下を見てみる
地面。
踏んでいても何も起こらない。
上を見る。
空。
いつもそばにいてくれる、綺麗な存在。
そして…。
前を見る。
真っ暗。闇。
誰かが泣いてる。
誰かが苦しいと叫んでる。
辛い、悲しいって言ってる。
誰かがその人を見て見ぬ不利をする。
そして、私も見て見ぬ不利をする。
そして、私も見て見ぬ不利をする。
その瞬間。
地面は割れ。
空は太陽も月もなく、
どんどん暗くなっていく。
ついに、光は少しもなくて…。
皆が泣いてる。
皆が苦しんでる。
あぁ、何て醜いのだろう。
何てむなしいのだろう。
たった私一人の行動がこんなにも世の中を闇に変えてしまうなんて…。
悲しすぎる。
辛すぎる。
だけど、涙はでない。
そのかわり、笑いがとまらない。
醜い自分に笑えてくる…。
皆が泣てるその場で私は一人、微笑み続ける。
>>4訂正。
>>そして、私も見て見ぬ不利をする。
二回のところを一回に。