初めてスレ立てさせてもらいます。
本格バトルファンタジーを書いているゼシルと申します。感想など随時受け付けていますのでよろしくお願いします!
アマレベルですが寛大な心を持って閲覧していただけると恐悦至極です。
「おいおい・・・マジかよ・・・」
やっとの事で出た言葉はその景色の凄惨さを物語った言葉だった。背中まで赤髪を伸ばした冗談のように美しい女性は、つり目ガチな目を少し見開いた様子で数瞬の間茫然としていた。 縞模様のボーダーにショートパンツといった格好をしており、ボーダーの裾を無意識の内に握り締めていた。女性の名はサクシア・フォン・メリオン。
「こいつぁ・・・ひでぇな・・・」
辺りに漂う血生臭い匂い、夥しい程の死体。
サクシアは辺りを見回すと、視界の端に人が映ったのが確認出来た。
「・・・なんだ?」
白いぼろ切れのような衣服に病弱のように白い肌、肩甲骨辺りまで伸びた黒髪の少女は少し汚れていた。サクシアは近付いてみる。このような凄惨な場所に余りにも不釣り合いだったからだ。サクシアは首に手を当て、脈の有無を確認する。
「どうやら生きてるみたいだな・・・さて、どうす・・・!?」
サクシアは何かの気配を読み取るとすぐさま少女を抱き抱えその場から離れる。数舜前まで立っていた場所に三本のナイフが刺さっていた。
「あーあ、躱されちゃった。お姉ちゃん、そいつ渡してくれない?」
それと同時に鼓膜を震わせる可愛らしい声────だったがまるで温度というものが無かった。寒気を覚える程身震いのする冷たい声が響いた。
「誰だ?随分と物騒なもの持ってるじゃねーか・・・ガキっ!」
サクシアは振り向いて声の主を確認する。
一瞬、ほんの一瞬だが僅かに目を見開き思考が停止した。まるで童話に出てくる赤ずきんのような格好をしており左手には巨大な大鎌が握られておりそれをに担いでいた。サクシアは先ほど倒れていた少女をそっと地面に置くと一瞥した。
(・・・何があったんだ?このガキとあのガキの間に・・・)
サクシアは眠っている少女の顔を見ながら思考していたがその思考を無理矢理解かざるを得なくなった。大鎌を持った少女が攻撃モーションに入っていたからだ。
「おいおい・・・攻撃がはぇよっ!!」
振り下ろされた鎌の刃を具現化させた双剣で防ぐ。甲高い金属音が響くと同時にサクシアの両腕に痺れる程の振動が走った。
(ぐぅ・・・!? こいつ、なんつー力してんだ!やべぇ・・・)
「あはっ!良く止めれたねぇ? いきなり襲い掛かったのに。それも殺すつもりで・・・」
ギリギリと震える両腕で両者は対峙する。サクシアよりもリーチが長い大鎌の少女が少し優勢だろう。
「はっ! この私に傷をつけるなんざ100年早えよ・・・ああああ!!」
サクシアは拮抗状態にあったのを双剣で押し戻し、刃を振り切って少女の元へ走り出した。
とても緊迫感が伝わってきて良いですね
自分も戦闘シーンの書き方については試行錯誤していたところなので
参考にさせていただきます
>>4
感想ありがとうございます!
参考ならコチラの方が良いと思います!
こちらも読んだら感想下さいw
http://ncode.syosetu.com/n6241cj/
「はっ!リーチが長い分、懐に入られたら終わりだったな。私の勝ちだなぁ!消し飛ばしてやるよ!【華術・虹色の斬撃】」
サクシアが口角を吊り上げ、刀身に纏った虹色のオーラを上下に振り下ろし斬撃として放つ。勢いそのままにサクシアも双剣をクロスして少女に突っ込む。その時、少女がほそく微笑んだのをサクシアは見逃していた。
「お姉ちゃんの勝ち?まだ早いんじゃない?勝負は始まったばっかだよ!」
虹色の斬撃を鎌の柄で受け流す少女にサクシアは思わず戦慄した。さらに瞬きの間すら置かずに大鎌の姿が消えており、両手には黒いチャクラムが握られていた。
「なっ!?」
まさに一瞬の出来事。大鎌が不利とみるや接近戦に切り替えたのだ。少女は身体を捻るように回転し右手のチャクラムでサクシアの双剣を受け止め左手のチャクラムをサクシアの身体目掛けて投擲した。
>>5
短編として見ると少々設定が複雑でしたが、
雰囲気などははっきりと伝わってきていい感じでした
戦闘描写についてはトレーニング用のスレを立てようと思っていたので
立ったら是非そちらにも参加してやってください
>>7
閲覧ありがとうございます!現在あの小説の続きを執筆中なのでもし気になるのであれば書き終わったらリンク貼りますので良ければ見てくださいね!
俺の拙い戦闘描写で良いなら。一人称、三人称視点のどちらでも書けますよ!
>>8
続き、というよりも、それぞれの人物が魔王と戦うようになった経緯や、
魔法などの設定等について詳しく書いた長編にしては如何でしょうか?
中々面白そうな内容になりそうなので、期待してます
>>9
設定集みたいな感じですね。氷雨がどういう経緯で魔界に行くことになったのか、とか、魔法などの設定はまぁ基本の7属性ですかね。 うーむ、骨が折れそうだw
タメ口で良いですよ!
>>10
物語の始まりとか、途中で遭遇する試練とか、見てみたいですね
そう?じゃあ失礼して
>>11
triviaさんも小説書いてるんでしょ?
俺みたいなバトルファンタジー系かな?
>>12
今書いてるのはバトルファンタジー系かな
でも基本は特に決まってない
二か月くらい前はラブコメなんかも書いてた
ここでも以前近未来のバトルもの書いてたけど
その時のはいろいろと酷すぎてお話にならないレベルだったから
いずれ最初から書き直すかも