にですが、硫酸酸性とは何だ パンダ アナコンダ?と思いまして…←しょうもなくてすいません…

ゴージャスに難しいです…
化学と疎遠なのは重々承知ですが、そこをなんとか…

お願いしますm(_ _)m


LUNATIC★:2012/08/30(木) 11:16 [返信]

高校生ですよね?^^;
文系理系のどちらかは存じ上げませんが、
アンモニアの化学式はセンター試験、一般試験で頻出です。
覚えて下さいね。

>>36
中和滴定の基本的な問題ですね。
化学式も与えられているので、サクッと解説します。

以下解説
中和滴定の一番の基本は、塩酸と水酸化ナトリウムを用いて精製する塩化ナトリウムである。
酸性の溶液と塩基性の溶液を混ぜる事で、中和させて中性の溶液を精製する事である。
また、硫酸酸性も酸性溶液であるという言い換えに過ぎない。
厳密には、過マンガン酸カリウムを硫酸酸性にさせる理由があるのだが、
その解説は自分で調べて欲しい。
医学部受験まで網羅されている良い参考書があるので、最後に追記する。

つまり、二つの溶液を混ぜるということなので、化学式も混ぜる必要がある。
しかし、単に混ぜるだけでは意味がない。
これは中和反応であるので、不要な電子e^-を取り除くように化学式の両辺を足す必要がある。

硫酸酸性の過マンガン酸カリウムの化学式は
MnO4^- +8H^+ +5e^-→Mn2^+ +4H2O
なので、両辺を2倍すると、
2MnO4^- +16H^+ +10e^-→2Mn2^+ +8H2O

シュウ酸の化学式は
H2C2O4→2CO2+2H^+ +2e^-
なので、両辺を5倍すると、
5H2C2O4→10CO2+10H^+ +10e^-

以上二つの式の両辺を足すと、
2MnO4^- +16H^+ +10e^- + 5H2C2O4→2Mn2^+ +8H2O + 10CO2 + 10H^+ +10e^-
となる。

両辺に10e^-があるので、打ち消すことが出来る。
よって、
2MnO4^- +16H^+ + 5H2C2O4→2Mn2^+ +8H2O + 10CO2 + 10H^+

続く


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