>>361の続き
「違う。違う!違う!!私は、化け物なんかじゃない!!」
化け物そう言われた瞬間、能力の制御がきかなくなった。
その時姉様が私を探しに来てくれた。
「陽炎、落ち着くんだ」
消えていく意識の中で珍しく慌ててた姉様の声が響いていた。
後から知った話だが、姉様が私の暴走を止めていなければ
この世界は、氷付けになっていたらしい。
それ以来私は、外に出る事もなく、母様と姉様に守られた世界で暮らしてた。
(この後、誰かと出会わせたい。
もし良かったら、この後誰と出会うのかリク下さい)
私は、人を殺したんだ。
目覚めてから思った事がそれだった。
姉様も母様も私は悪くないと言ってくれた。
そうなのだろうか?その疑問は誰にも聞くことができなかった。
だって、ここは姉様や母様が私の為に守ってる世界という事をどこかで感じていたから。
その平和も終わりが来る事も知ってた。
「外の世界に行きたい」
そう思っても出る勇気もない。
私は臆病者だから
いつだって、ドアを開けてくれるのは、他の人なんだ。
【次にリク頂いた方を出します】