コインランドリーにて、洗濯が終わるのを待つ時間はほんわか楽しい。
しかしすんげーまわってる。自宅のせんたっきにて、事故で猫をまわしてしまった
人を知っているのだが、猫は全身くまなく骨折してぐでんぐでんの
亡骸と成り果てていたそうで。
コインランドリーでそんなことした日には軽くミンチになってそうだなと思う。
物騒だなあ。
ピュア、という短編小説を知っているだろうか。
小野さんという方が書かれた小説で、内容はSFセクシャルみたいな感じ。
時は未来、出生率が0.3を切った超少子化時代。
遺伝子改良によって女は平均2メートルの筋肉質な体格、
岩をも砕ける牙と爪、丈夫な鱗を持ち、
他星との戦闘、そして男を狩るという形での生殖を行う。
ただ労働を行うだけのひ弱な性に成り果てた男を適当に身繕い、
襲い、精を吐き出させてその首を噛みちぎり内臓をむさぼる。
女は、男を食べないと妊娠しない身体に成り果てていて、
たくさん子供を産んだ女は、名誉女性として戦闘員を退役することを許される。
そんな、色んな意図が含まれている小説。
性行為も綺麗な描写で、結構好き。
本能なんだから、女が男を襲って犯し、内臓を食べるのはしょうがないじゃん！
うちらそういう風につくられてるんだし、男も満更でもないでしょ？
みたいな感じで。女から見た男を女にアップデートしてる。
根本的に弱い存在なんだから、男が食われるのは仕方ないよねー
むしろ糧になれるんだから名誉じゃん？
守ってあげてるんだから差し出しなさいよ。って。
うまく言語化できないけど、立場を入れ換える面白さが
存分に出てて面白い。当たり前がひっくり返った世界。
相反する性のもつ滑稽さ、本能というワードの持つ
性別ともに共通した獣性、暴力性が爽快で。
こう生まれたのだから仕方ないと割りきって勤しむのが愉快で。
なんか印象に残り続けてる。
＞女は、男を食べないと妊娠しない身体に成り果てていて
ちなみに1回の生殖行為で子どもを何人くらい産むという設定なのだろか？
そりゃ男子も絶対数が不足しちゃいそうだわなｗ