季節は春。
ほんの少し開けられた窓から、柔らかい風が吹き込んでくる。
見栄えのためか、校内に沢山植えられた花の華やかな香りが風にのって届く。
聞こえるのは、チョークのカツカツという音と花粉症の生徒の鼻をすする音。なんというかそれは御愁傷様、というやつではあるが。
窓側の席の物事の責任を感じ、そっと窓を閉めてやりつつ、お行儀悪く机に肘をつく。
こういう日になると新導クロノは思う。
「(5時間目の保健はやめてくれよ.....)」
率直に言おう。眠すぎる。
逆にこの状況で寝ないやつなんて、人間ではない。
クロノは人間である。よって寝る権利が有るだろう、とかいう無茶苦茶な理論をたてているうちに、まぶたは重くなり、意識はだんだんと薄れていった。
>>740 月が綺麗ですね(おまけになる?)
>>796 トラウマ鬼丸家出だし
>>802 出だし修正案
>>826 過呼吸1
>>831 過呼吸2