>>382
私は、人を殺したんだ。
目覚めてから思った事がそれだった。
姉様も母様も私は悪くないと言ってくれた。
そうなのだろうか?その疑問は誰にも聞くことができなかった。
だって、ここは姉様や母様が私の為に守ってる世界という事をどこかで感じていたから。
その平和も終わりが来る事も知ってた。
「外の世界に行きたい」
そう思っても出る勇気もない。
私は臆病者だから
いつだって、ドアを開けてくれるのは、他の人なんだ。
【次にリク頂いた方を出します】
カレン出してほしいですね。全てを創り否定するカレンと、外の世界を見れない陽炎の組み合わせは見てみたいです。
その時心の声が聞こえた。
声は3人。女の人二人に男の人一人というところだろうか。
≪カレンちんが面白い所見つけたっていうからついてきたのに・・・≫
«あれ、どこだっけ?»
《無理やりこの二人に連れてこられたんだけど》
そんな、この居場所がばれるはずがない。
人の声は常に聞こているから、この場所が見つけた人が居たらすぐに分かる。
もしかして、道に迷ったのかな。
だとしても、関係ない。
その時だった。
今まで誰も叩いた事もないドアがノックされたのは