このスレは学園戦争しようぜの続きです
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『目で見てわかるうちの感情に、僕様ちゃんは』
>>352
そうですね…白雪姫でしょうか?
(すこし悩んだあと答えて、どちらかというと白雪姫の方が好きだ、次に欲しいものを望まないから、まぁ僕がひねくれているだけなんだろうけどと思い、自らを嘲笑い)
>>351
「……おや、お姉さん…えーと…」
(誰が言っていた…名前…)
「…しまった、メモをしていない…わすれてしまったなぁ」
(困ったように頭をかく)
>>353
「おや、君は赤花を選ぶんだね、ふむ、いい答えだ、素晴らしい、いいよ、白雪は本当に幸福な少女だからね」
(にこりと笑う)
まぁ、どっちのお話もあんまり好きじゃないですけど…
(他人にばかりたよる白雪姫、もっともっとと欲をだす人魚姫、どちらもあんまり好きじゃない、まぁ僕も他力本願だったりするから実際はそうなんだけど)
「・・・・へェえ〜?」
【ニヒッ】
(また違う笑い方の後、鎌?を逆手に持って…)
「読ミ、 【ツ キ フ ネ】ね」
(自分の腕に、【月舟】と刻んで宙に見せる)
分カったァ?
「そうかい?素敵なお話だよ?幸福出会ったからこそ、小人にも王子にも愛され、王妃を見返した少女と、純真な愛を守るために泡になった美しい少女」
358:宙◆RI:2019/05/01(水) 23:35 >>356
「!ありがとうお姉さん!」
(月舟に向かいにぱっと笑い、さらさらとその文字を見てメモを刻む)
「うん、これで忘れない」
まぁ、僕がひねくれすぎっていうのもあるんでしょうね…
(苦笑いしながら)
他人にばかり願う白雪、もっともっとと欲しい物に手を伸ばす人魚姫って捉え方をしていたんで
「ほぉ、そんなとらえかたもあるんだね、まぁたしかに、原話ではそういうとらえかたの方が多いのかもしれない、ふむ、新しい見解だ」
(とても楽しそうに話す)
「僕様ちゃんはどうにも、光ばかりを求める癖があるらしい、困ったものだ、どうしたものかなぁ」
(腕を組みながら考える)
…光ばかりを求める……ですか?
(不思議そうに首を傾げ)
「あー…うん、そうだね、光、ひかりだよ、僕様ちゃんはちっとばかり綺麗事を求める癖があってね、だめだねぇ、平等、世界平和がもっとーであるのに」
(あは、と困ったように笑う)
モットーのスケールすごいですね…
(苦笑いしつつ、綺麗事かぁそんな捉え方僕にはできないだろう、物語でもなんでも否定から入っちゃうのだから)
「そうかい?対してすごくもないと思うよ、だいたい、人間の中には世界平和とかそういう思想を持っている子は少なからずいるだろうしね、僕様ちゃんはタダのモブのひとりだ、まぁそこから抜け出し実現させるのが僕の人生目標なのだけれど」
(目を瞑り、すこし下を向く、口元はきちんと笑っている)
いつか…叶いますよ、多分ですけど
(ほんの少し口角をあげ微笑む)
そういえば、先輩はあのお付きの方はどうするんですか?彼女怒ってたみたいでしたが
「…あー…うん…その…未だ怒りの理由がわからないので…わからないまま謝るとさらに気分をがいしてしまいそうで…は、ははっ…」
(ビシッとかたまり、目を泳がせながらも答える)
はぁ……てか先輩はなにか心当たり…あるならすでに謝ってるか
(首を傾げつつ)
そもそも先輩はあのお付きの方をどういう条件で雇ったんですか?
「……ヘェえ…(くケか キっひヒッ ひハヒャ ふ ヒッ)」
(心の中で大笑いをしつつ、宙の話を空中あぐらで聞く)
「お互いこんがらがりっちゃうって、ネェ、きひヒッ」
「…そもそも、僕様ちゃんはヴァイルお姉さんを雇った訳では無いんだよ…情報の代わりに、安全を保証するってだけの契約だったのに…なぜか…っなぜかっ!絶対になかった項目が契約書に追加されていて…っ!」
(ぐっと拳を握りしめながら話す)
「…僕様ちゃんと一緒にいるより、安全で、幸せな場所にゴタゴタが終われば探そうと思っていたのだけれど…ヴァイルお姉さんは主従関係はどちらともが解消しなければ解けないとさらに追加が入っているし…」
(…いやそもそも、最初から流されてばかりなのは自分か…)
「……僕様ちゃんから、離れるべきなのかなぁ…ヴァイルお姉さんもこんな僕様ちゃんのそばにいたら、早死してしまわないか心配だ」
(困ったように息を吐き、膝に肘をおき、頬にてをつける)
先輩…最初に書類見せて貰った時になんで写真とらなかったんですか……
(思ってた以上に面倒だなと思い額に手を当て)
そもそも出会った全ての人に連絡先交換する先輩ならスマホ持ってますよね?
「そんな事言われても…悪徳商法でもないんだから…」
(とか言いながらも流された自分に嫌悪感を持ちそうになる、もちろん即刻そんなものは捨てた)
「というかよく知ってるね、たしかに、連絡先は交換するけども」
(教えたことあったっけ?と首を傾げる)
いや、こないだ再開した途端に口説かれたんでそうじゃないかなって適当に言ったんですけど…
(まさか適当に言った事があたるなんて思ってなく、やっぱりそうだったんだと苦笑いし)
てかそのお姉さんそんなに簡単に先輩のそばを離れるような人なんですか?
「あや、鎌をかけられて見事にかかったということか、これはまいった、……うーん、そうだねぇ、でも、僕様ちゃんを見ただけで機嫌が悪くなっているように見えるし…幻滅してくれれば、あとは安全な場所を見つけるだけなのだけれど…僕様ちゃんのずっとそばに居るなんて、価値も何も無いからなぁ…」
(髪をくるりと弄りながら答える)
「へ…?気付カん の カィ?」
(あの凶暴従者が簡単に離れると聞き、雪と宙にちょっぴり驚きの顔と視線を向ける)
「ソこ、サっきカら オルし…ホれ」【プチっ】
(「こんなもんまでつけとるし」と…宙の真横を指差した後に
宙の襟から小型の機械の様なものもつまみ取る)
…前にそんな事はなかったんですか?突然機嫌が悪くなるみたいな
(なんか想像以上にこじれてるなぁと思い、思わずため息をつき)
「…………、…」
(しずかに、横を向く)
…盗聴器ですね、見た感じ
(プライベートもなにもなもが筒抜けという事だろう、)
なんか…お疲れ様です
「………………」
(物凄ーく苛立った横目で雪を見てる)
「……はぁ…困ったなぁ…僕様ちゃんは怒れないというのに…」
(大きくため息を吐き、頭をかく)
うわぁ、怖っ
(視線を感じびくりと肩を震わせ、まだ死にたくないんだけどなぁ、零奈も猫さんとかともまだ一緒にいたいし)
「…ヴァイルお姉さん、陰陽くんにそんな目を向けないでおくれ、僕様ちゃんの可愛い後輩くんだ」
(顎に手をやり振り向かないままそう告げる)
「……仰せのままに」
(目を閉じて礼をすると、そのまま佇む)
(次は、何を仰せられるのだろうか…淡い期待の様なものを感じる)
なんかもうこじれてるなぁ……
(二人を見て思わずため息がでて)
「…僕様ちゃんはねぇ、怒れないんだ、怒れないんだよヴァイルお姉さん」
(再び立ち上がり、ヴァイルの方をむく)
「…だからね、ヴァイルお姉さん」
(たんっと音を立てて地面から足が離れる音がする)
「『助けないでね』」
(空中に、宙の体が投げ出された)
「そういう奴らなのサァ、で、猫との仲はどうだヨォ?雪ん子」
(鎌を椅子にする形で地面に降りて、雪に絡む)
天川先輩!!
(驚いたように声を出し、フェンスの近くに駆け寄る)
「…仰せのまま…にぃっ!!?」
(即座に言われた事を無視して迷わず宙の後を追って身を投げ出す)
月「wha t!? 」
(こっちもこっちで大慌てで…何をしている?)
>>386
んな事言ってる場合か!天川先輩は…宙先輩は人間なんだよ
(声を荒あげながら)
「んふ、優しいこは大好きだけれど、ちょっと心配性だねぇ」
(彼女たちに腕をむけて手をひろげ呟く)
「大丈夫だよ、すぐ帰るからまっててね」
(すると空中に浮いたはずの彼女の身体が電子のように消え始めた)
「おや、随分と我儘だそんなに連れていきたいのかい?」
(誰に向けて言っているのかは、彼女にしかわからない)
「何やってるんですか貴女ぁああ!!!?」
(仕込み縄を腕に巻きつけて途中の出っ張りに引っ掛け、無理やり落下を止めようと急ぐ)
「んふーとりあえず身を投げ出すのは良くないなぁ、巻き込まれてしまうよヴァイルお姉さん」
(まだ消えていない右手を使い、ヴァイルの体を押し戻す)
「大丈夫、しなないよ」
(押した瞬間、その右手も消えていく)
「ん''ぃい''っ!?【フ''チ''ッ】っっづっっっっ!!!!!」
(腕に巻いた縄で無理やり落下を止めたので巻いた腕の関節が残らず外れ、顔は苦痛に歪む)
「っっ…っぐぅっ……ぐぅぅ…」
(押し戻されて腕は解放されたが、自責と苦痛が体内で蠢く)
「……また…ぅぅ…」
「…………くそっ」
(外れた腕を無理やり戻そうとして)
「…はぁ、無理矢理だなぁ、だめだって」
(消えてゆくからだは掴まれてもその速度を変えず、掴まれたところすらも消えてゆく)
「…ヴァイルお姉さん」
(優しく、とても優しく笑って)
「『主の命令だ、その手を離してはやく治療をしなさい』」
(彼女の笑みとともに、その姿は消えた)
「………はて」
(消えた宙を追うかのように視線を移し、不思議そうに)
「……先輩」
(…ひとこと、呟く、……あの人がまた、____)
「……、………仰せのままに」
(苦痛に関する呻きは一切上げず、静かに扉をあけて出て行く)
お姉さん、早く腕出して、固定する
(ヴァイルの前に立ち告げる)
「……さて、今回は一体」
(消えたからだがまた、電子のようなものが集まり、構築される、ただし、構築された場所は、陰陽たちがいた学園ではない)
「何がしたいのかな?」
(そう問いかける彼女がいる場所は____だった)
(誰もたどり着けない、死者の都)
「……痛みはどうでもいいです、早めに機能を治していただければ…」
(どうやってか、関節が外れた腕を雪の前に動かす)
「…私の主人の命令ですから」
「……天川、先輩」
(生徒会室で、目の前で両手を組み、ぽつりとつげる、まるで何かを、祈るように)
あっそ
(馴れた手つきで包帯で腕を固定していく)
終わり、あと流石に登頂器はどうかと思う、先輩にもプライバシーがあるんだし
「…………」
生徒会室の隅あたり、ポツンと置かれた一人分の席
まるで、[まだ自分がここの1人である]と…
そうとでも言いたげに、堂々とその席に座って
先生は難しそうな本を開いていた
【天国の作り方】
「……あぁ、ここにいましたか」
(ガチャりと彼女たちがいる屋上のドアノブがまわり扉が開く)
「…ふむ、おおかた、天川先輩怒りでもかいましたか?」
(そこに居たのは、現生徒会長の男だった)
「…超常的機動力や移動力のない私にはああでもしないと主人の側にいられないのですよ」
(「かと言って、望んでしてるわけでもありませんが」そう言いながら、腕の固定を眺めて)
「……感謝いたします、御友人様」
礼
「……ビンゴ、です」
(腕を隠して、扉を開けてきた人に)
「んふ、あの方は怒りという感情はお持ち合わせではないんですがねぇ…怒りの代用のために自分にも被害がある現象に身を投げ出すだなんて…まったくそれほどのことをするなんて、随分なことを先輩になさったんですか?」
(純粋な疑問を問いかけながら、彼女たちの元へ歩いてゆく)
「…主人の心境は判りかねません」
「貴方には、分かるというのですか?」
「だめですよ?先輩は感情のコントロールが苦手らしいので、0か100にしか移動させられないそうです、そこに入り込んだりしたら、先輩が壊れてしまいます」
(隠された片腕にむかって手を伸ばし、小さな魔法陣を展開する)
「…まぁ、先輩はそんなこと言わないでしょうし、仕方の無いことではあるんですけどね」
(困ったように笑いながら治癒を開始する)
「分かりませんとも、先輩の感情はとても簡単なようで難しいですから、他人の感情の理解は僕もにがてなんですよ残念ながら…」
(ため息を吐きながら首を振る)
「…先輩の行き先…というより、誘拐先はだいたい予想が着きます、まぁ助けるな、と命令されたのであれば、ほおっておくのがどおりでしょう」
「……まさか、全身ここにもってくるなんて、前は片足突っ込んだ程度だったというのに、今回は本気ということかな?うぅん非常にめんどくさい」
(独り言を呟きながらもすったすったと岩だらけの道を進んでいく)
「少なくとも、ハデス殿もヘルセポネお姉さんも、僕様ちゃんを認知しているはずだからギリシャあたりではないかな?悪魔はそもそも壱くんの管轄だし…まったく…どこの死の都なのか…」
「……ふむ、まぁ最悪ここの食べ物さえ食べないか死ななければ生き延びれはするのだけれど…困ったなぁ、すぐ帰ると言ったのに、これでは迷子だ」
(歩を止めた先は崖、どうやらその空間でかなり高い場所にたち、空間内の把握を…とおもったが、これは…)
「…時間が、かかるかもしれないね」
(そこにあったのは虚無であった、しかも、禍々しいほどどす黒い何かをした)
>>339
…?きおく…?
(幼い少年には難しい質問だったのか、きょとんとして首を傾げてしまう。)
そーいえば…良くね、夢の中に銀髪のおにーちゃんが出てくるの
ぼくと同じ『ロンシア』ってお名前なんだって。
「……へェ、変わった事もあるもんだねぇ」
「ところで、あんたの家はどこだーね?」
(変人は確信する、この子が見る夢はこの子とかなり密接な関係があるのだろうと
早速この子の様子からして記憶がない上に大きな訳ありだ、家すら分からないなら…どうしたもんか)
>>413
(奇妙で なんとも言い難いが何処か懐かしくて堪らないような…
何の変哲も無い様にも感じる空間を巡る…)
その人もその1人
(死に魅入られて招かれた地とは言えど、母親に抱かれるかの如く
心地良さを感じるこの地で、確実に有ると感じる奇妙な何かを探し続けている)
その最中で何か、少し変な異物を感じて…
「……おや、妙なところで会ったね」
(先生の服装をした、その人は言う)
『〜〜♪〜♪〜〜〜♪』
(凛と澄んだ歌声と共に鈴の音が彼女が歩を進めるたびに響く)
『…半妖……かしら?……』
( いつもとは違い、目から下を長い布で覆い隠し現れる。まだ生きている気配がしたから一応来てみたけど…死者の管轄は一応私だ。にしてもまだ生きてる人が訪れるなんて珍しい。ここはちょっとやそっとで来れるような場所じゃないし、そもそもこようのハードルが高すぎる )
>>416
「…おや、お姉さん久しぶりだねぇ、御機嫌はどうだい?」
(場所を思わせないような、花を咲かせるような笑みを浮かべ、駆け寄る)
>>415
おうち…ぼくのおうち…?
(思い出すのに時間がかかったのか、しばらく思案した後『向こうの森の奥!』と言う。)
>>419
(それを聞き、変人は内心しめたと思い)
「んっじゃァ、其処にこの月舟さんが送ってってあげよぅ!
もう夜だぁ、1人で歩くに危ないしネェ」
(なぁんだ ぁ、別に問題はなさそーじゃあ無いか、きひヒッ)
>>418
「おっと!…ん、そうだね…悪くは無いな、君はどうかね?」
(駆け寄って来た宙を思わず持ち上げ、その状態で返事をする)
「…いつでも、なかなかに元気そうじゃあないか」
「んふー、もちろんだとも!いまはちょうど最高値に設定しているからね!」
(抱き上げられたことに少し驚くがにぱっとまた明るく笑う)
「まぁ残念なことに状況が状況であるからね、知り合いがいてくれてとても嬉しいんだよ」
「ふむ、そうだったならば何よりだ…よっと」
(【むいっ】と、笑った顔の頬をぐいっと引き伸ばした後、地面におろし)
「わ、っと…ところで、お姉さんはどうしてこんな所にいるんだい?ここは生者は普通なら入れない場所だぜ?」
(自分みたいな状況は特例中の特例だろうに、純粋な疑問をといかける)
「んん…そんな場所だったか…それなら私は問題ない訳だ」
(袖を捲り、健康な見た目の手で宙の頬に触れる…生気が感じられない程に冷たい)
「私も、妙な旅をして来たものでね…その旅路で、私はいつしか、
『生』と『死』を切り替えられる様になってしまった
これは便利か不便かよく分からないが、それでも『人間』としての体は保てるんだ」
(「まるでゾンビの様だ」と、自重めいた風に話しながら袖を戻す)
「…まぁ、だから魅力的な出会いを経験できたわけでは有るが」
「……んふ、なるほど、それはとても素敵だね」
(にへ、と頬に添えられた手に自分の手を添え、笑う)
「綺麗だね、本当に」
(甘く蕩けるような声で、微笑む、そこにある感情は、いつもと同じものだ)
「【べしっ!】sexualharassment、程々に」
(早速そんな音じゃあないデコピンが飛ぶ…)
「…さて、私はこの地での探し物に戻る訳だが…君はどうするのかね?」
(片手に手袋をはめ、周囲を見渡しながら)
「あた、…?性的嫌がらせとはなんだよぉ…褒めただけだと言うのに…」
(本気でそう思っているあたり、どこぞの後輩よりもタチが悪い、彼女は無意識のうちにどれだけの人間を虜にしたのか、創造もしたくはない)
「…んー、僕様ちゃんはどの道、この空間…いやこの世界に縛り付けられた状態だからね、あまり自由が効かない、ま、僕様ちゃんのことはほおって置いてくれて構わないんだぜ、とくにどうということも無いだろう、気をつけてね、お姉さん」
(また、にぱりと子供のように笑う)
「そうか、まぁ それでも良いだろう…」
(自分が、思う方向に歩み始めて振り返り)
「…にゃー」
(少し笑って、その場を去った)
「……ふむ、ところで…」
(彼女を見送り、姿が見えなくなったところで、ぽつりと呟き、足元を見る)
ジャラ…
「……どれだけつなぎとめたいんだい、君たちは」
(宙の左足首には、まるで囚人のような、枷と鎖が絡まっていた、だがその鎖は途中で途切れ…いや、『どこから繋がっているのかもわからない』状況だった)
キ''ィ''ィ''ィ''・・・・
(宙の頭上から、聞き覚えのある怪物の唸り声…)
・・・・・・
(悪魔のような、ドラゴンの様な…『悪』の鋭さを精錬したような
スタイリッシュな体、漂う絶対悪の気配…再生凶悪が其処にいた)
(少々、サイズは小さいが…《人間より少し大きい程度》)
「!おや、見覚えがある子じゃあないか…ぅん?というかなぜいるんだろう、おかしいなぁ」
(見覚えのない都だからヨーロッパ辺りではないし、北欧とかその辺は風景が違う…うぅん?どういうことだ?)
『・・・お前 俺が最後の頼みを 聞いてくれた奴の 後ろにいた奴だよな?』
(暴風が如き着々の風圧を放ちながら凶悪が降り立つ、
話し方の妙な柔らかさと、かすかに香るおでんのそれ…)
『なんだ お前も死んじまったのか?』
「…あぁ、なんだ、…そうかそうか、君だったのか」
(かつてあのひとが『呪い(しゅくふく)』を送った子…)
「んふ、残念ながら、僕様ちゃんはまだしねないんだ、今回はちっとばかり強引なご招待を受けてね」
『そうか ・・・ で 2人は元気なんだろうな?』
(ちらちらと鎖と枷を見る)
「…あぁ、元気だとも、ま、僕様ちゃんがどうこうする以前に、猫は陰陽くんのことを守ってくれるだろう、もちろん、猫に手を出せないお爺様のかわりにフォローはするつもりだけれどね」
(やれやれ、と肩を上げながらも笑う)
「あ、これかい?気にしなくていいよ、ちなみに僕様ちゃんの趣味ではないことは覚えておいておくれ」
(少し足を動かすと、それにつられ、ジャラと鎖が音を立てる、この手のものはどうせ壊しても何事も無かったかのように再生するのだ、ほぉっておく方が無駄な労力を消費しないですむ)
『 おお! そうかそうか!そうか・・・』
(途端に凶悪そのものの表情に生前の独特な柔らかさ、優しさが溢れかえり…)
『そうなんだな・・・うんうん よかったよかった 本当に・・・』
(腕を組み、物思いにふけるような格好で…涙すら流している)
「…君は、やはり随分と綺麗な子だねぇ、美しいったらありゃしない、眩しいくらいだ」
(心底から喜ぶリドリーをみて、へら…と頬を緩ませる)
『ふー・・・趣味じゃ無いなら何なんだ』
(涙を拭い、落ち着きを戻して、それでも先程よりもいくらか柔らかな雰囲気で言葉を続ける)
「……うーん、そうだねぇ、…なんと説明するべきかな…」
(顎に手をやり考える)
「…僕様ちゃんをここに縛りつけようとする意思が具現化したもの?」
(本人もよくわかっていないようで首をかしげながら疑問形で答える)
『何じゃあそりゃあ・・・お前 どんな恨みを買ってるんだ』
(【ドズン ドズン】と、足音を響かせて遠くへ歩きながら凶悪が言う)
『ちょっと待ってろ』
「恨みではないんだよ、むしろその逆…いや、逆と言っていいのだろうか、まぁ、僕様ちゃんの体質上よくあることでね」
(人外に愛されやすい、それも神性が高ければ高いほど執着もつよくなる、とか最早呪いの1種かな、と何度考えてきたことやら)
『待たせたな って事で座れ』
(木造りで感じの良い、良い香りの屋台を引いていきた、
悪魔似のドラゴンがやってるんだからシュールな事シュールな事…)
『長話にはおでん様と相場は決まってんだ 銭はいいから食え 飲め そして話せ』
(それっぽいハチマキと前掛けを付けて、屋台に入って火を灯す…
早速変獄の雰囲気は消え失せた)
>>420
ほんとに…?
(自分の家に帰れると知り、喜びながら『ありがとう!』とお礼を言う)
「おうヨ、任せときな…で、道案内頼めるかィ?」
(少年の片手を取り、やれやれといった心情)
「……、…」
(キョトンとした顔でおでんを見つめ、リドリーの顔を見上げる、あぁ、どうしよう、こんな善意を)
「……ご、めんよ、ぼくさまちゃん、は、しびとではない、から…」
(人の善意を振り払うのは、本当に苦しい)
「……ここ、では、たべものを、くちにできない」
(黄泉竈食ににたもの…死の都で食事をしてしまったら、完全に身体がそこに縛り付けられる、それは、だめだ)
『ん そうなのか?・・・ク''ゥ''ゥ''・・・博士が言う 『現世』と『生者の常世』の物、
それもこの屋台の周りだけなら全く成分が変わらないものでもダメなのか?』
(さらっと色々言う…見れば、凶悪の後ろの貼り紙には、『カミ』の写真が貼られてあり…)
『高かったんだがなぁ・・・この屋台』
「…うん、ごめんよ、僕様ちゃんの場合、そこにすら付け入られてしまうから…」
(今回はきっとあちらも本気なのだろう、『死の都』で『食べ物を口にした』、それだけでルールを介入させてくる可能性はある)
「……こんど、壱くんをよんでおこうか、あの子なら食べてもなにも問題は無いはずだから」
(少し弱々しく、だがそれを隠すように提案する)
『あ それは無しで頼む・・・』
(そう言うと、宙に耳を寄せるように手で言った後…)
『…(実はな 俺は偶に此処を出て商売やってんだ
この辺獄の管理人と名乗る奴に会ってな 善行と金を積めば此処から出してやる と)』
『…(後は博士にカミへパイプのある人物を連れて来てもらってだな
どんな世界にも辺獄の影響を受けない屋台を買ってな 同じ様に
問題が決して起こらない食材を定期的に回してもらってる)』
『ま 工夫すりゃ住めば都って訳だ 何かバレたら怖いんで報告は無しで頼む』
(…裏で色々やっているらしい)
「…商売というものは、やはり大変なのだねぇ、うん、了解した僕様ちゃんは何も知らない、美味しそうなおでんを食べられずタダ話をする客だ」
(こちらはとくに報告だのそういったつもりはなかったが、こういった方がこの子は安心するだろう)
『そう言うなって・・・現世でやってる時は 遠慮なく食えよ って事で座る環境は用意してやるよ』
(座布団を屋台の奥から引っ張り出す)
【注:こいつの見た目は思いっきり悪魔かドラゴンです】