さぁ、ゲームのはじまりだ

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1:HOZUMI☆:2016/10/16(日) 10:03



1人の男の子が、やって来た。


その子がやって来た場所は、「___遊園地」


そして、そこには大人は誰もいない。


子供だけだ。

男の子と同じ歳くらいの子供たち。



「あなたたちには、ゲームをしてもらいます」

アナウンスされた言葉。


子供たちは“ゲーム”と言う言葉に反応する。













さぁ、ゲームのはじまりだ…










【さぁ、ゲームのはじまりだ】 HOZUMI,作

2:HOZUMI☆:2016/10/18(火) 21:56


ここは、「“王様”遊園地」

この王様遊園地に集まっているのは、子供だけ。

大人は誰1人いない。

変わっているかな?

変わっている方が面白いよね。


クククク…

3:HOZUMI☆:2016/10/20(木) 07:00

紹介が遅れたね。
僕は、管理人みたいな感じの人だよ。
あぁ〜。
社長でもあるかな。

まぁ、この遊園地を仕切っている人。

これからは、管理人ってことにしよう。

「今日、君たちに集まって貰ったのは他でもない、君たちにゲームをしてもらうためだ」

僕のアナウンスが、遊園地全体に響き渡る。


子供達の目には、楽しみが映っている。


「そんなに楽しみなんだね。じゃあ、僕の楽しみを君たちにあげるよ。クククク」

僕の声は、独り言となり、消えていった。

4:HOZUMI☆:2016/10/21(金) 22:15


「今から、命令するゲームをして下さい」

僕の声が遊園地に響き渡る。


「まずはじめに、2人ペアになって貰います」


「何それ、ゲームじゃないじゃん」

僕のアナウンスに不服そうな子供達の声。


まだまだダネ〜


確かに今のままじゃ、ゲームじゃないが、これから始まるんだよ。

「それでは次に、そのペアと一緒にお化け屋敷に入って、その中で、ゲームをしてきて下さい」


「なんだ普通じゃんか。つまんないの」

またもや、不服そうな声。


そして…

「もう帰ろ」



次々と言い出し、この遊園地を出ようとする。


でも…


ガチャン。


「あ、開かない…」


そう。この遊園地は、もう出れないのだ。


「残念だけど、ここからは出られません。ここからは出たければ、私の命令に従い、ゲームをクリアして下さい」



子供達の顔には、不安と恐怖が現れる。



「その顔、ホント、ソソるよ」

僕の笑い声が、この部屋に響いた。


「クククククッッ」

5:HOZUMI☆:2016/10/22(土) 18:07



〜第三者目線〜




「とにかく、ペアを作り、お化け屋敷に入って下さい」

子供達は、恐怖を感じながらも次々とペアを組み、遊園地に入って行く。




だが、1人。

1人だけ、その場に立ったままの男の子がいる。
その男の子は、管理人が何を言おうと、表情を変えなかった。

常に、無表情だ。





皆がペアを組み、お化け屋敷に入って行く。

だが、この男の子だけ、残ってしまった。



管理人の計算では、余りは出ないはずなのだ。
だが何故か、余りが出てしまった。


どうしてだろうか。



管理人にとって誤算だ。




それも、この後に大きな影響を与えてしまうのだ。

6:HOZUMI☆:2016/10/23(日) 22:14


〜管理人目線〜



何故、余りが出てしまうのだ。

僕の計算では、誰も余らなかったのに。

どういうことだ。

どうなっているんだ。

この遊園地には、決まった人しか入れないのに。


入れていないのに。



落ち着け。

落ち着け。

おちつけ。

オチツケ。
オチツケ。



呪文のように何度も何度も自分に言い聞かせた。



「残った男の子は、今から携帯に送る場所に来てください」


携帯は、この遊園地に入る時に全員持っているか確認している。

招待状に持ってくるよう伝えたから。




余ったあの子に招待状を持っているか聞かなければならない。


その為に彼をここに呼び出す。









だが、その考えが吉と出るか凶と出るかは分からない。


いや。
そもそも僕は、吉や凶など考えていなかった。



ただ、招待状を持っているか確認することしか、頭になかった。



この考えが、僕の残りの時間を左右することになると言うのに…

7:時雨(ナンシー)◆YQ:2016/10/25(火) 17:04

凄く面白いです!更新頑張って下さいね!応援してます!


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