クロノがふと呟く。
「月が綺麗だなー」
ああ、そうだな。と答えようして、カズマはぴたりと固まった。
.....数秒、二人の間に沈黙が生まれた。
「んん?」
やがて、カズマは疑問の声を溢した。
...今、こいつは「月が綺麗だ」って言ったのか?
顔がじわじわと熱くなっていくのがわかる。
いやいや、落ち着け東海林カズマ。
この馬鹿がこんなロマンチックこと言うわけがない。
ふっと鼻で笑うと、「なんだよ」と不機嫌そうなクロノの声が隣で聞こえる。
「.....なぁ、クロノ」
「ん?」
言いにくそうに口を開いたからか、優しい声が返ってくる。
そんな声に、心臓が余計にうるさくなったのを感じながら、掠れた、消え入りそうな声で言う。
「【私、死んでもいいわ】.....とか?」
再び、沈黙が生まれた。
涼しい風が、二人の間を通り抜けてカズマの熱くなった頬を冷やしていく。
カズマは、クロノの顔をまともに見れないような状態で俯く。
やがて、静かな夜にクロノの声が響いた。
「は?」
なにいってんだ、お前。 いや、死ぬなよ。
そんなことをこの間抜けヅラは、表している。
やがて、だんだんと冷え始めた頬が、羞恥でまた熱くなりだす。
「ばっ.....、お前ほんっっとに馬鹿だな!!くそっ。この馬鹿!!」
>>740 20分で書いたんか.....適当過ぎるわ
>>740 月が綺麗ですね(おまけになる?)
>>796 トラウマ鬼丸家出だし
>>802 出だし修正案
>>826 過呼吸1
>>831 過呼吸2