1-2 登校
私の町はそんなに広いところじゃない。
「あら明里ちゃん、おはよう!」
「おばさん、おはようございます!」
だからなのか、学校に行くたびにご近所さんにあいさつされる。悪いことではないけれど
あいさつで一日を明るくできる。だから私はこの町が大好きだ。
少し上機嫌になった私は、リズムをとりながら登校していた。音楽は....しょっているランドセルについていて揺れている
防犯ブザー。
めったに使わないけど、こういうことにはいつでも使えてなかなか楽しい。
「明里、なんだか嬉しそうだけど...」
物珍しい顔をして、女の子が話しかけてきた。
よく知ってる子だ。
「蒼姫 咲(あおき さき)」
咲ちゃんって呼んでる私のクラスメイト。
「咲ちゃんおはよう!んー、なんでもないよー」
「だったらちょっと怖いかも...まあいいけど、一緒に学校行かない?」
咲ちゃんは、三年生の割に落ち着いてる感じ...私もあんな風にと考えつつ、咲ちゃんが一緒に行くことになった。
『------』
...あれ?
『--------』
耳の中に入ってくるような、雑音が聞こえだした。
『-------て』
はっきりとは聞こえない。でも何かをしゃべっている。
「明里!」
あ-------
咲ちゃんの声で私はハッとする。
「あの、突然つっ立って...」
「嘘、そんなことしてたの!?」
あの音は、咲ちゃんには聞こえてなかったらしい。
耳鳴りだろうとそれ以上気にせず、私たちは再度学校へ歩き出した。
おおっ!続きが気になるゾ。
だねー、専スレになるわー。
>>83
うん、ギリギリw
ならためで!『彩ちゃん』って呼ぶね
私のことは好きに!
>>84
ホントに上手だし続き気になるー!
ガンバレー!!
小説ですか?凄いですね!続きが気になります。
>>87
ギリセーと言うヤツですね。
はい、分かりました。
では「ねむさん」と呼ばせて頂きます!