>>391
その時心の声が聞こえた。
声は3人。女の人二人に男の人一人というところだろうか。
≪カレンちんが面白い所見つけたっていうからついてきたのに・・・≫
«あれ、どこだっけ?»
《無理やりこの二人に連れてこられたんだけど》
そんな、この居場所がばれるはずがない。
人の声は常に聞こているから、この場所が見つけた人が居たらすぐに分かる。
もしかして、道に迷ったのかな。
だとしても、関係ない。
その時だった。
今まで誰も叩いた事もないドアがノックされたのは
>>402カレン視点
私はいつの間にか知らない処に来ていた。
おかしいな、面白い処を見つけたはずなのに...
「カレンちんが面白い処見つけたって言ってたから着いてきたのに...」
「なんで私連れてこられたのかな?」
不味いなぁ、道に迷っちゃったのかな?
私はともかくこの二人に野宿はキツいよね...
とりあえずあの扉を開けてみようかな、運良ければ助けてくれるかもしれないし。
そうして私は、質素な飾り気の無い扉を叩いた。