従兄妹がかわいすぎて溺愛してしまう件。

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1:SHIKI(。&◆WU:2015/01/19(月) 19:34 ID:vY.

ひょんなことから同じおうちに住むことになった

高校生従兄妹のお話。

2:SHIKI(。&◆WU:2015/01/19(月) 20:06 ID:vY.

こんばんわ!『従兄妹がかわいすぎて溺愛してしまう件』通称(?)『いとかわ』←小惑星??w

クリックしていただきありがとうございます!

作者のSHIKIと申します!よろしくお願いします!ヽ(*´∀`)ノ

さてさて、簡単に自己紹介…。……・どうしよう!?人に自慢できるようないいところがない!!

…はぁ…探すか。

…というわけで…↓

・13歳
・ドライマンゴー好き
・納豆大ッ嫌い
・絵を描くの好き
・ダラダラするの好き
・ピアノ習ってる…etc

こんな感じ??w頭はくっそ悪いwキカナイデネ(´;ω;`)


これから「いとかわ」よろしくです(*´∀`*)

3:SHIKI(。&◆WU:2015/01/19(月) 20:15 ID:vY.

注意点…

この小説は基本的に二日に1回更新します。(かめさん更新すいません)

基本的には全てナレーションですが、時々目線を混ぜてあるときがあります。

そのときは最初に*○○*と付けますのでよろしくです(*´∀`*)


その他この小説を読んでいてわからなかったことや読みづらかった点

感想などをお待ちしています!!




SHIKI

4:SHIKI(。&◆WU:2015/01/19(月) 20:58 ID:vY.

キャラ…


・藤村 未月 Fuzimura Mitsuki

2月17日生まれ AB型 高1

肌の色素が薄く夏も日焼けしない。髪の毛も薄くてやや茶色。ふんわりカールを片結びや三つ編みに。
性格は天然。ちょっぴり世間知らず。実は寂しがり屋。勉強は学年で真ん中くらい。運動が苦手。
髪の毛は天紀と一緒に住むようになってから天紀にやってもらっている。 天紀のいとこ


・水瀬 天紀 Minase Aki

5月21日生まれ B型 高2

こちらも肌の色素も髪の色素も薄い。髪はうす茶色。さらっとしてる。
性格はしっかりもの(未月大好き)学年トップ、部活は剣道部。勉強時黒縁メガネ着用
未月とくっついてるのが好き。未月の髪の毛をいじるのが好き。



↑くらいかな。また増えると思います(*´∀`*)





SHIKI

5:SHIKI(。&◆WU:2015/01/19(月) 21:34 ID:vY.


「ただいま!未月、母さんごめん、俺海外転勤決まっちゃった」

お父さんが帰ってくるなり言った一言で、お母さんが一度放心した。

「え、おとうさん…左遷?」

「え!?未月!お父さんそこまでへんなことしてないよ!?そうじゃなくて新しいプロジェクトリーダーになっちゃったの」

未月の父親は、大手企業の課長である。母親は祖父母の介護に備えて専業主婦。

「そうなのね…じゃあ引っ越さないとね…。未月…ちゃんと馴染めるかしら…」

母はぼんやりとしたままそう言った。未月は自信がないとばかりに首を振った。

「うーん…そのことなんだが、東京で一人暮らしさせるのはどうだろう?」

父は、社会勉強の一つだ、と理由をつけたしながらビールをカシュっと開けた。

「いいわね!東京には従兄妹の天紀くんもいるし何かあったらそこに連絡すればいいわ!」

母が笑顔に戻ったのを見て未月は少しホッとした。

「じゃあそういうことで…いいかな?未月」

父が少し心配そうな目で見てきたので、未月は寂しさを押し殺して頷いた。

「じゃあすまないがあさってまでに荷物を準備しておいてくれ。」

「「はーい」」

「あの子本当に大丈夫かしら。我慢してないかしら。」

「大丈夫だろう。天紀くんがいてくれるさ。」

両親が心配していることを未月は知らない。

6:SHIKI(。&◆WU:2015/01/19(月) 21:49 ID:vY.

「未月、何かあったらすぐ天紀くんの家に電話してね」

母が心配そうな顔をしながら
空港の搭乗口まで行ってしまった。
これからの一人暮らしに未月は不安を抱えずにはいられなかった。

(私も学校いかなきゃ!しっかりしっかり!)

未月は自分に喝を入れ、空港を後にし、学校へと向かった。

校門をくぐるともう五月上旬だというのに遅咲きの桜並木が迎えてくれた。
その後職員室、校長室で挨拶を済ませ、未月は担任の先生と一緒に1年4組の教室へと向かった。
廊下はまだ騒がしかったが、未月は緊張で周りの音が全く耳に入ってこなかった。

「みんなすわってー今日は新しい友達を紹介するー。藤村ー!はいれーー!」

ガラっと教室のドアを開けて、中に入る。周りからは「肌しろーい」とか「髪サラサラー」とか
「美人じゃん!」という声が上がっているが、未月の耳には届いていないだろう…。

「ほら、藤村、自己紹介。」

未月は担任の声にハッとし口を開いた。

「静岡から来ました。藤村未月です。気軽に話しかけてくれたら嬉しいです」

教室から「わーっ」という歓声が上がった。そして周りの席の友達に歓迎されながら
窓際の一番後ろへ座った。

7:SHIKI(。&◆WU:2015/01/19(月) 21:56 ID:vY.

「未月ー!今日の昼休み学校案内するよ!あたし詳しいよ!サボる場所とか探してるから!」

そう言って2時間目と3時間値の間の中休みに話しかけてきたのは、
隣の席で初めて仲良くなった、【森内 紅音-もりうちあかね-】だった。
いつも笑顔で、クラスのまとめ役らしい。

「え?いいの?あかねちゃん…迷惑じゃない?」

「いいよー!もっと仲良くなりたいし!全然オッケー!!あと、呼び捨てタメ口でいいよ(ニコっ」

「ありがとう!じゃあお願い!紅音!」

こうして未月は新しい友達と
より仲良くなることができた。

8:SHIKI(。&◆WU:2015/01/21(水) 20:11 ID:vY.

そして昼休みになり未月は紅音と一緒に校内を回っていた。

「ここが理科室、隣が器具室だよ!ここらへんは二年生の教室だから先パイとかに目付けられないようにね?(笑)」

紅音は笑顔で言っているがこの学校の先輩後輩関係は
意外にも厳しいらしい。

「ええ〜怖いなーどうしよう〜〜〜〜」

未月は不安そうな顔で言った。
そうしたら、紅音は真顔で

「大丈夫だよ。未月可愛いし。2年の男子が守ってくれるよ(さらっ」

そんな会話としていると、ある教室の前に
大きな人混みが見えた。

9:SHIKI(。&◆WU:2015/01/21(水) 20:28 ID:vY.

「ねぇねぇっ♡水瀬くん!今日一緒に帰ろうよぉっ」

「えー!そんな子放っておいて、私とボウリング行こう♪」

人だかりにいるのはほとんど女子の先輩で、
中心には男子がいるようだ。

未月と紅音が人混みの前で立ち尽くしていると。
人後もの中心にいると思われる人物と目があった。

「え!?ヤバい!!水瀬先パイと目があった!ってかこっち来る!どうしよ〜〜〜〜」

紅音が騒ぐのにびっくりしたのと同時に未月はこっちに来る
先輩の方へ視線を向けた。
その顔を見て未月は「どこかで見たことある…」なんてことを考えていると…

「久しぶり、元気だった?みーつき!」

その声と口調を聞いて、未月はこの人物が誰かすぐ思い出すことができた。

「あ、天紀お兄ちゃん!?久しぶりだね!!…なんか…イケメンになってる…ずるい…」

そう言って未月は頬を膨らませた。

「なにそれ(笑)かわいい(ニコ」

そう言って天紀は膨らんだ頬をツンツンした。
周りの男子からも女子からも悲鳴が上がった。

10:SHIKI(。&◆WU:2015/01/21(水) 21:00 ID:vY.

なんと、人ごみの真ん中にいたのは未月の従兄妹、水瀬天紀だった。
二人は小学生の頃に会ったきり、もう何年も会っていなかった。

「え!?二人って兄妹!?…でも久しぶりってどういうこと??」

紅音は頭がいいとは言えないので混乱している。
わからないことを口に出しているのは本人も気づきていないらしい。

「紅音。落ち着いて。お兄ちゃんは私の従兄妹だよ」

「あ、そうなんだー!ビックリしちゃったー!」

「未月さっそく友達できたんだね、仲良くしてね、紅音ちゃん」

そう言って天紀は紅音に笑いかけた。
紅音は名前を呼んでもらえただけで有頂天だった。

「あ、そうだ。未月、今日ちょっと話あるんだ。一緒に帰ろうか。」

「え?あ、うん。わかった」

「じゃあ教室に迎えに行くよ」

そう言って天紀は教室に戻っていった。

11:SHIKI(。&◆WU:2015/01/21(水) 21:33 ID:vY.

そして放課後、未月は1人で天紀を待っていた。
紅音は、補習が嫌でどこかへ行ってしまった。
その時廊下から歓声が聞こえた。
何かと思い外へ出てみると、そこには天紀の姿があった。

「あ、未月。ごめんね遅れちゃって」

「あ、ううん。全然大丈夫だよ!」

未月は満面の笑みで答えた。

「うわーその笑顔は反則だよ…」

天紀は未月に聞こえないようにボソっと
呟いた。

「え?何か言った?」

未月が聞くと、天紀は何もなかったかのように、

「何でもないよ?早くかーえろっ」

そう言って未月の手を引き歩き出した。
周りの1年女子も悲鳴を上げていた。

12:SHIKI(。&◆WU:2015/01/23(金) 21:34 ID:vY.

「天紀ちゃ…じゃない。お兄ちゃんっ歩くのっ…早いっ」

未月は自分の手を引いたま前を歩く天紀に
いつもより勢いよく声をかけた。

「あははっ!天紀ちゃんでいいよ。ごめんごめん。ちょっと浮かれててさー」

そう言って笑いながら天紀は、
未月に歩くペースを合わせた。

「それにしてもかっこよくなったねー。整形でもしたの??」

未月は真顔で聞いた。

「えっ!?俺って昔そんなにかっこよくなかったの!?地味に傷つく!!」

そんな会話をしていると、
分かれ道が見えてきた。

「天紀ちゃんは左だもんね。私は右に行くんだ。じゃあバイバー…」

未月が言いかけたとき

「一人で帰れるの?」

天紀が顔を覗き込んだ。

「えっと…あの…無理‥かも」

未月はうつむきがちに呟いた。

「ほらね。未月のことはなんでもわかっちゃうもん。俺。」

そう言って天紀は再び未月の手を引いて
歩きはじめた。

13:SHIKI(。&◆WU:2015/01/25(日) 16:27 ID:vY.

「ほら、着いたよ」

「え、ここ?私、マンションだと思ってたよー!」

未月の両親が未月「たち」に用意したのは、
立派な新築一軒家だった。

「ええーっこんなところに住んでいいの!?私一人で!?」

未月は驚きながら言った。
すると天紀が、

「え?1人?未月。お母さんたちから聞いてない?俺も住むんだよここ!」

といった。
未月は一度フリーズして、数秒たって、天紀の言葉を理解した。

「ええっ!?ほんとに!?ヤッター!」

未月は飛び跳ねて喜んだ。
未月の行動に天紀はとても驚いた。けれど、
その行動が普通ではなく、一緒に住むのはおかしいと気づいてしまったら、
大好きな未月とは一緒にいられない…と考えたので、天紀は黙っていた。

「寒いし中に入ろう??」

天紀が家の門を開けて入っていく。
未月も天紀について行った。

14:SHIKI(。&◆WU:2015/01/27(火) 21:14 ID:vY.

「うわーひろーい!」

未月は家に入るなり、靴を脱いで、家中を散策している。

「ねぇねぇー!天紀ちゃん!ここ私の部屋かなぁ!ベットかわいー!」

そう言って未月は制服のまま、ベッドにダイブした。
枕に顔をうずめたりして、ゴロゴロしてた。

「こらこら、制服シワになっちゃうでしょー。ちゃんと着替えてから。ね?」

天紀は未月の顔を覗き込みながら言った。

「うん。わかった」

未月は小さい子のようにコクンと頷いて、ベッドから降りた。

「でもさーその前に、天紀ちゃんのお部屋も見に行っていいー?」

「いいよ?俺もまだ見てないからどうなってるかわからないし…一緒に家の中探検しよっか」

「うん!」

未月は、無邪気に笑って見せた。

(あーそんな無邪気に笑わないでよー)

天紀は、赤い顔をなんとか隠しながら、未月と家の中を散策し始めた。

15:柚來:2015/01/27(火) 22:27 ID:zcU

すごい面白い!
書くのうまいですね!!


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