閉鎖空間。

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧キーワード▼下へ
1:酸素◆O2:2015/05/09(土) 00:21 ID:kE.

No.000:プロローグ

__閉鎖空間。
光も差し込まず風も入らない、温度も感じない。
そんな閉鎖された空間に僕は立っていた。
箱の中に閉じ込められているようなそんな感じがした。

呆然とする僕をよそに急に警報音が鳴り、
赤いライトが部屋を染める。
机に何故かあるラジオに電源が入り、音が聞こえた。

「君らには命をかけて、生き延びてもらうよ」

何も感情もこもっていない、性別さえ
判定できない機械音声がとても耳に残る。
僕は、この言葉の意味が分からなかった。

____あの時までは。


新着レス 全部 <<前 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新