「ふぁぁぁ〜」
大きなあくびをしてから、机に突っ伏す
今日は、よく晴れた日
青く澄んだ空と太陽が眩しく
白い雲も今日の空色にはよーく合っている
でも、それを喜べないのは私が捻くれているからだろうか
響き渡る大きな声や、ボールの弾む音
とても楽しそうだ
それらを耳に聞き流しながら、私はため息をつく
別に、疲れている訳じゃない
ただ、つまんないだけ
そう、つまらないのだ
「………」
単純すぎるクラスメイトたち
贔屓する先生
成績優秀な私は贔屓される側だけど
それを恨みにネチネチ悪口言うのはやめてほしい
努力もしてないくせに
それに第一、私が贔屓されたくてされているわけではない
まぁ、そんでもって私はいつも一人
「可哀想」なんて言う人もいるけど
私はいいと思っているんだ
なんせ、口出しする人はいないし
……でも、楽しくない
こんな変わりのない退屈な日々、早く終わってしまえばいいのに
なーんて思いも口には出さず
私はまた、ため息をつく
>>42
感動してもらえたのと、続けてくださるのとでとても嬉しいです!
ちなみに、改行は少ない方が、本格的な小説っぽくなりますよ〜
もっと続けてほしいなぁ〜。
私もこの小説大好きだからさ〜・・・
お願い!(>人<)
続きが気になって気になって
47:少女匿名:2015/08/04(火) 00:06 ID:nJ6 ここ最近、飯が喉を通らない。
頭の中がひたすら涼紀さんのことでいっぱいで、他にはなにも考えられないような状態。自然と、ご飯にも目が行かなくなるわけだ。自分じゃ食が細くなっている自覚はないけれど、最近峰さんに「頬痩けてるけど、ちゃんと食べてる?」と言われてしまった。
恋の病を患った乙女にもこんな病状が出ると言うけど、ご飯を食べられないってかなり深刻じゃないか?恋って、一歩間違えば餓死が待っている恐ろしい病気なのね………
「ご馳走様」
橋をおけば、未唯香が驚いたようにこちらを見る。
それも束の間、直ぐに意地の悪い笑みを浮かべて
「ダイエット?漸く腹の贅肉気にし始めたんだね〜」
「………キモ」
吐き捨てるように言ってやれば、未唯香は唖然とした表情になった。目が点になるとはまさにこのことで、少し笑えてしまう。
なにをしても冷たい視線を飛ばしてくる家族とも顔を合わせたくなくて、早足で部屋に入ろうとした時。
「ちょっと」
「………なに」
足だけをぴたりと止めて、そのまま私は動きを停止させる。
氷槍のように冷ややかで、突き刺さるような視線と声。 振り返らなくたって、そこに居るのが誰か分かった。
_____また、延々と続くお小言ですか?それとも「貴方のための説教」と称したただの八つ当たり?
これまでに受けてきた、精神的な苦痛の数々。
それらを指折りで数えながら、私は後ろを向いた。
もう、限界だった。
「あんたのこの間のテスト、まだ見てないんだけど。もう返されたでしょ?
それとも、そんなに人に見せられないような____」
「なにがしたいの?」
母の言葉を遮って、自然と私の口からこぼれた言葉。同時に、喉の奥から熱い塊のようなものが押し上げてくる。
いつか、言おうと思っていた。
でも、言うタイミングがわからなくて。「明日にしよう、明日は必ず言おう」と我慢し続けて一体何年過ぎた?
____面倒くさい。なんで私がこんな人間の言うこと聞かなきゃいけないんだ。
喉元に指が食い込んで、息も出来ないようなただ苦しいだけの日々。
ふとした瞬間に、「この世界から消えてしまいたい」と思うことが幾度となくあった。
でも今は、ただただ怒りがこみ上げてくるだけ。死んでなんかたまるか。
「ただ単に私を苦しめたいだけなら、もう大丈夫だよ。
貴方のお陰で、毎日が地獄のように苦しいから。」
目頭が熱くなったところで無理やり口角を上げて、精一杯の笑顔を作る。
「………っは!アタシはただ……」
「言い訳なんかいらない!」
母の声を聞いて、自分の中で何かが切れた。
自分の固く握られた拳が、壁を強く打つ。
あれ、おかしいな?
この台詞を言う時は、冷静に、淡々と言ってやろうと思っていたんだけど。
でも今は、怒りがふつふつと湧き上がってきて、喉が焼けるように熱くて、視界が霞んでしまっている。
脚本がまるで台無しじゃないか。
「分かってるよ私があんたにとってただのストレス発散の道具でしかないってことぐらい!楽しいんだよね?未唯香と私、明らかに劣っている方を神様みたいに只管崇めてさ!ホンット笑えてくるよ………バカみたい。」
なんでこんな下らない、馬鹿げたたことしていられるんだろう。
なんでこんな阿保みたいに、いとも簡単に人の心を傷つけたり出来るんだろう。
なんでこんな人たちに期待してたんだろう。
「いつか報われる、いつか報われる。」って、従順な奴隷みたいに言うこと聞いてたんだろう。
私の声は、震えていた。
母にこんなこと言うのも、母のこんな顔見るのも初めてで。正面に立つ母の瞳をまっすぐ見据えながら、心の中で「様を見ろ」と舌を出す。
『_______、________、起きなさい。_________』
貴方が私にくれた、命の次に大切なもの。
生まれて直ぐに貰える「それ」も、もう既に忘れてしまった。
「もう、名前も呼んでくれないんだね。」
>>45
夏音 ふうり様
そんな!大好きだなんて……
こんな文才の欠片もない文章を呼んでいただいて、しかもお褒めの言葉もくださって……
本当に本当に嬉しいです………ありがとうございます。
タブレットを抱きながら、ただいま布団の上を絶賛悶え転がり中でございます。
二度目ですが、「大好き」という言葉に思わず涙が出てしまいました……
これからも、少しずつ更新を頑張って行こうと思うます。応援お願いします!
>>46
◆Ss様
ありがとうございます!
この小説を読んでいただいたこと、こんな拙い文章でも続きが読みたいと言ってくれたこと、本当に嬉しいです!
とても暖かいコメント、心の励みになりました。
ちょくちょく更新してまいりますので、これからも応援、お願いいたします!
>>48
おう、応援してるで
面白いですね!これからも頑張ってください!
51:夏音 ふうり:2015/08/06(木) 14:52 ID:umQ頑張って〜!!!ファイト〜だよ〜☆
52:少女匿名:2015/12/04(金) 20:13 ID:SlM
部屋に入ってベットにダイビング。
沈んでいく布の上に、じわりと涙がにじんだ。
涼紀さんのことを思えば思うほど、あの楽しかった日々を浮かべれば浮かべるほど、涙はとめどなく溢れてきた。
それほどに、彼と過ごした日々は無機質だった私の日常に鮮やかな色を残していったのだ。……その色が、今となっては爪痕として私の心を痛めて行くけれど。
「ああ……」
恋をしたんだ、私。彼と過ごしたあの日々に。
今にでも帰ってきてほしい、あの一瞬一瞬に。
すべての情景が、私の中では大きく大きく、それはもう鮮明に残っていたのだ。
「……帰って、こないのかな。」
もう二度と会えないのかな。
そう思うと、胸がどうしても苦しくなる。
止まりかけていた涙も再び溢れ出し、私の思いをより一層大きくさせた。
_____どうか、消えないで。私の思い出を枯らさないで。
「………もう
……………私を一人にしないで……………」
小説凄く面白いです!この小説好きなんでこれからも頑張ってください!お願いします!
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