二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ
一人は星を見た 一人は泥を見た
さて…君は何方を…にあわねぇぇ!!
やめだやめ!はい、終わり!シリアスブレイク!
…ま、始めようか、奇妙な非日常を
『 【アンカーフォース】』[ ベキ ]
( 帰る背中を … 何やら4つの鉤爪を持つ機械の装甲を纏った…光の球が
掴んで止める 、機械特有の拘束力が前進を阻害 光の球をリードの様に繋ぐ先… )
『 さぁーて ぇ?… 瀕死寸前に弾丸 それも胸にブチ込んでえ
修理のついでにスカート部分と胸部装甲削ってぇ … ねー? 』
( 光のリードが繋がれた場所 、ハデスの右手が割と強い力で引っ張り
今までまったく見たことのないお調子機械の笑いキレ顔がお出迎え 南無三 )
『 ねぇーー?ねぇーー??? マスタぁーーー?』
…………………………お前が悪い、ミィリィ気絶させたお前が悪い…つーか、ちょっと待て、またハマる、またハマるから動かすなって…!!
(まさかの逆ギレ
必死に抵抗しようと出た上半身踏ん張って
足ジタバタと乱暴にしていて
冷や汗ドバドバかきながら小さく震えており)
……というか、何で俺ってこういう事多いんだよ…!!ほんとストップ!ヘルプ…!
『 んきぃっ ヒヒヒ… 今こそロボット原則破るとき』
[ スポンッ ]『 ぇ?』
( 波動砲をチャージしようとしたハデスの笑い声が響いた次の瞬間
拘束抜けて 絵画の向こう側へ消えたザレッド… 明らかに個人の力では… )
「 っん 大丈夫!?父様!」「 何だかすごい音が聞こえましたわよ?」
( 子とともに 黒がザレッドの腕を引っ張って引き抜く )
…………もう疲れた………一週間分の疲労だわ…
(頭抱えて疲れたと言わんばかりにベッド向かい…
…ながら二人の頭撫でて感謝伝え…
……そのままベッド倒れるように眠りにつき)
……無理、疲れた…
そのまま 黒 + ミィリィ vs ハデス の一悶着の後…
・・・・現 アポクリファ 『 狩 』・・・・
「 . . . . . なぁんか小難しいモンばっかだねェ 」
( 月夜、『 斬新なセイウチの皮剥ぎ 』と題された本を手に取っているが
奇妙な内容に頭を何度も捻り、その度に徒労に終わり続ける )
その周囲 叡智の混沌
( 床から壁から何から何までも 地に足立てようと思えば
踏む事になるのは全て叡智 本 情報の結晶 、それが無いなら
数多の蠢き抱える肉溶し酸の泉 更には全ての場に何やら分からない
しかし敵意のみは感じられる巨大で 中程の生物が闊歩する )
………ふーん…やっぱこれだねぇ……
(嬉しそうに…姿まだ戻っていないが、本…というか漫画読んでいて、ファンなのか
何回も読んだ印が付いており…)
(……因みに何故ここにいれるかというと
炎をジェット噴射…そして背中から翼を
生やしていて休めはしないが何とか
一緒に月夜といて…
……変な肉塊生物からはあまり近寄ろうとしておらず)
[ ムヒュホッ ]「 あん?」
ウ''ゥヘ''チィッ! だぁぁぁぁっ!?
( 酸の海からしなる触手が伸びてきてどっかいけと言わんばかりに
激しく月夜を打ち付けた 、衝撃で本が飛ぶが別の触手がキャッチする )
「 だ ぁっ.....痛ぇー なぁ畜生っ!ご醍醐味が本だってぇーのにこいつらぁっ!」
( ムカつきながらもなんかしんどそうな ちょいと罪悪感感じる様な
レギ猫の状況を見、右手で小さい頃と同じ様に持って左手で本探す )
「 ーー ったく ... 無理して付いてこなくても良かったんだぞぉ?
オレが探してる本あるってだけなんだからよォ、ま こんな陰気な場所で
お前がいなけりゃ気がおかしくなっちまうけどさ 」
………別に、この姿での戦闘も試してみたかったし…
……それにこっちも用事あったから好都合…大丈夫だぞー…
(チラリと触手見ながら威嚇しつつ
八重歯…じゃなく牙尖らせながら、しっかりと
警戒だけはしていて)
……まぁ湿ってるのは辛いだけど
「 うんや ... 予定があるなら悪かねぇなァ . . . ったって邪魔だなこいつらァ!」
( そこらを歩く魚人と巨人の合いの子が触手の塊を吐き飛ばし
タコの親玉みたいな飛んでるやつが読書を中断して念力を放つ
おまけに触手、流石の月夜もうっとおしくなって怒鳴りつけてから移動… )
・・・・アポクリファ 永月第3章・・・・
( 本来 特殊な移動方法を取らなければならない場所へ無理やり来る )
「 っこらせ ... っふぅー やっと歩ける . . . ったってジメッてんなぁ 」
( 地面のある場所でレギ猫下ろし… またも目につく本の山山海海、更に
今度はあの魚巨人とかタコとかいる、触手はいなかった )
……中々上手にいかない…
…………はぁぁ…色々と面倒だぞ……
(辺りにいる海生物眺めながら大きく溜め息
…チラリと月夜見てから…
…少しだけドキドキとしていて)
「 ま、言うなよ . . . 労せずして得られる物ってのは大した事ないさ 」
( ぽん とレギ猫の頭をひと撫でした後 気合い付けにハグしてから
足下にあった本を手に取り 読む …『 半月の鍛造 』)
「 お 近付いてきた 」
…………それもそーか…
……じゃ、やるか…!
(納得したように頷き
…身丈に似合ったいつもより大きな鉄爪装備し
目をキランと輝かせていて)
「 んー . . . 手始めとしちゃ 勢いが大事だしなァ ... 良い案あるぞ 」
( 言うなり、レギ猫をヒョイと持ち上げ 足を引く )
怪物の群れが 一斉に此方へ間接攻撃を仕掛け ....
「 そォらぁぁっっ!」
( それを見た月夜、すぐ様レギ猫を攻撃の当たらない有利な位置
敵たちの真上へと放り投げ 飛んできた全ての攻撃に対して、腕を組んで… )
ドドドドドドドドぉっ
「 ..... こそばゆい 」
( 全弾命中、されど無傷の大女が煙の晴れた後に立っている )
………助かるぞっ…!!
(真上の天井に爪立てては…
…炎の翼が全身を包み、単純な突進…
だが、その光景は不死鳥…いつも攻撃で飛ばして
いるものとは違う……)
……言っておくけどいつもよりとても熱くて…
…1000度を超えるぞ…!
(黒焦げ…どころか灰になった敵を見ながら
…少し毛皮減っているが、気にしておらず)
「 . . . . . . おっほ 、もっとやるようになってるぅ!」
( めっちゃ強い、それが一目で分かる攻撃に高揚する感情が浮かび
全滅した『ルーカー』『シーカー』の灰を眺め… )
「 んぁ? . . . 」( シーカーの灰より 一冊の本を見つけ出す…『 鋼鉄の鍛造 』 )
「 うぁっはぁっ!お手柄!お手柄だレギ猫ぉっ!コレだよコレェーッ!」
…………んぁ?お、おー…!!
(分からないけど喜んでいるのを見れば
何となく片腕突き上げ…
……プシューという音と共に前の姿戻ってしまい)
……一回限りの切り札って所かぁ…残念だぞ…
……ま、役に立ったならいいや…
「 ふぃっ? んはー そーゆーのかぁ ... 」
( 見つけた鍛造書を懐に入れ、あのフカフカを思い出して残念そうにしながら…
しかし喜びの方が大きく 可愛い方になったレギ猫を抱える 撫ぜっこ )
「 まー将来的にあーなるんだろーし!それが分かったってだけでも嬉しいや!
そーでなくったって今はめでたやめでたやってところなんだ、さっさと出よーぜェ!
こーんな陰気臭い所っ!」
( 少し助走を付け、壁蹴り そのまま緑色の空を駆ける )
・・・・10分後 レギ猫の部屋・・・・
「 とーちゃくっ!」
……相変わらず早いぞ…勿論、早い方が嬉しい
けど………ふぅぅ…
(疲れたとばかりに伸び伸び…短くなった尻尾で
背中かいて気持ちよさそうにしていて)
……ま、メリットばっかりだったから別にいーぞ
「 はーふぅ ...... オレはちょいっと と . . . 疲れたなぁ、っと!」
( ベッドに座り、伸び伸びしてる猫を抱きかかえて ... 背中の匂い嗅ぎ 撫でて )
「 . . . なんか落ち着くんだよなぁ ... ネコの香り 」
もふもふ もふもふ
…………ケモノ好きなのかー?
…と、思うぞ、自分は……
(緩んだ状態で撫でられるのにやはり嬉しそうに
尻尾揺らめき…耳もぴょこぴょこ動き)
……ねむくなるぞ、やっぱり…
すんすん すんすん ....
「 んはぁ んはぁぅ ... やっぱ好き 好きぃっ 」
( 背中の匂い嗅ぎすぎて気分良くなり ベッドにレギ猫寝転ばせてから
隣に寝てお腹撫でたり、手を握ったりして … すっかり 猫好き…?)
…………なんか気持ち悪いぞ
(辛辣だが事実…明らかに嫌そうに顔歪めていて
少し炎吹き出そうとしており、それでも
気持ちいいのか転がっていて)
「 んあふ .... お、悪かったなァ ... ふー 」
( 嫌そうな感情感じればすぐに距離離し、乱れた髪を整える…
これは獣人 猫では無いのだ それを思い出して深く反省を行う )
「 . . . とりあぇず 今日はお疲れ様だなぁレギ猫、オレも楽しかったよ 」
…………ん、おつかれー…
(こくんと頷いた後すぐに目を瞑り…
寝ようとしては小さな炎で辺り包んで)
「 ... んふ、おやすみなぁ 」
・・・・・・・・・・・
行けど 行けども先道 光明にまだ遠く
夕立 浴びて我が元向かうは 未だ絶えぬ妖がものども
いざ ゆくが為に切り捨てん
地獄の廻り 終わりよ何処へと…
…………あーーー……くっそ………
(手腕の彼、悪夢に魘され…今起きた
汗びっしょりで快眠出来ているとは思えず…
…青髪に言われた言葉が脳内で繰り返し再生され
嫌そうに溜め息吐いた後…着替え…
眠っている子と黒を撫でて、一旦自室から出よう
そうしようとしていた)
( 知識 即ち繁栄と滅びの種子 - 人と言う生物がそれに魅入られ あらゆる物事を
知識と同類に扱い 全てを繰り返そうとし 、事実一部をそうし続けてきた )
軽い 足音
( 知恵の実 、あらゆる生物が持つそれを - - - それが生み出す 種子を集める事
誰もが持つ破壊と再生の種を我がものとする事 永遠として 牢獄の中へ生かし続ける事
『 死蔵 』を 何よりも好む神がいた。 知るものはこう呼んだ叡智の神として あるいは厄災の化身として )
手腕の部屋を通り過ぎる
ヨグ,ソ,トース と
「 - --- - - - -- 」
……で、お前は何をご所望なんだ?…ていっても、なんとなく分かるけど…お前くどいように言ってたもんなぁ…知識…知恵って…俺達のそれが欲しいのか?…ヨグちゃんよぉ…!
(部屋から出てきた彼は眼光鋭く睨みつけて…
両手を銃の形に構えながら返答分かってるとは
いえ警戒を此方に向かせようとしており)
-- -- --- - --- -
( 無視 もはや言葉も交わさずに歩き去ろうと数歩の時を刻んだ瞬間 - - )
進みは止まり またもや3秒の時は流れた その理由など定かでは無い
しかし 充分に ある種の威圧感を--- 旧の存在は全身から発した
( 何処からとも無く 歯と口のある神官の帽子が旧神の頭に被さる
脳の杖は 一目散と言わんばかりに、ザレッドの横を掠め 逃げ出す )
…………っ……逃すか……!!
(言葉はあるとはいえ、いつもの彼とは違い…本気の目をしていて
逃げる杖を撃ちつつ…傷口から溢れた血を手で
掬って、飛ばした…後からカッターのように
鋭利さを増していた)
(目には、獣人と似たように、黒い炎…ではないが
黒く濁った手のような星のような…
五の線が入っていた)
[ パァン ] ( いとも容易く刃の触れた脳は破裂し 杖のみが廊下に刺さり 残る )
- -- - - -- -
それを知ってか 知らずか 或いは音の賜物か? 旧神 向く事のなかった
濁蒼の瞳が 妙な視線を少しのみ、ザレッドへと向く しかしそれまで
杖にも 音を発する者にも視界は与えず 捉えず
前方のみを視界と捉えた 威圧の念は増大し 既に一部の壁は腐り落ちた
-- - -- - 本気で逃げられると思っていたのか 得た知識の場が
誰の空間であるのか分かっているのか?
( 口が開いているか定かですら無い それでも 現に声として響く )
…………………うるさい………
(一言発したと思えば…両手大きくし
一気に距離詰めようと走り出し…無謀と分かっていても突っ込まずにはいられなかった)
(手に触れたものから何でも握り潰し…
…目指すは頭部、一点だけ)
ザレッド 旧神 前方より押し返すような衝撃
( 下から湧き出た触手の壁 それが衝撃から旧神の身を保護するが ザレッドには
防御もなく衝撃がモロに伝わっていく )
『 =♪○= モラ …私は貴様の支配を逃れるのだ 貴様がアポクリファへと
送り続けた魂によってだ!』
衝撃の先 初めて旧神の退治していた物が露わとなる
それは 成人の男 種族は鎧に阻まれて見えないが ... 間違いのない強烈な力
更には 霊体の如き半透明の青白い体が構築されている
愚かな定命- --- -- - 貴様が越えようとする相手が何者であるかを思い知れ
( 触手の群れが襲い掛かる 男はふた振りの刀を抜き それを次々と切り裂く
…ザレッドを尻目に 強大なる敵対者と 旧神の激突が始まっていた 何が起点かすら知らずに
更には 敵対者を逃さぬようにか、ザレッドの逃げ道すらも 地面に刺さる杖が
障壁を辺りに張り巡らせ もはや脱出を問題の解決までは不可能としていた )
…………あーーー……くっそ………くそが…くそがよぉ…!!
(血吐き出し気分最悪…観覧しているしか出来ず…
…色々と嫌気さしていた、言う通りになっていた
弱かった、何も、手を出せず、頬を涙が伝っていた
何も、出来なかった、強いはずだった、のに)
『 うグぉ っ 』( 旧神が直接放った刺突が 男の胸を捉えた )
『 し、 しかし …忘れるな 私こそが魔族の英雄 … 』
『 私の帰還せし時 …その時こそが貴様の終わり そして魔界の始まりだ!』
( 刺突や触手の拘束を逃れ 男の霊体が消え去る - --
捨て台詞は間違いのない、不完全な旧神の勝利を表している )
-- - - -- - -
激突をほぼ無動で終え 次の視界を動けぬまま 自らを見るザレッドに変える
( 『 貴様の終わり そして魔界の始まりだ 』)
何かを思案するように旧神の濁蒼の瞳が 濃く 薄く変色する
纏まりを終え 右手を翳せばその手の内に収まる 脳の杖
( 静かにザレッドを視界の中へと捉える… 気付けば
周囲の空間が何かおかしい 形そのものは城と変わらない
全て灰色で不動なのだった。旧神に関連する者 そしてザレッド以外 )
ザレッドの手足を 杖から放たれた触手が刺し捕らえる
…でっ…ぐっ…はは、もう少し優しくしてくんないかねぇ…
に
(抵抗も出来ない、何が起きているか分からない
かといって素直にやられる訳にもいかない
どうにかして時間を稼がないと…
……というのが彼の思想だった
痛そうに顔歪めながら、目の前の…旧神をじっと
見ていて、苦笑浮かべながら挑発)
「 -- - - -- 力の者 モラの声に基づき 魔物よ 其方を勇者とする
モラの勇者よ アポクリファに赴き ザラァークを倒すのだ 」
重く のし掛かる、それも 直接心や脳の外側より 糸を通すような声に乗って
命令の声はザレッドの血液中に木霊する
--- - - -- しかし 無知は死と失敗の徒を生み出すだけにしかならない
必要と感じ ザラァークとアポクリファについて 聞きたい事は今 問え
( 空間は変化を覚え 早速何の希望もないと諭すようにその姿を --- -
緑色の うげる触手の --- - - 一目見て 目の前の存在が支配する場所と知る
そんな気の悪い場所へと変わる )
………ったく、ほんと、わけわかんないし、やれやれだっての…で、ここ何処なんだ?
(呆れたように空間に手を浮かせて頭を掻き
だるそうに答えながら、いつの間にかやる気
というか、目の黒い五線は消えており…
…触手気持ち悪いと思い見ながら案外余裕そうに
首傾げていて)
………従うかっての…
ズ
( 魔物の頭を指の刺突が貫く それを通じ 魔物の脳に知が流れ込む )
【 太古の力 】【 魔物の真髄 】【 魔界の風 】【 太陽の力 】
【 死者活力 】【 豪腕 】【 知識億 】
「 -- -- - - 彼の力は モラが与えた物だ これで其方は対等にアポクリファを歩ける 」
拒否権など 無い
( 次の言葉待たぬ間に 流し込まれた知識が、どう力となるのかも知れずに
魔物の体は 杖へと引き摺り込まれ始めた )
…………い…らねぇってのに…っは…が…!
(…そんな大量の知識に耐えられる脳みそ構造を
している訳当然あらず…頭を抑え苦しそうに
のたうちまわり…
数分もそれが続き、落ち着いても…
…決して、それを使おうとはしなかった)
健闘を --- - - - 祈る -- -
・・・アポクリファ ザラァークの塔4階・・・
訳のわからない光景は続く… 杖に引き摺り込まれた先に現れたのは
知識の混沌 本の床に壁、塗ったぐる様な汚緑色の空に酸の海 不健康的な知の世界
( 読書を行なっている『シーカー』の群れの近くに ザレッドは現れる )
……さっさと戻せっての…はぁ…あいつ許さない…
………ったく…
(憎たらしく自分の手を見た後、改めてどんな能力が追加されたのか魔道具で確認して
…どうにもしたくないので頭掻きながら通り過ぎ)
【 太古の力 】自らの元となった太古の存在 その力を身に宿す
【 魔物の真髄 】【 魔界の風 】【 太陽の力 】自己解釈
【 死者活力 】亡き者にした存在から解放された生命力を奪い取り 再生力を大幅に高める
【 豪腕 】自己解釈
【 知識億 】本から得られる知識を完璧に我が物に 力の元となる知識を扱いこなせる
【 モラの糸 】呪い モラの要求を叶えるまで 身近な者にに災厄が起こるアポクリファ内では無効
( 存在に気付いたシーカー達が 念力を飛び道具として放ってくる
さらにシーカー達の騒ぎに感づいた魚巨人『ルーカー』が接近して腕を振り上げる )
階段が近くにあった『昇り階段』
………はぁ、ほんと運も無いし……
……最悪だよ…ったく…
(もう手を出すのもめんどくさく…
…簡単な飛び道具、飛んで避けて擦り傷一つも
無し…
…振り上げられた腕を躱し…命に別状無い程度に
投げ飛ばし……
何も使わず…
……だるそうに歩き、昇り階段へ)
・・・・ザラァークの塔 最上階・・・・
( 見たくも無い様な空の広がる大広間 その中心で 男は魂を喰らっていた )
『 不味い 不味い!…しかし この様な世界とも、生活とも縁を切ることが出来る… 』
その大広間のみ、奴の努力の賜物であろうか… 通常の人間に必要な生活用具が
揃っており 作りも神殿の様な物となっている
『 無論 モラには然るべき罪を償って貰わなければならん!
その為に私は今の今まで 奴の地に下るこの世界の魂と知識を喰らってきた … 』
さて
『 … 新たな犠牲者が来たか 確か、モラに牙剥かんとしていた者だったか?
そして 私と対峙する事を望んだのだろう 首輪を付けてだ、奴は血も涙も無いからな』
……望んでないっての…俺にもよく分からないし
…はぁ、よいしょ…
(頭抱えて答え生活用品の中から布団取り出しては
そのまま敷いて目の前で寝ようとしており)
……俺はさ、今は目標があるんだ、だから
お前と戦ってる時間は無いんだよ…分かる?
早く帰って子供と一緒に遊んだり…とにかく過ごしたいし…久しぶりにナイアの尻尾も弄りたいし…とにかく俺はあいつらと一緒にいたいの…
………Do you under stand?
『 … はっはっはっは 何とも …初めて此処に来た私と似ているではないか
ならば此処から私を殺さずして帰った結末も予想出来る 、成る程 奴は
この手口を好んでいる様だ …何が叡智の神よ 身内に手を出す外道めが 』
( 手の中で水晶玉を作り 彼にしか見えぬ元の世界を覗く )
『 …ほう 子が居るのか …いや、居たと言うべきか …共に悔やませてもらおう 』
『 …おお 見ている見ている …どうやらまだ子は『居る』である様だ
しかし やつはどうしても私を亡き者にさせたいらしいな 』
……………………
(布団に潜り込んだはいいもののどうにも眠る事
も目を瞑る事も出来ずにいて、寝転がったまま)
……雑談するか?
(修学旅行のあれみたいになっていた
…本当に戦闘意欲も無く、少しの興味を向けて
指の骨リズミカルに鳴らし)
『 ほう?君の様な者は初めてだな どれ 』
( 再び水晶を )
『 …おかしい 奴の世界に何者かが干渉している…
どうも 君との雑談を楽しみたいものだが、そうもいかない様だぞ?』
( アポクリファ 気持ちの悪い空… 男が見上げるその場所に
黒い触手と あの濁蒼の触手がぶつかり合い 離れ 再びぶつかり合う )
……………どうやらそうみたいだなぁ…
(寧ろ嬉しいのか笑み浮かべて…)
……ごめんなお兄ちゃんっ!雑談はまた今度!!
(いつもと変わらない銃弾を濁蒼の触手に狙い撃ち
命中させれば…じわじわそこから手が…
…何とは言わないが、ある虫のように分裂して)
…
『 …得難い素晴らしいものを思い出せてくれたな 』
[サクッ]( ザレッドの後頭部にナイフが刺さる )
『 手荒ですまないが、怪我の詫びと記憶の礼だ
せめて 私なりに君の手助けをさせてもらおう 』
武運を祈る
【 アポクリファ対策法 】【 ザラァーク召喚 】【 モラの糸の切除 】
ザレッドの頭へ 静かな応援と共に …本当に必要な情報手短にが流れて来た
爆発する様に濁蒼の触手が増えて手を貪り食う さらに強大化した
触手の群れが黒い触手を襲い 勢いを弱める
……一瞬、なんか川見えたんだけど……
…でもありがと…お兄ちゃんっ…!
…さてっと…出来る限り魔物にならないように…
…あいつの思惑通りにならない程度に……
(フィストショット…皮肉にも貰った能力のせいで
一発がビル崩壊させる…ように高まり
容赦しないと言わんばかりに拳を何百個も浮かせ)
ぶちとばすッッ!!!
(一切連打)
[ ト''ッパァッンッ ]
( 大きくモラの力が抉り取れ、中に浮かぶ濁蒼の光球が露わになった )
【 スカルグレイ ブ 】
骨の流星が敵対者へと降り注ぐ
無論 ザラァークの元へも
( 黒の触手が直撃 挙句光球のレーザーを受け 大きく弱る )
…………一個、感謝しなきゃな、お前には…
……俺がしたい、必殺技があったんだけど…
…お前のおかげでそれが可能に出来そうだ…
(黒の触手を引き寄せ…撫でた後、庇うように後ろに)
(右腕を構えながら笑み浮かべ…
…攻撃は受けないようにしっかりと身代わり拳を
大量に相殺させ)
「 っっ --- - - - - !!!!!」
( 光球が破裂 中から酷く疲弊した様子の青髪が現れる )
【 圧壊 】
【 相殺 】
( 青髪の放つ極大衝撃 … 下より飛んで来た衝撃により阻害され
ザレッドの元へ届く事は無く その内に黒の触手は力を整え 出口を切り開く )
…………ま、とりあえず少しだけ…吹っ飛べッッッ!!!
(10%も出来ていないが右腕大振りし…
台風起こし青髪吹き飛ばし…出口に黒の触手と一緒に向かい…)
……あ、お兄ちゃんはどうすんだ?
(じっと、近くに立っているのを見て)
『 私か?此の期に及んで私か …アポクリファ、この永遠の
図書館には もう奴が好き勝手できない様に番人が必要となる … 』
( 元の場へ戻り、ザレッドを見上げる )
『 必要な時は君に与えた知識である『召喚』を使うと良い
助力が必要ならば助けになろう …さぁ 奴を追い出したのだ 君も早く 』
( 青髪は耐えきれずに領域から脱出、支配の力がアポクリファから薄れる… )
「 お -- - が ぅ -- - !!!」
………あんまあいつの与えられた力は使いたくないけど…でも、分かった…!!
……ありがとなーー!!!
(親指グッドしながら手を振り…脱出していき)
・・・・元の世界・・・・
「 ぇ -- - げぇっ が っっ はぁ 」
( 前方に気絶している 黒へ攻撃を仕掛けようとした時…
左眼が燃える様に痛い 杖にもヒビが入り 空間に穴が… )
く''ああぁぁああああぁぁああっ!!!!!
( 左眼と杖が破裂 アポクリファへの干渉は失われ
左眼を抑えて辛うじて立っている… 穴から現れたザレッドに
注意を向けることも出来ず 黒はその間に… )
「 っだぁっ! もう今度という今度はぁっ!」
( マジギレ、右手に波動を集中させる )
………………
(無言、カオスな状況だからそれもそうなのだが…
…嬉しさもあり…少し寂しさもあり……
……両手で顔を抑えるが、そこからぽたぽたと
溢れてしまい)
……っ……っ………
( 怨みがましい眼を2人に向け
青髪は撤退して行った… その後を最早逃せない )
「 まっちやがれってんですわぁーっ!」
( 黒はザレッドを確認できずに追い掛ける、あれほどやられた以上は
もう根絶やしにするしか黒には頭が無いのである )
…………はは、はぁ……
(顔拭い目の腫れ誤魔化しながら
何もせずじっと見ていて)
……疲れたな、なんつーか
「 っ っんのぉっ! やろぉっ!」[ バァンッ! ]
( 追いかけっこの末 ついに波動の拳は濁蒼の者を捉え…
「 … ぃ ぃ い …!? 」
その [ 皮 ]を引っぺがした )
「 な …ザレッド!へ 変っ こいつ っ 変っ !」
( 濁蒼の皮剥がれた 何者か… 其れは何の変哲も無い ただの人間 )
- -- - -- - -- - -
本気で --- - - 本気で逃れられると 思っていたのか?
(……見知った声、面倒と思い頭掻く…も
余裕そうな態度)
………はぁ、簡単には逃してくんないって感じか…本当に面倒で…だりぃなぁ…
(背を向けて……ナイアに呟き)
.……まぁ、いいや、行くぞ、決着はもう着いてる
-- - - 何にせよ 悪く無い働きだったぞ ?モラの勇者よ
「 -- - - おかげで 蔵書は更なる厚みを見せた -- - ここ数年
なかった事だ 喜ばしい -- - - - 」
( 暗がりから声は聞こえる )
「 -- - -さて 勇者への計らいを1つ増やすとしよう
今やザラァークは脱出の術を失い 永遠にアポクリファに
住むことになった -- - -これはそなたの功績だ 蔵書の厚みも 同様 」
「 それ故に 其方からモラの勇者を剥奪しよう 残念ながら
其方が1番にそれを望む様でもある 」
「 …向こうは全く、弱ってなくて続ける気みたいですわい」
「 …ん? わたくし 何かい …こら、また何かつけましたわい 」
( 口調が若干変になり、青髪に詰め寄る 無傷の青髪は 言う )
「 -- - - -- 勇者の反逆 然るべき罪として
身近くある者に不幸を被せることにする どうだ?順当な等価と言える 」
…………………
(返事無し、とても嫌っているようで…
…グッと右の拳強く握り締めながら
そのまま無視して歩き)
「 -- - - 今に 其方も跪かずにはいられなくなるだろう
付き合う者 それどころか娘にも反逆の烙印は押される 」
( ザレッドの脳内にのみ それが響く )
「んんっ ぐ!次また妙な事を… あぁっ また!」
( 自らの力で不幸を払う黒、何かを言い返そうとするが
眼を開けた瞬間に憎らしいあの濁蒼は消え果てていた )
…………………あいつは本当に…跡形も無く
消滅してやる…
(……嫌そうに返事した後、ナイアの手を少し
無理矢理引っ張って自室に戻り…
…右腕を固定して包帯でぐるぐる巻き付け)
「 ったく あの青タコぉっ!」( 抵抗せずに連れられ 部屋に戻り… ザレッドの怪我見てさらに憤る )
[ かぷっ ][ ぬるっ ぎゅ ]
( そして… 怪我した時の対応はいつもの通り、ザレッドの傷口を舐めたり少し噛んだり
きっちり濁蒼の残り香は全部抜き取って 正常化を… )
「 … ごめん もっと注意しとけば良かった 」
……大丈夫、それに…
(治療されては感謝も伝えつつ少し苦笑していて
左手で頭撫でた後、治療された右腕を見ては…)
……次、これでぶっ壊す
(静かに怒っており、更に内側から大きな力を
感じ取られて)
「 …ん?【 フォースオブアカデミア 】… あぁー まぁたあいつめんどくさいのを… 」
( 旧神の物では無いとは言えど古代の力、敏感に感じ取った
黒はため息を吐きながらもザレッドの膝の上に馬乗り そのまま胸に耳当てて )
トクン…
「 …よし もうあいつの糸はないみたい …これでザレッドの体は安心な訳だけど
その力を扱いこなすには経験者の手ほどきが必要よ?でなければあいつ自身の
力、【 知識億 】を使うことになっちゃうんだから 」
……………考えはある、大丈夫…
…これに関しては誰に何を言われようと止める気
がないから……
(精神集中しながらしっかりと準備だけはして
…ナイアを見る目も、あまり穏やかでは無く)
「 … 止められなかった私が言うことじゃ無いけど
ホント、体だけは大切にしてよね?」
( 尋常では無い、そして止められない眼をしているザレッドを見ては
渋々膝から降りて 中国と心配の言葉だけを残す… )
「 …待たせるの 私だけじゃ無いんだし 」
…………大丈夫、大丈夫……
……絶対ぶっ潰せるっていう確信もある…
…すぐに、倒せる…
(笑み浮かべ返事した後、改めて右腕に力を溜め
ては脈打たせていて)
「 …それは、今 行くのかしら?」
829:ザレッド・イニール◆rDg 剛手腕の魔人:2020/02/02(日) 19:26 ……俺からは仕掛けない…直に…あいつから
仕掛けてくる…って予想してる…
(外をチラリと見て…)
……熟成させた方が肉って美味いだろ?
それと同じだ…
「 ……変なお人ねぇ 」
-- --- - -- - --- すー すー
( 机の下から 悪意の1つもない寝息声- -- )
「 …仕事はもうオフらしいわよ?」
( こっちもこっちか、と呆れて腕を組む )
…………寧ろ好都合、その間に力溜める…!
(一瞬イラッとしたが置いておき
ニヤリと笑み浮かべながら集中していて)
「 ……気を付けて、何が起こるか理解できませんわ 」
「 -- - - -- -- すー -- すー 」
( 気配はビンビンに感じている… 筈、なのに
青髪の動きは無い 妙なまでに動きが存在していない )
「 …もしくは、何もする気ないのかしら 」
………ナイアは部屋出てて別にいーよ…
(じっと見つめながら一旦に告げては
小さく汗垂らして)
「 …… 助けが必要なら呼んで 」
( 一触即発… 無茶苦茶な父の気配により 眠りから気絶へと移行していた
ミィリィを抱き上げて 黒は部屋を出る… ……地味にクジラの絵もコソコソ… )
…………
(小さく頷いて…それだけ、返事は
…部屋内二人きりになり青髪に気をつけていて)
「 -- -- - -- すー --- - - -すー 」
( 眠る ........ それは 行動のないが故の 全ての存在が望む休息 )
知識を満たす その欲望に見合う知識の出現には限界がある事を知るが故に
1日の流れる中 その行動はそれまで ここまで -- - 制限を掛け 少し少しと毟る
故に 『厄災』以上の脅威へと成る事は無い
興味を絶やさぬが為 たったのそれだけのために
( 故に ただ .... )
「 --- - - - - すー -- - すー 」
( 行動を満たした場合の 青髪の危険性は皆無に近い )
……………
(……瞑想、此方も目を瞑り…右腕を突き出しながら静かに汗垂らして…集中だけしていて…
……そんな事など、知らず、脅威という事だけを
認識していて)
「 --- - - - - -- - すー -- - - -- - くー 」
( 寝返りを打って机の外へ転がり出た… また帽子は無い、脳の杖も何処かへ行った …
微塵の隙、そう言いたいところだが見た所 よく見ても隙以外の何も無い ただただ眠っている )
ふぁ -- - - - -- すー
……………っ………
(気は抜かない、油断はしていない
構えここまで来ては簡単に解こうと思っても
解けるものではなく、苦しそうに息漏らし
汗の量も増えていて)
「 -- - - - - -- すー すー 」
[ガブ ]( 何処からか現れた帽子が机に噛み付く )
( … 本体は何も変わらず眠り続ける、本当に隙だらけ )
……………
(じっと待機、何も此方からはせず…
…ただ、相手から何か来るのを待ち)
「 - -- - -- - - - - ふぁーふ - -- - - くっきー 」
( 眼力か… とりあえず、起きてはいるものの全くザレッドに意識向けず
部屋の隅にあるクッキー瓶に近寄る、帽子はザレッドの足を舐め始めた )
[ レロレロレロレロレロレロレロレロレロ ]
「 -- - - - - -おいひ 」
……………
(乱されず、腕には力こもったまま、反応もせず…?)
……くーー……
(……力は込めているものの、眠りについていた)
「 - --- - -- - - - [ こん こん ]」
( 食い終て満足したか 壁を二度突いて何処かへ去って行った
…帽子は個別行動 机やベッドやソファなどで遊び回る )
『 … うーんと マスター?行っちゃいましたケド?』
( 耳元で声 )
…………んぁ?あー、お、起きてるっ!!
(話しかけられて何とか意識戻ったが
眠そうに目を擦って
右腕の力保ちながら元の日常生活できるように
して)
『 ふー… やっぱ抜けてるよね、マスター 』
( 隣を飛んでいる黒い装甲のチビ女、従えているアンカーフォースは
帽子を捕らえて離さず、ベロ伸ばしたりして必死に抵抗していた )
『 じょーきょー説明するよ?あの青いのは壁からどっか行って
そこの帽子はこの部屋で遊びまわってた、おっけ?』
……あ、あー、うん、勿論分かってる…
(ぽりぽり右手で頭を掻きながら冷や汗かき
少々困惑顔で……)
…足べっとべとだよぉ…最悪
【 バブリング 】( 泡が飛んできて綺麗に足を洗浄する… )
『 んーっ …仕事終わってやっとハデス、完全復活…疲れたよマスター 』
( 抵抗する帽子をフォースが握り潰した )
『 ぁー …… 後片付け終わったらハデスはもー休みます…
黒ちゃんはお先にベッドに寝かせて、お子さんはこっちで預かってるから
マスターも久しぶりに癒されちゃいなよ… ふぁ 』
……分かったー…ふぅ、なんか…頭がどっと
重いや…
(気も一気に緩み笑顔浮かべながら頷いて)
……ゆっくり休む…かぁ
『 Have a good night … 』
( フラフラとクジラの方へ飛んで行く )
…はー …ふー
(待ち過ぎていたかどうかは知らないが、ベッドで寝息を立ててる
小さめの黒い人物が1人、眠りと起きの中間あたりの状態で )
「 …… ん …ぁ? みゃ… レット、ザレッド … 」
…………ザレッドですよー……
(とはいえ此方も眠い状態、覆い被さる状態で
上から倒れてしまい
…ぎゅぅぅと此方から抱き締めながら眠りにつきかけていて)