主人公は人を食べちゃう化け物さんでした。
で、主人公はとある世界にトリップします。
ですが、その世界には主人公の主食とする〝人間〟はいません。
主人公は、自分のような人を食べちゃう化け物は自分しかいないと思っていました。
でも、その世界には、主人公と同じような人間を主食とする化け物が沢山いたのです。
化け物といえど、みんな人間。
そこの化け物達は同じような化け物を食べて生きてきたのです。
そして、主人公も化け物を食べました。
普通の人間とは違う味――…それに、主人公はのめり込んでしまいました。
主人公が化け物を食べていたある日。その世界に人間が迷い混んできたのです。
久しぶりの人間。化け物達は誰が人間を食べるか、で言い争いました。
そして、じゃんけんでかちのこったやつが人間を食べる、ということになりました。
主人公は見事かちのこりました。
その人間は、主人公が人間のいる世界にいたころの、友人だったのです。
友人は言いました。「一緒にもとの世界に戻ろう。人を食べるのなんてやめよう」と。
しかし、主人公は友人を食べてしまいます。
主人公は永久にこの世界にいるまま。
――――…badend。
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