キャンディ達が過ごす愉快な時間

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1:キャンディ:2016/04/28(木) 21:23 ID:TRk

どうも!キャンディです!
小説を書いてみたいな〜と思ったので、挑戦してみました!

初めての作品なので、ヘンなところがあるかもしれませんが、
それでも楽しく読んでくれればいいな〜と思っています!

感想を言ってくれると、とっても嬉しいです!

85:キャンディ◆ok:2016/12/20(火) 06:36

>>84
ありがとうございます!
楽しんでくれてとっても嬉しいです!これからも頑張りますね!

86:匿名 sage:2016/12/20(火) 12:27

テスト

87:キャンディ◆ok:2017/02/12(日) 09:30

〜コメットボーイズとバレインタイン〜


ある朝の事、クレオはポストに手紙が入っている事に気がつきました。
手紙にはこう書いてあったのです。

『クレオくんへ ぼくの家に来て! ルイス』

手紙を書いたのは、月元(つきもと)ルイスという小学3年生の男の子。
コメットボーイズという男子チームのリーダーなのです。

クレオ「急に来いと言われてもな…。」


クレオがそう言っていると、2人の男の子がやってきました。

ケビン「よう、クレオ!お前も手紙もらったのか?」

彼の名前は、星川(ほしかわ)ケビン。
いつも明るい小学3年生の男の子です。

クレオ「ああ、お前らもか?」

ケビンと一緒にやってきたレンは答えました。

レン「うん、僕たちの所にも来てたんだよ。僕の方が大事なのに。」

レンはナルシストなのです。

クレオ「友達の事も大切にしろよ!」

ケビン「まぁまぁ!早く行こうぜ!」

3人はルイスの家に向かいました。

88:キャンディ◆ok:2017/02/12(日) 09:50

やっとたどり着くと、クレオはドアをノックしました。

クレオ「ルイス〜!来たぞ〜!」

ルイス「やあ、みんな!待ってたよ!」

ルイスは笑顔でドアを開けて、3人を家の中へ上がらせました。


クレオ「…で、なんで俺たちを呼んだんだ?」

ルイス「大事な話があるからだよ!」

クレオ&ケビン&レン「大事な話?」

ルイス「そう!ルリちゃんが朝早く家を出て行ったんだ!」

ルリというのは、ルイスの妹で、小学2年生の女の子の名前です。

ケビン「ルリがどっかへいなくなっちまったから、探して欲しいという事か?」


ルイス「違うよ!みんな、今日はなんの日かわかってるの!?」

ルイスは首を横に振って、みんなに聞きました。

クレオ「なんの日って言われても…ただの2月14日だぜ?」

ケビン「2月14日……あぁ、そっか!」

レン「バレンタインの事だね!」

その通り。2月14日はバレンタインデーです。

89:キャンディ◆ok:2017/02/12(日) 10:05

ルイス「せいか〜い!よくわかったね〜!」

ルイスは笑顔で拍手をしました。

クレオ「だったら普通にバレンタインの話題を振れよ!
お前の妹とは関係ないじゃないか!」

ルイス「あるよ!ルリちゃんはみんなでチョコを作るために、キャンディちゃんの家に向かったんだ!」

レン「こんなにかっこいい僕は、たくさんもらえるだろうね…。」

ケビン「どんなチョコを作っているのか、見に行こうぜ!」

ルイス「さすがケビンくん!よくわかってるじゃん!」


ルイスの「よくわかってるじゃん!」という言葉を聞いたクレオは言いました。

クレオ「は?どういう事?」

ルイス「キャンディちゃんの家に潜入して、誰にチョコを渡すのか聞くんだ!」

クレオ「やめろよ!怪しく思われるぞ!」

ルイス「そう言うと思ったよ!だから女装するって決めたんだ!」

ルイスは女子力が高いので、女装に慣れているのです。
男子力の高いクレオたちは声をそろえて言いました。


クレオ&ケビン&レン「そんなの1人で行けよ!」

ルイス「そんな〜!女装してもらうために呼んだんだよ〜!?」

クレオ「俺は女装にもバレインタインにも興味ないからな!」

ルイス「え〜…。」

みんなで女装するという作戦が、ルイス1人でやる事に変わってしまいました。

90:キャンディ◆ok:2017/02/12(日) 10:31

ルイスはロングヘアーのウィッグを頭にかぶり、スカートを履きました。

ルイス「どう?似合う?」

クレオ「うわ…。」

ケビン「すげぇ〜!さすがルイスだな!」

レン「イケてるじゃないか。僕と比べたらまだまだだけどね。」

引いていたのはクレオだけでした。


ルイス「みんな、ありがとう!行って来るね!」

クレオ「あ、ああ…。」

ケビン「頑張れよ!」

クレオたちは、手を振ってルイスを見送りました。


キャンディの家の前に着くと、ルイスは緊張しながらドアをノックしました。

ルイス「こ、こんにちは〜…。」

キャンディ「は〜い!…あれ?あなたは?」

ルイス「ルイス…の、いとこの…。(どうしよう!名前を考えるの忘れてた!)」

キャンディ「へ〜!ルイスちゃんのいとこなんだね!」

キャンディはルイスの事を「ルイスちゃん」と呼んでいるのです。
可愛い系男子だと言われているルイスは嫌がりません。


ルイス「うん!ここでチョコを作っていると聞いたから、来てみたんだ!」

キャンディ「おいで!楽しいよ!」

見事にキャンディの家に上がる事に成功しました。

91:キャンディ◆ok:2017/02/12(日) 10:50

キャンディ「ルリちゃ〜ん!いとこが来たよ〜!」

キャンディがそう言うと、周りがザワザワしました。
ルリはルイスの所にやってきました。

ルリ「ん〜?(あたしにいとこなんていたかしら?)」

ルイス「アハハ…。(ルリちゃん、ごめんね…。)」

ルイスは苦笑いをしながら、心の中でルリに謝りました。
2人の本当のいとこは、いないのです。


それでもルリは、周りに合わせて対応しました。

ルリ「久しぶりだね!」

ルイス「うん!」

ラミカ「ルイスくんとルリちゃんにいとこがいたんだね!可愛い〜!」

ルイス「ありがとう!」


アイ「名前は?」

ルイスは思いつきで名前を言いました。

ルイス「えっと…ルイーズです。」

キャンディ「ルイージ?」

みんな「アッハッハッハッハ!」

キャンディがわざと名前を間違えると、チョコ作りはさらに盛り上がりました。

92:キャンディ◆ok:2017/02/12(日) 11:15

しばらくすると、みんなのチョコが作り終わりました。
キャンディたちは、渡しに行くために外へ出ました。

クレオたちがルイスの家の前で待っていると、ルイスが帰ってきました。

ルイス「ただいま〜!」

クレオ「あ、お帰り。」

ルイスは家の中に入って、ウィッグとスカートを脱ぎました。
着替え終わって外に出ると、ルリとアイとラミカがやってきました。


ルリ「ルイスお兄ちゃん!これ、ルイーズお姉ちゃんと一緒に作ったの!」

ルイス「そうなんだ!ありがとう!」

アイ「アイもお兄ちゃんに作ったよ。」

レン「嬉しいよ。我が妹よ。」

ラミカ「こ、これ…クレオくんのために作ってきたの…!」

クレオ「ありがとうな!」

ルリはルイスに、アイはレンに、ラミカはクレオにチョコを渡しました。


ルイス「あ、あれ?キャンディちゃんの家で作ったんだよね?」

ルリ「うん!キャンディちゃんはクラブちゃんたちに友チョコを作ったんだよ!」

ケビン「ウ、ウソだろ…!?」

ケビンはショックを受けました。
実は、コメットボーイズのメンバーの中でチョコに一番期待していたのは、彼だったのです。

93:キャンディ◆ok:2017/02/12(日) 11:30

ケビン「お、俺にはないのか!?」

ラミカ「ごめんね。クレオくんのしか作ってないの。」

ルリ「これから3人で遊んでくるから、バイバ〜イ!」

ルリたちは去っていってしまいました。

ケビン「お前らはいいよな!妹がいて、モテていてよ!」

ケビンが大泣きした…その時!


ルイス「はい!」

なんと、ルイスはケビンにチョコを渡したのです。

ケビン「えっ?」

ルイス「僕もさっき作ったんだ!もちろんみんなの分もあるよ!」

クレオ&ケビン&レン「ルイス…!」

ルイスはクレオたちにチョコを手渡しました。


ケビン「すっげ〜うまい!」

クレオ「もう食っちまうのか?」

レン「イケてる味だね。」

ケビンとレンは、すでに食べていました。


クレオ「そんなにうまいのかよ?……あ、うまい!」

ルイス「ありがとう!すっごく嬉しいよ!」

クレオ「自分用のはないのか?」

ルイス「あるよ!ルリちゃんと2人で作ったものがここに…!」

ルイスはルリからもらったチョコを食べて、おいしそうに微笑みました。

ケビン「つまり、合作という事か!」

ルイス「うん!そんな感じだね!」

みんな「アハハハハハハ!」

こうしてコメットボーイズに、楽しい思い出が1つ増えたのでした。


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